JPS5935011B2 - 写真要素 - Google Patents

写真要素

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JPS5935011B2
JPS5935011B2 JP51040831A JP4083176A JPS5935011B2 JP S5935011 B2 JPS5935011 B2 JP S5935011B2 JP 51040831 A JP51040831 A JP 51040831A JP 4083176 A JP4083176 A JP 4083176A JP S5935011 B2 JPS5935011 B2 JP S5935011B2
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JP
Japan
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layer
silver halide
silver
exposure
halide grains
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JP51040831A
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JPS51128528A (en
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ニコラス・ハーマン・グロート
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Publication date
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Publication of JPS51128528A publication Critical patent/JPS51128528A/ja
Publication of JPS5935011B2 publication Critical patent/JPS5935011B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、反転画像を得るのに用いられる改良写真要素
に関する。
さらに詳しくは、本発明は、インターイメージ効果の大
きいカラー反転画像が得られる写真要素に関する。従来
から用いられているカラー反転写真要素は代表的には、
写真用支持体上に赤色光に増感されシアン色素画像を生
じうるハロゲン化銀乳剤が塗布されている。
この赤色に増感されたハロゲン化銀乳剤層の上には、緑
色光に増感され、マゼンタ色素画像を生じうるハロゲン
化銀乳剤が塗布されている。緑色光に増感されたハロゲ
ン化銀乳剤層の上には青色光に感光し、黄色色素画像を
生じうるハロゲン化銀乳剤層が塗布されている。赤色光
と緑色光に増感されたハロゲン化銀乳剤層は、青色光に
対しては負の感度を有しており、また露光の際青色光を
受け入れたときに黄色色素画像記録だけを有するのが望
ましいので、通常は、青感性の黄色色素画像層と緑増感
層との間に黄色色素層のカレイ・レア(CareyLe
a)銀層のような黄色フィルター層が設けられている。
ある種の要素では、1種類または数種類のハロゲン化銀
乳剤を種々に増感させてスピードの異なる独立の層を2
層または数層つくつている。また、通常の実施において
は、このような層の分離を確保するために塗布の段階で
、ゼラチン中間層を赤色増感ハロゲン化銀乳剤層と緑色
増感ハロゲン化銀乳剤層との間に介在させている。使用
に当り、従来のカラー反転写真要素は、まず初めに多色
被写体について映像露光され、ついで、黒色写真現像液
で処理される。
カラー反転写真要素に発色形成性カップラ−が含まれて
いるときは、黒白現像に続いて各層に残存しているハロ
ゲン化銀の全部を化学的にカプラさせるか、同時露光を
行う。ついで、発色現像を行つてから、露光および現像
の両工程で生じた銀を写真要素から除去し、多色ポジ色
素画像をつくる。写真要素に初めから発色形成性カップ
ラ−が入つていないときには、全層を同時露光する代り
に、各層を単色露光して別々に現像可能にさせ、ついで
、各層の現像に適した発色形成性カップラ−で発色現像
する。写真要素に多色被写体のカラー反転画像を形成す
る段階で、要素の個々の層にある色素画像は、この個々
の層の単色露光から予想される色素画像とは常に対応し
ているものではないことが認められた。
単色露光により生じた色素画像と多色露光により生じた
色素画像との間に起るこのような不一致を、インターイ
メージ効果と呼んでいる。インターイメージ効果は、普
通は、好ましいのだがある場合においては、有害である
こともある。インターイメージ効果については、例えば
、ハンソン(HansOn)とホルトン(HOrtOn
)のジヤーナル・オブ・ジ・オプチカル・ソサエテイ・
オブ・アメリカ(JOurnalOftheOptic
alSOcietyOfAmerica), 42巻)
9号1663−669頁に記載されている。ビーバ一(
Beavers)の米国特許3,536,486号(1
970年10月27日発行)には、拡散性の4−チアゾ
リン−2−チオンを露光したカラー反転写真要素に導入
して、この4−チアゾリン−2−チオンを現像中に存在
させることにより好ましいアンダーカツトインターイメ
ージ効果を得る方法が記載されている。
ベント(Bent)らの米国特許3,658,525号
(1972年4月25日発行)は、3−アルキル−N−
アルキル−N−アルコキシアルキル−pフエニレンジア
ミンか、3−アルコキシ−Nアルキル−N−アルコキシ
アルキル−p−フエニレンジアミンを含むアルカリ発色
現像液を使つた反転発色現像でカラー反転写真要素を処
理して内部層と中間層のインターイメージ効果を高めて
いる。
ユツツイ(Yutzy)らの米国特許2,937,08
6号(1960年5月17日発行)には、カラー反転写
真要素が開示されている。
カラー画像形成層の各層にはゼラチン一塩臭化銀乳剤が
含まれている。これらの乳剤層には、また発色現像工程
中に溶かされた銀塩のために核を形成する場所として働
くカブラせたハロゲン化銀粒子が含まれている。これら
の乳剤層には、さらに、酸化した現像薬が発色現像中に
隣接層に移行するのを防ぐために非拡散性の還元剤が含
まれている。しかしながら、ユツツイらは、ハロ沃化銀
乳剤の使用については何ら記載していないし、またイン
ターイメージ効果についても何ら述べていない。また、
ユツツイらは雇白現像中にハロゲン化銀溶剤を加えたも
のを用いていない。シアーズ(Sease)らの米国特
許2,319,369号(1943年5月18日発行)
は、発色形成性カツプラ一を添加して含む通常のカラー
反転写真要素内に中間層を用いている。
シアースらは、初めは透明だが、黒白現像薬で銀を現像
すると光を妨げる層になる前もつてカブラせた銀塩の中
間層を設けている。シアースらのカラー反転写真要素は
、画像形成層に用いられたハロゲン化銀に特に特徴がな
いし、またインターイメージ効果については何ら記載さ
れていない。ニコラス(NichOlas)らの米国特
許3,737,317号(1973年6月5日発行)に
は、次のことが指摘されている。
すなわち、カラー写真要素内のハロ沃化銀乳剤層は好ま
しいインターイメージ効果を生じることで知られている
が、ハロゲン化銀溶剤を含む現像液で処理すると、沃化
物が現像液中に入つてきて、そのために、処理中の写真
要素のセンシトメトリ一特性に悪い影響を与える。ニコ
ラスらは、また次のことをも指摘している。すなわち、
現像溶液に沃化物が遊離してくるのを防ぐために沃化物
のまつたくないリツプマン乳剤を上塗層に用いた。しか
し、特等が述べているように処理中に移送ローラー上に
銀がメツキされることにより、順々に不都合を生じる。
これを避けるために、ニコラスらは、金属硫化物、セレ
ン化物、ポリ硫化物およびポリセレン化物、チオ尿素、
重金属および重金属塩、カブラせたハロゲン化銀および
カレイ・レア銀のような銀沈澱剤でリツプマン乳剤層を
塗布している。バール(Barr)らの米国特許3,2
27,551号(1966年1月4日発行)には、ネガ
作用ハロゲン化銀乳剤を使つてポジのカラー画像を形成
するカラー画像転写写真要素が開示されている。
この目的を得るために、この写真要素は、複数のカラー
形成性単位に区分されており、そして各単位には、露光
した際に可視スペクトルの3つのっちの1つに感光する
ようなハロゲン化銀乳剤と現像抑制剤放出性(DIR)
カツプラ一が含まれている。可視スペタトルに用いたこ
の3つという用語は、可視スペクトルの青色(400−
500nm)、緑色(500−600nm)および赤色
(600700nm)の区域を言うのであり、一方、可
視スペクトルの3つのうちの一つとは、このような区域
の一っをいうのである。感光性ハロゲン化銀がパケツト
に閉じ込められている層に隣接する層か又は同一の層に
は、色素形成性カツプラ一を含む、別のカブラせたハロ
ゲン化銀乳剤が存在している。
露光・現像を行うと、感光性ハロゲン化銀乳剤は、DI
Rカツプラ一と反応してメルカプタンを遊離する。
このメルカプタンはカブラせたハロゲン化銀に移行して
現像を抑制する働きを行う。このため、カブラせたハロ
ゲン化銀は、未露光域だけが現像されて次の段階におい
て転写を行う色素を形成する。DIRカツプラ一が存在
するためにカブラせたハロゲン化銀粒子を画像形成性乳
剤中に分散させるということは欠点である。ラツキ一(
Lucky)らの米国特許2,996,382号(19
61年8月15日発行)には、露光した際に表面潜像を
形成しうるハロゲン化銀粒子と内部カブリ核を有するハ
ロゲン化銀粒子(カブラせた内部画像ハロゲン化銀粒子
という)の双方を乳剤層に入れてスピードを高くしたネ
ガ画像形成性写真要素が開示されている。
露光後に現像を行うと表面潜像を有するハロゲン化銀粒
子が反応生成物(特に沃化物)を放出し、これが内部潜
像ハロゲン化銀粒子に割れ目をつくり、内部カブリ核を
露出させる。この方法では、表面潜像ハロゲン化銀粒子
の現像によつて生じたネガの銀画像の濃度が露光域の内
部画像ハロゲン化銀粒子の対応現像によつて増加する。
注目すべきことは、ラツキ一らは、例えば好都合なイン
ターイメージ効果を得る際に生ずる物理現像を抑制させ
るというよりはむしろ銀現像を促進させるためにヨーデ
イドイオンを用いているということである。カラー反転
写真要素のシアン層とマゼンタ層との間にコロイド状銀
層を使つて好ましいインターイメージ効果を得ることに
ついては、リサーチ・ジスクロージヤ一(Resear
chDisclOsure)131,1975年3月、
13116項に記載がある。
グラハム(Graham)は、好ましいインターイメー
ジ効果を得るためにカブラせたハロゲン化銀粒子を使う
ことを考えていないし、また色素画像形成性ハロゲン化
銀乳剤層内に直接にコロイド状銀を入れることについて
は何ら教示していないし示唆していない。
写真要素は長期間の保存により高水準のカブリを生じる
傾向があることは当業界において認識されている。
写真要素自体または処理媒体中に配合したカブリ防止剤
はこれらの初期カブリ水準を抑制することが期待できる
。同様なカブリ傾向は、写真要素が達成し得る最高の写
真速度を与える点を越えて過度に処理され、即ち化学増
感中に加熱される場合に生じる。このようなカブリ傾向
を示す写真要素はしばしば大まかに「カブつた(FOg
ged】または「自己現像性(SpOntaneOus
lydevelOpalle)」と称されるが、たとえ
未露光で未カブリのハロゲン化銀粒子であつても、十分
な時間写真現像液中に置かれた場合、自己現像性である
ことを銘記しなければならない。
カブリ防止剤の不存在下に長期間保存した後処理する写
真要素は過度の処理写真要素と共に、カブリ特性におい
て未カブリ未露光の写真要素と異なる。この相違点は前
者は与えられた最低濃度を得るのに若干所要時間が短い
点にある。これら写真要素を現像液中に入れた場合直ち
に高い最低濃度を与えるものでなく、むしろ最低濃度は
時間の関数として序々に増加する。この挙動は最大露光
を受けまたは化学カブリ剤または核化剤の使用による化
学的にカブラせたハロゲン化銀粒子の応答に直接対応す
る。最大露光および核化ハロゲン化銀粒子両者の応答は
瞬間的でないにしても、極めて速い。これらの粒子から
得ることのできる極めて高い比率の最大濃度は、過剰の
処理または過剰に放置した写真要素における初期の上昇
した最低濃度を現わし始めることさえない現像時に生じ
る。インターイメージ効果は、今まではコントラスト、
スピード、鮮鋭度および色汚染のような諸因子によつて
特徴づけられてきた。
インターイメージ効果を量的に測定する一つの方法は、
2つの全く同じカラー反転写真フイルムサンプルを用い
、そのうちの一つを多色に露光し別の一つを単色(ここ
では青色光、緑色光または赤色光のうちの一つを用いる
)に露光し、この二つのサンプルから得られた色素画像
のDlOgE曲線を比較してみることである。
好ましいインターイメージ効果がはつきりと認められる
カラー反転写真においては、DlOgE曲線が普通のま
たは普通に近い肩部からいちじるしくそれており、しか
も単色露光で生じた曲線の濃度は多色露光で生じた対応
曲線よりも速い割合でそれている。従つて単色露光から
得られるDIOgE曲線の足部から肩部までの間の露光
のある部分では、好ましいインターイメージ効果のため
に濃度の濃いカラー画像が多色露光により生じる。これ
をグラフに示すと第1図のようになる。
この図では、単色露光により反転写真要素のある層に生
じた画像のDlOgE曲線と、この写真要素を多色露光
したときに得られるDlOgE曲線とが比較のために示
されている。この図から、曲線の足部から肩部の間のあ
る点の露光では、好ましいインターイメージ効果が生じ
ている画像の方が、この効果が生じていない画像よりも
その濃度が高いことがわかる。インターイメージ効果の
量的な関係を調べる簡単な方法の一つに、カラー反転フ
イルムのサンプルを、インターイメージ効果を調べよう
とする一つの乳剤層か複数の乳剤層に記録しようとする
可視スペクトルの三つの区域内の一つの光に均一に露光
し、さらに他の乳剤層をステツプ・タブレツトを通じて
スペクトルの三つの区域内の残りの二つの光に露光する
方法がある。
例えば、もし写真要素の緑色増感層のインターイメージ
効果を調べたいときは、緑色増感層を特性曲線の中間部
分にある緑色光に全面均一露光してから、青感性層およ
び/または赤増感層を各々青色光と赤色光にステツプ・
タブレツトを通じて露光する。インターイメージ効果が
ないと、緑色の均一露光により、他の層に対する赤色光
や青色光の露光の強さとは無関係に均一な濃度をもつた
マゼンタ色素が生じるであろう。他方、好ましいインタ
ーイメージ効果が明白なところでは、青色および赤色増
感層に与えた露光に比例してマゼンタ色素の濃度が増加
する。この方法でインターイメージ効果を調べる一般的
な方法は、フイルムを可視スペクトルの三つの区域のう
ちの二つだけ、すなわち、一つは均一に、もう一つはス
テツプ・タブレツトを通じて露光する方法である。この
方法だと、スペクトルの三つの区域のうちの一つに感光
する層(または複数の層)内のインターイメージ効果に
対する寄与は、三つの区域のうちの二つの区域の各々の
段階露光と関係がある。緑色増感層の露光の強さに対す
るインターイメージ効果の関係を調べるためには、上記
の方法を緑色光の異なる強さの均一露光で繰返せばよい
。従つて、インターイメージ効果は、この効果が生ずる
層の露光の強さと、写真要素の他の画像形成層の露光の
強さとの双方に関係がある。インターイメージ効果を求
める上記の方法は、第2図と第3図とにグラフで示され
る。
第2図はカラー反転写真要素のシアン層のDlOgE曲
線を示している。ここでは、シアン層がステツプ・タブ
レツトを通じて露光された。また、同時に、均一露光さ
れたときに、写真要素のマゼンタ層に生じた濃度が水平
曲線によつて示されている。注意すべきことはマゼンタ
層の濃度がシアン層の10g露光の関数としてプロツト
されていることである。この場合、マゼンタ層の濃度は
、シアン層の露光の強さを変えてもその影響を受けない
こと、およびインターイメージ効果がまつたくないこと
が明らかである。第3図では、上記の方法を繰返したが
、カラー反転写真要素のマゼンタ層には好ましいインタ
ーイメージ効果が生じていることを示すものである。こ
の場合、マゼンタ層の濃度がシアン層に与えた露光の関
数に従つて増加している。従つて好ましいインターイメ
ージ効果を示している。従来のカラー反転写真要素を反
転処理してカラー画像を形成する際に認められる普通の
好ましいインターイメージ効果は、画像形成層の少なく
とも一つにハロ沃化銀乳剤を含み、そして黒白現像薬が
ハロゲン化銀溶剤の存在下で行われるところに生じる。
望ましいインターイメージ効果が得られるメカニズムは
次の通りである。
黒白現像工程では、好ましいインターイメージ効果の生
じる層(以下影響層という)内の露光ハロゲン化銀の全
部が化学的に現像されて銀になる。化学現像の最終的段
階では、または化学現像に続いて、化学的に現像された
核の上で未露光のハロゲン化銀粒子の物理現像が生じる
。しかし、もし隣りの層(以下原因層という)に、ハロ
沃化乳剤が含まれていれば、この原因層の現像域からヨ
一素イオンが放出されるために影響層内にある未露光の
ハロゲン化銀粒子の物理現像が抑制される。黒白現像中
、ハロゲン化銀の現像が抑制されるために、現像されカ
ラー現像中色素画像を生ずる影響層には、多くのハロゲ
ン化銀が残る。従つて、もし均一な、全面露光を影響層
に与え、そして一個または数個の原因層に段階露光を与
えたならば、次の反転処理で影響層は、原因層の映像露
光に直接関係のある増大した色素濃度を示す。ここでは
、色素画像濃度に関連してインターイメージ効果を記載
したが、インターイメージ効果は、また映像的に露光し
てから現像すると生ずる銀の濃度とも関連して論するこ
とができる。
インターイメージ効果は、色素画像の形で観察すること
も可能だが、この効果は、実際には、画像色素よりもむ
しろハロゲン化銀乳剤の露光および現像の関係である。
従つて、インターイメージ効果は異なつた分光感度の2
個または数個のハロゲン化銀乳剤層をもつた黒白写真要
素でもよく生じるがただ、インターイメージ効果は、実
際には、多色色素画像を生ずる写真要素に関連してのみ
、通常は、興味があるのである。カラー反転材料におけ
る上述したインターイメージ効果は、影響層に多量の露
光(例えば上述した緑色感光層の均一な緑色光の露光)
を与えたときに顕著である。
しかし、影響層に、少しまたはまつたく露光を与えない
ときは、インターイメージ効果は物理現像の抑制により
少しかまたはまつたく生じない。これは化学的に現像さ
れた銀核ができないために物理現像のための核としての
働きがないからである。本発明によつて解決される問題
は、影響層に対する露光がわずかでも又はまつたくない
ときでもインターイメージ効果を増大させて良好なカラ
ー再現を与えるような多層、カラー反転材料をいかにし
て提供するかにある。
本発明は、従つてバランスのとれた中間色の画像と充分
に飽和した。
しかも実際の色に近いカラー画像を得ることを可能にす
るものである。本発明は、支持体と、支持体上の塗布物
として可視スペクトルの異なる区域に主として感光する
2個のハロゲン化銀乳剤層を有し、そして、これらの層
がこれらの層間で現像の際にヨ一素イオンの移動ができ
るように設けられており、各乳剤層には、映像露光した
際に潜像を形成しうるハロゲン化銀粒子とこの粒子を保
持している親水性コロイドが含まれており、2個のハロ
ゲン化銀乳剤層の一つには、ハロ沃化銀潜像画像形成性
粒子が含まれているものからなる反転画像形成可能写真
要素にあり、次の点をその特徴とする。すなわち、2個
のハロゲン化銀乳剤層の他の一つには、さらに親水性コ
ロイドに保持され、潜像形成性ハロゲン化銀粒子と共に
、この写真要素の映像露光とは無関係に自然に現像しう
る表面をカブラせたハロゲン化銀粒子が点在している。
本発明は、次の点から従来法からは容易に発明できない
すなわち、コロイド銀の代りに表面をカブラせたハロゲ
ン化銀粒子を画像形成層に用いて好ましいインターイメ
ージ効果を得る試みは画像形成層に好ましくないカブリ
を生じて失敗に終つているからである。本発明を、以下
の記載および添付図面でさらに詳しく説明する。
第1図から第3図は、濃度対露光対数の概略的な図面で
ある。
この図は、好ましいインターイメージ効果のある場合と
ない場合の曲線の形のちがいを示すものである。第4図
から第6図は、以下の実施例に示される写真要素から得
られた濃度と露光の対数との関係を示す図である。
第7図は、緑色に増感された層の均一露光から生じた第
4図と第6図の曲線の重なりを示すものである。
第8図は、第5図と第6図のセンシトメトリ一曲線から
計算された曲線である。
本発明の写真要素は、少なくとも1個の影響層一すなわ
ち、好ましいインターイメージ効果を得ることができる
1個のハロゲン化銀乳剤層−と、少なくとも1個の原因
層(この層はヨーデイドイオンを生じうる層である)、
代表的には、ハロ沃化銀乳剤層を有する。
影響層はカラー反転写真要素の色素画像形成層として用
いられているハロゲン化銀層の形態をとることができる
。この影響層は映像露光した際に潜像を形成しうるハロ
ゲン化銀粒子と親水性コロイドからなつている。ハロゲ
ン化銀には、従来から使われている写真用ハロゲン化銀
、例えば塩化銀、臭化銀、臭沃化銀、塩臭化銀、塩沃化
銀、塩臭沃化銀またはこれらの混合物が用いられる。露
光した際に潜像を形成するハロゲン化銀粒子は、勿論、
ネガ作用である。その理由は、露元の際に生じた潜像の
部分の現像が露光画像からネガを生じさせるからである
。影響層のハロゲン化銀粒子は、親水性コロイド写真用
ベヒクル中に保持されている。
単独で使用でき、また他のものと組み合わせても使用で
きる適当な親水性コロイドベヒタル材料の例としては蚤
白質のような天然産の物質、例えばゼラチンまたはゼラ
チン誘導体、セルロース誘導体、デキストランのような
ポリサッカラード、アラビ了ゴム等:および水溶性ポリ
ビニル化合物のような合成ポリマー物質、例えば、ポリ
(ビニルピロリドン)、アクリルアミドポリマー等をあ
げることができる。親水性コロイドと一緒に用いること
のできるその他の合成ポリマー化合物の例としては、分
散ビニル化合物(例えばラテツクスの形をしているもの
)のような化合物および写真材料の寸法安定性を大きく
する化合物をあげることができる。代表的な合成ポリマ
ーの例としては、米国特許3,142,568号、同3
,193,386号:同3,062,674号;同3,
220,814号:同3,287,289号:同3,4
11,911号に記載されているポリマーをあげること
ができる。
その他の材料としては、アルキルアルキレートとメタク
リレート、アクリル酸、スルホアルキルアクリレートま
たはスルホアルキルメタクリレートの水に不溶性のポリ
マーをあげることができる。これらのポリマーは、米国
特許3,488,708号に記載されているように硬化
性を与える架橋性部分を有しており、またカナダ特許7
74,054号に記載されているようにスルホベタイン
の繰り返し単位を有している。潜像形成性ハロゲン化銀
粒子およびこの粒子を保持する親水性コロイドのほかに
、各影響層にはさらに親水性コロイド内の画像形成ハロ
ゲン化銀粒子の間に、写真要素の映像露光とは関係なく
あたかも、これら粒子が最大強度の映像輻射線に露出し
たように自然に現像しうる表面をカブラせたハロゲン化
銀粒子が分散されている。
表面のカブラせた粒子は、表面潜像を形成できる表面画
像粒子を均一光で露出するかまたは慣用の溶化剤で化学
的にカブラせることにより形成できる。初めに表面に潜
像を形成しうる表面をカブラせたハロゲン化銀粒子によ
つて、写真要素の映像露光の際に潜像を形成するこれら
の粒子の能力は、実際の使用目的のために、効果的に破
壊される。このような表面カブリハロゲン化銀粒子は、
これらが前もつて映像露光された場合でも、また露光さ
れなかつた場合でも、自然に現像可能であり、露光がな
かつたときにだけ現像される表面がカブラされた内部画
像ハロゲン化銀粒子や表面現像液では現像されないが内
部現像では現像されてネガの画像を生じる内部にカブリ
を生ぜしめたハロゲン化銀粒子とは区別されるべきであ
る。表面のカブラせたハロゲン化銀粒子は、長期間の現
像により単にカブリの傾向を示す長期間保存または過剰
処理のハロゲン化銀と更に区別されるであろう。
表面のカブラせたハロゲン化銀粒子は映像露光中に最大
の光を受けた潜像形成ハロゲン化銀と現像速度について
区別できないような範囲に自己現像できる。換言すれば
、表面のカブラさせハロゲン化銀粒子は、あたかも写真
要素が妥当に受け入れ得る最大強度の化学線露出を受け
たように現像時に応答する。すなわち、特性曲線に関し
て述べれば.表面のカブラせたハロゲン化銀粒子がそれ
ら粒子が含まれている乳剤層中のハロゲン化銀粒子全体
で構成された場合、それら粒子は乳剤層についての特性
曲線の肩またはその付近で現像時濃度の低下を生じる。
表面をカブラせたハロゲン化銀粒子は、任意の写真用粒
径分布または結晶形である。
好ましい形は、表面カブリハロゲン化銀粒子が一緒に用
いられる潜像を形成するハロゲン化銀粒子の平均粒子径
より大きくない場合である。一般には、比較的細かい表
面カブリハロゲン化銀粒子を用いるのが好ましい。その
理由は、細かい粒子だと、少量の銀と共に物理現像のた
めの核を与える部分が多く得られるからである。好まし
くは、0.4ミクロン以下の平均粒子径をもつた表面カ
ブリハロゲン化銀粒子が影響層に用いられる。さらに好
ましくは実質的に均一な粒子径−すなわち、平均粒子径
との違いが50%以下までのもの一の表面カブリハロゲ
ン化銀粒子を用いるのが好ましい。多くの場合、適当な
、カブリをもつたハロゲン化銀粒子は、画像を形成する
ために用いられるハロゲン化銀粒子の一部に含まれてい
る衣面潜像画像形成性ハロゲン化銀粒子を単にカブラせ
ることにより得られる。
乳剤のカブラせた部分は、ついで、所望の割合のカブラ
せたハロゲン化銀粒子を得るために乳剤の残りのカブラ
せてない部分と一緒にブレンドされる。影響層にある表
面をカブラせたハロゲン化銀粒子の有効性は、用いられ
るハロゲン化銀粒子の大きさにより変わるが、一般に影
響層に存在するハロゲン化銀の全体の重量を基準にして
、表面をカブラせたハロゲン化銀粒子が0.05(fl
)程度の量で存在しているばあいに好ましいインターイ
メージ効果が認められる。表面をカブラせたハロゲン化
銀粒子の濃度が増大するにつれて、好ましいインターイ
メージ効果が増加するが、この増加は加えられる表面カ
ブリハロゲン化銀粒子がインターイメージ効果の対応増
加を生じないところまでに止まる。影響層のハロゲン化
銀の全体の重量を基準にして表面カブリハロゲン化銀粒
子を0.05ないし50重量%まで存在させることがで
きるが、多くのばあい、好ましくは、0,1ないし25
%の表面カブリハロゲン化銀粒子を影響層に存在させる
。影響層に0.5ないし10?の表面カブリハロゲン化
銀粒子が存在しているばあいには、この表面カブリハロ
ゲン化銀粒子を有効に用いるかぎり、インターイメージ
効果の最適な働巾S得られる。好ましいインターイメー
ジ効果が生じる少なくとも1個の影響層のほかに、本発
明の写真要素はさらに、少なくとも一個の原因層を有し
ている。
この原因層は、カラー反転写真要素に用いられている通
常の画像形成層の形をしており写真要素の映像露光の際
に影響層とは違つた可視スペクトルの三つの区域のうち
の一つに感光するように選ばれており、そして、露光の
際に潜像を形成しうる画像形成用ハロ沃化銀を含んでい
る。このハロ沃化銀粒子は通常の写真ベヒクル材料(例
えば影響層に用いたような親水性コロイド)で保持され
ている。ハロ沃化銀という用語は、この分野ではその使
用が公認されており、例えば上述の米国特許3,536
,486号や同3,737,317号にも使われている
。すなわち、ここで使われている「ハロ沃化銀]という
用語は、ハロゲン化銀粒子を言うのであり、この粒子の
各々には、沃化物と少なくとも1個の他の写真的に有用
なハロゲン化物の混合物が含まれている。ハロ沃化銀と
しては塩沃化銀、臭沃化銀、および塩臭沃化銀をあげる
ことができる。有利には、このハロ沃化銀は1ないし1
0セル%、好ましくは、2ないし8モル%の沃化物を含
んでいる。好ましいインターイメージ効果を与えるため
には、影響層と原因層との間で沃化物の移動が可能なよ
うに両者の層を写真要素内に配置しなければならない。
簡単な形では、原因層と影響層とが連続的な関係で塗布
されている。原因層と影響層を明確に区分するためには
、隣接する原因層と受像層との間に通常の親水性コロイ
ドの中間層を介在させるのが好ましい。また別の例では
、この原因層と影響層がフイルタ一層(例えば青色に感
光する層と緑色に増感された層との間に青色光のための
黄色フイルタ一層を介在させる)で分離されている。ま
たある場合には、原因層と影響層とが別の画像形成層で
分離されているときでさえも非常に好ましいインターイ
メージ効果を得ることができる。従つて、原因層と影響
層とは、これらの層との間でヨ一素イオンの移動が可能
であるかぎり一つの層か複数の層でこれを分離すること
ができる。代表的な例では、原因層と影響層とを分離す
る層(または複数の層)は親水性コロイド層である。こ
の親水性コロイドには、乳剤ベヒクルとして有用な土述
の型のものが用いられる。特に好ましい形としては、原
因層と影響層とが直接接触しているばあいか、通常のゼ
ラチン中間層もしくは黄色フイルタ一層で分離されてい
るばあいである。本発明の実施には必ずしも必要ではな
いが、中間層か画像形成層に還元剤を入れることが好ま
しい。これを入れる方法については、上述した米国特許
2,937,086号および同2,336,327号に
記載されている。前者の特許では、還元剤が画像形成層
に入れられており、また後者の特許では還元剤が中間層
に入れられている。この還元剤は酸化現像薬を妨害する
のに有効である。この妨害がないと色素画像形成層の間
で移動が行われるからである。好ましい還元剤の例とし
ては、アミノフエノールおよびジヒドロキシベンゼン、
特に少なくとも5個の炭素原子(代表的な例としては5
ないし15個の炭素原子)を有するアルキル置換基を少
なくとも1個(好ましくは2個)有するジヒドロキシベ
ンゼンをあげることができる。代表的なアミノフエノー
ルとジヒドロキシベンゼンの例としては、次のものがあ
げられる。(1) 2,5−ジメチル−4−γ−フエニ
ルプロピルアミノフエノール、(2)アミルヒドロキノ
ン 3 ラウリルヒドロキノン、 4 ヘプチルヒドロキノン、 5 ジアミルヒドロキノン、 6 ジオクチルヒドロキノン、 72,5−ジヒドロキシジフエニルおよび82,5〜ジ
ヒドロキシ−4/−アミルジフエニル。
この還元剤は、よごれの発生を禁止するのに効果的な濃
度で存在させることができ、代表的な濃度は、20ない
し3000〜/M2、好ましくは30ないし1500η
/M2である。本発明の写真要素は、その好ましい実施
態様においては、可視スペタトルの各々の区域(青色、
緑色および赤色の各区域をいう)に各々感光する3個の
独立した画像形成単位から構成されている。
これら3個の画像形成単位の一つは、青色感光性ハロゲ
ン化銀乳剤を有する。ここに用いられる青色感光性ハロ
ゲン化銀乳剤というのは、500nm以下の波長の露光
に際して主に感光する乳剤をいう。青色感光性乳剤は5
00nmを越えるある種の光を吸収するように分光増感
されることができる。残りの2個の画像形成性単位には
、緑色および赤色に分光増感されたハロゲン化銀乳剤が
、その各単位の中に別々に含まれている。緑色および赤
色に分光増感された乳剤は青色光に対しては自然の吸収
性を有しているが、普通は、青色光に対する露光を避け
るように配置されているので写真要素の露光の際に青色
光に感光することはない。緑色に増感された乳剤は、写
真要素の露光の際に500ないし600nmの範囲の光
を主として吸収する。この乳剤は、しばしばこの範囲外
にあるある種の光をも吸収する。同様に、赤色に増感さ
れた乳剤は、写真要素の露光の際に600nm以上の可
視光を主に吸収する乳剤である。赤色増感乳剤は、しば
しば、この範囲外のある種の光をも吸収する。青色、緑
色または赤色感光性乳剤のうちの任意のものを影響層に
することができ、そして残りの画像形成層のうちの任意
のものを原因層にすることができる。好ましい形として
は、青色、緑色および赤色感光性乳剤の全部を影響層と
原因層にしたばあいである。実際の使用例では、緑色感
光性乳剤層が影響層であるのが特に好ましい。その理由
は、満足な写真画像をつくるためには、この層に好まし
いインターイメージ効果を最も必要とするからである。
上述した点を除いては、本発明によりつくられる写真要
素の特徴は従来のものと変わりがない。
本発明によりつくられる写真要素の好ましい形は色素形
成性カツプラ一が添加されているカラー反転写真要素で
ある。このような写真要素は、以下に記載される多数の
層がこの順に配置されている。1.写真用支持体 代表的な、好ましい写真用支持体の例としてはセルロー
スアセテートおよびポリ(エチレンテレフタレート)フ
イルム支持体および写真用紙支持体、特に部分的にアセ
チル化されている紙支持体またはバリタおよび/または
α−オレフインポリマ一(特に、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンブテンコポリマー等の2ないし10
個の炭素原子を有するα−オレフインのポリマー)が被
覆されている紙支持体をあげることができる。
.下塗層 写真用支持体上の塗布を容易にするために、ゼラチンも
しくは他の従来から使われている下塗層または複数の下
塗層を組合せたものを塗布するのが好ましい。
.赤色増感ハロ沃化銀乳剤単位 上述した赤色増感ハロ沃化銀乳剤からなる層を少なくと
も1つ塗布する。
少なくとも1種類の通常のシアン色素画像形成性カツプ
ラ一、例えば以下の米国特許に記載されているシアン色
素形成性カツプラ一の1つが含まれている。米国特許2
,423,730;2,706,684;2,725,
292゜2,772,161:2,772,162:2
,801,171゜2,895,826;2,908,
573;2,920,961゜2,976,146:3
,002,836:3,034,892゜3,148,
062;3,214,437;3,227,554゜3
,253,928:3,311,476;3,419,
390;3,4583,15および3,476,563
。.中間層 少なくとも1個の親水性コロイド中間層、好ましくは、
アミノフエノールまたはアルキルで置換されたヒドロキ
ノンのような還元剤を含んでいるゼラチン中間層。
特別の形においては、この中間層は、好ましいインター
イメージ効果をさらに高めるためにコロイド銀を、さら
に含むことができる。ある場合においては、この中間層
は、通常のカレイ・レア銀黄色フイルタ一層の形をとる
ことができる。.緑増感ハロ沃化銀乳剤単位 上述した緑色増感ハロ沃化銀乳剤からなる層が少なくと
も1層塗布される。
この層には、少なくとも1個の通常のマゼンタ色素画像
形成性カツプラ一が含まれている。このようなカツプラ
一の例としては、以下の米国特許のものをあげることが
できる。米国特許2,725,292;2,772,1
61゜2,895,826:2,908,573;2,
920,961゜2,933,391;2,983,6
08;3,005,712゛3,006,759;3,
062,653:3,148,062;3,152,8
96;3,214,437;3,227,554゜3,
253,924;3,311,476;3,419,3
91゜3,432,521:および3,519,429
。.黄色フイルタ一層 黄色フイルタ一層は、青色光を吸収させるために設けら
れる。
この黄色フイルタ一層は、通常の形、例えばゼラチン一
黄色コロイド状銀層(すなわち、カレイ・レア銀層)、
黄色色素含有ゼラチン層の形をとることができる。一つ
の好ましい形は、黄色フイルタ一層が上述の中間層のコ
ロイド状銀の形と同一であり、そしてアミノフエノール
かアルキル置換ヒドロキノンのような還元剤を含んでい
る場合である。.青色感光性ハロ沃化銀乳剤単位 青色感光性ハロ沃化銀からなる層が少なくとも1層塗布
される。
この層は、例えば、赤色増感ハロ沃化銀乳剤単位と緑色
増感ハロ沃化銀乳剤単位に有用な層と同じであるが、緑
色または赤色の増感剤だけが欠けているところに主な違
いがある。この層には、好ましくは青色増感剤が含まれ
ている。少なくとも1種類の通常の黄色色素形成性カツ
プラ一が含まれている。このようなカツプラ一としては
、以下の米国特許に記載されている黄色色素形成性カツ
プラ一の一つが用いられる。米国特許;2,875,0
57;2,895,826:2,908,573:2,
920,961:3,148,062;3,227,5
54;3,253,924;3,265,506:3,
277,155;3,369,895:3,384,6
57;3,408,194;3,415,652および
3,447,928。.上塗層 少なくとも1個の上塗層が塗布される。
このような層は、代表的には、透明なゼラチン層であり
そして、塗布性、硬膜性および写真特性をよくする公知
の添加剤を含んでいる。特に好ましい態様においては、
上述の赤色増感、緑色増感および青色感光性ハロ沃化銀
乳剤単位の各々が2個の明確に区別される層の形で存在
しているばあいである。
これらの層は、好ましくは、写真スピードが異なつてお
り、そして支持体から近い部分にスピードの遅い層があ
る。スピードの速い層は、スピードの遅い層の上にあり
、親水性コロイドの中間層によりスピードの遅い層から
分離されている。各一対の層の一方または両方の層を本
発明によりつくられる影響層とすることができる。各一
対の層のうちの一つの層だけを影響層とするときは、ス
ピードの遅い層を影響層とするのが好ましい。上記赤感
、緑感および青感性ハロ沃化銀乳剤単位の各々のような
影響層の潜像形成ハロゲン化銀粒子は保存中におけるカ
ブリおよび減感から保護される。
影響層中の表面をカブラせたハロゲン化銀粒子は潜像形
成ハロゲン化銀と混合する前に露光するかまたは化学的
に核化することによつてカブラせることができるので、
単一乳剤層中におけるカブリ防止剤および表面をカブラ
せたハロゲン化銀粒子の存在は相容ではない。慣用のカ
ブリ防止剤および安定剤をこの目的のために乳剤層中に
配合することが好しい。単独または組合せとして使用で
きるカブリ防止剤および安定剤は次のようなものがある
。(a) BrOOker等に1938年9月27田こ
付与された米国特許2,131,038およびAlle
n等に1954年11月16田こ付与された米国特許2
,694,716に記載されたチアゾリウム塩類、(b
) Piperに1959年5月12田こ付与された米
国特許2,886,437:およびHeimbach等
に1948年7月6田こ付与された米国特許2,444
,605に記載されたアザインデン類、(c) All
en等に1955年12月27田こ付与された米国特許
2,728,663に記載された水銀塩類、(d) A
ndersOn等に1966年11月22日に付与され
たウラゾール類、(e) Kennard等に1966
年2月22田こ付与された米国特許3,236,652
に記載されたスルホカテコール類、(f) CarrO
Il等に1949年5月18出こ付与された英国特許6
23,448記載のオキシム類、(g)ニトロン、(h
)ニトロインタゾール、 (1) Kendall等に1946年7月16田こ付
与された米国特許2,403,923,Kennard
等に1966年8月16田こ付与された米国特許3,2
66,897およびLuckey等に1968年8月2
0日に付与された米国特許3,397,987に記載さ
れたメルカプトテトラゾール、(j) JOnesに1
958年6月17田こ付与された米国特許2,839,
405記載の多価金属塩類、(k) Herz等に19
65年11月30田こ付与された米国特許3,220,
839記載のチウロニウム塩、および、(1) Trl
rell!等に1951年8月28日付与された米国特
許2,566,263およびYutzy等に1952年
5月27田こ付与された米国特許2,597,915に
記載されたパラジウム、プラチナおよび金塩。
本発明のカラー反転写真要素の別の好ましい形は、色素
形成性カツプラ一がハロゲン化銀乳剤層から省かれてい
る以外は上述したものと同一である。
本発明に従う前もつてカブラせたハロゲン化銀粒子をカ
ラー反転写真要素に入れても、このような写真要素を処
理する公知法の変更を必要としない。
露光、現像により生じた色素画像を見る前にすべての銀
を除くのが望ましい。このような銀の除去は、ハロゲン
化銀乳剤層に現像された銀を漂白する途中で達成される
。カラー反転写真要素の好ましい処理法については、例
えばザ・ブリテイシユ・ジヤーナル・オブ・フオトグラ
フイーアニユアル(TheBritishJOurna
IOfPhOtOgraphyAnnual)(197
3)、208−210頁に記載されている。実施例 選択的に増感された、写真用ハロゲン化銀乳剤を多数有
しているカラー写真要素をつくつた。
この写真要素は透明なフイルム支持体上に次の順に塗布
されたものからなつている:(1)赤色増感二重層、但
し、この層は次の(a)および(b)の層からなつてい
る:(a)シアン色素形成性フエノール系カツプラ一が
通常のカツプラ一溶剤中に分散されて含まれている細か
い粒子の赤色増感ゼラチン臭沃化銀乳剤層(42W9A
g/0.0931rI):(b)シアン色素形成性フエ
ノール系カツプラ一が通常のカツプラ一溶剤中に分散さ
れて含まれている粗い粒子の、スピードの速い赤色増感
ゼラチン臭沃化銀乳剤層(69ηAg/0.093r1
1):(2)ゼラチンの中間層: (3)次の(a)および(6)の層からなる緑色増感二
重層:(a)マゼンタ色素形成性ピラゾロンカツプラ一
が通常のカツプラ一溶剤中に分散されて含まれている細
かい粒子の緑色増感ゼラチン臭沃化銀乳剤層(42ηA
g/0.093Tr1);(b)マゼンタ色素形成性ピ
ラゾロンカツプラ一が通常のカツプラ一溶剤中に分散さ
れて含まれている粗い粒子の、スピードの速い緑色増感
ゼラチン臭沃化銀乳剤層(75m9Ag/0.093イ
);(4)カレイ・レア銀がゼラチン中に分散されてい
る黄色フイルタ一層;(5)次の(a)および(b)層
からなる青色感光性二重層:(a)黄色色素形成性、開
鎖ケトメチレンカツプラ一が通常のカツプラ一溶剤中に
分散されて含まれている細かい粒子の青色感光性ゼラチ
ン臭沃化銀乳剤層(53m9Ag/0.093m2);
(b)黄色色素形成性、開鎖ケトメチレンカツプラ一が
通常のカツプラ一溶剤中に分散されて含まれている粗い
粒子の、スピードの速い青色感光性ゼラチン臭沃化銀乳
剤層(83ワAg/0.093イ);および(6)ゼラ
チンの上塗層。
上述したカラー写真要素は、従来の構成とすべてが同じ
であり、比較の基準としてつくられたものである。
この要素を以下コントロールとする。第2のカラー写真
要素をコントロールと同じにつくつたが、但し、緑色増
感されたスピードの速い乳剤層にカブラせた臭沃化銀粒
子が入つている点で土述の第1の要素とは異なつている
。どれは、緑色増感されたスピードの遅い乳剤の一部の
ハロゲン化銀粒子を化学的にカブさせてから、0.09
3Zlイ当りカブらせた銀が6ワの塗布濃度になるよう
にカブらせたハロゲン化銀粒子とカブせていないものと
を含む乳剤をブレンドしてつくつた。
第3のカラー写真要素も大体似ているが、スピードの遅
い緑色増感乳剤層がカブラせた臭沃化銀粒子を入れるこ
とによつて変えられている点で第2の要素とは異つてい
る。生じたインターイメージ効果を調べるために、赤色
露光と青色露光を、ステツプ1では濃度がOであり、ス
テツプ21では濃度が3.0である21個の等しい濃度
ステツプをもつた段階濃度試験用被写体を通じて与え、
次に均一な緑色光の全面露光を与えた。
但し、各サンプルには異なつた強さの均一な緑色光の全
面露光が与えられており、この中には、緑色光の全面露
光がまつたく与えられないばあいも含まれている。露光
された各サンプルは、ついで、上述したザ・ブリテイシ
ユ・ジヤーナル・オブ・フオトグラフイーアニユアルに
記載されているエクタクロームE4法と似た通常のカラ
ー反転法で処理された。処理されたサンプルのセンシト
メトリ一結果を上記した第2図と第3図に図示された型
のセンシトメトリ一曲線と同じように記載した。なお、
この写真要素はASA写真スペードが大体50であつた
。第4図は、コントロールを露光して得られたセンシト
メトリ一曲線を示すものである。
この第4図から、緑色に増感された層の全面露光がない
とインターイメージ効果がまつたく得られないことがわ
かる。緑色に増感された層に均一な全面露光(フラツシ
ユ露光)を与えると、好ましいインターイメージ効果が
得られる。すなわち、青色感光性層と赤色増感層の露光
を大きくしてゆくに従つて、マゼンタ色素の曲線は上向
きのスロープによつて示される。第5図は、カブラせた
ハロゲン化銀粒子がスピードの速い緑色増感層に入つて
いる写真要素を露光したばあいに得られるセンシトメト
リ一曲線を示すものである。
比較的好ましいインターイメージ効果が高いレベルの均
一な全面露光で得られるが、緑色増感層の低いレベルの
露光でも、いつそう好ましいインターイメージ効果が本
発明に従つて得られることが可能である。第6図は、カ
ブラせたハロゲン化銀粒子がスピードの遅い緑色増感層
に入つている写真要素を露1≦1≦光したばあいに得ら
れるセンシトメトリ一曲線を示すものである。
第4図および第5図よりももつと大きな好ましいインタ
ーイメージ効果が緑色増感層の全露光レベルで得られる
ことが明らかにされる。第7図は、コントロールとカブ
ラせたハロゲン化銀粒子がスピードの遅い緑色増感層に
入つている本発明の写真要素の均一な緑色光の露光によ
つて得られたセンシトメトリ一曲線の比較例である。
スピードの速い緑色増感層とスピードの遅いそれとに得
られる好ましいインターイメージ効果は累加するだろう
ことが認められる。そのため、上述した被試験写真要素
の緑色増感層の両方にカブラせたハロゲン化銀粒子を入
れると、個々の好ましいインターイメージ効果よりも大
きな好ましいインターイメージ効果が生ずることが予想
される。第5図と第6図から得られた計算値にもとづい
て予想されるであろう累加的な好ましいインターイメー
ジ効果が第8図の合成センシトメトリ一曲線で示される
。第4図から第8図のセンシトメトリ一曲線を見ると、
カブラせたハロゲン化銀粒子が影響層(この場合は緑増
感層)に存在していると、低いレベルの青色露光と赤色
露光を受けた写真要素の部分に生じることのできる最大
マゼンタ色素濃度が減少することがわかる。
すぐれたカラー反転写真要素を形成するに当つては、最
大マゼンタ色素濃度のこの減少を埋め合わせるために、
カブラせたハロゲン化銀粒子を含んでいる緑色増感層に
入れる非カブリハロゲン化銀乳剤の量をいくらか多くす
るのが、多くの場合に、望ましい。これは、本発明の実
施を通じて得られることができる好ましいインターイメ
ージ効果の完全な実現を可能にする図面に示されたマゼ
ンタ色素曲線の上向き傾向をもたらすであろう。ハロゲ
ン化銀粒子の量をこのように調節することは、゛勿論、
当該分野では通常よく行われていることである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は、好ましいインターイメージ効果の
あるばあいとないばあいの濃度対露光対数の概略的な図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可視スペクトルの異なる1/3の領域に主として感
    応し、かつ現像の際に層間のヨー素イオンの移動が可能
    なように配置された複数のハロゲン化銀乳剤層を有し;
    前記複数の乳剤層のそれぞれは画像露光の際に潜像を形
    成できるハロゲン化銀粒子を含有し;前記複数の乳剤層
    の少くとも1つが潜像形成性ハロヨー化銀粒子から成り
    、かつ前記複数の乳剤層の他の少くとも1つが、表面か
    カブラせたハロゲン化銀粒子に前記潜像形成性ハロゲン
    化銀粒子を散在させて形成される混合ハロゲン化銀乳剤
    を含有する、ことを特徴とする反転画像形成用写真要素
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