JPS5912292A - ラジエ−タの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラジェータの支持装置に関し、とくにラジェー
タの下端部どボデー側ブラヶッｉ・の間に介装されてラ
ジェータをフローティング支持構るラジェータの支持構
造に関覆る。

エンジンのアイドル運転時の自動車の車体振動を減衰さ
ゼるために、本特許出願人により、第１図および第２図
に示すように、ラジェータ１を慣性質量どして利用し、
ラジェータ１をボデー側ブラケット２がら弾性サポート
３を介してフローティング支持することにＪｚり振動系
を構成１ハ車体振動を減衰させる装置が提案されている
。

このような装置において、弾性ザボー１〜３にその本来
の使用目的である、ラジェータのフローティング効果を
充分発揮させるためには、弾性サボー１へ３にかかる荷
重がブラヶッ１〜の形状寸法のばらつきにｂ拘わらず均
一であること、この荷重がかかったときに入力荷重に差
があっても十分にゴムが変形Ｊること、ゴムが変形しサ
ポートが傾いても分担荷重を確実にボデー側ブラケツ１
〜に伝えることかできるようにしなりればならない。

本発明は、このような必要性を満足させるために、ラジ
ェータのフローティング支持構造において、サポートに
加わる荷重の均一化、リーポ−１−の大きな変形の確保
、ボデー側ブラケットにＪ：る確実な荷重の支持をはか
ることを目的とするものである。

この目的を達成りるために、本発明のラジェータの支持
装置は、ラジェータの下端部に接触しＣラジ：［−夕か
らの荷重を支持する上部フランジと、ボデー側ブラケツ
］・の上面に着座して上下方向荷重をボデー側ブラケッ
トに伝える下部フランジと、ボデー側ブラケッｌ−の穴
に嵌合づるスカート部と、上部フランジを下部フランジ
およびスカート部に連結する中間部とから構成されてお
り、しかも、全体が本質的にゴム部材で構成されてラジ
ェータ下端部おＪ：びボデー側ブラケツｉ〜に沿う位置
に剛体リングが前記ゴム部材中に埋設されており、上部
フランジの外径Ｄ１が下部フランジの外径Ｄ２より小に
形成されるとともに上部フランジ下面と下部フランジ上
面との間に両フランジの干渉防止用の隙間δが形成され
ており、かつスカート部外径Ｄ３が上部フランジ外径Ｄ
１より小に構成されている。

このように、剛体リングが埋入されることによりサポー
１−に加わる荷重が均一化され、またＤＩ＜Ｄ２および
δ大の確保によりラジェータの傾ぎによる上部フランジ
と下部フランジとの干渉が防止されて大きな変形が吸収
可能となり、さらにＤ３＜Ｄｌと覆ることににり確実な
ボデー側ブラケット反力が得られ、前記の目的が達成さ
れるのである。

以下に、本発明のラジェータの支持装置の望ましい実施
例を図面を参照しながら説明り−る。

第３図は本考案の第１実施例に係るラジェータ支持装置
がラジェータ下端部とボデー側ブラケツ１〜間に介装さ
れている状態を、また第４図はラジェータ支持装置のみ
を取出して示した状態を示している。

図に示すように、ラジェータ１０のロアタンク１１の底
部には円柱状の基部１２が取付（プられており、基部１
２には下方に向かって延びる円柱状の突起１３が形成さ
れている。一方、ボデー側のフロントクロスメンバ１４
にはボデー側ブラケット１５が固定されている。ボデー
側ブラケツ１〜１５はラジェータ１０の下部に向かって
水平に延びる舌片部１６を有しており、この舌片部１６
には下方に自かっで延びる円筒部１７によって画成され
た穴１８が設けられている。この穴１８の中心軸線上に
ラジェータ１０の前記円柱状突起１３が同軸状に配され
、ラジェータ１０とボデー側ブラケット１５間に本発明
のラジェータの支持装置２０が介装される。

ラジェータ支持装置２０は、大きくわ（）て、ラジェー
タ１０の下端部に接触してラジェータ１０からの荷重を
支持する上部フランジ２１と、ボデー側ブラケット１５
の上面に着座して上下方向の荷重をボデー側ブラケット
１５に伝える下部フランジ２２と、ボデー側ブラケット
１５の穴１８に嵌合するメカ−１〜部２３と、上部フラ
ンジ２１を下部フランジ２２およびスカート部２３に連
結する中間部２４とから成っており、後に述べる金属リ
ングを除き、弾性体、たとえばゴム部材から成っている
。

上部７ランジ２１はラジェータ支持装置２０の」一部に
おいて半径方向外方に延びており、水平に広がる上面２
５を有している。該上面２５はラジェータ１０の基部１
２の下面と当接される。上部フランジ２１の中央には断
面が円形で上下方向に延びる穴２６が形成されており、
この穴２６にラジェータ１０の前記円柱状突起１３が突
入し、両者は隙間なく嵌合する。

下部フランジ２２は上部フランジ２１より下方において
半径方向外方に向がって延びており、水平に広がる下面
２７を有している。下部７ランジ２２の下面２７は、ボ
デー側ブラケット１５の舌片部１６の−１−面に着座す
る。

スカート部２３は下部フランジ２２の途中から下方に向
かって延びる円筒状体から成り、その外周面２８は垂直
方向下方に向がって延び、ボデー側ブラケット１５の舌
片１６に設（Ｊられた穴１８を形成Ｊ−る円筒部１７の
内面に嵌合する。

中間部２４は比較的厚みの薄いくびれに部分からなり、
この部分は大きな剪断変形および傾きの変形を吸収する
弱体部を構成している。

上記の概略構成を有するラジェータ支持装置２０には、
ラジェータ１ｏの下端部とボデー側ブラケット１５に沿
う位置とのそれぞれに、環状のたとえば金属製から成る
剛性を有ゴる剛体リング２９．３０がゴム部材中に埋入
されて配設されている。このうちラジェータ１ｏの下端
部に沿って延びる剛体リング２９は、上部フランジ２１
の−Ｖ面２５に沿って延びる水平部２９ａと穴２６に沿
って延びる垂直部２９ｂとから成る断面山型の環状リン
グから成る。また、ボデー側ブラケット１５に沿う剛体
リング３０は舌片部１６の上面に沿って延びる水平部３
０ａと円筒部１７の内面に沿って延びる垂直部３０ｂと
から成る断面山型の環状リングから成る。

剛体リング２９．３０はそれぞれ、上部フランジ２１と
下部フランジ２２の外径端部近くまで延びている。ただ
し、上部フランジ２１および下部フランジ２２の外周面
から突出はしていない。

また、上部フランジ２１の外径Ｄ１は、下部７ランジ２
２の外径Ｄ２よりも小になっている。

またスカート部２３の外径Ｄ３、づ−なわらボデー側ブ
ラケツ１〜１５の穴１８の内径Ｄ３は、上部フランジ２
１の外径Ｄ１よりも小に形成されている。【）たがって
外径ＤＩ、Ｄ２、Ｄ３の間の大小関係は、［）３＜ＤＩ
＜Ｄ２となっている。

さらにまた、上部フランジ２１と下部フランジ２２との
間には、クジ１−タ支持装置２０の外面から半径方向内
方に向かって切込んで形成された、上部フランジ２１と
下部フランジ２２との干渉を防止するための隙間３１が
形成されている。この干渉防止用隙間３１は、上部７ラ
ンジ２１の水平方向に延びる下面３２と、−Ｖ部７ラン
ジ下面３２の内径側端に滑らかな丸みをもって連なりそ
こから半径方向外方に向がって徐々に下降して延びる中
間部２４の上面３３と、中間部上面３３に滑らかに連な
り水平方向に延びる下部フランジ上面３４とによって画
成されており、比較的上下方向に大きな高さδの空間を
有する隙間から形成されている。

第５図は本発明の第２実施例のラジェータ支持装置２０
を示しているが、本実施例において第１実施例と異なる
部分は、干渉防止用隙間３１の形状である。第２実施例
においては、その干渉防止用隙間３１は、外径端から半
径方向内方に向かって徐々に下降して延びる上部７ラン
ジ下面３２と、上部フランジ下面３２の内径側端に滑ら
かな丸みをもって連なる中間部外面３５と、中間部外面
３５に滑らかに連なり水平方向に延びる下部フランジ上
面３４とによって形成された、比較的上下方向に大きな
高さの空間を有する隙間から形成されている。イの他の
構成は第１実施例に準じるので、対応する部分に第４図
と同一の符号を付しである。

つぎに、上記のような構成を有する各実施例の作用効果
について説明する。

まず、ラジェータ１０はラジェータ支持装置２０により
ボデー側ブラケット１５上に浮動支持され、水の入った
質量の大きなラジェータ１０が振動系の慣性質量として
利用され、車輌アイドル運転時等において大きな振動低
減効果が得られる。

この浮動支持はラジェータ支持構ｆｉ１２０のゴム部材
の変形ににって得られるが、とくに中間部２４は剛性が
弱められており、ラジェータ１０の上下振動、傾きの揺
動に対して大きな変形を許容する。ただし、非常に大き
な振動、変形に対しては−Ｌ部７ランジ下面３２が下部
フランジ上面３４に当たり、それ以」−の大きな変形を
拘束して耐久性を向上しである。

また、本発明の特有の作用効果としてつきの作用効果が
ある。すなわち、ラジェータロアタンク１１およびボデ
ー側ブラケット１５に接近する部位に剛体リング２９．
３０を設けたので、ラジェータ支持装置２０に加わる荷
重が均一化され、ばね特性が安定化しかつ向上される。

また、上部フランジ２１の外径寸法Ｄ１と下部フランジ
２２の外径寸法Ｄ２との関係が、Ｄｌ〈Ｄ２となってい
るので、ラジェータ１０の傾き角θににる上部フランジ
２１の下部フランジ２２への接近量（ｔ＝Ｄ１／２ｔａ
ｎθ）が０１小のため小となり、大きな変形を許容でき
ることとなる。さらに、第４図の下部フランジ上面３４
および第５図の上部フランジ下面３２のように徐々に上
昇または下降させて隙間３１の高さδが大きくとれるよ
うになっているので、ラジェータ支持装置２０の大きな
変形が許容される。すなわちラジェータ１０の振動を吸
収するための自由度が大きくとられている。

さらに、スカート部外径Ｄ３が上部フランジ外径Ｄ１よ
り小となっているので、上部フランジ２１で受けられた
荷重はその真下にボデー側ブラケット１５があることに
なるので、確実にボデー側ブラケット１５で受４−１持
たれることができ、強度的信頼性が向上される。

以上の通りであるから、本発明のラジェータの支持装置
によるときは、ラジェータ支持装置に加わる荷重の均一
化、大きな変形を可能にする柔らかなはね特性の確保、
ボデー側ブラケットへの確実な荷重の伝達をはかること
ができ、特性の安定した、かつ大きなフローティング効
果の得られる、高信頼性のラジェータ支持構造が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本出願人が既に提案したラジェータ支持装置の
一部を断面にして示した側面図、第２図はラジェータ下
端支持部の斜視図、第３図は本発明の第１実施例に係る
ラジェータの支持装置とその近傍の断面図、 第４図は第３図のラジェータ支持装置の一部を断面にし
て示した正面図、 第５図は本発明の第２実施例に係るラジェータの支持装
置の一部を断面にして示した正面図、である。 １０・・・・・・・・・ラジェータ １１・・・・・・・・・Ｏアタンク １２・・・・・・・・・基部 １３・・・・・・・・・突起 １４・・・・・・・・・フロントクロスメンバ１５・・
・・・・・・・ボデー側ブラケット１６・・・・・・・
・・舌片部 １７・・・・・・・・・円筒部 １８・・・・・・・・・穴 ２０・・・・・・・・・ラジェータ支持装置２１・・・
・・・・・・上部フランジ ２２・・・・・・・・・下部フランジ ２３・・・・・・・・・スカート部 ２４・・・・・・・・・中間部 ２５・・・・・・・・・−上面（上部フランジ）２６・
・・・・・・・・穴（上部フランジ〉　□′２７・・・
・・・・・・下面（下部フランジ）２８・・・・・・・
・・外周面（スカート部）２９．３０・・・・・・・・
・剛体リング３１・・・・・・・・・隙間

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ラジェータの下端部に接触してラジェータから
   の荷重を支持する上部フランジと、ボデー側ブラケット
   の上面に着座して上下方向荷重をボデー側ブラケットに
   伝える下部フランジと、ボデー側ブラケットの穴に嵌合
   するスカート部と、上部フランジを下部フランジおよび
   スカート部に連結する中間部とから成り、全体が本質的
   にゴム部材で構成されてラジェータ下端部およびボデー
   側ブラケットに沿う位置に剛体リングが前記ゴム部材中
   に埋設されており、上部フランジの外径が下部フランジ
   の外径より小に形成されるとともに上部フランジ下面と
   下部７ランジ上面との間に両フランジの干渉防止用の隙
   間が形成されており、かつスカート部外径が上部フラン
   ジ外径より小に構成されているラジェータの支持装置。
2. （２）　上部フランジおよび下部フランジ内に埋設され
   た金属製リングの外径端はそれぞれ上部フランジおよび
   下部７ランジの外径端近例まで延びている特許請求の範
   囲第１項に記載のう、ジエータ支持装置。
3. （３）　前記干渉防止用の隙間が、水平方向に延びる上
   部フランジの下面と、上部７ランジの下面の内径側端に
   滑らかな丸みをもって連なりそこから半径方向外方に向
   かって徐々に下降して延びる中間部の上面と、中間部上
   面に滑らかに連なり水平方向に延びる下部フランジ上面
   とによって形成された比較的上下方向に大きな高さの空
   間を有する隙間から形成されている特許請求の範囲第１
   項に記載のラジェータ支持装置。
4. （４）　前記干渉防止用隙間が、外径端から半径方向内
   方に向かって徐々に下降して延びる上部フランジ下面と
   、上部フランジ下面内径側端に滑らかな丸みをもって連
   なる中間部の外面と、中間部の外面に滑らかに連なり水
   平方向に延びる下部フランジ上面どによって形成された
   比較向上下方向に大きな高さの空間を有する隙間から形
   成されている特許請求の範囲第１項に記載のラジェータ
   支持装置。