JPH0223858Y2 - - Google Patents

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JPH0223858Y2
JPH0223858Y2 JP1985176296U JP17629685U JPH0223858Y2 JP H0223858 Y2 JPH0223858 Y2 JP H0223858Y2 JP 1985176296 U JP1985176296 U JP 1985176296U JP 17629685 U JP17629685 U JP 17629685U JP H0223858 Y2 JPH0223858 Y2 JP H0223858Y2
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plate
pressure plate
spring member
clutch
wall surface
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JP1985176296U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばダイヤフラムスプリング等の
板状ばね部材とプレツシヤープレートを固定する
クリツプを使用しない所謂クリツプレス型のクラ
ツチカバー組立体の改良に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 従来のクラツチカバー組立体では、第4図に示
すように、クラツチカバー100の内方にプレツ
シヤープレート102とダイヤフラムスプリング
104(板状ばね部材)を設けて、クラツチデイ
スク106をフライホイール108に圧接するよ
うにしている。
ところでレリーズ時にプレツシヤープレート1
02を後方に移動させる為に、クリツプ110で
プレツシヤープレート102とダイヤフラムスプ
リング104を固定した場合には、このクリツプ
110の分だけ部品点数が増加するので、近年で
はクリツプ110を使用せずに、プレツシヤープ
レート102を後方に戻すようにした所謂クリツ
プレス型のクラツチカバー組立体が多用されてい
る。
このクリツプレス型クラツチカバー組立体では
第5図に示すように、クラツチカバーの円周方向
に伸びたストラツププレート112のばね力でプ
レツシヤープレート102を後方に引張つている
が、レリーズ状態でエンジン回転数を上げると、
フライホイール108からプレツシヤープレート
102へ軸方向の振動が伝わり、プレツシヤープ
レート102が軸方向に移動し、ついにはレリー
ズ状態にも拘らず、プレツシヤープレート102
でクラツチデイスク106をフライホイール10
8へ圧接してしまうという問題がある。
(考案の目的) 本考案は、所謂クリツプレス型のクラツチカバ
ーにおいてレリーズ時にプレツシヤープレートを
確実にクラツチデイスクから遠ざけることができ
るクラツチカバー組立体を提供することを目的と
している。
(考案の構成) (1) 技術的手段 本考案は、クラツチカバーの内方に、クラツチ
デイスク圧接用のプレツシヤープレートと、プレ
ツシヤープレートを押圧する通常皿形の板状ばね
部材とを設け、板状ばね部材の外周部をプレツシ
ヤープレートに固定するクリツプを使用せずに、
レリーズ時にプレツシヤープレートをクラツチデ
イスクから離すように移動させるクラツチカバー
組立体において、プレツシヤープレートと板状ば
ね部材との支点部のプレツシヤープレート半径方
向外方に、板状ばね部材の外周面に対向する傾斜
壁面を設け、この傾斜壁面の傾斜角度を、板状ば
ね部材が皿形を呈するクラツチ接続時には板状ば
ね部材と傾斜壁面が接触せず、かつ板状ばね部材
が平板状を呈し外径が増すレリーズ時には板状ば
ね部材の外周部と傾斜壁面が圧接するような、ク
ラツチデイスクから遠ざかるにつれてプレツシヤ
ープレートの半径方向内方に傾斜する向きの傾斜
角度に設定したことを特徴とするクラツチカバー
組立体である。
(2) 作用 レリーズ時には板状ばね部材の外周部が傾斜壁
面に圧接し、板状ばね部材のばね力でプレツシヤ
ープレートがクラツチデイスクから離される。
(実施例) 本考案を採用したクラツチカバー組立体の要部
を示す第1図において、第4図と同一符号で示し
たものは同一あるいは相当部分を示す。
プレツシヤープレート102でクラツチデイス
ク106(第4図)を押圧しているクラツチ接続
時の状態を示す第1図で、ダイヤフラムスプリン
グ104(板状ばね部材)の外周部、すなわち図
中の下端部は前方に傾斜している。このダイヤフ
ラムスプリング104はプレツシヤープレート1
02のフアルクラムランド部10の頂部10aに
圧接している。このフアルクラムランド部10は
略円板状のプレツシヤープレート102の円周方
向に等間隔を隔てて複数部位に形成されている。
又フアルクラムランド部10はプレツシヤープレ
ート102の全周にわたつて連続して形成される
場合もある。なお、図中で12はダイヤフラムス
プリング104をクラツチカバー100(第4
図)に支持するワイヤーリングである。
フアルクラムランド部10の図中の下方、すな
わちプレツシヤープレート102の半径方向外方
には、フアルクラムランド部10の頂部10aに
連続して凹部14が形成されている。
この凹部14の下端部には外周壁16の傾斜壁
面18が連続している。傾斜壁面18はダイヤフ
ラムスプリング104の外周面20に対向しなが
ら、後方に向かつて延びている。
この傾斜壁面18は後方に延びるにつれてクラ
ツチ中心軸線CL1に近付くように傾斜しており、
傾斜壁面18の傾斜角度θは第1図のクラツチ接
続状態では、傾斜壁面18と外周面20との間に
微小間隔δを隔てて、詳しくは後述するセツト状
態以降では傾斜壁面18と外周面20が圧接する
ような所定の角度θに設定されている。
次に作用を説明する。まず、第1図のクラツチ
接続状態では傾斜壁面18と外周面20との間
に、微小間隔δが隔てられ、ダイヤフラムスプリ
ング104のばね力はフアルクラムランド部10
の頂部10aのみからプレツシヤープレート10
2に伝わる。したがつて傾斜壁面18と外周面2
0は非接触状態であり、フレツシヤープレート1
02に傾斜壁面18を設けても、ダイヤフラムス
プリング104の作動に悪影響が及ぶことはな
い。また、ダイヤフラムスプリング104の圧接
中心線CL2より図中で下方の部分は、頂部10
aより前方に傾くが、凹部14が形成されている
ので、同様にダイヤフラムスプリング104の作
動は正常な状態に維持される。
以上のクラツチ接続状態から図示しない周知の
レリーズベアリングでダイヤフラムスプリング1
04の内周部が前方に押されると、ダイヤフラム
スプリング104は第2図に示す直立状態(セツ
ト状態)になる。なお、この状態はクラツチカバ
ー組立体をフライホイール108(第4図)に取
付けた初期状態と同様である。
第2図の直立状態では、ダイヤフラムスプリン
グ104の外周面20の直径が、第1図のクラツ
チ接続状態より拡大し、外周面20が傾斜壁面1
8に圧接する。この状態ではダイヤフラムスプリ
ング104とプレツシヤープレート102が一体
に連結され、ダイヤフラムスプリング104自身
のばね力による大きな復元力でプレツシヤープレ
ート102が後方に引張られて、クラツチデイス
ク106(第4図)から離れる。
ダイヤフラムスプリング104のばね力は大き
く、ダイヤフラムスプリング104の強度、剛性
も大きいので、フライホイール108(第4図)
から軸方向の振動がプレツシヤープレート102
に伝わつても、プレツシヤープレート102がダ
イヤフラムスプリング104で保持され、振動す
ることがなく、プレツシヤープレート104の振
動でクラツチデイスク106(第4図)がフライ
ホイール108(第4図)へ圧接されることが防
止される。
更に、レリーズ動作が続けられると、ダイヤフ
ラムスプリング104は外周部を反対に後方へ傾
斜するように変形し、外周面20の直径も再び小
さくなるが、傾斜壁面18も一層クラツチ中心線
CL2方向へ傾くので、ダイヤフラムスプリング
104はプレツシヤープレート102と一体化し
た状態のままで、更に後方へ引張られてレリーズ
動作が完了する。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によるクラツチカバ
ー組立体では、ダイヤフラムスプリング104の
外周面20に対向するようにプレツシヤープレー
ト102に傾斜壁面18を形成したので、第2図
に示すようにダイヤフラムスプリング104がレ
リーズ動作されると外周面20が傾斜壁面18へ
圧接され、ダイヤフラムスプリング104の大き
なばね力でプレツシヤープレート102が後方へ
引張られ、かつ保持され、エンジンの振動でプレ
ツシヤープレート102が軸方向に振動すること
を防止できる。
したがつて、クラツチレリーズ状態でエンジン
回転数を上昇させても、エンジンからプレツシヤ
ープレート102に伝わる軸方向の振動が、ダイ
ヤフラムスプリング104で防止されるので、従
来のように不用意にクラツチ接続状態になること
を確実に防止できる。
しかも第4図のクリツプ110を削減できるこ
とは勿論、第5図のストラツププレート112も
必要がなくなり、更に一層部品点数が少なくな
る。
更に本考案においては、板状ばね部材(ダイヤ
フラムスプリング104)が通常自由状態では皿
形を呈しており、従つてクラツチ接続時にも略自
由状態に近い皿形を呈し、中央部をレリーズベア
リングで前方へ押されるレリーズ時にはダイヤフ
ラムスプリング104が平板状を呈し外径が増す
特性が具備されているので(外径は自然に増加す
るので)、この点を利用して、レリーズ時にはダ
イヤフラムスプリング104の外周面20が第2
図のように傾斜壁面18に圧接することになり、
ダイヤフラムスプリング104の外周部が後方へ
移動する動作をプレツシヤープレート102に確
実に伝え且つ両者が一体的に連結された形にな
り、レリーズ時にプレツシヤープレート102を
確実にクラツチデイスク106から遠ざけること
ができる。又クラツチレリーズ時におけるプレツ
シヤープレート102の軸方向の振動も効果的に
防止できる利点がある。
(別の実施例) (1) 本考案は以上の一実施例に限定されず、例え
ば第3図に示すように、ゴム製のクツシヨンプ
レート30を傾斜壁面18の段付部32に例え
ば焼付け等で固定し、クツシヨンプレート30
にダイヤフラムスプリング104の外周面20
を圧接させるようにしてもよい。
(2) 壁部16、傾斜壁面18はプレツシヤープレ
ート102の円周方向に等間隔を隔てて複数部
位に設けられている場合に限らず、プレツシヤ
ープレート102の円周方向に連結した周壁状
に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を採用したクラツチカバー組立
体の要部縦断面図、第2図はレリーズ動作状態の
クラツチカバー組立体の要部縦断面図、第3図は
別の実施例を示す要部縦断面図、第4図は従来例
の縦断面図、第5図は第4図のV矢視断面図であ
る。10……フアルクラムランド部、18……傾
斜壁部、20……外周面、100……クラツチカ
バー、102……プレツシヤープレート、104
……ダイヤフラムスプリング、106……クラツ
チデイスク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチカバーの内方に、クラツチデイスク圧
    接用のプレツシヤープレートと、プレツシヤープ
    レートを押圧する通常皿形の板状ばね部材とを設
    け、板状ばね部材の外周部をプレツシヤープレー
    トに固定するクリツプを使用せずに、レリーズ時
    にプレツシヤープレートをクラツチデイスクから
    離すように移動させるクラツチカバー組立体にお
    いて、プレツシヤープレートと板状ばね部材との
    支点部のプレツシヤープレート半径方向外方に、
    板状ばね部材の外周面に対向する傾斜壁面を設
    け、この傾斜壁面の傾斜角度を、板状ばね部材が
    皿形を呈するクラツチ接続時には板状ばね部材と
    傾斜壁面が接触せず、かつ板状ばね部材が平板状
    を呈し外径が増すレリーズ時には板状ばね部材の
    外周部と傾斜壁面が圧接するような、クラツチデ
    イスクから遠ざかるにつれてプレツシヤープレー
    トの半径方向内方に傾斜する向きの傾斜角度に設
    定したことを特徴とするクラツチカバー組立体。
JP1985176296U 1985-11-15 1985-11-15 Expired JPH0223858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985176296U JPH0223858Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JP1985176296U JPH0223858Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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Publication Number Publication Date
JPS6285730U JPS6285730U (ja) 1987-06-01
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ID=31116405

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2835366A (en) * 1953-10-28 1958-05-20 Luk Lamellen & Kupplungsbau Friction clutch, especially for motor vehicles
US2895581A (en) * 1956-05-08 1959-07-21 Borg Warner Friction clutches

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2835366A (en) * 1953-10-28 1958-05-20 Luk Lamellen & Kupplungsbau Friction clutch, especially for motor vehicles
US2895581A (en) * 1956-05-08 1959-07-21 Borg Warner Friction clutches

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JPS6285730U (ja) 1987-06-01

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