JPS6217429A - クラツチ・ベアリング組立体 - Google Patents

クラツチ・ベアリング組立体

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JPS6217429A
JPS6217429A JP16484486A JP16484486A JPS6217429A JP S6217429 A JPS6217429 A JP S6217429A JP 16484486 A JP16484486 A JP 16484486A JP 16484486 A JP16484486 A JP 16484486A JP S6217429 A JPS6217429 A JP S6217429A
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JP
Japan
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clutch
bearing assembly
fingers
piece
elastic washer
Prior art date
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Pending
Application number
JP16484486A
Other languages
English (en)
Inventor
クリスチャン・ゲイ
フィリップ・ラシアス
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Valeo SE
Original Assignee
Valeo SE
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Filing date
Publication date
Application filed by Valeo SE filed Critical Valeo SE
Publication of JPS6217429A publication Critical patent/JPS6217429A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D23/14Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
    • F16D23/143Arrangements or details for the connection between the release bearing and the diaphragm
    • F16D23/144With a disengaging thrust-ring distinct from the release bearing, and secured to the diaphragm
    • F16D23/146Arrangements for the connection between the thrust-ring and the release bearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、動力車両用のクラッチリリースベアリングに
関し、特に、制御すべきクラッチ離脱装置、例えばダイ
ヤフラムのフィンガー一端部に引張り力を作用させるべ
く当該離脱装置に対して結合されるクラッチリリースベ
アリング、いわゆるトラクションベアリングに係るもの
である。
フランス国特許出願第8306847号(公表第2,5
45.172号)には上記形式のクラッチ・ベアリング
組立体として、グリップ片をクラッチベアリングおよび
制御すべき離脱装置の間に配置し、引張り力の伝達に関
与する結合手段をグリップ片とクラッチベアリングの一
部である係合片との間に配置して離脱装置およびクラッ
チベアリングの間に延在するグリップ片と係合片とを軸
線方向に結合可能とする構成が提案されている。
引張り力の伝達に関与する結合手段として既知のものは
、半径方向に変形可能であって係合片の環状受溝内に少
なくとも一部を係合させた結合部材と、その結合部材に
対応させてグリップ片に配設された駆動支持面およびス
タンドとを具え、これらスタッドが結合部材に関し駆動
支持面とは反対側に配置されている。
かかる配置によれば、スタンドによってクラッチベアリ
ングおよびグリップ片の間の結合を手探りであっても確
実に解除することができ、その際に使用者がスタッドに
対して特別な操作力を及ぼす必要がなく、また、クラッ
チをリアクションプレートから取外す必要もない。
上述の構成は、概ね満足すべきものではあるが、結合部
材がスタンドによって押出されるのを防止すべく、組立
時に注意深く保合変位を制限する必要があり、したがっ
て例えばウェッジ形状の変位制限手段を設けて使用者の
所要操作力を増加させている。
本発明の目的は、上述の欠点を解決するために、組立時
にクラッチベアリングの保合変位を正確に制限する必要
を伴わずにクラッチベアリングとグリップ片との結合を
解除しうるクラッチ・ベアリング組立体を提案すること
にある。
そして、かかる目的を達成すべく本発明は、クラッチ・
ベアリングをクラッチの離脱装置に結合させるため、使
用時に前記離脱装置に結合可能としたグリップ片と、ク
ラッチベアリングの一部として形成された係合片と、グ
リップ片および係合片を軸線方向に結合する結合手段と
を具え、該結合手段が、グリップ片および係合片の一方
に形成された溝内に少なくとも部分的に半径方向に係合
させた弾性変形可能な結合部材を有し、該結合部材はそ
の自由状態においてグリップ片および係合片の前記一方
に対して半径方向に突出し、さらに、グリップ片および
係合片の他方に半径方向に形成された駆動支持面を有し
、該駆動支持面に前記結合部材を軸線方向に作用させる
べく担持させたクラッチベアリング組立体において、前
記結合部材が、外周部および内周部を有する弾性座金を
含み、該弾性座金は離脱装置からクラッチベアリングに
向けて軸線方向に見て凸形状をなす第1の形態と、同一
軸線方向に見て凹形状をなす第2の形態の少な(とも2
形態を呈しうる構成とされ、さらに、前記弾性座金を、
グリップ片および係合片の軸線方向結合を許容する1つ
の形態から、グリップ片および係合片の分離を許容する
別の形態に移行させるための反転手段を具えることをv
f徴とするものである。
本発明の上記構成によれば、組立に際して、クラッチベ
アリングを離脱装置における中央開口内に係合させるだ
けで良い。すなわち、かかる係合の間、結合手段は、係
合支持面の作用下で側方に弾性変位して、結合手段を協
働させるべき支持面の間でグリップ片とクラッチベアリ
ングとの軸線方向の結合に必要とされる形態を呈するか
らである。
本発明によれば、組立時の過大変位に際し、反転支持面
を越えた後は、使用者が手探りで逆方向の変位を生じさ
せ、作業を再開させることによって組立体をリセットす
ることが可能となるものである。
本発明の好適実施例においては、前記弾性座金が少なく
とも2つの反転フィンガーを有し、これら反転フィンガ
ーは前記外周部および内周部の少なくとも一方に対して
半径方向に突出すると共に弾性座金の弾性部分よりも高
い剛性を有する。
本発明の好適実施例においては、リテーナ素子が反転フ
ィンガーにより支持され、かつ、グリップ片および係合
片の各々に形成された支持面と協働しうるように配置さ
れている。
本発明の好適実施例においては、前記弾性座金が少なく
とも2つの枢動フィンガーを有し、これら枢動フィンガ
ーは前記外周部および内周部の少なくとも一方に対して
半径方向に突出すると共に弾性座金の弾性部分よりも高
い剛性を有する。
本発明の好適実施例においては、リテーナ素子が枢動フ
ィンガーにより支持され、かつ、グリップ片および係合
片の各々に形成された支持面と協働しうるように配置さ
れている。
本発明の好適実施例においては、枢動フィンガーは、弾
性座金における反転フィンガーを支持しない外周部また
は内周部から突出する。
本発明の好適実施例においては、枢動フィンガーが反転
フィンガーと一体をなして引張フィンガーを形成する。
本発明の好適実施例においては、前記弾性座金のコアが
エラストマ材料からなり、かつ、少なくとも2つの剛性
のある引張りフィンガーを支持する。
上述の構成によれば、弾性座金の充分な可撓性および良
好な引張強度を確保することが可能となる。
本発明の好適実施例において、前記引張りフィンガーは
縁部に丸みが付けられた矩形形状を呈する。
かかる構成により、引張フィンガーをコア内に装着する
態様を問題とする必要がなくなる。
本発明の好適実施例においては、反転フィンガーが弾性
座金の内周部に対して半径方向に突出し、かつ、係合片
に形成された保合支持面および反転支持面と協働する。
以下、本発明を図面について説明する。
図示の実施例におていは、クラッチリリースベアリング
1を、制御すべきクラッチ離脱装置2に結合可能とする
離脱装置2はダイヤフラムの半径方向突片の端部によっ
て形成し、そのダイヤフラムは、当業者間において周知
のごとく、少なくとも1枚の摩擦ディスクを2枚のプレ
ート間にクランプするベルビル座金として機能する周辺
部と、半径方向突片に分割されて離脱装置を形成する中
央部とを具えるものとする。
前述したフランス国特許出願等により既知の態様をもっ
て、クラッチベアリング1を離脱装置2に結合すべく、
グリップ片4を離脱装置2に対してその中央開口3にお
いて取付ける。
やはり既知の態様をもって、クラッチベアリング1に係
合片15を形成し、その係合片を介してクラッチベアリ
ングをグリップ片4に作用させうる構成とする。この係
合片15は、一実施例においては、ボールベアリング1
8におけるインナーレースの延長部17として構成する
グリップ片および係合片の一方に結合部材を取付け、こ
の結合部材を適宜に形成された溝内に配置する。
結合部材は、半径方向外周部45、半径方向内周部44
および弾性コア26を有する弾性座金24を具えるもの
とする。
グリップ片および係合片の一方の溝内に取付けられた上
記座金24は、自由状態では、これを支持するグリップ
片または係合片に対して半径方向に突出する。組立の間
、上記座金は、その端縁部を介して、グリップ片および
係合片の他方における保合支持面または反転支持面と接
触し、これら支持面の1つの作用下で、並びに弾性コア
を有することにより、所望の形状を呈するものである。
その所望の形状は、保合支持面と接触してグリップ片お
よび係合片を相互に軸線方向に結合しうる状態では、離
脱装置2からベアリング1に向けて軸線方向に見て凸形
状であり、また、反転支持面と接触してグリップ片およ
び係合片を相互に分離しうる状態では同一軸線方向に見
て凹形状である。
さらに、第1図に示すとおり、弾性座金24の内周部お
よび外周部の少なくとも一方に少なくとも2つの反転フ
ィンガー39.40を配設し、これらの反転フィンガー
を当該内周部および/または外周部に対して半径方向に
突出させると共に、その剛性を座金24の弾性コア26
に対して高目に設定する。
弾性座金24を係合片15の溝内に装着する場合には、
反転フィンガー39は外周部45によって支持し、弾性
座金をグリップ片4の溝内に装着する場合には、反転フ
ィンガー40は内周部44によって支持する。
反転フィンガー39.40の端部にリテーナ素子25゜
27を配置する。弾性座金24を係合片15の溝内に装
着する場合には、反転フィンガー39のリテーナ素子2
5は組立後にはグリップ片4上に配置された駆動支持面
と接触し、また弾性座金をグリップ片4の溝内に装着す
る場合には、反転フィンガー40のリテーナ素子27は
組立後には係合片15上に配置された駆動支持面と接触
する。
好適実施例においては、弾性座金24の内周部および外
周部の少なくとも一方に少な(とも2つの枢動フィンガ
ー39′、40’を配設し、これらの枢動フィンガーを
当該内周部および/または外周部に対し半径方向に突出
させると共に、その剛性を座金24の弾性コア26に対
して高目に設定する。弾性座金24をグリップ片4の溝
内に装着する場合には、枢動フィンガー39′は外周部
45によって支持し、弾性座金を係合片15の溝内に装
着する場合には枢動フィンガー40′は内周部44によ
って支持する。
枢動フィンガー39′、40’の端部にリテーナ素子2
5′、27’を配置する。弾性座金24をグリ・ノブ片
4の溝内に装着する場合には、枢動フィンガー39′の
リテーナ素子25′は組立後には当該溝の底部と接触し
、弾性座金を係合片の15の溝内に装着する場合には、
枢動フィンガー40′のリテーナ素子27′は組立後に
は当該溝の底部と接触する。
好適実施例においては、枢動フィンガー39′。
40′は弾性座金24における反転フィンガー39.4
0を支持していない内周部または外周部から半径方向に
突出させる。
さらに、枢動フィンガー39′、40’の端部における
リテーナ素子25′、27’は反転フィンガー39゜4
0の端部におけるリテーナ素子25.27に対して半径
方向に対向させる。
第1図に示すとおり、反転フィンガー39.40および
そのリテーナ素子25.27は枢動フィンガー39′4
0′およびそのリテーナ素子25′、27’とそれぞれ
一体として所要の剛性を有する引張りフィンガー33を
形成し、さらに座金24のコア26はエラストマ材料製
とする。第1図に開示するごとく、そのコア26に例え
ば金属材料製の引張りフィンガー33を受入れる凹所3
4を配設して引張りフィンガーのホルダーを形成する。
すなわち、これらの金属材料製引張りフィンガー33は
、一定関係のほぼ矩形状を呈するブロックに長手方向の
凹所35を形成したものである。したがって、これらの
引張りフ′インガー33はダブルウエンジ形状を有し、
コア26における幅がより小さい凹所34内に押込まれ
る。すなわち、引張フィンガー33は、その側面に設け
た凹所35によってコア26内に適切に保持することが
できる。本実施例において、引張りフィンガー33の高
さは、その厚さよりも大とする。
実際、引張フィンガー33を凹所34内に押込むに際し
、コア26のエラストマは塑性流動によって凹所35内
に充満して引張りフィンガー33を確実にロックするも
のである。
引張りフィンガー33の端縁36.37に丸みをもたせ
て、これら端縁を、相互に結合すべきグリップ片および
係合片における駆動支持面と保合可能とする。
一実施例においては、前述した弾性座金をグリップ片4
上に装着する。
図面に示したとおり、グリップ片4は離脱装置に作用さ
せる支持カラー5と、これと一体のブツシュ6とを備え
、このブツシュは、略同軸線方向に延在させ、開口3を
通して離脱装置を貫通させる。
クラッチベアリング1と同一の側で、上記ブツシュ6は
、その内面を切頭円錐形状の軸受面7として形成し、そ
の凹面をクラッチベアリングと対向させると共に、この
軸受面7には芯出し支持面8および保持溝23を順次に
接続する。保持溝23は平坦な底部28と、その両側に
配置された2つの側壁、すなわちフランク29.30と
を有する。
この保持溝23は、クラッチベアリング1との軸線方向
の結合に供する弾性座金24を受入れるものである。
したがって、クラッチベアリング1は、ボールベアリン
グ18の延長部17よりなる結合片15を含み、そのボ
ールベアリングは線図的に示した作動素子19に対して
軸線方向に結合され、その作動素子にはクラッチフォー
クにおける作動フィンガー20の端部が作用するもので
ある。この作動素子は、例えばギヤボックスの入力軸を
包囲するクラッチチューブ上で摺動可能とされたスリー
ブ19′に対して結合する。
結合片15の遊端に、ブツシュ6の切頭円錐形状の軸受
面と適合する形状の保合支持面21を設け、この係合支
持面21に案内支持面22を接続すると共に、その案内
支持面の直径をブツシュ6における芯出し支持面の直径
より僅かに小とする。
この案内支持面22には、弾性座金24を受入れるため
の受溝43を形成す゛る。
受溝43に適宜プロフィル形状の駆動支持面9を設け、
その断面形状を略4分円形状とし、この駆動支持面9を
その一端において案内支持面22に接続する。
駆動支持面9の他端には直径D2の円筒形状を呈する支
持面10を衝合接続する。
この支持面10は、その直径D2より小径で自由状態に
おける座金24の内径D1より大径の円筒形状支持面1
1に対して平行に配置し、この支持面11を支持面lO
に対して半径方向壁11’を介して接続すると共に案内
支持面22に対しては半径方向壁11′よりも高い半径
方向壁11“を介して接続する。上記の半径方向壁11
′は、後述する反転支持面を形成するものである。
円筒形状の支持面11および半径方向壁11′、11”
により第2のa43′を画成し、この溝と前記受溝43
とによって段付き溝を構成する。
したがって、第2図〜第6図において例示したごと(、
弾性座金24は少なくとも部分的に溝23内に収められ
、自由状態ではグリップ片4に対して半径方向内方に向
けて突出して内径D1を限定するものである。
本発明において、上述の弾性座金24は、その内周部が
保合支持面24と接触した状態では離脱装置2からベア
リング1に向けて軸線方向に見て凸形状を呈し、その凸
形状によって後述する組立時に軸線方向の結合を行い、
また、その内周部が座金24の直径D1より大径の反転
支持面11′と接触した ゛状態では同一軸線方向に見
て凹形状を呈し、その凹形状によって後述する分解時に
ヘアリング1とグリップ片4とを相互に分離可能とする
ものである。この場合、座金24の内周部および支持面
21゜11′は反転手段を形成する。
組立は、次の要領で行う。
先ず、第2図に示すとおり、溝23内に収められた弾性
座金24を引張りフィンガー33の外側突出部分の縁部
36によって溝の平坦な底面28に対して係合させる。
その引張りフィンガーは、本実施例では枢動フィンガー
39′と、これらに対し一体的に取付けられたリテーナ
素子25′とからなるものである。この状態で弾性座金
24は、その軸線に対して直交する面内に含まれる平坦
形状を呈する。クラッチベアリング1が第2図に矢′?
1で示すごとくグリップ片4に接近し、フォークの作動
フィンガー20が作動素子19の端面38に当接すると
、係合片15の係合支持面21がグリップ片4の支持面
7に対して芯出しされ、さらに変位させると係合片がグ
リップ片4に対して芯出し支持面22.8によって芯出
しされた状態で係合支持面21が引張りフィンガー33
の内方突出部と合致する位置に至る。本実施例では引張
りフィンガーは反転フィンガー40と、これらと一体に
取付けられたリテーナ素子27とよりなるものである。
係合支持面との接触によって弾性座金24は、引張りフ
ィンガー33がその縁部36を中心として溝23の平坦
な底面28上で枢動することに起因して傾斜し、この状
態で座金のコア26には2木の引張りフンガー33の間
でねじりが加えられる。矢F1で示すごとく変位をさら
に継続させると、座金は係合片15の案内支持面22上
に挿通される。
この変位は、座金24が駆動支持面9を超えて係合片1
5の支持面10に沿い位置決めされるまで継続させるも
のである。この組立位置において、座金は、離脱装置2
からベアリング1に向いて軸線方向に見てほぼ凸形状を
呈する。
フォーク20の作動フィンガーが作動素子19の支持面
39と当接する場合には、第4図に矢F2で示す方向に
変位が生じる。
その結果、第4図に示す位置関係が得られ、この位置で
引張りフィンガー33は縁部37において駆動支持面9
と、また縁部36において溝23のフランク30とそれ
ぞれ当接する。
組立の間、ベアリング1はグリップ片4に対して第5図
に示すように過大変位することである。
引張りフィンガー33の半径方向内向き突部を係合片1
5の駆動支持面9または支持面10と接触させた状態で
、上記変位は、引張りフィンガー33の半径方向内開き
突部が支持面10から離れて係合片15の反転支持面1
1′を超えるまで継続させる。その係合片に支持面がな
いので、そして弾性コア26の作用によって、座金24
はfP43’内でその初期平坦形状に復元し、引張りフ
ィンガー33の半径方向外向き突部は溝23’(7)底
部28と接触するに至る。
ブツシュ6がボールベアリング18のインナーレースに
おける乗上げ部に衝接すると、使用者は、より高い抵抗
を検知するので、その変位を停止させ、組立体を分解し
て再装着を行うべきことに気付くものである。
適正に装着された状態で、すなわち引張りフィンガー3
3がその縁部において各支持面上で支持されている状態
で組立体の分解を行うには、先ず、第4図に示す位置か
ら第5図に示す位置まで移行させる。
第4図に示す位置から出発すると、前述の過大変位を生
じさせるべくフォークの作動フィンガー20を、座金2
4が第5図に示すごとく溝43′内で初期平坦形状に復
元するまで、支持面38に対して押圧する。
次に、フォークの作動フィンガー20を支持面39に対
して押圧して第6図に矢F2で示す逆向きの変位を生じ
させる。これにより、反転支持面11′と引張りフィン
ガー33の半径方向内開き突部との間の接触を生じさせ
て弾性座金24を反転変位させ、座金を離脱装置2から
クラッチベアリングlに向けて軸線方向に見て凹形状と
する。
この反転変位が’tEVlされると、引張りフィンガー
33の半径方向内向き突部が支持面10. 9.22゜
21上で摺動すると共に外向き突部がその縁部36にお
いて溝23のフランク29に衝接するに至る。
したがってグリップ片をクラッチベアリングから取外す
ことが可能となる。
本発明においては、溝23に独自の形状をもたせたこと
によって弾性座金を特に第3図および第6図に示す位置
で傾斜させ、かつ弾性座金を溝内に収納することが可能
となる。なお、引張りフィンガー33のブロック数(図
示例では10個)は、伝達すべき引張り力に応じて定め
たものである。
同様に、上述したところから明かなとおり、円筒状支持
面10の直径D2は、自由状態における弾性座金24、
すなわち溝23内に係合させて座金の内径より大とし、
その溝23の平坦な底部に対して縁部36で支持された
引張りフィンガー33の内径より大とする必要がある。
反転支持面11’および係合支持面21によってエラス
トマ材料製のコア26が損傷するおそれがないので、座
金24を溝23内でより容易に傾斜させ、かつ半径方向
に復元変位させることが可能となる。
本発明が図示実施例のみに限定されるものでないことは
勿論である。
特に、引張りフィンガー33はコア6上に加硫その他の
適宜手段によって一体化することができる。
なお、過大な引張り力が作用しない場合には、座金を完
全に金属製としても良い。
同様に、引張りフィンガーには溝23および駆動支持面
9の各プロフィル形状と適合する形状の縁部37.36
を設けることができる。この場合、引張りフィンガー3
3は前記実施例におけるとは異なる態様で装着すること
は言うまでもない。
さらに、溝28のフランク29.30には丸みをもたせ
ても良い。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明クラッチ・ベアリング組立体における弾
性座金の斜視図、 第2図はベアリングをグリップ片に装着する一過程を示
すクラッチ・ベアリング組立体の半載縦断面図、 第3図はベアリングをグリップ片に装着する次の過程を
示す第2図と同様な断面図、 第4図は組立状態を示す第2図と同様な断面図、第5図
はベアリングの過大変位状態を示す第2図と同様な断面
図、 第6図はベアリングをグリップ片から取外す一過程を示
す第2図と同様な断面図である。 ■・・・クラッチベアリング 2・・・離脱装置    4・・・グリップ片11′・
・・反転支持面  15・・・係合片21・・・係合支
持面   24・・・弾性座金25.25 ’ 、27
.27 ’・・・リテーナ素子26・・・弾性座金のコ
ア 33・・・引張りフィンガー 36.37・・・周縁部   39.40・・・反転フ
ィンガー39′、40’・・・枢動フィンガー 44・・・弾性座金の内周部 45・・・弾性座金の外周部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クラッチ・ベアリングをクラッチの離脱装置に結合
    させるため、使用時に前記離脱装置に結合可能としたグ
    リップ片と、クラッチベアリングの一部として形成され
    た係合片と、グリップ片および係合片を軸線方向に結合
    する結合手段とを具え、該結合手段が、グリップ片およ
    び係合片の一方に形成された溝内に少なくとも部分的に
    半径方向に係合させた弾性変形可能な結合部材を有し、
    該結合部材はその自由状態においてグリップ片および係
    合片の前記一方に対して半径方向に突出し、さらに、グ
    リップ片および係合片の他方に半径方向に形成された駆
    動支持面を有し、該駆動支持面に前記結合部材を軸線方
    向に作用させるべく担持させたクラッチベアリング組立
    体において、前記結合部材が、外周部(45)および内
    周部(44)を有する弾性座金(24)を含み、該弾性
    座金は離脱装置(2)からクラッチベアリング(1)に
    向けて軸線方向に見て凸形状をなす第1の形態と、同一
    軸線方向に見て凹形状をなす第2の形態の少なくとも2
    形態を呈しうる構成とされ、さらに、前記弾性座金を、
    グリップ片および係合片の軸線方向結合を許容する1つ
    の形態から、グリップ片および係合片の分離を許容する
    別の形態に移行させるための反転手段を具えることを特
    徴とするクラッチ・ベアリング組立体。 2、特許請求の範囲第1項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、前記弾性座金(24)が少なくとも2
    つの反転フィンガー(39、40)を有し、これら反転
    フィンガーは前記外周部(45)および内周部(44)
    の少なくとも一方に対して半径方向に突出すると共に弾
    性座金の弾性部分よりも高い剛性を有することを特徴と
    するクラッチ・ベアリング組立体。 3、特許請求の範囲第2項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、リテーナ素子(25、27)が反転フ
    ィンガー(39、40)により支持され、かつ、グリッ
    プ片および係合片(4、15)の各々に形成された支持
    面と協働しうるように配置されていることを特徴とする
    クラッチ・ベアリング組立体。 4、特許請求の範囲第1項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、前記弾性座金(24)が少なくとも2
    つの枢動フィンガー(39′、40′)を有し、これら
    枢動フィンガーは前記外周部(45)および内周部(4
    4)の少なくとも一方に対して半径方向に突出すると共
    に弾性座金の弾性部分よりも高い剛性を有することを特
    徴とするクラッチ・ベアリング組立体。 5、特許請求の範囲第4項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、リテーナ素子(25′、27′)が枢
    動フィンガー(39′、40′)により支持され、かつ
    、グリップ片および係合片(4、15)の各々に形成さ
    れた支持面と協働しうるように配置されていることを特
    徴とするクラッチ・ベアリング組立体。 6、特許請求の範囲第1項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、前記弾性座金(24)が各々少なくと
    も2つの反転フィンガー(39、40)および枢動フィ
    ンガー(39′、40′)を有し、これら反転フィンガ
    ーおよび枢動フィンガーはそれぞれ前記外周部(45)
    および内周部(44)の少なくとも一方に対して半径方
    向に突出すると共に弾性座金の弾性部分よりも高い剛性
    を有し、さらに、枢動フィンガー(39′、40′)は
    、弾性座金における反転フィンガー(39、40)を支
    持しない外周部または内周部から突出することを特徴と
    するクラッチ・ベアリング組立体。 7、特許請求の範囲第6項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、枢動フィンガー (39′、40′)が反転フィンガー(39、40)と
    一体をなして引張フィンガー(33)を形成することを
    特徴とするクラッチ・ベアリング組立体。 8、特許請求の範囲第7項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、前記弾性座金(24)のコア(26)
    がエラストマ材料からなり、かつ、少なくとも2つの剛
    性のある引張りフィンガー(33)を支持することを特
    徴とするクラッチ・ベアリング組立体。 9、特許請求の範囲第7項記載のクラッチ・ベアリング
    組立体において、前記引張りフィンガー(33)は縁部
    (36、37)に丸みが付けられた矩形形状を呈するこ
    とを特徴とするクラッチ・ベアリング組立体。 10、特許請求の範囲第2項記載のクラッチ・ベアリン
    グ組立体において、反転フィンガー (40)が弾性座金(24)の内周部(44)に対して
    半径方向に突出し、かつ、係合片(15)に形成された
    係合支持面(21)および反転支持面(11′)と協働
    することを特徴とするクラッチ・ベアリング組立体。
JP16484486A 1985-07-15 1986-07-15 クラツチ・ベアリング組立体 Pending JPS6217429A (ja)

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JPS62290181A (ja) * 1977-01-26 1987-12-17 モステツク・コ−ポレイシヨン 半導体装置の製法

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EP0213002A1 (fr) 1987-03-04
FR2584786A1 (fr) 1987-01-16
EP0213002B1 (fr) 1990-04-04
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