JPH057908Y2 - - Google Patents

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JPH057908Y2
JPH057908Y2 JP680987U JP680987U JPH057908Y2 JP H057908 Y2 JPH057908 Y2 JP H057908Y2 JP 680987 U JP680987 U JP 680987U JP 680987 U JP680987 U JP 680987U JP H057908 Y2 JPH057908 Y2 JP H057908Y2
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vibration
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はサスペンシヨンメンバを車両ボデーに
弾性支持する支持構造に関し、特にこれに設ける
ストツパ体の改良に関する。
[従来の技術] 車両のサスペンシヨンメンバは、通常、防振マ
ウントにより車両ボデーに支持せしめてあり、か
かる防振マウントとしては同心状に配した内筒と
外筒間にゴム体を設けたものが多用されている。
そして、弾性的に支持された上記サスペンシヨン
メンバの過度の変位を防止するためにストツパ体
を設けることが多い。
なお、相対向するサスペンシヨンメンバ面ない
しボデー面上に上記内筒と同心状にゴム材よりな
る突起を設けたものとして、例えば実開昭55−
37731号、実開昭57−94576号がある。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、従来の支持構造では、サスペンシヨ
ンメンバ変位時にこれがストツパ体に一気に当た
るため、異音を生じ、あるいはゴツゴツ感を伴う
振動がボデーに伝達するという問題があつた。
本考案はかかる問題点を解決しようとするもの
で、異音やゴツゴツ感を伴う振動を生じないスト
ツパ体を有するサスペンシヨンメンバのボデー支
持構造を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成を第1図ないし第5図で説明する
と、防振マウント3は内筒31と外筒32間にゴ
ム体33を設けてなり、サスペンシヨンメンバ1
は上記防振マウント3を介して車両ボデー2に支
持せしめてある。すなわち、上記内筒31内には
取付ボルト5を挿通してこれを上記車両ボデー2
に固定し、外筒32は上記サスペンシヨンメンバ
1に設けた筒状ブラケツト11内に圧入固定して
ある。
間隔をおいて対向するサスペンシヨンメンバ面
1aとボデー面21aのいずれかには、上記取付
ボルト5と同心状に弾性材よりなる複数のストツ
パ体4a,4b,4c,4d,4e,4fが設け
てあり、これらストツパ体4a〜4fのうち少な
くとも一つはサスペンシヨンメンバ面1aないし
ボデー面21aへの突出高を異ならしめてある。
[作用] 本考案の支持構造において、サスペンシヨンメ
ンバとボデーの相対変位が小さい場合には、上記
ストツパ体のうち突出高の高いもののみがサスペ
ンシヨンメンバ面ないしボデー面に当接し、比較
的小さい弾性力でサスペンシヨンメンバの動きを
規制する。
一方、上記相対変位が大きい場合には上記スト
ツパ体は突出高の小さいものもサスペンシヨンメ
ンバ面ないしボデー面に当接し、大きな弾性力で
サスペンシヨンメンバの動きを規制する。
[効果] 本考案によれば、サスペンシヨンメンバは小振
幅振動時には小さい弾性力で支持されるから効果
的な振動の吸収がなされ、一方、大振幅振動時に
は大きな弾性力で支持されて効果的な振動抑制が
なされて、車両ボデーへの振動伝達が防止され
る。
この時、ストツパ体のストツパ作用はサスペン
シヨンメンバの相対変位に応じて段階的に大きく
なるから、ストツパ体との急激な衝突による異音
の発生やゴツゴツ感を伴う振動の発生はない。
[実施例] 第1図において、車両のボデーパネル2の下方
にはサスペンシヨンメンバ1が位置し、該サスペ
ンシヨンメンバ1の下方には上記ボデーパネル2
よりストツパアーム21が延出せしめてある。上
記サスペンシヨンメンバ1はU字状断面を有し、
その開口部には逆L字断面の周縁を有する筒状ブ
ラケツト11が設けてある。
上記ブラケツト11には防振マウント3が固定
してある。すなわち、防振マウント3は同心状に
配した直立姿勢の内筒31と外筒32を有し、こ
れら筒31,32間にゴム体33が配してある。
上記防振マウント3は外筒32を上記ブラケツト
11内に圧入固定し、内筒31内には上記ボデー
パネル2、サスペンシヨンメンバ1、およびスト
ツパアーム21を貫通する取付ボルト5が挿通し
てある。取付ボルト5はボデーパネル2とストツ
パアーム21間に固定してある。
かくして、ボデーパネル2およびストツパアー
ム21間にサスペンシヨンメンバ1が弾性的に支
持される。この状態で、サスペンシヨンメンバ1
の下面1aとストツパアーム21の上面21aは
間隔をおいて対向しており、ストツパアーム21
aの上面には、第2図に示す如く、上記取付ボル
ト5と同心状に複数のストツパ体4a,4b,4
c,4d,4e,4fが設けてある。
これらストツパ体4a〜4fはゴム材よりな
り、サスペンシヨンメンバ1の下面1aに向く山
形をなして周状等間隔に設けてある。各ストツパ
体4a〜4fは径方向対称位置にあるものを同形
となし(第3図ないし第5図)、ストツパ体4a,
4bの高さが最も高く、ストツパ体4e,4fの
高さが最も低い。そして、第1図の静止位置でス
トツパ体4a,4bの先端はサスペンシヨンメン
バ1の下面に当接している。
なお、ボデーパネル2の下面には、外筒32周
縁に対向するように上記ストツパ体4a〜4fと
同一構造のストツパ体6a,6b(一部を図示)
が設けてある。
上記構造において、サスペンシヨンメンバ1の
振動変位が小さい場合には、サスペンシヨンメン
バ1にはストツパ体4a,4bが当接しているだ
けであるから、サスペンシヨンメンバ1は比較的
小さな弾性力で支持されており、この状態でサス
ペンシヨンメンバ1の振動は良好に吸収される。
サスペンシヨンメンバ1の振動変位が大きくな
ると、上記ストツパ体4a,4bに加えてストツ
パ体4c,4dが当接して弾性支持力が増加し、
振動が抑制される。サスペンシヨンメンバ1の振
動変位が更に大きくなると、ストツパ体4e,4
fも当接し始め、弾性支持力が更に大きく増加し
て今度は良好なストツパ作用がなされる。
かくして、サスペンシヨンメンバの振動振幅に
応じてストツパ体の支持弾性力が段階的に増加せ
しめられることにより、ストツパ体とサスペンシ
ヨンメンバの当接時の衝撃は弱められ、異音の発
生やゴツゴツ感を伴う振動の発生が防止される。
かくして、車内騒音の音圧はサスペンシヨンメン
バの変位量の増加に対して低く抑えられる。これ
を第6図の実線で示す。破線は従来例である。
また、上記実施例では、ストツパ体4a,4b
が常にサスペンシヨンメンバ1に当接して支持作
用をなしているから、支持構造全体の加振点モビ
リテイは、第7図に示す如く、高周波側へ移動
し、これによつても振動伝達は良好に防止され
る。なお、図中、破線は従来構造を示す。
上記実施例では、ストツパ体は径方向対称位置
のものを同形として3段階で弾性支持力を変える
ようにしたが、さらにストツパ体の数を増して多
段階に変えるようにしても良い。
また、ストツパ体をサスペンシヨンメンバ側に
設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は支持構造の全体断面図、第2図はスト
ツパ体の水平断面図、第3図ないし第5図はそれ
ぞれ第2図の−線、−線、−線に沿
う断面図、第6図はサスペンシヨンメンバ変位量
と車内騒音のレベル相関図、第7図は加振点モビ
リテイの周波数特性図である。 1……サスペンシヨンメンバ、1a……サスペ
ンシヨンメンバ面、11……筒状ブラケツト、2
……車両ボデーパネル、21……ストツパアー
ム、21a……ストツパアーム面(ボデー面)、
3……防振マウント、4a,4b,4c,4d,
4e,4f……ストツパ体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 同心状に配した内筒と外筒間にゴム体を設けて
    なる防振マウントを有し、上記内筒内に挿通した
    取付ボルトを車両ボデーに固定するとともに外筒
    をサスペンシヨンメンバに設けた筒状ブラケツト
    内に圧入固定して上記防振マウントを介して上記
    サスペンシヨンメンバを車両ボデーに支持する構
    造において、間隔をおいて対向するサスペンシヨ
    ンメンバ面とボデー面のいずれかに、上記取付ボ
    ルトと同心状に弾性材よりなる複数のストツパ体
    を設け、これらストツパ体のうち少なくとも一つ
    はサスペンシヨンメンバ面ないしボデー面への突
    出高を異ならしめたことを特徴とするサスペンシ
    ヨンメンバのボデー支持構造。
JP680987U 1987-01-20 1987-01-20 Expired - Lifetime JPH057908Y2 (ja)

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JPS63114878U JPS63114878U (ja) 1988-07-23
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JP4573608B2 (ja) * 2004-09-28 2010-11-04 東洋ゴム工業株式会社 ストッパー部材
JP6988676B2 (ja) * 2018-05-09 2022-01-05 トヨタ自動車株式会社 キャブマウント
JP2020176674A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 株式会社ブリヂストン ストッパ部材

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JPS63114878U (ja) 1988-07-23

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