JPH0439460Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0439460Y2 JPH0439460Y2 JP1985164216U JP16421685U JPH0439460Y2 JP H0439460 Y2 JPH0439460 Y2 JP H0439460Y2 JP 1985164216 U JP1985164216 U JP 1985164216U JP 16421685 U JP16421685 U JP 16421685U JP H0439460 Y2 JPH0439460 Y2 JP H0439460Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- ring
- inner ring
- bellows part
- outer ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、センターベアリングを介してプロペ
ラシヤフトを弾性的に支持するセンターベアリン
グサポートの改良に関する。
ラシヤフトを弾性的に支持するセンターベアリン
グサポートの改良に関する。
自動車の駆動系においてプロペラシヤフトをシ
ヤシ等の支持部材に支承させる場合、長尺なシヤ
フトに軸振れが発生することを想定して第２図に
示すようなセンターベアリングサポートが用いら
れている。同図において、符号１は図示しない支
持部材に固定される金属製の外環、２はその内周
側にセンターベアリング５を嵌着する金属製の内
環、３は外環１と内環２の間に焼着され、径方向
に伸縮する環状のベロー部４を備えたゴム状弾性
材製の弾性リング、６はグリースである。
ヤシ等の支持部材に支承させる場合、長尺なシヤ
フトに軸振れが発生することを想定して第２図に
示すようなセンターベアリングサポートが用いら
れている。同図において、符号１は図示しない支
持部材に固定される金属製の外環、２はその内周
側にセンターベアリング５を嵌着する金属製の内
環、３は外環１と内環２の間に焼着され、径方向
に伸縮する環状のベロー部４を備えたゴム状弾性
材製の弾性リング、６はグリースである。
上記センターベアリングサポートは、ベアリン
グ５を介して図示しないシヤフトを内挿支持し該
シヤフトに発生する軸振れをベロー部４の伸縮に
より吸収するもので、シヤフトを支持したときに
シヤフトの荷重により内環２が押し下げられるこ
とを考慮し、ベロー部４の外周縁から内周縁に至
る径方向断面に沿つた長さ（以下、単に長さと称
する）を該ベロー部４の上部４ａにおいて下部４
ｂより短くして（l1＜l2）、内環２を外環１に対し
て上方へ偏心させて配置し、内環２をシヤフトの
荷重により外環１と同心に位置させるようになつ
ている。図上Ａは外環１の中心軸であり、Ｂが内
環２の中心軸である。
グ５を介して図示しないシヤフトを内挿支持し該
シヤフトに発生する軸振れをベロー部４の伸縮に
より吸収するもので、シヤフトを支持したときに
シヤフトの荷重により内環２が押し下げられるこ
とを考慮し、ベロー部４の外周縁から内周縁に至
る径方向断面に沿つた長さ（以下、単に長さと称
する）を該ベロー部４の上部４ａにおいて下部４
ｂより短くして（l1＜l2）、内環２を外環１に対し
て上方へ偏心させて配置し、内環２をシヤフトの
荷重により外環１と同心に位置させるようになつ
ている。図上Ａは外環１の中心軸であり、Ｂが内
環２の中心軸である。
上記従来技術には次の問題がある。すなわち上
下で長さを異にしたベロー部４の軸方向の肉厚ｔ
が全周に亙つて一定とされているためにシヤフト
の荷重により内環２が押し下げられるとベロー部
４がその上部４ａにおいて下部４ｂより固くなつ
て該上部４ａの変形に対する自由度が小さくな
り、このためベロー部４に全周に亙つて均一に振
動が加わると該上部４ａが他の部分に先駆けて破
損する虞がある。
下で長さを異にしたベロー部４の軸方向の肉厚ｔ
が全周に亙つて一定とされているためにシヤフト
の荷重により内環２が押し下げられるとベロー部
４がその上部４ａにおいて下部４ｂより固くなつ
て該上部４ａの変形に対する自由度が小さくな
り、このためベロー部４に全周に亙つて均一に振
動が加わると該上部４ａが他の部分に先駆けて破
損する虞がある。
この問題に対処するには、実開昭56−17417号
の明細書および図面のマイクロフイルムに示され
るように、外筒（本考案の外環に相当する）と軸
受部材（内環およびベアリングに相当する）を同
心に配置し、該外筒と軸受部材の間に介装したリ
ング状ラバーマウント（弾性リングに相当する）
の下部に軸受部材を持ち上げて該軸受部材がシヤ
フトの荷重によつて押し下げられるのを相殺する
ストツパを設けることが考えられるが、この従来
技術には、軸受部材の外筒に対する下方へ向けて
の偏心動作がストツパにより阻害されるために該
方向についての吸振効果が小さい、という問題が
ある。
の明細書および図面のマイクロフイルムに示され
るように、外筒（本考案の外環に相当する）と軸
受部材（内環およびベアリングに相当する）を同
心に配置し、該外筒と軸受部材の間に介装したリ
ング状ラバーマウント（弾性リングに相当する）
の下部に軸受部材を持ち上げて該軸受部材がシヤ
フトの荷重によつて押し下げられるのを相殺する
ストツパを設けることが考えられるが、この従来
技術には、軸受部材の外筒に対する下方へ向けて
の偏心動作がストツパにより阻害されるために該
方向についての吸振効果が小さい、という問題が
ある。
本考案は以上の点に鑑み、ストツパを設けるこ
となくベロー部がその上部において早期に破損す
るのを防止することを目的とするもので、この目
的を達成するため、外環と内環の間に径方向に伸
縮するベロー部を備えた弾性リングを介装し、前
記ベロー部の長さを該ベロー部の上部において下
部より短くして前記内環を前記外環に対して上方
へ偏心させて配置し、前記内環をシヤフトの荷重
により前記外環と同心に位置させるセンターベア
リングサポートにおいて、前記ベロー部の軸方向
の肉厚を該ベロー部の下部から上部へかけて徐々
に薄くしたことを特徴とするセンターベアリング
サポートを提供する。
となくベロー部がその上部において早期に破損す
るのを防止することを目的とするもので、この目
的を達成するため、外環と内環の間に径方向に伸
縮するベロー部を備えた弾性リングを介装し、前
記ベロー部の長さを該ベロー部の上部において下
部より短くして前記内環を前記外環に対して上方
へ偏心させて配置し、前記内環をシヤフトの荷重
により前記外環と同心に位置させるセンターベア
リングサポートにおいて、前記ベロー部の軸方向
の肉厚を該ベロー部の下部から上部へかけて徐々
に薄くしたことを特徴とするセンターベアリング
サポートを提供する。
長さの短い上部が薄肉となるようにベロー部の
軸方向の肉厚を該ベロー部の下部から上部へかけ
て徐々に薄くすると、該上部が従来より柔らかく
なつて該上部の変形に対する自由度が従来より大
きくなる。
軸方向の肉厚を該ベロー部の下部から上部へかけ
て徐々に薄くすると、該上部が従来より柔らかく
なつて該上部の変形に対する自由度が従来より大
きくなる。
つぎに本考案の実施例を図面にしたがつて説明
すると、当該センターベアリングサポートは第２
図の従来技術に対して次の特徴を有している。す
なわちベロー部４の軸方向の肉厚が図上破線で示
すように該ベロー部４の下部４ｂから上部４ａへ
かけて徐々に薄くされて上部４ａにおいて最も薄
肉となつており（t1＜t2）、該上部４ａが従来よ
り柔らかくなつて該上部４ａの変形に対する自由
度が従来より大きくなつている。このためベロー
部４に全周に亙つて均一に振動が加わつても該上
部４ａが他の部分に先駆けて破損することがな
い。
すると、当該センターベアリングサポートは第２
図の従来技術に対して次の特徴を有している。す
なわちベロー部４の軸方向の肉厚が図上破線で示
すように該ベロー部４の下部４ｂから上部４ａへ
かけて徐々に薄くされて上部４ａにおいて最も薄
肉となつており（t1＜t2）、該上部４ａが従来よ
り柔らかくなつて該上部４ａの変形に対する自由
度が従来より大きくなつている。このためベロー
部４に全周に亙つて均一に振動が加わつても該上
部４ａが他の部分に先駆けて破損することがな
い。
ベロー部４の長さは該ベロー部４の下部４ｂか
ら上部４ａへかけて徐々に短くなつており、これ
に加えて軸方向の肉厚が該ベロー部４の下部４ｂ
から上部４ａへかけて徐々に薄くされる。このた
め軸方向の肉厚の増減勾配を適度に設定すること
により変形に対する自由度を全周に亙つて均一化
させることができる。
ら上部４ａへかけて徐々に短くなつており、これ
に加えて軸方向の肉厚が該ベロー部４の下部４ｂ
から上部４ａへかけて徐々に薄くされる。このた
め軸方向の肉厚の増減勾配を適度に設定すること
により変形に対する自由度を全周に亙つて均一化
させることができる。
本考案のセンターベアリングサポートは以上の
構成と作用によつて次の効果を奏する。すなわち
ベロー部の軸方向の肉厚を該ベロー部の下部から
上部へかけて徐々に薄くしたためにベロー部がそ
の上部において従来より柔らかくなつて該上部の
変形に対する自由度が従来より大きくなり、この
ため該上部が他の部分に先駆けて破損するのを防
止することができる。また弾性リングの下部にス
トツパを設けるものではないために内環の外環に
対する下方へ向けての偏心動作が阻害されず、該
方向についての吸振効果が小さくなることがな
い。
構成と作用によつて次の効果を奏する。すなわち
ベロー部の軸方向の肉厚を該ベロー部の下部から
上部へかけて徐々に薄くしたためにベロー部がそ
の上部において従来より柔らかくなつて該上部の
変形に対する自由度が従来より大きくなり、この
ため該上部が他の部分に先駆けて破損するのを防
止することができる。また弾性リングの下部にス
トツパを設けるものではないために内環の外環に
対する下方へ向けての偏心動作が阻害されず、該
方向についての吸振効果が小さくなることがな
い。
第１図は本考案の実施例に係るセンターベアリ
ングサポートの断面図、第２図は従来例に係るセ
ンターベアリングサポートの断面図である。 １……外環、２……内環、３……弾性リング、
４……ベロー部、４ａ……上部、４ｂ……下部、
５……ベアリング、６……グリース。
ングサポートの断面図、第２図は従来例に係るセ
ンターベアリングサポートの断面図である。 １……外環、２……内環、３……弾性リング、
４……ベロー部、４ａ……上部、４ｂ……下部、
５……ベアリング、６……グリース。
Claims (1)
- 外環１と内環２の間に径方向に伸縮するベロー
部４を備えた弾性リング３を介装し、前記ベロー
部４の外周縁から内周縁に至る径方向断面に沿つ
た長さを該ベロー部４の上部４ａにおいて下部４
ｂより短くして前記内環２を前記外環１に対して
上方へ偏心させて配置し、前記内環２をシヤフト
の荷重により前記外環１と同心に位置させるセン
ターベアリングサポートにおいて、前記ベロー部
４の軸方向の肉厚を該ベロー部４の下部４ｂから
上部４ａへかけて徐々に薄くしたことを特徴とす
るセンターベアリングサポート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985164216U JPH0439460Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985164216U JPH0439460Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6273119U JPS6273119U (ja) | 1987-05-11 |
| JPH0439460Y2 true JPH0439460Y2 (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=31093129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985164216U Expired JPH0439460Y2 (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0439460Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2521717B2 (ja) * | 1986-06-10 | 1996-08-07 | 株式会社 ブリヂストン | センタ−ベアリング |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5617417B2 (ja) * | 1974-08-23 | 1981-04-22 | ||
| JPS5817216A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | エルレイヴウ−エツセカツパエツフエ・オツフイシネ・デイ・ビツラ−ル・ペロサ・エツセ・ピ・ア | 変速機の軸を変速機の継手要素に接続するための弾性的に支持された接続ユニツト |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5617417U (ja) * | 1979-07-18 | 1981-02-16 |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP1985164216U patent/JPH0439460Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5617417B2 (ja) * | 1974-08-23 | 1981-04-22 | ||
| JPS5817216A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | エルレイヴウ−エツセカツパエツフエ・オツフイシネ・デイ・ビツラ−ル・ペロサ・エツセ・ピ・ア | 変速機の軸を変速機の継手要素に接続するための弾性的に支持された接続ユニツト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6273119U (ja) | 1987-05-11 |
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