JPH088340Y2 - センターベアリングサポート - Google Patents

センターベアリングサポート

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JPH088340Y2
JPH088340Y2 JP1469091U JP1469091U JPH088340Y2 JP H088340 Y2 JPH088340 Y2 JP H088340Y2 JP 1469091 U JP1469091 U JP 1469091U JP 1469091 U JP1469091 U JP 1469091U JP H088340 Y2 JPH088340 Y2 JP H088340Y2
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JP
Japan
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outer ring
bearing support
center bearing
bracket
ring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1469091U
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JPH04105628U (ja
Inventor
哲教 安藤
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、センターベアリング
サポートに関し、特に、耐久性に優れるセンターベアリ
ングサポートに関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、自動車等の車両
において、プロペラシャフトを防振支持するためのセン
ターベアリングサポートとしては、図3に示すようなも
のが知られている。
【0003】すなわち、このセンターベアリングサポー
トは、筒状の内環24の外側に所定の間隔をおいて筒状
の外環25を位置させるとともに、この外環25と前記
内環24との間に、弾性体26を断面が略U字形状にな
るように加硫成形して両者間を一体に連結して構成した
ものである。
【0004】そして、上記のように構成したセンターベ
アリングサポートの内環24側を軸受23を介してプロ
ペラシャフト21側に装着し、外環25側を図示しない
車体側に装着することによって、プロペラシャフト21
を防振支持するようになっている。
【0005】しかしながら、上記のように構成される従
来のセンターベアリングサポートにあっては、径方向、
すなわちプロペラシャフト21の軸線と直交する方向へ
の外力に対しては、弾性体26が径方向に弾性変形する
ことによって、その外力を吸収することができるが、プ
ロペラシャフト21の軸線方向への外力が作用した場合
には、その外力による応力が弾性体26のA部に集中し
てしまう。そのため、耐久性が著しく低下するととも
に、長期的使用によって応力集中部から破損してしまう
という問題点があった。
【0006】この考案は上記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、プロペラシャフトの軸
線方向への外力が作用した場合においても、弾性体に局
部的に応力が集中することをなくして、耐久性を向上さ
せることのできるセンターベアリングサポートを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの考案は、筒状の内環の外側に弾性体を介し
て筒状の外環を一体に連結し、前記内環を軸受を介して
回転軸側に、前記外環を固定体側に装着するようになっ
たセンターベアリングサポートにおいて、前記外環の外
側に所定の間隔をおいて筒状のブラケットを位置させる
とともに、このブラケットと前記外環との間に、前記回
転軸の軸線方向に伸縮自在な筒状のブーツを設けて、一
端をブラケット側に他端を外環側に、又は一端を外環側
に他端をブラケット側に連結した手段を採用したもので
あり、前記ブーツは、蛇腹形状をなすとともに、所望の
位置に環状の補強環が埋没されている手段を採用したも
のであり、前記ブーツは、環状の補強プレートを前記回
転軸の軸線方向に所定の間隔ごとに設けるとともに、こ
の補強プレートの内周側を蛇腹状の内筒で被嵌し、補強
プレートの外周側を蛇腹状の外筒で被嵌してなる手段を
採用したものである。
【0008】
【作用】この考案は前記の手段を採用したことにより、
回転軸の軸線方向と直交する方向に外力が作用した場合
には、その方向に弾性体が弾性変形することにより、そ
の外力を吸収し、また、回転軸の軸線方向に外力が作用
した場合には、その外力によって外環とブラケットとが
相対的に軸線方向に移動することによって、それらの間
に介在しているブーツが軸線方向に伸縮変形することに
なり、したがって、弾性体の軸線方向への変形量を少な
くすることができて、弾性体への局部的な応力の集中を
防止できることになる。
【0009】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1には、この考案によるセンターベアリン
グサポートの第1の実施例が示されていて、このセンタ
ーベアリングサポートは、筒状の内環4と、この内環4
の外側に所定の間隔をおいて位置するとともに、両端が
径方向外方に環状に突出している筒状の外環5と、この
外環5と前記内環4との間に設けられて両者間を一体に
連結する断面略U字形状の環状の弾性体6と、前記外環
5の外側に所定の間隔をおいて位置するとともに、一端
が径方向内方に突出している筒状のブラケット7と、こ
のブラケット7と前記外環5と間に設けられて一端をブ
ラケット7に他端を外環5に連結するとともに、前記プ
ロペラシャフト1の軸線方向に伸縮自在な筒状のブーツ
8とから構成され、前記内環4側をその内側に軸受3を
介してプロペラシャフト1側に装着し、前記外環5側を
図示しない固定体である車体側に装着することで、プロ
ペラシャフト1を防振支持するようになっている。
【0010】前記ブーツ8は、蛇腹状の本体部9と、こ
の本体部9の両端に一体に設けられる断面略コ字状の環
状の取付け部10、11とからなり、一端の取付け部1
0は前記外環5の一方の突出部に装着され、他端の取付
け部11は前記ブラケット7の突出部に装着され、これ
によって、外環5とブラケット7との間が一体に連結さ
れるようになっている。また、前記ブーツ8の蛇腹状の
本体部9の適宜の位置(この場合には最大径の部分)に
は、それぞれ金属製の環状の補強環12が埋没されるよ
うになっている。
【0011】次に、前記に示すものの作用について説明
する。まず、走行中に、路面等からの衝撃によってプロ
ペラシャフト1が径方向、すなわちプロペラシャフト1
の軸線方向と直交する方向に変位した場合には、その方
向にセンターベアリングサポートの弾性体6が変形する
ことにより、その外力を吸収することができることにな
る。
【0012】一方、路面等からの衝撃によってプロペラ
シャフト1がその軸線方向に変位した場合には、その方
向にセンターベアリングサポートの弾性体6が変形する
ことになるが、この場合、弾性体6の外周側に設けられ
ている外環5と車体側に設けられているブラケット7と
の間に介在しているブーツ8がその方向に伸縮変形をす
ることになり、これによって、弾性体6の変形量を少な
くすることができることになるので、弾性体6に局部的
に応力が集中することがなくなり、応力集中による破損
等を防止でき、耐久性を向上させることができることに
なる。
【0013】図2には、この考案にるセンターベアリン
グサポートの第2の実施例が示されていて、このセンタ
ーベアリングサポートは、外環5とブラケット7との間
に、プロペラシャフト1の軸線方向に所定の間隔ごとに
設けられる環状の金属製の補強プレート14と、この補
強プレート14の内周側を被嵌する蛇腹状の内筒15
と、補強プレート14の外周側を被嵌する蛇腹状の外筒
16とから構成されるブーツ13を設けたものであっ
て、その他の構成は前記第1の実施例に示すものと同様
の構成を有しているので、前記第1の実施例に示すもの
と同様の部分には、同一の番号を付してその構成の詳細
な説明は省略するものとする。
【0014】そして、この実施例に示すセンターベアリ
ングサポートにあっても、前記第1の実施例に示すもの
と同様に、走行中に、路面等からの衝撃によってプロペ
ラシャフト1が径方向、すなわちプロペラシャフト1の
軸線方向と直交する方向に変位した場合には、その方向
にセンターベアリングサポートの弾性体6が変形するこ
とにより、その外力を吸収することができることにな
る。
【0015】一方、路面等からの衝撃によってプロペラ
シャフト1が、その軸線方向に変位した場合には、その
方向にセンターベアリングサポートの弾性体6が変形す
ることになるが、この場合、弾性体6の外周側に設けら
れている外環5と車体2側に設けられているブラケット
7との間に介在しているブーツ13が、その方向に伸縮
変形をすることになり、これによって、弾性体6の変形
量を少なくすることができるので、弾性体6に局部的に
応力が集中することを防止できて、耐久性を向上させる
ことができることになる。
【0016】なお、上記各実施例においては外環5とブ
ラケット7との間に設けるブーツ8、13を蛇腹状に形
成したが、これに限定されることなく、回転軸であるプ
ロペラシャフト1の軸線方向に変位可能な形状であれば
よいものである。
【0017】
【考案の効果】この考案は前記のように構成したことに
より、回転軸の軸線方向への外力が作用した場合、その
方向に弾性体が弾性変形するとともに、弾性体の外周側
に位置している外環とブラケットとの間に介在している
ブーツが同一方向に伸縮変形することになり、したがっ
て、弾性体の変形量を少なくすることができることにな
って、弾性体への局部的な外力の集中を防止できること
になり、これによって、弾性体に局部的に応力が集中す
ることがなくなり、耐久性を著しく向上させることがで
きることになる等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるセンターベアリングサポートの
第1の実施例を示す概略断面図である。
【図2】この考案によるセンターベアリングサポートの
第2の実施例を示す概略断面図である。
【図3】従来のセンターベアリングサポートを示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1、21……回転軸(プロペラシャフト) 3、23……軸受 4、24……内環 5、25……外環 6、26……弾性体 7……ブラケット 8、13……ブーツ 9……本体部 10、11……取付け部 12……補強環 14……補強プレート 15……内筒 16……外筒

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の内環(4)の外側に弾性体(6)
    を介して筒状の外環(5)を一体に連結し、前記内環
    (4)を軸受(3)を介して回転軸(1)側に、前記外
    環(5)を固定体側に装着するようになったセンターベ
    アリングサポートにおいて、前記外環(5)の外側に所
    定の間隔をおいて筒状のブラケット(7)を位置させる
    とともに、このブラケット(7)と前記外環(5)との
    間に、前記回転軸(1)の軸線方向に伸縮自在な筒状の
    ブーツ(8)(13)を設けて、一端をブラケット
    (7)に他端を外環(5)に、又は一端を外環(5)に
    他端をブラケット(7)に連結したことを特徴とするセ
    ンターベアリングサポート。
  2. 【請求項2】 前記ブーツ(8)は、蛇腹形状をなすと
    ともに、所望の位置に環状の補強環(12)が埋没され
    ている請求項1記載のセンターベアリングサポート。
  3. 【請求項3】 前記ブーツ(13)は、環状の補強プレ
    ート(14)を前記回転軸(1)の軸線方向に所定の間
    隔ごとに設けるとともに、この補強プレート(14)の
    内周側を蛇腹状の内筒(15)で被嵌し、補強プレート
    (14)の外周側を蛇腹状の外筒(16)で被嵌してな
    る請求項1記載のセンターベアリングサポート。
JP1469091U 1991-02-21 1991-02-21 センターベアリングサポート Expired - Lifetime JPH088340Y2 (ja)

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JP1469091U JPH088340Y2 (ja) 1991-02-21 1991-02-21 センターベアリングサポート

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JPH04105628U JPH04105628U (ja) 1992-09-11
JPH088340Y2 true JPH088340Y2 (ja) 1996-03-06

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