JPS6211203Y2 - - Google Patents

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JPS6211203Y2
JPS6211203Y2 JP14369182U JP14369182U JPS6211203Y2 JP S6211203 Y2 JPS6211203 Y2 JP S6211203Y2 JP 14369182 U JP14369182 U JP 14369182U JP 14369182 U JP14369182 U JP 14369182U JP S6211203 Y2 JPS6211203 Y2 JP S6211203Y2
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JP
Japan
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rubber
cylinder
rubber bushing
suspension
inner cylinder
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JP14369182U
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JPS5947506U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のサスペンシヨンラバー構造
に関するものである。
従来、自動車のサスペンシヨンラバー構造は、
たとえば第3図で示されるように、サスペンシヨ
ンアーム20の一端2股部20A,20Bに形成
されている1対の筒状部20a,20bが、クロ
スメンバーなどの車体部材に固定されたブラケツ
ト21により支持した軸22に対して後述するラ
バー25を介して連結され、車輪23が連結され
るアーム20の先端20cがラバー25の撓み分
だけ揺動可能に構成されて、乗り心地と操縦安定
性とを向上させるために、軸22の外周と筒状部
20a,20bの内周との間にラバーブツシユ2
4が介装されている。
上記ラバーブツシユ24は、第4図で示される
ように、内筒24aと外筒24bおよび、これら
両筒24a,24bの間に嵌装されるラバー25
とからなり、ラバー25が保有する弾性によつて
乗り心地と操縦安定性の向上が得られるような構
成になつている。
しかしながら、上記のラバーブツシユ24を構
成ているラバー25が軟質の場合には乗り心地が
よくなるけれども操縦安定性が低下し、硬質の場
合には操縦安定性が向上するけれども乗り心地が
悪くなる要因をもつている。
一方、乗り心地をよくするためには、ラバーブ
ツシユ24の軸方向の硬さ、つまり車体の前後方
向の硬さを小さくし、また、操縦安定性を向上さ
せるためにはラバーブツシユ24の軸線と直角な
方向、すなわち車体の左右方向の硬さを高くする
ことが望ましいとされている。
したがつて、上記従来のラバー25によつて構
成されているラバーブツシユ24では、乗り心地
をよくするためと、操縦安定性の向上を図るため
の異質の硬度を併有させること、および方向性に
応じて異質の硬度を確保させることができないた
め、必然的に乗り心地と操縦安定性の両面もしく
はいずれか一方を、ある程度低減した状態でしか
提供し得ない欠点がある。
そこで、ラバーブツシユの方向性に応じて異質
の硬度が確保できるように構成されたものが、た
とえば実公昭56−20590号によつて提案されてい
る。すなわち、この種のものは、ラバーブツシユ
に硬質合成樹脂もしくは金属などの剛性の大きい
補強素子を嵌着することで、ラバーブツシユの軸
線に直角な方向の剛性を軸方向の剛性よりも大き
く確保できるように構成されている。
しかしながら、このような構成ではラバーブツ
シユの軸線に直角な方向の剛性と、軸方向の剛性
とに大差をもたせて、乗り心地と操縦安定性の両
面をともに向上させることができない。すなわ
ち、乗り心地をよくするために軟質のラバーブツ
シユを用いた場合、硬質合成樹脂もしくは金属か
らなる補強素子が軟質のラバーブツシユに嵌着さ
れることで、該補強素子が保有している剛性が軟
質のラバーブツシユのクツシヨン性能によつて吸
収されて幾分低減する。したがつて、ラバーブツ
シユの軸線に直角な方向の剛性が低下し、操縦安
定性が低下する。また、操縦安定性の向上を図る
ために、硬質のラバーブツシユを用いた場合に
は、硬質のラバーブツシユに対して上記の補強素
子が嵌着されるので、ラバーブツシユの軸線に直
角な方向の剛性が大きくなつて、操縦安定性の向
上が期待できるけれども、同時にラバーブツシユ
の軸方向の剛性が大きくなるから、乗り心地が悪
くなる欠点を有している。
この考案は、上記従来の欠点に鑑みなされたも
ので、ラバーブツシユの軸方向の剛性を小さく
し、軸に直角な方向の剛性を大きくすることで、
乗り心地と操縦安定性の両面を向上させることが
できるサスペンシヨンラバー構造を提供すること
を目的とする。
以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図は、この考案を適用したサスペンシヨン
ラバー構造の概略平面図を示し、同図において1
はサスペンシヨンアーム、2はクロスメンバーな
どの車体部材(図示せず)に固定されたブラケツ
トで、サスペンシヨンアーム1の一端2股部1
A,1Bに形成された筒状部1a,1bには、ラ
バーブツシユ3がそれぞれ取り付けられている。
4,4は軸で、この軸4,4はボルトにより形成
されており、ブラケツト2にナツト4aをねじ止
めして固定され、この軸4に上記ラバーブツシユ
3が取り付けられている。したがつて、周知の手
段によつて車輪5が連結されるサスペンシヨンア
ーム1の先端1Cは、上記軸4を支点に上下に揺
動可能になつている。
ラバーブツシユ3は、第2図で示されるように
内筒6、転動体7、中間筒8、硬質のラバー9、
外筒10、軟質のラバー11などで構成されてい
る。そして、内筒6は、その軸方向の一端に径外
方向に膨出したフランジ6aが形成され、転動体
7は内筒6と中間筒8との間に介挿された複数の
ボール(鋼球)7aによつてなる。したがつて、
内筒6と中間筒8とは転動体7を介して軸方向お
よび軸まわりに相対移動可能になつている。
硬質のラバー9は中間筒8と外筒10との間に
嵌装され、外筒10の軸方向の一端には上記内筒
6の一端に形成されたフランジ6aに対向するフ
ランジ10aが径外方向に膨出して形成されてい
る。そして、両フランジ6a,10aの間に軟質
の環状ラバー11が介在している。このラバー1
1は、図示した実施例では横断面三角形に成形さ
れ、その底辺部11aが内筒6のフランジ6aに
おける外筒10のフランジ10aとの対向面に焼
き付け固着され、頂点11bが外筒10のフラン
ジ10aにおける内筒6のフランジ6aとの対向
面に当接している。また、内筒6が軸4を介して
ブラケツト2に取り付けられ、外筒10がサスペ
ンシヨンアーム1の筒状部1a,1b内に取り付
けられている。
上記構成において、サスペンシヨンアーム1に
作用する車体の前後方向の荷重、つまり、ラバー
ブツシユ3の軸方向の荷重は、内筒6と中間筒8
とが転動体7を介して軸方向に相対移動するこ
と、および、この移動が内筒6と外筒10のフラ
ンジ6a,10a間に介在している軟質のラバー
11で柔らかく規制されることによつて吸収され
るため、ラバーブツシユ3の軸方向の剛性が小さ
くなり、乗り心地がよくなる。このことは、内筒
6と中間筒8とが転動体7を介して軸まわりに相
対移動可能であることで、より一層顕著になる。
一方、サスペンシヨンアーム1に作用する車体
部材の左右方向の荷重、すなわちラバーブツシユ
3の軸線に直角な方向の荷重には、中間筒8と外
筒10との間に嵌挿されている硬質のラバー9が
対応するから、ラバーブツシユ3の軸線に直角な
方向の剛性が大きく、操縦安定性能が向上する。
なお、上記実施例では、ラバーブツシユ3の内
筒6をブラケツト2を介して車体部材に取り付
け、外筒10のサスペンシヨンアーム1に取り付
けた例で説明したけれども、この考案は上記実施
例にのみ限定されるものではなく、内筒6のサス
ペンシヨンアーム1に取り付け、外筒10の車体
部材に取り付けるように構成しても上記実施例と
同様の効果を奏する。また、内筒6と外筒10の
それぞれの一端にのみフランジ6a,10aを形
成した例につき説明したけれども、この場合も上
記実施例にのみ限定されるものではなく、内筒6
を外筒10よりも幾分長寸に形成し、両筒6,1
0の両端に径外方向に膨出する1対のフランジを
形成し、各フランジ間に軟質のラバーを介在させ
るように構成してもよい。
以上説明したように、この考案によれば、ラバ
ーブツシユの軸方向の剛性が小さく、軸に直角な
方向の剛性が大きくなるようなサスペンシヨンラ
バー構造としたので、自動車の乗り心地をよくす
るとともに操縦安定性の向上を図ることができる
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したサスペンシヨンラ
バー構造の概略平面図、第2図はラバーブツシユ
の一例を示す横断面図、第3図は従来例のサスペ
ンシヨンラバー構造の概略平面図、第4図は従来
例の同ラバーブツシユの横断面図である。 1……サスペンシヨンアーム、2……ブラケツ
ト、3……ラバーブツシユ、4……軸、6……内
筒、6a,10a……フランジ、7……転動体、
8……中間筒、9……硬質のラバー、10……外
筒、11……軟質のラバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サスペンシヨンアームと車体部材との間にラバ
    ーブツシユが設けられるサスペンシヨンラバー構
    造であつて、上記ラバーブツシユは内筒の外周に
    転動体を介して中間筒が相対的に軸方向および軸
    まわりに移動自在に設けられ、上記中間筒と該中
    間筒の外周に配設される外筒との間に硬質のラバ
    ーが嵌装され、上記内筒と外筒との少なくとも一
    端に径外方向に膨出したフランジが形成され、こ
    れらフランジ間に軟質のラバーが介装され、上記
    内筒および外筒の一方がサスペンシヨンアーム
    に、他方が車体部材に取り付けられてなるサスペ
    ンシヨンラバー構造。
JP14369182U 1982-09-22 1982-09-22 サスペンシヨンラバ−構造 Granted JPS5947506U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14369182U JPS5947506U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 サスペンシヨンラバ−構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14369182U JPS5947506U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 サスペンシヨンラバ−構造

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Publication Number Publication Date
JPS5947506U JPS5947506U (ja) 1984-03-29
JPS6211203Y2 true JPS6211203Y2 (ja) 1987-03-17

Family

ID=30320667

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14369182U Granted JPS5947506U (ja) 1982-09-22 1982-09-22 サスペンシヨンラバ−構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100499773B1 (ko) * 2002-08-16 2005-07-07 현대모비스 주식회사 엔진 지지구조
JP7064331B2 (ja) * 2017-12-27 2022-05-10 株式会社デンソーテン 駆動装置の取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5947506U (ja) 1984-03-29

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