JPH065228Y2 - ラジエ−タの支持装置 - Google Patents

ラジエ−タの支持装置

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JPH065228Y2
JPH065228Y2 JP1985158179U JP15817985U JPH065228Y2 JP H065228 Y2 JPH065228 Y2 JP H065228Y2 JP 1985158179 U JP1985158179 U JP 1985158179U JP 15817985 U JP15817985 U JP 15817985U JP H065228 Y2 JPH065228 Y2 JP H065228Y2
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JP
Japan
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elastic member
bracket
radiator
metal plate
convex portion
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985158179U
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English (en)
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JPS6265316U (ja
Inventor
作美 長谷藤
一成 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ラジエータを弾性部材を介して、車体に支持
させるラジエータの支持装置に関する。
(従来技術) 従来から、ラジエータを、弾性部材を介して車体に弾性
的に支持し、該ラジエータをダイナミックダンパーとし
て利用して車体に生じる振動を合理的に抑制する技術は
既に公知であり、更に、上記弾性部材の耐久性を考慮
し、該弾性部材に金属板を埋設し、該弾性部材の強度を
向上させるようにしたものが、特開昭58−16161
6号公報に開示されている。
しかしながら、上記従来のものにおいては、車体の振動
は、効果的に抑制できる反面、弾性部材に埋設された金
属板と、車体に配設されたブラケットとが、直接当接す
るため、車体における大きな振動発生時に、両者が干渉
し合い、異音が発生するという問題があった。
この問題を解消するにあたって、単に上記金属板を弾性
部材によって完全に包囲することが考えられるが、この
場合は、ブラケット開口部への弾性部材の嵌合時に、嵌
合方向とは反対方向に弾性部材の一部が押し出され、上
方に逃げることになり、その逃げ分によって、ブラケッ
トと、該ブラケットの上面に係止する弾性部材の係止部
との平行度が得られなくなり、ラジエータの荷重が弾性
部材に局部的に加わることで耐久性が低下してしまうと
いう問題がある。
(考案の目的) 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
る。弾性部材に埋設された金属板とブラケット開口部と
の干渉による異音の発生を阻止すると共に、ブラケット
への装着性の優れた弾性部材から成るラジエータの支持
装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するにあたり、車体に配設さ
れたブラケットの開口部内周面に嵌合される筒状部と、
該筒状部から周方向に延び、上記ブラケットの上面に係
止する係止部とから成る弾性部材に、上記係止部から筒
状部にかけて延びる金属板を埋設すると共に、この弾性
部材を介し、ラジエータを車体に支持させるラジエータ
の支持装置において、上記弾性部材の筒状部の側方に、
ブラケットの開口部内周面に押圧嵌合される凸部と、押
圧嵌合時に凸部から押し出された弾性部材の逃げを許容
する溝部とを設けるとともに、上記金属板の下端部を上
記凸部の内部に位置させたものである。
(考案の効果) 本考案は、以上の様に構成されるため、弾性部材に埋設
された金属板とブラケット開口部内周面との干渉によっ
て生じる異音の発生を阻止できると共に、凸部での押圧
嵌合力を十分に得ることができ、かつ押圧嵌合時に、凸
部から押し出された弾性部材の逃げを許容する溝部を設
けたことにより、ブラケットと、該ブラケットの上面に
係止する弾性部材の係止部との平行度を確実に得ること
で、ラジエータの荷重が弾性部材へ局部的に加わること
がなくなり、弾性部材耐久性の向上が図れる。また、金
属板の下端部を凸部の内部に位置させたことにより、弾
性部材の筒状部の先端部には金属板が存在せず充分な弾
性を有するためブラケットの開口部内周面への弾性部材
の嵌合が容易に行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する(尚、
実施例においては、本考案をラジエータの下方を支持す
る支持装置にのみ用いたものとする)。
第1図,第2図及び第3図は、本考案の第1実施例を示
したものであり、ラジエータ1は、車体2の一部をなす
フロント・ロア・クロスメンバーに、ボルト3により、
固着されたブラケット4とラジエータ1のロアタンク1
aとの間に弾性部材5が介在されている。この弾性部材
5は第2図及び第3図に詳細に示す様に、ラジエータ1
のロアタンク1aから突出されたボス部(図示せず)を
受け入れる嵌装穴5aと、該嵌装穴5aより、その径が
大きく、かつブラケット4の開口部内周面4aに嵌合す
る筒状部5bと、該筒状部5bから垂直方向に延び、上
記ブラケット4の上面4bに係止される係止部5cとか
ら形成されている。更に、ブラケット4の開口部内周面
4aと嵌合する筒状部5bには、該開口部内周面4aに
押圧嵌合される凸部50bと、押圧嵌合時に、該凸部5
0bから押し出された弾性部材5の逃げを許容する逃げ
部としての環状溝6が設けられている。また、上記凸部
50bの内部には、上記弾性部材5に強度を持たすた
め、埋設された断面L字状の金属板としてのリング部材
7が位置している。尚、8はラジエータ1の揺動を規正
するストッパー、9は弾性部材5の成形時に上記リング
部材7が正規の位置で埋設されるように、リング部材7
をささえる突起部(図示せず)の型抜き時に成形された
穴部である。
以上の様に構成されるため、弾性部材5に埋設されたリ
ング部材7とブラケット4の開口部内周面4aとの干渉
によって生じる異音の発生を阻止できると共に、凸部5
0bでの押圧嵌合力を十分に得ることができ、かつ押圧
嵌合時に、凸部50bから押し出された弾性部材5の逃
げを環状溝6により許容し、ブラケット4の上面4aと
弾性部材5の係止部5cとの平行度を確実に得ること
で、弾性部材5へのラジエータ1の荷重の局部集中に起
因する耐久性の低下も防止できる。また、金属板の下端
部を凸部の内部に位置させたことにより、弾性部材の筒
状部の先端部には金属板が存在せず充分な弾性を有する
ためブラケットの開口部内周面への弾性部材の嵌合が容
易に行うことができるとともに、特にこの第1実施例に
おいては、上記弾性部材5は第3図に示すA−A線を分
割面とする型材によって形成されるが、リング部材7を
凸部50bの内部の上部までにしたことによって、リン
グ部材7の下端部をさらに延出させたものに比べ、弾性
部材5の切損を招くことなく、スムーズに型抜きが行え
る利点を有する。
更に、第3図及び第4図は、本考案の第2実施例を示し
たものであり、第1実施例と同一部分は同一符号を付
し、詳細な説明は省略する。この実施例のものにおいて
は、第1実施例においての環状溝6の役目を複数の縦溝
10により果たすようにしたものである。この第2実施
例においては、第1実施例に比べ、非常に簡単に型抜き
ができるため、生産性が一層向上できるものである。更
に、この第2実施例においては、第1実施例の様に金属
板の下端部の制限を受けることがなくなるため、自由度
を得ることができる。
尚、第1,2実施例においては、本考案をラジエータ1
のロアタンク1a側の支持に、際して本考案を適用した
が、アッパタンクの支持にも採用することもできる。
【図面の簡単な説明】 第1図,第2図及び第3図は本考案の第1実施例を示し
たものであり、第1図は、ラジエータ車体に取付けた状
態の簡略した全体図,第2図は弾性部材の平面図,第3
図は第2図におけるIII−III断面図である。第4図及び
第5図は本考案の第2実施例を示したものであり、第4
図は弾性部材の平面図,第5図は第4図におけるV−V
断面図である。 1……ラジエータ,2・2a……車体,4……ブラケッ
ト,4a……開口部内周面,4b……上面,5……弾性
部材,5b……筒状部,5c……係止部,50b……凸
部,6……環状溝(溝部),7……リング部材(金属
板),10……縦溝(溝部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に配設されたブラケットの開口部内周
    面に嵌合される筒状部と、該筒状部から周方向に延び、
    上記ブラケットの上面に係止する係止部とから成る弾性
    部材に、上記係止部から筒状部にかけて延びる金属板を
    埋設すると共に、この弾性部材を介し、ラジエータを車
    体に支持させるラジエータの支持装置において、 上記弾性部材の筒状部の側方に、ブラケットの開口部内
    周面に押圧嵌合される凸部と、押圧嵌合時に凸部から押
    し出された弾性部材の逃げを許容する溝部とを設けると
    ともに、上記金属板の下端部を上記凸部の内部に位置さ
    せたことを特徴とするラジエータの支持装置。
JP1985158179U 1985-10-15 1985-10-15 ラジエ−タの支持装置 Expired - Lifetime JPH065228Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985158179U JPH065228Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15 ラジエ−タの支持装置

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JP1985158179U JPH065228Y2 (ja) 1985-10-15 1985-10-15 ラジエ−タの支持装置

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JPS6265316U JPS6265316U (ja) 1987-04-23
JPH065228Y2 true JPH065228Y2 (ja) 1994-02-09

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ID=31081425

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5687093B2 (ja) * 2011-03-01 2015-03-18 東洋ゴム工業株式会社 ラジエータサポート

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JPS5750599U (ja) * 1980-09-08 1982-03-23
JPS5850129U (ja) * 1981-09-30 1983-04-05 有限会社 向井鉄工所 水門の開閉構造
JPS60178228U (ja) * 1984-05-07 1985-11-27 豊田合成株式会社 ラジエ−タサポ−ト

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