JPS59108023A - 熱硬化性ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性ポリウレタン樹脂組成物

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JPS59108023A
JPS59108023A JP57217767A JP21776782A JPS59108023A JP S59108023 A JPS59108023 A JP S59108023A JP 57217767 A JP57217767 A JP 57217767A JP 21776782 A JP21776782 A JP 21776782A JP S59108023 A JPS59108023 A JP S59108023A
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polyurethane resin
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Shigeyoshi Kuroda
黒田 栄美
Itsuro Kashino
柏野 逸郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性ポリウレタン樹脂に関し、詳しくは分
子鎖中に−5OsX基(但し、Xはアルカリ金属原子)
及び第三級水酸基を有する熱可塑性ポリウレタン樹脂お
よび2個以上のインシアネート基を有する低分子量ポリ
インシアネートから成る顔料分散性及び耐湿熱性等の改
善された性實ヲ付与する熱硬化性樹脂を提供するもので
ある。
熱可塑性ポリウレタン樹脂は高弾性、柔軟性、耐摩耗性
、耐寒性、強度等に優れる性質の活用でその有機溶剤溶
液が合成皮革用、塗料用、接着剤用等に巾広く用いられ
ている。
しかし、熱可塑性ポリウレタン樹脂は耐熱性、耐加水分
解性、耐湿熱性に劣る欠点がある。また近年、熱可塑性
ポリウレタン樹脂は印刷インキ、磁性塗料用、導電性樹
脂、磁性ゴム等への用途開発が活発であるが、使用の際
、磁性粉体の分散性が悪く、これが原因で電磁特性を満
足すべきものが得られない現状にある。
従来から、これらの欠点を解消するための種々の方法が
提案されているが、熱可塑性ポリウレタン樹脂が本来有
する高弾性、耐摩耗性、柔軟性、耐寒性、強度等の性質
を損うことなしに上記欠点を改善することは不可能であ
った。
本発明者らは熱可塑性ポリウレタン樹脂の優れた諸性能
を損うことなく上記欠点を改善する方法につき鋭意研究
の結果、分子鎖中に一5OsX基(但し、Xはアルカリ
金属原子)及び第三級水酸基の導入された熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂を用いることによって顔料分散性が改善さ
れることおよび低分子量ポリイソシアネートを併用する
ことによって硬化後のウレタン樹脂の耐湿熱性、耐摩耗
性等の耐久性をも向上させることを見出し本発明を完成
するに至った。
すなわち、本発明は分子鎖中に−5OsX基(X;アル
カリ金属原子)及び第三級水酸基を含有する熱可塑性ポ
リウレタン樹脂溶液(A)及び2個以上のインシアネー
ト基を有する低分子量ポリイソシアネート(B)を含ん
で成る熱硬化性ポリウレタン樹脂組成物を提供するもの
である。
本発明で用いられる熱可塑性ポリウレタン樹脂は特に数
平均分子量が10,000〜50,000、さらに好ま
しくは15.000〜4s、oooである。また熱可塑
性ポリウレタン樹脂−分子中の−SO,X基数は平均値
として0.2以上、好ましくは0.5〜10、特に好ま
しくは05〜5であり、第三級水酸基数は0.2以上、
好ま゛しくは0.5以上、さらに好ましくは1〜20程
度であることが望ましく、Xはアルカリ金属原子である
が好ましくはNa、にである。すなわち数平均分子量1
0,000以下ではポリウレタン樹脂の機械的性質、耐
摩耗性、耐湿熱性に劣り、50,000以上ではポリウ
レタン樹脂の耐摩耗性を向上させるものの、顔料分散性
を極度に悪化させ、塗料化が困難な事態に陥る場合が多
い。また−分子中の一8OsX基数が0.2以下では、
顔料分散性の向上は困難であり、10以上では一5os
x基の親水性の増大によって、有機溶剤に対する溶解性
および耐水性に劣るので好ましくない。さらに−分子中
の第三級水酸基数が0.2以下では硬化後のウレタン樹
脂の耐湿熱性の向上は難かしい。
なお、本発明で用いる熱可塑性ポリウレタン樹脂の末端
は両末端ともにイソシアネート基あるいは水酸基、−万
の端がインシアネート基で他の端が水酸基のいずれでも
よい。
本発明で使用される分子鎖中に−SO,X基及び第三級
水酸基を官有する熱可塑性ポリウレタン樹脂は有機ジイ
ソシアネート(AI)と分子鎖中に−SO,X基を含む
ジオール(A、)の単独および該ジオールと分子鎖中に
一8OBX基を含まない水酸基数が2以上の第三級水酸
基を官有するポリオール−a(As)の混合物とを重合
して得ることができるし、(A1)と(A、)の重合体
及び(A、)と(A3)の重合体を別々に作り、これら
を重合しても良いし、これらを混合して使用しても良い
有機ジインシアネート(A1)としては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、インホ
ロンジイソシアネート、キシレンジインシアネート、シ
クロヘキサンジイソシアネート、トルイジンジイソシア
ネート、2.4−)リレンジイソシアネート、2.6−
ドリレンジインシアネー)、4.4’−ジフェニルメタ
ンジインシアネ−)、p−フェニレンジイソシアネート
、m−フェニレンジインシアネー)、1.5−ナフチレ
ンジインシアネートおよびこれらの混合物が挙げられる
。これらのうち、4,4′−ジフェニルメタンジインシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2.4−
)リレンジイソシアネート、2゜6−ドリレンジイソシ
アネートおよびこれらの混合物が好適である。
分子鎖中に−SO,X基を官有するジオール(A、)は
、−S O、N aO例ではジメチルイソフタレート−
5−スルホン酸ナトリウムまたはジメチルサクシネート
スルホン酸ナトリウム等のジアルキルスルホインフタレ
ートおよびジアルキルスルホ丈クシネートのような二塩
基酸−スルホン酸ナトリウムまたはそれらのエステルと
コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、ゲルタン酸、ピメ
リン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロテレ
フタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の二塩基酸およ
びこれらの酸エステルの混合物と炭素数2〜10を有す
るグライコール類例えば、エチレングリコール、1.2
−7”ロビレングリコール、1,3−プロピレングリコ
ール、2,3−ブチレングリコール、1.4−ブチレン
グリコール、2,2′−ジメチル1,3−プロパンジオ
ール、ジエチレンクリコール、1,5−ペンタメチレン
グリコール、1.6−へキサメチレングリコール、シク
ロヘキサン1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4
−ジメタツール等のグリコールの単独あるいはこれらの
混合物とのN縮合によって得られる分子量500〜6.
000のポリエステルジオールを挙げることができる。
また、上記スルホン酸ナトリウムのエステルと過剰の炭
素数2〜10の前記グライコールとのエステル交換反応
によって得られるレアルカノールスルホイソフタレート
およびジアルカノールスルホサクシネートと未反応のグ
ライコールとの混合物を挙げることができる。
−SO,X基を含有しない第三級水酸基を含有するポリ
オール類(A3)としては、線状の末端水酸基を有する
第三級水酸基を含まない分子量500〜<S、000の
ジオール類を混合しても良いし、炭素数2〜10を有す
る低分子量ジオールおよび分子鎖中に第三級水酸基を有
する炭素数4〜10のトリオールおよびこれらのトリオ
ールを用いて得られる末端水酸基と分子鎖中に第三級水
酸基を少くとも1個以上有する分子量500〜6.OD
Dのポリエーテルポリオールおよびポリエステルポリオ
ール等のポリオール類単独であっても良い。
線状の末端水酸基を有する分子量500〜6.oooの
ジオールとしては例えばポリエステルポリオール、ポリ
エーテルポリオールを挙げられる。ポリエーテルポリオ
ールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール等を示す
ことができる。ポリエステルポリオールとしては前記の
炭素数2〜10を有するグライコールの単独または混合
物と一8o、X基を宮まない前記二塩基酸およびこれら
の酸エステル、酸ハライドの単独または混合物とを重縮
合することによって得られるポリエステルポリオールが
挙げられ、さらにε−カプロラクトンなどのラクトンを
グリコール等の存在下で開環付加重合したポリカプロラ
クトンジオール類が挙げられる。
炭素数2〜10を有する低分子量ジオール類としては、
前記ポリエステル類の製造に際し使用されるグリコール
類の単独あるいは混合物を用いることができる。さらに
ビスフェノールA1ハイドロキノン等にエチレンオキサ
イドプロピレンオキサイドを2〜4モル付加したジオー
ル類が挙げられる。前記のうちで、線状の末端水酸基を
有する分子量500〜6,000のジオールおよび炭素
数2〜10を有する低分子量ジオール両者ともに脂肪族
ジオール類が好適である。
分子鎖中に第三級水酸基を有する炭素数4〜10のトリ
オールとしては、例えば1,2.3−ヒドロキシ−2−
メチル−プロパン、1,2.3−ヒドロキシ−2−エチ
ルプロパン、i、2.4−ヒドロキシ−2−メチルブタ
ン、1.2.5−ヒドロキシ−2−メチルペンタン、1
,3゜5−ヒドロキシ−3−メチルペンタン、1,3.
6−ビトロキシ−6−メチルヘキサン等の単量体もしく
は混合物が挙げられる。
また前記第三級水酸基を有する分子量500〜へ000
のポリオールにプロピレンオキシド、エチレンオキサイ
ド9またはブチレンオキサイドを付加したポリプロピレ
ンエーテルポリオール、ポリエチレンポリオール、ポリ
ブチレンポリオール類がポリエーテルポリオール類とし
て挙げられる。
さらに、第三級水酸基を有するトリオールと前記低分子
量グライコールとの混和系で前記二塩基酸およびこれら
の酸エステル、酸ノ・ライドと重縮合することによって
得られるポリエステル類が挙げられ、ε−カプロラクト
ン等のラクトンを該トリオール、およびグライコールと
の混和物の存在下で開環付加重合したポリカプロラフト
ンボ1ノオール類が挙げられる。
上記ポリオールの分子鎖中の水酸基は第三級であること
が必須である。第一級および第二級の水酸基は第三級の
水酸基と比較してインシアネートとの反応性が速く、ポ
リウレタンの高分子量化または網状化現象を生じ、熱可
塑性ポリウレタ/樹脂の生成が困難となることによるも
のである。
また本発明で使用される熱可塑性ポリウレタン樹脂を製
造するに際し、ポリオールと有機ジイソシアネートのO
H/N00モル比は夫々の原料中の不純物(水分、酸、
加水分解塩素等)をも考慮して0.85〜1.15/1
.00好ましくは0.95〜1.05/1.0が良い。
これらの範囲をはずれると本発明で求められている優れ
た諸性能が得られないので好ましくない。
こうして得られた SO,X基及び第三級水酸基を有す
る熱可塑性ポリウレタンには、必要ならば触媒および各
種の安定剤を使用することができる。触媒として例えば
トリエチルアミン、トリエチレンジアミン等の第三級ア
ミン、モルホリン、N−メチルモルホリン等の窒素化合
物、酢酸カリウム、ステアリン酸亜鉛等の金属塩、ジブ
チル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド等の有機金
属化合物などが挙げられる。安定剤として例えば置換ベ
ンゾトリアゾール類などの紫外線に対する安定剤、フェ
ノール誘導体などの熱酸化に対する安定剤を配合するこ
とによって熱可塑性ポリウレタンの上記諸性能を著しく
安定化させることができる。
さらにまた、上記熱可塑性ポリウレタン樹脂を製造する
にあたっては、従来の公知の方法をとることができ、所
望により触媒の存在下で反応剤を十分に混合後、反応混
合物を平板もしくは平らな面上へ流して加熱し、次で冷
却後破砕する方法、反応混合物を押出機へ注入する方法
およびジメチルホルムアミド、トルエン、キシレン、ベ
ンゼン、ジオキサン、シクロヘキサノン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブ
チル等の単一または混合溶剤系の有機溶媒中で反応させ
る溶液反応法等の通常の製造法を用いることができる。
これらのうちで磁性塗料用とする場合は、固形熱可塑性
ポリウレタン樹脂の溶解および希釈用も含めて、水との
親和性、溶解性の低いトルエン、キシレン、ベンゼン等
、溶解性に優れるシクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル
等が好適である。
本発明では上記熱可塑性ポリウレタン樹脂を最終的には
適当な硬化剤で硬化して使用する必須があり、硬化剤と
して低分子量ポリイソシアネートが最適である。
本発明で使用されるイソシアネート基が2個以上の低分
子量ポリイソシアネート(B)としては前記熱可塑性ポ
リウレタン樹脂の製造に際し用いられる有機ジインシア
ネートおよびインシアネート基が2個以上の低分子量ポ
リインシアネート(例えば低分子量ポリオールなインシ
アネート化合物で末端インシアネート基とした化合物)
等が挙げられ、分子量は150−7,000程度のもの
である。インシアネート基が2個以上の低分子量ポリイ
ソシアネートとし【し1例えば下記の化合物が挙げられ
る。
この式の市販品としてはバーノックD−750、クリス
ボンNX(大日本インキ化学工業■製品)、デスモデュ
ールI、(住友バイエル社製品)、コロネートL(日本
ポリウレタン社製品)、タケネー)D102(武田薬品
社製品)等が挙げられる。
υ 市販品バーノックD−950(大日本インキ化学工業■
製品) トリフェニルメタン4.4’、4“−トリイン
シアネート NCOデフ8デー−7t、= R (住友バイエル社製) 前記熱可塑性ポリウレタン樹脂(A)と低分子量ポリイ
ソシアネート(B)の比率は特に限定されるものではな
いが、好ましくは前記熱可塑性ポリウレタン樹脂100
部に対して上記低分子量ポリイソシアネートを6〜40
部加えて硬化させることによって硬化後のウレタン樹脂
の機械的強度、耐摩耗性、耐熱性、耐湿熱性、耐溶剤性
および基材との密着性を大巾に向上させることができる
なお、上記熱硬化性ウレタン樹脂組成物に必要ならば通
常用いられている熱可塑性ポリウレタン樹脂、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、塩化ビニル
重合体、ポリビニルブチラール系樹脂、熱可塑性ポリエ
ステル樹脂、塩化ビニル−プロピオン酸ビニル系共重合
体、エポキシ樹脂およびフェノキシ樹脂等の市販品をそ
のまま併用することによって顔料の分散性の改善、樹脂
の硬さの調整等に使用することができる。
本発明により得られる熱可塑性ポリウレタン樹脂はその
優れた顔料分散性、耐湿熱性、耐摩耗性、流動性、永久
伸び等の諸性質に優れているため各種用途に用いること
ができる。例えば各種印刷インキ、磁性ゴム、各種塗料
、磁気記録体結合剤、導電性樹脂、接着剤、フィルム素
材、シート素材、自動車部品等の工業成型品材料等に使
用でき、特にその特性から磁気記録体用結合剤として有
用な熱可塑性ポリウレタン樹脂である。
次に本発明を実施例によって説明するが、これはあくま
で−態様でしかなく、本発明は実施例のみによって限定
されるものではない。
また文中「部」は全て重量基準を示す。
〔実施例1〜3および比較例1〜5〕 1.4−ブタンジオール、アジピン酸、5−ソジウムス
ルホジメチルイソフタレートからなる分子[2,000
(アジピン酸15−ソジウムスルホジメチルイソフタレ
ートのモル比の範囲は表−1に示される。水酸基価56
.1)のポリエステルジオール1モル、1,3.5−ヒ
ドロキシ−3−メチルペンタン(配合比は表−1に示す
)ジプチル錫ジラウレート0.1部を混和i、4.4’
−ジフェニルーメノノジイソシアネートをNC010H
=1.00/102のモル比となる様に添加した。これ
らの成分乞混和する前にポリオール、インシアネートを
夫々80U、50Cに加熱した。
ポリオール混合物にインシアネートを添加するにあたっ
ては、成分の繁智な接触を図るために約1分間機械市況
合を行った。次でこの反応混合物を120Cに加熱され
たバット上に流し込み1時間、さらに100Cで20時
間靜装置反応を完了させて熱可塑性ポリウレタン樹脂を
調製゛した。
得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂の一803Na基数
、第三級水酸基数、有機溶剤に対する溶解性、数平均分
子量および磁性粉の分散性の測定結果を表−1に示した
表−1の熱可塑性ポリウレタン樹脂の測定方法を以下に
記した。
注1)含まれる一8Os基数の測定:元素分析法前処理
は酸素フラスコ燃焼法にてSO,−−とし、この基をイ
オンクロマト(ダイオニック社製)法によって測定し、
−8O,Na基数に換算した。
注2)第三級水酸基は全て未反応と仮定して仕込比と熱
可塑性ポリウレタン樹脂の数平均分子量により算出した
注6)有機溶剤に対する溶解性測定 不揮発分20%のシクロヘキサノン溶液の状態で評価◎
:50U、室温(23C)にても全に溶解し、透明で溶
液の安定性良好。
○;50Cで完溶し透明な溶液、室温にて透明なゼリー
状態。固形層に分離。
×:50Cにて懸濁状態、室温にて白濁不透明浴液層性
4)数平均分子量の測定ニゲルパーミェーション分析法
によりポリスチレン換算にて分子量を測定した。
測定機(LC−08型)、検出器(RI):日本分析工
業■ 測定カラム:昭和電工■ショーデツクス(Sho−da
x)A−806、A−805、A−804、A−803
、A−802の5本系列 注5)磁性粉の分散性 実施例1〜3または比較例1〜5で 得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂   150部シク
ロヘキサノン           600部メチルエ
チルケトン          250部γ−Fe20
B磁性粉末         300部上記の混合物を
ボールミル中で20時間練肉後得られた磁性塗料を厚さ
10μのポリエチレンテレフタレートの基体フィルム上
に乾燥後の厚みが10μになるように塗布乾燥し、顕@
鏡(40倍)下で磁性層の表面状態を観察し、磁性粉の
分散性を評価した。評価基準を下に記した。
◎;非常に優れている  ○:優れている△:普  通
      ×:劣っている〔実施例 4〕 分子i1,000(水酸基価112)のポリテトラヒド
ロフラン1.0モル、DBS (日本ヒドラジン■製、
5−ラジウムスルホビスβ−ヒドロキシエチルイソフタ
レート/エチレングリコール 35/65重量比)0.
5モル、ジプチル錫ジラウレート0.2部、2.4−)
リレンジイソシアネー)/2.6−)リレンジイソシア
ネー) (80/20混合物)NCO10H=1.00
/1.020モル比で実施例1と同様の方法にて熱可塑
性ポリウレタン樹脂を調製した。
〔実施例 5〕 1.5.5−ヒドロキシ−3−メチルペンタンを開始剤
とする分子量3,000(水酸基価3Z4)のポリカプ
ロラクトン1.0モル、DBS0.8モル、ジプチル錫
ジラウレート0.2部、1,6−へキサメチレンジイソ
シアネートNC010Hモル比で1.0071.02で
実施例1と同様の方法にて熱可塑性ポリウレタン樹脂を
調製した。
但し、実施例4、実施例5いずれもイソシアネートの温
度は35Cにて反応させた。
実施例4〜5で得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂の−
S O41N a基数、有機溶剤に対する溶解性、数平
均分子量および磁性粉の分散性の項目を前記と同様の方
法にて測定し、その結果を表−2に示した。
さらにまた、実施例1〜5、比較例2〜4で得られた熱
可塑性ポリウレタン樹脂のポリインシアネートを架橋剤
とする硬化皮膜の耐湿熱性の測定結果を表−3に示した
表 −2 注5)硬化皮膜の耐湿熱性 不揮発分20%のシクロヘキサノン溶液100部にバー
ノックD−750(大日本インキ化学工業社製低分子奮
ポリイソシアネート)5部からなる溶液を離型紙上に塗
布し、80Cで5分間、次で120Cで10分間乾燥し
く得られた膜厚約100μの皮膜の物性ならびにこれら
の皮膜をさらに70Cで相対湿度95%の条件で2週間
経過後の皮膜の物性を測定した。
皮膜物性:オートグラエ井100型島#、製作所■製J
IS  K−6501に準じた。
表−1〜乙の結果より実施例1〜5による熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂が有機溶剤に対する溶解性、耐湿熱性を損
うことなく、磁性粉の分散性の向上に寄与しくいること
が確認されtも く磁気テープの耐摩耗性試験〉 実施例1〜5または比較例2〜4により得られた熱可塑
性ポリウレタン樹脂      40部ビニライトVA
GH(米国ユニオンカーバイト製、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体)     60〃シクロヘキサノン  
            300〃メチルエチルケトン
            300〃r−Fe20B磁性
粉末            350〃カーボンブラツ
ク               12〃潤滑剤   
      5〃 上記の混合物をボールミル中で24時間練肉した後、バ
ーノックD−750(大日本インキ化学工業社製、低分
子量ポリイソシアネート)20部添加しさらに1時間練
肉した後得られた磁性塗料を厚さ10ミクロンのポリエ
チレンテレフタレート基体フィルム上に乾燥後の厚みが
10ミクロンどなるように塗布乾燥し、所定の幅に裁断
して磁気記録テープを作った。そして、耐摩耗性を測定
した。
測定方法は、回転ディスクにて各テープの磁性面を摩擦
し、塗膜の摩耗量を測定した。その結果を第1図に示し
た。
第1図より実施例1〜5の熱可塑性ポリウレタン樹脂を
用いた磁気テープは耐久性能に優位性を発揮しているこ
とが確認された。
【図面の簡単な説明】
司1図に4は実施例1〜5及び比較例2〜4により得ら
れた熱可塑性ポリウレタン樹脂を用いた磁気テープの摩
耗量(txt )と時間(分)の関係を示すグラフであ
る。 特許出顧人二大日本インキ化学工業株式会社手続補正書
(自発) 昭和58年 6月す日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第217767号 2、発明の名称 熱可塑性ポリウレタン樹脂 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 〒174 東京都板橋区坂下三丁目35番58号(28
B)大日本インキ化学工業株式会社代表者 用  村 
 茂  邦 4、代理人 〒103 東京都中央区日本橋三丁目7番20号大日本
インキ化学工業株式会社内 電話 東京(03) 272−4511 (大代表)発
明の詳細な説明の欄、及び図面の簡単な説明の欄6、?
#正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙のζξく訂正する
。 (2)  明細書第1頁第3行の発明の名称の「熱可塑
性」を「熱硬化性」と訂正する。 (3)明細書第1頁第10行の「熱可塑性」を「熱硬化
性Jと訂正する。 (4)  同第3頁第3行の「樹脂を」を「樹脂(A)
を1と訂正する。 (5)同第3頁第9行の「レタン樹脂溶液(A)」をr
レタン樹脂(A)」と訂正する。 (6)  同第3頁第12行の「ポリウレタン樹脂は」
を「ポリウレタン樹脂(A)はJと訂正する。 (7)同第5頁第4行の[ポリウレタン樹脂は]を「ポ
リウレタン樹脂(A)はJと訂正する。 (8)  同第18頁第1行の「熱可塑性」をr熱硬化
性」と訂正する。 (9)同第18頁第7行の「熱可塑性」を「熱硬化性」
と訂正する。 aω 同第18頁下から3行、4行の間に次の文を加入
する。 「(熱可塑性ポリウレタン樹脂の合成例)」(11)同
第27頁第11行の「表−1〜3」を「表−1〜2Jと
訂正する。 (12)同第27頁第12行の「耐湿熱性」を削除する
。 (13)同第27頁第14行のあとに次の文を加入する
。 「更に、表−3の結果より本発明の熱硬化性ポリウレタ
ン樹脂が耐湿熱性に優れることが確認された。 (14)同第29頁第5行の「ポリウレタン樹脂を」を
「ポリウレタン樹11M(A)とポリイソシアネート(
B)からなる熱硬化性ポリウレタン樹脂を1と訂正する
。 (15)同第29頁第10行の[熱可塑性ポリウレタン
樹脂を」を「熱可塑性ポリウレタン樹脂(A)とポリイ
ソシアネート(B)からなる熱硬化性ポリウレタン樹脂
をJと訂正する。 以上 特許請求の範囲(訂正後) 分子鎖中に−s、o、、 X基(但し、Xはアルカリ金
属原子)及び第三級水酸基を有する熱可塑性ポリウレタ
ン樹脂(A)および2個以上のイソシアネート基を有す
る低分子量ポリイソシアネート (B)から成る熱東側
性ポリウレタン樹脂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 分子鎖中に−SO,X基(但し、Xはアルカリ金属原子
    )及び第三級水酸基を有する熱可塑性ポリウレタン樹脂
    (A)および2個以上のインシアネート基を有する低分
    子量ポリイソシアネート(B)から成る熱可塑囲ポリウ
    レタン樹脂
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