JPS58193678A - 青果物及び食品の鮮度保持方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は青果物及び食品の鮮度保持方法に関する。挺に
詳しくは、青果物又は食品をプラスチックフィルムで包
装保存する際の鮮度保持方法に関する。

近年、各種プラスチックス類が安価に生産されるように
な如、製袋加工機械や自動包装機械の発達と相まって、
プラスチックスフィルムを使って食品、青果物を包装す
るようＫなった。該プラスチックスフィルムとして、例
えばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、６６１セルロース
、ポリスチロール、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リビニルアルコール、ポリカーボネート、等が挙げられ
る。特に、青果物については、果実・藤菜Ｏ輸送・貯蔵
の方法や期間、果実・跪菜の種類など、各々の目的に応
じて包装材料と包装方法が決められなければならない。

プラスチックスフィルム包装による輸送・貯蔵の王な目
的は、（１）釆菜体の鮮度保持、（２）追熟抑制幼果の
増大、（３）市場における商品価値の増大、（４）輸送
に録しての填扱いの１１１便化等である。フィルム包装
による鮮度保持の効果は（１）輸送・貯蔵中における水
分蒸散による萎凋の防止、（２）病原函による２次感染
による腐敗の防止、（５）輸送・貯蔵中に釆菜体が損易
を受けると、代謝活性が増大し変質・劣化の原因になる
が、包装により機械的損傷を軽減することができること
等である。更に、プラスチックスフィルムの種類、厚み
を選択することによυ、袋内のガス組成を調節すること
が１７１ｉ＠である。例えば、空気中の０量２濃度を厳
適域まで増加させ、０量濃度を低下させると、米菜体の
代ｍ機能が抑制され、追熟抑制や炭水化物・栄養成分の
分解・消費を抑制することができ、鮮度保持、品質保持
に役立つ。このガス組成変化による効果を向上させるた
め、積極的に袋内部にガス吸収剤、例えば、酸素吸収剤
、エチレン吸収剤や炭酸ガス発生剤が加えられ、鮮［−
持に努めている。このように、プラスチックフィルムを
利用する鮮度保持方法が実用化されている。

しかしながら、袋内部の湿度が１４富に上昇し。

特に長期保存の場合や水分蒸紋の大きい米菜体の場合、
果菜体表面やフィルム袋内壁部に広く結露水が生じ、品
質を劣化される上に、−次奇生−の繁噛に都合の良い条
件が創出され、腐敗の主原因、Ｃなるという電入な問題
が解決されていなかった。

そこで、本発明者らはかかる欠点を克服するため鋭意研
究した結果、高吸水性ポリマーを袋内部に存在させるこ
とにより、結嶌水の生成を抑え、異常な過湿状態を回避
し、一般宵釆物保存に適する７５〜９０チの相対湿度に
一定化する効果を見出し、本発明を完成した。

即ち、本発明は、宵果物又は賞品をプラスチックフィル
ムで密封包装する鮮度保持方法において、咳包装内に高
吸水性ポリマーを存在させることを特徴とする宵果物及
び賞品の鮮度保持方法を提供するものである。

本発明に係る高吸水性ポリマーとは、水に不浴で、水に
接して多量の水を吸収し、自重の３０倍以上の吸水能を
有する物質である。例えば。

特公昭４９−４５５９５号公報が開示する澱粉−ポリア
クリロニトリルグラフト共重合体、特公昭５１−３９６
７２号公報が開示する架橋ポリアルキレンオキシド、特
公昭５５−１３４９５号公報が開示するビニルエステル
−エチレン系不Ｍ＞１１力ルボン酸共重合体ケン化物、
特電＠５４−３０７１０号公報が開示する逆相懸濁重合
法によって得られる自己架橋ポリアクリル酸塩、％開昭
５４−２００９５号公報が開示するポリビニルアルコー
ル系重合体と環状酸無水物との反応生成物、特開ｌｌ８
５５−８４５０４号公報が開示するポリアクリル酸塩架
橋物などが挙げられる。高吸水性ポリマーの形状として
は、粉状、粉粒状、粒状、ブロック状、−片状、シート
状などがある。

高吸水性ポリマーの便用量はぎ果物又は食品の種類、水
分含量、水分蒸歓率、包装状態、保存時の温度等によシ
異なるが、一般にはｔ釆榔又は食品１量に対し０．０１
〜４０パーセント、好ましくは０．０５〜５パーセント
である。

本発明の実施に当り、−吸水性ポリマーの使用方法とし
ては、（１）高吸水性ポリマーをペレット状、ビーズ状
、棒状、ブロック状、／−ト状等に底盤して、和紙、不
繊布等の通気性の袋に入れ使用する方法、（２）高吸水
性ポリマーをプラスナックフィルムと紙（又は不繊布）
で挾んでプラスチックフィルムの表向に高吸水性ポリマ
ーを付着させ九フィルムを製造し、それを用いて高吸水
性ポリマーが包装内に存在する嫌に包装　　　　　□す
る方法％　（３）高吸水性ポリマーをプラスチックフィ
ルム中４１＆人させたフィルムを作り、それを用いて包
装する方法、等が挙げられる。

また、本発明の実施に当り、高吸水性ポリマーと共に従
来公知のガス吸収剤または炭酸ガス発生剤を併用してこ
れらを包装内に存在させることが出来る。旋用すること
が出来るガス吸収剤として、袋内の酸素濃度を下げるた
め、例えば、還元鉄粉・硫酸第一鉄のような鉄系酸素吸
収剤等、ｆ果物の追熟過楊で発生するエチレン、アルデ
ヒド類、アルコール類の有機質ガスを吸着するため、例
えば、活性炭、モレギュラーシープ、ゼオライト等、又
これらの無機質担体に過マンガン敵カリウム等が吸着さ
れたものが挙げられ、炭酸ガス濃度を下げるため、例え
ば、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等が挙げられ、炭酸ガス発生剤としては炭酸カルシ
ウム、炭酸水素リチウムを挙げることができる。ガス吸
収剤及び炭酸ガス発生剤の便用蓋は電果物や食品のＮｌ
類、包装状態、保存時の一度、袋内の要求されるガス一
度等により異なるが、一般には電果物又は食品の重置に
対し０．０１〜１０パーセント、好ましくは０．０５〜
５パーセントである。

ガス吸着剤又は炭酸ガス発生剤の使用方法としては、単
品又は高吸水性ポリマーと混合してペレット状、ビーズ
状、棒状、ブロック状、シート状等に成臘して和紙、不
繊布等の袋に入れ使用する方法、フィルムと紙の間に挾
む方法、フィルム中に練込む方法等が挙げられる。

本発明の方法により鮮度を保持し得る青果物トシて、−
エチレン、サクランボ、ビワ、モモ、スモモ、ブドウ、
クメ、オレンジ、ナシ、す／ゴ、パイナツプル、ミカン
、メロン、アボカド、クリ等で例示される来夾類、及び
ナメコ、生フイタケ、エノキタケ、マツ７ユルーム、ト
ウモロコシ、ブロッコリー、グリンピース、ニンジン、
ホウレンソウ、カリフラワー、フキ１′ベツ、タケノコ
、ゴボウ、パセリ、ソウマメ、アスパラガス、レンニン
、・・クサイ、ネギ、ニラ、セロリ−、カブ、キャベツ
、ダイコン、タマネギ、イチゴ、ニンニク、ワサビ、マ
ツタケ、ピーマン、コシヨウ、エダマメ、カポチャ、サ
ヤエントウ、スイカ、ジャガイモ、トマト、ナス、イン
ゲンマメ、キュウリ、サトイモ、レタス、／メジ、モヤ
７、キクナ尋、果菜類、根菜類、芽菜類、茸類、マメ類
％　＊＠４％てが包含される。

食品として、生切り絣、和洋来子、カステラ。

サラミ、パン、納豆、かまぼこ、ちくわ、たらこ等の水
産、ミソ等の醸造品、生菓子、寿Ｉｉ′１類、チーズ、
パター等の乳製品等が包含される。

本発明の電果物及び食品の鮮度保持方法を用いることに
より、下記の効果が得られる。

■　袋内に発生する結膳水が除去できる。

■　高吸水性ポリマーは大気中の水分をも捕まえること
が出来ると共に、捕まえられた水は袋内の温度低下に伴
い放出され、袋内の湿度を一定化することができ、水分
蒸散による脱水を防止できる。

■　保存する宵未瞼、食品に要求されるガス組成に変化
させ、それを維持させることができる０ ■　上記■、■に示した湿度及びガス組成の調節能力に
よプ、病原−のＩＩ噴を抑え、腐敗による。情質劣化を
防止することができる。

以上のように１プラスチツクフイルム包装により青果物
及び食品を保存する場合、本発明の方法ｔ−使用するこ
とにより、艇期に亘り品質の劣化がなく、商品価値がそ
こなわれず、極めて良い鮮度保持幼果が認められた。

以下、実施例により本発明の特徴及び幼果を具体的に示
すが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない
。

実施例１ ８０ｊ密閉容器ｔ−５０℃、９８チ相対湿度の雰囲気に
し死後、高吸水性ポリマー（自己架橋ポリアクリル酸塩
）Ｓｔを挿入し、その後経時的に容器内の湿度便化を測
定した。結果を表１に示す。

表　１　相対層成（チ） 実施例２ ポリエチレンフィルム（厚み５０μ）に実施例１と同じ
高吸水性ポリマーを５Ｏｆ、／ｍ　　の割会で赦布し、
テイツシーではさみ込んだフィルムを製造した。このフ
ィルムを用いて、高吸水性ポリマーが内面に装着された
１５Ｘ１８−の袋をつくり、この中に化シイタケ７５−
７９１を入れ、密封包装し、１０℃、７日間放置しも結
果を表２に示す。

表　　　　　２ 実施例５ ＃Ｒ卓吸収剤（エージレス、三菱瓦斯化手製）５．５ｆ
と和紙で出来た小袋に内蔵した高吸水性ポリマー（自己
架備ポリアクリル酸塩）の表３に示す童を別々に包績袋
（ポリエチレンフィルム、厚み２０μ）に入れ、ブドウ
果房５００ｆを室温にて４日間保存した。米層の脱粒率
で鮮度保持効果を−べた。祠来は表５の如くである。

実施例４ パームクーヘンの保存を次の要領で実施した。

（１）　　ポリエチレン袋で保存した（実験区１゛）。

（２）実施例２で製造した高吸水性ポリマー装層ポリエ
チレン袋で保存した（夷−区２）。

（５）実施例２で製造した＾吸水性ポリマーＩｋ虐ポリ
エチレン袋にエージレス（三菱瓦貼化字＃）を入れ保存
した（実験区５）。

実験区１では保存後５日目、実験区２では５００日目ら
カビの発生が認められたのに対し、実験区３のエージレ
ス存在下で＾吸水性ポリマー装着ポリエチレン袋で密封
包装したものは５０日経過しても肉眼でカビの発生は銹
奈されなかった。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　青果物又は食品をプラスチックフィルムで密封包装
   する鮮度保持方法において、該包装内ＫＴ１！Ｉｌ吸水
   性ポリマーを存在させることを特徴とする青果物及び食
   品の鮮度保持方法。 ２　ｆ果物又は食品をプラスチックフィルムで密封包装
   する鮮度保持方法において、該包装内Ｋ　（ａ）高吸水
   性ポリマー及び（１））ガス吸収剤又は炭酸ガス発生剤
   を存在させることを特徴とする青果物及び食品の鮮度保
   持方法。 ５　プラスチックフィルムの表面に高吸水性ポリマーを
   付着せしめてなる青果物及び食品の鮮度保持用包装フィ
   ルム。 ４　高吸水性ポリマーの付着がプラスチックフィルムと
   紙によって高吸水性ポリマーを挾むことによりなされる
   特許請求の範囲＃Ｉ５項記載の青果物及び食品の鮮度保
   持用包装フィルムＯ