JPH03167261A - 青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法 - Google Patents

青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法

Info

Publication number
JPH03167261A
JPH03167261A JP1306734A JP30673489A JPH03167261A JP H03167261 A JPH03167261 A JP H03167261A JP 1306734 A JP1306734 A JP 1306734A JP 30673489 A JP30673489 A JP 30673489A JP H03167261 A JPH03167261 A JP H03167261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vegetables
fruits
hinokitiol
synthetic resin
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1306734A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2849586B2 (ja
Inventor
Hiroki Imakura
今倉 博樹
Yuichi Yamada
裕一 山田
Ryutaro Fukazawa
深沢 立太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiwa Kasei Co Ltd
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Seiwa Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK, Seiwa Kasei Co Ltd filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP1306734A priority Critical patent/JP2849586B2/ja
Priority to EP19910108440 priority patent/EP0514578B1/en
Publication of JPH03167261A publication Critical patent/JPH03167261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2849586B2 publication Critical patent/JP2849586B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/24Adaptations for preventing deterioration or decay of contents; Applications to the container or packaging material of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants
    • B65D81/28Applications of food preservatives, fungicides, pesticides or animal repellants

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、青果物鮮度保持材料及び鮮度保持方法に関し
、詳しくはヒノキチオール等を含有する合成樹脂フィル
ム及びこれを用いた青果物の鮮度保持用包装材料並びに
鮮度保持方法に関する。
本明細書において、青果物とは、収穫後における果実や
果菜(以下、単に果実という)及び硫菜頚等の青果物並
びに根菜,豆類,芋,穀類等の青果物に剥皮等の処理加
工を施したもの、或いはカット野菜のように青果物に切
断,細分化等の処理加工を施したもの、または青果物に
若干の乾燥或いは脱水操作を施したもの等の若干の処理
加工を施した青果物をいう。
〔従来の技術〕
多くの果実や硫菜類は、収穫後も成熟過程を継続し、果
実の芳香や色の変化、果肉の軟化など、種々の変化を起
こす。これらのうち、果実,gt菜類は、その種類によ
っては、一定の段階まで発育していれば、成熟を待たず
、かなり未熟な時に収穫しても、収穫後に成熟作用が行
われ、可食状態となって食用に供することのできるもの
もある.このような果実.疏菜類の収穫後における或熟
現象を追熟と称し、この現象を利用して果実.疏菜類の
輸送,貯蔵などが行われ、一般には、必要に応じて追熟
作用を阻止したり、あるいは逆に促進したりして利用の
目的を果たしている。果実や詠菜類の追熟作用を阻止し
て輸送及び貯蔵期間を延長させる従来技術としては、青
果物の追熟に伴う呼吸作用の上昇現象(タライマクテリ
ック・ライズ)を引き起こすエチレンを吸着させる方法
が知られている(例えば特開昭56−88752号公報
)。
更に、収穫後の微生物の増殖(例えばカビ)による腐蝕
防止の従来技術としては、食塩水や塩素水により青果物
を洗浄したり、青果物をアルコール製剤等や、抗菌性物
質を合成樹脂フィルム、不織布などの表面にコーティン
グしたものを一緒にダンボール箱や合成樹脂製の袋に入
れて貯蔵したり、直接殺菌剤をミスト状に噴霧すること
が提案されている。
また、微生物の増殖を抑え、かつ安全な物質を適当な物
品、例えば種々の包装材料や貼着剤に吸着させ、これを
食品表面に接触させるか、或いはそのような包装材料で
食品を被覆又は包装する方法が提案され、前記物質とし
てヒノキチオール.ヒノキチオールの塩及びそれらの包
接化合物が良好な結果をもたらすことが開示されている
(例えば、特開昭61−108359号公報〉。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述の如く、青果物の鮮度保持のために、従来、エチレ
ンや水分の吸着及び腐蝕防止に関して検討がなされてき
た。しかしながら、かかる従来技術では、収穫後洗浄工
程を設けたり、青果物をアルコール製剤などと一緒にダ
ンボール箱や合成樹脂製の袋に入れる作業等の煩雑さが
ある.また表面コーティングしたものは、抗菌性物質の
損失が多く、徐放性の制御を自在に行うことができず、
しかも、洗浄工程や使用製剤により、いずれも青果物の
品質劣化や安全性に問題が残り、貯蔵,運搬時などに果
実,疏菜等の鮮度を充分に保持することが困難であった
そこで、本発明者らは、青果物の呼吸作用の増大を抑制
することによって、迫熟作用を充分に胆止するとともに
、微生物の増殖を抑制する効果を飛′j7N的に向上さ
せて貯蔵期間を延長し、その上収穫後の前処理工程を最
小限度にとどめ、包装作業などの煩雑さをなくし、青果
物の商業的価値を向上させることのできる包装材料、そ
の材料となる合成樹脂フィルム及びこれを用いた保存方
法を開発すべく、鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段及びその作用〕その結果、
ヒノキチオール等を含有させた合戒樹脂フィルムが、上
記の課題を達威しうることを見出した。本発明はかかる
知見に基いて完成したものである。
すなわち本発明は、ヒノキチオール,その塩及びそれら
を含むサイクロデキストリン包接化合物のうちの一種以
上の化合物を含有することを特徴とする合成樹脂フィル
ムを提供するとともに、この合成樹脂フィルムからなる
ことを特徴とする青果物の鮮度保持用包装材料及びこの
包装材料で包装又は被覆することを特徴とする青果物の
鮮度保持方法を提供するものである。
上述のように、本発明の合戒樹脂フィルムは、ヒノキチ
オール.その塩及びそれらを含むサイクロデキストリン
包接化合物のうちの一種以上を含有するものであるが、
これらの化合物の含有量はフィルムtrrr当たり0.
1〜2000■(ヒノキチオール換算)、好ましくは2
0〜3 0 0 mgとする。
この含有量が0.1■/ボ未満であると、抗菌効果が充
分に発揮されない。しかし、2000■/ボを超えて含
有させても、含有量に相当する効果の向上が認められな
い。
本発明の合成樹脂フィルムを製造する素材としては、様
々な重合体あるいは共重合体を充当することができるが
、特にオレフィーン系重合体が好ましい。ここで、オレ
フィン系重合体の例をあげれば、エチレン.プロピレン
.1−ブテン,1−ヘキセン,3−メチル−1−ペンテ
ン等の炭素数12以下のα−オレフィンの単独重合体、
これらのα−オレフィンのランダムないしブロック共重
合体、又はオレフィンを主或分とし、これと酢酸ビニル
.アクリル酸,メタクリル酸.アクリル酸アルキルエス
テル.メタクリル酸アルキルエステル等との共重合体が
ある。具体的には、例えば高密度ポリエチレン,低密度
ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポリプロピレ
ン,エチレンープロピレンランダム共重合体,エチレン
ープロピレンゴム,エチレンープテンー1ゴム,エチレ
ンープロピレン−1−ブテンランダム共重合体,エチレ
ンープロピレンブロック共重合体,エチレンープロピレ
ン−1−プテンブロック共重合体,エチレンー酢酸ヒニ
ル共重合体,ブロビレンーl−ブテンランダム共重合体
.エチレンーアクリル酸共重合体.エチレンーメタクリ
ル酸共重合体の金属塩が挙げられる。これらを単独又は
二種以上混合して用いてもよい。
また、上記のようなオレフィン系重合体の他にスチレン
系重合体,1.2−ポリブタジエンなどを併用してもよ
い。
本発明の合成樹脂フィルムを製造するには、ヒノキチオ
ール.ヒノキチオールの塩及びこれらを含むサイクロデ
キストリン包接化合物のうちの一種以上の化合物(ヒノ
キチオール類〉を配合して上記のようなオレフィン系重
合体をフィルムに成形すればよい。ヒノキチオール類は
、オレフィン系重合体の製造前に単量体混合物に配合し
てもよく、また、重合体の製造後でフィルム或形前に配
合してもよい。また、フィルムの戒形は、従来公知の任
意の方法によって行うことができ、例えば押出戒形であ
るインフレーション威形やT−グイ戒形などの方法で行
うことができる。
なお、本発明においては、上記ヒノキヂオール類は、通
常はヒノキチオールそのものの他に、その塩(錯塩,複
塩等を含む)あるいはヒノキチオールやその塩を含有す
るサイクロデキストリン包接化合物があげられる。
本発明の合成樹脂フィルムは、好ましくは上記のような
オレフィン系重合体から構或されるが、フィルムの炭酸
ガス(Co!)/酸素ガス(02)の透過度比は2〜1
0の範囲にあるのが好ましく、3〜7がより好ましい。
Go,/O.比が2未満であると、フィルムで青果物を
包装したときに包装内部のco.i度が高くなり、青果
物に呼吸困難が起こる。
このような透過度比は、フィルム厚を適宜選択すること
によって調節することができる。フィルム厚は、使用す
る合成樹脂の種類にもよるが、一般には5〜200μm
1好ましくは12〜120μmが適当である。
本発明に使用する合成樹脂のメルトフローレート(MF
R,J I S−K7 2 1 0)には特に制限はな
いが、例えばMFR値が0.1〜10g/10分(JI
S−K6760準拠〉程度のものが好ましい。
ヒノキチオール.その塩及びそれらを含むサイクロデキ
ストリン包接化合物は、微生物の発生及び増殖を抑制す
るため、これらを含有する合成樹脂フィルムは青果物の
鮮度保持に有効である。なお、このフィルムの鮮度保持
作用機構については、未だ、完全には解明されていない
が、その一因として徐放効果が挙げられる。すなわち、
ヒノキヂオール類をフィルム表面にコーティングしたも
のでは、ヒノキチオールがフィルム表面に存在するため
、保管や作業中にも揮散が進行し、また、ブルーミング
現象を生じ易く、これらは包装内部の環境により左右さ
れ、ヒノキチオールの徐放制御が難しく、使用目的によ
って変えることが難しい。
しかし、本発明においてはヒノキチオール類がフィルム
内に分散されているため、使用目的によって樹脂又は樹
脂組威を変えることにより徐放制御が可能である. 本発明の合成樹脂フィルムは、上記のように青果物の鮮
度保持に有効である。したがって、本発明は、さらに上
記のような合成樹脂フィルムからなる鮮度保持用包装材
料を提供する。
本発明の包装材料は、様々な形態で青果物に適用するこ
とができ、その使用形態には特に制限はない。例えば、
シート状.袋状として、またダンボール箱の内張りなど
として使用することができる。例えば、袋状で使用する
場合には、チューブ状のフィルムの底部をシールしたり
、シート状フィルムの三方をシールした袋に青果物を詰
めたり、あるいは背シール及び底シールをした袋に青果
物を入れて、入口をシールすることにより青果物の鮮度
を長期間保持することができる。ここで「シール」とは
、ヒートシール(例えば、インパルスシール,高周波シ
ール,超音波シールなどを包含した広義のヒートシール
をいう〉,接着(フィルム以外の底分を用いて接着する
方法で粘着する場合やホットメルトなどを包含した広義
の接着をいう)テーブによる粘着.ゴムでとめる方法な
どをいい、要はフィルムを空気のもれが少ない状態又は
空気のもれが全くない状態に接合することができれば、
いかなる方法によってもよい. 本発明の包装材料を用いて青果物を包装すれば、青果物
の鮮度を長期間保持することができる。
本発明の鮮度保持用包装材料の使用に際し、青果物から
エチレンの発生が認められたり、水分の発生が多かった
りする場合には、従来公知のエチレン吸収剤や水分吸収
剤を併用することにより、青果物の鮮度保持効果は一層
向上ずる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1 ヒノキチオールを0.5重量%含有する直鎖状低密度ポ
リエチレンL−LDPE(密度0.9247cd, M
 F R =0. 8)を、口径50mmの押出機を用
いて押出温度190℃,引き取り速度35m/分の条件
で折り幅270III1,厚み15μmのインフレーシ
ッンフィルムを成膜した。ヒノキチオール含有量は、上
記フィルム1m2を採取して重量減少法にてヒノキチオ
ールの揮散速度及びその量を測定した。測定条件は、温
度23℃,湿度60%とした。その結果、3日後にはフ
ィルムlnf当たり34.5■の揮敗が認められた。
次に、上記フィルムの一方をヒートシールした後、45
0帥の長さに切断し、チェリー1kgを入れ、室温で保
存テストを行った.その結果、7日を経過しても、カビ
の発生,腐敗果,柄褐変はいずれもなく、果実表面の萎
縮もなく、みずみずしく、外観良好であり、商品価値は
充分であった。
実施例2 ヒノキチオールを1.0重量%含有させた以外は、実施
例lと同様にしてフィルムを作製した。
ヒノキチオールの揮散は、フィルム1M当たり69.0
■であった。
実施例1と同様に保存を行った結果、7日を経過したが
、カビの発生.腐敗果.柄褐変はいずれもなく、果実表
面の萎縮もなく、みずみずしく、外観良好であり、商品
価値は充分であった。
実施例3 収穫したでのブロッコリー60株を12株づつ5群に分
け、その12株を実施例1と同様にして作製したフィル
ムに入れ、口を折りたたみ、大型ダンボール箱に詰めた
比較例1 ヒノキチオールを含有しなかったこと以外は、実施例1
と同一条件で製造した袋を使用して、実施例lと同一条
件で保存テストを行った。保存を行った結果、7日を経
過すると、カビの発生が認められた.全体の65%は果
実表面の萎縮もなくみずみずしく、外観良好であり、商
品価値は充分であったが、腐敗果は10%、柄褐変は2
5%にも達した。
比較例2 ダンボール箱にチェリー1 kgを入れ、保存を行った
結果、2日を経過すると、果実表面の萎縮は10%であ
ったが、腐敗果はまだ見られず、柄褐変は10%であっ
た。3日目にはカビの発生が認められ、7日を経過する
と、カビの発生はほぼ全域に認められた。腐敗果は30
%、柄jX3変は80%であり、商品価値は全くなかっ
た。
比較例3 ダンボール箱にチェリーlkgを入れ、ヒノキチオール
500ppm水溶液をミスト状に20d噴霧した後、保
存を行った。2日を経過したとき、カビの発生はなく、
腐敗果はまだ見られなかったが、柄褐変は10%であり
、果実表面の萎縮は始まっていた.7日を経過すると、
カビの発生はまだ見られず、腐敗果もないが、柄褐変は
100%であり、商品価値は全くなかった。
比較例4 ブロッコリー12株を大型ダンボール箱に詰め、ガムテ
ープで封じて保存テストを行った.比較例5 0.03m厚の高圧法ポリエチレン袋にブロッコリー1
2株を入れ、口を折りたたみ、比較例4と同様にダンボ
ール箱に詰めて保存テストを行った.比較例6 比較例1と同様にして作製したフィルムにブロッコリー
12株を入れ、口を折りたたみ、比較例4と同様にダン
ボール箱に詰めて保存テストを行った. 比較例7 ダンボール箱にブロッコリー12株を詰めた後、SRH
 − 1 0 0( 0. 1 5mm厚レーヨン紙に
ヒノキチオール100■/ボ含有させたフィルム)をブ
ロッコリーの上に置き、ダンボール箱をガムテープで封
じて保存テストを行った. 実施例1及び2並びに比較例l及び5のフィルムの厚さ
、ガス透過度及び透過度比を測定した。
結果を第1表に示す。
さらに、実施例3及び比較例4〜7では、真空予冷にか
け、品温を10゜Cまで下げた後、室温(20〜23℃
)保存を行った.観察は毎日行い、カビ,臭い及び黄化
についてチェックした。結果を第2表に示す. (以下余白) 第1表 (以下余白) 第2表 *印:gJ敗臭 ※印:酸敗臭 上記各実施例におけるチェリー及びブロッコリーの保存
テストの結果から明らかなように、本発明の実施例の結
果は比較例の結果に比べて高い鮮度保持効果を示した。
〔発明の効果〕
本発明の合成樹脂フィルムは、適切な炭酸ガス/酸素ガ
ス透過度比を有するため青果物の呼吸を抑制する作用を
有するとともに、フィルム内にヒノキチオールを均一に
分散して含むため徐放性であり、その微生物の増殖抑制
作用が長期間持続する。
また、本発明の鮮度保持用包装材料は、青果物の呼吸作
用の増大の抑制によって追熟作用を充分に阻止するとと
もに、微生物の増殖を抑制する効果を飛躍的に向上させ
、貯Rw1間を延長し、収穫後の前処理工程を最小限度
にとどめ、包装作業を簡易化し、青果物の商業的価値を
向上させることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒノキチオール,その塩及びそれらを含むサイク
    ロデキストリン包接化合物のうちの一種以上の化合物を
    含有することを特徴とする合成樹脂フィルム。
  2. (2)ヒノキチオール,その塩及びそれらを含むサイク
    ロデキストリン包接化合物のうちの一種以上の化合物を
    、フィルム1m^2当たり0.1〜2000mg(ヒノ
    キチオール換算)含有する請求項1記載の合成樹脂フィ
    ルム。
  3. (3)フィルムの炭酸ガス/酸素透過度比が2〜10で
    ある請求項1又は2記載の合成樹脂フィルム。
  4. (4)合成樹脂がオレフィン系重合体である請求項1〜
    3のいずれかに記載の合成樹脂フィルム。
  5. (5)請求項1記載の合成樹脂フィルムからなることを
    特徴とする青果物の鮮度保持用包装材料。
  6. (6)請求項1記載の合成樹脂フィルムを用いて青果物
    を包装又は被覆することを特徴とする青果物の鮮度保持
    方法。
JP1306734A 1989-11-28 1989-11-28 青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法 Expired - Fee Related JP2849586B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306734A JP2849586B2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法
EP19910108440 EP0514578B1 (en) 1989-11-28 1991-05-24 Materials containing hinokitiol for preserving freshness of edible materials and method of preserving freshness of same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1306734A JP2849586B2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03167261A true JPH03167261A (ja) 1991-07-19
JP2849586B2 JP2849586B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=17960661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1306734A Expired - Fee Related JP2849586B2 (ja) 1989-11-28 1989-11-28 青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0514578B1 (ja)
JP (1) JP2849586B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5505969A (en) * 1994-06-23 1996-04-09 Aspen Research Corporation Barrier material comprising a thermoplastic and a compatible cyclodextrin derivative
JP2005524734A (ja) * 2002-05-06 2005-08-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー プロピレン・ベースのシーラント組成物および応用
JP2013513719A (ja) * 2009-12-14 2013-04-22 セルレシン テクノロジーズ, エルエルシー ポリマー、繊維、フィルム、シートまたは包装からの成熟または熟成抑制剤の放出

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6569225B2 (en) 2000-12-07 2003-05-27 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Breathable barrier films containing cavated fillers
IL152367A0 (en) * 2002-10-18 2003-05-29 Maktheshim Chemical Works Ltd Method and cover for protecting crops
US9320288B2 (en) 2012-11-30 2016-04-26 Cellresin Technologies, Llc Controlled release compositions and methods of using
US9421793B2 (en) 2014-06-26 2016-08-23 Cellresin Technologies, Llc Electrostatic printing of cyclodextrin compositions
PE20240018A1 (es) 2016-02-19 2024-01-04 Hazel Tech Inc Composicion para la liberacion controlada de ingredientes activos y metodos de preparacion de las mismas
ES2588261B1 (es) 2016-04-15 2017-05-10 Universidad Politécnica De Cartagena Envase de cartón para envasado activo de frutas y hortalizas frescas, y procedimiento de fabricación del mismo

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2131740A (en) * 1982-12-03 1984-06-27 Multifoil Pty Ltd Packaging material
CA1264956A (en) * 1984-10-30 1990-01-30 Seiwa Technological Laboratories Limited Preservation of foodstuffs, plants and plant materials and packaging material for use in this preservation

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5505969A (en) * 1994-06-23 1996-04-09 Aspen Research Corporation Barrier material comprising a thermoplastic and a compatible cyclodextrin derivative
JP2005524734A (ja) * 2002-05-06 2005-08-18 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー プロピレン・ベースのシーラント組成物および応用
JP2013513719A (ja) * 2009-12-14 2013-04-22 セルレシン テクノロジーズ, エルエルシー ポリマー、繊維、フィルム、シートまたは包装からの成熟または熟成抑制剤の放出

Also Published As

Publication number Publication date
EP0514578B1 (en) 1996-05-08
EP0514578A1 (en) 1992-11-25
JP2849586B2 (ja) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4001443A (en) Package and method for packaging and storing cut leafy vegetables
US5698249A (en) Package of fresh plant
US6190710B1 (en) Plastic packaging material
CA2689580C (en) Container for respiring produce
US5547693A (en) Method of preserving natural color on fresh and minimally processed fruits and vegetables
JP3230853B2 (ja) 青果物鮮度保持包装用フィルム
JPH03167261A (ja) 青果物鮮度保持用合成樹脂フィルム及び鮮度保持方法
JPH01231880A (ja) 鮮度保持材およびそれを用いる鮮度保持方法
JPS6094056A (ja) ブロツコリ−保存袋
JPH05168400A (ja) 青果物入り包装体
JPH0698675A (ja) きのこ用包装体
JP6636981B2 (ja) 青果物の鮮度保持性能に優れた包装体、及び青果物の鮮度保持方法
AU650877B2 (en) Materials for preserving freshness of edible materials and method of preserving freshness of same
JPH082241B2 (ja) 青果物鮮度保持包装材と包装方法および包装体
JPS6112246A (ja) 青果物の包装方法
US2567010A (en) Fungistatic wrapper
JP6644018B2 (ja) ダイコンを含む青果物の鮮度保持性能に優れた包装体、及び青果物の鮮度保持方法
JP2891428B2 (ja) キノコ類の包装方法及びその包装用フィルム
JPS6126332B2 (ja)
JP4052747B2 (ja) 青果物の鮮度保持方法
Celikel et al. A study on modified atmosphere storage of strawberry
JPH0848371A (ja) 生鮮植物の包装体
JP3117546B2 (ja) マッシュルーム入り包装体
JPH03224437A (ja) サイクロデキストリン包接化合物を用いた食品の保存方法
JP2020179914A (ja) 青果物包装体及び青果物の輸送、保管方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees