JPS5811952A - 熱ローラ定着用静電荷像現像用トナー - Google Patents

熱ローラ定着用静電荷像現像用トナー

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JPS5811952A
JPS5811952A JP56093703A JP9370381A JPS5811952A JP S5811952 A JPS5811952 A JP S5811952A JP 56093703 A JP56093703 A JP 56093703A JP 9370381 A JP9370381 A JP 9370381A JP S5811952 A JPS5811952 A JP S5811952A
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acid
polyester resin
chloroform
weight
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Ryuhei Kasuya
粕谷 隆平
Hideaki Morita
英明 森田
Koichi Yamakawa
山川 剛一
Makoto Tomono
友野 信
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Konica Minolta Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電子写真法、静電印刷法、静電記録法などに
おいて形成される静電荷像を現像するためのトナーに関
するものである。
静電荷像の現像工程は、帯電せしめた微粒子を静電引力
により吸引せしめて静電荷像支持体の表面に付着させ、
これによって静電荷像を可視化する工程である。
このような現像工程を遂行する具体的な方法としては、
絶縁性有機液体中に顔料又は染料を微細に分散させた液
体現像剤を用いる湿式現像法と、天然又は合成の樹脂よ
り成るバインダー中にカーボンブラック等の着色剤を分
散含有せしめたトナーより成る粉体現像剤を用いる、カ
スケード法、(2) 毛ブラシ法、磁気ブラシ法、インプレッション法、パウ
ダークラウド法などの乾式現像法とがある。
現像工程において可視化された画像はそのまま支持体に
定着されることもあるが、通常は転写紙等の他の支持体
に転写された後定着される。このようにトナーは単に現
像工程に付されるのみならず、それ以後の工程、即ち転
写工程及び定着工程にも付されるので、トナーにおいて
は、その性能として、良好な現像性のみでなく、良好な
転写性及び定着性を有することが要求される。このうち
、定着性に関する諸条件は最も厳しいものであり、従来
からこのトナーの定着性の改良に関する研究及びその成
果が多数の文献に発表されている。
現像工程において形成されたトナー像又はこれが転写さ
れた画像の定着は、一般に加熱定着方式によるのが有利
であり、この加熱定着方式には、オープン定着等の非接
触加熱定着方式と、熱ローラ定着等の接触加熱定着方式
とがある。接触加熱定着方式は、熱効率が高い点で優れ
ており、特に高速定着が可能であって高速複写機の定着
に好適(3) である。また、比較的低温の熱源を用いることができる
ため、この方式においては消費電力が少なくてよく、複
写機の小型化及びエネルキーの節約を図ることができる
。更に、定着器内に紙が滞溜した場合にも発火の危険が
なく、この点においても好ましい。
接触加熱定着方式はこのように種々の点で好ましいもの
であるが、この方式においては、オフセット現象の発生
という重大な問題がある。これは、定着時に像を構成す
るトナーの一部が熱ローラの表面に転移し、これが次に
送られて来る転写紙等に再転移して画像を汚すという現
象である。このオフセット現象を防止するために、従来
様々の提案がなされ、一部実用化されている。その一つ
は、熱ローラの表面にシリコンオイル等の離型油を塗布
しながら定着を行なうものであり、他はトナーそれ自体
にオフセット防止性能を有せしめるものである。後者の
手段は、シリコンオイル塗布機構等が不要であるために
定着器の構造が簡単となり、シリコンオイルの補給等の
メンテナンスも不要で而してオフセット現象は、熱ロー
ラの温度が高くなると発生するものであり、従ってオフ
セット現象が発生する最低温度(以下[オフセット発生
温度」という。)が高いもの程、非オフセラI・性が良
好なトナーということができるが、トナーが定着される
ためにはその軟化点以上の温度に加熱されることが必要
であり、このため実際の熱ローラ定着器においては、熱
ローラの温度は、トナーの軟化点以上でオフセット発生
温度より低い範囲の定着可能温度域内の特定の温度に設
定される。
然るに実際上は熱ローラの温度を完全に均一に設定温度
に維持することはできず、更に温度上考慮されるべき事
情があることから、定着可能温度域が広く、しかもその
高さが接触加熱定着方式の利点を損わないようなトナー
が望ましいものである。
トナーのバインダーとしては従前よりビニル系重合体が
広く用いられており、ビニル系重合体をバインダーとす
るトナーにおいて非オフセット性(5) を得るために、当該重合体として高分子量のものを用い
ることが提案されているが、高分子量のビニル系重合体
はその軟化点が高く、従ってオフセット発生温度が高く
ても広い定着可能温度域を得ることが困難であり、好適
なトナーを得ることができない。
これに対し、ポリエステル樹脂は、低分子量のものを比
較的容易に得ることができるので、これをバインダーと
して用いて軟化点の低いトナーを得ることができ、又ビ
ニル系重合体をバインダーとしたトナーに比して、溶融
したときの転写紙等の支持体に対する「濡れ」が良く、
略等しい軟化点を有するビニル系重合体によるトナーに
比して、より低い温度で十分な定着を行なうことができ
る点で好ましい。
又トナーは、静電荷像支持体に対し、静電引力を利用し
て付着され、或いは更に他の支持体に転写されることか
ら、一般に均一で安定した摩擦帯電性を有することが必
要である。トナーに摩擦帯電性を付与する一般的な方法
は、トナーを構成す(6) る樹脂粒子中に、染料などの電荷制御剤を含有せしめる
ことである。従ってこのようなトナーの製造においては
、電荷制御剤を樹脂中に均一に分散せしめるという厳し
い条件が課されることとなる。
しかしながら、ポリエステル樹脂はそれ自体が適当な摩
擦帯電性を有し、このため電荷制御剤を含有せしめるこ
とが不要、若しくは必要であっても少量で十分であり、
結局ポリエステル樹脂をバインダーとすれば、トナーの
製造を非常に容易に達成することが可能である。
しかしポリエステル樹脂をバインダーとするトナーは、
通常オフセット発生温度が低くて広い定′高く、従って
定着可能温度域が広く乱かもそ棒高さが好適な、ポリエ
ステル樹脂をバインダーと+1する静電荷像現像用トナ
ーを提供することを目的とする・          
   −−一一一一一一一一本発明においては、5〜2
5重量係重量口ロホ(7) ルム不溶分を含有するポリエステル樹脂をバインダーと
して用いて静電荷像現像用トナーを構成する。
本発明トナーは、そのバインダーが特定量のクロロホル
ムに不溶な高分子量成分を含有するポリエステル樹脂よ
り成るものであるため、後述する実施例の説明からも明
らかなように、低い軟化点と高いオフセット発生温度と
を有し、しかもそれらの温度点が適当な高さにあり、従
って広くて高さの好適な定着可能温度域が得られる。こ
の結果、オフセット現象を生ぜずに十分な定着を達成す
るための、定着器の熱ローラの温度制御に対する条件が
大幅に緩和され、熱ローラの温度の不均一さに基くオフ
セット現象の発生及び定着の不完全さを伴うことなく、
常に良好な定着を確実に達成することが可能となる。
又トナーそれ自体が、ポリエステル樹脂による通常角の
摩擦帯電性を有し、従って良好な摩擦帯電性を付与する
ための有機染料等の添加が不要となり若しくは添加量が
大幅に減少し、この結果、1寺開昭58−  1195
2(8) 例えば有機染料等の分散不良、分解変質等による、摩擦
帯電性の変動並びに画像形成性の劣化が生ずることがな
い。
本発明においてバインダーとして用いるポリエステル樹
脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得ら
れるが、用いられるアルコールとしては、例えばエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレンク
リコール、]、]2−プロピレングリコール1,3−グ
ロピレングリコール、1.4−7’タンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−ブチンジオール等のジオ
ールi、1.4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サン、及びビスフェノールA、水素添加ビスフェノール
A1ポリオキシエチレン化ビスフエノールA1ポリオキ
シプロピレン化ビスフエノールA等のエーテル化ビスフ
ェノール類、その他の二価のアルコール単量体を挙げる
ことができる。
又カルボン酸としては、例えばマレイン酸、フ−r −
ルII、メ”J ”ニン酸、シトラコン酸、イタコン酸
、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、(9) テレフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸
、アジピン酸、セパチン酸、マロン酸、これらの酸の無
水物、低級アルキルエステルとリルイン酸の二量体、そ
の他の二価の有機酸単量体を挙げることができる。
本発明において用いるポリエステル樹脂としては、以上
の二官能性単量体のみによる重合体のみでなく、三官能
以上の多官能性単量体による成分を含有する重合体を用
いることも好適である。斯かる多官能性単量体である三
価以上の多価アルコール単量体としては、例えばソルビ
トール、1゜2.3.6−ヘキサンテトロール、1,4
−ンルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、トリペンタエリスリトール、][、]。
2.4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタ/ )
 IJオール、グリセロール、2−メチルプロパントリ
オール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,
3.5−トリヒドロキシメチルベンゼン、その他を挙げ
ることができる。
(10) 又三価以上の多価カルボン酸単量体としては、例えば1
,2.4−ベンゼントリカルボン酸、1゜2.5−ベン
ゼントリカルボン酸、1,2.4−シクロヘキサントリ
カルボン酸、2,5.7−ナフタレントリカルボン酸、
1,2.4−ナフタレントリカルボン酸、1,2.4−
ブタントリカルボン酸、1.2.5−ヘキサントリカル
ボン酸、1.3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メ
チレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキ
シル)メタン、1,2,7.8−オクタンテトラカルボ
ン酸、エンボール三量体酸、及びこれらの酸無水物、そ
の他を挙げることができる。
以上のような三官能以上の多官能性単量体による成分は
、重合体における構造単位としてのアルコール成分又は
酸成分の各々における30〜80モルチの割合で含有さ
れるのが望ましい。
本発明において用いるポリエステル樹脂は、クロロホル
ム不溶分が5〜25重量%のものである。
ここにクロロホルム不溶分とは、試料をクロロホルムに
溶解したときのp紙不透過分をいい、次の(11) ようにして求められる。
樹脂試料を微粉砕し、40メツシユの篩を通過した試料
粉体500gを採取し、濾過助剤ラジオライト(+ 7
00 ) 5.00 gと共に容量150 mlの容器
に入れ、この容器内にクロロホルム100gを注入し、
ボールミル架台に載せ5時間以上に亘って回転せしめて
充分に試料をクロロホルムに溶解せしめる。
一方加圧p過器内に直径7 cmのp紙(/162のも
の)を置き、その上に5.00 gのラジオライトを均
一にプレコートし、少量のクロロホルムを加えてp紙を
濾過器に密着させた後、前記容器の内容物を濾過器内に
流し込む。更に容器を100艷のクロロホルムにより充
分に洗浄して濾過器に流し込み、容器の器壁に付着物が
残留しないようにする。その後−過器の上蓋を閉じ、濾
過を行なう。濾過は4kg/CI!以下の加圧下にて行
ない、クロロホルムの流出が止まった後に新たにクロロ
ホルム100m1を加えて沖紙上の残留物を洗浄し、再
び加圧濾過を行なう。
以上の操作が完了した後、p紙及びその上の残渣並びに
ラジオライトのすべてをアルミホイル上に載せて真空乾
燥器内に入れ、温度80〜100℃、圧力100 mm
Hgの条件下で10時間乾燥せしめ、斯くして得られた
乾固物の総重量a(g)を測定し、次式によりクロロホ
ルム不溶分X(重量%)を求める。
X(重量%) a (g) −P紙の重i(g)−ラジオライトの重量
(10,00’g )ザンプリング重ji (5,00
g )× 100 このようにして求められるクロロホルム不溶分は、ポリ
エステル樹脂においては、高分子量の重合体成分若しく
は架橋された重合体成分であり、その分子量はおよそ2
00,000以上であると考えられる。
以上の如きクロロホルム不溶分は、既述のアルコールと
カルボン酸との重合反応において、反応条件を適当に選
ぶことにより、或いは適当な架橋剤を反応系に存在せし
めることにより、相当程度制御された割合で形成するこ
とができる。
(13) 本発明においては、前記クロロホルム不溶分が5〜25
重量%のポリエステル樹脂をバインダーとするが、クロ
ロホルム不溶分が5重量%未満のポリエステル樹脂を用
いると、得られるトナーはオフセット発生温度が低くな
り、又25it%を越えるポリエステル樹脂を用いると
、トナーは軟化点の高いものとなって、何れの場合にも
広い定着可能温度域を得ることができず、又良好な定着
を確実に行なうことができない。
本発明トナーは、上述のポリエステル樹脂ラバインダー
とし、着色剤及び必要に応じて加えられる特性改良剤を
含有して成り、磁性トナーとなす場合には、着色剤と共
に、或いは着色剤の代りに磁性体が含有せしめられる。
着色剤としては、カーボンブラック、ニグロンン染料(
C,1,/1650415B )、アニリンブルー(C
1、I650405 )、カルコオイルブルー(C,1
,/16azoec BIuc3 )、クロムイエo 
−(C,1,A 14090 )、Iクルトラマリンブ
ルー(C,1,/1677103 )、デュポンオイル
レッド(c、I、426105 )、キノリンイエ(1
4) ロー(C,1,/l647005 )、メチレンブルー
クロライド(C,1,452015)、7タロシアニン
ブルー(C。
1、/l674160 )、マラカイトグリーンオフサ
レート(C,1,J642000 )、ランプブラック
(C,I 、/1677266 )、ローズベンガル(
C,1,、% 45435 )、これらの混合物、その
他を挙げることができる。これら着色剤は、十分な濃度
の可視像が形成されるに十分な割合で含有されることが
必要であり、通常バインダー100重量部に対して1〜
2OMt部程度の割合とされる。
前記磁性体としては、フェライト、マグネタイトを始め
とする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属
若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、或いは強
磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって
強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−ア
ルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅とを
含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又は二酸化
クロム、その他を挙げることができる。これらの磁性体
は平均粒径9.1〜1ミクロンの微粉末の形(15) でバインダー中に均一に分散される。そしてその含有量
は、トナー100重量部当り20〜70重量部、好まし
くは40〜70重量部である。
又前記特性改良剤は、トナーの流動性、非フィルミング
性即ちキャリア又は静電荷像の表面にトナーの一部が付
着して生ずるフィルミングを起さない特性、粉砕性、帯
電性等の特性を改良する目的で含有されるものであって
、これには樹脂が含まれる。好ましく用いられる樹脂は
、例えば未架橋の重合体であってクロロホルム不溶分を
含有しないものであり、例えばスチレン、パラクロルス
チレンなどのスチレン類、ビニルナフタレン、例えば塩
化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、ペンゾエ酸ビニル、酪酸ビニルなど
のビニルエステル類、例えばアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニル、α
−クロルアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル。
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどのメチレ
ン脂肪族カルボン酸エステル類、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、アクリルアミド、例エバビニルメチ
ルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルエチル
エーテルナトのビニルエーテル類、例エバビニルメチル
ケトン、ビニルヘギシルケトンなどのビニルケトン類、
例えばN−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、
N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなとのN
−ビニル化合物類、その他の単量体を重合せしめて得ら
れるホモポリマー又はこれらの単量体の2種以上を組み
合せて共重合せしめて得られるコポリマー或いはそれら
の混合物、又は例えばロジン変性フェノールホルマリン
樹脂、油変性エボギシ樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロ
ーズ樹脂、ポリエーテル樹脂などの非ビニル系熱可塑性
樹脂などの非ビニル系樹脂、或いはそれらと上述のビニ
ル系樹脂との混合物を挙げることができる。
これらの樹脂は、本発明による効果を阻害しない範囲で
、バインダーの30重量−以下の含有量(17) 合で含有せしめることができる。
以下本発明の実施例について説明するが、本発明がこれ
らに限定されるものではない。
合成例1 テレフタル酸299gと、ポリオギシプロピレン(2,
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン211gと、ペンタエリスリトール82gとを、温度
計、ステンレススチール製攪拌器、ガラス製窒素ガス導
入管及び流下式コンデンサを備えた丸底フラスコ内に入
れ、このフラスコをマントルヒーターにセットし、窒素
ガス導入管より窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性
雰囲気に保った状態で昇温せしめた。そして04)5 
gのジプチル錫オキシドを加え、軟化点において反応を
追跡しながら温度200℃で反応せしめ、以ってクロロ
ホルム不溶分17重量%のポリエステル411tflW
Aを製造した。このポリエステル樹脂Aの環球軟化点(
JISK 1351−1.960の方法による。以下に
おいて同じ。)は131’Cであった。
合成例2 (18) イソフタル酸299gと、ボリオギシプロピレン(2,
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン211gと、グリセロール74gとを用い、合成例1
と同様にして温度180℃で反応させ、クロロホルム不
溶分21重量%、環球軟化点135℃のポリエステル樹
脂Bを製造した。
合成例3 1.4−ブタンジオール270gと、テレフタル酸15
0gと、ベンゼン−1,2,4−1−リカルボン酸無水
物231gとを用い、合成例1と同様にして温度200
℃で反応させ、クロロホルム不溶分12重量%、環球軟
化点128℃のポリエステル樹脂Cを製造した。
合成例4 トリエチレングリコール300gと、イソフタル酸18
2gと、ベンゼン−1,2,4−)リカルボン酸138
gとを用い、合成例1と同様にして温度200℃で反応
させ、クロロホルム不溶分17重量%、環球軟化点13
0℃のポリエステル樹脂りを製造した。
(19) 比較合成例1 テレフタル酸332gと、ポリオキシプロピレン(2,
2)−2,2−ビス(4〜ヒドロキシフエニル)プロパ
ン90gと、ペンタエリスリトール175gとを用い、
合成例1と同様にして反応させ、クロロホルム不溶分4
3重量俤、環球軟化点190℃のポリエステル樹脂Eを
製造した。
比較合成例2 1.4−ブタンジオール180gと、テレフタル酸30
7gと、ベンゼン−1,2,4−トリカルボン酸38 
gとを用い、合成例1と同様にして反応させ、クロロボ
ルム不溶分2重量%、環球軟化点124℃のポリエステ
ル樹脂Fを製造した。
実施例1 ポリエステル樹脂A 96重量部にカーボンブラック4
重量部を混合し、加熱、練肉、冷却、粉砕及び分級の各
工程による通常のトナーの製造方法に従い、平均粒径1
5ミクロンの本発明トナーを製造した。これを1試料1
」とする。
実施例2〜4 特開昭58− 11952(6) ポリエステル樹脂B −Dの各々を用い、実施例1と同
様にして合計3種の本発明トナーを製造した。これらを
それぞれ「試料2」、「試料3」及び「試料4」とする
実施例5 ポリエステル樹脂Aと、未架橋でクロロホルムニ可溶の
スチレン−アクリル樹脂1ノhイマー、 SBM−73
−1(三洋化成工業社製)とを、重量比が8:2となる
割合で混合して成る樹脂を用い、実施fll 1と同様
にして本発明トナーを製造した。これを「試料5」とす
る。
比較例1及び2 ポリエステル樹脂E及びFの各々を用い、実施例1と同
様にして2種の比較用トナーを製造した。
これらをそれぞれ「比較試料1」及び「比較試料2」と
する。
実験例 実施例1〜5によって製造された試料1〜5並びに比較
例1及び2によって製造された比較試料1及び2の各々
5重量部に鉄粉キャリア95重量(21) 部を混合して合計7種の現像剤を調製した。そして、表
層をテフロン(デュポン社製ポリテトラフルオロエチレ
ン)で形成した熱ローラと、表層をシリコンゴA 「K
E −1300RTV j (信越化学工業社Itりで
形成した圧着ローラとより成る定着器を装備した電子写
真複写機[U −Bix V J (小西六写真工業社
製)に前記現像剤の各々を適用して、通常の電子写真法
によって形成された静電荷像を現像し、形成されたトナ
ー像を普通紙上に転写し、定着器により定着処理し、次
いで白紙を同様の条件下で定着器に送ってこれにトナー
汚れが生ずるか否かを観察する操作を、前記定着器の熱
ローラの設定温度を種々に変化させた状態で繰り返し、
オフセット発生温度を求めた。
結果は、定着性の評価と共に表に示す通りである。
(22) 表 表中1不溶分」はクロロホルム不溶分を、軟化点は環球
軟化点を表わす。
以上の結果から明らかなように、本発明に係るトナーで
ある試料1〜5は何れも高いオフセット発生温度を有す
ると共に、軟化点はバインダーの軟化点に略等しいこと
からこれは低く、従って広くて適当な高さの定着可能温
度域を有するものである。
これに対し、ポリエステル樹脂ではあってもり(23) ロロホルム不溶分が高いものによる比較試料1は、当該
バインダーの環球軟化点が高いため、定着可能温度域が
狭くてしかも高く、定着性も良(ない。
又クロロホルム不溶分の含有量が少ないポリエステルに
よる比較試料2は、オフセット発生温度が極めて低く、
実際上定着することができないものであった。
代理人  弁理士  大 井 正 彦 特開昭58− 11952(7) 手  続  補  正  組 (自発)昭和56年12
月28日 特許庁長官  島 1)春 樹  殿 1事件の表示  特願昭56−93703号2発明の名
称   静電荷像現像用トナー3補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26拓2号名 相・
(127)小百六写り工業株式会召4代 理 人 住 所 東京都台東区谷中3丁目23番3号岡野ヒル 代  名   (7875)弁理士  大  井  正
  彦5補止の対象 1)明細書の発明の詳細な説明の榴 6補正Cノ内容 1)明細書箱10[加、9行中「ギシプロノぐン」を「
キシルプロパン」と訂正する。
2)同第13Tll第9行中「ことかできηい。」(2
) を下gCのように¥1正する。
[ことができ万い0尚、本発明において用いるポリエス
テル樹脂けJIS規格2351−1960に炉定される
環球法で測定し、六時の軟什点が1]0〜160℃特に
、120〜14(Hのポリエステル樹脂J脂が好ましい
。」 手続補正書(自発) 昭和57年8 月30日 特許庁長官 若杉和夫 殿 1 事件の表示 昭和56年   特許願第 93703号2゛発明の名
称   静電荷像現像用トナー3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 MI+′/酬   東京都新宿区西新宿1丁目26番2
号氏 名(名称)(12))小西六写真工業株式会社4
、代理人 8、補正の内容 (2) 第19頁第3行中1(2,2)Jを 「(2,2Bと訂
正する。
2)同第17頁第18行中1’−JISK  1351
Jを1、rIs  K2531  Jと訂正する。
3)同第8頁第19行中「メサコニン酸」を1メサコン
酸」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)バインダーが、5〜25重量%のクロロホルム不溶
    分を含有するポリエステル樹脂より成ることを特徴とす
    る静電荷像現像用トナー。
JP56093703A 1981-06-19 1981-06-19 熱ローラ定着用静電荷像現像用トナー Granted JPS5811952A (ja)

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DE19823222928 DE3222928C2 (de) 1981-06-19 1982-06-18 Toner zum Entwickeln latenter elektrostatischer Bilder
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