JPH01214874A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JPH01214874A
JPH01214874A JP63039564A JP3956488A JPH01214874A JP H01214874 A JPH01214874 A JP H01214874A JP 63039564 A JP63039564 A JP 63039564A JP 3956488 A JP3956488 A JP 3956488A JP H01214874 A JPH01214874 A JP H01214874A
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矢島 俊子
Jiro Takahashi
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Hiroyuki Takagiwa
高際 裕幸
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雅文 内田
Akitoshi Matsubara
昭年 松原
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    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/087Binders for toner particles
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    • G03G9/08755Polyesters

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば電子写真法、静電記録法、静電印刷法
等において適用される画像形成方法に関するものである
〔技術の背景〕
現在において、ある画像情報から可視画像を形成する方
法として、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等のよ
うに静電潜像を経由する方法が広く利用されている。
例えば電子写真法においては、光導電性材料よりなる感
光層を有してなる潜像担持体に−様な静電荷が付与され
た後、像露光により当該潜像担持体の表面に原稿に対応
した静電潜像が形成され、この静電潜像が現像剤により
現像されてトナー像が形成される。このトナー像は紙等
の転写材に転写された後、加熱あるいは加圧等により定
着されて複写画像が形成される。一方、転写工程後の潜
像担持体は、除電され1次いで転写されずに潜像担持体
上に残留したトナーがクリーニングされたうえ次の複写
画像の形成に供される。
しかして、トナー像の転写工程においては、トナー像を
構成するトナーの全部が転写材に転写されるものでもな
く通常は潜像担持体にトナーの一部が残留する。従って
潜像担持体に供給されたけれども現実には可視画像の一
部として消費されなかったトナーを回収して再使用する
ようにすれば非常に経済的であり、このような観点から
、転写部の下流側にクリーニング部を設けてトナーを回
収し、この回収したトナーを再び現像部に供給するよう
にしたいわゆるトナーのリサイクルシステムを採用した
画像形成方法が提案された。
斯かるトナーのりサイクルンステムに適用されるトナー
においては、特に、■トナーの耐久性が十分であること
、■回収したトナーの現像器への搬送性が良好なこと、
が要求される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来においては、上記■および■の条件を十分
に満足するトナーがいまだ得られていないのが実情であ
る。
すなわち、従来においては、架橋ポリエステルを結着樹
脂として含有してなるトナーが知られているが(特開昭
59−14144号〜同58−14147号、同60−
176049号〜同60−176054号、同62−1
27748号、同62−127749号等の各公報参照
)、斯かるトナーはトナーのリサイクルにより現像器内
で撹拌等の機械的な外力を頻繁に受けるとトナー粒子が
破壊されて微粉が発生しやすく、この微粉がキャリア粒
子を汚染してキャリアの帯電能力を低下させ、その結果
帯電量の不十分なトナーが発生し、当該トナーが現像剤
搬送担体、その他の機器を汚染し、現像性が低下する問
題点がある。
一方、トナーの流動性を高めるために、従来、無機微粒
子をトナーに添加混合する技術が知られているが(特開
昭46−5782号、同48−47346号、同62−
180376号等の各公報参照)、斯かるトナーでは無
機微粒子のトナー粒子表面に対する付着力が弱いため、
無機微粒子がトナー粒子表面から遊離して存在するよう
になり、その結果例えば転写工程においてコロナ放電に
より静電転写すると、トナー粒子よりも無機微粒子が優
先的に転写され、そのため潜像担持体上の残留トナーに
おいては無機微粒子の存在割合が大幅に減少して回収ト
ナーの流動性が低下し、結局トナーのリサイクルを円滑
に遂行することができない問題点がある。
また、トナーの定着法としては、迅速かつ強固な定着が
可能であることから熱ローラ定着法が好ましいが、この
ような熱ローラ定着法においては、トナーのオフセット
現象を有効に防止することが必要とされる。そのため従
来においては、トナー粒子中にポリエチレンやポリプロ
ピレン等の離型剤を含有させてトナーのオフセット現象
を防止していた。しかし、斯かるオフセット防止剤は軟
質であるためトナーの流動性が低下しやすく、また無機
微粒子が表面に存在していてもトナーのリサイクルによ
り頻繁に機械的外力を受けるため無機微粒子がトナー粒
子中に埋没してトナーの流動性が低下し、その結果トナ
ーのリサイクルのための搬送部材にトナーが付着体積し
て搬送不良を起こす問題点がある。
本発明は以上の如き事情に基づいてなされたものであっ
て、その目的は、トナーのリサイクルシステムを円滑に
遂行することができる画像形成方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、トナーのリサイク
ルシステムを採用した画像形成方法において、潜像担持
体上に形成された静電潜像を、下記成分〔1〕〜〔3〕
を含む単量体組成物を縮重合反応させて得られるポリエ
ステルを結着樹脂として含有してなるトナーを含む現像
剤により現像する工程を含むことを特徴とする。
成分〔1〕;3価以上の多価単量体 成分〔2〕;芳香族ジカルボン酸 成分〔3〕;脂肪族ジオール また、現像剤が無機微粒子を含有してなることが好まし
い。
そして、トナーが離型剤を含有してなることが好ましい
特に、成分■における3価以上の多価単量体としてはベ
ンゼン) IJカルボン酸類が好ましい。
また、ポリエステルにおける酸価(AV)に対する水酸
基価(OHV)の比OHV/A Vの値は1.0〜5.
0が好ましい。
〔作用〕
トナーの結着樹脂を構成する特定のポリエステルが、3
価以上の多価単量体、芳香族ジカルボン酸、脂肪族ジオ
ールを含む単量体組成物を縮重合反応させて得られるも
のであり、特に従来用いられていたビスフェノール系ジ
オールではなくて脂肪族ジオールを用いてなるため、当
該ポリエステルにおける分子鋼のフレキシビリティが良
好となる。従って現像剤の撹拌等による機械的エネルギ
ーが当該ポリエステルの分子鎖の運動エネルギーに変換
され、そのためトナーのリサイクルにおいてトナー粒子
の受ける機械的ストレスが相当に緩和され、トナー粒子
の破壊が有効に防止される。
また、脂肪族ジオールを用いてなるポリエステルは、芳
香族ジオールを用いてなるポリエステルよりも軟質なた
め、無機微粒子を含有する場合当該無機微粒子のトナー
粒子表面に対する付着性が向上し、トナーのリサイクル
において当該無機微粒子の遊離が十分に防止される。
また、脂肪族ジオールを用いてなるポリエステルはポリ
エチレン等の離型剤との結着性が良好なため、離型剤を
含有する場合トナーのリサイクルにおいて当該離型剤の
遊離に起因する汚染が軽減され、しかも離型剤の機能が
安定に発揮される。
また、脂肪族ジオールを用いてなるポリエステルはポリ
エチレン等の離型剤との溶融混練性が良好なため、ポリ
エステル中に離型剤が均一なミクロ単位のドメインを形
成し、そのためトナーのリサイクルにおいて離型剤に起
因する粘着性の発現が抑制されてトナーの流動性が改善
される。
〔発明の具体的構成〕
以下、本発明の構成を具体的に説明する。
〔1〕 トナー 現像剤を構成するトナーにおいては、前記成分〔1〕〜
〔3〕を含む単量体組成物を縮重合反応させて得られる
特定のポリエステルを結着樹脂として用いる。
前記成分■の3価以上の多価単量体としては、3価以上
の多価カルボン酸および/または3価以上の多価アルコ
ールを挙げることができる。
前記成分■である3価以上の多価アルコールとしては、
例えばソルビトール、1,2.3.6−ヘキサンテトロ
ール、1.4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジ
ペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、シ
ョ糖、1.2.4−ブタントリオール、1.2.5−ペ
ンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパン
トリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールフロパン、
1,3.5−)リヒドロキシメチルベンゼン等を挙げる
ことができる。
前記成分■である3価以上の多価カルボン酸としては、
例えば1,2.4−ベンゼントリカルボン酸、1. 3
. 5−ベンゼントリカルボン酸、1゜2.4−シクロ
ヘキサントリカルボン酸、2,5゜7−ナフタレントリ
カルボン酸、1. 2. 4−ナフタレントリカルボン
酸、1. 2. 4−ブタントリカルボン酸、1. 2
. 5−ヘキサントリカルボン酸、1.3−ジカルボキ
シル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、
テトラ(メチレンカルボキシ)メタン、1,2.7.8
−オクタンテトラカルボン酸、エンボール三量体酸、こ
れらの酸の無水物またはエステル等を挙げることができ
る。
これらの3価以上の多価単量体のうち、特にベンゼント
リカルボン酸、これらの酸の無水物またはエステル等の
ベンゼントリカルボン酸類が好まシイ。すなわち、ベン
ゼントリカルボン酸類を用いることにより、トナーのリ
サイクルにおいて、トナーに安定した摩擦帯電性を付与
することができ、また定着性、耐オフセット性、耐久性
が向上する。
3価以上の多価単量体の配合割合は単量体組成物全体の
1〜30モル%が好ましい。当該配合割合が過小のとき
にはトナーの耐オフセット性が悪化し、また耐久性が悪
化する。一方、当該配合割合が過大のときにはトナーの
定着性が悪化する。
前記成分■の芳香族ジカルボン酸としては、例えばテレ
フタル酸、イソフタル酸、フタル酸、これらの酸のエス
テルまたは無水物等を挙げることができる。斯かる芳香
族ジカルボン酸は、トナーのリサイクルにおいて、トナ
ーの摩擦帯電性、耐久性を向上する。
以上の芳香族ジカルボン酸と共にその他のジカルボン酸
を併用してもよい。斯かるその他のジカルボン酸として
は、例えばマレイン酸、フマール酸、メサコン酸、シト
ラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セパチン酸、マ
ロン酸、またはこれらの酸の無水物もしくはエステル、
ジルイン酸の二量体、その他の2官能の有機酸単量体を
挙げることができる。斯かるその他のジカルボン酸の配
合割合は、ジカルボン酸全体の30モル%以下が好まし
い。当該その他のジカルボン酸の配合割合が過大のとき
には前記特定のポリエステルのガラス転移点Tgが低下
してトナーの保存性が悪化する。
前記成分■の脂肪族ジオールとしては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレング
リコ−)k、 1. 2−プロピレングリコール、II
 3−プロピレングリコール、ジプロピレングリコール
、トリプロピレングリコール、1.4−ブタンジオール
、1.5−ベンタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等を挙げることができる。
斯かる脂肪族ジオールは、トナーに柔軟性を付与する。
従って、トナーのリサイクルにおいてトナー粒子の破壊
が防止される。また、トナーの摩擦帯電性を適正な一定
の範囲に維持する作用を発揮する。
脂肪族ジオールの中でも、炭素数が2〜10の脂肪族ジ
オールが特に好ましい。炭素数が過小のときには耐湿性
が悪く、一方炭素数が過大のときにはガラス転移点が低
下し高温高湿下の流動性が低下し現像性が悪くなる。
以上の脂肪族ジオールと共にその他のジアルコールを併
用してもよい。斯かるその他のジアルコールとしては、
例えばシクロヘキサンジメタツール、ビスフェノールA
1水素添加ビスフエノールA1ポリオキシエチレン化ビ
スフエノールA1ポリオキシプロピレン化ビスフエノー
ルA等、その他の2官能のアルコール単量体を挙げるこ
とができる。斯かるその他のジアルコールの配合割合は
、ジアルコール全体の30モル%以下が好ましい。当該
その他のジアルコールの配合割合が過大のときには、ト
ナーのリサイクルにおいてトナー粒子の破壊が生じやす
く、現像剤の耐久性が悪化する。
前記特定のポリエステルとしては、さらに、酸価(AV
)に対する水酸基価(OHV)の比OHV/AVの値が
1.0〜5.0であるものが好ましく、特に、1.2〜
3.0のものが好ましい。斯かる比OHV/A Vの値
が過小のときにはトナーの流動性が悪化して現像性が低
下する。一方、当該比OHV/AVの値が過大のときに
は粉体としての保存性が悪化する。
ここで、酸価(AV)とは、試料1g中に含まれる酸を
中和するために必要な水酸化カリウムのミリグラム数を
いう。また、水酸基価(OHV)とは、基準油脂分析試
験法(日本油脂化学協会m)に従って試料1gをアセチ
ル化するときに水酸基と結合した酢酸を中和するために
必要な水酸化カリウムのミリグラム数をいう。
さらに、前記特定のポリエステルの軟化点Tspは、9
0〜170℃が好ましく、さらに100〜160℃が好
ましい。斯かる軟化点Tspが過小のときには耐オフセ
ット性が悪化する。一方、当該軟化点Tspが過大のと
きには定着性が悪化し、また、当該ポリエステルと離型
剤との溶融混練性が悪化するため離型剤の添加による弊
害、例えば流動性の低下、耐久性の低下が生じやすい。
ここで、軟化点Tspとは、高化式フローテスターrC
FT−500型」 (高滓製作所製)を用いて、測定条
件を、荷重20kg/cm2、ノズルの直径1mm。
ノズルの長さ1mm、予備加熱80℃で10分間、昇温
速度6℃/分とし、サンプル量1cm’(真性比重X1
cmjで表される重量)として測定記録したとき、フロ
ーテスターのプランジャー降下量−温度曲線(軟化流動
曲線)におけるS字曲線の高さをhとするとき、h/2
のときの温度をいう。
また、前記特定のポリエステルのガラス転移点Tgは、
50〜70℃が好ましい。斯かるガラス転移点Tgが過
小のときにはトナーの粉体としての保存性が悪化し、ま
た耐オフセット性が悪化する。
一方、当該ガラス転移点Tgが過大のときには定着性が
悪化する。
ここで、ガラス転移点Tgとは、示差走査熱量計[低温
DSCJ  (理学電気社製)を用い、昇温速度10℃
/分で測定した際に、ガラス転移領域におけるDSCサ
ーモグラムのガラス転移点以下のベースラインの延長線
と、ピークの立上がり部分からピークの頂点までの間で
の最大傾斜を示す接線との交点の温度をガラス転移点と
定めたときの値をいう。
現像剤を構成するトナーは、上記の如き特定のポリエス
テルよりなる結着樹脂中に、トナー成分が含有されて構
成された粒子粉末であり、その平均粒径は通常5〜20
μ屑程度である。トナー成分としては、例えば着色剤、
離型剤、荷電制御剤等がある。これらは必要に応じてト
ナー粒子中に含有されて用いられる。特に離型剤は、定
着性、耐オフセット性、耐巻付き性を高める点から好ま
しく用いることができる。
着色剤としては、例えばカーボンブラック、ニグロシン
染料(C,1,No、50415 B) 、アニリンブ
ルー(C0■、Nα50405)、カルコオイルブルー
(C〔1〕;,Nαazoic Blue 3 ) 、
クロムイエロー(C0I、 No、14090)、ウル
トラマリンブルー(C,I、 Nα77103)、デュ
ポンオイルレッド(C,l、Nα26105>、キノリ
ンイエロー(C,1,Nα47005)、メチレンブル
ークロライド(C,I。
No、52〔1〕;5)、フタロシアニンブルー(C,
1,No、74160)、マラカイトグリーンオフサレ
ート (C1I、 Nα42000)、ランプブラック
(C,1,Nα77266)、ローズベンガル(C91
,Nα45435) 、これらの混合物、その他を用い
ることができる。着色剤の配合割合は、結着樹脂100
重量部に対して1〜20重IIIが好ましい。
離型剤としては、例えばポリオレフィン、脂肪酸金属塩
、脂肪酸エステル、部分ケン化脂肪酸エステル、高級脂
肪°酸、高級アルコール、流動または固形のパラフィン
ワックス、アミド系ワックス、多価アルコールエステル
、シリコーンフェス、脂肪族フロロカーボン、これらの
混合物等を用いることができる。特にポリオレフィンが
、耐オフセット性、耐巻付き性の向上効果が優れている
点で好ましい。斯かる離型剤の配合割合は、結着樹脂1
00重量部に対して1〜20重量部が好ましい。
荷電制御剤としては、例えば金属錯体系染料、ニグロシ
ン系染料、アンモニウム塩系化合物、トリフェニルメタ
ン系化合物等を用いることができる。
クリーニング性向上剤としては、例えばステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウ
ム等の脂肪酸金属塩等を用いることができる。
また、磁性トナーを構成する場合には、結着樹脂中に、
例えばマグネタイト、フェライト等の磁性体が含有され
る。
〔2〕無機微粒子 本発明に右いては、トナーのリサイクルにおいてトナー
の搬送性をさらに向上させるために、トナーには無機微
粒子が添加混合されることが好ましい。
斯かる無機微粒子としては、その−次粒子(個々の単位
粒子に分離した状態の粒子)の平均径が5屑μ〜2μ屑
のものが好ましく、特に5MJl〜50肩μのものが好
ましい。当該−次粒子の平均径が過大のときには潜像担
持体表面に損傷が発生しやすく、一方過小のときには結
着樹脂中に埋め込まれて搬送性の向上効果が十分に発揮
されない。
また、無機微粒子のBET法による比表面積は20〜5
00m’/gが好ましく、特に50〜300m”/gが
好ましい。当該比表面積が過大のときには例えばブレー
ド式のクリーニング装置を用いてクリーニングする際に
無機微粒子がすり抜けやすくなりクリーニング不良が発
生する場合がある。一方当該比表面積が過小のときには
トナーの流動性が低下し、その結果画像濃度が低下した
り画像アレが発生する場合がある。
また、無機微粒子のpHは6以下が好ましい。
pHが過大のときにはトナーの摩擦帯電性が阻害される
無機微粒子の配合割合はトナー全体の0.〔1〕;〜5
重量%が好ましく、特に0.1〜2.0重量%が好まし
い。当該配合割合が過大のときには無機微粒子がトナー
粒子表面から遊離しやすくなってトナーの搬送性が不良
となる。一方当該配合割合が過小のときには現像剤の流
動性が低下し、その結果カブリや画像アレを発生する場
合がある。
無機微粒子の構成材料としては、例えばシリカ、アルミ
ナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシ
ウム 、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム
、酸化亜鉛、珪砂、クレー、雲母、珪石灰、珪藻土、酸
化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、二酸化アンチモン
、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム
、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化ケイ素、窒化ケ
イ素等を用いることができる。
これらのうち特にシリカ微粒子が好ましい。このシリカ
微粒子は、下記の如き結合構造を有する微粒子であり、
特に乾式法で製造されたものが好ましい。
また、シリカ微粒子としては、無水二酸化ケイ素のほか
、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリ
ウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸亜鉛等の形態であっ
てもよく、特にSi O2を85重量%以上含むものが
好ましい。
斯かるシリカ微粒子の市販品としては種々のものがある
が、特に湿度の変化に対してもトナーの摩擦帯電性が安
定していて環境依存性の小さい現像剤を得ることができ
る観点から、表面に疎水基を有するシリカ微粒子が好ま
しい。斯かる疎水基としては例えばメチル基、エチル基
等のアルキル基、メトシキ基等のアルコキシ基が好まし
い。斯かる疎水基を有するシリカ微粒子の市販品として
は、例えば「アエロジルR−972J 、’アエロジル
R−974」、「アエロジルR−805J、「アエロジ
ルR−976J  (以上、日本アエロジル社製)等を
挙げることができる。
また、例えばシラン系カップリング剤、チタン系カップ
リング剤、シリコーンオイル、側鎖にアミンを有するシ
リコーンオイル等により表面処理されたシリカ微粒子も
、トナーの摩擦帯電性の安定化の観点から好ましく用い
ることができる。
〔3〕 トナーの製造法 現像剤を構成するトナーの製造法としては、特に限定さ
れないが、例えば以下の製造法を適用することができる
(1)上記特定のポリエステルと、その他必要に応じて
添加されるトナー成分とを混合し、これを溶融混練し、
次いで冷却し、その後粉砕し、さらに分級して、所定の
平均粒径を有するトナーを得る。
(2)上記(1)と同様にして溶融混練した後、溶融混
練物を溶融状態のままスプレードライヤー等により噴霧
もしくは液体中に分散させることにより所定の平均粒径
を有するトナーを得る。
また、必要に応じて、以上のようにして得られたトナー
粉末に、さらに無機微粒子あるいは有機微粒子等が外部
から添加混合される。
〔4〕キヤリア 現像剤として二成分系現像剤を用いる場合に、当該二成
分系現像剤を構成するキャリアとしては、例えば平均粒
径が15〜200μ贋の粒子であり、磁場によってその
方向に強く磁化する物質、例えば鉄、フェライト、マグ
ネタイトをはじめとする鉄、ニッケル、コバルト等の強
磁性を示す金属もしくは合金またはこれらの元素を含む
化合物、強磁性元素を含まないが適当に熱処理すること
によって強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン
−銅−アルミニウムもしくはマンガン−銅−錫等のホイ
スラー合金と呼ばれる種類の合金または二酸化クロム等
よりなる粒子を用いることができる。また、これらの粒
子の表面を例えばスチレン−アクリル系樹脂、アクリル
系樹脂等により被覆すればキャリアの耐久性が向上する
〔5〕 トナーのリサイクルシステム 本発明においては、トナーのリサイクルシステムを採用
して画像を形成する。すなわち、転写されずに潜像担持
体上に残留したトナーを回収して、この回収したトナー
を再び現像器に戻して再使用する。
第1図は、本発明の画像形成方法に適用できる画像形成
装置の一例を示す。50は有機感光層を備えてなる潜像
担持体であり、この潜像担持体50は回転ドラム状の形
態を有している。潜像担持体50の周囲にはその回転方
向上流側から下流側に向かって、順に、コロナ帯電器5
1S露光光学系52、接触型磁気ブラシ現像器53、静
電転写器54、分離器55、ブレード式クリーニング器
56が配置されている。57は熱ローラ定着器である。
熱ローラ定着器は57は、内部にヒータが配置されかつ
表面がフッ素系樹脂またはシリコーン系樹脂により被覆
されてなる熱ローラと、当該熱ローラに対接するよう配
置されたバックアップローラとにより構成されている。
この画像形成装置、二ふいては、コロナ帯電器51によ
り潜像担持体50の表面が−様な電位に帯電され、次い
で露光光学系52により像露光されて潜像担持体50の
表面に原稿に対応した静電潜像が形成される。そして接
触型磁気ブラシ現像器53内に収容された、前記特定の
ポリエステルを結着樹脂として含有してなるトナーを含
む現像剤により、磁気ブラシ現像方法を適用して上記静
電潜像が現像されて原稿に対応したトナー像が形成され
る。このトナー像は静電転写器54により転写材Pに静
電転写され、熱ローラ定着器57により加熱定着されて
定着画像が形成される。一方、静電転写器54を通過し
た潜像担持体50は、ブレード式クリーニング器56に
よりその表面が摺擦されて残留トナーが掻き取られても
との清浄な表面とされ、再びコロナ帯電器51による帯
電工程に付されて次の画像の形成に供される。一方、ク
リーニングにより回収されたトナーは詳細は後述するト
ナーのリサイクルシステムにより再び現像器53内に戻
されて再使用に供される。
トナーのリサイクルシステムの具体例をそれぞれ第2図
および第3図に示す。第2図に示した例に右いて、20
は回収ドラムであり、この回収ドラム20は、ドラム状
の潜像担持体(図示せず)の−端側において隔壁(図示
せず)を介して当該潜像担持体と同軸的に軸支され、こ
の回収ドラム20の内部にはその外周に沿って複数の磁
石21が固定して設けられ、この回収ドラム20の外周
には搬送ベルト22が懸架されている。
23はクリーニング機構であり、このクリーニング機構
23は潜像担持体のクリーニング領域に対向しかつ回収
ドラム20にも対向するよう伸びている。
このりIJ  、−ング機構23においては、潜像担持
体に残留したトナーが例えばブレードなどにより掻き取
られて補集されると共に、この補集されたトナーが内部
に設けたスクリューコンベア24により出口25側に供
給される。
26は現像機構であり、この現像機構26は、潜像担持
体の現像領域に対向しかつ回収ドラム20にも対向する
よう配置された回転ドラム状の磁気ブラシ機構27と、
現像剤撹拌機構28と、回収されたトナーを受は入れて
これを現像機構26内に分配するトナー受入れ分配機構
29とを有してなり、前記搬送ベルト22は、回収ドラ
ム20と磁気ブラシ機構27との間隙を通過した後、回
収ドラム20とクリーニング機構23の出口25との間
隙を経由して現像機構26のトナー受入れ分配機構29
に至るよう、回収ドラム20とローラ30.31 とに
懸架されている。27aは回転スリーブ、27t)は磁
石である。
この例においては、搬送ベルト22が移動されると、当
該搬送ベルト22が回収ドラム20と磁気ブラシ機構2
7との間隙を通過するときに、磁気ブラシ機構27によ
り当該搬送ベルト22上に現像剤の磁気ブラシが形成さ
れ、この磁気ブラシが搬送ベルト22の移動に伴ってク
リーニング機構23に移送されると、クリーニング機構
23によって潜像担持体から補集されてスクリューコン
ベア24により出口25側に供給されたトナーは、搬送
ベルト22上の磁気ブラシに拾い上げられ、そして搬送
ベルト22の移動により磁気ブラシに拾い上げられたト
ナーがトナー受入れ分配機構29に搬送され、ここで当
該トナーが現像機構26内に収納され、回収されたトナ
ーが再び潜像担持体上の潜像の現像に供される。
第3図に示した例においては、41は現像機構、42は
クリーニング機構、43はトナー受入れ分配機構、44
は磁気ブラシ機構、45は潜像担持体、46はスクリュ
ーコンベア、47は第1スクリユー、48は第2スクリ
ユーであり、この例の装置は、第1スクリ:L−47と
東2スクリュー48とによりスクリューコンベア46よ
りのトナーをトナー受入れ分配機構43に供給するよう
にしたものである。すなわち第1スク!J、、−47お
よび第2スクリユー48は、それぞれ内部に回転軸とこ
の回転軸に沿ってスパイラル状に設けた羽根を有してな
り、第1スクリユー47においては、スクリューコンベ
ア46により送られたトナーが回転軸の回転に伴って羽
根により順次押上げられて第2スクリユー48に送られ
、この第2スクリユー48においては、第1スクリユー
47と同様の原理で水平方向にトナーが順次送られてト
ナー受入れ分配機構43に供給され、回収されたトナー
が再び潜像担持体45上の潜像の現像に供される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明が
これらの実施例に限定されるものではない。
〈ポリエステルの製造〉 後記第1表に示すジカルボン酸およびジアルコールを、
温度計、ステンレススチール製撹拌器、ガラス製窒素ガ
ス導入管、および流下式コンデンサを備えた容11Aの
4つロ丸底フラスコ内に入れ、このフラスコをマントル
ヒーターにセットし、窒素ガス導入管より窒素ガスを導
入してフラスコ内を不活性雰囲気に保った状態で昇温し
、次いで0、05 gのジブチルスズオキシドを加えて
温度200℃に保って反応させた後、後記第1表に示す
3価以上の多価単量体を加え、さらに反応させることに
より、各ポリエステルを得た。
各ポリエステルの酸価(AV)、水酸基価(OHv)、
比OHV/AVの値、軟化点Tsp、ガラス転移点Tg
は後記第1表に示した通りである。
くトナーの製造〉 (1)トナー1 上記ポリエステル1〔1〕;00重量部と、カーボンブ
ラック「モーガルLJ(キャボット社製)10重量部ト
、ポリプロピレン「ビスコール660 P J  <三
部化成工業社製)3重量部とを混合した後、二本ロール
により100〜130℃で十分に溶融混練し、その後冷
却し、次いでハンマーミルにより粗粉砕し、さらにジェ
ットミルにより微粉砕し、次いで分級して、平均粒径が
11.0μ眉のトナー1を製造した。
(2)トナー2 トナーlの製造において、ポリエステル1をポリエステ
ル2の100重量部に変更したほかは同様にして、平均
粒径が10.5μ真のトナー2を製造した。
(3)トナー3 トナー1の製造において、ポリエステル1をポリエステ
ル3の100重量部に変更したほかは同様にして、平均
粒径が11.5μ屑のトナー3を製造した。
(4)比較トナー1 トナー1の製造において、ポリエステル1を比較ポリエ
ステル1の100重量部に変更したほかは同様にして、
平均粒径が11.0μ贋の比較トナー1を製造した。
〈無機微粒子の製造〉 (1)無機微粒子1 シリカ微粒子「アエロジルR−972J  (日本7工
ロジル社製)を無機微粒子1とする。この無機微粒子1
は、−次粒子の平均径が16屑μ、BET法による比表
面積が110m2/gであった。
(2) 無機微粒子2 シリカ微粒子「アエロジルR−805J  (日本7工
ロジル社製)を無機微粒子2とする。この無機微粒子2
は、−次粒子の平均径が12肩μ、BET法による比表
面積が15On+”/gであった。
くキャリアの製造〉 (1) キャリア1 スチレン−メチルメタクリレート共重合体(単量体組成
比=80 :20) 15gをメチルエチルケトン30
0 mgに溶解して被覆液を調製し、「スピラコータ」
 (開田精工社製)を用いて、球形の銅−亜鉛系フェラ
イト粒子(日本鉄粉工業社製)1kgに、上記被覆液を
塗布し、加熱乾燥処理して、樹脂被覆層を有するキャリ
ア1を製造した。このキャリア1の平均粒径は80JI
Mであった。
(2) キャリア2 シリコーンワニスrSR−21〔1〕;J  (トーレ
・シリコーン社製)8重量部を、流動化ベツド装置を用
いて、球形の銅−亜鉛系フェライト粒子(日本鉄粉工業
社製)100重量部にスプレー塗布し、さらに200℃
で5時間にわたり熱処理して焼結し、次いで凝集物を篩
分けし、シリコーンワニスの焼結物よりなる被覆層を有
するキャリア2を製造した。このキャリア2の平均粒径
は102μ贋であった。
く現像剤の製造〉 各現像剤においては、後記第2表に示す組合せの無機微
粒子、トナーおよびキャリアを用い、まず、トナーに無
機微粒子を外部から添加してこれらをヘンシェルミキサ
ーにより混合することにより、トナー粒子の表面に無機
微粒子を付着させ、さらに、これらにキャリアを混合し
て各現像剤を製造した。
第2表 実施例および比較例 各実施例右よび比較例においては、上記各現像剤をそれ
ぞれ用いて、正の静電潜像を形成するためのセレンーヒ
素感光層を備えた潜像担持体、磁気ブラシ現像器、コロ
ナ放電を生じさせるコロナ転写器、ウレタンゴムよりな
るクリーニングブレードを有するクリーニング器、第3
図に示すトナーのリサイクルシステムを備えた電子写真
複写機rU −Bix 5000J  (:)ニカG1
11a) 改造t4ニヨリ、温度20℃、相対湿度50
%の常温の環境条件下において、連続して10万回にわ
たり複写画像を形成し、下記の項目についてそれぞれ評
価した。評価の結果を後記第3表に示す。
(評価項目) (1)画像ムラ 複写画像を目視により観察して画像ムラの有無を調べた
。評価は、画像ムラがほとんど認められず良好である場
合を「○」、画像ムラが若干認められたが実用レベルに
ある場合を「△」、画像ムラが著しく認められ実用的に
は問題のある場合を「×」とした。
なお、「画像ムラ」とは反射濃度0.6のグレースケー
ルの複写画像上に濃淡のムラが認められることをいう。
(2)画像カスレ 複写画像を目視により観察して画像カスレの有無を調べ
た。評価は、画像カスレがほとんど認められず良好であ
る場合を「○」、画像カスレが若干認められたが実用レ
ベルにある場合を「Δ」、画像カスレが著しく認められ
実用的には問題のある場合を「×」とした。
なお、「画像カスレ」とは複写画像のライン部分が断続
的になることをいう。
(3)トナー凝集 10万回後において現像器内のトナーを抽出してトナー
の凝集物の有無を調べた。評価は、トナーの凝集物がほ
とんど認められず良好である場合を「○」、トナーの凝
集物が若干認められたが実用レベルにある場合を「△」
、トナーの凝集物が多(認められて実用的には問題のあ
る場合を「×」とした。
(4)黒斑 lO万回後の複写画像を目視により観察して黒斑の有無
を調べた。評価は、非画像部に黒斑がほとんど認められ
ず良好である場合を「○」、黒斑が若干認められたが実
用レベルにある場合を「△」、黒斑が多く認められて実
用的には問題のある場合を「×」とした。
なお、「黒斑」とは非画像部にみられる大きさ約0.2
〜1mm程度の黒い点状の汚れをいう。
(5〕クリーニング性 クリーニングブレードによりクリーニングされた直後の
潜像担持体の表面を目視により観察し、潜像担持体表面
の黒い点状の付着物の有無を調べた。評価は、付着物が
ほとんど認められず良好である場合を「○」、付着物が
若干認められたが実用レベルにある場合を「Δ」、付着
物が多く認められて実用的には問題のある場合を「×」
とした。
(6)トナーの流動性 10万回後にふいて現像器内のトナーを抽出して目視に
よりトナーの流動性を調べた。評価は、良好である場合
を「O」、若干劣るが実用レベルにある場合を「△J、
著しく劣り実用的には問題のある場合を「×」とした。
(7)階調性 画像濃度がそれぞれ0.0.0.1.0.2. O!、
 0.4゜0.5.0.6.0.7.1.0.1.25
の10段階のチャートを有する原稿を作成し、この原稿
を用いて複写画像を形成し、10万回後の複写画像にお
いて何段階の階調性を有するかによって判定した。
(8)耐久性 鮮明な複写画像が得られる複写回数を調べて評価した。
(9)耐巻付き性 10万回後の黒ベタ画像を目視により観察し、熱ローラ
定着器の熱ローラに装着された分離爪の跡が認められな
い場合を「○」、分離爪の跡が若干認められるが実用レ
ベルにある場合を「△」、分離爪の跡がはっきり認めら
れ実用的には問題のある場合をrXJとした。
αロトナー微粉 複写機内を目視により観察して、トナー粒子の破壊によ
り発生したトナー微粉による汚れの有無を調べた。評価
は、トナー微粉による汚れがほとんど認められず良好で
ある場合を「○」、汚れが若干認められたが実用レベル
にある場合を「△」、汚れが著しく認められて実用的に
は問題のある場合を「×」とした。
以上の結果からも理解されるように、本発明の実施例に
よれば、リサイクルトナーの流動性が良好であってトナ
ーのリサイクルシステムを採用して、画像ムラ、画像カ
スレ、黒斑を伴わずに、階調性が良好な画像を多数回に
わたり安定に形成することができる。また、クリーニン
グ不良が発生せず、耐巻付き性も良好である。また、ト
ナー粒子の破壊による微粉の発生が認められず、耐久性
が良好である。
これに対して、比較例1によれば、トナーの結着樹脂が
、脂肪族ジオールを含まず芳香族ジオールを含む単量体
組成物から得られるポリエステルであるため、トナー粒
子の破壊が生じてこれによるキャリア汚染が発生し、そ
のため機内の汚染等の問題が生じ、結局、現像剤の耐久
性が低くてトナーのリサイクルシステムに不適当であっ
た。
〔発明の効果〕
本発明の画像形成方法によれば、特定のポリエステルを
結着樹脂として含有してなるトナーを含む現像剤を用い
るので、リサイクルトナーの搬送性右よび耐久性が良好
となり、その結果トナーのリサイクルシステムを適用し
て多数回にわたり良好な画像を経済的に形成することが
できる。
また、現像剤が無機微粒子を含有してなる場合には、ト
ナー粒子の表面に対する付着性が良好であるので、トナ
ーのリサイクルシステムにおいてさらに優れた搬送性が
発揮される。
また、トナーが離型剤を含有する場合にも、当該離型剤
が均一なミクロ単位のドメインを形成するので、離型剤
の有する粘着性の発現が抑制されて優れた耐オフセット
性、耐巻付き性が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像形成装置の一例を示す説明図、第2図およ
び第3図はそれぞれトナーのリサイクルシステムの具体
的構成例を示す説明図である。 20・・・回収ドラム    21・・・磁石22・・
・搬送ベルト23・・・クリーニング機構24・・・ス
クリューコンベア 25・・・出口       26・・・現像機構27
・・・磁気ブラシ機構  27a・・・回転スリーブ2
7b・・・磁石      28・・・現像剤撹拌機構
29・・・トナー受は入れ分配機構 30.31・・・ローラ    41・・・現像機構4
2・・・クリーニング機構 43・・・トナー受は入れ分配機構 44・・・磁気ブラシ機構  45・・・潜像担持体4
6・・・スクリニーコンベア 47・・・第1スクリユー  48・・・第2スクリユ
ー50・・・潜像担持体    51・・・コロナ帯電
器52・・・露光光学系 53・・・接触型磁気ブラシ現像器 54・・・静電転写器    55・・・分離器56・
・・ブレード式クリーニング器 57・・・熱ローラ定着器  P・・・転写材+ 1 

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トナーのリサイクルシステムを採用した画像形成
    方法において、 潜像担持体上に形成された静電潜像を、下記成分〔1〕
    〜〔3〕を含む単量体組成物を縮重合反応させて得られ
    るポリエステルを結着樹脂として含有してなるトナーと
    無機微粒子とを含む現像剤により現像する工程を含むこ
    とを特徴とする画像形成方法。 成分〔1〕;3価以上の多価単量体 成分〔2〕;芳香族ジカルボン酸 成分〔3〕;脂肪族ジオール
  2. (2)現像剤が無機微粒子を含有してなることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成方法。
  3. (3)トナーが離型剤を含有してなることを特徴とする
    請求項1または2に記載の画像形成方法。
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