JPS581013Y2 - シャ−シ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機等のシャーシ装置に関する
。

従来、この種のシャーシ装置は第１図に示すように、プ
リント板１を合成樹脂製の枠体２の上面にネジ３，３等
により取付け、この枠体２をネジ４．４によってキャビ
ネット５の底板６に固定しており、また、上記キャビネ
ット５の後面開口部に取付けられる裏板７はその上端部
をネジ８で固定すると共に、下端部を上記底板６にネジ
９により別途取付けた金具１０によって受けるようにし
ていた。

然し乍ら、斯る方法は、極めて作業性が悪く。

しかも上記金具１０を別成型する必要があって。

コスト高となっていた。

そこで１本考案は斯る欠点を解消したシャーシ装置を提
案するもので、以下、第２図〜第４図に示す本考案のシ
ャーシ装置を説明する。

第２図は本考案に使用する合成樹脂製枠体にプリント板
を取付けた状態を示す斜視図であって。

プリント板１１は枠体１２０周縁部に設けた第１の係合
爪１３，１３，１３，１３によって該枠体の上面に係止
されている。

枠体１２には、更にその前端部に第１のＬ字状折曲片１
４が、そして後端部には第２の係合爪１５が下面方向に
突出して、また、第２のＬ字状折曲片１６が上面方向に
それぞれ一体に設けられている。

第３図は斯る枠体１２をテレビジョン受像機等のキャビ
ネット１７に取付けた状態を示す断面図であって、前記
第１の折曲片１４がキャビネット１７の底板１８に設け
た開口１９に挿入され、第２０係合爪１５が上記底板１
８の後端部に係止されることによって、枠体１２が底板
１８上に固定される。

この時、枠体１２の下面の適当な個所に突起２０を設け
ておき、この突起２０を底板１８に設けた透孔２１に嵌
入するようになせば、枠体１２の底板１８に対する位置
決めを行え、且つその取付けが一層確実となる。

而して枠体１２を底板１８上に取付けたのち。

裏板２２をキャビネット１７に装着されるが、この裏板
２２には、第４図に示すように、下端縁に連接する切欠
２３が設けてあり、この切欠２３を前述の第２折曲片１
６で受けるようになっている。

この時、裏板２２の上端部をネジ２４でキャビネット１
−７に固定するのは従来例と同様である。

尚、２５はキャビネット１７の前面部に取付けられた前
面パネル、２６は底板１ＢＶＣ固定されたゴム脚である
。

以上の如き本考案のシャーシ装置に依れば、フリント板
及びこのプリント板を支持する枠体をキャビネット内に
固定するのに取付用のネジを全く必要とせず、また、キ
ャビネットの裏板の係止に必要な金具も上記枠体と一体
に成型できるから、組立時の作業性がよく、また製造コ
ストを低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシャーシ装置を示す断面図づある。 第２図〜第４図は本考案のシャーシ装置を示し、第２図
は枠体にプリント板を取付けた状態を示す斜視図、第３
図はこの枠体をキャビネットに取付けた状態を示す断面
図、第４図はその要部を拡大して示す斜視図である。 １１・・・・・・プリント板、１２・・・・・・枠体、
１３・・・・・・第１の係合爪、１４・・・・・・第１
の折曲片、１５・・・・・・第２の係合爪、１６・・・
・・・第２の折曲片、１７・・・・・・キャビネット、
１８・・・・・・底板、１９・・・・・・開口。 ２２・・・・・・裏板、２３・・・・・・切欠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂製の枠体の周縁部に設けた複数個の第１の係合
   爪でプリント板を係止し、前記枠体の前端部に設けた第
   １のＬ字状折曲片をキャビネットの底板に穿設した開口
   に挿入し、前記枠体の後端部の下面方向に設けた第２０
   係合爪を前記底板の後端部下面に係止すると共に、前記
   枠体の後端部の上面方向に設けた第２のＬ字状折曲片で
   前記キャビネットの後面開口部に装着される裏板の下端
   縁に連接して設けた切欠部を受けるようにしたシャーシ
   装置。