JPS5816300Y2 - センキヨクヨウホテンシヨメ−タ ノ トリツケソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビ受像機の選局用ポテンショメータの取付
は装置に関するものである。

斯るポテンショメータはテレビ受像機の選局を電子式に
したものにおいては必要不可欠であるが、このポテンシ
ョメータは必要に応じて調整できるような構成でテレビ
受像機のキャビネット内に収納されるのが普通である。

そして斯る構成の１つとして、第１図に示すようにテレ
ビ受像機１のキャビネットから引き出し自在な箱体２に
収納することが実公昭４９−２５７６６号公報において
提案せられている。

本考案はこのような方式に係る好適で且つ実用的に工夫
された選局用ポテンショメータの取付は装置を提供する
ものである。

以下、図面に示した実施例に従って本考案を詳述する。

第２図は本考案装置の概略断面図であり、図中３は前面
キャビネット、４は前記キャビネット３のボス５にネジ
６により取り付けられる支持体、７は前記支持金具に摺
動自在に取付けられる底体で箱状をなしている。

９は前記蓋体８に取付けられた板体で、該板体にはポテ
ンショメータ１０のほかに、第３図に示すようにバンド
切換えスイッチ１１が設けられるほかに、■Ｃ１２，１
３及びラッピング端子１４がそれぞれ複数コずつ設けら
れている。

本考案装置の組立に際し、前記各種部品を取付けた板体
９は、筐ず蓋体８に取付けられる。

このときポテンショメータ１０の調整ツマミ１０′は蓋
体８の長孔１５を貫いて一部が蓋体上に露出する。

バンド切換えスイッチ１１の操作杆１１′ も同様に
蓋体８の透孔１６から上方に突出する。

蓋体８に設けられた爪片１７と当て片１８はプリント板
として形成せられた板体９の凹欠１９と共に嵌合手段を
構成している。

尚、前記嵌合手段以外にビス止めすることも可能で、こ
の場合には前記蓋体内部に下方に突出するボスを形成し
ておき、このボスに板体裏面から円孔２０を介してビス
を螺合せしめればよい。

２１は前記ラッピング端子１４に結合されたリード線群
を備えるソケットであり、テレビ受像機内に設けられた
所定端子に結合される。

箱状に形成せられた底体７は案内レール４′ を有する
金属性支持体４に予め摺動自在に取付けられると共に前
記支持体４がキャビネット３へ固定せられることにより
、キャビネットに対して出入り自在となる。

前記板体９と一体化された蓋体８は前記底体７に取付け
られるが、これは底体７が前記のように支持体４を介し
てキャビネットに取付けられる前であっても、後であっ
てもよい。

前記底体１と蓋体８との結合は底体７に設けた短形孔２
２に蓋体に設けた係止片（図示せず）を係合せしめるこ
とによりスナツプフィツト式に行なえるが、これとは別
に蓋体８に形成した小円孔２３を介して底体７のボス２
４にビスを螺合せしめるようにしてもよい。

尚、底体７と支持体４との間には底体７を前方向に付勢
するバネ手段及び底板全前記バネ手段の弾性力に抗して
最大限押込んだとき底板をその最大位置より少許戻った
位置で固定すると共に、該固定されている底板を更に押
込むと固定を解除するロック手段を設けるが、図面を簡
単にするためこれは省略しである。

２５は組立ての最後においてキャビネット３の外で底体
の前面壁７′に嵌合される小パネルで、２５′はその嵌
合片を示す。

第４図は第３図に示す装置が取付けられるキャビネット
周辺を示す。

第４図において、２６は底体７が出入りする窓を示す。

また、２７は各種回路部品を備えると共に支持板２８を
介してキャビネットに取付けられた他のプリント板であ
り、２９は音量調整ボリウム、３０は色相調整用、３１
は色純度調整用、そして３２はコントラスト調整用の各
ボリウムを示す。

また３３はキャビネット３をテレビ受像機に取付けるた
めのボスである。

本考案のポテンショメータ取付は装置は、ポテンショメ
ータ１０及びバンド切換えスイッチ１１を具備する板体
９を蓋体８に取付けると共に、前記蓋体を案内レール４
′ヲ有し且つキャビネット３に固定せられる支持体４に
摺動自在に取付けた底体Ｔに固定するものであるから、
前記底体７と蓋体８の結合は底体７を支持体４と共にキ
ャビネット３に取付けた後に行なうことが可能で、その
ため取付は作業が容易である。

このことは、特に内部が狭いキャビネットの場合、例え
ば第４図に示すように他のプリント板２８が並行に且つ
近接して配されているようなところにおいて、非常に重
要である。

もし、上記ポテンショメータ１０及びハンド切換えスイ
ッチ１１を備える板体９を蓋体でなく底体７に取付ける
ようにした場合には、底体７をキャビネツｌ−３に取付
けた後で前記板体の取付けを行なうことが実質的に不可
能であるから、ポテンショメータ等を備える板体、底体
、蓋体、支持体を全て組立てた後にキャビネットに取付
けなければならない。

そして、この場合には修理・点検時にも前記組立て体を
キャビネットから取外したり取付けたりしなければなら
ない不都合が生じる。

しかしながら、前述の通り本考案に釦いてはポテンショ
メータ等を備える板体を蓋体に取付けるようにしている
から、ポテンショメータ等の修理、点検時には蓋体を底
体から取外して行なえばよく、底体及び支持体はキャビ
ネットから取外さなくてよいという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は選局電圧供給用ポテンショメータが引出し自在
に収納されている状態を示すテレビ受像機の斜視図であ
る。 第２図は本考案装置の概略断面図、第３図は本考案装置
の分解斜視図、第４図はキャビネット周辺を示す斜視図
である。 ３・・・・・・キャビネット、４・・・・・・支持体、
４′・・・・・・案内レール、７・・・・・・底体、８
・・・・・・蓋体、９・・・・・・板体、１０・・・・
・・ポテンショメータ、１１・・・・・・バンド切換え
スイッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 選局電圧供給用ポテンショメータを引出し自在にテレビ
   受像機に収納するようにしたものにおいて、選局電圧供
   給用のポテンショメータ及びバンド切換えスイッチを具
   備する板体を蓋体に取付けると共に、前記蓋体を案内レ
   ールを有し且つキャビネットに固定せられる支持体に摺
   動自在に取り付けられた底体に固定してなる選局用ポテ
   ンショメータの取付は装置。