JPS597775Y2 - チュ−ナ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテレビジョン受像機に用いるチューナ取付装置
に関するものであり、電子チューナ本体をブラケットに
容易に取り付けでき、電子チューナを構或するプリント
基板のそりも防止する装置を提供することを目的とする
ものである。

以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図において、１はチューナブラケットであり、樹脂
等で一体或型され、テレビジョン受像機のキャビネット
の一部に取り付けられる。

このチューナブラケット１の前面下方には音量調整用の
可変抵抗器２が取り付けられている。

３はキーボードと表示ランプとを前方へ突出させるため
の窓である。

４はキーボードボックスであり、内部は複数個に区分さ
れており、ネオンランプ等の表示ランプ５と押ボタンあ
るいは接触スイッチ等のスイッチ６との対が複数対、内
部に設けられている。

このキーボードボックス４の裏面には電気回路を接続す
るためのプリント基板７が取り付けられている。

８，９はそれぞれプリント基板であり、前端部には上記
表示ランプ５およびスイッチ６の対の数と等しい数の可
変抵抗器１０が取り付けられており、この可変抵抗器１
０を調整すれば電子チューナの可変容量ダイオードに印
加される電圧を変化させて受信周波数を変化させチャン
ネルを切換えて受信チャンネルの微調整を行なうことが
できるものである。

上記プリント基板８，９は金具１１を用い一定間隔をお
いて位置し、この金具１１の折曲部１２はビス１３によ
り、チューナブラケット１のボス１４に取り付けられる
ものである。

上記プリント基板７と８とは直角に位置しているが、こ
れはあらかじめ一枚のプリント基板で形威しておき分離
すべき部分にミシン目を入れ、かつ両者を接続するジャ
ンパ線１５を取り付けておけば手で割って組み立てるこ
とができ作業能率は向上するものである。

キーボードボックス４をチューナブラケット１の窓３に
嵌合すると、この窓３の上下に窓３の側に向って弾性を
有するように設けられている係合片１６， １７， １
８， １９がキーボードボックス４の上下の溝２０．
２１にはまり込み、キーボードボックス４を仮止めでき
る。

２２は固定金具であり、前方へ突出する切起し片２３，
２４． ２５を有し、後面にはステツピングリレー２
６や電源トランス２７が取り付けられている。

この固定金具２２の上方にはビス孔２８が設けられ、ビ
ス２９により、チューナブラケット１に固定される。

なお、金具１１の下端および固定金具２２の下端はチュ
ーナブラケット１にビス止めしてもよく、またチューナ
ブラケット１に設けた溝に嵌合するようにしてもよいも
のである。

金具２２がチューナブラケット１に取り付けられた状態
では、切り起し片２３， ２４． ２５の先端部がプリ
ント基板７の裏面と当接し、キーボードボックス４およ
びプリント基板７がチューナブラケット１から後方へ脱
け出るのを防ぐとともにプリント基板７自体がそるのも
防止している。

チューナブラケット１の窓３の上下周縁部つまり係合片
１６， １７， １８， １９の設けてある部分にはキ
ーボードケース４の溝２０， ２１の後端と係合する段
部３０， ３１が設けてあるので、キーボードボックス
４を窓３の後方から挿入すると、溝２０， ２１に係合
片１６， １７， １８， １９が嵌合してキーボード
ボックス４をチューナブラケット１に仮止めできる。

さらに金具２２をプリント基板７の裏面に押しあてると
、キーボードボックス４は前方へ押される。

このときキーボードボックス４は停止し、それ以上前方
へ突出することはない。

このため、仮止されていたキーボードボックス４は裏側
から金具２２の切り起し片２３， ２４． ２５に押さ
れて強固にチューナブラケット１に固定されるので、前
方からスイッチを操作しても何ら支障はないものである
。

以上のように本考案によれば、電子チューナに用いる選
局操作部分およびその周辺部分をきわめて容易に組み立
てることができるものであり、１つの金具をプリント基
板に当接させてこのプリント基板のそりを防止できると
ともに、この金具に他の電気回路部品を取り付けること
ができ、最少限のビス数で作業能率良く組み立てを行な
うことができるものである。

なお金具の切り起し片と当接するプリント基板の部分に
は銅箔を形威しないようにすればよく、チューナボック
スはキャビネットに組み込んでおき、前方に開閉自在な
扉を配し、テ゛ザイン上良好なものとすることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるチューナ取付装置の
分解斜視図、第２図は同装置の断側面図である。 １・・・チューナブラケット、３・・・窓、４・・・キ
ーボードボックス、５・・・表示ランプ、６・・・スイ
ッチ、７，８，９・・・プリント基板、１０・・・可変
抵抗器、１１・・・金具、１３． ２９・・・ビス、１
５・・・ジャンパ線、１６， １７． １ｇ，１９・・
・係合片、２０， ２１・・・溝、２２・・・金具、２
３， ２４， ２５・・・切り起し片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 窓を有するチューナブラケットを設け、上記窓の周辺部
   に上記窓側に向って弾力性を有する係合片を設け、複数
   のスイッチ等を内蔵し、上記窓に後方から嵌合され、そ
   の嵌合されたときに上記保合片と係合する溝を側面に有
   していてこの保合により上記窓に仮固定可能なキーボー
   ドボックスを設け、上記キーボードボックスの裏面に上
   記スイッチ等を接続するプリント基板を設け、前方に向
   って切り起された複数の切り起し片を有し、上記チュー
   ナブラケットに後方から取付けられたときに上記切り起
   し片が上記プリント基板の裏面に当接し、上記プリント
   基板の裏面を押圧して上記プリント基板を介して上記キ
   ーボードボックスを上記チューナブラケットに固定する
   金具を設け、この金具に電気回路部品を取り付けたチュ
   ーナ取付装置。