JP2504339Y2 - 自動車のグリル支持装置 - Google Patents

自動車のグリル支持装置

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JP2504339Y2
JP2504339Y2 JP8302590U JP8302590U JP2504339Y2 JP 2504339 Y2 JP2504339 Y2 JP 2504339Y2 JP 8302590 U JP8302590 U JP 8302590U JP 8302590 U JP8302590 U JP 8302590U JP 2504339 Y2 JP2504339 Y2 JP 2504339Y2
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JP
Japan
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grommet
hole
grill
fitted
locking projection
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JP8302590U
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JPH0439929U (ja
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享 木村
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車の車体前部におけるバランスパネ
ルにグリルを支持させるためのグリル支持装置に関す
る。
(従来の技術) 自動車には、バランスパネルの上方にグリルを配設し
たものが多くみられる。また、この構成において、バラ
ンスパネルに貫通孔が形成され、グリルの下部に突設さ
れた係止突起が上記貫通孔に嵌入され、これによってグ
リルがバランスパネルに支持されたものがある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記バランスパネルは通常板金製であり、
このため、これに貫通孔を形成したままにすると、その
開口縁には容易に錆が生じてしまうという不都合があ
る。
また、係止突起は貫通孔に単に嵌入するだけのため、
係止突起にがたつきが生じ、つまり、グリルががたつく
という問題もある。
更に、上記のように係止突起にがたつきがあるため、
バランスパネルに対するグリルの建付精度が低下すると
いう問題もある。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、グリル取付用の貫通孔をバランスパネルに形成し
た場合でも、錆が容易には生じないようにし、また、貫
通孔に嵌入した係止突起にがたつきが生じないように
し、更に、バランスパネルに対するグリルの建付精度を
向上させることを目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とするとこ
ろは、バランスパネルに貫通孔を形成し、孔芯が車体の
前後方向に延びるグロメット孔を備えたグロメットを上
記貫通孔に嵌着し、上記グリルの下部に上記グロメット
孔に嵌入される係止突起を突設し、かつ、上記グロメッ
ト孔に嵌入された係止突起を下方に向って弾性的に押圧
する押え片を同上グロメットに成形した点にある。
(作用) 上記構成による作用は次の如くである。
バランスパネル3の貫通孔16を形成し、この貫通孔16
にグロメット17を嵌着してある。そして、このグロメッ
ト17に係止突起25を嵌入させることによって、グリル4
をバランスパネル3に支持させるようになっている。こ
の場合、バランスパネル3に貫通孔16が形成されている
が、この貫通孔16には上記したようにグロメット17が嵌
着されているため、この貫通孔16の開口縁はグロメット
17で覆われる。
また、上記グロメット17には、これに嵌入された係止
突起25を弾性的に付勢する押え片30が成形されている。
このため、係止突起25がグロメット17内でがたつくこと
が防止される。
更に、上記したように係止突起25はグロメット17内で
押え片30により下方に向って付勢されているため、この
付勢によってバランスパネル3に対するグリル4の上下
位置決めがなされる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、図中符号1は自動車で、この自動車
1の車体前部にバンパ2が取り付けられ、このバンパ2
の上方に隣接して板金製のバランスパネル3が取り付け
られている。また、このバランスパネル3の上方に隣接
してグリル4が設けられ、このグリル4の左右両側にそ
れぞれヘッドランプ5が配設されている。その他、6は
前輪、7はフロントウィンド、8はフードである。
第2図と第3図において、上記グリル4の上部には左
右4つの樹脂製の弾性クリップ10が突設されている。一
方、車体の前上部を構成するラジエータサポート11にク
リップ孔12が形成され、これらクリップ孔12に対するク
リップ10の嵌入によって、グリル4の上部がラジエータ
サポート11に支持されている。
第1図と第4図において、上記バランスパネル3は、
その上部に後方に折れ曲った上部片13を有し、この上部
片13の後縁が更に上方に折れ曲って折れ曲り片14となっ
ている。そして、この折れ曲り片14に孔芯が前後に延び
る四角形の貫通孔16が3カ所形成されており、この各貫
通孔16に樹脂製のグロメット17がそれぞれ嵌着されてい
る。
上記グロメット17は正面断面が倒立U字状の本体部18
を有し、この本体部18の前端には正面視四角形の外向き
フランジ19が一体成形されている。上記本体部18の上面
には左右一対の係合突起20,20が一体成形され、外向き
フランジ19の上部と各係合突起20との間に上係合凹部21
が形成されている。また、上記外向きフラッジ19の下部
には下係合凹部22が形成されている。そして、上記貫通
孔16にグロメット17を嵌入させれば、上係合凹部21と下
係合凹部22とが貫通孔16の開口縁に自動的に嵌合するよ
うになっており、これにより、グロメット17が折れ曲り
片14に取り付けられている。
上記本体部18内がグロメット孔23となっており、この
グロメット孔23は孔芯が前後方向に延びている。一方、
上記グリル4の下部には上記各グロメット孔23に嵌入さ
れる係止突起25が突設されている。この係止突起25はグ
リル4の下部に一体成形される本体部26を有している。
この本体部26の突出端の下面には倒立三角形状の一対の
前部突起27と後部突起28とが一体成形され、これら両突
起27,28間が係合溝29となっている。この係合溝29は、
係止突起25をグロメット孔23に嵌入させたとき、外向き
フランジ19の下部に嵌脱自在となっている。
上記係止突起25をグロメット孔23に嵌入させ、かつ、
係合溝29を外向きフランジ19の下部に嵌合させたとき、
上記係止突起25を下方に向って弾性的に押圧する押え片
30が上記グロメット17に一体成形されている。この押え
片30は本体部18の上部を一部切り下げることにより形成
されており、その自由状態では、第1図中仮想線で示す
ような後下がりに突出した形状となっている。
上記グリル4を取り付けようとするときには、まず、
前記したようにクリップ10をクリップ孔12に嵌入する。
次に、第1図中仮想線で示すように係止突起25の突出端
をグロメット孔23の上部に嵌入させる。この嵌入を進め
ると、前部突起27が外向きフランジ19の下部を摺動する
と同時に、係止突起25の突出端が押え片30を押圧して一
旦上方に回動させる。
更に、嵌入させると、同上第1図中実線で示すように
係合溝29が外向きフランジ19の下部に嵌合して、係止突
起25を介しグリル4が前後所定位置に位置決めされる。
また、このとき、押え片30が係止突起25を下方に向って
押圧する。すると、上記係合溝29を外向きフランジ19の
下部との嵌合状態が保たれて、係止突起25にがたつきの
生じることが防止されると共に、グリル4の下端がバラ
ンスパネル3の上部片13よりも寸法lだけ離れた上下所
定位置に位置決めされる。
そして、前記各クリップ孔12に対するクリップ10の嵌
合と、上記グロメット17に対する係止突起25の嵌合とに
より、グリル4がバランスパネル3に対し所定位置に支
持される。
(考案の効果) この考案によれば、バランスパネルに貫通孔が形成さ
れているが、この貫通孔にはグロメットが嵌着されてい
るため、この貫通孔の開口縁ばグロメットで覆われ、よ
って、錆の発生が防止される。
また、上記グロメットには、これに嵌入された係止突
起を弾性的に付勢する押え片が成形されているため、係
止突起がグロメット内でがたつくことが防止され、つま
り、グリルにがたつきの生じることが防止される。
更に、上記したように係止突起はグロメット内で押え
片により下方に向って付勢されているため、この付勢に
よってバランスパネルに対するグリルの上下位置決めが
なされることとなる。よって、同上バランスパネルに対
するグリルの建付精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は第3図の部分拡
大図、第2図は自動車の正面図、第3図は第2図のIII
−III線矢視断面図、第4図はグロメットの斜視一部破
断図である。 1……自動車、3……バランスパネル、4……グリル、
16……貫通孔、17……グロメット、23……グロメット
孔、25……係止突起、30……押え片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バランスパネルの上方にグリルを配設した
    自動車の車体前部において、上記バランスパネルに貫通
    孔を形成し、孔芯が車体の前後方向に延びるグロメット
    孔を備えたグロメットを上記貫通孔に嵌着し、上記グリ
    ルの下部に上記グロメット孔に嵌入される係止突起を突
    設し、かつ、上記グロメット孔に嵌入された係止突起を
    下方に向って弾性的に押圧する押え片を同上グロメット
    に成形した自動車のグリル支持装置。
JP8302590U 1990-08-04 1990-08-04 自動車のグリル支持装置 Expired - Lifetime JP2504339Y2 (ja)

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JPH0439929U JPH0439929U (ja) 1992-04-06
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012173248A1 (ja) * 2011-06-17 2012-12-20 株式会社ニフコ ラジエータグリルクリップ、及びラジエータグリルの車両取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012173248A1 (ja) * 2011-06-17 2012-12-20 株式会社ニフコ ラジエータグリルクリップ、及びラジエータグリルの車両取付構造
JP2013001272A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Toyota Auto Body Co Ltd ラジエータグリルクリップ、及びラジエータグリルの車両取付構造

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JPH0439929U (ja) 1992-04-06

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