JPH1198731A - 永久磁石を埋設したロータを用いたモータ - Google Patents

永久磁石を埋設したロータを用いたモータ

Info

Publication number
JPH1198731A
JPH1198731A JP10180091A JP18009198A JPH1198731A JP H1198731 A JPH1198731 A JP H1198731A JP 10180091 A JP10180091 A JP 10180091A JP 18009198 A JP18009198 A JP 18009198A JP H1198731 A JPH1198731 A JP H1198731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
permanent magnet
hole
magnetic flux
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10180091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Asano
能成 浅野
Masayuki Shindo
正行 神藤
Hiroshi Ito
浩 伊藤
Takeshi Morishige
健 森重
Kazuhiro Obara
一浩 小原
Yukio Honda
幸夫 本田
Hiroshi Murakami
浩 村上
Naoyuki Sumiya
直之 角谷
Shizuka Yokote
静 横手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10180091A priority Critical patent/JPH1198731A/ja
Publication of JPH1198731A publication Critical patent/JPH1198731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/276Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM]
    • H02K1/2766Magnets embedded in the magnetic core, e.g. interior permanent magnets [IPM] having a flux concentration effect

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の永久磁石モータでは、永久磁石埋設用
穴とロータ外周に施された切り欠きとの間に透磁率の高
い鋼板部があるため、永久磁石端部の磁束が、ステータ
に渡ってトルク発生に有効に寄与することなく、鋼板部
の磁路Paを通り短絡してしまう。 【解決手段】 ロータ内部に永久磁石23を埋設してな
るモータにおいて、ロータコアの外周に近接して永久磁
石埋設用穴22およびそれに埋設される永久磁石の端部
に接するように磁束短絡防止用穴27を備える構成によ
り、その永久磁石両端部の磁束の短絡を防ぎ、永久磁石
の端部の磁束もステータに渡りトルク発生に有効に働く
ことにが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調機器や各種産
業機器等に使用される駆動用モータに関するものであ
る。特に、ロータコア内部に永久磁石を埋め込み、マグ
ネットトルクのみならずリラクタンストルクをも有効利
用するモータの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば日本特許出願特開平8−3
31823号公報に開示されているように、ロータコア
内部に永久磁石を埋め込むことで、マグネットトルクと
リラクタンストルクを併せて利用することにより、高効
率を実現するモータが知られている。図15は、従来の
この種のモータの断面図を示している。ステータ1は複
数のティース11とそのティース11の根元をつなぐヨ
ーク部12とからなり、略円環形状をしている。その複
数のティース11間に形成される複数のスロット13に
は三相巻線が施されている。ロータ7は、ステータ1と
略同軸の略円筒形状であり、ステータ内周面に対向して
4個のロータ磁極を有し、軸24を中心として回転自在
となるように軸受(図示せず)によって支持されてい
る。ロータ7は、ロータコア71の回転方向に略等間隔
に設けられ、かつ軸方向に貫く4個の永久磁石埋設用穴
72に、板状の永久磁石73を埋設している。また、そ
のロータコア71の軸方向の両端部に端板(図示せず)
を配し、貫通穴25にリベットピン26を通すことによ
り永久磁石73をロータコア71に固定している。ロー
タ外周は、ロータ磁極の境目付近で切り欠き77を有
し、永久磁石73の長手方向両端はその切り欠き77に
近接している。ロータ7は、ステータ巻線に流れる電流
により形成される回転磁界により、そのロータ磁極がス
テータ1のティース11に対して吸引または反発するこ
とにより回転している。
【0003】上記構成において、ロータ磁極に直交する
d軸方向のインダクタンスLdと、ロータ磁極の境目を
貫くq軸方向のインダクタンスLqとの間に、Ld<L
qの関係が成立する。
【0004】一般にモータのトルクTは、ロータの極対
数をPn、鎖交磁束をψa、ステータ巻線電流をIおよ
び電流Iの進み位相角(電気角において)をβとする
と、 T=Pn{ψa・I・cosβ+0.5(Lq−Ld)I2・sin2β} ………………(1) で表される。上記(1)式において、第一項はマグネッ
トトルク、第二項はリラクタンストルクを表している。
ここでLd<Lqの関係を満たす時に、電流進角制御を
行なうことによりβ>0となりリラクタンストルクが発
生する。このβの値を所定の値に設定することにより、
同一電流において、マグネットトルクのみの時と比べ、
より大きいトルクTを発生させることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、永久磁石埋設用穴とロータ外周に施された切り
欠きとの間に透磁率の高い鋼板部があるため、永久磁石
端部の磁束が、ステータ1に渡ってトルク発生に有効に
寄与することなく、鋼板部の磁路Paを通り短絡してし
まう、すなわち、マグネットトルクが短絡した磁束分小
さくなることになり、効率は低下する。また、その短絡
磁束の発生により、コギングトルクが大きくなり、振動
や騒音が大きくなるという欠点を有していた。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、モータ効率が高く、振動や騒音の小さなモータ
を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のモータは、ロータコアに、ロータコアの外周に
近接して永久磁石埋設用穴およびそれに埋設される永久
磁石の端部とに接するように磁束短絡防止用穴を備え、
上記永久磁石埋設用穴に上記永久磁石を埋設したロータ
を用いたものである。これにより永久磁石端部での磁束
の短絡を防止し、永久磁石の端部の磁束もステータに渡
り、トルク発生に有効に働くことにより、高効率で、か
つコギングトルクが低く、振動や騒音の少ないモータを
提供するものである。
【0008】また、本発明のモータは、ロータコアに、
ロータコアの外周に近接して永久磁石埋設用穴およびそ
れに埋設される永久磁石の端部とに接するように磁束短
絡防止用穴を備え、上記永久磁石埋設用穴に上記永久磁
石を埋設したロータと、複数のティースを有する略円環
形状のステータとを有するものである。これにより永久
磁石両端部での磁束の短絡を防止し、永久磁石の端部の
磁束もステータに渡り、トルク発生に有効に働くことに
より、高効率で、かつコギングトルクが低く、振動や騒
音の少ないモータを提供できる。
【0009】また好ましくは、ロータ構成が、あるロー
タ磁極の永久磁石埋設用穴およびそれに埋設される永久
磁石端部に接する磁束短絡防止用穴と、そのロータ磁極
に隣接するロータ磁極における同様な磁束短絡防止用穴
の内、前者の磁束短絡防止用穴に近い側の磁束短絡防止
用穴とを含むロータ外周に近接したロータコア部分の角
度θaを、ロータ磁極数をNmとした場合、略120/
Nm度に成すことにより、磁束を有効利用でき高効率で
あるばかりでなく、コギングトルク、トルク脈動を小さ
くすることができ振動や騒音を低く抑えることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本願発明の永久磁石ロータは、ロ
ータコアの外周に近接して、永久磁石埋設用穴およびそ
れに埋設される永久磁石の端部とに接するように磁束短
絡防止用穴を備え、前記永久磁石埋設用穴に前記永久磁
石を埋設した構成であり、永久磁石周方向両端部の磁束
の短絡を防ぎ、永久磁石の磁束がステータに渡り、トル
ク発生に有効に働くことにより、効率を高くするととも
に、コギングトルクが低く、振動・騒音の少ない永久磁
石モータを提供できる。
【0011】さらに、磁束短絡防止用穴部をロータコア
外周端より内側に設け、前記磁束短絡防止用穴部と前記
ロータコア外周端との間に、狭間隔のロータコアを形成
する部材部分を備えてもよい。
【0012】さらに、磁束短絡防止用穴部のロータコア
外周に近接する部分の幅がロータコア中心に対して作る
角度は、永久磁石のロータコア外周側に面する長手方向
の幅がロータコア中心に対して作る角度よりも小さくし
てもよい。
【0013】さらに、磁束短絡防止用穴部の半径方向の
幅は、ロータとそのロータに対向するステータとのエア
ギャップの2倍以上の長さとしたロータを用いてもよ
い。
【0014】さらに、永久磁石が平板状であってもよ
い。さらに、あるロータ磁極における永久磁石埋設用穴
および永久磁石端部に接する磁束短絡防止用穴と、その
ロータ磁極に隣接するロータ磁極における磁束短絡防止
用穴の内、前者の磁束短絡防止用穴に近い側の磁束短絡
防止用穴とを含むロータ外周に近接するロータコア部分
の角度θaが、ロータ磁極数をNmとした時、略120
/Nm度に配置されたロータであってもよい。
【0015】さらに、永久磁石が希土類磁石であるロー
タを用いてもよい。さらに、磁束短絡防止用穴部の全部
または一部に非磁性体を配してもよい。
【0016】さらに、永久磁石埋設用穴内部でかつ非磁
性体により限定された空間に永久磁石を成形してもよ
い。
【0017】さらに、ロータ磁極数Nmが4であるロー
タを用いてもよい。さらに、ステータコア外径に対する
ロータコア外径の比が0.47以上、0.5以下であっ
てもよい。
【0018】さらに、あるロータ磁極における磁束短絡
防止用穴端部から、前記ロータ磁極から数えて時計また
は半時計方向にi番目(iはロータ磁極数Nm未満の自
然数)のロータ磁極における、前者磁束短絡防止用穴端
部に相当する磁束短絡防止用穴端部までの角度θiが、
ステータのティース数をNt、jを、前記iをロータ磁
極数Nmの半分のNm/2で割った値が整数となる時に
は0、整数とならない時には、異なるi同士間でそれら
iを前記Nm/2で割った値の小数部分が同一である場
合にそのNm/2未満でかつ同一の整数とした時に θi=360・i/Nm+720・j/(Nt・Nm) であってもよい。
【0019】さらに、ステータティース数が3Nmであ
ってもよい。さらに、磁束短絡防止用穴部のロータコア
外周に近接する部分の幅がロータコア中心に対して作る
角度が、2通り以上の値を有すしてもよい。
【0020】さらに、ロータ外周側に対して凹の円弧状
永久磁石埋設用穴に永久磁石を埋設したロータを用いて
もよい。
【0021】さらに、複数の永久磁石埋設用穴をロータ
外周側に対してV字状に設け、前記永久磁石埋設用穴に
複数の永久磁石を埋設することにより各ロータ磁極を形
成してもよい。
【0022】さらに、ロータ外周側に対して凹の円弧状
永久磁石埋設用穴に永久磁石を埋設し、前記永久磁石の
円弧の内側と外側で別々のロータ磁極を形成してもよ
い。
【0023】さらに、あるロータ磁極を基準として時計
または半時計方向に隣接するロータ磁極に連続してi=
1、2、・・・、Nmと番号をつけ、前記基準のロータ
磁極から数えてi番目のロータ磁極において、そのロー
タ磁極左端部の磁束短絡防止用穴部のロータコア外周に
近接する部分の幅がロータコア中心に対して作る角度を
δiL、ロータ磁極右端部のそれをδiRとした時、nは、
1以上、Nm/2以下の整数として固定し、δ0L,Rは、
0より大きく、60/Nm度より小さく、jは、前記i
が偶数の場合と奇数の場合、また、ロータ磁極左端部と
右端部でそれぞれ独立して、0から(Nm/2n)−1
までの整数をそれぞれn回ずつ取るものとし、δiL、R
δ0L,R+240・n・j/Nm2であってもよい。さら
に、δ0L,R=120・n/Nm2であってもよい。ま
た、n=1はであってもよい。また、ステータティース
数が(3/2)Nmであってもよい。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0025】(実施例1)図1は第1の実施例を示すモ
ータの断面図である。ステータ1は12個のティース1
1とそれらのティース11の根元をつなぐヨーク部12
とからなり、略円環形状をしている。それらのティース
11間に形成される12個のスロット13には三相巻線
の各相を3ピッチおきに分布巻を施している。
【0026】ロータ2は、ステータ1と略同軸の略円筒
形状であり、ステータ内周面に対向して4個のロータ磁
極を有し、軸24を中心にして回転自在となるように軸
受(図示せず)によって支持されている。ロータ2は、
ロータコア21の回転方向に略等間隔に設けられ、かつ
軸方向に貫く4個の永久磁石埋設用穴22に、板状の永
久磁石23を埋設している。また、そのロータコア21
の軸方向の両端部に端板(図示せず)を配し、貫通穴2
5にリベットピン26を通すことにより上記永久磁石2
3を上記ロータコア21に固定している。ロータ2は、
ステータ巻線(図示せず)に流れる電流により形成され
る回転磁界により、そのロータ磁極がステータ1のティ
ース11に対して吸引または反発することにより回転し
ている。
【0027】ここでロータ2は、上記ロータコア21の
外周に近接して、永久磁石埋設用穴22およびそれに埋
設される永久磁石23の端部とに接するように磁束短絡
防止用穴27を備え、上記永久磁石埋設用穴22に上記
永久磁石23を埋設している。
【0028】このような構成にすることにより、永久磁
石23の端部から発生する磁束は、磁束短絡防止用穴2
7があるため、図15の従来例のように短絡することな
く、ステータ1に渡り、トルク発生に有効に働く。これ
により、高効率で、かつコギングトルクが低く、振動や
騒音の少ないモータを実現できる。
【0029】またロータ2は、磁束短絡防止用穴部27
をロータコア外周端より内側に設け、上記磁束短絡防止
用穴部27と上記ロータコア外周端との間に、狭間隔
の、ロータコア21を形成する鋼板部分を備えている。
【0030】ここで、磁束短絡防止用穴部27とロータ
コア外周端との距離Sは、磁気的には小さいほどよい
が、強度面からは大きいほどよい。通常、上記距離Sは
ロータ2とステータ1のティース11との間のエアギャ
ップと同等以下で、かつロータコア21を形成する積層
鋼板の1枚の板厚の0.8倍以上にするとよい。
【0031】また、磁束短絡防止用穴部27の半径方向
の幅aは、ロータ2とそのロータ2に対向するステータ
1のティース11との間のエアギャップに対して十分大
きな値を取るのが望ましく、通常は上記エアギャップの
2倍以上にすればよい。
【0032】また、磁束短絡防止用穴部27のロータコ
ア外周に近接する部分の幅がロータコア中心に対して作
る角度は、永久磁石23のロータコア外周側に面する長
手方向の幅がロータコア中心に対して作る角度よりも小
さい。
【0033】すなわち、磁束短絡防止用穴部27のロー
タコア外周に近接した部分の長さは、永久磁石23端部
の磁束がステータ1に渡るその磁束の流れを妨げない程
度である必要がある。そうすることにより、永久磁石2
3端部の磁束が、その永久磁石23端部の両端で短絡す
ることなく、確実にステータ1に渡りトルク発生に効果
的に寄与する。
【0034】また、永久磁石埋設用穴22に埋設される
永久磁石23は平板状であり、その製造が容易で安価で
ある。またその永久磁石23が平板状であるため、良好
な寸法精度を確保できロータコア21の永久磁石埋設用
穴22とそこに埋設される永久磁石23との隙間が小さ
くでき、永久磁石23とロータコア21間の磁気抵抗を
小さく抑えることができるので、効率の高いモータが実
現できる。
【0035】また、永久磁石埋設用穴22に埋設される
永久磁石23に希土類磁石を用いることにより、モータ
の小型化が図れる。なぜならば、同一出力を有するモー
タにおいて、希土類磁石を用いた場合はフェライト磁石
を用いた場合に比べ磁束密度が大きいので、約半分の体
積で同等の効率を実現できるからである。また、希土類
磁石は保磁力が高いため、その厚みを小さくできるが、
厚みを小さくすることにより、従来例のロータ構成では
永久磁石の長手方向の両端部で磁束の短絡が多く発生す
る。そこで、本発明の構成のように磁束短絡防止用穴2
7により磁束の短絡を防ぐことが極めて有効な手段とな
る。
【0036】上記構成により、従来例におけるモータと
比較し、効率が、各負荷点において、1〜3%向上し
た。
【0037】またロータ2は、永久磁石埋設用穴22の
数がロータ磁極数Nmと同数であり、ロータコアの半径
をrとした時、永久磁石23の端部の厚みbがπr/
(3Nm)未満とすればよい。本第1の実施例では永久
磁石埋設用穴22の数は4であり、ロータ磁極数4と同
数であり、ロータコア21の半径をrとした時、永久磁
石23端部の厚みbはπr/12未満とすればよい。
【0038】またロータ2は、あるロータ磁極における
永久磁石埋設用穴22および永久磁石23端部に接する
磁束短絡防止用穴27と、そのロータ磁極に隣接するロ
ータ磁極における磁束短絡防止用穴27の内、前者の磁
束短絡防止用穴27に近い側の磁束短絡防止用穴27と
を含むロータ外周に近接するロータコア部分の角度θa
が、略120/Nm度に配置されている。すなわち本第
1の実施例では、ロータ磁極数Nmが4なので上記角度
θaは回転方向の角度にして30度になるように配置さ
れている。ここで、上記角度θaの誤差は、磁束短絡防
止用穴部27とロータ外周との距離S未満とするのが望
ましい。
【0039】上記の理由は次の通りである。図5は、図
1における上記角度θaと、最大値を1として規格化し
た場合のコギングトルクとの関係を示した特性図であ
る。上記角度θaは回転方向の角度で30度が最も低
く、他の角度の1/2程度である。
【0040】図6は、上記角度θaと、最大値を1とし
て規格化した場合の電流を流した時のトルク脈動値との
関係を示した特性図である。回転方向の角度で30度が
最も低く、次に35度が低い。
【0041】このように、上記角度θaは30度の時、
コギングトルク、トルク脈動値ともに最も低く、振動や
騒音の面で最も優れている。
【0042】なお、磁束短絡防止用穴部27の全部また
は一部に非磁性体を配してもよい。磁束短絡防止用穴部
27に非磁性体を埋設すれば、ロータコア21の強度が
向上する。
【0043】具体的には、上記磁束短絡防止用穴部27
の全部または一部に、例えば真鍮やアルミニウムのよう
な非磁性体のスペーサを配し、または、非磁性流体を充
填し固めることにより、輸送やモータの運転などによっ
て永久磁石が永久磁石埋設用穴内部で振動することがな
く、強度も増すため、信頼性の高いモータを提供でき
る。アルミダイカストにより、ロータ全体にアルミを流
し込めば、端板、リベットピンをも一体として成形可能
である。
【0044】永久磁石埋設用穴22内部でかつ非磁性体
により限定された空間に永久磁石23を成形してもよ
い。すなわち、あらかじめ磁束短絡防止用穴部27に真
鍮などの耐熱性の非磁性体を埋設した状態で、ロータコ
ア21内部で、かつ上記非磁性体により限定された空間
に例えば樹脂磁石のような永久磁石23を成形すれば、
その永久磁石23の磁極面がロータコア21に密着する
ため信頼性が高く、また磁気抵抗が低下し磁束量が増大
するため効率の高いモータを提供することができる。こ
の場合に、上記非磁性体にテーパを設けることにより、
永久磁石成形後に上記非磁性体をロータから引き抜いて
もよい。そうすることにより、上記非磁性体内部に発生
する渦電流による、モータ損失を防止することができ
る。
【0045】さて、図2は、第1の実施例における永久
磁石23と同一量の永久磁石を用い、かつ、ロータ磁極
数に応じてロータ外径およびステータ内径を最適に設計
した場合の、ロータ磁極数とモータ損失との関係を示し
た特性図である。ロータ磁極数が大きいほど、ロータ磁
極の1磁極当たりから発生する磁束が少なくなり、それ
に伴ないステータ1のティース部11に渡る磁束量が少
なくなるので、ステータ1のヨーク部12の断面に流れ
る磁束量が少なくなる。よって、ヨーク部12の厚みを
小さくできる。
【0046】したがって、その分、ステータ外径を同一
とした時、ステータ内径を大きくしロータ外径を大きく
できる。トルクはロータ外径に比例するため、より少な
いアンペアターン(電流×ステータ巻線の巻線数)で同
一トルクを実現でき、その結果、銅損は小さくなる。
【0047】すなわち、銅損はロータ磁極数が大きくな
るに伴ない小さくなる。一方、鉄損は周波数が大きいほ
ど大きくなるので、一般的にロータ磁極数が大きいほど
相切替え周波数が大きくなり、その結果、鉄損が大きく
なる。
【0048】ロータ磁極数が2極の場合は、ロータ外径
を一定に保ち、かつ磁石量を同一にすると、ロータ磁極
の1磁極当たりから発生する磁束が多くなり、ステータ
1のティース部11やヨーク部12で磁気飽和が発生し
鉄損は増大する。
【0049】モータ損失は鉄損と銅損の合計であり、図
2から明らかなように、モータ損失はロータ磁極数が4
極が最も小さい。したがって、本実施例に示す構成にお
いては、ロータ磁極数が4極の場合に効率が最も高い。
また、ロータ磁極数が4極の場合、ステータが12スロ
ットであれば、三相巻線の各相を3ピッチおきに分布巻
を施すことになり、ロータ磁束を有効に利用できるため
効率の高いモータを実現できる。
【0050】図3は、ロータコア21をシリコン含有量
が3%程度、板厚0.35mmの鋼板を積層して形成した
時の、ステータ外径に対するロータ外径の比率とモータ
損失との関係を示した特性図である。
【0051】図4は、ロータコア21をシリコン含有量
が1%未満の、板厚0.5mmの鋼板を積層して形成した
時の、ステータ外径に対するロータ外径の比率とモータ
損失の関係を示した特性図である。
【0052】上記図3および図4から明らかなように、
ステータ外径に対するロータ外径の比率が大きくなるほ
ど、銅損が減少し、鉄損は増加する傾向にある。モータ
損失は、両図ともに、ステータ外径に対するロータ外径
の比率が0.47から0.5の間で最小となっている。
したがって、ステータ外径に対するロータ外径の比率
は、0.47から0.5の間が最もモータ効率が高い。
【0053】(実施例2)図7は第2の実施例を示すモ
ータの断面図である。
【0054】あるロータ磁極における磁束短絡防止用穴
端部から、上記ロータ磁極から数えて時計または半時計
方向にi番目(iはロータ磁極数Nm未満の自然数)の
ロータ磁極における、前者磁束短絡防止用穴端部に相当
する磁束短絡防止用穴端部までの角度θiは次の(2)
式で示される。
【0055】 θi=360・i/Nm+720・j/(Nt・Nm) …………(2 ) ここで、Nmはロータ磁極数であり、Ntはステータの
ティース数である。iはロータ磁極数Nm未満の自然数
である。jは、iをロータ磁極数Nmの半分すなわちN
m/2で割った値が整数となる時には0、整数とならな
い時には、異なるi同士間でそれらiをNm/2で割っ
た値の小数部分が同一である場合にそのNm/2未満で
かつ同一の整数である。
【0056】図7の本第2の実施例では、ロータ磁極数
Nmが4極、ステータティース数Ntが12ティースで
あり、上記(2)式に各数値を当てはめると、iとjの
値は(表1)のようになる。
【0057】
【表1】
【0058】磁束短絡防止用穴部37aの端部から磁束
短絡防止用穴部37bの端部までの角度θ1は、i=
1、j=1を上記(2)式に代入し計算すると105度
となる。
【0059】また、磁束短絡防止用穴部37aの端部か
ら磁束短絡防止用穴部37cの端部までの角度θ2は、
i=2、j=0を同(2)式に代入し計算すると180
度となる。
【0060】さらに、磁束短絡防止用穴部37aの端部
から磁束短絡防止用穴部37dの端部までの角度θ3
は、i=3、j=1を同(2)式に代入し計算すると2
85度となる。
【0061】上記構成により、ロータの磁極とステータ
のティースとの磁気的位置関係が2通りあり、かつ、そ
の関係はロータ中心に対して点対称であるため、半径方
向の吸引力を均一にすることができる。
【0062】すなわち、上記構成により、ロータの磁極
数が4極の場合においては、ロータの磁極とステータの
ティースとの磁気的位置関係が2通りあることになる。
さらに、略90度ずれたティース間のロータ磁極との位
置関係は異なるが、略180度ずれたティース間のロー
タ磁極との位置関係は等しい。したがって、半径方向に
働く力は、略180度ずれたティース間同士で打ち消し
あうため、半径方向の吸引力を均一にすることができる
ので、コギングトルクを低減でき、振動や騒音の小さい
モータを提供できる。
【0063】一般にコギングトルクは、ロータ1回転に
つき、ロータの磁極数Nmとステータのティース数Nt
の最小公倍数Ncだけ変動する。すなわち、(360/
Nc)度に1回の変動がある。したがって、ステータの
ティース数Ntが3Nmの場合、(120/Nm)度に
1回の変動となる。ところが、磁束短絡防止用穴部の先
端とステータのティース先端との位置関係を本第2の実
施例のように2通りにすることにより、(60/Nm)
度に1回の変動となり、コギングトルクの変動を1回転
につき6Nm回とすることができる。
【0064】図5において、あるロータ磁極における永
久磁石埋設用穴および永久磁石端部に接する磁束短絡防
止用穴と、そのロータ磁極に隣接するロータ磁極におけ
る磁束短絡防止用穴の内、前者の磁束短絡防止用穴に近
い側の磁束短絡防止用穴とを含むロータ外周に近接する
ロータコア部分の角度θaは、同じ回転方向の角度で3
0度でも、図1に示す第1の実施例のような等ピッチの
場合よりも、図7に示す本第2の実施例のような不等ピ
ッチの場合の方がコギングトルクが低く、その波形の周
期も2倍となる。すなわち、第1の実施例のコギングト
ルクは1回転当たり12回変動するのに対して、本第2
の実施例のそれは24回変動することになり、コギング
トルクが平滑化され低くなる。
【0065】また、図6において、上記角度θaは、同
じ回転方向の角度で30度でも、図1に示す第1の実施
例のような等ピッチの場合よりも、図7に示す本第2の
実施例のような不等ピッチの場合の方がトルク脈動も低
い。
【0066】したがって、本第2の実施例におけるモー
タは、コギングトルク、トルク脈動値ともに低く、振動
や騒音の面で第1の実施例よりも優れている。
【0067】(実施例3)図8は第3の実施例を示すモ
ータの断面図である。
【0068】ロータコア41の永久磁石埋設用穴42は
ロータ外周側に凹の円弧形状であり、その穴42には板
状の永久磁石43を埋設している。
【0069】上記構成により、永久磁石43の表面積を
図1に示す第1の実施例よりも大きく取ることができ、
大きなトルクを得ることができる。この時、永久磁石4
3の半径が、ロータ半径に比べて同等以下であると、永
久磁石43の表面積が、ロータの1極分の表面積以上と
なり好適である。使用する永久磁石43の保持力が比較
的低い場合などには、この構成により必要とする磁束量
を確保することができ有効である。
【0070】(実施例4)図9は第4の実施例を示すモ
ータの断面図である。
【0071】複数の永久磁石埋設用穴をロータ外周側に
対してV字状に設け、上記永久磁石埋設用穴には複数の
永久磁石を埋設している。
【0072】具体的には、ロータコア51の永久磁石埋
設用穴52には、その穴52の1個あたり、平板状の永
久磁石53aおよび53bの2枚が埋設されている。そ
の永久磁石53aおよび53bが平板状であるため、磁
石の製造が容易で安価である。またその永久磁石53a
および53bが平板状であるため良好な寸法精度を確保
でき、それらと永久磁石埋設用穴52との間の隙間が小
さくできる。したがって、永久磁石53aおよび53b
とロータコア51との間の磁気抵抗を小さくできるの
で、効率の高いモータが提供できる。また永久磁石53
aおよび53bの表面積を、図8に示す第3の実施例同
様、図1に示す第1の実施例よりも大きく取ることがで
き、大きなトルクを得ることができる。
【0073】(実施例5)図10は、第5の実施例を示
すモータの断面図である。
【0074】ロータ6は、ロータ外周側に対して凹の円
弧状永久磁石埋設用穴62に永久磁石63を埋設し、上
記永久磁石63の円弧の内側と外側で別々のロータ磁極
を形成している。上記永久磁石63の円弧の内側で一方
のロータ磁極、円弧の外側で他方のロータ磁極を形成す
るため、永久磁石の個数がロータ磁極数の半分でよく、
特に、上記永久磁石63に高価な希土類磁石を用いる時
には有利となる。
【0075】また、この場合は永久磁石埋設用穴62の
数がロータ磁極数Nmの半分のNm/2であり、ロータ
コア61の半径をrとした時、永久磁石63の端部の厚
みbはπr/(3Nm)未満とすればよい。
【0076】ロータコア61の外周に近接して、永久磁
石埋設用穴62およびそれに埋設される永久磁石63の
端部とに接するように磁束短絡防止用穴67を備え、そ
の磁束短絡防止用穴部67を含む永久磁石用埋設穴62
のロータ外周に近接した部分の角度θaが、回転方向の
角度にして30度である。
【0077】この場合の上記角度θaは、あるロータ磁
極における永久磁石埋設用穴62および永久磁石63端
部に接する磁束短絡防止用穴67と、そのロータ磁極に
隣接するロータ磁極における磁束短絡防止用穴の内、前
者の磁束短絡防止用穴に近い側の磁束短絡防止用穴がな
い場合の例であり、本発明の角度θaには上記のような
場合も含まれるものとする。
【0078】磁束短絡防止用穴部67の作用について
は、第1の実施例と同様であるため省略する。
【0079】なお、図10においては、磁束短絡防止用
穴部67は、永久磁石63両端部のそれぞれの片側に延
設されているが、図11に示すように、永久磁石63両
端部から両側に磁束短絡防止用穴部68および69を延
設してもよい。この場合、図10のものに比べて、磁束
の流れが均一になり好ましい。
【0080】(実施例6)図12は第6の実施例を示す
モータの断面図である。
【0081】ステータ80は12個のティース81とそ
のティース81の根元をつなぐヨーク部82とからなり
略円環形状であり、そのティース81間に形成される1
2個のスロット83には、そのティース81に集中巻に
よる巻線84が施されている。ロータ8は、ステータ8
0と略同軸の略円筒形状であり、ステータ内周面に対向
して8個のロータ磁極を有し、軸94を中心にして回転
自在となるように軸受(図示せず)によって支持されて
いる。ロータ8は、ロータコア91の回転方向に略等間
隔に設けられ、かつ軸方向に貫く8個の永久磁石埋設用
穴92に、板状の永久磁石93を埋設している。また、
そのロータコア91の軸方向の両端部に端板(図示せ
ず)を配し、貫通穴95にリベットピン96を通すこと
により上記永久磁石93を上記ロータコア91に固定し
ている。ロータ8は、ステータ巻線84に流れる電流に
より形成される回転磁界に、そのロータ磁極が吸引また
は反発することにより回転している。永久磁石埋設穴9
2の長手方向両端部に、ロータ外周に近接して磁束短絡
防止用穴部97を有し、あるロータ磁極における永久磁
石埋設用穴92および永久磁石93端部に接する磁束短
絡防止用穴97と、そのロータ磁極に隣接するロータ磁
極における磁束短絡防止用穴97の内、前者の磁束短絡
防止用穴97に近い側の磁束短絡防止用穴97とを含む
ロータ外周に近接するロータコア部分の角度θaが、略
120/Nmすなわち略15度である。
【0082】あるロータ磁極を基準として時計または半
時計方向に隣接するロータ磁極に連続してi=1、2、
・・・、Nmと番号をつけ、上記基準のロータ磁極から
数えてi番目のロータ磁極において、そのロータ磁極左
端部の磁束短絡防止用穴部のロータコア外周に近接する
部分の幅がロータコア中心に対して作る角度をδiL、ロ
ータ磁極右端部のそれをδiRとした時、そのδiLおよび
δiRは次の(3)式で示される。
【0083】 δiL、R=δ0L,R+240・n・j/Nm2 …………(3) ここで、Nmはロータ磁極数である。nは、1以上、N
m/2以下の整数として固定し、jは、iが偶数の場合
と奇数の場合、また、ロータ磁極左端部と右端部でそれ
ぞれ独立して、0から(Nm/2n)−1までの整数を
それぞれn回ずつ取るものとする。
【0084】また、δ0L,Rは、0より大きく、60/N
m度より小さく、次の(4)式の通りである。
【0085】 δ0L,R=120・n/Nm2 …………(4) ここで例えば、n=1、Nm=8とした時、jの取りう
る値のうち、1通りのみを例に取り、δiLの値を(表
2)に示す。
【0086】
【表2】
【0087】隣接する磁束短絡防止用穴部を合わせて略
120/Nm=15度の幅とするために、δiRの値は自
動的に(表3)に示すように決定される。
【0088】
【表3】
【0089】上記(表2)および(表3)では計算値を
示したが、図12では角度の精度の都合上、小数点第二
位以下を四捨五入した値を示した。
【0090】ステータのティース数が(3/2)Nmで
ある場合、ロータの磁極とステータのティースの先端と
の位置関係は、奇数番目のロータ磁極と、偶数番目のロ
ータ磁極で(120/Nm)度異なっており、コギング
トルクは、ロータ1回転につき3Nm回変動する。さら
に、奇数番目のロータ磁極、偶数番目のロータ磁極それ
ぞれの磁束短絡防止用穴部の角度を上式によりNm/2
通りとすることにより、コギングトルクは、ロータ1回
転につき(3/2)Nm2回変動することになり、コギ
ングトルクの変動周期を小さくでき、したがって、コギ
ングトルクの値を小さくできるため、振動や騒音の小さ
いモータを提供できる。
【0091】なお、ロータコア91の寸法や加工精度に
より、加工が困難な場合は、図13に示すように、n>
1としてもよいが、図12に示すモータと比べると振動
や騒音低減の効果は小さくなる。n=2とした時、jの
取りうる値のうち、1通りのみを例に取り、δiL、δiR
の値を(表4)に示す。
【0092】
【表4】
【0093】上記(表4)では、計算値を示したが、図
13では、角度の精度の都合上、小数点第二位以下を四
捨五入した値を示した。
【0094】図14は、磁束短絡防止用穴部無しのモー
タ、図12のモータ、図13のモータの、同一入力時に
おけるトルク、通電時のトルク脈動、無通電時のコギン
グトルクを示した特性図である。それぞれの値は、磁束
短絡防止用穴部無しのモータを1として規格化した。図
14から明らかなように本実施例に示したモータでは、
トルクを落とすことなく、トルク脈動を20〜30%、
コギングトルクを70〜80%低減することができた。
また、加振力の周波数を上げることにより、防振や遮音
を容易にできる。
【0095】上記の説明にて規定した角度は、5%程度
の範囲内の誤差は特性上許容される。
【0096】また本発明において、ロータに埋設する永
久磁石は、固形状の磁石を永久磁石埋設用穴に挿入する
ことはもちろん、例えば樹脂磁石のような成形磁石を永
久磁石埋設用穴に成形によって形成してもよいことは言
うまでもない。
【0097】本発明は、上記の種々の実施例に関連付け
て説明されているが、このほかに様々に変化されても実
施され得る。
【0098】本明細書や図面に用いた実施例は本発明を
それだけに限定するものではない。また、本実施例の詳
細が請求項の範囲を限定するものでもない。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、永久磁石
両端部の磁束の短絡を防ぎ、永久磁石の磁束がステータ
に渡り、トルク発生に有効に働くことにより、効率を高
くするとともに、コギングトルクが低く、振動・騒音の
少ない永久磁石モータを提供する。
【0100】請求項4記載の発明は永久磁石端部の磁束
が、その両端で短絡することなく、確実にステータ1に
渡りトルク発生に効果的に寄与する。
【0101】請求項6記載の発明によれば、永久磁石が
安価で寸法精度がよいため、ロータコアと永久磁石の隙
間を小さくでき、効率の高い永久磁石モータを提供す
る。
【0102】請求項7記載の発明によれば、永久磁石の
数を少なくでき、永久磁石両端部の磁束の短絡を防ぎ、
永久磁石の磁束がステータに渡り、トルク発生に有効に
働くことにより、効率を高くするとともに、コギングト
ルクが低く、振動・騒音の少ない永久磁石モータを提供
する。
【0103】請求項8記載の発明によれば、希土類磁石
は保磁力が高いため、その厚みを小さくでき、永久磁石
の小型化、高効率化を図ることができる。
【0104】請求項9記載の発明によれば、永久磁石が
ロータコアの永久磁石埋設用穴内部で振動することな
く、ロータ強度を増すことになり、信頼性の高い永久磁
石モータを提供する。
【0105】請求項10記載の発明によれば、永久磁石
の磁極面とロータコアが密着するため、磁気抵抗が小さ
く、従って、効率の高い永久磁石モータを提供する。
【0106】請求項11記載の発明によれば、鉄損と銅
損のバランスの取れた、効率の高い永久磁石モータを提
供する。
【0107】請求項12記載の発明によれば、鉄損と銅
損のバランスの取れた、効率の高い永久磁石モータを提
供する。
【0108】請求項13記載の発明によれば、半径方向
の吸引力を均一にすることができるので、コギングトル
クを低減でき、振動や騒音の小さいモータを提供でき
る。
【0109】請求項19記載の発明によれば、コギング
トルクを低減でき、振動・騒音の少ない永久磁石モータ
を提供する。
【0110】請求項20記載の発明によれば、コギング
トルクを低減でき、振動・騒音の少ない永久磁石モータ
を提供する。
【0111】請求項21記載の発明によれば、効率が高
く、振動・騒音の少ない永久磁石モータを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すモータの断面図
【図2】同一量の永久磁石を用い、ロータ磁極数に応じ
てロータ外径およびステータ内径を最適に設計した場合
の、ロータ磁極数とモータ損失との関係を示す特性図
【図3】ロータコアにシリコン含有量の大きい鋼板を用
いた場合のステータ外径に対するロータ外径の比率とモ
ータ損失との関係を示す特性図
【図4】ロータコアにシリコン含有量の小さい鋼板を用
いた場合のステータ外径に対するロータ外径の比率とモ
ータ損失との関係を示す特性図
【図5】ロータコアにおける角度θaとコギングトルク
との関係を示す特性図
【図6】ロータコアにおける角度θaとトルク脈動値と
の関係を示す特性図
【図7】本発明の第2の実施例を示すモータの断面図
【図8】本発明の第3の実施例を示すモータの断面図
【図9】本発明の第4の実施例を示すモータの断面図
【図10】本発明の第5の実施例を示すモータの断面図
【図11】本発明の第5の実施例における他のモータの
断面図
【図12】本発明の第6の実施例を示すモータの断面図
【図13】本発明の第6の実施例における他のモータの
断面図
【図14】モータ仕様とトルク、トルク脈動値、コギン
グトルクとの関係を示す特性図
【図15】従来のモータの断面図
【符号の説明】
1 ステータ 2 ロータ 11 ティース 21 ロータコア 22 永久磁石埋込用穴 23 永久磁石 27 永久磁石短絡防止用穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 21/16 H02K 21/16 M (72)発明者 森重 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小原 一浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 本田 幸夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 村上 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 角谷 直之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 横手 静 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータコアの外周に近接して、永久磁石
    埋設用穴およびそれに埋設される永久磁石の端部とに接
    するように磁束短絡防止用穴を備え、前記永久磁石埋設
    用穴に前記永久磁石を埋設したロータ。
  2. 【請求項2】 ロータコアの外周に近接して、永久磁石
    埋設用穴およびそれに埋設される永久磁石の端部とに接
    するように磁束短絡防止用穴を備え、前記永久磁石埋設
    用穴に前記永久磁石を埋設したロータと、複数のティー
    スを有する略円環形状のステータとを有するモータ。
  3. 【請求項3】 磁束短絡防止用穴部をロータコア外周端
    より内側に設け、前記磁束短絡防止用穴部と前記ロータ
    コア外周端との間に、狭間隔のロータコアを形成する部
    材部分を備えた請求項1記載のロータ。
  4. 【請求項4】 磁束短絡防止用穴部のロータコア外周に
    近接する部分の幅がロータコア中心に対して作る角度
    は、永久磁石のロータコア外周側に面する長手方向の幅
    がロータコア中心に対して作る角度よりも小さい請求項
    1記載のロータ。
  5. 【請求項5】 磁束短絡防止用穴部の半径方向の幅は、
    ロータとそのロータに対向するステータとのエアギャッ
    プの2倍以上の長さとしたロータを用いた請求項1また
    は2記載のモータ。
  6. 【請求項6】 永久磁石が平板状である請求項1記載の
    ロータ。
  7. 【請求項7】 あるロータ磁極における永久磁石埋設用
    穴および永久磁石端部に接する磁束短絡防止用穴と、そ
    のロータ磁極に隣接するロータ磁極における磁束短絡防
    止用穴の内、前者の磁束短絡防止用穴に近い側の磁束短
    絡防止用穴とを含むロータ外周に近接するロータコア部
    分の角度θaが、ロータ磁極数をNmとした時、略12
    0/Nm度に配置されたロータを用いた請求項1記載の
    ロータ。
  8. 【請求項8】 永久磁石が希土類磁石であるロータを用
    いた請求項1記載のロータ。
  9. 【請求項9】 磁束短絡防止用穴部の全部または一部に
    非磁性体を配した請求項1記載のロータ。
  10. 【請求項10】 永久磁石埋設用穴内部でかつ非磁性体
    により限定された空間に永久磁石を成形した請求項9記
    載のロータ。
  11. 【請求項11】 ロータ磁極数Nmが4であるロータを
    用いた請求項1記載のロータ。
  12. 【請求項12】 ステータコア外径に対するロータコア
    外径の比が0.47以上、0.5以下である請求項2記
    載のモータ。
  13. 【請求項13】 あるロータ磁極における磁束短絡防止
    用穴端部から、前記ロータ磁極から数えて時計または半
    時計方向にi番目(iはロータ磁極数Nm未満の自然
    数)のロータ磁極における、前者磁束短絡防止用穴端部
    に相当する磁束短絡防止用穴端部までの角度θiが、ス
    テータのティース数をNt、jを、前記iをロータ磁極
    数Nmの半分のNm/2で割った値が整数となる時には
    0、整数とならない時には、異なるi同士間でそれらi
    を前記Nm/2で割った値の小数部分が同一である場合
    にそのNm/2未満でかつ同一の整数とした時に θi=360・i/Nm+720・j/(Nt・Nm) である請求項2記載のモータ。
  14. 【請求項14】 ステータティース数が3Nmである請
    求項2または13記載のモータ。
  15. 【請求項15】 磁束短絡防止用穴部のロータコア外周
    に近接する部分の幅がロータコア中心に対して作る角度
    が、2通り以上の値を有する請求項1、2または13記
    載のモータ。
  16. 【請求項16】 ロータ外周側に対して凹の円弧状永久
    磁石埋設用穴に永久磁石を埋設したロータを用いた請求
    項1記載のロータ。
  17. 【請求項17】 複数の永久磁石埋設用穴をロータ外周
    側に対してV字状に設け、前記永久磁石埋設用穴に複数
    の永久磁石を埋設することにより各ロータ磁極を形成し
    た請求項1記載のロータ。
  18. 【請求項18】 ロータ外周側に対して凹の円弧状永久
    磁石埋設用穴に永久磁石を埋設し、前記永久磁石の円弧
    の内側と外側で別々のロータ磁極を形成した請求項1記
    載のロータ。
  19. 【請求項19】 あるロータ磁極を基準として時計また
    は半時計方向に隣接するロータ磁極に連続してi=1、
    2、・・・、Nmと番号をつけ、前記基準のロータ磁極
    から数えてi番目のロータ磁極において、そのロータ磁
    極左端部の磁束短絡防止用穴部のロータコア外周に近接
    する部分の幅がロータコア中心に対して作る角度を
    δiL、ロータ磁極右端部のそれをδiRとした時、nは、
    1以上、Nm/2以下の整数として固定し、δ0L,Rは、
    0より大きく、60/Nm度より小さく、jは、前記i
    が偶数の場合と奇数の場合、また、ロータ磁極左端部と
    右端部でそれぞれ独立して、0から(Nm/2n)−1
    までの整数をそれぞれn回ずつ取るものとし、 δiL、R=δ0L,R+240・n・j/Nm2 である請求項1または2記載のモータ。
  20. 【請求項20】 δ0L,R=120・n/Nm2である請
    求項19記載のモータ。
  21. 【請求項21】 n=1である請求項19記載のモー
    タ。
  22. 【請求項22】 ステータティース数が(3/2)Nm
    である請求項2記載のモータ。
JP10180091A 1997-07-22 1998-06-26 永久磁石を埋設したロータを用いたモータ Pending JPH1198731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10180091A JPH1198731A (ja) 1997-07-22 1998-06-26 永久磁石を埋設したロータを用いたモータ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-195379 1997-07-22
JP19537997 1997-07-22
JP10180091A JPH1198731A (ja) 1997-07-22 1998-06-26 永久磁石を埋設したロータを用いたモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1198731A true JPH1198731A (ja) 1999-04-09

Family

ID=26499737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10180091A Pending JPH1198731A (ja) 1997-07-22 1998-06-26 永久磁石を埋設したロータを用いたモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1198731A (ja)

Cited By (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1014542A3 (en) * 1998-12-25 2001-01-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor having a rotor with interior split-permanent-magnet
JP2001231196A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石ロータ及びその着磁方法
JP2002044888A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Daikin Ind Ltd モータおよびモータ制御装置
JP2002165394A (ja) * 2000-09-13 2002-06-07 Sanyo Denki Co Ltd 永久磁石内蔵型同期モータ
EP1104077A3 (en) * 1999-11-19 2003-02-05 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Permanent magnet rotary electric motor
ES2200645A1 (es) * 2000-08-25 2004-03-01 Honda Motor Co Ltd Maquina electrica rotativa del tipo de iman permanente y unidad de accionamiento para la misma.
JP2004320989A (ja) * 2003-04-02 2004-11-11 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 永久磁石埋込型モータ
JP2004343861A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石同期電動機
WO2005004307A1 (ja) 2003-07-04 2005-01-13 Daikin Industries, Ltd. 電動機
JP2006238678A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Daikin Ind Ltd 磁性体、回転子、電動機
US7119507B2 (en) 2002-11-28 2006-10-10 Daikin Industries, Ltd. Brushless DC motor and brushless DC motor controller
WO2007072707A1 (ja) 2005-12-19 2007-06-28 Daikin Industries, Ltd. 電動機並びにその回転子及び回転子用磁心
WO2008105049A1 (ja) 2007-02-26 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corporation 永久磁石型モータ及び密閉型圧縮機及びファンモータ
WO2008132996A1 (ja) 2007-04-18 2008-11-06 Daikin Industries, Ltd. 界磁子
JP2009118731A (ja) * 2009-01-30 2009-05-28 Toyota Motor Corp 電動機
JP2010014534A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Asmo Co Ltd コギングトルクの測定方法及びコギングトルク測定装置
JP2010022193A (ja) * 2004-03-12 2010-01-28 Daikin Ind Ltd 永久磁石電動機並びに冷媒圧縮機及び送風機
CN101783561A (zh) * 2010-01-22 2010-07-21 苏州太通电气有限公司 高效节能永磁同步电动机
US7786641B2 (en) 2005-02-28 2010-08-31 Daikin Industries, Ltd. Magnetic member, rotor and motor
JP2011083047A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Asmo Co Ltd 回転電動機
JP2012223009A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Shin Etsu Chem Co Ltd 磁石埋め込み型回転機用ロータ
JP2013176292A (ja) * 2013-05-07 2013-09-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転子及びこれを備えた回転電機
WO2014002195A1 (ja) 2012-06-26 2014-01-03 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置
WO2014038695A1 (ja) 2012-09-07 2014-03-13 株式会社 明電舎 永久磁石モータの回転子
WO2014069438A1 (ja) 2012-10-30 2014-05-08 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機及びそれを備えた冷凍空調装置
JP2016163462A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 アイチエレック株式会社 永久磁石電動機
US9800106B2 (en) 2014-03-04 2017-10-24 Daikin Industries, Ltd. Rotor
CN107534338A (zh) * 2015-12-18 2018-01-02 翰昂系统有限公司 用于永磁体嵌入式电动机的转子和使用该转子的电动机
JP2019161953A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ
JP2019161952A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ
WO2020095823A1 (ja) * 2018-11-09 2020-05-14 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機用ロータコア
CN113904473A (zh) * 2021-10-11 2022-01-07 安徽明腾永磁机电设备有限公司 一种高压自启动永磁电机冲片及使用该冲片的电机

Cited By (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340857B2 (en) 1998-12-25 2002-01-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor having a rotor with interior split-permanent-magnet
US6741002B2 (en) 1998-12-25 2004-05-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor having a rotor with interior split-permanent-magnet
EP1014542A3 (en) * 1998-12-25 2001-01-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor having a rotor with interior split-permanent-magnet
KR100537806B1 (ko) * 1999-11-19 2005-12-19 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 영구자석식 회전전동기
EP1104077A3 (en) * 1999-11-19 2003-02-05 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Permanent magnet rotary electric motor
CN100380790C (zh) * 1999-11-19 2008-04-09 本田技研工业株式会社 永久磁铁式回转电动机
JP2001231196A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石ロータ及びその着磁方法
JP2002044888A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Daikin Ind Ltd モータおよびモータ制御装置
ES2200645A1 (es) * 2000-08-25 2004-03-01 Honda Motor Co Ltd Maquina electrica rotativa del tipo de iman permanente y unidad de accionamiento para la misma.
JP2002165394A (ja) * 2000-09-13 2002-06-07 Sanyo Denki Co Ltd 永久磁石内蔵型同期モータ
US7119507B2 (en) 2002-11-28 2006-10-10 Daikin Industries, Ltd. Brushless DC motor and brushless DC motor controller
JP2004320989A (ja) * 2003-04-02 2004-11-11 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 永久磁石埋込型モータ
JP2004343861A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石同期電動機
EP2306618A2 (en) 2003-07-04 2011-04-06 Daikin Industries, Ltd. Motor
WO2005004307A1 (ja) 2003-07-04 2005-01-13 Daikin Industries, Ltd. 電動機
EP2287998A2 (en) 2003-07-04 2011-02-23 Daikin Industries, Ltd. Motor
US7579733B2 (en) 2003-07-04 2009-08-25 Daikin Industries, Ltd. Motor
US7777382B2 (en) 2003-07-04 2010-08-17 Daikin Industries, Ltd. Motor
JP2010022193A (ja) * 2004-03-12 2010-01-28 Daikin Ind Ltd 永久磁石電動機並びに冷媒圧縮機及び送風機
US7786641B2 (en) 2005-02-28 2010-08-31 Daikin Industries, Ltd. Magnetic member, rotor and motor
JP2006238678A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Daikin Ind Ltd 磁性体、回転子、電動機
EP1965484A4 (en) * 2005-12-19 2013-11-20 Daikin Ind Ltd ELECTRIC MOTOR AND ITS ROTOR, AND MAGNETIC CORE FOR ROTOR
US8853909B2 (en) 2005-12-19 2014-10-07 Daikin Industries, Ltd. Motor and its rotor and magnetic core for rotor having arrangement of non-magnetic portions
EP1965484A1 (en) * 2005-12-19 2008-09-03 Daikin Industries, Ltd. Electric motor and its rotor, and magnetic core for the rotor
WO2007072707A1 (ja) 2005-12-19 2007-06-28 Daikin Industries, Ltd. 電動機並びにその回転子及び回転子用磁心
US8714948B2 (en) 2007-02-26 2014-05-06 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet motor, hermetic compressor, and fan motor
WO2008105049A1 (ja) 2007-02-26 2008-09-04 Mitsubishi Electric Corporation 永久磁石型モータ及び密閉型圧縮機及びファンモータ
US8013700B2 (en) 2007-04-18 2011-09-06 Daikin Industries, Ltd. Field element
WO2008132996A1 (ja) 2007-04-18 2008-11-06 Daikin Industries, Ltd. 界磁子
JP2010014534A (ja) * 2008-07-03 2010-01-21 Asmo Co Ltd コギングトルクの測定方法及びコギングトルク測定装置
JP2009118731A (ja) * 2009-01-30 2009-05-28 Toyota Motor Corp 電動機
JP2011083047A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Asmo Co Ltd 回転電動機
CN101783561A (zh) * 2010-01-22 2010-07-21 苏州太通电气有限公司 高效节能永磁同步电动机
JP2012223009A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Shin Etsu Chem Co Ltd 磁石埋め込み型回転機用ロータ
WO2014002195A1 (ja) 2012-06-26 2014-01-03 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機、圧縮機、及び冷凍空調装置
WO2014038695A1 (ja) 2012-09-07 2014-03-13 株式会社 明電舎 永久磁石モータの回転子
JP5696820B2 (ja) * 2012-09-07 2015-04-08 株式会社明電舎 永久磁石モータの回転子
US9444295B2 (en) 2012-09-07 2016-09-13 Meidensha Corporation Rotor of permanent magnet motor
US9929610B2 (en) 2012-10-30 2018-03-27 Mitsubishi Electric Corporation Electric motor with embedded permanent magnet, and refrigerating air conditioning equipment equipped with same
WO2014069438A1 (ja) 2012-10-30 2014-05-08 三菱電機株式会社 永久磁石埋込型電動機及びそれを備えた冷凍空調装置
JP2013176292A (ja) * 2013-05-07 2013-09-05 Hitachi Automotive Systems Ltd 回転子及びこれを備えた回転電機
US9800106B2 (en) 2014-03-04 2017-10-24 Daikin Industries, Ltd. Rotor
JP2016163462A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 アイチエレック株式会社 永久磁石電動機
CN107534338A (zh) * 2015-12-18 2018-01-02 翰昂系统有限公司 用于永磁体嵌入式电动机的转子和使用该转子的电动机
JP2019161953A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ
JP2019161952A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 本田技研工業株式会社 回転電機のロータ
WO2020095823A1 (ja) * 2018-11-09 2020-05-14 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 回転電機用ロータコア
CN112689939A (zh) * 2018-11-09 2021-04-20 爱信艾达株式会社 旋转电机用转子铁芯
JPWO2020095823A1 (ja) * 2018-11-09 2021-09-02 株式会社アイシン 回転電機用ロータコア
CN113904473A (zh) * 2021-10-11 2022-01-07 安徽明腾永磁机电设备有限公司 一种高压自启动永磁电机冲片及使用该冲片的电机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1198731A (ja) 永久磁石を埋設したロータを用いたモータ
US20070057589A1 (en) Interior permanent magnet rotor and interior permanent magnet motor
US6008559A (en) Motor using a rotor including an interior permanent magnet
EP0923186B1 (en) Permanent magnet rotor type electric motor
JP2003061326A (ja) バーニヤ型ブラシレスモータ
JP3602392B2 (ja) 永久磁石埋め込みモータ
JP5394756B2 (ja) 永久磁石式回転電機の回転子
US6057621A (en) Cylindrical radial gap type motor structure
JP2004304958A (ja) 永久磁石電動機
JP2005354798A (ja) 電動機
JP3703907B2 (ja) ブラシレスdcモータ
JP4032280B2 (ja) Acモータの固定子の製造方法
JP2003319575A (ja) 同期機のステータ鉄心
JP2003333813A (ja) シンクロナスリラクタンスモータのロータ
JP5042184B2 (ja) 同期電動機の回転子及び同期電動機の回転子の製造方法
JP2011199946A (ja) 回転電機の永久磁石埋設型回転子及び回転電機
JP2004336999A (ja) 永久磁石形モータ
JP3776171B2 (ja) 磁石回転子
JP2006081338A (ja) 回転電機のロータ
JP2023053154A (ja) ロータ及びロータの製造方法
JP2004328887A (ja) ステッピングモータ
JPH05122877A (ja) 永久磁石式同期電動機の回転子
JP5128800B2 (ja) ハイブリッド式永久磁石回転電機
JP6294720B2 (ja) 永久磁石電動機
JP2006109700A (ja) インテリアル・パーマネントマグネット・モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040209

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040312

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516