JPH119583A - 3次元x線ct装置 - Google Patents

3次元x線ct装置

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JPH119583A
JPH119583A JP9169705A JP16970597A JPH119583A JP H119583 A JPH119583 A JP H119583A JP 9169705 A JP9169705 A JP 9169705A JP 16970597 A JP16970597 A JP 16970597A JP H119583 A JPH119583 A JP H119583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次元検出器の視野角よりも大きい視野角の
3次元的CT像を再構成することが可能な3次元X線C
T装置を提供すること。 【解決手段】 被検体にX線を照射するX線照射手段
と、前記被検体を撮影する2次元撮像手段と、前記X線
照射手段および2次元撮像手段を被検体の周りに回転さ
せる回転手段とを有する3次元X線CT装置において、
前記X線照射手段と前記2次元撮像手段とからなる撮像
系が描く回転面と平行な方向に前記X線照射手段と前記
2次元撮像手段との相対的な位置を移動させる撮像系移
動手段と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X線像
を前記撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該分割
した2次元X線像内の一方の側の2次元X線像を当該回
転角における2次元X線像として選択する画像分割手段
と、該選択した領域内の2次元X線像から3次元的X線
像を再構成する3次元再構成手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元X線CT装
置に関し、特に、被検体の胸部等の大視野における立体
感のあるX線画像あるいはCT画像、すなわち、3次元
的X線CT像の再構成に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、被検体の3次元的X線CT像を得
る方法としては、X線CT装置によって得られた2次元
断層像を画像処理によってつなぎ合わせる方法が一般的
であった。しかしながら、このX線CT装置を用いた方
法では、撮影時間が長くなるという問題があった。
【0003】撮影時間短縮のためには、X線検出器とし
て2次元X線検出器を、X線源としてX線を円錐状もし
くは角錐状に照射するX線源を用いて、2次元X線検出
器が検出した被検体の2次元透過像である2次元X線像
を得て、被検体の3次元的X線CT像の再構成を行うコ
ーンビームCT装置が有利であることが知られている。
【0004】たとえば、医用電子と生体工学、第33巻
特別号(1995年)109頁(以下、「文献1」と記
す)には、2次元X線検出器として、大型蛍光板とテレ
ビカメラを用いた大視野コーンビームCT装置が記載さ
れている。
【0005】また、2次元X線検出器の別の例として、
TFT (Thin Film Transisto
r) 素子を用いる方法が「Large Area, Flat-Panel, A
morphous Silicon Imagers; L.E.Antonuk, et al. SPI
E, Vol. 2432, Physics of Medical Imaging, pp.216-2
27」(以下、「文献2」と記す)に記載されている。
【0006】さらには、メディカルイメージングテクノ
ロジー誌、第13巻、第4号(1995年)559〜5
62頁(以下、「文献3」と記す)には、2次元X線検
出器としてX線イメージインテンシファイアとテレビカ
メラとを用いたコーンビームCT装置が記載されてい
る。この文献3に記載のコーンビームCT装置では、X
線源の回転軌道面と平行な方向に被検体を移動しながら
撮影を行うことにより、被検体の撮影視野をX線源の回
転面方向に拡大する手法が記載されている。
【0007】以上に示す2次元X線検出器を用いたコー
ンビームCT装置における3次元的X線CT像の再構成
の代表的なアルゴリズムとしては、「Practical Cone-B
eamAlgorithm; L.A.Feldkamp, et al. ; J.Optical Soc
iety of America, A/Vol. 1(6), (1984), pp.612-619」
(以下、「文献5」と記す)に記載のフェルドカンプの
方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見いだした。
【0009】従来のコーンビームCT装置では、計測視
野は2次元X線検出器の視野サイズにより制限されてい
た。したがって、文献1に記載の大視野コーンビームC
T装置では、大型蛍光板を用いて大視野の2次元X線検
出器を容易に得ることができる。しかしながら、高感度
かつ高解像度の蛍光板を得ることが技術的に困難である
ことから、高画質の3次元的X線CT像を得ることは困
難であった。
【0010】また、文献2に記載の2次元X線検出器で
は、高感度、高解像度かつ薄型軽量の2次元X線検出器
を得ることはできるが、検出面の大きさは最大のもので
も260mm四方であり、たとえば、肺野部等を撮影す
ることが可能な、より大きなサイズの検出器を製作する
ことは技術的に困難であった。
【0011】文献3に記載のコーンビームCT装置で
は、高解像度のX線イメージインテンシファイアを用い
て、被検体の横断断層面方向の視野を拡大することがで
きるため、被検体の大視野高画質の立体画像を得ること
ができる。すなわち、2次元検出器を構成するX線イメ
ージインテンシファイアの入力面サイズ(視野角)より
も大きな視野角の3次元的X線CT像を再構成すること
ができる。しかしながら、このコーンビームCT装置で
は被検体を移動しながら撮影を行う必要があるため、特
に診断を目的とした撮影においては被検者への負担が大
きく、術中または被験者が安静を要するような場合にお
いては撮影が困難であった。また、移動時の被検者の慣
性力により被検者に不本意な動きが生じるため、被検体
を正確な位置で撮影することが困難であった。さらに
は、1回の撮影において撮影ガントリーを2回以上回転
する必要があるため、従来のコーンビームCT装置に比
べて、2倍以上の撮影時間がかかるという問題があっ
た。
【0012】この文献3に記載のコーンビームCT装置
と同様に、検出器の視野角よりも大きい視野角の断層像
を再構成することが可能なX線CT装置および再構成方
法が米国特許5493593(以下、「文献4」と記
す)に記載されている。このX線CT装置は、1次元検
出器をX線源とX線源の回転中心とを結ぶ直線に対して
どちらか一方向側のみに配置して片側撮影を行うこと
で、計測データの冗長性をなくすと同時に撮影視野をX
線源の回転面方向に拡大することにより、その再構成画
像の視野を拡大している。したがって、このX線CT装
置では、撮影視野をほぼ2倍に広げることが可能であっ
た。このとき、文献3に記載のコーンビームCT方式の
ように被検体を動かすことなく、撮影ガントリーを被検
体の周りに1回転させながらX線透過像を撮像するのみ
でよいので、通常の断層撮影と同一の計測時間で撮影が
行える。しかしながら、この文献4に記載のX線CT装
置は検出器として1次元検出器を用いたものであり、ま
た再構成演算方法も2次元断層像の再構成方法であっ
た。したがって、この文献4に記載の方法を2次元検出
器を使用する3次元計測に発展させる場合、3次元再構
成を行うための手段が明らかではなかった。
【0013】本発明の目的は、2次元検出器の視野角よ
りも大きい視野角の3次元的CT像を再構成することが
可能な3次元X線CT装置を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、X線透視画像から3
次元的CT像を高速に再構成することが可能な3次元X
線CT装置を提供することにある。
【0015】本発明のその他の目的は、撮影ガントリの
1回転分のX線透視画像から3次元的CT像を再構成す
ることが可能な3次元X線CT装置を提供することにあ
る。
【0016】本発明のその他の目的は、被検体を停止さ
せたままでX線透過像を撮影することが可能な3次元X
線CT装置を提供することにある。
【0017】本発明のその他の目的は、被検体のX線被
爆量を減少させながら2次元検出器の視野角よりも大き
い視野角の3次元的CT像を再構成することが可能な3
次元X線CT装置を提供することにある。
【0018】本発明のその他の目的は、肺癌等の診断性
能を向上させることが可能な3次元X線CT装置を提供
することにある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
【0021】(1)被検体に円錐状もしくは角錐状のX
線を照射するX線照射手段と、前記被検体を前記X線に
より2次元で撮影する2次元撮像手段と、前記X線照射
手段および前記2次元撮像手段を前記被検体の周りに回
転させる回転手段とを有する3次元X線CT装置におい
て、前記X線照射手段と前記2次元撮像手段とからなる
撮像系が描く回転面と平行な方向に前記X線照射手段と
前記2次元撮像手段との相対的な位置を移動させる撮像
系移動手段と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X
線像を前記撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該
分割した2次元X線像内の一方の側の2次元X線像を当
該回転角における2次元X線像として選択する画像分割
手段と、該選択した領域内の2次元X線像から3次元的
X線像を再構成する3次元再構成手段とを具備する。
【0022】(2)前述した(1)に記載の3次元X線
CT装置において、前記3次元再構成手段は、画像分割
手段が選択した画像範囲を3次元再構成演算範囲とす
る。
【0023】(3)被検体に円錐状もしくは角錐状のX
線を照射するX線照射手段と、前記被検体を前記X線に
より2次元で撮影する2次元撮像手段と、前記X線照射
手段および前記2次元撮像手段を前記被検体の周りに回
転させる回転手段と、前記2次元撮像手段が撮像した2
次元X線像から3次元的X線像を再構成する3次元再構
成手段を有する3次元X線CT装置において、前記X線
照射手段と前記2次元撮像手段とからなる撮像系が描く
回転面と平行な方向に前記X線照射手段と前記2次元撮
像手段との相対的な位置を移動させる撮像系移動手段
と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X線像を前記
撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該分割した2
次元X線像内の一方の側の2次元X線像を選択する画像
分割手段と、該選択画像領域から外れる部分の画像値を
0に置換する置換手段と、該置換後のX線像を当該回転
角における2次元X線像として3次元的X線像を再構成
する3次元再構成手段とを具備する。
【0024】(4)被検体に円錐状もしくは角錐状のX
線を照射するX線照射手段と、前記被検体を前記X線に
より2次元で撮影する2次元撮像手段と、前記X線照射
手段および前記2次元撮像手段を前記被検体の周りに回
転させる回転手段と、前記2次元撮像手段が撮像した2
次元X線像から3次元的X線像を再構成する3次元再構
成手段を有する3次元X線CT装置において、前記X線
照射手段と前記2次元撮像手段とからなる撮像系が描く
回転面と平行な方向に前記X線照射手段と前記2次元撮
像手段との相対的な位置を移動させる撮像系移動手段
と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X線像を前記
撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該分割した2
次元X線像内の一方の側の2次元X線像を選択する画像
分割手段と、前記分割した他方の側の2次元X線像の内
で前記回転軸に該当する部分から所定の距離以内の領域
の画像値を0に置換する置換手段と、前記一方の側の2
次元X線像と前記置換領域内の2次元X線像とを当該回
転角における2次元X線像として3次元的X線像を再構
成する3次元再構成手段とを具備する。
【0025】(5)前述した(1)ないし(4)の内の
いずれかに記載の3次元X線CT装置において、前記撮
像系移動手段は、前記回転軸に該当する部分で分割した
2次元X線像の領域が異なる大きさとなるように、前記
X線照射手段と前記2次元撮像手段との相対的な位置を
設定する。
【0026】(6)前述した(5)に記載の3次元X線
CT装置において、前記画像分割手段は、前記分割され
た2次元X線像の内で領域が大きい方を選択する。
【0027】(7)前述した(1)ないし(6)の内の
いずれかに記載の3次元X線CT装置において、前記撮
像系移動手段は、前記被検体の観察部位の大きさに基づ
いて、前記X線照射手段と前記2次元撮像手段との相対
的な位置を設定する。
【0028】(8)前述した(1)ないし(7)の内の
いずれかに記載の3次元X線CT装置において、前記画
像分割手段が選択した領域内のみにX線が照射されるよ
うに、前記X線照射手段から照射されるX線の視野を制
限するコリメータを具備する。
【0029】(9)前述した(1)ないし(8)の内の
いずれかに記載の3次元X線CT装置において、前記コ
リメータは、X線の視野を、前記回転軸と前記X線照射
手段とを結ぶ直線が前記入力面上で描く直線と前記2次
元検出手段の視野の境界線とが交差する点を通る前記直
線の垂線よりも内側の領域に制限する。
【0030】前述した(1)、(2)、(5)および
(6)の手段によれば、3次元再構成手段は、画像分割
手段が選択した分割された2次元X線像の内で画像領域
が大きい方の2次元X線像を3次元再構成手段の入力画
像とし、3次元再構成手段が3次元再構成時のフィルタ
リング演算の演算範囲をこの選択された画像範囲とする
ことにより、従来の3次元再構成法であるフェルドカン
プの方法を適用できるので、3次元的X線像を得ること
ができる。このとき、2次元X線像の内で領域の大きい
方のX線像に基づいて3次元的X線像を再構成するの
で、2次元検出手段の視野角よりも大きい視野角の3次
元的CT像を再構成することができる。したがって、肺
癌等の診断性能を向上させることができる。
【0031】このとき、撮像系を被検体の周りに1回転
して得られた2次元X線像で大視野の3次元的CT像を
得ることができるので、撮影に要する時間を高速にする
ことができる。したがって、3次元的CT像の計測に要
する時間を高速にすることができる。なお、3次元再構
成によるフィルタリング演算および逆投影演算について
は、後述の原理の項に示す。
【0032】前述した(3)の手段によれば、置換手段
が、画像分割手段によって選択された以外の領域の画像
値を“0(ゼロ)”に置き換えることによって、3次元
再構成時のフィルタリング演算の演算範囲を従来と同じ
ように2次元X線像の画像範囲とすることができるの
で、従来のフィルタリング処理をそのまま使用して3次
元的CT像の視野を拡大することができる。なお詳細に
ついては、後述する原理の項に示す。
【0033】前述した(4)の手段によれば、3次元再
構成演算手段は3次元再構成時のフィルタリング演算を
行う演算範囲を、分割手段が選択した一方の側の2次元
X線像の画像範囲と、他方の側の2次元X線像の内で回
転軸から所定の距離内の画像範囲と演算範囲とを合わせ
た範囲に減少することができる、すなわち、3次元再構
成演算の演算量を減少させることができるので、3次元
的CT像をさらに高速に再構成することができる。なお
詳細については、後述する原理の項に示す。
【0034】前述した(7)の手段によれば、撮像系移
動手段が観察部位の大きさに基づいてX線照射手段と2
次元撮像手段との相対的な位置関係を設定することによ
って、3次元再構成演算の対象となる領域を大きくする
ことができるので、3次元的CT像の画質を向上するこ
とができる。
【0035】前述した(8)および(9)の手段によれ
ば、コリメータによって3次元再構成演算で不必要とな
る領域に照射するX線を制限することができるので、被
検体の被爆量を低減することができる。
【0036】(原理)まず、図5に1次元検出器面に垂
直に入射する平行X線ビームと再構成領域との関係を説
明するための図を示し、以下、図5に基づいて、平行X
線ビームを1次元検出器で検出する場合の3次元再構成
について説明する。
【0037】従来の3次元X線CT装置では、X線検出
器面200は、図5(A)に示すように、回転中心Oを
通過するX線が検出器面の中央で検出されるように配置
されている。このとき、再構成領域203は検出可能な
X線平行ビームで囲まれる半径Rの円の内部となる。し
たがって、再構成領域203を通過する任意のX線ビー
ム201は、X軸に対する入射角θと回転中心Oからの
距離uとを変数として、関数P(u、θ)と表すことが
できる。従来の撮影では、X線検出器を回転中心Oの周
囲に360度回転して撮影を行う。よって、図5(A)
に示されるX線ビーム201は、図5(B)に示すよう
に、X線検出器面200が更に180度回転した時点に
おいて再び検出される。このときのX線ビーム201は
P(−u、θ+π)と表現されるが、これはP(u、
θ)と同一のX線ビームを表す。したがって、従来のX
線CT計測においては、全ての同一X線ビームが2回ず
つ計測されており、計測データに冗長性が存在する。な
お、図中の(X、Y)平面上の位置をベクトルr→、u
軸方向の単位ベクトルをu→、位置r→における被検体
のX線吸収係数分布をf(r→)とすると、f(r→)
は下記の数1で示される逆ラドン変換式によって再構成
することができる。
【0038】
【数1】
【0039】但し、・はベクトルの内積を表す。また、
関数g()はフィルタリング関数を表し、下記の数2で
示される。
【0040】
【数2】
【0041】数1において、曲座標(u、θ)の積分範
囲は(−R<u<R、0<θ<2π)となっており、積
分範囲内でP(u、θ)が2重に重複している。
【0042】図5(C)は、回転中心Oを通過するX線
がX線検出器面200の端で検出されるように、X線検
出器面200をX線ビームと垂直な方向に平行移動した
ものである。このとき、u<0を通過するX線ビーム2
01は検出されない。しかし、このX線ビーム201
は、図5(D)に示すように、X線検出器面200が更
に180度回転した時点において検出される。一般に、
このような測定方法では回転中心Oから2Rの距離内を
通過する全てのX線は必ず1回ずつ検出され、再構成領
域203の半径が図5(A)(B)の場合の2倍とな
る。このとき、計測データには冗長性が存在しないた
め、再構成式は数1中のuの積分範囲を限定して下記の
数3で得られる。
【0043】
【数3】
【0044】次に、図6に1次元検出器面に入射する扇
状X線ビームと再構成領域との関係を説明するための図
を示し、以下、図6に基づいて、扇状X線ビームを1次
元検出器で検出する場合の3次元再構成について説明す
る。
【0045】この3次元X線CT装置では、X線検出器
面200は、図6(A)に示すように、回転中心Oを通
過するX線が検出器面の中央で検出されるように配置さ
れる。このとき、再構成領域203は検出可能な扇状X
線ビームで囲まれる半径Rの円の内部となる。再構成領
域203を通過する任意のX線ビーム201は、X軸に
対するX線源Sの回転角φ、および、X線ビームとy軸
との交点yを変数として、関数q(y、φ)と表すこと
ができる。従来の撮影では、X線源SとX線検出器との
対を回転中心Oの周囲に360度回転して撮影を行う。
この場合、図6(A)に示すように、位置300から放
射されたX線ビーム201は、X線源Sの回転軌道面3
02と位置301において交わる。したがって、このX
線ビーム201は、図6(B)に示すように、X線源S
が位置301にきた時点で再び検出される。したがっ
て、従来のX線CT計測においては、全ての同一X線ビ
ームが2回ずつ計測されており、計測データに冗長性が
存在する。なおx、y軸方向の単位ベクトルをそれぞれ
x→、y→、X線源と回転中心Oとの距離をDとし、X
線検出器面200の一番端を通過するX線ビームとy軸
との交点をyoとすると、被検体のX線吸収係数分布f
(r→)は、下記の数4で再構成することができる。
【0046】
【数4】
【0047】図6(C)は、回転中心Oを通過するX線
がX線検出器面200の端で検出されるように、X線検
出器面200をy軸方向に平行移動したものである。こ
のとき、X線源300から放射されてy<0を通過する
X線ビーム201は検出されない。しかし、前記X線ビ
ーム201は図6(D)に示されるように、X線源Sが
X線ビーム201とX線源の軌跡302との交点301
の位置にX線源Sがきた時点において検出される。い
ま、X線検出器面200の一番外側を通過するX線ビー
ムと回転中心Oとの距離をR’とすると、R’はRの約
2倍の大きさとなる。一般に、このような測定方法では
回転中心OからR’の距離内を通過する全てのX線は必
ず1回ずつ検出され、再構成領域203の半径が図6
(A)(B)の場合の約2倍となる。このとき、計測デ
ータには冗長性が存在しないため、再構成式は数4中の
yの積分範囲を限定して、下記の数5で得られる。
【0048】
【数5】
【0049】数5は1次元X線検出器を用いた2次元C
T再構成式であるが、次に、数5を近似的に拡張して3
次元再構成を導出する。
【0050】次に、図7に2次元検出器面に垂直に入射
する円錐状のX線ビームと再構成領域との関係を説明す
るための図を示し、以下、図7に基づいて、円錐状のX
線ビームを2次元検出器で検出する場合の3次元再構成
について説明する。ただし、この図7では、図6に示す
(X、Y)座標系および(x、y)座標系に対して直交
するZ軸およびz軸をそれぞれ新たに付加して3次元化
してある。また、図7では仮想的にX線検出器面200
がyz平面上に配置されているとする。
【0051】仮想検出器面200上の位置は、実際のX
線検出器面の位置に対するスケール変換で簡単に計算す
ることができる。ここで、仮想検出器面200上に入射
するX線ビームは、関数q(y、z、φ)と表現する。
【0052】数5を3次元に拡張するには、文献5に記
載のフェルドカンプの方法を応用することができる。フ
ェルドカンプの方法は、X線源Sから放射されてy軸に
平行かつz軸にz=0以外の点で交わる斜平面を近似的
にX線源Sの回転軌道面とみなすことで、2次元再構成
式を3次元に拡張する方法である。したがって、同様の
方法で数5を3次元再構成式に拡張すると、下記の数6
となる。
【0053】
【数6】
【0054】ただし、関数q〜(y,z,Φ)は下記の
数7となり、ω(φ)、y(φ)、z(φ)は、それぞ
れ下記の数8となる。
【0055】
【数7】
【0056】
【数8】
【0057】なお、ベクトルz→はz軸方向の単位ベク
トルを表す。
【0058】数6は再構成演算における逆投影処理であ
り、数7はフィルタリング処理である。これらから明ら
かなように、従来の再構成式と本再構成式との違いは、
フィルタリング処理において積分範囲が従来では(−y
o<y<yo)であるのに対し、本再構成式では(0<
y<2yo)であること、および本方法ではデータの冗
長性が存在しないことから、逆投影処理において数式全
体に係る係数が従来に比べて2倍されている点である。
【0059】したがって、本再構成方法では、y<0
(ゼロ)の領域400に対してフィルタリング演算を行
う従来のフィルタリング演算を行うことができない。し
かし、円形のX線検出器面200を持つ2次元X線検出
器を使用して計測を行った場合、y<0の領域400に
おいても被検体のX線透過像が検出されている。したが
って、y<0の領域400の領域の画像データがフィル
タリングにおいて影響を与えないようにするためには、
この領域に存在する画像データを全て0(ゼロ)で置換
した後に、yの全ての領域に対してフィルタリング演算
を行えばよい。このような0置換(ゼロ置換)により、
従来から用いているフィルタリング演算装置をそのまま
利用してフィルタリングを行うことが可能となる。ま
た、同時に、3次元CT像の再構成領域をX線源の回転
軌道面方向に拡大することができる。
【0060】なお、この0置換を行った後にフィルタリ
ングを行ったX線透過像は、y<0においてyの値が小
さくなるにつれて急速に0に近づく。これは、フィルタ
リング関数g(y)がyの変化に対して比較的早く0に
収束することによる。したがって、y<0においてフィ
ルタリングを行う領域をy軸の周辺に限定して、それよ
り小さなyに対してはフィルタリング処理後の画像デー
タとして全て0で近似してもよい。この近似により、フ
ィルタリング処理および逆投影処理量を減少することが
できるので、再構成演算を高速化することが可能とな
る。
【0061】さらには、y<0の領域400に対して
は、はじめからX線が照射されないようにコリメータを
用いてX線照射野を限定しておくことで、被検体のX線
被爆量を減少することができる。しかしこのような場合
であっても、y<0の領域400には被検体中で散乱さ
れた散乱X線やX線検出器において発生する光散乱など
の影響で、画像データが完全に0となることがないた
め、前述した0置換は用いたほうがよい。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、発明の実
施の形態(実施例)とともに図面を参照して詳細に説明
する。
【0063】なお、発明の実施の形態を説明するための
全図において、同一機能を有するものは同一符号を付
け、その繰り返しの説明は省略する。
【0064】図1は、発明の一実施の形態に係る3次元
X線CT装置の概略構成を示すブロック図であり、1は
X線管(X線照射手段)、2はX線グリッド、3はX線
イメージインテンシファイア、4は光学レンズ系、5は
テレビカメラ、6は回転板、7は寝台天板、8は被検
体、9はX線検出器移動用レール、10は操作卓、11
はコリメータ、101は回転板駆動手段(回転手段)、
102はX線照射野制御手段、103は被検体サイズ測
定手段、104は寝台位置制御手段、105は検出器位
置制御手段(撮像系移動手段)、106は撮影制御手
段、107はフレームメモリ、108は信号処理手段、
109は画像表示手段を示す。なお、前記各装置および
機構は公知のものを用いる。
【0065】X線検出器(2次元撮像手段)はX線イメ
ージインテンシファイア3、光学レンズ系4およびテレ
ビカメラ5からなる。また、撮影系は前記X線検出器、
X線管1、X線検出器移動用レール9および回転板6か
らなる。被検体8は寝台天板7上に位置し、撮影体位は
仰臥位を標準とする。そして、被検体8の撮りたい部位
の中心は前記撮影系の回転中心付近に設定する。
【0066】図1において、X線管1の回転半径Dは7
20mm、回転板6の回転中心とX線検出器のX線入力
面すなわちX線イメージインテンシファイア3との距離
dは380mm、X線検出器のX線入力面すなわちX線
イメージインテンシファイア3の直径wは380mmで
ある。撮影系の回転周期の代表例は5秒である。テレビ
カメラ6は、撮影素子として高解像度撮像管を使用して
いる。X線検出器移動用レール9は、X線源1と回転板
6の回転中心とを結ぶ直線に対して垂直な方向に配置さ
れている。X線検出器はX線検出器移動用レール9上を
移動することができる。
【0067】次に、前記各部の概要を説明する。撮影制
御手段106は、X線管1のX線発生とテレビカメラ5
の撮影動作を制御する撮影シーケンスを規定する。
【0068】回転板駆動手段101は、回転板6の回転
を制御すると同時に、回転板6の回転角度のデータを出
力する。
【0069】X線照射野制御手段102はコリメータ1
1の位置を規定し、X線照射野を回転板6の回転面方向
(以下、「水平方向」と記す)および回転方向と垂直な
方向(以下、「垂直方向」と記す)にそれぞれ独立に規
定する。
【0070】被検体サイズ測定手段103は、図示しな
い公知の光発生装置および光センサ等から構成され、被
検体8の水平方向の大きさを測定する。
【0071】寝台位置制御手段104は、寝台天板7と
該寝台天板7上の被検体8の位置を水平方向および垂直
方向に移動して、被検体8の中心位置を回転板6の回転
中心付近に配置する。
【0072】検出器位置制御手段105は、X線検出器
のX線検出器移動用レール9上の位置を規定し、この位
置データを出力する。
【0073】次に、図1に基づいて、本実施の形態の3
次元X線CT装置の動作を説明する。
【0074】まず、検者は当該3次元X線CT撮影の前
に被検体8を乗せた寝台天板7の位置を移動し、被検体
8の撮影位置を回転板6の回転中心付近の適正位置に配
置する。次に、被検体サイズ測定手段103は被検体8
の回転面方向のサイズをあらゆる角度方向から計測す
る。検出器位置制御手段105は、計測された被検体8
のサイズに従って後述する方法でX線検出器の適正位置
を計算し、X線検出器をX線検出器移動用レール9上で
移動して前記適正な位置に配置する。X線照射野制御手
段102は、X線検出器の位置に従ってコリメータ11
を水平方向および垂直方向に移動し、X線照射野を後述
する範囲に限定する。以上で撮影準備が終了し、次にX
線CT撮影に入る。撮影に入ると同時に、回転板駆動手
段101は回転板6の回転を開始する。撮影制御手段1
06は回転板6の回転に同期してX線管1のX線発生お
よびテレビカメラ5の撮影を制御する。X線管1から照
射されたX線は被検体8を透過し、X線グリッド2によ
り散乱線が遮断された後、X線イメージインテンシファ
イア3により可視光像に変換され、光学レンズ系4によ
ってテレビカメラ5に結像される。テレビカメラ5は画
像をビデオ信号に変換した後にA/D変換し、デジタル
画像としてフレームメモリ107に記録する。この場合
のテレビカメラ5のCTスキャンにおける標準走査モー
ドは毎秒60フレーム、走査数525本であるが、たと
えば、毎秒30フレーム、走査線数1050本等による
撮影も可能である。このX線CT撮影(CTスキャン)
における標準走査モードでは、1.25度毎に毎秒60
枚の画像を計測し、4.8秒間に288枚の画像を得
る。回転板駆動手段101は回転板6が360度回転し
た時点で回転を終了する。また、このとき撮影制御手段
106はX線管1のX線発生およびテレビカメラ5の撮
影を終了し、全てのX線CT撮影が終了する。一方、信
号処理手段108は撮影に並行して、あるいは撮影終了
後にフレームメモリ107からデジタル画像を読み出
し、後述する信号処理によって被検体8の3次元CT像
を再構成し、画像表示手段109に表示する。また、画
像表示手段109は、フレームメモリ107に記録され
たX線画像を直接表示することも可能である。
【0075】次に、図2に本実施の形態の信号処理手段
の概略構成を説明するためのブロック図を示し、信号処
理手段108の構成を説明する。ただし、図2に示す各
手段は、たとえば、信号処理手段を実現するための周知
の情報処理装置上で動作するプログラムによって実現す
る。
【0076】図2において、エアキャリブレーション手
段700は、フレームメモリ107に記録されたX線画
像をX線吸収係数の分布像に変換する周知の手段であ
る。本実施の形態においては、まず、エアキャリブレー
ション手段700は被検体8および寝台天板7を配置し
ない状態で予め撮影された空気のX線透過像と、フレー
ムメモリ107に記録されたX線画像との差分を取る。
次に、エアキャリブレーション手段700はこの差分画
像の各画素データに対して自然対数変換演算を行うこと
により、被検体8および寝台天板7のX線吸収係数の分
布像を得る。
【0077】幾何学歪み補正手段701は、X線吸収係
数の分布像の幾何学歪みを補正する周知の手段である。
この幾何学歪みは、X線イメージインテンシファイア3
によってX線透過像を光学像に変換する際に生じる幾何
学歪みである。なお、幾何学歪み補正手段701におけ
る補正処理としては、例えばメディカルイメージングテ
クノロジー誌、第14巻、第5号(1996年)571
〜580頁に記載の幾何学歪み補正方法を用いる。
【0078】選択置換手段702は、X線吸収係数の分
布像を撮像系の回転軸に相当する直線(図7に示すz
軸)で2つの領域に分割し、検出器制御手段105の出
力に基づいて、該2つの分布像の内で画像領域が大きい
領域の分布像を選択領域、すなわち、分布像の画像デー
タを他の値に置換することなく用いる領域として選択す
る選択手段(画像分割手段)と、それ以外の領域の画像
データの値を“0(ゼロ)”に置き換える置換手段とか
らなる。ただし、置換手段による置換手順については後
述する。
【0079】フィルタリング手段703は3次元再構成
におけるフィルタリング処理を行う周知の手段であり、
0データ置換処理後の画像データに対して原理の項で説
明した数7に基づくフィルタリング処理を行う。
【0080】逆投影手段704はフィルタリングの後の
画像データに対して逆投影演算を行う周知の手段であ
り、フェルドカンプの方法を用いて2次元再構成式(数
5)を3次元に拡張した数6に基づいてフィルタリング
後の画像データから3次元的X線像を再構成する。な
お、本実施の形態においては、フィルタリング手段70
3と逆投影手段とによって3次元再構成手段を構成す
る。
【0081】次に、図3に本実施の形態の信号処理手段
における3次元再構成像の再構成手段を説明するための
動作フローを示し、以下、図3に基づいて、図2に示す
本実施の形態の信号処理手段の動作を説明する。
【0082】本フローの開始は、フレームメモリ107
へのX線画像の記録すなわち被検体8のX線画像の撮影
である。
【0083】まず、エアキャリブレーション手段700
が、フレームメモリ107に記録されたX線画像を読み
出し、該X線画像と予め撮影された空気のX線透過像と
から当該X線画像をX線吸収係数の分布像に変換する
(ステップ500)。エアキャリブレーション処理を施
したX線画像は、次に幾何学歪み補正手段701によっ
て、X線イメージインテンシファイア3によって生じる
X線画像の幾何学歪みが補正される(501)。幾何学
歪み補正処理を施したX線画像は、次に、選択置換手段
702の選択手段によって選択領域が選択される(50
2)。選択されなかった領域の画像データの各値は、選
択置換手段702の置換手段によって0に置換される
(503)。0データ置換処理を施したX線画像は、次
にフィルタリング手段703によって3次元X線CT再
構成におけるフィルタリング処理が施された後(50
4)、逆投影処理手段704による逆投影処理が行われ
(505)、3次元X線CT像が再構成される。フィル
タリング手段703によるフィルタリング処理および逆
投影手段704による逆投影処理における演算は、それ
ぞれ数7および数6で表される。ただし、数7において
は積分範囲がy>0に限定されているが、実際には0デ
ータ置換処理が既に行われているため、本実施の形態の
フィルタリング手段703は画像データの存在する全て
の範囲(0データ置換部分を含む)に対してフィルタリ
ングを行う。
【0084】次に、図4に本実施の形態の選択置換手段
における画像データの置換手順を説明するための図を示
し、以下、図4に基づいて、選択置換手段702におけ
る置換手順を説明する。ただし、図4におけるX線検出
器面200は、X線検出器をX線管1に対して向かって
右側(y>0)方向に移動した場合、すなわち、選択手
段がy>0の領域の画像データを選択した場合を示す。
なお、左側(y<0)方向にX線検出器を移動した場合
においても以下の処理は同様に行うことができることは
いうまでもない。
【0085】以下の説明においては、X線検出器面20
0はX線イメージインテンシファイア3の入力面が円形
であることから、円形状の形状を持ち、その半径をbと
する。
【0086】図4に示すように、たとえば、X線検出器
がy軸方向に距離aだけ移動されているとすると、X線
再構成で実際に利用される有効視野領域は0<y<Hか
つ−V/2<z<V/2の範囲内で検出される画像デー
タの領域603となる。ただし、H、Vの大きさは下記
の数9によって表される。
【0087】
【数9】
【0088】数9から明らかなように、H、Vの大きさ
はX線検出器の移動距離aによって決定される。有効視
野領域をH方向すなわちy軸方向に拡大するにはX線検
出器の移動距離aを大きくすればよいが、このとき同時
にV方向すなわちz軸方向の有効視野領域が小さくな
る。したがって、X線検出器の移動距離aの大きさは、
被検体サイズ測定手段103で計測される被検体8のサ
イズを参考にして検者が操作卓10を通して設定する
か、あるいは適当な値を自動設定してもよい。
【0089】X線検出器面200上で、有効視野領域6
03の外に存在する領域は、y<0の領域604および
|z|>V/2の領域602である。これらの領域内の
画像データは、フィルタリング手段703および逆投影
手段704による3次元CT再構成において使用される
ことがない。したがって、コリメータ11を用いて予め
これらの領域内はX線照射が行われないようにすること
により、被検体8のX線被爆量を減らすことができる。
0置換は、有効視野領域603に対してy軸対象の領域
601において行う。ただし、実際に置換を行うのは画
像データが存在する604であり、その他の領域は仮想
的にX線検出面が存在するものとして情報処理装置上で
0が挿入される領域である。フィルタリング処理504
は領域601と領域603とを合わせた全ての領域に対
して、y軸方向に行う。ただし、実際にフィルタリング
処理を行った場合、フィルタリング処理後の画像データ
は、y<0において、yが小さくなるにつれて急速に0
に収束する。したがって、予め0置換を行う領域を−
H’<y<0(H’<H)の領域のみに限定してもよ
い。このとき、フィルタリング処理503および逆投影
処理504が前述の限定された領域と領域603とを合
わせた領域のみに限定できるので、演算量を減少して、
高速に演算を行うことができる。H’の目安としては、
たとえば、Hの1/3〜1/2程度の距離が適当であ
る。
【0090】以上説明したように、本実施の形態の3次
元X線CT装置では、X線管1と該X線管1および2次
元検出器の回転中心軸とを結ぶ直線上からずらした位置
に配置した当該2次元検出器で被検体8のX線画像を撮
像し、該X線画像のエアキャリブレーション処理および
X線イメージインテンシファイア3のX線入力面での幾
何学歪み補正処理後の画像データに対して、選択置換手
段702が実際に画像データが存在する領域604の内
で、有効視野領域603に対してy軸対象の領域601
のデータを0に置換することによって、y<0の領域の
データがフィルタリング処理の演算範囲である0<y<
2y0に影響を与えないようにできるので、従来のフィ
ルタリング演算と同じ演算処理によってフィルタリング
処理を行うことができる。すなわち、従来のフィルタリ
ング手段を用いることによって、容易に3次元に拡張す
ることができる。したがって、装置の製造コストを上昇
させることなく視野を拡大できる。
【0091】また、逆投影手段704が逆投影処理時の
冗長性が存在しなくなったことを考慮した逆投影処理、
すなわち、数6に示す逆投影演算を行うことにより、3
次元的X線像を容易に再構成できる。すなわち、撮影系
(撮影ガントリ)の1回転分のX線透視画像から大視野
の3次元的CT像を再構成することができる。また、被
検体を停止させたままでX線透過像を撮影することがで
きる。さらには、被検体を停止させたままでX線透過像
を撮影することができる。
【0092】したがって、2次元検出器であるX線イメ
ージインテンシファイア3の視野角よりも大きい視野角
の3次元的CT像を再構成することができる。よって、
大きな視野角が必要となる肺癌等の診断性能を向上させ
ることができる。
【0093】また、本実施の形態のフィルタリング手段
703では、y<0の領域においてフィルタリングを行
う領域をy軸の周辺に限定しているので、フィルタリン
グ処理および逆投影処理の演算量を減少させることがで
きるので、X線透視画像から3次元的CT像を高速に再
構成することができる。
【0094】なお、本実施の形態においては、X線検出
器としてX線イメージインテンシファイア3、光学レン
ズ系4およびテレビカメラ5からなる系を用いたが、た
とえば、このX線検出器を文献2に示されるTFT素子
を用いた2次元X線検出器等で代用しても、同等の効果
が得られることは言うまでもない。
【0095】また本発明は、例えば、一般的なX線透視
装置、X線撮影装置および立体X線撮影装置等にも適用
できることは勿論である。
【0096】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記発明の実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは勿論である。
【0097】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0098】(1)2次元検出器の視野角よりも大きい
視野角の3次元的CT像を再構成することができる。
【0099】(2)X線画像から3次元的CT像を高速
に再構成することができる。
【0100】(3)撮影ガントリの1回転分のX線画像
から3次元的CT像を再構成することができる。
【0101】(4)被検体を停止させたままでX線透過
像を撮影することができる。
【0102】(5)被検体のX線被爆量を減少させなが
ら2次元検出器の視野角よりも大きい視野角の3次元的
CT像を再構成することができる。
【0103】(6)肺癌等の診断性能を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施の形態に係る3次元X線CT装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の信号処理手段の概略構成を説明
するためのブロック図である。
【図3】本実施の形態の信号処理手段における3次元再
構成像の再構成手段を説明するための動作フローであ
る。
【図4】本実施の形態の選択置換手段における画像デー
タの置換手順を説明するための図である。
【図5】1次元検出器面に垂直に入射する平行X線ビー
ムと再構成領域との関係を説明するための図である。
【図6】1次元検出器面に垂直に入射する扇状X線ビー
ムと再構成領域との関係を説明するための図である。
【図7】2次元検出器面に垂直に入射する円錐状のX線
ビームと再構成領域との関係を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…X線管、2…X線グリッド、3…X線イメージイン
テンシファイア、4…光学レンズ系、5…テレビカメ
ラ、6…回転板、7…寝台天板、8…被検体、9…X線
検出器移動用レール、10…操作卓、11…コリメー
タ、101…回転板駆動手段、102…X線照射野制御
手段、103…被検体サイズ測定手段、104…寝台位
置制御手段、105…検出器位置制御手段、106…撮
影制御手段、107…フレームメモリ、108…信号処
理手段、109…画像表示手段、200…X線検出器
面、700…エアキャリブレーション手段、701…幾
何学歪み補正手段、702…選択置換手段、703…フ
ィルタリング手段、704…逆投影手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 浩之 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体に円錐状もしくは角錐状のX線を
    照射するX線照射手段と、前記被検体を前記X線により
    2次元で撮影する2次元撮像手段と、前記X線照射手段
    および前記2次元撮像手段を前記被検体の周りに回転さ
    せる回転手段とを有する3次元X線CT装置において、 前記X線照射手段と前記2次元撮像手段とからなる撮像
    系が描く回転面と平行な方向に前記X線照射手段と前記
    2次元撮像手段との相対的な位置を移動させる撮像系移
    動手段と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X線像
    を前記撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該分割
    した2次元X線像内の一方の側の2次元X線像を当該回
    転角における2次元X線像として選択する画像分割手段
    と、該選択した領域内の2次元X線像から3次元的X線
    像を再構成する3次元再構成手段とを具備することを特
    徴とする3次元X線CT装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の3次元X線CT装置に
    おいて、 前記3次元再構成手段は、画像分割手段が選択した画像
    範囲を3次元再構成演算範囲とすることを特徴とする3
    次元X線CT装置。
  3. 【請求項3】 被検体に円錐状もしくは角錐状のX線を
    照射するX線照射手段と、前記被検体を前記X線により
    2次元で撮影する2次元撮像手段と、前記X線照射手段
    および前記2次元撮像手段を前記被検体の周りに回転さ
    せる回転手段と、前記2次元撮像手段が撮像した2次元
    X線像から3次元的X線像を再構成する3次元再構成手
    段を有する3次元X線CT装置において、 前記X線照射手段と前記2次元撮像手段とからなる撮像
    系が描く回転面と平行な方向に前記X線照射手段と前記
    2次元撮像手段との相対的な位置を移動させる撮像系移
    動手段と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X線像
    を前記撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該分割
    した2次元X線像内の一方の側の2次元X線像を選択す
    る画像分割手段と、該選択画像領域から外れる部分の画
    像値を0に置換する置換手段と、該置換後のX線像を当
    該回転角における2次元X線像として3次元的X線像を
    再構成する3次元再構成手段とを具備することを特徴と
    する3次元X線CT装置。
  4. 【請求項4】 被検体に円錐状もしくは角錐状のX線を
    照射するX線照射手段と、前記被検体を前記X線により
    2次元で撮影する2次元撮像手段と、前記X線照射手段
    および前記2次元撮像手段を前記被検体の周りに回転さ
    せる回転手段と、前記2次元撮像手段が撮像した2次元
    X線像から3次元的X線像を再構成する3次元再構成手
    段を有する3次元X線CT装置において、 前記X線照射手段と前記2次元撮像手段とからなる撮像
    系が描く回転面と平行な方向に前記X線照射手段と前記
    2次元撮像手段との相対的な位置を移動させる撮像系移
    動手段と、前記2次元撮像手段で撮像した2次元X線像
    を前記撮像系の回転軸に該当する部分で分割し、該分割
    した2次元X線像内の一方の側の2次元X線像を選択す
    る画像分割手段と、前記分割した他方の側の2次元X線
    像の内で前記回転軸に該当する部分から所定の距離以内
    の領域の画像値を0に置換する置換手段と、前記一方の
    側の2次元X線像と前記置換領域内の2次元X線像とを
    当該回転角における2次元X線像として3次元的X線像
    を再構成する3次元再構成手段とを具備することを特徴
    とする3次元X線CT装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の内のいずれか1項に
    記載の3次元X線CT装置において、 前記撮像系移動手段は、前記回転軸に該当する部分で分
    割した2次元X線像の領域が異なる大きさとなるよう
    に、前記X線照射手段と前記2次元撮像手段との相対的
    な位置を設定することを特徴とする3次元X線CT装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の3次元X線CT装置に
    おいて、 前記画像分割手段は、前記分割された2次元X線像の内
    で領域が大きい方を選択することを特徴とする3次元X
    線CT装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の内のいずれか1項に
    記載の3次元X線CT装置において、 前記撮像系移動手段は、前記被検体の観察部位の大きさ
    に基づいて、前記X線照射手段と前記2次元撮像手段と
    の相対的な位置を設定することを特徴とする3次元X線
    CT装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の内のいずれか1項に
    記載の3次元X線CT装置において、 前記画像分割手段が選択した領域内のみにX線が照射さ
    れるように、前記X線照射手段から照射されるX線の視
    野を制限するコリメータを具備することを特徴とする3
    次元X線CT装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8の内のいずれか1項に
    記載の3次元X線CT装置において、 前記コリメータは、X線の視野を、前記回転軸と前記X
    線照射手段とを結ぶ直線が前記入力面上で描く直線と前
    記2次元検出手段の視野の境界線とが交差する点を通る
    前記直線の垂線よりも内側の領域に制限することを特徴
    とする3次元X線CT装置。
JP16970597A 1997-06-26 1997-06-26 3次元x線ct装置 Expired - Fee Related JP3540916B2 (ja)

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