JP2002095656A - コンピュータ断層撮影法 - Google Patents

コンピュータ断層撮影法

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JP2002095656A
JP2002095656A JP2001214648A JP2001214648A JP2002095656A JP 2002095656 A JP2002095656 A JP 2002095656A JP 2001214648 A JP2001214648 A JP 2001214648A JP 2001214648 A JP2001214648 A JP 2001214648A JP 2002095656 A JP2002095656 A JP 2002095656A
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Thomas Koehler
ケーラー トーマス
Michael Grass
グラス ミハエル
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Koninklijke Philips Electronics NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はコンピュータ断層撮影法に関するも
のであり、ここでは、円錐状の放射ビームを用いて、閉
じた軌跡、好適には円形軌跡に沿って一連のCTデータ
を連続的に取得する。こうした軌跡に沿って取得したC
Tデータ組は不完全なものなので、アーティファクトが
生じる。 【解決手段】 こうしたアーティファクトは、本発明の
次のステップを実行することによって低減することがで
きる:完全な第1CTデータ組を少なくとも1つ取得す
るステップ、放射ビームと対象物との間の相対的な動き
を、閉じた軌跡、好適には円形軌跡に毎回対応させなが
ら、一連の第2CTデータ組を取得するステップ、前記
第2データ組のデータに、前記第1データ組のデータを
追加するステップ、前記追加後の第2CTデータ組か
ら、一連のCT画像を再構成するステップ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円錐状の照射ビー
ムが対象物を横断し、かつCT(=コンピュータ断層撮
影)データを取得して、CT画像を連続的に再構成する
コンピュータ断層撮影法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうした応用は、螺旋状の軌跡(本明細
書で軌跡とは、照射ビームと対象物との間の相対的な動
きを意味する。)を採用することができない、というの
は、こうした軌跡は、再構成したCT画像内に動きの不
鮮明さを生じさせる移動方向の反転を含みうるからであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、こうした応用
には、閉じた軌跡、好適には平らであり、かつ特に円形
の軌跡を用いる。しかし、円形軌跡の場合には、軌跡の
平面内に位置するスライス(薄片)のみに対して完全な
データが取得されることが知られている。従って、こう
したいわゆる「欠落データ」の問題は、再構成画像内の
アーティファクト(歪像)の出現を招き、再構成すべき
ボクセルへの放射線が囲む角度が、軌跡の平面に対して
大きくなるほど、このアーティファクトはより目立った
ものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、発生す
るアーティファクトがより目立たないようなコンピュー
タ断層撮影法を提供することにある。この目的は、円錐
状の照射ビームが対象物を横断する、本発明によるコン
ピュータ断層撮影法によって達成され、この方法は:第
1の完全なCTデータ組を、少なくとも1つ取得するス
テップと、前記放射ビームと前記対象物との間の相対的
な動きを、閉じた軌跡、好適には円形の軌跡に毎回対応
させながら、一連の第2CTデータ組を取得するステッ
プと、前記第2データ組のデータに、前記第1データ組
のデータを追加するステップと、前記追加後の第2CT
データ組から、一連のCT画像を再構成するステップと
を具えている。
【0005】このように本発明によれば、まず、完全な
第1CTデータ組を取得する。この取得は、実際の「蛍
光透視」CT検査の直前に行うのが有効である。その後
に、好適には円形の第2の軌跡に沿って、第2CTデー
タ組を連続的に取得する。既に説明したように、こうし
たデータ組は不完全なものであり、従ってこうした第2
データ組からCT画像を再構成するにあたり、前述した
アーティファクトが発生しうるが、再構成の前に、関連
する第2データ組のデータに、第1CTデータ組のデー
タを追加する。
【0006】この第1CTデータ組は完全なものとして
規定されているので、追加後のデータからの再構成によ
り、前記第2データ組に関連する対象物の領域内で変化
が発生していなければ(即ち、前記第1データ組を取得
した瞬時に関する変化がなければ)、前記アーティファ
クトのないCT画像となる。例えば対照媒体の流入、外
科手術器具または対象物の動きの導入により、この領域
内で変化が発生している場合には、前記アーティファク
トが出現するが、より目立たない形である、というの
は、同じままで残った対象物の領域は、こうしたアーテ
ィファクトにはもはや影響しえないからである。
【0007】なおEP-OS 0860144 A2には、まず第1CT
データ組を取得して、その後に一連の第2CTデータ組
を取得するコンピュータ断層撮影法が既に開示されてい
る。こうした第1データ組は螺旋状の軌跡に沿って取得
し、従って完全なものである。EP-OS 0860144 A2には、
軌跡に沿って第2データ組を取得するための軌跡に関す
るさらなる情報は提供されておらず、従って第2データ
組が完全であるか不完全であるかは不明である。
【0008】しかし、CT画像はCTデータ組とは独立
して再構成することができる。患者の組織を表現しよう
とするCT画像は第1データ組から再構成し、例えば患
者の中に導入した器具を示そうとするCT画像は第2デ
ータ組から再構成することができる。これら2つのCT
画像を組み合わせて、これにより患者内部の外科手術器
具の位置を認識することができる。
【0009】従って、専ら第2CTデータ組のデータか
ら再構成した前記第2CT画像は、前記「欠落データ」
問題によるアーティファクトを十分に含んでいる。さら
に、原則的に画像内に存在する組織情報を抑制するよう
に第2CT画像を再構成する際には、例えば患者の移動
による組織領域内の変化は、画像の組み合わせでは認識
することができない。第1データ組と第2データ組との
間で位置が変化している腫瘍を外科手術器具で除去しよ
うとする際には、このことにより致命的な結果になりう
る。
【0010】しかし本発明によれば、アーティファクト
を低減して、対象物の画像化した領域内のすべての変化
(例えば器具の導入によるものだけでなく)を効果的に
再生することができる。第2データ組からCT画像を再
構成する前に、種々の方法で、第1データ組のデータを
第2データ組に追加することができる。
【0011】請求項2には、第1の好適な解決法を開示
する。ここでは、まず第1CT画像を再構成する。その
後に、「対象物の関数」、即ち対象物内の放射の減衰の
空間的分布を知る。従って、その軌跡にもとづいて前記
第2データ組を取得するための軌跡に対する仮想CTデ
ータを、前記第1CT画像から導出することができる。
前記第2データ組によってカバーされる対象物の領域内
で変化が発生しない場合には、こうした仮想データは前
記第2CTデータ組のCTデータと同一のものでなけれ
ばならない。従って、同じ放射線に適用可能な仮想CT
データと前記第2データ組のCTデータとの差からCT
画像を再構成すれば、これは対象物の領域内での変化の
みを再現する差分CT画像となる。
【0012】こうしたCT画像は多くの場合に、方向付
けを困難にする。しかし、請求項3によれば、前記第1
CT画像を適切な重み付けで前記差分CT画像に重ね合
わせて、重ね合わせ後の画像では直ちに方向付けが可能
になる。
【0013】請求項4には、再構成の前に、前記第2C
Tデータ組のデータに前記第1CTデータ組のデータを
追加する、第2の可能な方法を開示している。軌跡に沿
って取得したCTデータをいわゆる乱数空間内で記述で
きることは既知である。円形の軌跡の場合には、計算可
能な乱数値が乱数空間内のリング形の円環体を満たす。
しかし完全な再構成のためには、これらの値は、乱数空
間の回転楕円体の領域内または乱数空間の球形領域内で
知るべきものである。前記第2データ組にもとづいて計
算することはできないが完全な再構成に必要な乱数値
に、前記第1データ組を追加する際に、完全な再構成に
必要な乱数空間の領域が得られ、この追加は、これらの
乱数値からCT画像を再構成する前に行う。
【0014】請求項5には、前記第1データ組を取得す
る、好適かつ可能な方法を開示している。完全なデータ
組が他の軌跡でも(例えば2つの交差する円形軌跡に沿
って)取得できるものとしても、螺旋状の相対的な動き
を実現することは特に簡単であり、またこれに関係する
適切な再構成方法は既知である。
【0015】請求項6には、請求項1に記載した方法を
実行するのに適したコンピュータ断層撮影装置を規定し
てあり、請求項7は、本発明によるコンピュータ断層撮
影法を実行するように、コンピュータ断層撮影制御装置
を制御することが可能なコンピュータプログラムに関す
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に示すコンピュータ断層撮影
装置は、図1に示す座標系のz方向に平行に伸びる回転
軸14の回りで回転可能なガントリー(骨組み)1を具
えている。前記目的のために、このガントリーは一定で
あるが調整可能な角速度で駆動することが好ましい。例
えばX線源のような放射源Sが、このガントリー上に装
着されている。このX線源にはコリメータ3を設け、コ
リメータ3は、放射源Sが発生する放射から円錐状の放
射ビーム4、即ち、z方向並びにこれに垂直な方向に
(即ち、前記回転軸に垂直な平面内で)ゼロ以外の有限
寸法を有する放射ビームを形成する。
【0017】放射ビーム4は、例えば患者台上の患者
(両者とも図示せず)のような対象物が存在しうる検査
ゾーン13に入る。検査ゾーン13は円筒のような形状
である。X線ビーム4は検査ゾーン13を横断した後
に、2次元の検出器16に入射し、検査器16はガント
リー1上に装着され、各々が複数の検出素子を具え、隣
接配置した複数の検出行を具えている。これらの検出行
は回転軸14に垂直に広がる平面内に位置し、即ち、放
射源Sの回りの円弧上に位置することが好ましい。しか
し、これらの検出行は異なる形状にすることもでき、例
えばこれらが回転軸14の回りに円弧を描くことも、こ
れらを直線状にすることもできる。放射源の各位置にお
いて、放射ビーム4が当たる各検出素子は、放射ビーム
4の放射線についての測定値を生成する。以下、これら
の測定値をCTデータとも称する。
【0018】参照符号αmaxで示す放射ビーム4の開口
角(開口角は、回転軸14に垂直な平面内で、放射ビー
ム4の端に位置する放射線によって囲まれる角であり、
放射源S及び回転軸14によって規定される平面に対す
る角として規定される。)は、円筒形の検査ゾーン13
の直径を決定し、CTデータの取得中には、検査ゾーン
13内に検査すべき対象物が存在しなければならない。
【0019】検査ゾーン13、または対象物、または患
者台は、モータ5によって移動することができ、即ち回
転軸14と平行に、あるいはz軸と平行に移動する。こ
れと同等のことであるが、ガントリーをこの方向に変位
させることもでき、相対的な移動のみが本質的なことで
ある。モータ5及び2が同時に動く際には、放射源S及
び検出器16は検査ゾーン13に対して螺旋状の軌跡を
描く。しかし、z方向の移動用のモータ5が動作せず
に、モータ2がガントリー1を回転させる際には、放射
源S及び検出器16については、検査ゾーン13に対し
て円形の軌跡が得られる。
【0020】検出器16によって取得される測定値また
はCTデータは画像処理コンピュータ10に供給され、
画像処理コンピュータ10はこれらの測定値またはCT
データから、検査ゾーン13の部分における吸収の分布
を例えばモニタ11上の表示用に再構成する。2個のモ
ニタ2及び5、画像処理コンピュータ10、放射源S、
及び検出器16から画像処理コンピュータ10へのCT
データの転送は、制御装置7によって制御する。
【0021】図2に、図1に示すコンピュータ断層撮影
装置によって実行可能なCT法の実行法を示す。ブロッ
ク101での初期化の後に、モータ2及び5を同時にオ
ン状態にして、放射源Sまたは検出器16は、検査ゾー
ンまたはその中に存在する対象物と相対的な螺旋状の経
路に追従する。この相対的な動きの間に放射源Sをオン
状態にし、そして測定値を取得して画像処理コンピュー
タ10のメモリに記憶する。
【0022】その後にステップ103で、こうして取得
した第1CTデータ組から第1CT画像を再構成する。
適切な再構成方法は、例えば米国特許出願第09/368850
号既知より既知である。
【0023】次のステップ104中には、検査の関心事
であり、かつ、さらなる検査中に連続的に画像化すべき
対象物の領域(ROI=region of interest(注目領
域)を規定する。そして放射ビーム4によって注目領域
をカバーできるようになるまでガントリーを回転軸に平
行に移動させて、円形軌跡を用いながら(即ち、放射源
と対象物とを相対的に、回転軸の回りに回転させるが、
回転軸の方向に変位しないようにしながら)、再構成が
行われるようにする。
【0024】ステップ105中には、所定の軌跡に沿っ
て前記第2データ組を取得するに当たり欠落する乱数値
を、前記第1CTデータ組から計算する、というのは、
これらの乱数値は、前記第2データ組に対する乱数値が
発生する乱数空間内のリング形の円環体の外側に位置し
ているからである。
【0025】これを図3に示し、図3は、乱数空間内の
点のうち、第2CTデータ組から、これに対する乱数値
を計算可能な点を囲むリング形円環体R(D2)を示す図で
ある。これに関しては、図3では回転軸が垂直に伸びる
ものと仮定する。円環体R(D1)の上方及び下方、即ちそ
の対称軸上には、乱数空間内の点R(D1)が位置し、これ
らを前記リング形の円環体に追加して球体が形成される
(この目的のために、簡単のために図3で仮定したよう
に、この円環体から離れた面は平面ではなくドーム形で
あるべきものである。)。ステップ105では、乱数空
間の領域R(D1)内の点に対する乱数値を計算する。既知
のように、乱数空間内の点に対する乱数値は、この点を
含み、かつこの点と乱数空間のゼロ点との間の接続線と
垂直に広がる平面内の放射の減衰の面積分として計算す
ることができる。
【0026】ステップ106では、モータ2のみをオン
状態にして、放射源及び検出器16が回転自軸14の回
りに回転し、従って検査ゾーン13またはその中に存在
する対象物の回りに回転する。次に放射源Sの放射をオ
ン状態にして、検出器16の検出素子によって取得され
るCTデータを記憶する。放射源の1回転中に取得され
るデータの全体が第2CTデータ組を構成する。
【0027】ステップ107では、環状の円環体R(D2)
内のすべての点(図3を参照)についての乱数値を、前
記第2データ組から計算する。乱数空間内の点につい
て、再構成を完成させるのに必要なすべての乱数値を計
算した後に、ステップ108では、第2データ組、及び
第1データ組の一部から導出した前記乱数値に対して逆
乱数変換を実行する。こうした逆乱数変換は、例えばF.
Natterer著、"The mathematics of computerized tomog
raphy"(ISBN 3 519 02103 X)のII.2章より既知であ
る。
【0028】この再構成ステップは、対象物の関数、あ
るいは検査ゾーン内での放射の減衰を位置の関数として
表現する(3次元の)CT画像を作成するものである。
ステップ109において、このCT画像は、例えば3次
元領域に含まれるスライスについてのスライス画像の形
態で、モニタ11上に適切に表示される。
【0029】その後に、ステップ106〜ステップ10
9で構成されるループを再び完了して、取得したデータ
(これは乱数値R(D1)に追加される)から、さらなるC
T画像を再構成する。ステップ108及び109では、
CT画像の再構成及び/または表示を終了する前に、既
にデータの取得を開始することができる。検査を完了す
ると、ステップ110で断層撮影法を終了する。
【0030】以下、本発明のさらなる好適な実施例につ
いて、図4及び図5を参照して詳細に説明する。ここで
ステップ201〜204は、図2及び図3を参照して説
明した方法のステップ101〜104に相当する。ステ
ップ205では、ステップ203で円形の軌跡(その後
の第2データ組の取得中に使用する)について再構成し
た第1CT画像から、仮想CTデータを計算する。
【0031】このステップを図5に示し、ここではそれ
ぞれの点がボクセルを表わし、これらのボクセルについ
て、対象物の関数あるいは放射の減衰が第1CT画像の
形で特定されている。これらの点は、規則的な3次元格
子、好適には3次元のデカルト格子を規定する(図5の
平面の上方及び下方には、さらなるボクセルが位置す
る)。またこの図には、円形軌跡に沿ってさらなるデー
タ組を取得する間に、検査ゾーンの再構成すべき部分に
対して放射源Sが占める位置S'のうちの1つも示して
ある。最後に、検出器16に関連する位置16'も示
す。
【0032】直線または放射線41によって、位置S'
を検出器の検出素子に連結すると、第1データ組におけ
る種々のボクセルに対して特定される減衰値から、放射
線41に沿った放射の減衰を計算することができる。検
出器16のすべての検出素子について、円形軌跡上の放
射源の位置毎に計算を実行すると、その後のステップ2
06(図2及び図3を参照して記述した方法のステップ
106に相当する)で円形軌跡に沿って取得される第2
CTデータ組に対応する一組の仮想CTデータが得られ
る。
【0033】第1データ組の取得と第2データ組の取得
との間に、第2データ組によって画像化される領域に変
化が生じていなければ(そして第1データ組からの第1
CT画像の再構成、及び第1CT画像からの仮想CTデ
ータの計算が非常に正確であれば)、すべての放射線に
ついて、第2データ組の関連するCTデータが仮想デー
タに対応する。しかし、例えば外科手術器具(例えば生
体組織検査針)が画像化する領域内に導入されたため
に、あるいは対照媒体がこの領域に流入するか、あるい
は2つのデータ組を取得する間に、対象物の移動が少な
くとも局所的に発生したことによる変化が生じていれ
ば、仮想CTデータは第2データ組のCTデータから離
れる。
【0034】ステップ207は、このような第2データ
組のCTデータと仮想CTデータ(同じ放射線について
毎回)との差を利用して差分CT画像を再構成し、この
差分CT画像は、第2CTデータ組によってカバーされ
る領域内の、第1CTデータ組を取得した瞬時に対する
変化を表わすものである。いわゆるフィルタ・バックプ
ロジェクション(後方投射)によって再構成を実行す
る。この関係に適した再構成方法は米国特許出願第09/4
00763号より既知である。
【0035】一般的に言って、こうした差分CT画像に
おける解剖学的な方向付けは比較的困難であり、従っ
て、さらなる再構成ステップ208では、第1CTデー
タ組から再構成した第1CT画像を、適切な重み係数で
差分CT画像に重ね合わせる。ステップ209で重ね合
わせ後の画像を表示する。その後に、ステップ206〜
209を必要回数だけ繰り返して、その後に断層撮影法
の実行を停止する(ステップ210)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に適したコンピュータ断層撮影
装置を示す図である
【図2】 本発明の第1実施例を示すフローチャートで
ある。
【図3】 乱数空間内の追加乱数値を示す図である。
【図4】 本発明による方法の第2実施例を示すフロー
チャートである。
【図5】 仮想CTデータの計算を示す図である。
【符号の説明】
S 放射源 1 ガントリー 2 モータ 3 コリメータ 4 放射ビーム 5 モータ 7 制御装置 10 画像処理コンピュータ 11 モニタ 13 検査ゾーン 14 回転軸 16 検出器 41 放射線
フロントページの続き (71)出願人 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, Th e Netherlands (72)発明者 ミハエル グラス ドイツ国 22457 ハンブルク アルバー ティン−アソール−シュトラーセ 8エー Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 BA10 CA13 FC30 FE13 FE14 5B057 AA09 BA03 BA19 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB13 CB16 CD11 CD14 CE08 DA07 DA16 DB02 DB05 DB09 DC32 DC36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐状の放射ビームが対象物を横断し、 完全な第1CTデータ組を少なくとも1つ取得するステ
    ップと、 放射ビームと前記対象物との間の相対的な動きを、閉じ
    た軌跡、好適には円形軌跡に毎回対応させながら、一連
    の第2CTデータ組を取得するステップと、 前記第2データ組のデータに前記第1データ組のデータ
    を追加するステップと、 前記追加後の第2CTデータ組から一連のCT画像を再
    構成するステップとを具えていることを特徴とするコン
    ピュータ断層撮影法。
  2. 【請求項2】 前記第1CTデータ組から第1CT画像
    を再構成するステップと、 前記第2データ組のうちの1つの取得中に、前記対象物
    を横断する放射に対する仮想CTデータを、前記第1C
    T画像から計算するステップと、 同じ放射線について取得した、前記仮想CTデータと前
    記第2CTデータ組のCTデータとの差を計算するステ
    ップと、 前記差から差分CT画像を再構成するステップとを具え
    ていることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ
    断層撮影法。
  3. 【請求項3】 前記第1CT画像と前記差分CT画像と
    を重ね合わせることを特徴とする請求項2に記載のコン
    ピュータ断層撮影法。
  4. 【請求項4】 前記第2データ組からは計算不可能な乱
    数値を、前記第1CTデータ組から計算するステップ
    と、 関連する前記第2データ組から計算可能な乱数値を計算
    するステップと、 前記2つのデータ組から特定した乱数値を逆乱数変換す
    るステップとを具えていることを特徴とする請求項1に
    記載のコンピュータ断層撮影法。
  5. 【請求項5】 前記第1CTデータ組の取得中に、前記
    放射ビームと前記対象物とが螺旋状の経路に沿って相対
    的な動きを行うことを特徴とする請求項1に記載のコン
    ピュータ断層撮影法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の方法を実行するコンピ
    ュータ断層撮影装置であり、 円錐状の放射ビームを発生する放射源と、 前記放射源に結合され、CTデータを取得する検出器
    と、 検査ゾーン内に存在する対象物と前記放射源とを、回転
    軸の回りに相対的に回転させ、かつ/あるいはこれらの
    要素を前記回転軸に平行に移動させる駆動装置と、 前記検出器によって取得した測定データから、前記検査
    ゾーン内の吸収の空間分布を再構成する再構成装置と、 前記放射源、前記検出器、前記駆動装置、及び前記再構
    成装置を制御する制御装置とを具えたコンピュータ断層
    撮影装置において、 完全な第1CTデータ組を少なくとも1つ取得するステ
    ップと、 放射ビームと前記対象物との間の相対的な動きを、閉じ
    た軌跡、好適には円形軌跡に毎回対応させながら、一連
    の第2CTデータ組を取得するステップと、 前記第2データ組のデータに、前記第1データ組のデー
    タを追加するステップと、 前記追加後の第2CTデータ組から、一連のCT画像を
    再構成するステップとを連続実行するように、前記制御
    装置をプログラムしたことを特徴とするコンピュータ断
    層撮影装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータ断層撮影装置の放射源、検
    出器、駆動装置、及び再構成装置を制御して、請求項1
    に記載の方法を実行するための制御装置用のコンピュー
    タプログラムであり、 放射源を用いて、検査ゾーンまたはその中に存在する対
    象物を横断する円錐状の放射ビームを発生するステップ
    と、 完全な第1CTデータ組を、少なくとも1つ取得するス
    テップと、 放射ビームと前記対象物との間の相対的な動きを、閉じ
    た軌跡、好適には円形軌跡に常に毎回対応させながら、
    一連の第2CTデータ組を取得するステップと、 前記第2データ組のデータに、前記第1データ組のデー
    タを追加するステップと、 前記追加後の第2CTデータ組から、一連のCT画像を
    再構成するステップとを具えていることを特徴とするコ
    ンピュータプログラム。
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