JP4768695B2 - X線ct撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歯科または顎顔面領域のX線CT撮影装置に関する。
詳しくは、歯科又は顎顔面領域の関心領域である特定の歯牙等の局部的なX線CT撮影と、歯列弓や顎関節などの曲面断層のパノラマX線撮影とを行えるX線CT撮影装置である。
歯科診断用のX線CT撮影装置が特許文献1に開示されている。このX線CT撮影装置は、パノラマX線撮影モードと共に局所のX線コンピュータ断層撮影(以下「CT撮影」という)モードを有するX線CT撮影装置である。このX線CT撮影装置は、X線CT撮影モードとパノラマX線撮影モードが選択可能であり、X線CT撮影モード選択時には、旋回中心軸が関心領域の中心軸上で固定され、パノラマX線撮影モード選択時には、撮影中パノラマX線撮影用の軌跡に沿って旋回中心軸が移動しつつ、X線発生器とX線検出器を備えた旋回アームを旋回移動させることを特徴としたX線撮影装置である。
特許文献2に示される3次元X線CT装置は、水平中心軸(回転軸)を有する中空回転体に、水平中心軸を挟んで対向するX線発生部とX線検出部を備えており、これらX線発生部とX線検出部を回転体の内部に位置付けされた被写体に対して回転させながら、X線発生部から出射されて被写体を透過したX線をX線検出部で検出し、このX線検出部で検出されたX線画像を用いて3次元断層画像を再構成することができて、被写体の全体にX線を照射してCT像を得る所謂ノーマルスキャン・CT撮影法の他に、2次元のX線検出器の視野角よりも大きい範囲の3次元CT像を得るオフセットスキャン・CT撮影法が可能な3次元X線CT装置が開示されている。
このオフセットスキャン・CT撮影法は、撮影中の各時点で常に被写体の関心領域全体にX線を照射するノーマルスキャン・CT撮影法に比べて、撮影中の各時点で被写体の関心領域の一部に対してX線を照射すればよいので、2次元のX線検出器の視野角よりも大きい範囲のX線CT撮影ができるという利点がある。
特開平10−225455号公報 特許第3540916号公報
従来の歯科等の顎顔面撮影用のX線CT撮影装置では、ノーマルスキャン・CT撮影法が主流であり、2次元X線センサが検出できる視野以上の広い範囲を検出してCT撮影する場合、大型の2次元X線センサが必要になり、コストが高くなるという問題があった。
そこで本願発明では、上記事情を鑑み、比較的小さなX線2次元センサを使用して額顔面等の関心領域のCT撮影をオフセットスキャン・CT撮影法で行い、また、パノラマX線撮影も可能である装置を提供し、関心領域がX線2次元センサの視野角より小さい時には、ノーマルスキャン・CT撮影法にも切換が可能な新たなX線撮影装置を提供することを目的とするものである。
このような目的を達成するため、本発明は、
垂直方向に向けられた旋回中心軸を挟んで対向するX線発生部とX線検出部を旋回アームに備えており、
上記X線発生部とX線検出部の間に配置された被写体を挟んで上記X線発生部とX線検出部を旋回するとともに、上記X線発生部から出射されて上記被写体を透過したX線を上記X線検出部で検出してX線CT撮影データを逆投影してCT画像を形成するX線CT撮影装置において、
上記旋回中心軸の周りで上記旋回アームを旋回させて上記被写体のパノラマ画像を作成するパノラマ撮影モードと、
上記旋回中心軸を上記X線発生部から出射されて上記X線検出部で検出されるX線のコーンビームが上記被写体の関心領域または撮影領域の全域を常に照射する位置に設けるとともに上記旋回中心軸を中心に上記旋回アームを旋回させることによって得られたX線CT撮影データをもとに上記被写体のCT画像を構成するノーマルスキャン・CT撮影モードと、
上記旋回中心軸を上記X線発生部から出射されて上記X線検出部で検出されるX線のコーンビームが上記被写体の関心領域または撮影領域の一部のみを常に照射するようにした位置に設けるとともに上記旋回中心軸を中心に上記旋回アームを旋回させることによって得られたX線CT撮影データをもとに上記被写体のCT画像を構成するオフセットスキャン・CT撮影モードとから、いずれかの撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、
上記X線発生部に、上記ノーマルスキャン・CT撮影モードを選択した場合と、上記オフセットスキャン・CT撮影モードを選択した場合に、上記X線発生部のX線発生源から出射されたX線を上記コーンビームに成形するためのCT撮影用ビーム透過を有するビーム成形板と、上記ビーム成形板を昇降させて、上記コーンビームの照射角度を上下方向に移動可能とするビーム成形機構とを備え、
特定の水平方向を第1方向とし、上記第1方向に直交する水平方向を第2方向としたとき、上記被写体に対して上記旋回アームを上記第1方向と上記第2方向に移動させる移動機構を備え、
上記移動機構を用いて上記旋回アームを移動させることによって上記被写体の関心領域又は撮影領域に対する上記コーンビームの位置を調整して、上記ノーマルスキャン・CT撮影モードが選択されている状態では上記コーンビームが関心領域または撮影領域の全域を常に照射してCT撮影し、上記オフセットスキャン・CT撮影モードが選択されている状態では上記コーンビームが関心領域または撮影領域の一部のみを常に照射してCT撮影するようにしたことを特徴とする。
本発明の他の形態のX線撮影装置は、
上記X線発生部が、
上記パノラマ撮影モードに対応して上記被写体に向けて細隙ビームを照射するために、X線発生器から出射されたX線ビームを細長い帯状に成形する第1のスリットと、上記ノーマルスキャン・CT撮影モードと上記オフセットスキャン・CT撮影モードに対応して上記被写体に向けて上記X線発生器から出射されたX線ビームをコーンビームに形成する上記ビーム透過孔からなる第2のスリットと、上記第1のスリットと第2のスリットを選択的に上記X線発生部に配置させるスリット移動手段を備えていることを特徴とする。
本発明の他の形態のX線撮影装置は、上記第1のスリット又は第2のスリットを上記撮影モード選択手段からの信号に対応して上記X線ビームと交差する方向に移動させる手段を設けたことを特徴とする。
本発明の他の形態のX線撮影装置は、上記移動機構が、上記パノラマ撮影モード及上記オフセットスキャン・CT撮影モードに対応して、上記旋回中心軸に対する上記旋回アームの位置を移動させことを特徴とする。
本発明の他の形態のX線撮影装置は、上記旋回アームに上記移動機構を備え、上記移動機構が上記旋回中心軸に対する上記旋回アームの位置を移動さ、上記パノラマ撮影モードにおいて上記旋回アームの旋回角度に対応して上記旋回中心軸に対する上記旋回アームの位置を移動させることを特徴とする。
本発明のX線撮影装置(請求項1)によれば、パノラマ撮影モードまたはオフセットスキャン・CT撮影モードを選択する撮影モード選択手段によってパノラマ撮影モードとオフセットスキャン・CT撮影モードを任意に選択できる。そのため、コストのかからない小さい2次元X線センサでパノラマ撮影とオフセットスキャン・CT撮影を行うことができ、また、必要や要望に応じて、治療に最適なパノラマ画像やオフセットスキャン・CT画像を連続して取得することができる。これによって、撮影領域が広いパノラマ撮影によって関心領域または撮影領域のおおよその位置をつかみ、撮影位置を設定して関心領域または撮影領域についてオフセットスキャン・CT撮影を行えば、従来よりも広い範囲でのCT撮影を行うことができるのでコストをかけずに広い範囲のCT撮影が行える。また、必要に応じて、オフセットスキャン・CT撮影モードとノーマルスキャン・CT撮影モードを選択することができるため、CT撮影時の利便性が増し、ノーマルスキャン・CT撮影を使用することで、より高解像度のCT画像を取得することができる。さらに、CT撮影モードにおいて、X線発生部から出射されたX線の照射角度を上下方向に移動可能とすることができる。
本発明の他の形態に係るX線撮影装置によれば、パノラマ撮影モード又はCT撮影モードに対応するスリットをX線発生部に選択的に配置させることにより、各撮影モードに必要な最適のX線ビームを得ることができる。
本発明の他の形態に係るX線撮影装置によれば、第1又は第2のスリットを調整し、X線照射中心軸からある角度だけ傾いたX線のみを使用して、効率良く鮮明なX線画像データを得ることができる。
本発明の他の形態に係るX線撮影装置によれば、パノラマ撮影モード又はCT撮影モードを選択する撮影モード選択手段によって選択されたパノラマ撮影モードに対応して、旋回アームの旋回中心軸を移動させる駆動手段を備えており、撮影に最適な旋回手段の任意の軌跡を得ることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係るX線撮影装置の実施例を説明する。なお、以下の説明では、特定の方向や場所を意味する用語(例えば、「上」、「下」、「左」、「右」及びそれらの用語を含む他の用語)を用いるが、これらの用語は図面に表された構成を視覚的に理解し易くするために用いるものであって、発明の技術的範囲を定めるために利用されるべきものではない。
図1〜図5は、本発明の一実施形態に係るX線CT撮影装置の外観を示す。X線CT撮影装置は、従来から歯科分野で広く知られている種々の撮影(例えば、パノラマ撮影、リニア断層撮影、リニアスキャン撮影、スキャノグラム撮影)のほかに、3次元コンピュータX線断層撮影(Computer Tomography:以下「CT」と略す。)が実施できるものである。なお、実施形態のX線CT撮影装置は歯科用のX線CT撮影装置であるが、本発明の適用は歯科用X線CT撮影装置に限るものでなく、他の医用X線CT撮影装置にも等しく適用できる。例えば、図示するX線CT撮影装置は縦型のX線撮影装置で、被検者が立った状態で使用されるものであるが、被検者を水平に横臥させた状態で使用する所謂横型のX線撮影装置にも適用可能である。
図から明らかなように、X線CT撮影装置(以下、単に「撮影装置」という。)1は、概略、床面に固定された垂直柱2と、垂直柱2に沿って昇降可能に設けられた昇降アーム(第1のフレーム)3と、垂直方向の旋回中心軸(図6〜図8を参照して後に説明する。)を中心として旋回可能に昇降アーム3に連結された旋回アーム(第2のフレーム)4を有する。
昇降アーム3は、図3、4に示すように、全体が略コ字形状を有し、概略、垂直柱2に昇降自在に連結された垂直アーム部5と、垂直アーム部5の上端部と下端部から前方(図3の左側、図4の右側)に向けてそれぞれ伸びる上部アーム部6及び下部アーム部7を有する。上部アーム部6は、後述するように、上部アーム部6と下部アーム部7の間に配置されている旋回アーム4を旋回自在に支持する。下部アーム部7は、図5に示すように、下部アーム部7の上で、被写体である人の頭部を位置付けする位置付け機構8を備えている。例えば、実施形態のX線CT撮影装置1の位置付け機構8は、顎部をその下から支持するチンレスト9と、被写体である被検者頭部をその左右側方から支持する一対の横方向規制部材10と、位置付けされた人が安定を保つために両手で握る一対のハンドル11を有する。
旋回アーム4は、図1、2に示すように、全体が略逆凹形状を有し、概略、上部アーム部6の下に吊り下げ配置されると共に後述する連結機構を介して該上部アーム部6に旋回自在に懸垂支持されている水平アーム部12と、水平アーム部12の左右端部から下方に向けてそれぞれ伸びる第1及び第2の懸垂部13、14を有し、図2の右側に示された第1の懸垂部13がX線発生部15を有し、図2の左側に示された第2の懸垂部14がX線検出部16を有し、これらX線発生部15とX線検出部16が所定の間隔をあけて対向している。これらX線発生部15とX線検出部16が対向する水平方向を「Y方向」、これと直交する水平方向を「X方向」、高さ方向を「Z方向」という。
昇降アーム3と旋回アーム4を連結する連結機構(第2の連結手段)について図6〜図8を参照して説明する。連結機構は、旋回アームハウジング17の内部に収容されたXY移動機構(第1及び第2の移動機構)18を有する。XY移動機構18は、旋回アームハウジング17に固定されると共にY方向に伸びる一対のY方向ガイドレール19Yと、これらY方向ガイドレール19Yに沿ってY方向に往復移動可能なY方向移動フレーム20Yと、Y方向移動フレーム20Yに固定されると共にX方向に伸びる一対のX方向ガイドレール19Xと、これらX方向ガイドレール19Xに沿ってX方向に往復移動可能なX方向移動フレーム20Xを有する。Y方向移動フレーム20Yは、旋回アームハウジング17に固定されたY方向移動モータ23Yに適当な駆動伝達機構(例えば、モータ23Yに駆動連結されたねじ軸24Yと、これに係合すると共にフレーム20Yに固定されたナット25Yを含む機構)を介して連結されており、Y方向移動モータ23Yの駆動に基づいてY方向移動フレーム20YがY方向に移動するようにしてある。同様に、X方向移動フレーム20Xは、Y方向移動フレーム20Yに固定されたX方向移動モータ23Xに適当な駆動伝達機構(例えば、モータ23Xに駆動連結されたねじ軸24Xと、これに係合すると共にフレーム20Xに固定されたナット25Xを含む機構)を介して連結されており、X方向移動モータ23Xの駆動に基づいてX方向移動フレーム20XがX方向に移動するようにしてある。このように、XY移動機構18において、一対のY方向ガイドレール19Y、Y方向移動フレーム20Y、Y方向移動モータ23Y、及びその駆動伝達機構(ねじ軸24Y、ナット25Y)がY方向移動機構を構成しており、一対のX方向ガイドレール19X、X方向移動フレーム20X、X方向移動モータ23X、及びその駆動伝達機構(ねじ軸24X、ナット25X)がX方向移動機構を構成している。よって、移動モータ23X,23Yを駆動することにより、旋回アームの旋回中心軸を任意に移動することができる。XY移動機構18は、旋回中心軸29に対して旋回アーム4の位置を移動させる2次元移動機構の1例である。
昇降アーム3と旋回アーム4を連結している円筒形状又は円柱形状の旋回中心軸29は、上端部がX方向移動フレーム20Xに固定され、旋回アーム4に内蔵された軸受(第1の連結手段)31に回転自在に支持されている。また、旋回中心軸29の下端部には横断面が円形のベルト巻回部32が形成されており、このベルト巻回部(プーリ)32にベルト33が巻回されている。ベルト33はまた旋回アーム4に内蔵されている旋回モータ34が該別のベルト巻回部32に駆動連結されており、旋回モータ34の駆動に基づいて旋回中心軸29及びこれに固定された旋回アーム4が回転するようにしてある。これらの構成は、基本的に歯科用パノラマX線撮影装置で使用されてきた構成である。
また、図9に示すように、本発明に係る第2実施例においては、剛性のある柱2a,2aと上部フレーム2bによって旋回アーム4が支持されており、旋回アーム4は、1軸回転であり旋回中心軸29は固定されている。関心領域の位置付けは、XY機構18を備えた位置付け機構8により行われる。
XY移動機構18は、椅子8aの座部8aaに固定されると共にY方向に伸びる一対のY方向ガイドレール19Yと、これらY方向ガイドレール19Yに沿ってY方向に往復移動可能なY方向移動フレーム20Yと、椅子8aの基台8abに固定されると共にX方向に伸びる一対のX方向ガイドレール19Xと、これらX方向ガイドレール19Xに沿ってX方向に往復移動可能なX方向移動フレーム20Xを有する。Y方向移動フレーム20Yは、椅子8aに固定されたY方向移動モータ23Yに適当な駆動伝達機構(例えば、モータ23Yに駆動連結されたねじ軸24Yと、これに係合すると共にフレーム20Yに固定されたナット25Yを含む機構)を介して連結されており、Y方向移動モータ23Yの駆動に基づいてY方向移動フレーム20YがY方向に移動するようにしてある。同様に、X方向移動フレーム20Xも、椅子8aに固定されたX方向移動モータ23Xに適当な駆動伝達機構(例えば、モータ23Xに駆動連結されたねじ軸24Xと、これに係合すると共にフレーム20Xに固定されたナット25Xを含む機構)を介して連結されており、X方向移動モータ23Xの駆動に基づいてX方向移動フレーム20XがX方向に移動するようにしてある。このように、XY移動機構18において、一対のY方向ガイドレール19Y、Y方向移動フレーム20Y、Y方向移動モータ23Y、及びその駆動伝達機構(ねじ軸24Y、ナット25Y)がY方向移動機構を構成しており、一対のX方向ガイドレール19X、X方向移動フレーム20X、X方向移動モータ23X、及びその駆動伝達機構(ねじ軸24X、ナット25X)がX方向移動機構を構成している。よって、移動モータ23X,23Yを駆動することにより、旋回アームの旋回中心軸を任意に移動することができる。
なお、第2実施例については、高さ(Z方向)の調整も椅子8aで行うことができる。Z方向移動機構は、X方向移動機構及びY方向移動機構と同様に、Z方向移動モータ23Z及びその駆動伝達機構(ねじ軸24Z、ナット25Z)で構成され、被写体の関心領域の高さを任意に移動することができる。
また、上記の第1実施例と、第2実施例を組み合わせて、旋回アーム4側及び椅子8a側にそれぞれXY移動機構を設けるようにしても良い。
図10に示すように、X線発生部15は、以下に説明する種々の構成を囲むX線発生部ハウジング35を有する。X線発生部ハウジング35は、X線発生部回転機構36を介して旋回アームハウジング17に連結されている。具体的に、実施形態のX線撮影装置では、X線発生部回転機構36は、旋回アームハウジング17の内部に固定されたX線発生部回転モータ37と、旋回アームハウジング17に回転自在に取り付けられた垂直軸38と、X線発生部回転モータ37と垂直軸38を駆動連結する歯車機構39と、X線発生部ハウジング35と垂直軸38に固定された固定部材40を有し、X線発生部回転モータ37の駆動に基づいてX線発生部ハウジング35が垂直軸38を中心に回転するようにしてある。X線発生部ハウジング35を水平回転させるのは、セファロ撮影時にX線発生部を不図示のセファロ撮影用頭部固定装置に向けて撮影するために回転させるものである。
X線発生部ハウジング35の内部には、X線発生源であるX線管(X線発生器)41が収容されている。X線管41は、X線検出部16に対向する領域(図9の左側の領域)を除いて、X線遮断ケース42で囲まれている。X線遮断ケース42はX線検出部16に対向する領域にビーム成形板50を備えており、このビーム成形板50にビーム成形機構44が配置されている。図11に示すように、ビーム成形機構44は、複数のガイドローラ45を介して複数の垂直ガイドレール46に沿って昇降自在に支持された支持フレーム又はブロック47を有する。ブロック47は、X線管41から出射されたX線をX線検出部16に向けて案内するX線通過孔48(図10参照)を備えており、X線発生部ハウジング35に固定されたブロック昇降モータ49に例えばねじ機構を介して連結され、ブロック昇降モータ49の駆動に基づいてX線の照射角度を上下に移動できるようにし、様々な角度、部位の撮影を行うことができる。これにより、X線発生部15を上下動させずにX線の照射角度を上下に移動することができる。
この時、図13で示すX線検出素子71を大きくすることで撮影することができる。また、図示しないが、X線検出素子71をX線検出器64内で上下動する機構を用いることにより小さなX線検出素子でも撮影することができる。
ブロック47の前方、特にX線通過孔48の外側には、X線管41から出射されたX線ビームを成形するビーム成形手段である複数のビーム成形スリットを備えたビーム成形板50が配置されている。ビーム成形板50は、ブロック47の前面に固定された複数の案内ローラ51によって水平方向に移動可能なスリット移動手段によって支持されている。スリット移動手段はビーム成形板50に連結された連結アーム52を備えており、連結アーム52に固定されたナット53がブロック47に回転自在に支持された水平ねじ軸54に螺合され、さらに水平ねじ軸54がブロック47に固定されたビーム成形板移動モータ55に連結されている。したがって、ビーム成形板50は、ビーム成形板移動モータ55の駆動に基づいて、ブロック47の前部を左右に、すなわちX線ビームと交差する方向に移動することができ、所望のX線ビームを照射することができる。
実施形態において、ビーム成形板50は、3つのビーム成形スリット(1次成形用スリット)を有する。具体的に、これら3つのビーム成形スリットには、X線ビームをコーンビームに成形するための長方形又は正方形(例えば縦120mm、横120mm)のCT撮影用ビーム透過孔56(第2のスリット)と、X線ビームを細長い帯状に成形して細隙ビームとするための縦長(例えば縦150mm、横6mm)のパノラマ撮影用ビーム透過孔57(第1のスリット)と、同じく縦長(例えば縦22mm、横6mm)のセファロ撮影用ビーム透過孔58が含まれる。したがって、CT撮影用ビーム透過孔56がX線通過孔48を介してX線管41に対向している状態では、X線発生部15からX線検出部16に向けて角錐台に広がるX線コーンビームが出射される。このようなCT撮影用コーンビームを使用する場合、撮影領域としては、例えば直径60mmで高さ60mm程度の範囲のCT撮影が行える。
実施形態において、CT撮影用ビーム透過孔56の縦長と横長が同じであることから、X線ビームはX線の進行方向と直交する横断面が正方形を有する。パノラマ撮影用ビーム透過孔57又はセファロ撮影用ビーム透過孔58がX線通過孔48を介してX線管41に対向している状態では、X線発生部15からX線検出部16に向けて、厳密に言えば角錐台であるが、横断面上で縦方向の長さが横方向の長さに比べて長い平坦な板状のX線細隙ビームが出射される。
図12に示すように、X線検出部16は、以下に説明する種々の構成を囲むX線検出部ハウジング59を有する。
X線検出部ハウジング59の内部には、半導体撮像素子を縦方向と横方向に配列して構成された固体撮像素子(CCD)を備えたX線検出器(X線検出部)64を収容するための検出板ホルダ65を備えている。検出器ホルダ65は、ホルダガイドレール66に沿って水平方向に移動可能に支持されており、X線検出部ハウジング59に固定されたX線検出部移動モータ67に連結され、X線検出部移動モータ67の駆動に基づいて水平方向に移動するようにしてある。X線検出部は、CCDに限らずMOSセンサ等のフラットパネルディテクタ(FPD)やX線蛍光増倍管(XII)を使用しても良い。
図13に示すように、検出器ホルダ65は、X線発生部15に対向する側に、上述したX線発生部15の複数のビーム透過孔56、57、58に対応した形状を有する複数のビーム成形スリット(2次成形用スリット)68、69、70を有し、撮影モードに応じて、X線検出部移動モータ67の駆動に基づいて、X線発生部15のビーム透過孔に対応するX線検出部16のビーム透過孔68、69、70が、撮影モード選択手段の選択信号に応じてX線管41とX線発生部15のビーム透過孔56、57、58の延長上に位置付けされるようにしてある。X線検出器64は、ほぼ正方形のビーム成形スリット68に対応してほぼ正方形に撮像素子を配列したX線検出素子71と、縦長のビーム成形スリット69、70に対応して縦長に撮像素子を配列したX線検出素子72を備えており、検出器ホルダ65に形成されたスロット73に挿入され、X線CT撮影時にはビーム成形スリット68の背後にX線検出素子71が配置され、パノラマ撮影又はセファロ撮影時にはビーム成形スリット69、70の背後にX線検出素子72が配置される。
図14は、X線撮影装置1に含まれる複数のモータ等及びこれら複数のモータ等の制御ブロック図である。図示するように、X線撮影装置は、コントローラ(CPU)94を有する。CPU94には、上述した複数のモータ、すなわち、Y方向移動モータ、X方向移動モータ26、旋回モータ34、X線発生部回転モータ37、ブロック昇降モータ49、ビーム成形板移動モータ55、X線検出部移動モータ67が接続されている。これらのモータは、それらの回転量を検出すると共に検出された回転量に基づいてモータの駆動を制御するために、対応する回転量検出センサ(例えば、エンコーダ)81〜88に接続されており、これらセンサ81〜88の出力がCPU94に接続されている。
CPU94はまた、X線管41と複数の記憶部に接続されている。記憶部は、移動軌跡データ(リード・オンリー・メモリ,ROM)95とX線画像記憶部(ランダム・アクセス・メモリ,RAM)96を有する。ROM95は、以下に説明する各撮影モードに対応して、撮影時(撮影前及び撮影後の処理を含む)における、旋回中心軸29のXY方向移動量、旋回中心軸29の回転(旋回アーム4の旋回角)、旋回アーム4に対するX線発生部ハウジング35及びX線検出部ハウジング59の回転角、X線発生部15におけるブロック47の上下方向と水平方向の移動量及びビーム成形板50の水平方向移動量、X線検出部16における検出器64ホルダ65の水平方向移動量が記憶されている。特に、旋回中心軸29の移動量及び旋回アーム4の移動量は、水平面上にある直交2方向(例えば、昇降アーム3において上部及び下部アーム部6、7が突出する前後方向とこれに直交する水平方向)の軸によって構成されるXY座標系の座標値と時間をパラメータとするデータによって規定されている。XY座標系に代わり、座標値は極座標で与えることもできる。
RAM96は、必要な情報を一時的に保存する。例えば、図示するように、X線検出部16にX線検出器64が装着されている状態で該X線検出器64はCPU94と電気的に接続されおり、X線撮影によってX線検出器64で取得された画像データはRAM96に一時的に保存される。
CPU94にはさらに、X線撮影を開始するための撮影開始スイッチ90、ノーマルスキャン・CT撮影モードとオフセットスキャン・CT撮影モード、パノラマX線撮影モード、セファロ撮影モード等の撮影モードを切り換えるための撮影モード選択スイッチ91、被写体の広い領域を撮影する縮小(広域)撮影モードと被写体の狭い領域を拡大撮影する拡大(狭小)撮影モードを切り換えるための切換スイッチ93、図示しないコンピュータとの間で通信を行うための通信部97が接続されている。
このような構成を備えたX線撮影装置の基本的な動作を、図14のブロック図及び図15のフローチャートを参照して説明する。まず、図5及び図9に示すように、撮影に先だって、被写体は位置付け機構8によってX線撮影装置1に位置付けされる。このとき、図5に示す第1実施例においては、被写体は、昇降アーム3の下部アーム部7の前に立って両手でハンドル11を握り、左右の横方向規制部材10によって頭部の左右の移動が規制された状態で、顎部をチンレスト9に載せる。また、図9に示す第2実施例においては、被写体は、頭部固定装置8bにより頭部が動かないように規制された状態で椅子8aに座る。
オペレータは、撮影モード選択スイッチ91を操作して撮影モード(パノラマ撮影、CT撮影等)を選択する。さらに、CT撮影モードが選択されている場合、ノーマルスキャン・CT撮影/オフセットスキャン・CT撮影モード選択スイッチ92を操作してノーマルスキャン・CT撮影モード又はオフセットスキャン・CT撮影モードのいずれかを選択する。なお、ノーマルスキャン・CT撮影モードとは、旋回中心軸29を中心として旋回アーム4を旋回し、X線発生部15から出射されたX線が被写体の関心領域105の全域を透過したX線をX線検出部16で検出し、X線検出部16で検出された被写体関心領域105の全域を透過したX線に含まれる情報をもとに、X線発生部15とX線検出部16の間に配置された被写体の断層画像を構成するモードをいう。また、オフセットスキャン・CT撮影モードとは、旋回中心軸29を中心として旋回アーム4を旋回し、X線発生部15から出射されたX線が被写体の関心領域105の一部領域を常に照射するX線をX線検出部16で検出し、X線検出部16で検出された被写体関心領域105の一部領域を透過したX線に含まれる情報をもとに、X線発生部15とX線検出部16の間に配置された被写体の断層画像を構成するモードである。本実施の形態では、ノーマルスキャン・CT撮影モードでは、X線発生部15から出射されてX線検出部16で検出される被写体の関心領域105の中心100を旋回中心軸29と同軸上になるように配置して旋回させて得られたX線撮影データをもとに被写体のCT画像を構成する。
ノーマルスキャン・CT撮影モードでは、旋回アーム4の回転角度にかかわらず常に関心領域105がコーンビーム104に照射される状態で撮影されるので、旋回アームが180度回転する間のX線透過情報を基に画像再構成を行える。また、精細な画像の再構成を行うには、360度回転させれば更に良い。オフセットスキャン・CT撮影モードでは、ノーマルスキャン・CT撮影モードに比べて広範囲な撮影が可能である。
また、オフセットスキャン・CT撮影モードによれば、例えば本実施例の120mm×120mmのFPDを使用した場合、ノーマルスキャン・CT撮影モードでは、直径60mmで高さ60mm程度の範囲の撮影しか出来ないのに対して、直径120mmで高さ60mm程度の広い範囲の撮影が可能となる。
パノラマ撮影モードが選択されている場合、CPU94は、パノラマ撮影モードに対応したプログラム(図示せず)をROM95から読み出し、このプログラムに基づいて、必要であれば、Y方向移動モータ23Y、X方向移動モータ23X、旋回モータ34の一つ又は複数を同時に又は順次駆動して、旋回アーム4、X線発生部15、X線検出部16を初期撮影位置に移動する(ステップ#2)。また、CPU94は、ビーム成形板移動モータ55を駆動し、選択されたパノラマ撮影モードに対応したパノラマ撮影用ビーム透過孔57をX線管41に対向させる。
以上の準備が完了後、CPU94は、撮影開始スイッチ90を操作することによってパノラマ撮影の撮影開始の指令が入力されると(ステップ#3)、CPU94はX線管41を起動してX線を発生するとともに、ROM95から読み出したプログラムに基づいてY方向移動モータ23Y、X方向移動モータ23X、旋回モータ34等を駆動するとともに、X線管41を起動してX線を発生する(ステップ#5)。旋回中心軸29に対する旋回アーム4の位置は、パノラマ撮影において、XY移動機構18により、旋回アーム4の旋回角度に対応して移動される。
その結果、旋回アーム4、X線発生部15、X線検出部16がプログラムで指示された軌跡に沿って移動しながら、X線管41から出射されたX線が、ブロック47のX線透過孔48とビーム成形板50のパノラマ撮影用ビーム透過孔57を介して被写体に照射される。被写体を透過したX線は、X線検出部16におけるX線検出器64のパノラマ撮影用ビーム成形スリットを介してX線検出器64に検出される。X線検出部16は、検出したX線画像に対応したデータを一定時間ごと又は撮影終了後にRAM96に送信する。RAM96に記憶された画像データは通信部97を介してコンピュータに送信され、そこで必要な処理が施されて図示しないディスプレイに表示される。パノラマX線撮影の画像処理としては、公知の処理即ちフレーム画像を所定量ずらしながら重ねていく画像処理が一般的である。また、CT撮影に先立って、パノラマX線撮影を行い、CT撮影すべき関心領域を設定することができる。
撮影モード選択スイッチ91でCT撮影モードが選択されている場合、CPU94は、ノーマルスキャン・CT撮影/オフセットスキャン・CT撮影モード選択スイッチ93からの信号をもとに、ノーマルスキャン・CT撮影モード(第1の撮影モード)又はオフセットスキャン・CT撮影モード(第2の撮影モード)のいずれかが選択されているかを判断する(ステップ#6)。
ノーマルスキャン・CT撮影モードが選択されている場合、CPU94は、ビーム成形板移動モータ55を駆動し、選択されたCT撮影モードに対応したCT撮影用ビーム透過孔56をX線管41に対向させる。このように、第1のスリットと第2のスリットは撮影モードに対応して選択的にX線発生部に配置される。ビーム成形機構44は、スリット移動手段として機能する。次に、CPU94は、選択されたノーマルスキャン・CT撮影モードのプログラム(図示せず)をROM95から読み出し、このプログラムに基づいて、必要であれば、Y方向移動モータ23Y、X方向移動モータ23X、旋回モータ34の一つ又は複数を同時に又は順次駆動して、旋回アーム4を初期撮影位置に移動する(ステップ#7)。通常、この状態で、X線発生部15(X線管41の中心)とX線検出部16(X線検出素子71の中心)を結ぶ線上に駆動軸30の中心が置かれる。
続いて、撮影開始スイッチ90を操作することによって撮影開始の指令が入力されると(ステップ#8)、CPU94はX線管41を起動してX線を発生するとともに上述のプログラムに従って必要なモータを駆動する(ステップ#9)。このとき、各モータの回転量は対応するセンサ81〜88で検出され、その検出結果を用いて各モータの回転量がフィードバック制御される。そして、X線管41から出射されたX線は、ブロック47のX線透過孔48とビーム成形板50のCT撮影用ビーム透過孔56を介して被写体に照射される。被写体を透過したX線は、X線検出部16におけるX線検出板64のCT撮影用ビーム成形スリットを介してX線検出板64に検出される。X線検出部16は、検出したX線画像に対応したデータを一定時間ごとにRAM96に記憶する。RAM96に記憶された画像データは通信部97を介してコンピュータに送信され、そこで必要な処理が施されて図示しないディスプレイに表示される。このとき、旋回中心軸29を挟んでその両側の領域を透過したX線を検出して得られた画像データを利用して必要な画像が再生される。
オフセットスキャン・CT撮影モードが選択されている場合、CPU94は、ビーム成形板移動モータ55を駆動し、選択されたCT撮影モードに対応したCT撮影用ビーム透過孔56をX線管41に対向させる。このとき、必要であれば、X線発生部15ではブロック47をビーム成形板50に対して相対的に旋回方向に移動するとともに、X線検出部16では検出板ホルダ65を旋回方向に移動する。また、CPU94は、選択されたオフセットスキャン・CT撮影モードに対応するプログラム(図示せず)をROM95から読み出し、このプログラムに基づいて、必要であれば、Y方向移動モータ23Y、X方向移動モータ23X、旋回モータ34の一つ又は複数を同時に又は順次駆動して、旋回アーム4を初期撮影位置に移動する(ステップ#10)。
続いて、撮影開始スイッチ90を操作することによって撮影開始の指令が入力されると(ステップ#11)、CPU94はX線管41を起動してX線を発生するとともに上述のプログラムに従って必要なモータを駆動する(ステップ#12)。このとき、各モータの回転量は対応するセンサ81〜88で検出されており、その検出結果に基づいてモータ回転量がフィードバック制御される。そして、X線管41から出射されたX線は、ブロック47のX線透過孔48とビーム成形板50のCT撮影用ビーム透過孔56を介して被写体に照射される。被写体を透過したX線は、X線検出部16におけるX線検出器64のCT撮影用ビーム成形スリットを介してX線検出器64に検出される。X線検出部16は、検出したX線画像に対応したデータを一定時間ごとにRAM96に記憶する。RAM96に記憶された画像データは後に必要な処理が施されて図示しないディスプレイに表示される。このとき、旋回中心軸29を挟んでその片側の領域を透過したX線を検出して得られた画像データを利用して必要な画像が再生される。ノーマルスキャン・CT撮影モードにおいてもオフセットスキャン・CT撮影モードにおいてもX線検出部で検出して得たX線CT撮影データは図示しない画像処理手段により逆投影されてCT画像が生成される。
オフセットスキャン・CT撮影モードが選択されている場合の初期設定処理について図15を参照して説明する。いま、初期設定処理の開始前の状態で、図16(a)に示すように、X線撮影装置1の旋回中心軸29が、被写体位置付け機構8に位置付けされた被写体の撮影領域101(二重円のうち外側の円で囲まれた領域)の中心100に位置しているものとする。図示するように、この状態では、X線発生部15から出射されたX線のうち、X線検出部16で検出されるX線の照射領域(2つの点線で示す外縁102、103で囲まれた領域)104は被写体の撮影領域101を完全に含まず、被写体の撮影領域101の内側にある関心領域(二重円のうち内側の円で囲まれた領域)105のみが撮影可能である。
仮に、この状態からノーマルスキャン・CT撮影モードにおける撮影を行うと、図示の関心領域105の範囲が撮影領域となるが、後述するように、オフセットスキャンCT撮影によれば図示の関心領域105のほか、関心領域105の周囲の領域も撮影領域となる。ここでは、このように関心領域105が撮影領域と一致するものとする。
図16(a)の状態から、被写体の位置を固定した状態でCPU94は、XY移動機構18のX方向移動モータ23Xを駆動し、旋回中心軸29を図16(a)の位置から被写体の撮影領域101の中心に位置させたまま、旋回アーム4を所定距離だけX方向(図示する例では右側、矢印の方向)に移動する(図16(b)参照)。続いて、CPU94は、旋回中心軸29を被写体の撮影領域101の中心に位置させたまま、旋回アーム4をY方向(図示する例では上方、矢印の方向)に移動して被写体の撮影領域101にX線検出部16を近づけ、コーンビーム104の外縁102、103を撮影領域101の中心に位置させる(図16(c)参照)。このとき、コーンビーム104の外縁102、103は被写体の撮影領域101の中心上に無くてもよいが、少なくともコーンビーム104の内側に撮影領域101の中心が位置している必要がある。図示するように、この状態で、被写体の撮影領域101の半分は完全にコーンビーム104に含まれている。
続いて、CPU94は、図17に示すように、旋回モータ34を駆動して旋回アーム4を矢印に示すように時計回り方向に旋回させる。その結果、撮影中の各時点で、コーンビーム104は被写体の撮影領域101の半分しかカバーしていないが、旋回アーム4が完全(360度)旋回すると、被写体の撮影領域101はすべてコーンビーム104によって走査される。その結果、X線検出部16で検出されたX線撮影画像データを後に再構成することによって、被写体の撮影領域101の全体について所望の画像を再構成できる。このような撮影をオフセットスキャン・CT撮影といい、ノーマルスキャン・CT撮影よりも広い範囲のCT撮影が可能である。
拡大(狭小)撮影モードが選択されている場合の初期設定処理について図18を参照して説明する。上述と同様に、初期設定処理の開始前の状態で、X線撮影装置1の旋回中心軸29が、被写体の位置付け機構8に位置付けされた被写体の撮影領域101(二重円のうち外側の円で囲まれた領域)の中心に位置しているものとする。図示するように、この状態では、X線発生部15から出射されたX線のうち、X線検出部16で検出されるX線の照射領域(2つの点線で示す外縁102、103で囲まれた領域)104は被写体の撮影領域101を完全に含まず、被写体の撮影領域101の内側にある関心領域(二重円のうち内側の円で囲まれた領域)105のみが撮影可能である。
この状態から、CPU94は、XY移動機構18のX方向移動モータ23Xを駆動し、旋回中心軸29を撮影領域101の中心に位置させたまま、旋回アーム4を所定距離だけX方向(図示する例では右側、矢印の方向)に移動する。続いて、CPU94は、旋回中心軸100を被写体の撮影領域101の中心に位置させたまま、旋回アーム4をY方向(図示する例では下方、矢印の方向)に移動して被写体の撮影領域101をX線発生部15に近づけ、コーンビーム104の外縁102、103を撮影領域101の中心に位置させる。このとき、コーンビーム104の外縁102、103は被写体の撮影領域101の中心上に無くてもよいが、少なくともコーンビーム104の内側に撮影領域101の中心が位置している必要がある。図示するように、この状態で、被写体の撮影領域101の半分は完全にコーンビーム104に含まれている。
続いて、CPU94は、図19に示すように、旋回モータ34を駆動して旋回アーム4を矢印に示すように時計回り方向に旋回させる。その結果、撮影中の各時点で、コーンビーム104は被写体の撮影領域101の半分しかカバーしていないが、旋回アーム4が360度旋回すると、被写体の撮影領域101はすべてコーンビーム104によって走査される。その結果、X線検出部16で検出されたX線撮影画像データを後に再構成することによって、被写体の撮影領域101の全体について所望の画像を再構成できる。このように撮影することで、図19では、X線源と被写体との距離が図16の場合よりも短いので投影画像は、拡大して撮影することができる。
図20(a)は、図16と同様、オフセットスキャン・CT撮影モードにおける初期設定処理の開始前の状態を示す。図20(b)は、図20(a)の状態から旋回アーム4を所定距離だけX方向(図示する例では矢符XDの方向)に移動した状態を示す。
図20(b)の状態からオフセットスキャン・CT撮影における旋回アーム4の旋回を開始するものとする。図20(b)に図示の撮影領域101は、コーンビーム104で照射される領域であって、旋回アーム4の旋回により微小角で角度を変えながら180°以上のX線照射方向からのデータが得られる範囲である。外縁103と、円の領域である撮影領域101との接点PPから外縁103から垂線PLを降ろすとrの距離をおいて撮影領域の中心100と交わる。つまり、撮影領域101は半径rの円の領域である。このように、撮影領域101は外縁103により規定される。旋回アーム4を矢符XDの方向と反対の方向に移動させた場合は、撮影領域101は外縁102により規定される。
図16(a)〜(c)、図18(a)〜(c)においては、オフセットスキャンCT撮影によれば関心領域105のみならずその周囲もCT撮影できることを示すことが目的であったため、図20(b)のように撮影領域101の範囲がコーンビーム104の外縁102または103により規定されるという説明にはしていないが、図20(b)図示のとおり、撮影領域101は、図20(b)に示す範囲が最大の範囲として示される。
このように考えたとき、オフセットスキャン・CT撮影モードは、旋回中心軸29を中心として旋回アーム4を旋回し、X線発生部15から出射されたX線が撮影領域の一部領域を常に照射するX線をX線検出部16で検出し、X線検出部16で検出された被写体関心領域105の一部領域を透過したX線に含まれる情報をもとに、X線発生部15とX線検出部16の間に配置された被写体の断層画像を構成するモードとも考えられる。
なお、以上の説明では、旋回アーム4をまずX方向に移動し、次にY方向に移動させたが、その順序は逆でもよいし、これら2方向の動きを合成した斜め方向に一度に移動させてもよい。
旋回アーム4に設けたX方向移動機構は、上述のように、オフセットスキャン・CT撮影モードを有するX線撮影装置で特に有効である。例えば、オフセットスキャン・CT撮影法ではコーンビームをX線照射方向と直交する方向に移動させなければならないわけであるが、その移動量の調整範囲が広がる。また、単に旋回アームをY方向に移動させるだけの構成に比べて、限られた大きさのX線検出部で撮影される画像の拡大率も大きく調整できる。
なお、コーンビームとは一定の範囲内にX線を照射するように絞り込んで照射するX線ビームのことをいい、以上の説明では、X線発生部におけるCT撮影用のビーム成形用透過孔をほぼ正方形とし、X線発生部からX線検出部に向けて角錐状のコーンビームを照射したが、ビーム成形用透過孔の形状はこれに限るものでなく、該ビーム成形用透過孔を円形又は楕円形にすれば円錐状のコーンビームが形成される。
図21(a)、(b)は、上述のXY移動機構とは別の2次元移動機構の例を図式的に示す。この移動機構は、2つのアームAM1とAM2からなる。X線管41とX線検出部16を両端に支持する旋回アーム4本体に対し、固定の支軸部材PT1があり、第1のアームAM1の一端は支軸部材PT1を中心に、回動可能に軸支される。アームAM1の他端AM11に、アームAM2の一端AM21がアームAM1の他端AM11を中心に回動自在に軸支され、第2のアームAM2の他端は旋回アームの旋回中心軸29に固定される。アームAM1、AM2は、それぞれに対して結合された駆動モータ(図示しない)により回動される。アームAM1の旋回アーム4本体に対する回動角度θ1とアームAM2のアームAM1に対する相対的回動角度θ2とを制御することにより、旋回中心軸29に対する旋回アーム4の位置が2次元制御できる。旋回中心軸29を旋回中心として、旋回アーム4、アームAM1、AM2が一体的に旋回する。
図21(b)は上記回動角度θ1と回動角度θ2が共にゼロである状態であり、この状態で上述のノーマルスキャンCT撮影が行われ、図21(a)は旋回アーム4を所定距離だけX方向(図示する例では矢符XD´の方向)に移動した状態であり、この状態で上述のオフセットスキャンCT撮影が行われる。
旋回中心軸29に対して旋回アーム4の位置を移動させる2次元移動機構の例は、上記のものに限定されず、他に考えうる適宜な構造によってもよいことはいうまでもない。
図6〜図8の例では、旋回アーム4内にXY移動機構すなわち第1及び第2の移動機構が設けられる例を示したが、旋回アーム内に旋回中心軸29に対して旋回アーム4をX方向に移動させる移動機構のみが設けられ、患者が着座する前記椅子8aのような被写体保持手段をX線検出部16に対して近接離隔させる方向に移動制御する機構を設けてもよい。
この被写体保持手段をX線検出部16に対して近接離隔させる方向に移動制御する機構としては、前述の図9に示すXY機構18を採用してもよく、図9に示すXY移動機構の18のうちY方向の移動機構のみを備えたものを採用してもよい。
本発明に係る第1実施例のX線撮影装置の斜視図。 本発明に係る第1実施例のX線撮影装置の正面図。 本発明に係る第1実施例のX線撮影装置の右側面図。 本発明に係る第1実施例のX線撮影装置の左側面図。 本発明に係る第1実施例のX線撮影装置とこれに位置付けされた被検者を示す斜視図。 図1に示す第1実施例のX線撮影装置の旋回アームの一部を切除した斜視図。 第1実施例の旋回アームのXY移動機構を示す断面図。 第1実施例の旋回アームのXY移動機構を下方から見た図。 本発明に係る第2実施例の被写体のXY移動機構を示す断面図。 X線発生部の断面図。 X線発生部に内蔵されたビーム成形板等を示す斜視図。 旋回アームの一部を切除した正面図。 X線検出器の斜視図。 X線撮影装置の制御ブロック図。 X線撮影装置の制御プログラムを示すフローチャート。 縮小撮影CT撮影モードの初期設定処理を説明する模式図。 縮小撮影CT撮影モード時における旋回アームの動作を示す模式図。 拡大撮影CT撮影モードの初期設定処理を説明する模式図。 拡大撮影CT撮影モード時における旋回アームの動作を示す模式図。 CT撮影モードにおける撮影領域を示す模式図。 XY移動機構とは別の2次元移動機構を示す模式図。
符号の説明
1:X線撮影装置、2:柱、3:昇降アーム、4:旋回アーム、5:垂直アーム部、6:上部アーム部、7:下部アーム部、8:位置付け機構、9:チンレスト、10:横方向規制部材、11:ハンドル、12:水平アーム部、13:第1の懸垂部、14:第2の懸垂部、15:X線発生部、16:X線検出部、17:旋回アームハウジング、18:XY移動機構、19X:X方向ガイドレール、19Y:Y方向ガイドレール、20X:X方向移動フレーム、20Y:Y方向移動フレーム、23X:X方向移動モータ、23Y:Y方向移動モータ、23Z:Z方向移動モータ、24X:ねじ軸、24Y:ねじ軸、24Z:ねじ軸、25X:ナット、25Y:ナット、25Z:ナット、29:旋回中心軸、30:上部アームハウジング、31:軸受、32:ベルト巻回部(プーリ)、33:ベルト、34:旋回モータ、35:X線発生部ハウジング、36:X線発生部回転機構、37:X線発生部回転モータ、38:垂直回転軸、39:歯車機構、40:固定部材、41:X線管、42:X線遮断ケース、43:X線出射スリット、44:ビーム成形機構、45:ガイドローラ、46:垂直ガイドレール、47:ブロック、48:X線通過孔、49:ブロック昇降モータ、50:ビーム成形板、51:案内ローラ、52:連結アーム、53:ナット、54:ねじ軸、55:ビーム成形板移動モータ、56:第1のスリット(CT撮影用ビーム透過孔)、57:第2のスリット(パノラマ撮影用ビーム透過孔)、58:セファロ撮影用ビーム透過孔、59:X線検出部ハウジング、64:X線検出器、65:検出器ホルダ、66:ホルダガイドレール、67:X線検出部移動モータ、68、69、70:ビーム成形スリット、81〜88:センサ、89:操作部、90:撮影開始スイッチ、91:撮影モード選択スイッチ、92:ノーマルスキャン・CT撮影/オフセットスキャン・CT撮影モード選択スイッチ、94:コントローラ(CPU)、95:記憶部(ROM)、96:X線画像記憶部(RAM)、101:撮影領域、104:コーンビーム、105:関心領域。

Claims (5)

  1. 垂直方向に向けられた旋回中心軸を挟んで対向するX線発生部とX線検出部を旋回アームに備えており、
    上記X線発生部とX線検出部の間に配置された被写体を挟んで上記X線発生部とX線検出部を旋回するとともに、上記X線発生部から出射されて上記被写体を透過したX線を上記X線検出部で検出してX線CT撮影データを逆投影してCT画像を形成するX線CT撮影装置において、
    上記旋回中心軸の周りで上記旋回アームを旋回させて上記被写体のパノラマ画像を作成するパノラマ撮影モードと、
    上記旋回中心軸を上記X線発生部から出射されて上記X線検出部で検出されるX線のコーンビームが上記被写体の関心領域または撮影領域の全域を常に照射する位置に設けるとともに上記旋回中心軸を中心に上記旋回アームを旋回させることによって得られたX線CT撮影データをもとに上記被写体のCT画像を構成するノーマルスキャン・CT撮影モードと、
    上記旋回中心軸を上記X線発生部から出射されて上記X線検出部で検出されるX線のコーンビームが上記被写体の関心領域または撮影領域の一部のみを常に照射するようにした位置に設けるとともに上記旋回中心軸を中心に上記旋回アームを旋回させることによって得られたX線CT撮影データをもとに上記被写体のCT画像を構成するオフセットスキャン・CT撮影モードとから、いずれかの撮影モードを選択する撮影モード選択手段と、
    上記X線発生部に、上記ノーマルスキャン・CT撮影モードを選択した場合と、上記オフセットスキャン・CT撮影モードを選択した場合に、上記X線発生部のX線発生源から出射されたX線を上記コーンビームに成形するためのCT撮影用ビーム透過孔を有するビーム成形板と、上記ビーム成形板を昇降させて、上記コーンビームの照射角度を上下方向に移動可能とするビーム成形機構とを備え、
    特定の水平方向を第1方向とし、上記第1方向に直交する水平方向を第2方向としたとき、上記被写体に対して上記旋回アームを上記第1方向と上記第2方向に移動させる移動機構を備え、
    上記移動機構を用いて上記旋回アームを移動させることによって上記被写体の関心領域又は撮影領域に対する上記コーンビームの位置を調整して、上記ノーマルスキャン・CT撮影モードが選択されている状態では上記コーンビームが関心領域または撮影領域の全域を常に照射してCT撮影し、上記オフセットスキャン・CT撮影モードが選択されている状態では上記コーンビームが関心領域または撮影領域の一部のみを常に照射してCT撮影するようにした、X線CT撮影装置。
  2. 上記X線発生部は、
    上記パノラマ撮影モードに対応して上記被写体に向けて細隙ビームを照射するために、X線発生器から出射されたX線ビームを細長い帯状に成形する第1のスリットと、上記ノーマルスキャン・CT撮影モードと上記オフセットスキャン・CT撮影モードに対応して上記被写体に向けて上記X線発生器から出射されたX線ビームをコーンビームに形成する上記ビーム透過孔からなる第2のスリットと、上記第1のスリットと第2のスリットを選択的に上記X線発生部に配置させるスリット移動手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のX線CT撮影装置。
  3. 上記第1のスリット又は第2のスリットを上記撮影モード選択手段からの信号に対応して上記X線ビームと交差する方向に移動させる手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のX線CT撮影装置。
  4. 上記移動機構が、上記パノラマ撮影モード及上記オフセットスキャン・CT撮影モードに対応して、上記旋回中心軸に対する上記旋回アームの位置を移動させことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のX線CT撮影装置。
  5. 上記旋回アームに上記移動機構を備え、上記移動機構が上記旋回中心軸に対する上記旋回アームの位置を移動さ、上記パノラマ撮影モードにおいて上記旋回アームの旋回角度に対応して上記旋回中心軸に対する上記旋回アームの位置を移動させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のX線CT撮影装置。
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