JP4756849B2 - 頭頸部用コーンビームx線ct撮影装置 - Google Patents

頭頸部用コーンビームx線ct撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、頭頸部領域のコーンビーム型X線CT装置の改良に関する。
更に詳しくは、限られた設置スペースの中で効率の良い画像再構成範囲が得られる頭頸部用コーンビーム型X線CT装置に関する。
従来、歯科用を含む頭頸部用コーンビーム型X線CT撮影装置には、特開2000−139902に示されているように、被検者の頭部を挟み、旋回駆動ユニットから垂下する旋回アームの両端に、それぞれX線発生器と、4インチの有効視野のイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置が対向配置され、旋回軸を中心に360゜旋回し、被検者の歯顎領域を含む頭頸部の関心部分に小径のコーンビームX線を照射し、被検者を透過したデータの画像処理を行いCT画像を得る装置で、撮影中に旋回アームの旋回軸が、移動せずに回転のみで撮影を行うもので、一度の撮影で得られる画像再構成範囲が約φ38mm×H29mmの円柱状の範囲の撮影を行う局所照射X線CT撮影装置が公知である。
また、特開2002−219127によれば、前記装置とは別に同様に4インチの有効視野のイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を使用し、撮影時に必要に応じて旋回アームの旋回軸が回転しつつ、被検者の体軸に対して直交する水平方向に例えば、歯列弓に沿って時々刻々と適量連続的に移動させることにより、X線CT撮影時の再構成画像範囲をφ42mm×H40mmの円柱状の他に、一度の撮影で、顎関節を含む全歯列に及ぶ広い範囲の再構成画像エリアを得ることが出来るパノラマX線CT撮影装置が公知である。これらの装置の特徴は、一度の撮影に対する被検者のX線被曝線量が少ないことである。
一方、特開2003−175031によれば、前記装置とは別に、9インチ、あるいは12インチのイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を用いて、歯顎領域を含むより広い範囲の再構成画像エリアを得ることが出来る装置も公知で、この装置の場合の再構成画像エリアは、9インチのイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を用いた場合には、従来、一般にメディカルで用いられる手法の可変視野を採用し、その再構成画像エリアは、最大有効視野として、パノラマモードの場合、φ150mm、インプラントモードの場合、φ102.4mm、デンタルモードの場合、φ51.2mmの範囲の再構成画像エリアを、更に、12インチのイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置を用いた場合には、その再構成画像エリアは、最大有効視野として、パノラマモードの場合、φ190mm、インプラントモードの場合、φ150mm、デンタルモードの場合、φ100mmの範囲の再構成画像エリアを得ることが出来るとされている。この装置の特徴は、先の2機種に対して、可変視野であること。再構成画像エリアが大幅に広く得られる反面、再構成画像エリアの広さに比例して、一撮影当たりの被検者に対するX線被曝線量がかなり増加することが指摘されている。また、近年旋回アームの両端部において、X線発生器と、受像装置を前記旋回アームの旋回軸中心に対してそれぞれ可変できる装置が提案されているが、被検者への干渉等で必然的に装置の設置スペースが大幅に拡大し、有効に活用できない等の問題がある。
更に、特願2004−21987の装置は、上記3件の装置とは別に、イメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置に変えてFP型2次元センサーを用い、その有効視野をできる限り有効に活用するために、従来の旋回アームとその旋回軸中心を被検者の撮影対象部位へ移動する手段として旋回駆動ユニット内に設けられたX/Y方向の水平方向移動手段とは別に、さらに、旋回駆動ユニットから垂下する旋回軸と旋回アームの連結部に旋回軸位置可変機構を設けた。旋回軸位置可変機構は、旋回軸を位置固定した状態で、旋回アームをX線主線平行方向(水平方向)に前後変位可能にする。
しかしながら前記装置は、全て、前記X線発生器の焦点から、前記イメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置の入力面の中心、あるいは、前記X線発生器の焦点から、前記FP型2次元センサー等の受像装置の入力面の左右上下幅の中心を結ぶ直線(X線の主線の入射角)が、前記X線発生器の焦点を起点とする水平線上に一致するように前記X線発生器と、前記FP型2次元センサーが位置づけされているため、受像装置下方部分の被写体への干渉防止対策として旋回アームの回転中心から前記受像装置前面までの距離を有る程度、即ち肩幅程度に広くすることが必須条件であった。
特開2000−139902 特開2002−219127 特開2003−175031 特願2004−219878
従来、何れも前記X線発生器の焦点と、受像装置入力面の左右上下幅の中心とを結ぶ直線が、前記X線発生器の焦点を起点とする水平線上に一致するように前記X線発生器と、前記受像装置が位置づけされていることにより、撮影時に受像装置の下縁の部分が被検者の頭部の回りを被検者に干渉することなく回転させるため、旋回アームの旋回軸中心と、受像装置表面間寸法が少なくとも約300mm必要だったが、画像再構成範囲の拡大と相反して、更なる設置スペースの小型化が求められている現状である。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたもので、従来のこの種の装置の常識を、発想の転換をし、従来、歯科用パノラマX線撮影法で公知の手法を用いて、前記X線発生器の焦点と、前記受像装置の入力面上下幅の中心とを結ぶ直線が、前記X線発生器の焦点から前記FP型2次元センサーの入力面に対して直交する水平線に対して、上方向に角度(θ)を有するように予め前記X線発生器と、前記FP型2次元センサーを位置づけすることによって、パノラマX線撮影装置以上の回転角度即ち、全回転した場合に於いても被検者の肩等に干渉すること無く、従来と比較して画像再構成範囲を大きく確保し、設置スペースの小型化を計った頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、被検者の頭頸部にコーンビームX線を照射してX線CT撮影を行う頭頸用コーンビームX線CT撮影装置において、
コーンビームX線を照射するX線発生器と、被検者を透過したコーンビームX線を検知するFP型2次元センサーとを対向配置した旋回アームと、旋回アームを旋回するための垂直方向に延設する旋回軸と、旋回軸を中心に旋回アームを旋回駆動する旋回駆動ユニットとを備え、
FP型2次元センサーは、被検者の肩部上方に配置され、入力面が旋回軸に対して平行な垂直方向に配置され、
X線発生器の焦点とFP型2次元センサーの入力面の上下幅中心とを結ぶ直線が、水平線に対して上方向に角度θを有するように配置され、
CT撮影の際に、角度θに上下方向の投影角度を補正して画像再構成する処理手段を備えることを特徴とする頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置。
好ましくは、旋回アームと旋回軸との連結部に、水平方向にX線発生器の焦点と旋回軸の中心との間の寸法を所定範囲に任意に可変移動するための旋回軸位置可変機構と、旋回軸位置可変機構の駆動を制御する制御手段とを備える。
さらに好ましくは、処理手段は、旋回軸位置可変機構がX線発生器の焦点と旋回軸の中心との間を寸法変化して拡大撮影を行う際、予め設定された基準値との比較演算処理によって拡大率を補正して画像再構成する。
したがって、請求項1に記載の発明によれば、前記旋回アームに対向配置された前記X線発生器の焦点と、前記受像装置の入力面上下幅の中心とを結ぶ直線が、前記X線発生器の焦点から前記受像装置の入力面に対して直交する水平線に対して、上方向に角度(θ)を有するように予め前記X線発生器と、前記受像装置が設置されるため、従来のパノラマX線撮影装置のカセッテホルダー部等に代表される受像装置が、被検者の肩等に干渉しないのと同様、または、それ以上の干渉防止が計れるためその結果、従来、被検者への干渉防止を前提として考えるとき、画像再構成範囲の拡大と、設置スペースの小型化とは相反する関係にあったが、発想の転換による本発明で、画像再構成範囲の拡大と設置スペースの小型化の実現が可能となり、限られた設置スペースが一般的な市井の歯科医院にも十分に設置可能な頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置が提供可能となった。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記旋回アームに対向配置された前記X線発生器の焦点と、前記受像装置の入力面上下幅の中心とを結ぶ直線が、前記X線発生器の焦点から前記受像装置の入力面に対して直交する水平線に対して、上方向に角度(θ)を有するように予め前記X線発生器と、前記受像装置が設置され、且つ、前記旋回アームと、前記旋回軸との連結部に前記X線発生器の焦点と、前記旋回軸中心の垂直線と、前記受像装置の入力面の左右方向の中心を結ぶ水平な直線に対して、前記直線上を前記X線発生器の焦点と、前記旋回軸中心間の寸法を所定の範囲を任意に可変移動させるための旋回軸位置可変機構と、その制御手段を設け、CT撮影の際に、前記X線発生器の焦点と、前記旋回軸中心間の寸法変化に伴う角度(θ')に対応し、予め設定された基準値との比較回路によって上下方向の投影角度を補正した画像再構成アルゴリズムを用いて画像再構成することを特徴としている。従って、特定された撮影部位の中心に対して、旋回アームの旋回によって受像装置が、被検者の肩等に干渉しないように、より細やかな位置の設定が可能となり、請求項第1項記載の装置以上の干渉防止が計れるためその結果、従来、被検者への干渉防止を前提として考えるとき、画像再構成範囲の拡大と、設置スペースの小型化とは相反する関係にあったが、発想の転換による本発明で、更なる画像再構成範囲の拡大と設置スペースの小型化の実現が可能となり、限られた設置スペースが一般的な市場の歯科医院にも十分に設置可能な頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置が提供可能となった。
更に、請求項3に記載の発明によれば、旋回駆動ユニットから垂下する前記旋回アームの前記旋回軸は、前記旋回アームとの連結部に必要に応じ旋回アーム伸縮機構を含めた前記旋回軸位置可変機構とその制御手段によって、X線発生器の焦点と、前記旋回軸中心間距離、あるいは、前記旋回軸中心と前記受像装置の入力面間距離を拡大撮影に対応させCT撮影された画像データを予め設定された基準値との比較演算処理によって拡大率を補正した画像再構成アルゴリズムを用いて画像再構成することで解像度の高い再構成画像が得られる特徴を有する。
以下に、図面に従って本発明の実施態様について説明する。
図1(a)および図1(b)は、本発明の頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置の一実施例を示す主要部の平面図及び、側面図である。 図中、1は旋回アーム、2はX線発生器、3はFP型2次元センサー等の受像装置、4は旋回駆動ユニットで、1aは旋回アーム1の旋回軸、2aはX線管球、2bはX線焦点、2cはX線絞り装置を示している。尚、図において2a'は、X線管球を縦方向に使用した場合を示している。
図1において、旋回駆動ユニット4は、制御モータの出力軸または、旋回軸1a(以降旋回軸1a)を介し、垂下する旋回アーム1を旋回させるためのアーム旋回制御モータを含む旋回駆動機構及びその制御手段と、前記旋回アーム1の旋回軸1aが被検者の撮影対象部位即ち、被検者の正中ラインに対し、直交する水平方向に移動可能に、それぞれに制御モータを有するX軸およびY軸移動機構とよりなるX/Y駆動機構と、この動きを制御するためのX軸/Y軸制御手段と、装置の動作状況を確認するための表示手段と、被検者位置決め用表示灯及び、画像信号を含む各種信号及び電源ケーブル等をスリップリング接点等により構成するケーブル処理部で構成されている。
まず、CT撮影に関して説明すると、旋回駆動ユニット4より、水平動が自在なように、また、旋回可能に垂下され旋回アーム1の両端には、被写体を間にX線発生器2および、受像装置3が対向配置され、その配置に対しては、X線発生器2のX線焦点2bと、前記旋回軸1aの中心と、前記受像装置3の入力面の左右中心とを一直線に結ぶ線が前記受像装置3の入力面と直交すると共に、前記X線発生器2の焦点2bと、前記受像装置3の入力面の上下中心とを一直線に結ぶ、直線Sが、前記受像装置3の入力面に面に対して直交する前記X線発生器2のX線焦点2bからの水平線Hに対して、上方向に角度(θ)を有するように予め前記X線発生器2と、前記受像装置3が設けられている。
また、旋回駆動ユニット4より、水平動が自在なように、また、旋回可能に垂下され旋回アーム1の前記旋回軸1aの中心は、装置の原点位置から被検者の正中ラインに対し、直交する水平方向に移動可能に、それぞれに制御モータを有するX軸およびY軸移動機構とよりなる前記X/Y駆動機構と、この動きを制御するためのX軸/Y軸制御手段とにより被検者の特定された撮影対象部位の中心に位置づけられ、例えば全顎領域を対象とする撮影モードの選択よって、自動的に前記位置付けおよび、X線発生器2の前面に設けられたX線絞り部2cの開口が決定され、撮影に際しては、前記旋回アーム1の旋回と共にその選択された開口によって制限された矩形状のコーンビームX線がX線照射エリアIの範囲に照射され、被検者の撮影対象部位の全周方向からの画像データが前記受像装置3を介して収集される。
従って、従来この種の歯科用CT撮影装置が、X線発生器2のX線焦点2bと、前記旋回軸1aの中心と、前記受像装置3の入力面の上下左右中心とを一直線に結ぶ直線が水平で且つ、前記受像装置3の入力面と直交するように配置される。前記直線を基準として上下左右方向の投影角度が対称として画像再構成アルゴリズムを用いて画像再構成されていたのに対して、本発明の場合、左右方向の投影角度が対称で、上下方向の投影角度は前記水平線Hに対し、上方向に角度(θ)を有する前記直線Sを基準とした時、その投影角度は非対称となるため、前記X線入射角(θ)に対応し、上下方向の投影角度を補正した画像再構成アルゴリズムを用いて画像再構成処理をおこない2次元あるいは、3次元画像が表示されると共に画像メモリ装置に保存される。
図2(a)および図2(b)は、同じくCT撮影時の撮影対象が小さい場合、X線照射エリアを小さくし、それに比例して画像再構成範囲が小さくなった場合の実施例で、図において、旋回駆動ユニット4より、水平動が自在なように、また、旋回可能に垂下され旋回アーム1の前記旋回軸1aの中心は、装置の原点位置から被検者の正中ラインに対し、直交する水平方向に移動可能に、それぞれに制御モータを有するX軸およびY軸移動機構とよりなる前記X/Y駆動機構と、この動きを制御するためのX軸/Y軸制御手段とにより被検者の特定された撮影対象部位の中心に位置づけられる。撮影モードによって前記X線発生器2の前面に設けられたX線絞り装置2cの開口が選択され、撮影に際しては、前記旋回アーム1の旋回と共にその選択された開口によって制限された矩形状のコーンビームX線がX線照射エリアI'の範囲に照射され、被検者の特定された撮影対象部位の全周方向からの画像データが前記受像装置3を介して収集された後、前記同様画像再構成処理をおこない2次元あるいは、3次元画像が表示されると共に画像メモリ装置に保存される。
図3(a)および図3(b)は、本装置を用いて公知のパノラマ断層撮影を実施する場合を示し、図において、旋回駆動ユニット4より、水平動が自在なように、また、旋回可能に垂下され旋回アーム1の両端には、被写体を間にX線発生器2および、受像装置3が対向配置され、前記X線発生器2の前面に設けられたX線絞り装置2cの開口がパノラマ撮影モードへの切り替えでスリット状開口が選択される。撮影に際しては、前記選択されたスリット状開口によって制限されたパノラマ撮影用ビームX線I"が照射されると同時に、予め設定された複数のパノラマ断層用断層軌道P〜P"上を前記旋回アーム1の前記旋回軸1aの中心が、前記旋回駆動ユニット4内の前記X/Y駆動機構と、この動きを制御するためのX軸/Y軸制御手段と、前記アーム旋回制御モータを含む旋回駆動機構及びその制御手段とによって、旋回しながら時々刻々と変位しながら偏顎から反体側迄の撮影に必要な範囲のパノラマX線撮影を行う。
図4(a)および図4(b)は本発明の別の実施例で、図において、旋回駆動ユニット4は、制御モータの出力軸または、旋回軸1aを介し、垂下する旋回アーム1を旋回させるためのアーム旋回制御モータを含む旋回駆動機構及びその制御手段と、前記旋回アーム1の旋回軸1aが被検者の撮影対象部位即ち、被検者の正中ラインに対し、直交する水平方向に移動可能に、それぞれに制御モータを有するX軸およびY軸移動機構とよりなるX/Y駆動機構と、この動きを制御するためのX軸/Y軸制御手段と、装置の動作状況を確認するための表示手段と、被検者位置決め用表示灯及び、画像信号を含む各種信号及び電源ケーブル等をスリップリング接点等により構成するケーブル処理部で構成されている。前記旋回アームに対向配置された前記X線発生器2のX線焦点2bと、前記受像装置3の入力面の上下幅の中心とを結ぶ直線が、前記X線発生器2のX線焦点2bから前記受像装置3の入力面に対して直交する水平線に対して、上方向に角度(θ)を有するように予め前記X線発生器2と、前記FP型2次元センサー等の受像装置3が固着設置され、且つ、前記旋回アーム1と、前記旋回軸1aとの連結部に前記X線発生器2のX線焦点2bと、前記旋回軸中心の垂直線と、前記受像装置3の入力面の左右方向の中心を結ぶ水平な直線に対して、前記直線上を前記X線発生器2のX線焦点2bと、前記旋回軸中心間の寸法を所定の範囲を任意に可変移動させるための旋回アーム伸縮機構を含めた旋回軸位置可変機構と、その制御手段を設け、CT撮影の際に、前記X線発生器2のX線焦点2bと、前記旋回軸中心間の寸法変化に伴う角度(θ')に対応し、予め設定された基準値との比較演算処理をおこない上下方向の投影角度を補正した画像再構成アルゴリズムを用いて画像再構成処理をおこない2次元あるいは、3次元画像が表示されると共に画像メモリ装置に保存される。
本発明は、旋回駆動ユニット内に設けられた、旋回アーム1を旋回させるための旋回機構と、該旋回アームを水平方向に任意に被検者の撮影対象部位に移動させるためのX軸移動機構とY軸移動機構とに加えて、旋回アーム1の両端に対向配置された前記X線発生器2のX線焦点2bと、前記受像装置3の入力面上下幅の中心とを結ぶ直線が、前記X線発生器2のX線焦点2bから前記FP型2次元センサー等の受像装置3の入力面に対して直交する水平線に対して、上方向に角度(θ)を有するように予め前記X線発生器2と、前記FP型2次元センサー等の受像装置3を位置づけ、且つ、旋回アーム1と前記旋回軸中心の垂直線と、前記受像装置3の入力面の左右方向の中心を結ぶ水平な直線に対して、前記直線上を前記X線発生器2のX線焦点2bと、前記旋回軸中心間の寸法を所定の範囲を任意に可変移動させるための旋回軸位置可変機構と、その制御手段を設けたことによって、被検者の肩に対する干渉の可能性が大幅に改善されるため従来のイメージインテンシファイア及びカメラ系からなる受像装置と比較した場合、またFP型2次元センサー等の受像装置3を従来法で用いた場合と比較すると、その容積率、重量共に大幅に小型化が進むと同時に、例えばX線焦点-受像装置入力面間寸法を一定とした場合、更に旋回アーム1の旋回軸-受像装置前面間寸法を可変することができるため画像再構成エリアの増大、あるいは、拡大撮影が可能となると同時に設置スペースの小型化の実現が可能となり、限られた設置スペースが一般的な市場の歯科医院にも十分に設置可能な頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置が提供可能となった。
本発明の頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置の主要部の構成図でその平面図および側面図。 本発明の実施例を示す構成図で、小照射野で被検者の中心(正中)線上を回転中心としてCT撮影する際の各部の位置関係例。 本発明の実施例を示す構成図で、パノラマ断層撮影を行う際の各部の位置関係例。 本発明の実施例を示す構成図で、旋回軸位置可変機構を含む場合の各部の位置関係例。
符号の説明
1 旋回アーム
1a 旋回軸
2 X線発生器
2a X線管球
2b X線焦点
2c X線絞り装置
3 受像装置
4 旋回駆動ユニット

Claims (2)

  1. 被検者の頭頸部に矩形状コーンビームX線を照射してX線CT撮影を行う頭頸用コーンビームX線CT撮影装置において、
    前記矩形状コーンビームX線を照射するX線発生器(2)と、前記被検者を透過した前記矩形状コーンビームX線を検知するFP型2次元センサー(3)と、前記X線発生器(2)と前記FP型2次元センサー(3)とを対向配置した旋回アーム(1)と、前記旋回アーム(1)を旋回するための垂直方向に延設する旋回軸(1a)と、前記旋回軸(1a)を中心に前記旋回アーム(1)を旋回駆動する旋回駆動ユニット(4)とを備え、
    前記FP型2次元センサー(3)は、前記被検者の周囲を旋回する最中、前記被検者の肩部上方を通過するように配置され、その入力面が前記旋回軸(1a)に対して平行な垂直方向に配置され、さらに、前記FP型2次元センサー(3)と前記旋回軸(1a)との間の水平方向の距離が前記X線発生器(2)と前記旋回軸(1a)との間の水平方向の距離より短くなるように配置され、
    前記X線発生器(2)及び前記FP型2次元センサー(3)は、前記X線発生器(2)の焦点(2b)からの水平線(H)が前記FP型2次元センサー(3)の入力面高さ(B)の1/2(b)より低い位置に設定され、前記X線発生器(2)の焦点(2b)と前記FP型2次元センサー(3)の入力面高さ(B)の上下幅中心とを結ぶ直線(S)が前記水平線(H)に対して上方向に角度(θ)を有するように配置され、
    コーンビーム再構成処理において、前記FP型2次元センサー(3)の入力面に対する前記矩形状コーンビームX線の入射角度に対応するように再構成演算を行い、
    前記X線CT撮影を行う際に前記被検者の特定された撮影対象部位の全方向からの画像データを取得するための前記矩形状コーンビームX線の照射エリアは、
    前記FP型2次元センサー(3)の入力面の全面を対象として前記矩形状コーンビームX線を照射する領域を撮影対象とする第1のX線照射エリア(I)と、前記第1のX線照射エリア(I)よりも前記FP型2次元センサー(3)の入力面の少なくとも幅方向に狭くした領域を撮影対象とする第2のX線照射エリア(I’)とを有し、
    前記第1及び第2のX線照射エリア(I,I’)の双方における下端線は、前記X線発生器(2)の焦点(2b)と前記FP型2次元センサー(3)の入力面の下端とを結ぶ直線に一致するように設定されていることを特徴とする頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置。
  2. 前記旋回アーム(1)の旋回軸(1a)を水平方向に移動するX/Y駆動機構と、前記コーンビームX線を絞るためのX線絞り装置(2c)と、前記第1のX線照射エリア(I)と前記第2のX線照射エリア(I’)とを選択可能な撮影モードと、を備え、
    前記撮影モードの選択に応じて自動的に、前記X/Y駆動機構が前記旋回軸(1a)を被検者の特定された撮影対象部位の中心に位置づけ、前記X線絞り装置(2c)の開口を決定し、前記撮影モードで選択された前記X線照射エリア(I,I’)の範囲に前記コーンビームX線を照射することを特徴とする請求項1に記載の頭頸部用コーンビームX線CT撮影装置。
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