JPH1193721A - ハイブリッドシステム車両の発進装置 - Google Patents

ハイブリッドシステム車両の発進装置

Info

Publication number
JPH1193721A
JPH1193721A JP25705497A JP25705497A JPH1193721A JP H1193721 A JPH1193721 A JP H1193721A JP 25705497 A JP25705497 A JP 25705497A JP 25705497 A JP25705497 A JP 25705497A JP H1193721 A JPH1193721 A JP H1193721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pressure
engine
generating means
set value
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25705497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3564967B2 (ja
Inventor
Hiroaki Kuramoto
浩明 蔵本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP25705497A priority Critical patent/JP3564967B2/ja
Publication of JPH1193721A publication Critical patent/JPH1193721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3564967B2 publication Critical patent/JP3564967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
    • B60K6/20Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00 the prime-movers consisting of electric motors and internal combustion engines, e.g. HEVs
    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号待ち等の停車時においてシフトレバーを
Nレンジにした状態から走行レンジをセレクトした直後
にエンジンを始動した場合にも発進時のショックを軽減
する。 【解決手段】 エンジン駆動の第1油圧ポンプ14とマ
ニュアルバルブ107を連通する第1油圧供給回路41
に第1逆止弁108を、また電動モータ111の駆動力
によって油圧を発生する第2油圧ポンプ112とマニュ
アルバルブ107を連通する第2油圧供給回路42に第
2逆止弁109をそれぞれ介装し、第2逆止弁109と
第2油圧発生手段112の間の油圧をセンサ116によ
り検出し、この検出油圧が第1設定値以下になったとき
電動モータ111を駆動し、第2設定値以上となったと
きその駆動を停止するとともに、シフトレバー81がニ
ュートラル位置にあるとき電動モータ112を駆動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン(内燃機
関)と電動モータを組み合わせたハイブリッドシステム
車両に関し、特に、低速走行中ではエンジンを停止して
電動モータのみによって走行を行う車両の発進装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から排気エミッションを低減するた
め、エンジンと電動モータを組み合わせたハイブリッド
車両が知られており、例えば、「自動車工学 1997
年6月号」(鉄道日本社 1997年6月発行)の第3
9頁〜52頁に開示されるものがある。
【0003】これは、エンジンとモータを並列的に配置
するとともに、エンジンに駆動される発電機を備えて、
所定の走行条件ではエンジンの駆動力にモータの駆動力
を加え、コーストまたは減速時にはモータを発電機とし
てエネルギーの回生を行うのに加え、低車速時にはエン
ジンを停止してモータのみによって駆動し、停止中には
エンジン及びモータを停止させる一方、アクセルペダル
の踏み込みなどによって発進を検出すると、発電機をモ
ータとして駆動しエンジンを再び始動しながら、モータ
によって発進を行うもので、エンジンの熱効率及び排気
エミッションを改善しようとするものである。
【0004】このような、ハイブリッドシステム車両に
従来の自動変速機を採用した場合、自動変速機内ではエ
ンジンに駆動される油圧ポンプによって変速機構の作動
油圧を確保しているが、例えば、市街地走行の信号待ち
等で停止した場合、エンジンも停止するため、エンジン
によって駆動される油圧ポンプも停止して自動変速機の
作動油圧が確保されず、発進時にはエンジンの始動によ
って油圧が急激に上昇するため、自動変速機の摩擦締結
要素、例えば、フォワードクラッチ等が解放状態から急
激に締結されてショックを発生し、運転性を損なってし
まう。
【0005】そこで、車両の停止時には自動的にエンジ
ンを停止させる車両において、自動変速機の発進時のシ
ョックを防止するものとして、特開平8−14076号
公報に開示されているように、エンジン作動中の油圧を
維持するアキュムレータや電動ポンプにより駆動される
第2油圧ポンプを追加して設け、エンジンが自動的に停
止した状態でも油圧を自動変速機の油圧ユニットに供給
することで、自動変速機のクラッチを発進用シフト状態
で締結しておくものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来例のように自動変速機の油圧ユニット全体
に油圧を供給するのでは、アキュームレータや第2油圧
ポンプおよび電動モータ等が大型化し車両の搭載性が悪
くなる。
【0007】そこで、エンジンの駆動力によって油圧を
発生するとともに自動変速機に油圧を供給する第1油圧
ポンプとマニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路
に、、マニュアルバルブから第1油圧ポンプへの流れを
規制する逆止弁を介装し、電動モータにより駆動される
第2油圧ポンプにより、車両運転中のエンジン停止時に
自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素が締結
直前の状態となる油圧を発生させて逆止弁の下流でマニ
ュアルバルブの上流に導くようにしたものを提案した
(特願平9−132326号参照)。以下このものを先
願装置という。
【0008】先願装置によれば、第2油圧ポンプによ
り、自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素が
締結直前の状態となる油圧を発生させるだけで足りるた
め、従来例より装置が小型化されて車両への搭載性が向
上するのである。なお、車両運転中のエンジン停止時に
おける前進用または後進用の摩擦締結要素への油圧供給
をマニュアルバルブより上流側へ行うことで、油圧回路
が1本となり、油圧供給をマニュアルバルブより下流側
へ行う場合よりシステムが簡素化、小型化している。
【0009】しかしながら、先願装置にはまだ改良の余
地があることがわかった。というのも、車両運転中のエ
ンジン停止時に運転者がシフトレバーを操作してNレン
ジをセレクトしたとき、前進用または後進用の摩擦締結
要素への供給油圧がマニュアルバルブよりドレーンされ
前進用または後進用の摩擦締結要素が解放されることか
ら、その後にシフトレバーを操作して走行レンジ(Dレ
ンジまたはRレンジ)をセレクトしたとき、速やかに前
進用または後進用の摩擦締結要素を締結する手段が必要
となる。走行レンジをセレクトした直後にエンジンが始
動される可能性があるため、エンジンの始動により油圧
が急激に上昇する前に前進用または後進用の摩擦締結要
素の締結を終わらせておかないと、前述のように発進時
のショックが発生するのである。
【0010】そこで本発明は、先願装置に加えて、信号
待ち等の停車時にシフトレバーがNレンジまたはPレン
ジにあることを検出したとき第2油圧ポンプからの油圧
供給能力を向上させることにより、信号待ち等の停車時
においてシフトレバーをNレンジまたはPレンジにした
状態から走行レンジをセレクトした直後にエンジンを始
動した場合においても、エンジンの始動により油圧が急
激に上昇する前に前進用または後進用の摩擦締結要素の
締結を速やかに終わらせて、発進時のショックを軽減す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、所定の運
転条件が成立したときに停止するエンジンと、運転操作
に基づいて再発進を検出したときエンジンを再始動する
再始動手段と、車両運転中のエンジン停止時に少なくと
もクリープトルクを駆動軸に付与するクリープ発生手段
と、流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変
速機と、エンジンの駆動力によって油圧を発生するとと
もにその油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段
と、電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油
圧発生手段と、これら第1油圧発生手段または第2油圧
発生手段からの油圧を、シフトレバーの状態に応じて前
記自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素のう
ちの一方に供給するマニュアルバルブと、前記第1油圧
発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第1油圧供
給回路と、この第1油圧供給回路に介装され前記マニュ
アルバルブより前記第1油圧発生手段への流れを規制す
る第1逆止弁と、前記第2油圧発生手段と前記マニュア
ルバルブを連通する第2油圧供給回路と、この第2油圧
供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第2
油圧発生手段への流れを規制する第2逆止弁と、この第
2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を検出す
る油圧検出手段と、車両運転中のエンジン停止時にこの
検出油圧が第1設定値以下になったとき前記電動モータ
を駆動し、第2設定値以上となったときその駆動を停止
するとともに、前記シフトレバーがニュートラル位置ま
たはパーキング位置にあることを検出したとき前記電動
モータを駆動する電動モータ制御手段とを備える。
【0012】第2の発明では、第1の発明において前記
第1設定値および第2設定値を前記前進用または後進用
の摩擦締結要素が締結状態または締結直前状態となるよ
うに設定する。
【0013】第3の発明では、第1または第2の発明に
おいて前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の
油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設ける。
【0014】第4の発明では、第3の発明において前記
第2設定値を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く設定す
る。
【0015】第5の発明は、所定の運転条件が成立した
ときに停止するエンジンと、運転操作に基づいて再発進
を検出したときエンジンを再始動する再始動手段と、車
両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトルク
を駆動軸に付与するクリープ発生手段と、流体伝導手段
を介してエンジンに連結された自動変速機と、エンジン
の駆動力によって油圧を発生するとともにその油圧を自
動変速機に供給する第1油圧発生手段と、電動モータの
駆動力によって油圧を発生する第2油圧発生手段と、こ
れら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの油
圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の前
進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給す
るマニュアルバルブと、前記第1油圧発生手段と前記マ
ニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路と、この第
1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前
記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止弁と、
前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通す
る第2油圧供給回路と、この第2油圧供給回路に介装さ
れ前記マニュアルバルブより前記第2油圧発生手段への
流れを規制する第2逆止弁と、この第2逆止弁と前記第
2油圧発生手段との間の油圧を検出する油圧検出手段
と、車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1
設定値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2
設定値以上となったときその駆動を停止するとともに、
前記シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング
位置にあることを検出したとき前記第1設定値および第
2設定値をそれぞれ所定値だけ大きくなる側に変更する
電動モータ制御手段とを備える。
【0016】第6の発明では、第5の発明において前記
第1設定値および第2設定値を変更するための所定値を
車両の走行条件に応じて制御する。
【0017】第7の発明では、第5または第6の発明に
おいて前記第1設定値および第2設定値を前記前進用ま
たは後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結直前状
態となるように設定する。
【0018】第8の発明では、第5から第7までのいず
れか一つの発明において前記第2逆止弁と前記第2油圧
発生手段との間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を
設ける。
【0019】第9の発明では、第8の発明において前記
第2設定値を前記所定値だけ大きくなる側に変更する値
を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く設定する。
【0020】
【発明の効果】したがって、第1の発明は、通常走行中
は、エンジンの運転によって第1油圧発生手段からの油
圧が自動変速機に供給され、シフトレバーの状態に応じ
て前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方が締
結されて駆動力の伝達を行う。
【0021】そして、所定の運転条件(例えば、車速が
20Km/h以下)が成立すると、エンジンは停止するとと
もに少なくともクリープ発生手段の駆動力によって走行
が行われ、車両が停止すると、クリープ発生手段は駆動
軸にクリープトルクを付与する。
【0022】そして、運転操作に基づいて再発進を検出
した場合、例えば、アクセルペダルを踏み込んだ場合に
は、エンジンが再始動されるとともにクリープ発生手段
は作動を停止して、エンジンの駆動力によって車両が走
行する通常走行に復帰する。
【0023】上記車両運転中のエンジン停止時には、第
1油圧発生手段からの油圧は自動変速機に供給されない
が、第2油圧発生手段からの油圧によって、シフトレバ
ーの状態に応じて選択された前進用または後進用の摩擦
締結要素のうちの一方が締結直前の状態に維持されるた
め、再発進時には、ブレーキペダルを離すとクリープト
ルクによって車両の発進が行われると同時にエンジンの
再始動が行われ、エンジンの再始動後には第1油圧発生
手段からの油圧によって、締結直前状態の前進用または
後進用の摩擦締結要素が速やかに締結されて、円滑に通
常走行へ移行でき、停車中には第2油圧発生手段からの
油圧によって、シフトレバー状態に応じた前進用または
後進用の摩擦締結要素を締結直前の状態に維持しておく
ことにより、車両発進時のショックを抑制して、ハイブ
リッド車両の再発進を前記従来例と同様に円滑に行いな
がらも、運転性を向上させることができ、さらに、第2
油圧発生手段により、マニュアルバルブに接続された前
進用または後進用の摩擦締結要素を締結直前の状態で維
持可能な油圧を発生させれば足りるため、前記従来例に
比して、装置が小型化、軽量化するとともに車両への搭
載性が向上し、同時に、製造コストの低減を図ることも
可能となる。
【0024】以上述べた効果は先願装置と同様である。
【0025】さて、先願装置では、停車時に運転者がシ
フトレバーを操作してNレンジやPレンジをセレクトし
たとき、前進用または後進用の摩擦締結要素への油圧が
マニュアルバルブよりドレーンされ前進用または後進用
の摩擦締結要素が解放される。この状態から走行レンジ
(DレンジまたはRレンジ)をセレクトしたとき、前進
用または後進用の摩擦締結要素が完全解放状態から締結
するため、作動油の急激な流れ込みにより一時的に油圧
が低下する。したがって、停車時にシフトレバーをNレ
ンジやPレンジにした状態から走行レンジをセレクトし
た直後にエンジンを始動するときは前進用または後進用
の摩擦締結要素の締結が遅れて発進時のショックが発生
する。
【0026】これに対して第1の発明では、先願装置に
加えて、停車中にシフトレバーがNレンジやPレンジに
あるときは、検出油圧に関係なく、電動モータを駆動す
ることで、NレンジやPレンジから走行レンジへセレク
トされる瞬間のマニュアルバルブ上流の油圧を高めてお
くことで、第2油圧回路の油圧の低下を最小限に抑えて
いる。これによってシフトレバーをNレンジまたはPレ
ンジにした状態から走行レンジをセレクトした直後にエ
ンジンを始動した場合においても、エンジンの始動によ
り油圧が急激に上昇する前に前進用または後進用の摩擦
締結要素の締結を速やかに終わらることができ、発進時
のショックを抑制することができる。
【0027】また、車両運転中のエンジン停止時に前進
用摩擦締結要素または後進用摩擦締結要素が締結状態と
なるように検出油圧が第1設定値以下になったとき電動
モータを駆動し、第2設定値以上となったときその駆動
を停止するとともに、シフトレバーがニュートラル位置
またはパーキング位置にあることを検出したとき電動モ
ータを駆動する場合も同様である。
【0028】第2設定値がリリーフ弁の設定圧より高い
と、電動モータの駆動により第2設定値にまで油圧が上
昇する前にリリーフ弁により第2油圧発生手段からの作
動圧がドレーンされ、電動モータの駆動が常時行われる
ことになってしまうのであるが、第4の発明では第2設
定値をリリーフ弁の設定圧よりも低くするので、電動モ
ータの駆動が常時行われることがなく、これによって消
費電力を抑制することができる。
【0029】第5の発明では、車両運転中のエンジン停
止時にシフトレバーがNレンジまたはPレンジにあると
き、第2油圧供給回路の油圧を所定量だけ上昇させるこ
とで、第1の発明と同様の効果が得られるほか、第1の
発明と比較して、リリーフ弁からのリークが減少するこ
と、電動モータの駆動時間が減少すること等から消費電
力を節約できる。
【0030】第6の発明では、車両の走行条件に応じて
停車時の前進用または後進用の摩擦締結要素への供給油
圧を自由に制御できるため、システムの油圧制御の自由
度が拡大する。
【0031】第2設定値を所定値だけ大きくなる側に変
更した値がリリーフ弁の設定圧より高いと、電動モータ
の駆動により第2設定値を所定値だけ大きくなる側に変
更した値にまで油圧が上昇する前にリリーフ弁により第
2油圧発生手段からの作動圧がドレーンされ、電動モー
タの駆動が常時行われることになってしまうが、第9の
発明では第2設定値を所定値だけ大きくなる側に変更す
る値をリリーフ弁の設定圧よりも低くするので、電動モ
ータの駆動が常時行われることがなく、これによって消
費電力を抑制することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1〜図3に本発明の一実施形態
を示す。なお、これらの構成は先願装置(特願平9−1
32326号参照)と同様であり、以下先願装置を概説
する。
【0033】図1のハイブリッドシステムの概略構成図
において、エンジン1はトランスアクスル100を介し
てドライブシャフト57と連結されて、トランスアクス
ル100はエンジン1のクランク軸1cの一端に連結さ
れたトルクコンバータ10、前後進切換機構11、Vベ
ルト式の無段変速機17、無段変速機17の従動軸28
と差動装置56との間に介装されて第2モータジェネレ
ータ4と結合されたアイドラ軸52及びアイドラ軸52
に連結された差動装置56等から構成される。
【0034】この、第2モータジェネレータ4(クリー
プ発生手段)は、インバータ50を介してハイブリッド
コントロールユニット5により駆動されるもので、車両
の発進時にはアイドラ軸52を介してドライブシャフト
57を駆動するとともに、停車中にはクリープを発生さ
せる所定のトルクをドライブシャフト57へ与え、コー
ストまたは減速時には、ドライブシャフト57からのエ
ネルギーを回生してバッテリ(図示しない)に充電す
る。
【0035】一方、エンジン1のクランク軸1cの他端
には、補機1a、1bを駆動するためのプーリ1dが配
設される。なお、補機1aは、例えば、パワーステアリ
ング用油圧ポンプ、補機1bは、例えば、エアコン用コ
ンプレッサー等で構成される。
【0036】この、クランク軸1cに設けたプーリ1d
は、ベルト1eを介してプーリ1fに連結され、このプ
ーリ1fは同軸的に配設されたプーリ3aと電磁クラッ
チ8によって選択的に結合し、プーリ3aに巻き付けら
れたベルト1kを介して、補機1a、1bのプーリ1
g、1hを駆動する。
【0037】電磁クラッチ8を介してプーリ1fと選択
的に締結可能なプーリ3aは、第1モータジェネレータ
3に結合されて、エンジン1の停止時などには、電磁ク
ラッチ8を解放駆動してプーリ3aをプーリ1fから切
り離し、インバータ50を介してハイブリッドコントロ
ールユニット5により駆動される第1モータジェネレー
タ3によって補機1a、1bの駆動を行う。
【0038】第1モータジェネレータ3は、エンジン1
の始動時または車両の発進時には電磁クラッチ8を締結
してクランク軸1cのクランキングを行う始動手段とし
て動作する一方、通常走行中には電磁クラッチ8を締結
して発電機としてバッテリ51の充電を行い、エンジン
1はクランク軸1cのプーリ1dを介して第1モータジ
ェネレータ3及び補機1a、1bの駆動を行う。
【0039】そして、信号待ちなどで車両の運転中に停
車した場合には、電磁クラッチ8を解放するとともに、
第1モータジェネレータ3を駆動して、停止したエンジ
ン1に代わって補機1a、1bの駆動を行う。
【0040】ここで、エンジン1は、車両の運転状態に
応じて燃料噴射量や点火時期などをエンジンコントロー
ルユニット6によって制御されるとともに、このエンジ
ンコントロールユニット6は、ハイブリッドコントロー
ルユニット5からの指令に応じてエンジン1の燃料噴射
カットを行う。
【0041】すなわち、車両の停車中やコーストまたは
減速時には積極的に燃料噴射をカットして燃料を節約す
るとともに、所定の車速VSP以下の低速走行時には、
エンジン1の燃料噴射をカットするとともに、第1モー
タジェネレータ3によってエンジン1のモータリングを
行う一方、第2モータジェネレータ4を駆動して図示し
ないバッテリからの電力によって車両の走行を行い、エ
ンジン1の熱効率を大幅に向上させるものである。
【0042】エンジン1の駆動力を伝達するトランスア
クスル100のうち、無段変速機17、前後進切換機構
11及びトルクコンバータ10のロックアップクラッチ
10aが油圧制御回路101を介して変速コントロール
ユニット7によって制御され、油圧制御回路101への
油圧は、トルクコンバータ10の入力軸に連結されてエ
ンジン1によって駆動される第1油圧発生手段としての
油圧ポンプ14から供給される。
【0043】変速コントロールユニット7は、シフトレ
バー81や図示しないスロットルの開度TVO(または
アクセルペダルの踏み込み量)及び車速VSP等の運転
状態に応じて油圧制御回路101を駆動し、前進クラッ
チ12(前進用摩擦締結要素)、後進クラッチ13(後
進用摩擦締結要素)及びロックアップクラッチ10aの
締結、解放や無段変速機17の変速比制御を行う。
【0044】ここで、ハイブリッドコントロールユニッ
ト5が車両の停車を検出すると、エンジン1を停止する
とともに、第2モータジェネレータ4を駆動してクリー
プを発生させ、同時に、第1モータジェネレータ3を駆
動して補機1a、1bの駆動を行うのであるが、このと
き、エンジン1に駆動される油圧ポンプ14も停止する
ため油圧制御回路101への油圧の供給も停止する。
【0045】これを回避するため、車両の停車中に油圧
制御回路101へ油圧を供給して、前進クラッチ12ま
たは後進クラッチ13を停車中にも締結直前の状態を維
持するために、ハイブリッドコントロールユニット5の
指令に応じて作動する第2油圧発生源9が油圧制御回路
101に接続される。
【0046】次に、自動変速機としての無段変速機17
について説明する。
【0047】図1、図2において、無段変速機17は、
一対の可変プーリとしてエンジン1に接続されたプライ
マリプーリ16と、駆動軸に連結されたセカンダリプー
リ26を備え、これら一対の可変プーリはVベルト24
によって連結されている。
【0048】そして、無段変速機17の変速比(以下、
プーリ比とする)及びVベルト24の接触摩擦力は、変
速コントロールユニット7からの指令に応動する油圧制
御回路101によって制御され、油圧制御回路101に
は図2に示すように、ライン圧PLを調整するライン圧
ソレノイド74と、変速制御弁63を駆動するステップ
モータ64が収装される。なお、これらライン圧ソレノ
イド74及びステップモータ64は、変速コントロール
ユニット7が検出または演算した運転状態や目標変速比
等に基づいて駆動される。
【0049】変速コントロールユニット7は、無段変速
機17のプライマリプーリ16の回転数Npriを検出す
る図示しないプライマリプーリ回転数センサ、セカンダ
リプーリ26の回転数Nsecを検出する図示しないセカ
ンダリプーリ回転数センサからの信号と、インヒビター
スイッチ80からのセレクト位置と、運転者が操作する
アクセルペダルの踏み込み量に応じた図示しないスロッ
トル開度センサからのスロットル開度TVO(またはア
クセルペダルの踏み込み量)を読み込むとともに、車速
VSPを読み込んで、車両の運転状態ないし運転者の要
求に応じて、プーリ比ipを可変制御している。なお、本
実施形態では、セカンダリ回転数Nsecを車速VSPと
して読み込む。
【0050】Vベルト式の無段変速機17について、図
1、図2を参照しながら説明する。
【0051】エンジン1のクランク軸1cと無段変速機
17の入力軸15との間には流体伝動装置としてのトル
クコンバータ10及び前後進切換機構11が介装されて
おり、このトルクコンバータ10は、油圧制御回路10
1を介して変速コントロールユニット7に制御されるロ
ックアップクラッチ10aを備えている。
【0052】なお、トルクコンバータ10の入力軸には
油圧ポンプ14(第1油圧発生手段)が連結されて、エ
ンジン1の駆動によって発生した油圧を油圧制御回路1
01へ供給する。
【0053】トルクコンバータ10の出力軸と無段変速
機17の入力軸15の間には遊星歯車機構19を主体に
構成された前後進切換機構11が介装され、前後進切換
機構11は、油圧制御回路101に駆動される前進クラ
ッチ12と後進クラッチ13を選択的に締結すること
で、入力軸15の回転方向を制御する。
【0054】そして、この前後進切換機構11の出力側
に無段変速機17の入力軸15が連結されて駆動側とな
るプライマリプーリ16が入力軸15と一体的に設けら
れる。
【0055】プライマリプーリ16は、入力軸15と一
体となって回転する固定円錐板18と、固定円錐板18
と対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するととも
に、プライマリプーリシリンダ室20へ作用する油圧に
よって入力軸15の軸方向へ変位可能な可動円錐板22
から構成される。プライマリプーリシリンダ室20は、
後述するセカンダリプーリシリンダ室32よりも大きな
受圧面積を有している。
【0056】一方、セカンダリプーリ26は従動軸28
に設けられており、この従動軸28と一体となって回転
する固定円錐板30と、この固定円錐板30と対向配置
されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダ
リプーリシリンダ室32へ作用する油圧(ライン圧)に
応じて従動軸28の軸方向へ変位可能な可動円錐板34
から構成される。
【0057】従動軸28にはアイドラギア48と噛み合
う駆動ギア46が固設され、アイドラギア48のアイド
ラ軸52に設けたピニオンギア54がファイナルギア5
5と噛み合っている。
【0058】このアイドラ軸52にはインバータ50を
介してハイブリッドコントロールユニット5に制御され
る第2モータジェネレータ4が結合される。
【0059】そして、ファイナルギア55は差動装置5
6を介してドライブシャフト57を駆動する。
【0060】エンジン1の駆動トルクは、トルクコンバ
ータ10及び前後進切換機構11に伝達され、前進クラ
ッチ12が締結される一方、後進クラッチ13が解放さ
れる場合には、一体回転状態となっている遊星歯車機構
19を介してトルクコンバータ10の出力軸と同一回転
方向のまま入力軸15へと駆動力が伝達される。一方、
前進クラッチ12が解放されるとともに後進クラッチ1
3が締結される場合には、遊星歯車機構19の作用によ
り入力軸15はトルクコンバータ10の出力軸と逆方向
に回転して駆動トルクが伝達される。
【0061】入力軸15の駆動トルクは、プライマリプ
ーリ16、Vベルト24、セカンダリプーリ26、従動
軸28を介して、駆動ギア46から、アイドラギア4
8、アイドラ軸52、ピニオンギア54そしてファイナ
ルギア55及び差動装置56を介してドライブシャフト
57へ伝達される。
【0062】上記のような駆動力伝達の際に、プライマ
リプーリシリンダ室20の油圧を制御してプライマリプ
ーリ16の可動円錐板22及びセカンダリプーリ26の
可動円錐板34を軸方向へ変位させ、Vベルト24との
接触半径を変更することにより、プライマリプーリ16
とセカンダリプーリ26との変速比、すなわちプーリ比
ipを変えることができる。
【0063】例えば、プライマリプーリ16のV字状プ
ーリ溝の幅を縮小すれば、セカンダリプーリ26側のV
ベルト24の接触半径は大きくなるので、大きな変速比
(Low側)を得ることができる。可動円錐板22及び
34をこの逆方向へ変位させれば変速比は小さく(Hi
側)なる。
【0064】このような、プライマリプーリ16とセカ
ンダリプーリ26のV字状プーリ溝の幅を変化させる制
御は、プライマリプーリシリンダ室20とセカンダリプ
ーリシリンダ室32への油圧制御によって行われる。
【0065】上記変速制御は、図2に示すように、油圧
制御回路101の変速制御弁63を駆動するステップモ
ータ64を制御することで行われる。
【0066】ステップモータ64は、変速コントロール
ユニット7からの指令に応動して変速制御弁63を駆動
し、プライマリプーリ16のシリンダ室20及びセカン
ダリプーリ26のシリンダ室32へ供給される油圧を調
整することで所定の変速比へ制御する。
【0067】上記油圧制御回路101は、本願出願人が
提案した特願平8−50386号等と同様に構成されて
おり、ステップモータ64は図示しないピニオン及びラ
ックを介してリンク67の一端に連結される。そして、
このリンク67の途中には変速制御弁63が連結される
とともに、リンク67の端部は、プライマリプーリ16
の可動円錐板22の軸方向で係合して、ステップモータ
64による目標変速比と、可動円錐板22の軸方向位置
で決まる実変速比が一致するように変速制御弁63がフ
ィードバック制御され、プライマリプーリ16のシリン
ダ室20への油圧を調整する。
【0068】上記油圧制御は、図2に示すように、油圧
制御回路101のライン圧ソレノイド74及びステップ
モータ64を制御することで行われ、変速コントロール
ユニット7によってDuty制御されるライン圧ソレノ
イド74は、パイロット弁61、プレシャモディファイ
ア62を介してライン圧制御弁60を駆動して、エンジ
ン1に駆動される油圧ポンプ14からの油圧を所定のラ
イン圧に設定してライン圧回路40(第1油圧供給回
路)に供給すると同時に、ライン圧制御弁60の下流に
接続されたクラッチ圧回路41(第1油圧供給回路)に
所定の油圧を供給する。なお、セカンダリプーリ26の
シリンダ室32は、ライン圧回路40と連通する。
【0069】ライン圧制御弁60の下流に接続されたク
ラッチ圧回路41には、図3に示すように、逆止弁10
8(第1逆止弁)を介してシフトレバー81に応動する
マニュアルバルブ107のポート107bが接続され、
マニュアルバルブ107のスプール107sの位置に応
じて、ポート107aまたはポート107bを介して前
進クラッチ12または後進クラッチ13へ油圧を供給す
る。すなわち、シフトレバー81がDレンジなどの前進
位置にあれば、ポート107bと107aが連通して前
進クラッチ12にクラッチ圧回路41の油圧によって締
結される一方、ポート107cはドレーンポート107
dと連通して後進クラッチ13を解放する。
【0070】また、シフトレバー81がRレンジの後進
位置にあれば、ポート107bとポート107cが連通
して後進クラッチ13にクラッチ圧回路41の油圧によ
って締結される一方、ポート107aはドレーン側(図
中上方の×印)と連通して前進クラッチ12を解放す
る。
【0071】ここで、図3において、油圧制御回路10
1を構成するクラッチ圧回路41には、逆止弁108と
マニュアルバルブ107の間に別の逆止弁109(第2
逆止弁)を介して第2油圧発生源9からの油圧を導く第
2油圧供給回路42が接続される。
【0072】逆止弁108は、第2油圧供給回路42か
らの油圧がライン圧制御弁60側へ流れるのを規制し
て、車両の停車中に発生する第2油圧発生源9からの油
圧をマニュアルバルブ107のみへ導く一方、逆止弁1
09はエンジン1の運転中に、ライン圧制御弁60から
の油圧が第2油圧発生源9へ流入するのを規制する。
【0073】第2油圧発生源9では、電動ポンプ制御手
段としてのハイブリッドコントロールユニット5に制御
される電動モータ111に連結された第2油圧ポンプ1
12を第2油圧発生手段として配設し、車両運転中のエ
ンジン停止時に、マニュアルバルブ107を介して前進
クラッチ12または後進クラッチ13へ所定の油圧を供
給するため、車両が運転状態、すなわち、図示しないイ
グニッションキーがONの間は、第2油圧発生源9にお
いて、以下のように油圧の供給が行われる。
【0074】第2油圧ポンプ112の吐出圧は、リリー
フ弁113によって所定の油圧に調圧された後、第2油
圧供給回路42に供給される。
【0075】そして、リリーフ弁113と逆止弁109
の間には圧力センサ116(圧力検出手段)が配設さ
れ、このセンサ116により検出される油圧が所定値を
超えると、ハイブリッドコントロールユニット5は電動
モータ111への通電を停止する一方、検出油圧が所定
値以下になると、ハイブリッドコントロールユニット5
は電動モータ111への通電を再開する。
【0076】ハイブリッドコントロールユニット5は、
車両が運転状態にある間、すなわち、図示しないイグニ
ッションキーがONの間は、圧力センサ116の検出す
る油圧状態に基づいて電動モータ111への通電を制御
して、第2油圧供給回路42の油圧を所定値、たとえば
クラッチの締結直前の値(例えば0.25MPa)に保
つ。
【0077】なお、通常走行中では、エンジン1に駆動
される油圧ポンプ14からクラッチ圧回路41へ供給さ
れる油圧は、エンジン1のアイドリング状態でもリリー
フ弁113の設定圧よりも十分高く、例えば、0.6MP
aに設定されるため、逆止弁109は閉弁する一方、逆
止弁108が開弁してライン圧制御弁60からの油圧に
よって前進クラッチ12または後進クラッチ13へマニ
ュアルバルブ107を介して油圧が供給される。
【0078】ここで、先願装置の作用効果について説明
する。
【0079】通常走行中は、エンジンコントロールユニ
ット6はエンジン1に所定の燃料供給を指令するととも
に、ハイブリッドコントロールユニット5は電磁クラッ
チ8を締結して第1モータジェネレータ3を発電機とし
て回転させ、エンジン1の駆動力によって補機1a、1
bの駆動を行う。
【0080】また、第2モータジェネレータ4は空転す
るだけであり、エンジン1の駆動力は、トルクコンバー
タ10、前後進切換機構11、無段変速機17及び差動
装置56を介してドライブシャフト57に伝達される。
このとき、変速コントロールユニット7は運転状態に応
じて無段変速機17の変速比を設定するとともに、所定
の車速VSP以上であればロックアップクラッチ10a
の締結を行う。
【0081】そして、上記したようにハイブリッドコン
トロールユニット5は、車両が運転状態にある間、すな
わち、図示しないイグニッションキーがONの間は、圧
力センサ116の検出する油圧状態に基づいて電動モー
タ111への通電制御を行い、第2油圧供給回路42の
油圧をクラッチの締結直前の値に保つ。
【0082】一方、アクセルペダルが解放されてコース
ト状態になり、かつ所定の運転条件(例えば、車速VS
Pが20Km/h以下)が成立すると、ロックアップクラッ
チ10aが解放されるとともに、第2モータジェネレー
タ4は発電機としてエネルギーを回生する。このとき、
ハイブリッドコントロールユニット5はエンジンコント
ロールユニット6へ燃料噴射カットを指令するととも
に、アイドル回転数を維持するように第1モータジェネ
レータ3を駆動してエンジン1のモータリングを行う。
【0083】したがって、上記コーストまたは減速状態
では、エンジン1は燃料噴射が中止されるだけであるた
め、再度アクセルペダルを踏み込むと、モータリング中
のエンジン1は迅速に運転を再開して、上記通常走行状
態へ円滑に移行することができる。
【0084】一方、上記低車速時のコーストまたは減速
状態から車両が停止すると、ハイブリッドコントロール
ユニット5は電磁クラッチ8を解放して、プーリ3aを
エンジン1に連結されたプーリ1fから切り離し、第1
モータジェネレータ3によって補機1a、1bの駆動を
行うとともに、第2モータジェネレータ4を駆動してア
イドラ軸52から差動装置56を介してドライブシャフ
ト57へクリープトルクを発生する。
【0085】この停車状態では、エンジン1が完全に停
止して、トルクコンバータ10に連結された油圧ポンプ
14から油圧制御回路101への油圧供給が遮断される
ため、クラッチ圧回路41の油圧が急減するのに対し
て、逆止弁108によって、マニュアルバルブ107下
流の前後進クラッチ12、13の油圧はそのまま保持さ
れ、これら前後進クラッチ12、13からのリークによ
って、逆止弁108下流の油圧が徐々に減少する。
【0086】そして、マニュアルバルブ107のポート
107bに加わる油圧が、第2油圧供給回路42の油圧
未満になると、逆止弁109が開弁して第2油圧ポンプ
112から逆止弁109の下流に圧油が供給されて、前
進クラッチ12または後進クラッチ13は、クラッチ締
結直前の状態を維持することができる。
【0087】したがって、車両の運転中の停車時には、
マニュアルバルブ107のセレクト位置に応じた前進ク
ラッチ12または後進クラッチ13が、締結直前の状態
に維持されるため、前記従来例と同様に、信号停止など
での再発進を円滑に行うことができる。
【0088】再発進時には、運転者が図示しないブレー
キペダルを解放することにより、第2モータジェネレー
タ4のクリープトルクにより車両の発進が行われるとと
もに、図示しないアクセルペダルを踏み込むことによ
り、ハイブリッドコントロールユニット5は電磁クラッ
チ8を締結して第1モータジェネレータ3でエンジン1
のクランキングを行ってエンジン1の再始動を行う。
【0089】エンジン1の再始動によって、油圧ポンプ
14から再びクラッチ圧回路41へ所定の油圧が供給さ
れると、逆止弁108が開弁する一方、逆止弁109が
閉弁し、エンジン1に駆動される油圧ポンプ14によっ
て、マニュアルバルブ107下流の前進クラッチ12、
後進クラッチ13の締結が行われて通常の走行状態へ円
滑に復帰することができる。
【0090】なお、再発進時では、エンジン1の完爆後
(例えば、エンジン回転数Neが所定値以上)にハイブ
リッドコントロールユニット5は、第1及び第2モータ
ジェネレータ3、4の駆動を停止して、エンジン1の駆
動力のみによる通常走行状態へ移行する。
【0091】このように、信号待ちなどの停車中におい
て、第2モータジェネレータ4によってクリープトルク
を付与するハイブリッド車両において、停車中には第2
油圧発生源9からの油圧によって、シフトレバー81の
位置に応じた前進クラッチ12または後進クラッチ13
を締結直前の状態に維持しておくことにより、車両発進
時の変速ショックを抑制して、運転性を向上させること
ができる。
【0092】そして、第2油圧発生源9では、トランス
アクスル100のトルクコンバータ10、前後進切換機
構11及び自動変速機としての無段変速機17を制御す
る油圧制御回路101のうち、マニュアルバルブ107
の下流に接続された発進クラッチ12または後進クラッ
チ13を締結直前の状態で維持可能な油圧を発生すれば
足りるため、前記従来例のように、油圧ユニット全体へ
油圧を供給する場合に比して、電動モータ111及び第
2油圧ポンプ112の容量を大幅に縮小することが可能
となって、油圧制御回路101に付加する第2油圧発生
源9を小型、軽量に構成することによって車両への搭載
性を向上させることができ、同時に、製造コストの低減
を図ることも可能となるのである。
【0093】以上で先願装置についての概説を終える。
【0094】さて、先願装置では、車両運転中のエンジ
ン停止時に運転者がシフトレバー81を操作してNレン
ジやPレンジをセレクトしたとき、クラッチ油圧がマニ
ュアルバルブ107よりドレーンされクラッチが解放さ
れる。この状態から走行レンジをセレクトしたとき前進
用クラッチまたは後進用クラッチが完全解放状態から締
結するため、クラッチピストン室への作動油の急激な流
れ込みにより一時的に油圧が低下する。したがって、信
号待ちなどの停車時にシフトレバーをNレンジやPレン
ジにした状態から走行レンジ(DレンジまたはRレン
ジ)をセレクトした直後にエンジンを始動するときはク
ラッチの締結が遅れて発進時のショックが発生する。
【0095】これに対処するため本発明の第1実施形態
では、先願装置に加えて、車両運転中のエンジン停止時
にシフトレバーがNレンジやPレンジにあるときは、検
出油圧に関係なく電動モータへ11への通電を行う。
【0096】ハイブリッドコントロールユニット5で実
行されるこの制御の内容を図4のフローチャートに従っ
て説明する。
【0097】同図は電動モータ111への通電制御を行
うためのもので、一定時間毎(たとえば10ms毎)に
繰り返し実行する。先願装置との比較では、先願装置に
対してステップ2、3を新たに追加したものである。
【0098】ステップ1では車両運転中のエンジン停止
時であるかどうかみて、車両運転中のエンジン停止時で
あれば、ステップ2に進み、インヒビタースイッチ80
からの信号をみる。インヒビタースイッチ80はシフト
レバー81のセレクト位置を検出するためのもので、こ
のスイッチ信号よりシフトレバーのセレクト位置がNレ
ンジまたはPレンジにあるときは、ステップ3に進んで
電動モータ111への通電を行う(電動モータ111を
駆動する)。これは、先願装置の場合よりも電動モータ
111への通電(第2油圧ポンプ112の駆動)の機会
を増やすもので、これによって第2油圧発生源9からの
油圧供給能力が向上する。
【0099】これに対して、シフトレバー81のセレク
ト位置がNレンジでもなくPレンジでもないときはステ
ップ4以降に進む。ステップ4以降は先願装置と同様で
ある。すなわち、ステップ4、5で検出油圧と第1設定
値(例えば0.2MPa)、第2設定値(例えば0.3MP
a)を比較し、検出油圧が第1設定値以下になるとステ
ップ6に進んで電動モータ111への通電を行い、第2
設定値以上になったときはステップ7に進んで電動モー
タ111への通電を停止する。
【0100】ここで、第1設定値と第2設定値は、前進
クラッチ12または後進クラッチ13が締結直前の状態
となるように設定している。第2設定値を第1設定値よ
りも高くしているのは、設定値にヒステリシスを設けた
ものである。
【0101】また、第2設定値はリリーフ弁113の設
定圧(例えば0.4MPa)よりも低く設定する。これ
は、第2設定値がリリーフ弁113の設定圧より高い
と、電動モータ111への通電により第2設定値にまで
油圧が上昇する前にリリーフ弁113により第2油圧ポ
ンプ112からの作動圧がドレーンされ、電動モータ1
11への通電が常時行われることになってしまうので、
これを避けるためである。
【0102】このようにして、本実施形態では、Nレン
ジまたはPレンジから走行レンジへセレクトされる瞬間
のマニュアルバルブ上流の油圧を高めておくことで、第
2油圧発生源の油圧の低下を最小限に抑えることができ
ることから、シフトレバーをNレンジまたはPレンジに
した状態から走行レンジをセレクトした直後にエンジン
を始動した場合にも、エンジンの始動により油圧が急激
に上昇する前にクラッチの締結を速やかに終わらせるこ
とができ、発進時のショックを抑制することができる。
【0103】図5のフローチャートは第2実施形態で、
第1実施形態の図4に対応する。図4と同一部分には同
一のステップ番号を付けている。
【0104】第1実施形態と相違する部分を主に説明す
ると、シフトレバーがNレンジまたはPレンジにあると
き、ステップ2よりステップ12に進んで、第1設定値
および第2設定値をそれぞれ所定値B1およびB2(た
だし、B1、B2とも正の値)だけ大きくなる側に変更
することから、このときは、第1設定値にB1を加えた
値以下で電動モータ111への通電が行われ、第2設定
値にB2を加えた値以上で電動モータ111への通電を
停止することになり(ステップ13、6、ステップ1
4、7)、第2油圧ポンプ112の吐出圧を第1実施形
態の場合より所定値だけ上昇させることができる。
【0105】ここで、所定値B1およびB2はそれぞれ
車両の走行条件等に応じて変更することが可能である。
ただし、B2の最大値は、第2設定値に所定値B2を加
算した値がリリーフ弁113の設定値を超えないように
設定する。ここでも、第2設定値にB2を加算した値が
リリーフ弁113の設定値を超えていると、電動モータ
111への通電時に、第2設定値にB2を加算した値に
まで第2油圧供給回路42の油圧が上昇する前にリリー
フ弁113により第2油圧ポンプ112からの作動圧が
ドレーンされ、電動モータ111への通電が常時行われ
ることになってしまうからである。
【0106】このようにして第2実施形態では、車両運
転中のエンジン停止時にシフトレバーがNレンジまたは
Pレンジにあるとき、第2油圧供給回路42の油圧を所
定量だけ上昇させることで、第1実施形態と同様に、そ
の後シフトレバーが走行レンジにセレクトされ、その直
後に発進が行われる場合にも、クラッチ締結を速やかに
行わせることができる。
【0107】また、第2実施形態では、所定値B1およ
びB2を車両の走行条件等に応じて変更することによ
り、車両の走行条件等に応じてエンジン停止時のクラッ
チへの供給油圧を自由に制御できるため、システムの油
圧制御の自由度が拡大する。
【0108】さらに、第1実施形態(NレンジまたはP
レンジおいて第2油圧発生源が常時ONのため常にリリ
ーフ弁が作動する(調圧のためドレーンする))と比較
して、リリーフ弁113からのリーク(調圧のためのド
レーン)が減少すること、電動モータ111の通電時間
が減少すること等から消費電力を節約することができ
る。
【0109】実施形態において、自動変速機として無段
変速機を採用した場合を示したが、遊星歯車式の自動変
速機を用いてもよく、この場合、上記実施形態の遊星歯
車機構11の前進クラッチ12及び後進クラッチを、遊
星歯車式自動変速機のフォワードクラッチ及びリバース
ブレーキとすればよい。
【0110】実施形態では、先願装置を前提として説明
したが、先願装置を前提とするものに限定されるもので
なく、第2油圧発生源9より車両運転中のエンジン停止
時に前進クラッチまたは後進クラッチが締結状態となる
油圧を発生するように第1設定値および第2設定値を設
定する場合にも本発明の適用がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示すハイブリッドシステム車両
の概略構成図である。
【図2】第1実施形態のVベルト式無段変速機の油圧制
御回路の概略図である。
【図3】第1実施形態の第2油圧発生源及び油圧制御回
路の概略図である。
【図4】第1実施形態の電動ポンプの通電制御を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】第2実施形態の電動ポンプの通電制御を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 第1モータジェネレータ 4 第2モータジェネレータ 5 ハイブリッドコントロールユニット 10 トルクコンバータ 12 前進クラッチ 13 後進クラッチ 14 油圧ポンプ 17 無段変速機 42 第2油圧供給回路 80 インヒビタースイッチ 81 シフトレバー 107 マニュアルバルブ 108 第1逆止弁 109 第2逆止弁 111 電動モータ 112 第2油圧ポンプ 113 リリーフ弁 116 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 61/00 F16H 61/00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の運転条件が成立したときに停止する
    エンジンと、 運転操作に基づいて再発進を検出したときエンジンを再
    始動する再始動手段と、 車両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトル
    クを駆動軸に付与するクリープ発生手段と、 流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変速機
    と、 エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともにその
    油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段と、 電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油圧発
    生手段と、 これら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの
    油圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の
    前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給
    するマニュアルバルブと、 前記第1油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通す
    る第1油圧供給回路と、 この第1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブ
    より前記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止
    弁と、 前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通す
    る第2油圧供給回路と、 この第2油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブ
    より前記第2油圧発生手段への流れを規制する第2逆止
    弁と、 この第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を
    検出する油圧検出手段と、 車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1設定
    値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2設定
    値以上となったときその駆動を停止するとともに、前記
    シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置
    にあることを検出したとき前記電動モータを駆動する電
    動モータ制御手段とを備えることを特徴とするハイブリ
    ッドシステム車両の発進装置。
  2. 【請求項2】前記第1設定値および第2設定値を前記前
    進用または後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結
    直前状態となるように設定することを特徴とする請求項
    1に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  3. 【請求項3】前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段と
    の間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設けること
    を特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッドシ
    ステム車両の発進装置。
  4. 【請求項4】前記第2設定値を前記リリーフ弁の設定圧
    よりも低く設定することを特徴とする請求項3に記載の
    ハイブリッドシステム車両の発進装置。
  5. 【請求項5】所定の運転条件が成立したときに停止する
    エンジンと、 運転操作に基づいて再発進を検出したときエンジンを再
    始動する再始動手段と、 車両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトル
    クを駆動軸に付与するクリープ発生手段と、 流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変速機
    と、 エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともにその
    油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段と、 電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油圧発
    生手段と、 これら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの
    油圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の
    前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給
    するマニュアルバルブと、 前記第1油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通す
    る第1油圧供給回路と、 この第1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブ
    より前記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止
    弁と、 前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通す
    る第2油圧供給回路と、 この第2油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブ
    より前記第2油圧発生手段への流れを規制する第2逆止
    弁と、 この第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を
    検出する油圧検出手段と、 車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1設定
    値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2設定
    値以上となったときその駆動を停止するとともに、前記
    シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置
    にあることを検出したとき前記第1設定値および第2設
    定値をそれぞれ所定値だけ大きくなる側に変更する電動
    モータ制御手段とを備えることを特徴とするハイブリッ
    ドシステム車両の発進装置。
  6. 【請求項6】前記第1設定値および第2設定値を変更す
    るための所定値を車両の走行条件に応じて制御すること
    を特徴とする請求項5に記載のハイブリッドシステム車
    両の発進装置。
  7. 【請求項7】前記第1設定値および第2設定値を前記前
    進用または後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結
    直前状態となるように設定することを特徴とする請求項
    5または6に記載のハイブリッドシステム車両の発進装
    置。
  8. 【請求項8】前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段と
    の間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設けること
    を特徴とする請求項5から7までのいずれか一つに記載
    のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  9. 【請求項9】前記第2設定値を前記所定値だけ大きくな
    る側に変更する値を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く
    設定することを特徴とする請求項8に記載のハイブリッ
    ドシステム車両の発進装置。
JP25705497A 1997-09-22 1997-09-22 ハイブリッドシステム車両の発進装置 Expired - Fee Related JP3564967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25705497A JP3564967B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 ハイブリッドシステム車両の発進装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25705497A JP3564967B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 ハイブリッドシステム車両の発進装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1193721A true JPH1193721A (ja) 1999-04-06
JP3564967B2 JP3564967B2 (ja) 2004-09-15

Family

ID=17301105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25705497A Expired - Fee Related JP3564967B2 (ja) 1997-09-22 1997-09-22 ハイブリッドシステム車両の発進装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3564967B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199561A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2001099282A (ja) * 1999-07-29 2001-04-10 Honda Motor Co Ltd エンジン自動停止車両の自動変速機用油圧回路及び油圧制御装置
JP2001355725A (ja) * 2000-06-09 2001-12-26 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の変速制御装置
JP2002206634A (ja) * 2000-12-28 2002-07-26 Aisin Aw Co Ltd オイルポンプの駆動制御装置
JP2002371969A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Toyota Motor Corp 自動変速機のオイルポンプ制御装置
JP2003262264A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2004316832A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nissan Motor Co Ltd 無段変速機の油圧制御装置
JP2006170399A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Mazda Motor Corp 自動変速機の制御装置
JP2007030750A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Hitachi Nico Transmission Co Ltd 鉄道作業車のハイブリッド型駆動装置
US7828692B2 (en) 2006-01-24 2010-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device of vehicle, vehicle, and method of controlling vehicle
DE112009000342T5 (de) 2008-10-10 2010-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Hydraulikdrucksteuervorrichtung für ein Automobil
JP2011112158A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Toyota Motor Corp 油圧制御装置
US8715135B2 (en) 2012-03-30 2014-05-06 Aisin Aw Co., Ltd. Control device for hybrid vehicle automatic transmission
JP2017161059A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社Subaru 車両用制御装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680048A (ja) * 1992-07-17 1994-03-22 Aqueous Res:Kk ハイブリッド型車両
JPH0814076A (ja) * 1994-04-28 1996-01-16 Nippondenso Co Ltd エンジン自動停止始動装置
JPH08300961A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Aisin Aw Co Ltd 車両用駆動装置
JPH08308017A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Honda Motor Co Ltd 電動車両の制御装置
JPH10324177A (ja) * 1997-05-22 1998-12-08 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッドシステム車両の発進装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0680048A (ja) * 1992-07-17 1994-03-22 Aqueous Res:Kk ハイブリッド型車両
JPH0814076A (ja) * 1994-04-28 1996-01-16 Nippondenso Co Ltd エンジン自動停止始動装置
JPH08308017A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Honda Motor Co Ltd 電動車両の制御装置
JPH08300961A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Aisin Aw Co Ltd 車両用駆動装置
JPH10324177A (ja) * 1997-05-22 1998-12-08 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッドシステム車両の発進装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000199561A (ja) * 1999-01-07 2000-07-18 Toyota Motor Corp 車両の制御装置
JP2001099282A (ja) * 1999-07-29 2001-04-10 Honda Motor Co Ltd エンジン自動停止車両の自動変速機用油圧回路及び油圧制御装置
JP2001355725A (ja) * 2000-06-09 2001-12-26 Nissan Motor Co Ltd 自動変速機の変速制御装置
JP4576713B2 (ja) * 2000-12-28 2010-11-10 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 オイルポンプの駆動制御装置
JP2002206634A (ja) * 2000-12-28 2002-07-26 Aisin Aw Co Ltd オイルポンプの駆動制御装置
JP2002371969A (ja) * 2001-06-14 2002-12-26 Toyota Motor Corp 自動変速機のオイルポンプ制御装置
JP4552361B2 (ja) * 2001-06-14 2010-09-29 トヨタ自動車株式会社 自動変速機のオイルポンプ制御装置
JP2003262264A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置
JP2004316832A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nissan Motor Co Ltd 無段変速機の油圧制御装置
JP2006170399A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Mazda Motor Corp 自動変速機の制御装置
JP2007030750A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Hitachi Nico Transmission Co Ltd 鉄道作業車のハイブリッド型駆動装置
JP4562610B2 (ja) * 2005-07-28 2010-10-13 株式会社日立ニコトランスミッション 鉄道作業車のハイブリッド型駆動装置
US7828692B2 (en) 2006-01-24 2010-11-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device of vehicle, vehicle, and method of controlling vehicle
DE112009000342T5 (de) 2008-10-10 2010-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota-shi Hydraulikdrucksteuervorrichtung für ein Automobil
US8568274B2 (en) 2008-10-10 2013-10-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Hydraulic pressure supply control apparatus for automobile
JP2011112158A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Toyota Motor Corp 油圧制御装置
US8715135B2 (en) 2012-03-30 2014-05-06 Aisin Aw Co., Ltd. Control device for hybrid vehicle automatic transmission
JP2017161059A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社Subaru 車両用制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3564967B2 (ja) 2004-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3629890B2 (ja) ハイブリッドシステム車両の発進装置
JP3628932B2 (ja) 無段変速機の制御装置
EP1336773B1 (en) Vehicle control system
US8932182B2 (en) Coast stop vehicle and control method for coast stop vehicle
US8771147B2 (en) Coast stop vehicle and control method thereof
US7018315B2 (en) Hydraulic control apparatus for vehicle and method thereof
US6379278B1 (en) Vehicular transmission stop control system
JP2002340158A (ja) 車両用駆動制御装置
JP3642166B2 (ja) エンジン自動停止及び始動車両の油圧制御装置
US9945478B2 (en) Control device for continuously variable transmission
US6709364B2 (en) Vehicular power-transmission control system
JP3550068B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP3564967B2 (ja) ハイブリッドシステム車両の発進装置
JP4207376B2 (ja) 車両の油圧制御装置
JP3225237B2 (ja) 車両用動力伝達装置の停止制御装置
JPH11132321A (ja) エンジン自動停止車両の油圧制御装置
JP4595242B2 (ja) 車両用エンジンの制御装置
JP5163438B2 (ja) 車両用動力伝達装置の制御装置
JP3610778B2 (ja) 車両のエンジン再始動時の制御装置
JP3608421B2 (ja) 変速機の制御装置
JP2001090793A (ja) アイドル運転停止車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置
JPH11348607A (ja) エンジンの自動停止始動装置
WO2019069345A1 (ja) 内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置
JP2001082594A (ja) 車両用制御装置
JP2019203527A (ja) 車両制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees