JP3564967B2 - ハイブリッドシステム車両の発進装置 - Google Patents

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    • B60K6/00Arrangement or mounting of plural diverse prime-movers for mutual or common propulsion, e.g. hybrid propulsion systems comprising electric motors and internal combustion engines ; Control systems therefor, i.e. systems controlling two or more prime movers, or controlling one of these prime movers and any of the transmission, drive or drive units Informative references: mechanical gearings with secondary electric drive F16H3/72; arrangements for handling mechanical energy structurally associated with the dynamo-electric machine H02K7/00; machines comprising structurally interrelated motor and generator parts H02K51/00; dynamo-electric machines not otherwise provided for in H02K see H02K99/00
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    • B60K6/50Architecture of the driveline characterised by arrangement or kind of transmission units
    • B60K6/54Transmission for changing ratio
    • B60K6/543Transmission for changing ratio the transmission being a continuously variable transmission

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン(内燃機関)と電動モータを組み合わせたハイブリッドシステム車両に関し、特に、低速走行中ではエンジンを停止して電動モータのみによって走行を行う車両の発進装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から排気エミッションを低減するため、エンジンと電動モータを組み合わせたハイブリッド車両が知られており、例えば、「自動車工学 1997年6月号」(鉄道日本社 1997年6月発行)の第39頁〜52頁に開示されるものがある。
【0003】
これは、エンジンとモータを並列的に配置するとともに、エンジンに駆動される発電機を備えて、所定の走行条件ではエンジンの駆動力にモータの駆動力を加え、コーストまたは減速時にはモータを発電機としてエネルギーの回生を行うのに加え、低車速時にはエンジンを停止してモータのみによって駆動し、停止中にはエンジン及びモータを停止させる一方、アクセルペダルの踏み込みなどによって発進を検出すると、発電機をモータとして駆動しエンジンを再び始動しながら、モータによって発進を行うもので、エンジンの熱効率及び排気エミッションを改善しようとするものである。
【0004】
このような、ハイブリッドシステム車両に従来の自動変速機を採用した場合、自動変速機内ではエンジンに駆動される油圧ポンプによって変速機構の作動油圧を確保しているが、例えば、市街地走行の信号待ち等で停止した場合、エンジンも停止するため、エンジンによって駆動される油圧ポンプも停止して自動変速機の作動油圧が確保されず、発進時にはエンジンの始動によって油圧が急激に上昇するため、自動変速機の摩擦締結要素、例えば、フォワードクラッチ等が解放状態から急激に締結されてショックを発生し、運転性を損なってしまう。
【0005】
そこで、車両の停止時には自動的にエンジンを停止させる車両において、自動変速機の発進時のショックを防止するものとして、特開平8−14076号公報に開示されているように、エンジン作動中の油圧を維持するアキュムレータや電動ポンプにより駆動される第2油圧ポンプを追加して設け、エンジンが自動的に停止した状態でも油圧を自動変速機の油圧ユニットに供給することで、自動変速機のクラッチを発進用シフト状態で締結しておくものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報記載の従来例のように自動変速機の油圧ユニット全体に油圧を供給するのでは、アキュームレータや第2油圧ポンプおよび電動モータ等が大型化し車両の搭載性が悪くなる。
【0007】
そこで、エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともに自動変速機に油圧を供給する第1油圧ポンプとマニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路に、、マニュアルバルブから第1油圧ポンプへの流れを規制する逆止弁を介装し、電動モータにより駆動される第2油圧ポンプにより、車両運転中のエンジン停止時に自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素が締結直前の状態となる油圧を発生させて逆止弁の下流でマニュアルバルブの上流に導くようにしたものを提案した(特願平9−132326号参照)。以下このものを先願装置という。
【0008】
先願装置によれば、第2油圧ポンプにより、自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素が締結直前の状態となる油圧を発生させるだけで足りるため、従来例より装置が小型化されて車両への搭載性が向上するのである。なお、車両運転中のエンジン停止時における前進用または後進用の摩擦締結要素への油圧供給をマニュアルバルブより上流側へ行うことで、油圧回路が1本となり、油圧供給をマニュアルバルブより下流側へ行う場合よりシステムが簡素化、小型化している。
【0009】
しかしながら、先願装置にはまだ改良の余地があることがわかった。というのも、車両運転中のエンジン停止時に運転者がシフトレバーを操作してNレンジをセレクトしたとき、前進用または後進用の摩擦締結要素への供給油圧がマニュアルバルブよりドレーンされ前進用または後進用の摩擦締結要素が解放されることから、その後にシフトレバーを操作して走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)をセレクトしたとき、速やかに前進用または後進用の摩擦締結要素を締結する手段が必要となる。走行レンジをセレクトした直後にエンジンが始動される可能性があるため、エンジンの始動により油圧が急激に上昇する前に前進用または後進用の摩擦締結要素の締結を終わらせておかないと、前述のように発進時のショックが発生するのである。
【0010】
そこで本発明は、先願装置に加えて、信号待ち等の停車時にシフトレバーがNレンジまたはPレンジにあることを検出したとき第2油圧ポンプからの油圧供給能力を向上させることにより、信号待ち等の停車時においてシフトレバーをNレンジまたはPレンジにした状態から走行レンジをセレクトした直後にエンジンを始動した場合においても、エンジンの始動により油圧が急激に上昇する前に前進用または後進用の摩擦締結要素の締結を速やかに終わらせて、発進時のショックを軽減することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、所定の運転条件が成立したときに停止するエンジンと、運転操作に基づいて再発進を検出したときエンジンを再始動する再始動手段と、車両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトルクを駆動軸に付与するクリープ発生手段と、流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変速機と、エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともにその油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段と、電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油圧発生手段と、これら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの油圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給するマニュアルバルブと、前記第1油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路と、この第1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止弁と、
前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第2油圧供給回路と、この第2油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第2油圧発生手段への流れを規制する第2逆止弁と、この第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を検出する油圧検出手段と、車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1設定値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2設定値以上となったときその駆動を停止するとともに、前記シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置にあることを検出したとき前記電動モータを駆動する電動モータ制御手段とを備える。
【0012】
第2の発明では、第1の発明において前記第1設定値および第2設定値を前記前進用または後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結直前状態となるように設定する。
【0013】
第3の発明では、第1または第2の発明において前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設ける。
【0014】
第4の発明では、第3の発明において前記第2設定値を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く設定する。
【0015】
第5の発明は、所定の運転条件が成立したときに停止するエンジンと、運転操作に基づいて再発進を検出したときエンジンを再始動する再始動手段と、車両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトルクを駆動軸に付与するクリープ発生手段と、流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変速機と、エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともにその油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段と、電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油圧発生手段と、これら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの油圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給するマニュアルバルブと、前記第1油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路と、この第1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止弁と、
前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第2油圧供給回路と、この第2油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第2油圧発生手段への流れを規制する第2逆止弁と、この第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を検出する油圧検出手段と、車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1設定値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2設定値以上となったときその駆動を停止するとともに、前記シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置にあることを検出したとき前記第1設定値および第2設定値をそれぞれ所定値だけ大きくなる側に変更する電動モータ制御手段とを備える。
【0016】
第6の発明では、第5の発明において前記第1設定値および第2設定値を変更するための所定値を車両の走行条件に応じて制御する。
【0017】
第7の発明では、第5または第6の発明において前記第1設定値および第2設定値を前記前進用または後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結直前状態となるように設定する。
【0018】
第8の発明では、第5から第7までのいずれか一つの発明において前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設ける。
【0019】
第9の発明では、第8の発明において前記第2設定値を前記所定値だけ大きくなる側に変更する値を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く設定する。
【0020】
【発明の効果】
したがって、第1の発明は、通常走行中は、エンジンの運転によって第1油圧発生手段からの油圧が自動変速機に供給され、シフトレバーの状態に応じて前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方が締結されて駆動力の伝達を行う。
【0021】
そして、所定の運転条件(例えば、車速が20Km/h以下)が成立すると、エンジンは停止するとともに少なくともクリープ発生手段の駆動力によって走行が行われ、車両が停止すると、クリープ発生手段は駆動軸にクリープトルクを付与する。
【0022】
そして、運転操作に基づいて再発進を検出した場合、例えば、アクセルペダルを踏み込んだ場合には、エンジンが再始動されるとともにクリープ発生手段は作動を停止して、エンジンの駆動力によって車両が走行する通常走行に復帰する。
【0023】
上記車両運転中のエンジン停止時には、第1油圧発生手段からの油圧は自動変速機に供給されないが、第2油圧発生手段からの油圧によって、シフトレバーの状態に応じて選択された前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方が締結直前の状態に維持されるため、再発進時には、ブレーキペダルを離すとクリープトルクによって車両の発進が行われると同時にエンジンの再始動が行われ、エンジンの再始動後には第1油圧発生手段からの油圧によって、締結直前状態の前進用または後進用の摩擦締結要素が速やかに締結されて、円滑に通常走行へ移行でき、停車中には第2油圧発生手段からの油圧によって、シフトレバー状態に応じた前進用または後進用の摩擦締結要素を締結直前の状態に維持しておくことにより、車両発進時のショックを抑制して、ハイブリッド車両の再発進を前記従来例と同様に円滑に行いながらも、運転性を向上させることができ、さらに、第2油圧発生手段により、マニュアルバルブに接続された前進用または後進用の摩擦締結要素を締結直前の状態で維持可能な油圧を発生させれば足りるため、前記従来例に比して、装置が小型化、軽量化するとともに車両への搭載性が向上し、同時に、製造コストの低減を図ることも可能となる。
【0024】
以上述べた効果は先願装置と同様である。
【0025】
さて、先願装置では、停車時に運転者がシフトレバーを操作してNレンジやPレンジをセレクトしたとき、前進用または後進用の摩擦締結要素への油圧がマニュアルバルブよりドレーンされ前進用または後進用の摩擦締結要素が解放される。この状態から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)をセレクトしたとき、前進用または後進用の摩擦締結要素が完全解放状態から締結するため、作動油の急激な流れ込みにより一時的に油圧が低下する。したがって、停車時にシフトレバーをNレンジやPレンジにした状態から走行レンジをセレクトした直後にエンジンを始動するときは前進用または後進用の摩擦締結要素の締結が遅れて発進時のショックが発生する。
【0026】
これに対して第1の発明では、先願装置に加えて、停車中にシフトレバーがNレンジやPレンジにあるときは、検出油圧に関係なく、電動モータを駆動することで、NレンジやPレンジから走行レンジへセレクトされる瞬間のマニュアルバルブ上流の油圧を高めておくことで、第2油圧回路の油圧の低下を最小限に抑えている。これによってシフトレバーをNレンジまたはPレンジにした状態から走行レンジをセレクトした直後にエンジンを始動した場合においても、エンジンの始動により油圧が急激に上昇する前に前進用または後進用の摩擦締結要素の締結を速やかに終わらることができ、発進時のショックを抑制することができる。
【0027】
また、車両運転中のエンジン停止時に前進用摩擦締結要素または後進用摩擦締結要素が締結状態となるように検出油圧が第1設定値以下になったとき電動モータを駆動し、第2設定値以上となったときその駆動を停止するとともに、シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置にあることを検出したとき電動モータを駆動する場合も同様である。
【0028】
第2設定値がリリーフ弁の設定圧より高いと、電動モータの駆動により第2設定値にまで油圧が上昇する前にリリーフ弁により第2油圧発生手段からの作動圧がドレーンされ、電動モータの駆動が常時行われることになってしまうのであるが、第4の発明では第2設定値をリリーフ弁の設定圧よりも低くするので、電動モータの駆動が常時行われることがなく、これによって消費電力を抑制することができる。
【0029】
第5の発明では、車両運転中のエンジン停止時にシフトレバーがNレンジまたはPレンジにあるとき、第2油圧供給回路の油圧を所定量だけ上昇させることで、第1の発明と同様の効果が得られるほか、第1の発明と比較して、リリーフ弁からのリークが減少すること、電動モータの駆動時間が減少すること等から消費電力を節約できる。
【0030】
第6の発明では、車両の走行条件に応じて停車時の前進用または後進用の摩擦締結要素への供給油圧を自由に制御できるため、システムの油圧制御の自由度が拡大する。
【0031】
第2設定値を所定値だけ大きくなる側に変更した値がリリーフ弁の設定圧より高いと、電動モータの駆動により第2設定値を所定値だけ大きくなる側に変更した値にまで油圧が上昇する前にリリーフ弁により第2油圧発生手段からの作動圧がドレーンされ、電動モータの駆動が常時行われることになってしまうが、第9の発明では第2設定値を所定値だけ大きくなる側に変更する値をリリーフ弁の設定圧よりも低くするので、電動モータの駆動が常時行われることがなく、これによって消費電力を抑制することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1〜図3に本発明の一実施形態を示す。なお、これらの構成は先願装置(特願平9−132326号参照)と同様であり、以下先願装置を概説する。
【0033】
図1のハイブリッドシステムの概略構成図において、エンジン1はトランスアクスル100を介してドライブシャフト57と連結されて、トランスアクスル100はエンジン1のクランク軸1cの一端に連結されたトルクコンバータ10、前後進切換機構11、Vベルト式の無段変速機17、無段変速機17の従動軸28と差動装置56との間に介装されて第2モータジェネレータ4と結合されたアイドラ軸52及びアイドラ軸52に連結された差動装置56等から構成される。
【0034】
この、第2モータジェネレータ4(クリープ発生手段)は、インバータ50を介してハイブリッドコントロールユニット5により駆動されるもので、車両の発進時にはアイドラ軸52を介してドライブシャフト57を駆動するとともに、停車中にはクリープを発生させる所定のトルクをドライブシャフト57へ与え、コーストまたは減速時には、ドライブシャフト57からのエネルギーを回生してバッテリ(図示しない)に充電する。
【0035】
一方、エンジン1のクランク軸1cの他端には、補機1a、1bを駆動するためのプーリ1dが配設される。なお、補機1aは、例えば、パワーステアリング用油圧ポンプ、補機1bは、例えば、エアコン用コンプレッサー等で構成される。
【0036】
この、クランク軸1cに設けたプーリ1dは、ベルト1eを介してプーリ1fに連結され、このプーリ1fは同軸的に配設されたプーリ3aと電磁クラッチ8によって選択的に結合し、プーリ3aに巻き付けられたベルト1kを介して、補機1a、1bのプーリ1g、1hを駆動する。
【0037】
電磁クラッチ8を介してプーリ1fと選択的に締結可能なプーリ3aは、第1モータジェネレータ3に結合されて、エンジン1の停止時などには、電磁クラッチ8を解放駆動してプーリ3aをプーリ1fから切り離し、インバータ50を介してハイブリッドコントロールユニット5により駆動される第1モータジェネレータ3によって補機1a、1bの駆動を行う。
【0038】
第1モータジェネレータ3は、エンジン1の始動時または車両の発進時には電磁クラッチ8を締結してクランク軸1cのクランキングを行う始動手段として動作する一方、通常走行中には電磁クラッチ8を締結して発電機としてバッテリ51の充電を行い、エンジン1はクランク軸1cのプーリ1dを介して第1モータジェネレータ3及び補機1a、1bの駆動を行う。
【0039】
そして、信号待ちなどで車両の運転中に停車した場合には、電磁クラッチ8を解放するとともに、第1モータジェネレータ3を駆動して、停止したエンジン1に代わって補機1a、1bの駆動を行う。
【0040】
ここで、エンジン1は、車両の運転状態に応じて燃料噴射量や点火時期などをエンジンコントロールユニット6によって制御されるとともに、このエンジンコントロールユニット6は、ハイブリッドコントロールユニット5からの指令に応じてエンジン1の燃料噴射カットを行う。
【0041】
すなわち、車両の停車中やコーストまたは減速時には積極的に燃料噴射をカットして燃料を節約するとともに、所定の車速VSP以下の低速走行時には、エンジン1の燃料噴射をカットするとともに、第1モータジェネレータ3によってエンジン1のモータリングを行う一方、第2モータジェネレータ4を駆動して図示しないバッテリからの電力によって車両の走行を行い、エンジン1の熱効率を大幅に向上させるものである。
【0042】
エンジン1の駆動力を伝達するトランスアクスル100のうち、無段変速機17、前後進切換機構11及びトルクコンバータ10のロックアップクラッチ10aが油圧制御回路101を介して変速コントロールユニット7によって制御され、油圧制御回路101への油圧は、トルクコンバータ10の入力軸に連結されてエンジン1によって駆動される第1油圧発生手段としての油圧ポンプ14から供給される。
【0043】
変速コントロールユニット7は、シフトレバー81や図示しないスロットルの開度TVO(またはアクセルペダルの踏み込み量)及び車速VSP等の運転状態に応じて油圧制御回路101を駆動し、前進クラッチ12(前進用摩擦締結要素)、後進クラッチ13(後進用摩擦締結要素)及びロックアップクラッチ10aの締結、解放や無段変速機17の変速比制御を行う。
【0044】
ここで、ハイブリッドコントロールユニット5が車両の停車を検出すると、エンジン1を停止するとともに、第2モータジェネレータ4を駆動してクリープを発生させ、同時に、第1モータジェネレータ3を駆動して補機1a、1bの駆動を行うのであるが、このとき、エンジン1に駆動される油圧ポンプ14も停止するため油圧制御回路101への油圧の供給も停止する。
【0045】
これを回避するため、車両の停車中に油圧制御回路101へ油圧を供給して、前進クラッチ12または後進クラッチ13を停車中にも締結直前の状態を維持するために、ハイブリッドコントロールユニット5の指令に応じて作動する第2油圧発生源9が油圧制御回路101に接続される。
【0046】
次に、自動変速機としての無段変速機17について説明する。
【0047】
図1、図2において、無段変速機17は、一対の可変プーリとしてエンジン1に接続されたプライマリプーリ16と、駆動軸に連結されたセカンダリプーリ26を備え、これら一対の可変プーリはVベルト24によって連結されている。
【0048】
そして、無段変速機17の変速比(以下、プーリ比とする)及びVベルト24の接触摩擦力は、変速コントロールユニット7からの指令に応動する油圧制御回路101によって制御され、油圧制御回路101には図2に示すように、ライン圧PLを調整するライン圧ソレノイド74と、変速制御弁63を駆動するステップモータ64が収装される。なお、これらライン圧ソレノイド74及びステップモータ64は、変速コントロールユニット7が検出または演算した運転状態や目標変速比等に基づいて駆動される。
【0049】
変速コントロールユニット7は、無段変速機17のプライマリプーリ16の回転数Npriを検出する図示しないプライマリプーリ回転数センサ、セカンダリプーリ26の回転数Nsecを検出する図示しないセカンダリプーリ回転数センサからの信号と、インヒビタースイッチ80からのセレクト位置と、運転者が操作するアクセルペダルの踏み込み量に応じた図示しないスロットル開度センサからのスロットル開度TVO(またはアクセルペダルの踏み込み量)を読み込むとともに、車速VSPを読み込んで、車両の運転状態ないし運転者の要求に応じて、プーリ比ipを可変制御している。なお、本実施形態では、セカンダリ回転数Nsecを車速VSPとして読み込む。
【0050】
Vベルト式の無段変速機17について、図1、図2を参照しながら説明する。
【0051】
エンジン1のクランク軸1cと無段変速機17の入力軸15との間には流体伝動装置としてのトルクコンバータ10及び前後進切換機構11が介装されており、このトルクコンバータ10は、油圧制御回路101を介して変速コントロールユニット7に制御されるロックアップクラッチ10aを備えている。
【0052】
なお、トルクコンバータ10の入力軸には油圧ポンプ14(第1油圧発生手段)が連結されて、エンジン1の駆動によって発生した油圧を油圧制御回路101へ供給する。
【0053】
トルクコンバータ10の出力軸と無段変速機17の入力軸15の間には遊星歯車機構19を主体に構成された前後進切換機構11が介装され、前後進切換機構11は、油圧制御回路101に駆動される前進クラッチ12と後進クラッチ13を選択的に締結することで、入力軸15の回転方向を制御する。
【0054】
そして、この前後進切換機構11の出力側に無段変速機17の入力軸15が連結されて駆動側となるプライマリプーリ16が入力軸15と一体的に設けられる。
【0055】
プライマリプーリ16は、入力軸15と一体となって回転する固定円錐板18と、固定円錐板18と対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、プライマリプーリシリンダ室20へ作用する油圧によって入力軸15の軸方向へ変位可能な可動円錐板22から構成される。プライマリプーリシリンダ室20は、後述するセカンダリプーリシリンダ室32よりも大きな受圧面積を有している。
【0056】
一方、セカンダリプーリ26は従動軸28に設けられており、この従動軸28と一体となって回転する固定円錐板30と、この固定円錐板30と対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダリプーリシリンダ室32へ作用する油圧(ライン圧)に応じて従動軸28の軸方向へ変位可能な可動円錐板34から構成される。
【0057】
従動軸28にはアイドラギア48と噛み合う駆動ギア46が固設され、アイドラギア48のアイドラ軸52に設けたピニオンギア54がファイナルギア55と噛み合っている。
【0058】
このアイドラ軸52にはインバータ50を介してハイブリッドコントロールユニット5に制御される第2モータジェネレータ4が結合される。
【0059】
そして、ファイナルギア55は差動装置56を介してドライブシャフト57を駆動する。
【0060】
エンジン1の駆動トルクは、トルクコンバータ10及び前後進切換機構11に伝達され、前進クラッチ12が締結される一方、後進クラッチ13が解放される場合には、一体回転状態となっている遊星歯車機構19を介してトルクコンバータ10の出力軸と同一回転方向のまま入力軸15へと駆動力が伝達される。一方、前進クラッチ12が解放されるとともに後進クラッチ13が締結される場合には、遊星歯車機構19の作用により入力軸15はトルクコンバータ10の出力軸と逆方向に回転して駆動トルクが伝達される。
【0061】
入力軸15の駆動トルクは、プライマリプーリ16、Vベルト24、セカンダリプーリ26、従動軸28を介して、駆動ギア46から、アイドラギア48、アイドラ軸52、ピニオンギア54そしてファイナルギア55及び差動装置56を介してドライブシャフト57へ伝達される。
【0062】
上記のような駆動力伝達の際に、プライマリプーリシリンダ室20の油圧を制御してプライマリプーリ16の可動円錐板22及びセカンダリプーリ26の可動円錐板34を軸方向へ変位させ、Vベルト24との接触半径を変更することにより、プライマリプーリ16とセカンダリプーリ26との変速比、すなわちプーリ比ipを変えることができる。
【0063】
例えば、プライマリプーリ16のV字状プーリ溝の幅を縮小すれば、セカンダリプーリ26側のVベルト24の接触半径は大きくなるので、大きな変速比(Low側)を得ることができる。可動円錐板22及び34をこの逆方向へ変位させれば変速比は小さく(Hi側)なる。
【0064】
このような、プライマリプーリ16とセカンダリプーリ26のV字状プーリ溝の幅を変化させる制御は、プライマリプーリシリンダ室20とセカンダリプーリシリンダ室32への油圧制御によって行われる。
【0065】
上記変速制御は、図2に示すように、油圧制御回路101の変速制御弁63を駆動するステップモータ64を制御することで行われる。
【0066】
ステップモータ64は、変速コントロールユニット7からの指令に応動して変速制御弁63を駆動し、プライマリプーリ16のシリンダ室20及びセカンダリプーリ26のシリンダ室32へ供給される油圧を調整することで所定の変速比へ制御する。
【0067】
上記油圧制御回路101は、本願出願人が提案した特願平8−50386号等と同様に構成されており、ステップモータ64は図示しないピニオン及びラックを介してリンク67の一端に連結される。そして、このリンク67の途中には変速制御弁63が連結されるとともに、リンク67の端部は、プライマリプーリ16の可動円錐板22の軸方向で係合して、ステップモータ64による目標変速比と、可動円錐板22の軸方向位置で決まる実変速比が一致するように変速制御弁63がフィードバック制御され、プライマリプーリ16のシリンダ室20への油圧を調整する。
【0068】
上記油圧制御は、図2に示すように、油圧制御回路101のライン圧ソレノイド74及びステップモータ64を制御することで行われ、変速コントロールユニット7によってDuty制御されるライン圧ソレノイド74は、パイロット弁61、プレシャモディファイア62を介してライン圧制御弁60を駆動して、エンジン1に駆動される油圧ポンプ14からの油圧を所定のライン圧に設定してライン圧回路40(第1油圧供給回路)に供給すると同時に、ライン圧制御弁60の下流に接続されたクラッチ圧回路41(第1油圧供給回路)に所定の油圧を供給する。なお、セカンダリプーリ26のシリンダ室32は、ライン圧回路40と連通する。
【0069】
ライン圧制御弁60の下流に接続されたクラッチ圧回路41には、図3に示すように、逆止弁108(第1逆止弁)を介してシフトレバー81に応動するマニュアルバルブ107のポート107bが接続され、マニュアルバルブ107のスプール107sの位置に応じて、ポート107aまたはポート107bを介して前進クラッチ12または後進クラッチ13へ油圧を供給する。すなわち、シフトレバー81がDレンジなどの前進位置にあれば、ポート107bと107aが連通して前進クラッチ12にクラッチ圧回路41の油圧によって締結される一方、ポート107cはドレーンポート107dと連通して後進クラッチ13を解放する。
【0070】
また、シフトレバー81がRレンジの後進位置にあれば、ポート107bとポート107cが連通して後進クラッチ13にクラッチ圧回路41の油圧によって締結される一方、ポート107aはドレーン側(図中上方の×印)と連通して前進クラッチ12を解放する。
【0071】
ここで、図3において、油圧制御回路101を構成するクラッチ圧回路41には、逆止弁108とマニュアルバルブ107の間に別の逆止弁109(第2逆止弁)を介して第2油圧発生源9からの油圧を導く第2油圧供給回路42が接続される。
【0072】
逆止弁108は、第2油圧供給回路42からの油圧がライン圧制御弁60側へ流れるのを規制して、車両の停車中に発生する第2油圧発生源9からの油圧をマニュアルバルブ107のみへ導く一方、逆止弁109はエンジン1の運転中に、ライン圧制御弁60からの油圧が第2油圧発生源9へ流入するのを規制する。
【0073】
第2油圧発生源9では、電動ポンプ制御手段としてのハイブリッドコントロールユニット5に制御される電動モータ111に連結された第2油圧ポンプ112を第2油圧発生手段として配設し、車両運転中のエンジン停止時に、マニュアルバルブ107を介して前進クラッチ12または後進クラッチ13へ所定の油圧を供給するため、車両が運転状態、すなわち、図示しないイグニッションキーがONの間は、第2油圧発生源9において、以下のように油圧の供給が行われる。
【0074】
第2油圧ポンプ112の吐出圧は、リリーフ弁113によって所定の油圧に調圧された後、第2油圧供給回路42に供給される。
【0075】
そして、リリーフ弁113と逆止弁109の間には圧力センサ116(圧力検出手段)が配設され、このセンサ116により検出される油圧が所定値を超えると、ハイブリッドコントロールユニット5は電動モータ111への通電を停止する一方、検出油圧が所定値以下になると、ハイブリッドコントロールユニット5は電動モータ111への通電を再開する。
【0076】
ハイブリッドコントロールユニット5は、車両が運転状態にある間、すなわち、図示しないイグニッションキーがONの間は、圧力センサ116の検出する油圧状態に基づいて電動モータ111への通電を制御して、第2油圧供給回路42の油圧を所定値、たとえばクラッチの締結直前の値(例えば0.25MPa)に保つ。
【0077】
なお、通常走行中では、エンジン1に駆動される油圧ポンプ14からクラッチ圧回路41へ供給される油圧は、エンジン1のアイドリング状態でもリリーフ弁113の設定圧よりも十分高く、例えば、0.6MPaに設定されるため、逆止弁109は閉弁する一方、逆止弁108が開弁してライン圧制御弁60からの油圧によって前進クラッチ12または後進クラッチ13へマニュアルバルブ107を介して油圧が供給される。
【0078】
ここで、先願装置の作用効果について説明する。
【0079】
通常走行中は、エンジンコントロールユニット6はエンジン1に所定の燃料供給を指令するとともに、ハイブリッドコントロールユニット5は電磁クラッチ8を締結して第1モータジェネレータ3を発電機として回転させ、エンジン1の駆動力によって補機1a、1bの駆動を行う。
【0080】
また、第2モータジェネレータ4は空転するだけであり、エンジン1の駆動力は、トルクコンバータ10、前後進切換機構11、無段変速機17及び差動装置56を介してドライブシャフト57に伝達される。このとき、変速コントロールユニット7は運転状態に応じて無段変速機17の変速比を設定するとともに、所定の車速VSP以上であればロックアップクラッチ10aの締結を行う。
【0081】
そして、上記したようにハイブリッドコントロールユニット5は、車両が運転状態にある間、すなわち、図示しないイグニッションキーがONの間は、圧力センサ116の検出する油圧状態に基づいて電動モータ111への通電制御を行い、第2油圧供給回路42の油圧をクラッチの締結直前の値に保つ。
【0082】
一方、アクセルペダルが解放されてコースト状態になり、かつ所定の運転条件(例えば、車速VSPが20Km/h以下)が成立すると、ロックアップクラッチ10aが解放されるとともに、第2モータジェネレータ4は発電機としてエネルギーを回生する。このとき、ハイブリッドコントロールユニット5はエンジンコントロールユニット6へ燃料噴射カットを指令するとともに、アイドル回転数を維持するように第1モータジェネレータ3を駆動してエンジン1のモータリングを行う。
【0083】
したがって、上記コーストまたは減速状態では、エンジン1は燃料噴射が中止されるだけであるため、再度アクセルペダルを踏み込むと、モータリング中のエンジン1は迅速に運転を再開して、上記通常走行状態へ円滑に移行することができる。
【0084】
一方、上記低車速時のコーストまたは減速状態から車両が停止すると、ハイブリッドコントロールユニット5は電磁クラッチ8を解放して、プーリ3aをエンジン1に連結されたプーリ1fから切り離し、第1モータジェネレータ3によって補機1a、1bの駆動を行うとともに、第2モータジェネレータ4を駆動してアイドラ軸52から差動装置56を介してドライブシャフト57へクリープトルクを発生する。
【0085】
この停車状態では、エンジン1が完全に停止して、トルクコンバータ10に連結された油圧ポンプ14から油圧制御回路101への油圧供給が遮断されるため、クラッチ圧回路41の油圧が急減するのに対して、逆止弁108によって、マニュアルバルブ107下流の前後進クラッチ12、13の油圧はそのまま保持され、これら前後進クラッチ12、13からのリークによって、逆止弁108下流の油圧が徐々に減少する。
【0086】
そして、マニュアルバルブ107のポート107bに加わる油圧が、第2油圧供給回路42の油圧未満になると、逆止弁109が開弁して第2油圧ポンプ112から逆止弁109の下流に圧油が供給されて、前進クラッチ12または後進クラッチ13は、クラッチ締結直前の状態を維持することができる。
【0087】
したがって、車両の運転中の停車時には、マニュアルバルブ107のセレクト位置に応じた前進クラッチ12または後進クラッチ13が、締結直前の状態に維持されるため、前記従来例と同様に、信号停止などでの再発進を円滑に行うことができる。
【0088】
再発進時には、運転者が図示しないブレーキペダルを解放することにより、第2モータジェネレータ4のクリープトルクにより車両の発進が行われるとともに、図示しないアクセルペダルを踏み込むことにより、ハイブリッドコントロールユニット5は電磁クラッチ8を締結して第1モータジェネレータ3でエンジン1のクランキングを行ってエンジン1の再始動を行う。
【0089】
エンジン1の再始動によって、油圧ポンプ14から再びクラッチ圧回路41へ所定の油圧が供給されると、逆止弁108が開弁する一方、逆止弁109が閉弁し、エンジン1に駆動される油圧ポンプ14によって、マニュアルバルブ107下流の前進クラッチ12、後進クラッチ13の締結が行われて通常の走行状態へ円滑に復帰することができる。
【0090】
なお、再発進時では、エンジン1の完爆後(例えば、エンジン回転数Neが所定値以上)にハイブリッドコントロールユニット5は、第1及び第2モータジェネレータ3、4の駆動を停止して、エンジン1の駆動力のみによる通常走行状態へ移行する。
【0091】
このように、信号待ちなどの停車中において、第2モータジェネレータ4によってクリープトルクを付与するハイブリッド車両において、停車中には第2油圧発生源9からの油圧によって、シフトレバー81の位置に応じた前進クラッチ12または後進クラッチ13を締結直前の状態に維持しておくことにより、車両発進時の変速ショックを抑制して、運転性を向上させることができる。
【0092】
そして、第2油圧発生源9では、トランスアクスル100のトルクコンバータ10、前後進切換機構11及び自動変速機としての無段変速機17を制御する油圧制御回路101のうち、マニュアルバルブ107の下流に接続された発進クラッチ12または後進クラッチ13を締結直前の状態で維持可能な油圧を発生すれば足りるため、前記従来例のように、油圧ユニット全体へ油圧を供給する場合に比して、電動モータ111及び第2油圧ポンプ112の容量を大幅に縮小することが可能となって、油圧制御回路101に付加する第2油圧発生源9を小型、軽量に構成することによって車両への搭載性を向上させることができ、同時に、製造コストの低減を図ることも可能となるのである。
【0093】
以上で先願装置についての概説を終える。
【0094】
さて、先願装置では、車両運転中のエンジン停止時に運転者がシフトレバー81を操作してNレンジやPレンジをセレクトしたとき、クラッチ油圧がマニュアルバルブ107よりドレーンされクラッチが解放される。この状態から走行レンジをセレクトしたとき前進用クラッチまたは後進用クラッチが完全解放状態から締結するため、クラッチピストン室への作動油の急激な流れ込みにより一時的に油圧が低下する。したがって、信号待ちなどの停車時にシフトレバーをNレンジやPレンジにした状態から走行レンジ(DレンジまたはRレンジ)をセレクトした直後にエンジンを始動するときはクラッチの締結が遅れて発進時のショックが発生する。
【0095】
これに対処するため本発明の第1実施形態では、先願装置に加えて、車両運転中のエンジン停止時にシフトレバーがNレンジやPレンジにあるときは、検出油圧に関係なく電動モータへ11への通電を行う。
【0096】
ハイブリッドコントロールユニット5で実行されるこの制御の内容を図4のフローチャートに従って説明する。
【0097】
同図は電動モータ111への通電制御を行うためのもので、一定時間毎(たとえば10ms毎)に繰り返し実行する。先願装置との比較では、先願装置に対してステップ2、3を新たに追加したものである。
【0098】
ステップ1では車両運転中のエンジン停止時であるかどうかみて、車両運転中のエンジン停止時であれば、ステップ2に進み、インヒビタースイッチ80からの信号をみる。インヒビタースイッチ80はシフトレバー81のセレクト位置を検出するためのもので、このスイッチ信号よりシフトレバーのセレクト位置がNレンジまたはPレンジにあるときは、ステップ3に進んで電動モータ111への通電を行う(電動モータ111を駆動する)。これは、先願装置の場合よりも電動モータ111への通電(第2油圧ポンプ112の駆動)の機会を増やすもので、これによって第2油圧発生源9からの油圧供給能力が向上する。
【0099】
これに対して、シフトレバー81のセレクト位置がNレンジでもなくPレンジでもないときはステップ4以降に進む。ステップ4以降は先願装置と同様である。すなわち、ステップ4、5で検出油圧と第1設定値(例えば0.2MPa)、第2設定値(例えば0.3MPa)を比較し、検出油圧が第1設定値以下になるとステップ6に進んで電動モータ111への通電を行い、第2設定値以上になったときはステップ7に進んで電動モータ111への通電を停止する。
【0100】
ここで、第1設定値と第2設定値は、前進クラッチ12または後進クラッチ13が締結直前の状態となるように設定している。第2設定値を第1設定値よりも高くしているのは、設定値にヒステリシスを設けたものである。
【0101】
また、第2設定値はリリーフ弁113の設定圧(例えば0.4MPa)よりも低く設定する。これは、第2設定値がリリーフ弁113の設定圧より高いと、電動モータ111への通電により第2設定値にまで油圧が上昇する前にリリーフ弁113により第2油圧ポンプ112からの作動圧がドレーンされ、電動モータ111への通電が常時行われることになってしまうので、これを避けるためである。
【0102】
このようにして、本実施形態では、
NレンジまたはPレンジから走行レンジへセレクトされる瞬間のマニュアルバルブ上流の油圧を高めておくことで、第2油圧発生源の油圧の低下を最小限に抑えることができることから、シフトレバーをNレンジまたはPレンジにした状態から走行レンジをセレクトした直後にエンジンを始動した場合にも、エンジンの始動により油圧が急激に上昇する前にクラッチの締結を速やかに終わらせることができ、発進時のショックを抑制することができる。
【0103】
図5のフローチャートは第2実施形態で、第1実施形態の図4に対応する。図4と同一部分には同一のステップ番号を付けている。
【0104】
第1実施形態と相違する部分を主に説明すると、シフトレバーがNレンジまたはPレンジにあるとき、ステップ2よりステップ12に進んで、第1設定値および第2設定値をそれぞれ所定値B1およびB2(ただし、B1、B2とも正の値)だけ大きくなる側に変更することから、このときは、第1設定値にB1を加えた値以下で電動モータ111への通電が行われ、第2設定値にB2を加えた値以上で電動モータ111への通電を停止することになり(ステップ13、6、ステップ14、7)、第2油圧ポンプ112の吐出圧を第1実施形態の場合より所定値だけ上昇させることができる。
【0105】
ここで、所定値B1およびB2はそれぞれ車両の走行条件等に応じて変更することが可能である。ただし、B2の最大値は、第2設定値に所定値B2を加算した値がリリーフ弁113の設定値を超えないように設定する。ここでも、第2設定値にB2を加算した値がリリーフ弁113の設定値を超えていると、電動モータ111への通電時に、第2設定値にB2を加算した値にまで第2油圧供給回路42の油圧が上昇する前にリリーフ弁113により第2油圧ポンプ112からの作動圧がドレーンされ、電動モータ111への通電が常時行われることになってしまうからである。
【0106】
このようにして第2実施形態では、車両運転中のエンジン停止時にシフトレバーがNレンジまたはPレンジにあるとき、第2油圧供給回路42の油圧を所定量だけ上昇させることで、第1実施形態と同様に、その後シフトレバーが走行レンジにセレクトされ、その直後に発進が行われる場合にも、クラッチ締結を速やかに行わせることができる。
【0107】
また、第2実施形態では、所定値B1およびB2を車両の走行条件等に応じて変更することにより、車両の走行条件等に応じてエンジン停止時のクラッチへの供給油圧を自由に制御できるため、システムの油圧制御の自由度が拡大する。
【0108】
さらに、第1実施形態(NレンジまたはPレンジおいて第2油圧発生源が常時ONのため常にリリーフ弁が作動する(調圧のためドレーンする))と比較して、リリーフ弁113からのリーク(調圧のためのドレーン)が減少すること、電動モータ111の通電時間が減少すること等から消費電力を節約することができる。
【0109】
実施形態において、自動変速機として無段変速機を採用した場合を示したが、遊星歯車式の自動変速機を用いてもよく、この場合、上記実施形態の遊星歯車機構11の前進クラッチ12及び後進クラッチを、遊星歯車式自動変速機のフォワードクラッチ及びリバースブレーキとすればよい。
【0110】
実施形態では、先願装置を前提として説明したが、先願装置を前提とするものに限定されるものでなく、第2油圧発生源9より車両運転中のエンジン停止時に前進クラッチまたは後進クラッチが締結状態となる油圧を発生するように第1設定値および第2設定値を設定する場合にも本発明の適用がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示すハイブリッドシステム車両の概略構成図である。
【図2】第1実施形態のVベルト式無段変速機の油圧制御回路の概略図である。
【図3】第1実施形態の第2油圧発生源及び油圧制御回路の概略図である。
【図4】第1実施形態の電動ポンプの通電制御を説明するためのフローチャートである。
【図5】第2実施形態の電動ポンプの通電制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン
2 自動変速機
3 第1モータジェネレータ
4 第2モータジェネレータ
5 ハイブリッドコントロールユニット
10 トルクコンバータ
12 前進クラッチ
13 後進クラッチ
14 油圧ポンプ
17 無段変速機
42 第2油圧供給回路
80 インヒビタースイッチ
81 シフトレバー
107 マニュアルバルブ
108 第1逆止弁
109 第2逆止弁
111 電動モータ
112 第2油圧ポンプ
113 リリーフ弁
116 圧力センサ

Claims (9)

  1. 所定の運転条件が成立したときに停止するエンジンと、
    運転操作に基づいて再発進を検出したときエンジンを再始動する再始動手段と、
    車両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトルクを駆動軸に付与するクリープ発生手段と、
    流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変速機と、
    エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともにその油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段と、
    電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油圧発生手段と、
    これら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの油圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給するマニュアルバルブと、
    前記第1油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路と、
    この第1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止弁と、
    前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第2油圧供給回路と、
    この第2油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第2油圧発生手段への流れを規制する第2逆止弁と、
    この第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を検出する油圧検出手段と、
    車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1設定値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2設定値以上となったときその駆動を停止するとともに、前記シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置にあることを検出したとき前記電動モータを駆動する電動モータ制御手段と
    を備えることを特徴とするハイブリッドシステム車両の発進装置。
  2. 前記第1設定値および第2設定値を前記前進用または後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結直前状態となるように設定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  3. 前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設けることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  4. 前記第2設定値を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く設定することを特徴とする請求項3に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  5. 所定の運転条件が成立したときに停止するエンジンと、
    運転操作に基づいて再発進を検出したときエンジンを再始動する再始動手段と、
    車両運転中のエンジン停止時に少なくともクリープトルクを駆動軸に付与するクリープ発生手段と、
    流体伝導手段を介してエンジンに連結された自動変速機と、
    エンジンの駆動力によって油圧を発生するとともにその油圧を自動変速機に供給する第1油圧発生手段と、
    電動モータの駆動力によって油圧を発生する第2油圧発生手段と、
    これら第1油圧発生手段または第2油圧発生手段からの油圧を、シフトレバーの状態に応じて前記自動変速機の前進用または後進用の摩擦締結要素のうちの一方に供給するマニュアルバルブと、
    前記第1油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第1油圧供給回路と、
    この第1油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第1油圧発生手段への流れを規制する第1逆止弁と、
    前記第2油圧発生手段と前記マニュアルバルブを連通する第2油圧供給回路と、
    この第2油圧供給回路に介装され前記マニュアルバルブより前記第2油圧発生手段への流れを規制する第2逆止弁と、
    この第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧を検出する油圧検出手段と、
    車両運転中のエンジン停止時にこの検出油圧が第1設定値以下になったとき前記電動モータを駆動し、第2設定値以上となったときその駆動を停止するとともに、前記シフトレバーがニュートラル位置またはパーキング位置にあることを検出したとき前記第1設定値および第2設定値をそれぞれ所定値だけ大きくなる側に変更する電動モータ制御手段と
    を備えることを特徴とするハイブリッドシステム車両の発進装置。
  6. 前記第1設定値および第2設定値を変更するための所定値を車両の走行条件に応じて制御することを特徴とする請求項5に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  7. 前記第1設定値および第2設定値を前記前進用または後進用の摩擦締結要素が締結状態または締結直前状態となるように設定することを特徴とする請求項5または6に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  8. 前記第2逆止弁と前記第2油圧発生手段との間の油圧の上限値を規定するリリーフ弁を設けることを特徴とする請求項5から7までのいずれか一つに記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
  9. 前記第2設定値を前記所定値だけ大きくなる側に変更する値を前記リリーフ弁の設定圧よりも低く設定することを特徴とする請求項8に記載のハイブリッドシステム車両の発進装置。
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