JP2001090793A - アイドル運転停止車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置 - Google Patents
アイドル運転停止車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置Info
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Abstract
ッチと直列に設けるベルト式無段変速機構のプーリ側圧
を制御する装置において、エンジン回転速度と吸気負圧
とから求めたエンジンの出力トルクに対応するベルト伝
達トルクTQBLTNORMに基づいてプーリ側圧を決
定する通常の方式でエンジン停止状態からの発進時の制
御を行うと、エンジン始動当初は吸気負圧が小さいた
め、エンジンの出力トルクが大きいと誤判断してプーリ
側圧が過大になり、耐久性の悪化やフリクションロスに
よる燃費性の悪化を生ずる。このような不具合を解消す
るのが本発明の課題である。 【解決手段】 アイドル停止状態からの発進時、発進ク
ラッチの係合力から求めた発進クラッチの伝達トルクT
QSCXに対応するベルト伝達トルクTQBLTSC
と、エンジン出力に対応するベルト伝達トルクTQBL
TNORMとを比較し、小さい方のベルト伝達トルクに
対応するドライブプーリの伝達トルクTQDRとドリブ
ンプーリの伝達トルクTQDNに基づいて各プーリのプ
ーリ側圧PDR、PDNを制御する。
Description
下でエンジンを自動的に停止するようにしたアイドル運
転停止車両の変速装置に、発進クラッチと直列に設ける
ベルト式無段変速機構のドライブプーリとドリブンプー
リとに付与するプーリ側圧を制御するアイドル運転停止
車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置に関す
る。
プーリとドリブンプーリとに付与するプーリ側圧は、エ
ンジンの出力トルクに対応するベルト伝達トルクに基づ
いて、ベルトスリップを生じないような値に制御されて
いる。そして、エンジンの出力トルクは、エンジンの回
転速度と吸気負圧とから算出している。
において、エンジン停止状態から発進する際は、吸気負
圧が発生していない状態からエンジンが始動されるた
め、エンジン回転速度が或る程度上昇して吸気負圧が大
きくなるまで、エンジン回転速度と吸気負圧とから算出
するエンジン出力トルクは実際値より大きくなってしま
う。その結果、プーリ側圧が過大になって、プーリ及び
ベルトの耐久性に悪影響が及ぶと共に、プーリのベルト
進入点及びベルト離脱点におけるプーリとベルト間のフ
リクションロスが大きくなって燃費性にも悪影響が及
ぶ。
状態からの発進時にプーリ側圧が過大になることを防止
できるようにした制御装置を提供することを課題として
いる。
本発明は、停車時に所定条件下でエンジンを自動的に停
止するようにしたアイドル運転停止車両の変速装置に、
発進クラッチと直列に設けるベルト式無段変速機構のド
ライブプーリとドリブンプーリとに付与するプーリ側圧
を制御する装置において、エンジン停止状態からの発進
時、エンジンの回転速度と吸気負圧とから求めたエンジ
ンの出力トルクに対応するベルト伝達トルクと、発進ク
ラッチの係合力から求めた発進クラッチの伝達トルクに
対応するベルト伝達トルクとのうち小さい方のベルト伝
達トルクに基づいてプーリ側圧を制御するようにしてい
る。
伝達トルク、即ち、無段変速機構の伝達トルクは発進ク
ラッチの伝達トルク以上に大きくなることはない。従っ
て、エンジン出力トルクに対応するベルト伝達トルクと
発進クラッチの伝達トルクに対応するベルト伝達トルク
とのうち小さい方のベルト伝達トルクに基づいてプーリ
側圧を制御しても、ベルトスリップは生じない。
度と吸気負圧とから算出するエンジン出力トルクが実際
値より大きくなっても、プーリ側圧は発進クラッチの伝
達トルクに応じた値に制御されることになり、プーリ側
圧が過大になることが防止される。
は、個々のクラッチでばらつきがあり、また、経時的に
変化するため、発進クラッチの実際の伝達トルクが係合
力から求められる通常の伝達トルクを上回ることがあ
り、この場合、通常の伝達トルクに応じた値にプーリ側
圧を制御すると、ベルトスリップを生ずる。そのため、
発進クラッチの係合力から求める発進クラッチの伝達ト
ルクは通常の伝達トルクに安全率を掛けた値にすべきで
ある。その結果、発進クラッチの伝達トルクのみに基づ
いてプーリ側圧を制御すると、プーリ側圧が実際のベル
ト伝達トルクに比し過大になってしまうことがある。そ
こで、本発明では、発進クラッチの伝達トルクに対応す
るベルト伝達トルクよりエンジン出力トルクに対応する
ベルト伝達トルクの方が小さいときは、後者のベルト伝
達トルクに基づいてプーリ側圧を制御するようにしてい
る。
る。この変速装置は、エンジン1にカップリング機構2
を介して連結される入力軸3と出力軸4との間に配置し
たベルト式無段変速機構5と、無段変速機構5の入力側
に配置した前後進切換機構6と、無段変速機構5の出力
側に配置した油圧クラッチから成る発進クラッチ7とを
備えている。
ドライブプーリ50と、出力軸4に回り止めして連結し
たドリブンプーリ51と、両プーリ50,51間に巻掛
けした金属Vベルト52とで構成される。各プーリ5
0,51は、固定シーブ50a,51aと、固定シーブ
50a,51aに対し軸方向に相対移動可能な可動シー
ブ50b,51bと、可動シーブ50b,51bを固定
シーブ50a,51a側に押圧するシリンダ50c,5
1cとで構成され、両プーリ50,51のシリンダ50
c,51cへの供給油圧を適宜制御することにより、ベ
ルト52の滑りを生じない適切なプーリ側圧を発生させ
ると共に両プーリ50,51のプーリ幅を変化させ、ベ
ルト52の巻掛け径を変化させて無段変速を行う。
サンギア60と、ドライブプーリ50に結合したリング
ギア61と、入力軸1に軸支したキャリア62と、キャ
リア62に軸支した、サンギア60とリングギア61と
に咬合する遊星ギア63と、入力軸1とリングギア61
とを連結可能な前進クラッチ64と、キャリア62を固
定可能な後進ブレーキ65とを備える、油圧作動式の遊
星ギア機構で構成されている。前進クラッチ64が係合
されると、リングギア61が入力軸3と一体に回転し、
ドライブプーリ60は入力軸3と同方向(前進方向)に
駆動される。また、後進ブレーキ65が係合されると、
リングギア61がサンギア60とは逆の方向に回転さ
れ、ドライブプーリ60は入力軸3とは逆方向(後進方
向)に駆動される。前進クラッチ64と後進ブレーキ6
5とが共に解放されると、前後進切換機構6を介しての
動力伝達が断たれる。
り、該クラッチ7が係合すると、無段変速機構5で変速
されたエンジン出力が発進クラッチ7の出力側のギア列
8を介して差動機構9に伝達され、差動機構9から車両
の左右の駆動輪(図示せず)に駆動力が伝達される。発
進クラッチ7が解放されたときには動力伝達が行えず、
変速装置は中立状態になる。
結されており、電動モータ10による加速時等のパワー
アシストと、減速時のエネルギー回収と、エンジン1の
始動とを行う。停車時は、所定条件、例えば、ブレーキ
がオン、エアコンスイッチがオフ、ブレーキブースタ負
圧が所定値以上という条件が成立したときエンジン1を
自動的に停止し、その後ブレーキがオフされたとき電動
モータ10によりエンジン1を始動して、エンジン停止
状態からの発進を行う。
リンダ50c,51c、前記クラッチ64、後進ブレー
キ65及び発進クラッチ7の油圧は油圧回路11によっ
て制御される。油圧回路11には、図2に示す如く、エ
ンジン1で駆動される油圧ポンプ12が設けられてお
り、油圧ポンプ12からの吐出圧をレギュレータ13で
所定のライン圧に調圧し、このライン圧を元圧として、
ドライブプーリ50とドリブンプーリ51の各シリンダ
50c,51cの油圧(プーリ側圧)を第1と第2の各
調圧弁141,142で調圧し得るようにしている。各調
圧弁141,142は、ばね141a,142aで左方の開き
側に押圧されると共に、左端の油室141b,142bに入
力するプーリ側圧で右方の閉じ側に押圧されている。更
に、第1調圧弁141用の第1リニアソレノイド弁151
と第2調圧弁142用の第2リニアソレノイド弁152と
を設けて、各調圧弁141,142の右端の油室141c,
142cに各リニアソレノイド弁151,152からの出力
圧を入力し、かくて、第1と第2の各リニアソレノイド
弁151,152によりドライブプーリ50とドリブンプ
ーリ51の各プーリ側圧を制御し得るようにしている。
また、第1と第2の両リニアソレノイド弁151,152
の出力圧のうち高圧側の出力圧を切換弁16を介してレ
ギュレータ13に入力し、この出力圧でライン圧を制御
して、ベルト52の滑りを生じない適切なプーリ側圧を
発生させるようにしている。尚、第1と第2の各リニア
ソレノイド弁151,152は、ばね151b,152bで左
方の開き側に押圧されると共に、自己の出力圧とソレノ
イド151a,152aの電磁力とで右方の閉じ側に押圧さ
れており、モジュレータ弁17からのモジュレート圧
(ライン圧より一定値低い圧)を元圧として、ソレノイ
ド151a,152aの通電電流値に反比例した油圧を出力
する。
する油路が接続されており、この油路に第3リニアソレ
ノイド弁153が介設されている。第3リニアソレノイ
ド弁153は、ばね153bと発進クラッチ7の油圧とで
右方の閉じ側に押圧されると共に、ソレノイド153aの
電磁力で左方の開き側に押圧されており、かくて、発進
クラッチ7の油圧は、モジュレート圧を元圧として、ソ
レノイド153aの通電電流値に比例して変化する。
は、マニュアル弁18を介してモジュレート圧が供給さ
れるようになっている。マニュアル弁18は、図外のセ
レクトレバーに連動して、パーキング用の「P」と、後
進用の「R」と、ニュートラル用の「N」と、通常走行
用の「D」と、スポーティ走行用の「S」と、低速保持
用の「L」との計5位置に切換自在であり、「D」
「S」「L」の各位置でモジュレート圧を前進クラッチ
64に供給し、「R」位置でモジュレート圧を後進ブレ
ーキ65に供給し、「N」「P」の各位置で前進クラッ
チ64と後進ブレーキ65の両者へのモジュレート圧の
供給を停止するように構成されている。尚、マニュアル
弁18には絞り19を介してモジュレート圧が供給され
るようにしている。
1,152,153は、車載コンピュータから成るコント
ローラ20(図1参照)で制御される。コントローラ2
0には、エンジン1の点火パルスと、エンジン1の吸気
負圧PBやスロットル開度θを示す信号と、ブレーキペ
ダルの踏込みを検出するブレーキスイッチ21からの信
号と、セレクトレバーのセレクトポジションを検出する
ポジションセンサ22からの信号と、ドライブプーリ5
0の回転速度を検出する速度センサ231からの信号
と、ドリブンプーリ51の回転速度を検出する速度セン
サ232からの信号と、発進クラッチ7の出力側の回転
速度、即ち車速を検出する速度センサ23 3からの信号
と、変速装置の油温を検出する油温センサ24からの信
号とが入力されており、コントローラ20はこれら信号
に基づいて第1乃至第3リニアソレノイド弁151,1
52,153を制御する。
照して説明する。先ず、S1のステップでフラグF1が
1にセットされているか否かを判別する。F1は、エン
ジン停止状態からの発進に際し、エンジン1の始動中
「1」にセットされ、始動完了で「0」にリセットされ
る。発進当初は、F1=1と判別されるため、S2のス
テップに進んで減算式タイマの残り時間TMを所定時間
YTMにセットした後、S3のステップでフラグF2を
「0」にリセットし、次に、S4のステップに進んでプ
ーリ側圧の発進モードでの制御を行う。
と、S5のステップでフラグF2が「1」にセットされ
ているか否かを判別する。始動完了当初はF2=0にな
っているため、S6のステップに進み、エンジン1の点
火パルスの入力時間差から算出したエンジン回転速度N
Eが所定速度YNE以上になったか否かを判別する。N
E≧YNEであれば、S7のステップでエンジン回転速
度NEとドライブプーリ50の回転速度NDRとの偏差
の絶対値が所定値YNENDRになったか否かを判別す
る。ドライブプーリ50は、エンジン始動後の油圧回路
11の油圧の立上りで前進クラッチ64や後進ブレーキ
65に給油されて前後進切換機構6を介しての動力伝達
が開始されたところで回転され始める。|NE−NDR
|≦YNENDRになったときは、前後進切換機構6が
動力を伝達するインギア状態になったと判断し、S8の
ステップでフラグF2を「1」にセットした後、S9の
ステップに進む。次回からは、S5のステップから直接
S9のステップに進む。S9のステップでは、上記減算
式タイマの残り時間TMが零になったか否か、即ち、前
後進切換機構6のインギア判別時点からの経過時間がY
TMになったか否かを判別し、TM≠0であれば、S4
のステップに進んで発進モードでの制御を継続し、TM
=0になったとき、S10のステップに進んでプーリ側
圧の通常モードでの制御を行う。通常モードでは、エン
ジン回転速度NEと吸気負圧PBとからエンジン1の出
力トルクを算出し、この出力トルクに対応するベルト伝
達トルクに基づいてベルトスリップを生じないようにプ
ーリ側圧を制御する。
S4−1のステップで発進クラッチ7の伝達トルクTQ
SCXを検索する。TQSCXは、図5に示す如く、発
進クラッチ7の係合力たるクラッチ圧(発進クラッチの
油圧)に応じた通常の伝達トルク(点線)にクラッチ板
の摩擦係数のばらつきを考慮した安全率を掛けた値に設
定されており、現時点のクラッチ圧に対応するTQSC
Xの値をテーブル検索する。尚、クラッチ圧は、発進当
初、発進クラッチ7の無効ストロークを詰める程度の油
圧に制御し、前後進切換機構6のインギア後に通常走行
時の油圧に上昇させるようにしている。
のステップに進み、TQSCXをエンジン停止時の無段
変速機構5の減速比ISRA10で除して、TQBLT
SCXを算出する。次に、S4−3のステップに進み、
TQBLTSCXに所定値TQISSTを加算してベル
ト伝達トルクTQBLTSCを算出する。尚、TQIS
STは、静止状態のドリブンプーリ51を回転させるの
に必要なドリブンプーリ51のイナーシャ分のトルクを
考慮したものであり、例えば、無段変速機構5の減速比
を最大(ローレシオ)にしてエンジン回転速度を300
msecで1000rpmまで上昇させたときにベルト
52に作用するドリブンプーリ51のイナーシャによる
負荷トルクに相当する値に設定される。
速度NEと吸気負圧PBとから求めるエンジン出力トル
クに対応するベルト伝達トルクTQBLTNORMを算
出する。そして、S4−5のステップでTQBLTNO
RMがTQBLTSC以上になっているか否かを判別
し、TQBLTNORM≧TQBLTSCであれば、S
4−6のステップでドライブプーリ50の伝達トルクT
QDRをTQBLTSCに設定し、TQBLTNORM
<TQBLTSCであれば、S4−7のステップでTQ
DRをTQBLTNORMに設定する。
リ50の回転速度NDRが所定速度YNDR以下か否か
を判別する。YNDRは、ドライブプーリ50が低回転
であると、ドライブプーリ50の回転速度NDRやドリ
ブンプーリ51の回転速度NDNの検出精度が悪くなっ
て、無段変速機構5の減速比RAT10(=NDR/N
DN)を正確に算出できなくなることを考慮したもので
あり、減速比の算出精度を確保できるNDRの下限値に
設定されている。そして、NDR≦YNDRであれば、
S4−9のステップでドリブンプーリ51の伝達トルク
TQDNをTQDRに最大減速比YLOWを乗算した値
に設定し、NDR>YNDRであれば、S4−10のス
テップでTQDNをTQDRにその時点で計測された減
速比RAT10を乗算した値に設定する。
すると、S4−11のステップでTQDRに対応するド
ライブプーリ50の側圧PDRと、TQDNに対応する
ドリブンプーリ51の側圧PDNとを算出し、第1と第
2のリニアソレノイド弁15 1,152に対しPDR,P
DNの油圧指令を出力する。
らの発進当初、吸気負圧PBが小さくてエンジン出力の
算出値が誤って大きな値になっても、S4−5のステッ
プでTQBLTNORM≧TQBLTSCと判定され
て、TQDNは発進クラッチ7の伝達トルクで規定され
るベルト伝達トルクTQBLTSCに設定され、プーリ
側圧が実際のベルト伝達トルクに比し過大になることが
防止される。また、吸気負圧PBが正常に検出できる領
域になって、TQBLTNORM<TQBLTSCと判
定されれば、TQDNはエンジン出力トルクで規定され
るベルト伝達トルクTQBLTNORMに設定される。
そのため、発進クラッチ7の伝達トルクを安全率を掛け
て高めに設定しておいても、プーリ側圧を適切に制御で
きるようになる。
油圧クラッチで構成したが、発進クラッチ7を電磁クラ
ッチ等の油圧クラッチ以外のもので構成する場合にも同
様に本発明を適用できる。
によれば、エンジン停止状態からの発進時にプーリ側圧
が過大になることを防止でき、プーリやベルトの耐久性
が向上すると共に、フリクションロスが低減して燃費性
も向上する。
速装置の一例を示すスケルトン図
フローチャート
を示すフローチャート
を示すグラフ
Claims (1)
- 【請求項1】 停車時に所定条件下でエンジンを自動的
に停止するようにしたアイドル運転停止車両の変速装置
に、発進クラッチと直列に設けるベルト式無段変速機構
のドライブプーリとドリブンプーリとに付与するプーリ
側圧を制御する装置において、 エンジン停止状態からの発進時、エンジンの回転速度と
吸気負圧とから求めたエンジンの出力トルクに対応する
ベルト伝達トルクと、発進クラッチの係合力から求めた
発進クラッチの伝達トルクに対応するベルト伝達トルク
とのうち小さい方のベルト伝達トルクに基づいてプーリ
側圧を制御する、 ことを特徴とするアイドル運転停止車両における無段変
速機のプーリ側圧制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000107970A JP3756377B2 (ja) | 1999-07-21 | 2000-04-10 | アイドル運転停止車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置 |
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-206436 | 1999-07-21 | ||
JP20643699 | 1999-07-21 | ||
JP2000107970A JP3756377B2 (ja) | 1999-07-21 | 2000-04-10 | アイドル運転停止車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001090793A true JP2001090793A (ja) | 2001-04-03 |
JP3756377B2 JP3756377B2 (ja) | 2006-03-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000107970A Expired - Fee Related JP3756377B2 (ja) | 1999-07-21 | 2000-04-10 | アイドル運転停止車両における無段変速機のプーリ側圧制御装置 |
Country Status (5)
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---|---|
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EP (1) | EP1070885B1 (ja) |
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