JPH09250370A - 無段変速機のフェイルセーフ制御装置 - Google Patents

無段変速機のフェイルセーフ制御装置

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JPH09250370A
JPH09250370A JP8061075A JP6107596A JPH09250370A JP H09250370 A JPH09250370 A JP H09250370A JP 8061075 A JP8061075 A JP 8061075A JP 6107596 A JP6107596 A JP 6107596A JP H09250370 A JPH09250370 A JP H09250370A
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line pressure
control means
variable transmission
failure
continuously variable
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Makoto Sawada
澤田  真
Hirobumi Okahara
博文 岡原
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライン圧制御系故障時の油温の上昇を防止し
ながら走行を継続する。 【解決手段】 Vベルトの接触摩擦力がライン圧に基づ
いて可変制御されるプライマリ側とセカンダリ側の一対
の可変プーリを備えた無段変速機100と、車両の運転
状態に応じて前記ライン圧の指令値を演算する変速制御
手段101と、ライン圧指令値に応じた油圧を可変プー
リへ供給するライン圧制御手段103と、ライン圧制御
手段103が故障した場合には可変プーリへ所定の最大
油圧を供給するフェイルセーフ手段104と、運転状態
に応じてエンジンを制御するエンジン制御手段102
と、ライン圧を検出する手段105と、ライン圧の検出
値とライン圧指令値に基づいてライン圧制御手段103
の故障を判定する故障判定手段106と、この判定にお
いて故障が判定されたときにエンジン制御手段102へ
エンジン回転数の低減を要求するエンジン回転数抑制手
段107とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無段変速機のフェ
イルセーフ制御装置の改良に関し、特にVベルト式の無
段変速機に採用される油圧制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される無段変速機としては、
Vベルト式のものが従来から知られており、例えば、本
願出願人が提案した特開昭61−105347号公報等
がある。
【0003】これは、無段変速機のVベルトとの接触プ
ーリ幅が、油圧に基づいて可変制御される駆動側と従動
側の一対の可変プーリを備え、それぞれの可変プーリに
付与する油圧の大きさを変化させることにより、連続的
に変速比を変更するものであり、Vベルトと可変プーリ
の接触摩擦力はライン圧に応じて可変制御されている。
このライン圧は入力トルクの大きさに応じて設定され、
このライン圧に応じてベルトとプーリの接触摩擦力が確
保される。
【0004】このような無段変速機の変速制御として
は、運転者が操作するアクセルペダルの踏み込み量と、
車速に応じて目標変速比を演算し、この目標変速比に実
変速比が一致するように可変プーリへの油圧を制御する
自動変速が行われており、車両の運転状態または運転者
の要求に応じた適切な変速比へ自動的に変速を行ってい
る。
【0005】Vベルトとプーリの接触摩擦力を確保する
ライン圧は、変速制御コントロールユニットにDuty
制御されるソレノイド弁等で調整されており、万が一、
このライン圧の制御系を構成する制御回路やソレノイド
の断線、故障等によってソレノイド弁が駆動不能となっ
た場合でも、可変プーリへのライン圧を確保してVベル
トの滑りを防ぎ、車両の走行を可能に必要がある。
【0006】このため、上記ソレノイド弁はノーマル・
アプライのものが採用されており、通電が遮断された場
合には開弁して、上記可変プーリに供給されるライン圧
を確保するフェイルセーフ手段を構成している。
【0007】したがって、ソレノイド弁への通電が遮断
された故障時でも、可変プーリに供給されるライン圧が
確保されて、車両の走行を可能にしながらVベルトとプ
ーリの滑りによる摩耗を防いで無段変速機の耐久性を確
保するとともに、同じくVベルトの滑りによって無段変
速機内の油温が過大に上昇するのを抑制している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、エンジン回転数が高い状態のときに上
記のような故障が発生してソレノイド弁が開弁すると、
図7に示すように、ライン圧は所定の最大値PLmaxま
で上昇するため、Vベルトとプーリの接触摩擦力が過大
となり、このような運転状態が継続すると無段変速機内
の油温Tが限界油温Tmaxを超えて上昇し、無段変速機
の耐久性を低下させる場合があった。
【0009】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ライン圧の制御系に故障が発生した場合
に、Vベルトの滑りを防いで走行を可能にしながらも過
大なライン圧の上昇による油温の過大な上昇を抑制する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図8に示
すように、Vベルトの接触摩擦力がライン圧に基づいて
可変制御されるプライマリ側とセカンダリ側の一対の可
変プーリを備えた無段変速機100と、車両の運転状態
に応じて前記ライン圧の指令値を演算する変速制御手段
101と、前記ライン圧指令値に基づいて油圧源からの
油圧を調整するとともに前記可変プーリへ供給するライ
ン圧制御手段103と、前記ライン圧制御手段103が
故障した場合には前記可変プーリへ所定の最大油圧を供
給するフェイルセーフ手段104とを備えた無段変速機
のフェイルセーフ制御装置において、車両の運転状態に
応じて前記無段変速機100に連結されたエンジンを制
御するエンジン制御手段102と、前記ライン圧を検出
する手段105と、このライン圧の検出値と前記変速制
御手段101のライン圧指令値に基づいて前記ライン圧
制御手段103の故障を判定する故障判定手段106
と、この判定において故障が判定されたときに前記エン
ジン制御手段102へエンジン回転数の低減を要求する
エンジン回転数抑制手段107とを備え、前記エンジン
制御手段102はエンジン回転数抑制手段からの要求に
応じてエンジン回転数を抑制する。
【0011】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記故障判定手段は、ライン圧指令値が所定の最
大値未満で、かつ前記ライン圧の検出値が所定の最大値
以上のときにライン圧制御手段の故障を判定する。
【0012】また、第3の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記故障判定手段は、ライン圧指令値が所定の最
大値未満で、かつ前記ライン圧の検出値が所定の最大値
以上の状態が所定時間継続したときにライン圧制御手段
の故障を判定する。
【0013】また、第4の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記エンジン制御手段は、エンジン回転数抑制手
段からの要求に応じてエンジン回転数が所定値未満とな
るように、燃料カットないし燃料噴射量の低減を行う。
【0014】また、第5の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記エンジン制御手段は、エンジン回転数抑制手
段からの要求に応じてエンジン回転数の最大値を減少す
る。
【0015】
【作用】したがって、第1の発明は、Vベルトを挟持す
る一対の可変プーリは、運転状態に応じて、例えば、車
速とアクセルペダルの開度に基づいて決定されたライン
圧によって、Vベルトと可変プーリの接触摩擦力を設定
するが、ライン圧制御手段が万一故障した場合には、ま
ず、フェイルセーフ手段が所定の最大油圧を可変プーリ
へ供給することがでVベルトの滑りを防いで車両の走行
を継続可能とし、このとき、故障によってライン圧の検
出値と変速制御手段からのライン圧指令値が一致しない
ことから故障判定手段によってライン圧制御手段の故障
が判定されるため、エンジン制御手段はエンジン回転数
抑制手段からの要求に応じてエンジン回転数を抑制し
て、最大油圧によってVベルトの接触摩擦力は上昇して
いるが、無段変速機へ入力されるエンジン回転数を抑制
することでVベルトからの発熱量を抑制して、無段変速
機内の油温の過大な上昇を防止することができる。
【0016】また、第2の発明は、故障判定手段は、ラ
イン圧指令値が所定の最大値未満で、かつ前ライン圧の
検出値が所定の最大値以上のときにライン圧制御手段の
故障を判定するため、ライン圧制御手段の故障を迅速か
つ容易に行うことができる。
【0017】また、第3の発明は、故障判定手段は、ラ
イン圧指令値が所定の最大値未満で、かつ前記ライン圧
の検出値が所定の最大値以上となる状態が所定時間継続
した後に、初めてライン圧制御手段の故障を判定するた
め、変速比の変更などの過渡的状態でライン圧の検出値
と指令値が一致しない場合を故障状態と誤判定すること
がなくなって、制御精度を向上させることができる。
【0018】また、第4の発明は、エンジン制御手段
は、エンジン回転数抑制手段からの要求に応じてエンジ
ン回転数が所定値未満となるように、燃料カットないし
燃料噴射量の低減を行うことで、エンジン回転数を低減
でき、ライン圧制御手段故障時のVベルトからの発熱量
を抑制するとができる。
【0019】また、第5の発明は、エンジン制御手段
は、エンジン回転数抑制手段からの要求に応じてエンジ
ン回転数の最大値を減少するため、エンジン回転数が大
きな値となるのを防いで、ライン圧制御手段故障時のV
ベルトからの発熱量を抑制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0021】図1はVベルト式の無段変速機のフェイル
セーフ制御装置の概略構成図を示し、図2は無段変速機
17の縦断面図を、図3は油圧コントロールバルブ3の
要部概略図を示す。
【0022】無段変速機17は、可変プーリとして図示
しないエンジンに接続されたプライマリプーリ16と、
駆動軸に連結されたセカンダリプーリ26を備え、これ
ら可変プーリはVベルト24によって連結されている。
【0023】そして、無段変速機17の変速比やVベル
トの接触摩擦力は、CVTコントロールユニット1から
の指令に応動するライン圧ソレノイド4及びステップモ
ータ64を備えた油圧コントロールバルブ3によって制
御される。
【0024】CVTコントロールユニット1は、無段変
速機17のプライマリプーリ16の回転数Npriを検
出するプライマリプーリ回転数センサ6、セカンダリプ
ーリ26の回転数Nsecを検出するセカンダリプーリ
回転数センサ7からの信号と、インヒビタースイッチ8
からのセレクト位置及び図示しないマニュアルスイッチ
からの信号と、運転者が操作するアクセルペダルの踏み
込み量に応じたスロットル開度センサ5からのスロット
ル開度TVO(又は、アクセルペダルの開度)、そして
図3に示すライン圧センサ70が検出したライン圧P
L’を読み込むとともに、図示しないエンジンの燃料噴
射量や点火時期等を制御するエンジンコントロールユニ
ット2からエンジン回転数Neを読み込んで、車両の運
転状態ないし運転者の要求に応じて、変速比RTOやV
ベルト24の接触摩擦力を可変制御している。
【0025】次に、Vベルト式の無段変速機17につい
て、図2を参照しながら説明する。
【0026】図示しないエンジンに結合されたエンジン
出力軸10と無段変速機17の入力軸13との間には流
体伝動装置としてのトルクコンバータ12が連結されて
おり、このトルクコンバータ12は、図1の油圧コント
ロールバルブ3を介してCVTコントロールユニット1
に制御されるロックアップクラッチ11を備えている。
【0027】なお、エンジン出力軸10はポンプインペ
ラ12aに、無段変速機17の入力軸13はタービンラ
ンナ12bに結合され、ロックアップクラッチ11はポ
ンプインペラ12aとタービンランナ12bとを選択的
に接続する。
【0028】無段変速機17の入力軸13は遊星歯車機
構19を主体に構成された前後進切換機構15と連結さ
れ、この遊星歯車機構19の駆動軸14に無段変速機1
7の駆動側となるプライマリプーリ16が設けられる。
【0029】プライマリプーリ16は、駆動軸14と一
体となって回転する固定円錐板18と、固定円錐板18
と対向配置されてV字状のプーリ溝を形成するととも
に、プライマリプーリシリンダ室20へ作用する油圧
(プライマリプーリ油圧)によって駆動軸14の軸方向
へ変位可能な可動円錐板22から構成される。プライマ
リプーリシリンダ室20は、油室20a、20bから構
成され、後述するセカンダリプーリシリンダ室32より
も大きな受圧面積を有している。
【0030】一方、セカンダリプーリ26は従動軸28
に設けられており、この従動軸28と一体となって回転
する固定円錐板30と、この固定円錐板30と対向配置
されてV字状のプーリ溝を形成するとともに、セカンダ
リプーリシリンダ室32へ作用する油圧(セカンダリ油
圧)に応じて従動軸28の軸方向へ変位可能な可動円錐
板34から構成される。
【0031】従動軸28にはアイドラギア48と噛み合
う駆動ギア46が固設され、アイドラギア48のアイド
ラ軸52に設けたピニオンギア54がファイナルギア4
4と噛み合っている。ファイナルギア44は差動装置5
6を介して図示しないドライブシャフトやプロペラシャ
フトを駆動する。
【0032】エンジン出力軸10から入力された駆動ト
ルクは、トルクコンバータ12及び前後進切換機構15
に伝達され、前進用クラッチ40が締結されるととも
に、後進用ブレーキ50が解放される場合には一体回転
状態となっている遊星歯車機構19を介して、入力軸1
3と同一回転方向のまま駆動軸14へ伝達される。一
方、前進用クラッチ40が解放されるとともに後進用ブ
レーキ50が締結される場合には、遊星歯車機構19の
作用により入力軸13へ伝達された駆動トルクは、回転
方向が逆になった状態で駆動軸14へ伝達される。
【0033】駆動軸14の駆動トルクは、プライマリプ
ーリ16、Vベルト24、セカンダリプーリ26、従動
軸28を介して、駆動ギア46から、アイドラギア4
8、アイドラ軸52、ピニオンギア54そしてファイナ
ルギア44へ伝達される。
【0034】上記のような駆動力伝達の際に、プライマ
リプーリ16の可動円錐板22及びセカンダリプーリ2
6の可動円錐板34を軸方向へ変位させて、Vベルト2
4との接触半径を変更することにより、プライマリプー
リ1とセカンダリプーリ26との回転比、すなわち変速
比RTOを変えることができる。
【0035】例えば、プライマリプーリ16のV字状プ
ーリ溝の幅を縮小すれば、セカンダリプーリ26側のV
ベルト24の接触半径は大きくなるので、大きな変速比
を得ることができる。可動円錐板22及び34をこの逆
方向へ変位させれば変速比は小さくなる。
【0036】このような、プライマリプーリ16とセカ
ンダリプーリ26のV字状プーリ溝の幅を変化させる制
御は、プライマリプーリシリンダ室20とセカンダリプ
ーリシリンダ室32への油圧制御によって行われる。
【0037】上記油圧制御は、図3に示すように、油圧
コントロールバルブ3のライン圧ソレノイド4及びステ
ップモータ64を制御することで行われる。
【0038】まず、Vベルト24の接触摩擦力を調整す
るライン圧制御系は、ライン圧ソレノイド4を主体に構
成され、このライン圧ソレノイド4は通電遮断時に開弁
するノーマル・アプライのもが採用されてCVTコント
ロールユニット1からの指令信号によってDuty制御
される。そして、ライン圧ソレノイド4をノーマル・ア
プライとすることで、通電遮断時に最大のライン圧を供
給するフェイルセーフ手段を構成している。
【0039】なお、このライン圧のDuty制御につて
は、本願出願人が提案した特願平8−31954号等と
同様であり、スロットル開度TVO(またはアクセルペ
ダル開度)とエンジン回転数Neから推定したエンジン
トルクTe’に基づいて推定した無段変速機17の入力
トルクTinからライン圧の指令値PLを求めるもの
で、得られたライン圧指令値PLに応じたDuty比で
ライン圧ソレノイド4が駆動される。
【0040】ライン圧ソレノイド4は、プレッシャモデ
ィファイア62からの油圧PbをCVTコントロールユ
ニット1からのDuty比に応じて、油圧Pcとしてパ
イロット弁61側へドレンする、そして、ライン圧レギ
ュレータ60は、ポンプなどの油圧供給源からの油圧を
パイロット弁61に加わる油圧Pcに応じたライン圧P
Lに設定するのである。
【0041】一方、プライマリプーリ16とセカンダリ
プーリ26の変速比RTOは、CVTコントロールユニ
ット1からの変速指令信号に応じて駆動されるステップ
モータ64によって制御され、ステップモータ64の変
位に応じて変速制御弁63が駆動され、プライマリプー
リ16のシリンダ室20に供給される油圧を調整するこ
とで所定の変速比RTOに設定する。
【0042】そして、ライン圧を検出するライン圧セン
サ70は、ライン圧レギュレータ60と変速制御弁63
の間のライン圧回路に介装されて、検出値PL’をCV
Tコントロールユニット1へ送出する。
【0043】次に、CVTコントロールユニット1で行
われる油圧制御の一例について、図4のフローチャート
を参照しながら詳述する。なお、図4のフローチャート
は所定時間毎、例えば数十msec毎に行われるものであ
る。
【0044】ステップS1では,上記ライン圧制御で求
めたライン圧指令値PLと、ライン圧センサ70の検出
ライン圧PL’を読み込んで、ステップS2、3におい
て、この2つのデータPL、PL’に基づいてライン圧
制御系の故障判定を行う。
【0045】ステップS2では、ライン圧指令値PLが
最大値PLmax未満であるかを判定し、最大値PLmax未
満でればステップS3でライン圧センサ70の検出値P
L’が最大値PLmax以上であるかを判定し、指令値P
Lが最大値PLmax未満のときに検出値PL’が最大値
PLmax以上であれば、ライン圧制御系が故障してライ
ン圧ソレノイド4が非通電状態となって開弁を継続する
故障状態であると判定してステップS4へ進む。
【0046】なお、ステップS2、3でNOとなる正常
状態と判定された場合にはステップS10へ進み故障状
態を示す制御フラグFを0にリセットして処理を終了す
る。
【0047】ステップS4では、故障状態を示す制御フ
ラグFが1、すなわち、故障状態であるか否かを判定
し、F=1の場合にはステップS5以降のエンジン回転
数の抑制制御を行う一方、第1回の目のループでは、ス
テップS9へ進んで、タイマTimerをリセットする
と共に、制御フラグFを1にセットするだけで処理を終
了する。
【0048】そして、制御フラグF=1となってから2
回目のループでは、ステップS5へ進んで、タイマTi
merをインクリメントし、ステップS6でタイマTi
merが所定時間Time1を経過したかを判定する。
【0049】故障が判定されて制御フラグが1となって
から所定時間Time1が経過すると、ステップS7
で、予め所定の回転数に設定された回転数指令信号FN
eがエンジンコントロールユニット2へ送出した後、ス
テップS8で制御フラグFをリセットしてから処理を終
了する。
【0050】こうして、ライン圧制御系の故障状態が判
定されてから所定時間Time1が経過するまで、エン
ジンコントロールユニット2への回転数指令信号FNe
の送出を待機することにより、変速制御弁63等を駆動
して変速比を変更する際などで、過渡的に検出値PL’
が変動して指令値PLと一致しない場合を故障状態と判
定するのを防止して、ライン圧制御系の故障状態を正確
に判定するのである。
【0051】一方、CVTコントロールユニット2から
の回転数指令信号FNeに基づいてエンジンコントロー
ルユニット2で行われるエンジン回転数制御の一例を、
図5のフローチャートを参照しながら詳述する。なお、
このフローチャートも上記と同様に所定時間毎に実行さ
れるものである。
【0052】まず、ステップS10でCVTコントロー
ルユニット2からの回転数指令信号FNeを読み込んで
から、ステップS11で現在のエンジン回転数Neと回
転数指令信号FNeを比較する。
【0053】現在のエンジン回転数Neが回転数指令信
号FNeで設定された値以上の場合には、ステップS1
2へ進んで燃料噴射量をカットないし低減して、エンジ
ン回転数Neが回転数指令信号FNe以下となるように
制御を行う。
【0054】以上のような制御によって、ライン圧制御
系が故障してライン圧ソレノイド4が開弁状態となる
と、上記したようにプレッシャモディファイア62の油
圧Pbがそのままパイロット弁61側の油圧Pcとな
り、ライン圧はほぼ最大値PLmaxまで上昇してプライ
マリプーリ16とセカンダリプーリ26とVベルト24
の接触摩擦力を確保して、Vベルト24の滑りを防いで
エンジンの駆動力を確実に駆動軸へ伝達し、車両の走行
を確保する。
【0055】そして、ライン圧が最大値PLmaxのまま
走行を継続すると、上記したように、増大した接触摩擦
力によってVベルト24及びプライマリプーリ16とセ
カンダリプーリ26から発熱するため、無段変速機17
の油温Tの上昇が過大となってしまう。
【0056】ここで、ライン圧が最大値PLmax近傍の
ときの発熱量は、本願出願人の実験によれば、入力回転
数、すなわち、エンジン回転数Neが大きさに応じて油
温Tも上昇することを確認した。
【0057】このため、CVTコントロールユニット2
はライン圧制御系の故障を検出するとエンジンコントロ
ールユニット2へエンジン回転数を所定値FNeまで低
下させるよう要求し、エンジンコントロールユニット2
はこれに呼応してエンジン回転数Neが新たな目標エン
ジン回転数NFeとなるよう燃料カットないし燃料噴射
量の低減などを行うため、ライン圧をほぼ最大値PLma
xに設定することでVベルト24の滑りを防いで車両の
走行を確保しながら、エンジン回転数Neを所定値以下
に抑制することで、Vベルト24の発熱を抑制して無段
変速機17の油温Tの過大な上昇を防止する事が可能と
なって、無段変速機17の耐久性を低下させることな
く、ライン圧制御系が故障した場合にも車両の走行を行
うことができるのである。
【0058】図6は、第2の実施形態を示し、前記第1
実施形態でCVTコントロールユニット2が送出する回
転数指令信号NFeをON、OFFで表現されるフラグ
とし、エンジンコントロールユニット2では、この回転
数指令信号NFeがONとなったときに、エンジン回転
数の最大値Nemaxを通常の最大値N0より小さい所定値
1に変更し、上記と同様に燃料カットないし燃料噴射
量の低減などにより、新たなエンジン回転数最大値N1
を超え越えないように制御するものであり、その他は前
記第1実施形態と同様である。
【0059】この場合も、Vベルト24の発熱を抑制し
て無段変速機17の油温Tの過大な上昇を防止しながら
ライン圧の最大値PLmaxによって動力伝達を確実に行
って、ライン圧制御系の故障時には、無段変速機17の
耐久性を低下させることなく、車両の走行を継続するこ
とができるのである。
【0060】なお、上記実施形態において、エンジン回
転数Neを低下させる手段として、燃料噴射量を制御す
る場合を示したが、火花点火式機関では点火時期リター
ドや、アクチュエータに駆動される第2スロットル等に
よってエンジン回転数を抑制してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明は、ラ
イン圧制御手段が万一故障した場合には、まず、フェイ
ルセーフ手段が所定の最大油圧を可変プーリへ供給する
ことがでVベルトの滑りを防いで車両の走行を継続可能
とし、このとき、故障によってライン圧の検出値と変速
制御手段からのライン圧指令値が一致しないことから故
障判定手段によってライン圧制御手段の故障が判定され
るため、エンジン制御手段はエンジン回転数抑制手段か
らの要求に応じてエンジン回転数を抑制して、最大油圧
によってVベルトの接触摩擦力は上昇しているが、無段
変速機へ入力されるエンジン回転数を抑制することでV
ベルトからの発熱量を抑制して、無段変速機内の油温の
過大な上昇を防止することができ、ライン圧制御系が故
障した場合の走行を可能にしながら無段変速機の耐久性
を確保することが可能となる。
【0062】また、第2の発明は、故障判定手段は、ラ
イン圧指令値が所定の最大値未満で、かつ前ライン圧の
検出値が所定の最大値以上のときにライン圧制御手段の
故障を判定するため、ライン圧制御系の故障を迅速かつ
容易に行うことができる。
【0063】また、第3の発明は、故障判定手段は、ラ
イン圧指令値が所定の最大値未満で、かつ前記ライン圧
の検出値が所定の最大値以上となる状態が所定時間継続
した後に、初めてライン圧制御手段の故障を判定するた
め、変速比の変更などの過渡的状態でライン圧の検出値
と指令値が一致しない場合を故障状態と誤判定すること
がなくなって、ライン圧制御系の故障を正確に判定して
制御精度を向上させることが可能となる。
【0064】また、第4の発明は、エンジン制御手段
は、エンジン回転数抑制手段からの要求に応じてエンジ
ン回転数が所定値未満となるように、燃料カットないし
燃料噴射量の低減を行うことで、エンジン回転数を低減
でき、ライン圧制御手段故障時のVベルトからの発熱量
を抑制して、ライン圧制御系が故障した場合の走行を可
能にしながら無段変速機の耐久性を確保することが可能
となる。
【0065】また、第5の発明は、エンジン制御手段
は、エンジン回転数抑制手段からの要求に応じてエンジ
ン回転数の最大値を減少するため、エンジン回転数が大
きな値となるのを防いで、ライン圧制御手段故障時のV
ベルトからの発熱量を抑制することができ、ライン圧制
御系が故障した場合の走行を可能にしながら無段変速機
の耐久性を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図。
【図2】同じく無段変速機の断面図。
【図3】同じく油圧コントロールバルブの概略図。
【図4】CVTコントルールユニットで所定時間毎に行
われるフローチャートで、ライン圧制御系故障処理の一
例を示す。
【図5】エンジンコントロールユニットで所定時間毎に
行われるフローチャートで、エンジン回転数抑制制御の
一例を示す。
【図6】他の実施形態を示し、エンジンコントロールユ
ニットで所定時間毎に行われるフローチャートで、最高
回転数制御の一例を示す。
【図7】ライン圧と油温の関係を示すグラフで、変速比
RTO、回転数が一定の場合を示す。
【図8】第1ないし第5の発明に対応するクレーム対応
図。
【符号の説明】
1 CVTコントロールユニット 2 エンジンコントロールユニット 3 油圧コントロールバルブ 4 ライン圧ソレノイド 5 スロットル開度センサ 6 プライマリ回転数センサ 7 セカンダリ回転数センサ 8 インヒビタスイッチ 16 プライマリプーリ 17 無段変速機 18 固定円錐板 19 遊星歯車機構 20 プライマリプーリシリンダ室 22 可動円錐板 24 Vベルト 26 セカンダリプーリ 28 従動軸 30 固定円錐板 32 セカンダリプーリシリンダ室 34 可動円錐板 60 ライン圧レギュレータ 63 変速制御弁 64 ステップモータ 70 ライン圧センサ 100 無段変速機 101 変速制御手段 102 エンジン制御手段 103 油圧制御手段 104 油圧補正手段 105 変速モード切換手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Vベルトの接触摩擦力がライン圧に基づ
    いて可変制御されるプライマリ側とセカンダリ側の一対
    の可変プーリを備えた無段変速機と、 車両の運転状態に応じて前記ライン圧の指令値を演算す
    る変速制御手段と、 前記ライン圧指令値に基づいて油圧源からの油圧を調整
    するとともに前記可変プーリへ供給するライン圧制御手
    段と、 前記ライン圧制御手段が故障した場合には前記可変プー
    リへ所定の最大ライン圧を供給するフェイルセーフ手段
    とを備えた無段変速機のフェイルセーフ制御装置におい
    て、 車両の運転状態に応じて前記無段変速機に連結されたエ
    ンジンを制御するエンジン制御手段と、 前記ライン圧を検出する手段と、 このライン圧の検出値と前記変速制御手段のライン圧指
    令値に基づいて前記ライン圧制御手段の故障を判定する
    故障判定手段と、 この判定において故障が判定されたときに前記エンジン
    制御手段へエンジン回転数の低減を要求するエンジン回
    転数抑制手段とを備え、 前記エンジン制御手段はエンジン回転数抑制手段からの
    要求に応じてエンジン回転数を抑制することを特徴とす
    る無段変速機のフェイルセーフ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記故障判定手段は、ライン圧指令値が
    所定の最大値未満で、かつ前記ライン圧の検出値が所定
    の最大値以上のときにライン圧制御手段の故障を判定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の無段変速機のフェ
    イルセーフ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記故障判定手段は、ライン圧指令値が
    所定の最大値未満で、かつ前記ライン圧の検出値が所定
    の最大値以上の状態が所定時間継続したときにライン圧
    制御手段の故障を判定することを特徴とする請求項1に
    記載の無段変速機のフェイルセーフ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記エンジン制御手段は、エンジン回転
    数抑制手段からの要求に応じてエンジン回転数が所定値
    未満となるように、燃料カットないし燃料噴射量の低減
    を行うことを特徴とする請求項1に記載の無段変速機の
    フェイルセーフ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジン制御手段は、エンジン回転
    数抑制手段からの要求に応じてエンジン回転数の最大値
    を減少することを特徴とする請求項1に記載の無段変速
    機のフェイルセーフ制御装置。
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