JPH1181677A - 鉄筋等の支持金具 - Google Patents

鉄筋等の支持金具

Info

Publication number
JPH1181677A
JPH1181677A JP24420297A JP24420297A JPH1181677A JP H1181677 A JPH1181677 A JP H1181677A JP 24420297 A JP24420297 A JP 24420297A JP 24420297 A JP24420297 A JP 24420297A JP H1181677 A JPH1181677 A JP H1181677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hooking
reinforcing bar
holding portion
support
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24420297A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Sato
伸夫 佐藤
Shunroku Yamamoto
俊六 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
D B S Kk
Original Assignee
D B S Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by D B S Kk filed Critical D B S Kk
Priority to JP24420297A priority Critical patent/JPH1181677A/ja
Publication of JPH1181677A publication Critical patent/JPH1181677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異形鉄筋を支柱として使用することによっ
て、立設された異形鉄筋があれば簡単に鉄筋や資材を支
持できるとともに、安価なカンザシ筋支持金具を提供す
る。 【解決手段】 異形鉄筋31を支柱として使用する支持
金具1であって、鉤状に成形された掛止部3a,4aを
有する二枚の掛止片3,4と、掛止部3a,4aでない
部分の間に連続されるとともに異形鉄筋31の少なくと
も一個の節32を挟むことができる程度の間隔を有して
両掛止片3,4を保持する保持部2と、この保持部2を
貫通しつつ該保持部2から掛止部3a,4aの方向に螺
進できるネジ部14とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梁又は柱等を構築
する際に使用する鉄筋や資材などを支持するための金具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、横向きの鉄筋を支持するため
の金具としては実開昭57−31452号において開示
される技術があった。この技術は、配筋される構築用の
基礎鉄筋をいわゆるカンザシ筋によって所定箇所に設置
するものであって、そのために、当該カンザシ筋を所望
の高さに維持しつつ水平状態に支持できるように構成さ
れており、ベースとなる基板と、この基板上に設けられ
た取付金具と、この取付金具に着脱可能な円筒状の支持
パイプと、この支持パイプの上端部に設けられた雌ねじ
部と、この雌ねじ部に螺合する調節ボルトと、この調整
ボルトの上端に設けられた樋状のカンザシ筋受部とで構
成されていた。そして、調整ボルトの支持パイプに対す
る突出長の調整ができるとともに、この調整ボルト上端
のカンザシ筋受部によってカンザシ筋が支持されるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術は、カンザシ筋を支持するための専用金具であっ
て、カンザシ筋以外のものを支持するのには適していな
かった。即ち、カンザシ筋受部によって複数の鉄筋等を
支持させることができないので、結束前の鉄筋等を支持
するのに適せず、また、基板はアンカーボルト等で固定
されることから設置及びその設置場所の変更が容易でな
いので、支持台のように使用することができなかった。
このような使用の態様は、高位置の梁や柱のための鉄筋
を配設する際に必要となるものであって、上記の工事の
ためには、配筋すべき鉄筋を所定の高さまで持ち上げな
ければならないが、予め多くの鉄筋をまとめて持ち上げ
る場合、結束前の鉄筋を載置できる場所がなかったので
ある。そのため、作業員が鉄筋を一本ずつ受け渡さなけ
ればならず、少なくとも一人の作業員が受渡しのために
待機する必要があり、適当な高さに鉄筋や資材等を載置
することができるように着脱が容易かつ自在な金具が切
望されていた。
【0004】また、上記の技術は、カンザシ筋を平行に
維持しつつ支持できるように開発されたものであるた
め、支持パイプや調整ボルトなどの各部材の精度が要求
されることとなり、比較的高価なものにならざるを得
ず、カンザシ筋以外の鉄筋等を支持するために使用する
ことは不経済なものであった。また、各部材を高精度に
製造するために、ベースとなる取付金具の設置状態にも
精度が要求されることとなり、アンカーボルト等による
取付作業においても注意を要するものであった。さら
に、カンザシ筋によって支持される構築用の基礎鉄筋の
配筋を完了した後、基礎鉄筋の下端にスペーサを介在さ
せたうえで支持パイプ等を撤去することも可能ではある
が、一般的には多数の取付金具が使用されるため、撤去
作業を省略してコンクリート内にそのまま埋設してお
り、高価な取付金具を使い捨てにするためにコストが高
くなっていた。
【0005】本発明は、上記諸点にかんがみ、異形鉄筋
を支柱として使用することによって、立設された異形鉄
筋があれば簡単に鉄筋や資材を支持できるとともに、安
価なカンザシ筋支持金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉤状に成形さ
れた掛止部を有する二枚の掛止片と、掛止部でない部分
の間に連続されて両掛止片を所定間隔に保持する保持部
と、この保持部を貫通しつつ該保持部から掛止部の方向
に螺進できるネジ部とからなることを特徴とする鉄筋等
の支持金具を要旨とする。
【0007】前記保持部が、前記両掛止片に連続して一
体的に構成されるとともに、略半円筒状に湾曲して構成
されてなる保持部であるのが好ましい。また、本発明
は、異形鉄筋を支柱として使用する支持金具であって、
鉤状に成形された掛止部を有する二枚の掛止片と、掛止
部でない部分の間に連続されるとともに異形鉄筋の少な
くとも一個の節を挟むことができる程度の間隔を有して
両掛止片を保持する保持部と、この保持部を貫通しつつ
該保持部から掛止部の方向に螺進できるネジ部とからな
ることを特徴とする鉄筋等の支持金具をも要旨とする。
【0008】さらに、本発明は、異形鉄筋を支柱として
使用する支持金具であって、鉤状に成形された掛止部を
有する二枚の掛止片と、掛止部でない部分の間に連続さ
れるとともに異形鉄筋の少なくとも一個の節を挟むこと
ができる程度の間隔に有して両掛止片を保持する保持部
と、この保持部を貫通しつつ該保持部から掛止部の方向
に螺進できるネジ部と、上記掛止片の少なくとも一方の
外側表面に突設されたストッパとからなることを特徴と
する鉄筋等の支持金具を要旨としている。
【0009】そして、前記ストッパが、前記保持部の一
部が掛止片の外側に突出して構成されてなるストッパで
あるのが好ましく、また、前記保持部が、前記掛止片の
掛止部から十分な間隔を有して配置された保持部である
なるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の
支持金具1は、連続する一枚の板状部材からなるもので
あって、この板状部材のほぼ中央から湾曲することによ
り保持部2を構成するとともに、保持部2の両側部分か
ら延出する掛止片3,4が平行に維持されている。両掛
止片3,4には鉤状に成形されている掛止部3a,4a
が設けられており、この掛止部3a,4aの先端が同じ
向きになっている。保持部2の湾曲は略半円筒状を構成
し、この半円筒の長手方向Aに一本の棒状部材を挿通で
きるとともに、両方の掛止部3a,4aを同時に掛止さ
せることによって、もう一本の棒状部材を挿通させるこ
とができるのである。
【0011】上記のような両掛止部3a,4aの鉤状の
内側は、掛止部3a,4aの中心には、両掛止片3,4
を同時に貫通できる仮想の貫通孔5,6と、両掛止片
3,4の一方端縁7,8から貫通孔5,6に至る仮想の
切欠部9,10とを、除去した形状に構成されている。
また、上記切欠部9,10は貫通孔5,6から保持部2
の近傍に向かって斜状に、かつ、保持部2に近づくにつ
れて徐々に大きくなるように構成されている。即ち、図
2に示すように、切欠部9は、一方端縁7のうち保持部
2との境界点7aから貫通孔5の保持部2側の接線11
と、貫通孔5のうち一方端縁7に最も接近する位置から
当該端縁7に下ろした垂線12とで構成されている。こ
のような形状にすることによって、掛止部3a,4aの
鉤状先端13を切欠部9に向かって大きく突出させるこ
とができるので、支柱となる棒状部材21を掛止すると
き、棒状部材21が貫通孔5,6から容易に離脱しない
ようにすることができる。
【0012】従って、掛止部3a,4aによって支柱と
なる棒状部材21が掛止され、保持部2の内部に支持す
べき棒状部材22を挿入するとき、掛止部3a,4aの
棒状部材21は他方の棒状部材22によって離脱できな
くなるのである。さらに、保持部2にはネジ部14が設
けられており、このネジ部14は、保持部2を貫通しつ
つ棒状部材22に向かって螺進できるものであるから、
このネジ部14の螺進によって、棒状部材22を介して
他方の棒状部材21を掛止部3a,4aの内側に押圧さ
せることができる。従って、両方の棒状部材21,22
の位置関係を固定的にするとともに、掛止部3a,4a
による棒状部材21の掛止状態を強固にするのである。
【0013】次に、本実施形態の使用態様を説明する。
図3に示すように、本実施形態は異形鉄筋からなる支柱
31に同様の異形鉄筋32を支持させるものであって、
まず、支柱31を掛止するために、両掛止片3,4の掛
止部3a,4aの内側に当該支柱31の表面を当接さ
せ、その後、この支柱31と保持部2と間に支持すべき
鉄筋32を挿通するのである。ここで、掛止部3a,4
aは、支柱31の表面にある節33,34を避けて当接
するようにしなければならない。続いて、ネジ部14を
螺進させて、ネジ部14が支持すべき鉄筋32を押しつ
け、この鉄筋32が支柱31を押しつけさせ、支柱31
を両掛止部3a,4aに強固に掛止させるのである。
【0014】そこで、支柱31として異形鉄筋を使用す
ることから、上記のように、節33,34を避けるよう
に両掛止部3a,4aを当接させるのであるが、このよ
うに掛止することによって、支持金具1が下方に滑り落
ちないように、節33がストッパとして作用することと
なるのである。即ち、図4に示すように、両掛止部3
a,4aは節33のない支柱31の表面を掛止している
ため、支柱31の表面と両掛止片3,4とは密着してい
るので、節33は両掛止片3,4の下側において外向き
に突出する状態となり、支持金具1に下方向(図中矢印
方向)に滑り落ちるような場合、両掛止片3,4の下部
が節33に接触した状態から落下することがないのであ
る。従って、ネジ部14による締付けが緩い場合であっ
ても節33から下に落ちることがなく、鉄筋32を容易
に支持することができる。また、節33は所定の規則的
な間隔で設けられているので、この間隔に合わせて段階
的に上下の位置を調整することもできる。
【0015】次に、異形鉄筋からなる支柱31の立設方
法の概略を説明する。支柱31となる異形鉄筋を予め長
く突出させておくことは、構築用の基礎鉄筋を配筋する
作業に支障があるので、このような作業に影響のない5
〜10センチメートル程度の短い鉄筋を突出させてお
き、これに支柱31を連結する方法がある。この方法を
実現するためには、特開平8−284320号に開示さ
れるような異形鉄筋の連結装置を使用すればよい。この
連結装置は、図5に示すように、連結部材41のネジ部
42,43にスリーブ44,45が螺合するとき、支柱
31と鉄筋35に連結できるものであって、連結部材4
1の両端46,47には凹部が設けられていて、グラウ
ト剤を溜めることができ、連結時には支柱31及び鉄筋
35の先端が凹部内に侵入して連結状態を強化するとと
もに、凹部から溢れたグラウト剤がたの部材に浸透する
ものである。また、支柱31及び鉄筋35とスリーブ4
4,45との間には、楔形の係止片48a,48b,4
9a,49bが介在しており、スリーブ44,45を連
結部材41に螺合するとき、図6に示すように、それぞ
れの係止片48a,48b,49a,49bが連結部材
41の両端46,47の縁部に当接して位置が決めら
れ、スリーブ44,45だけが螺進することによって、
当該スリーブ44,45の内部において楔効果による圧
着力を付与できるのである。また、上記のグラウト剤も
各係止片48a,48b,49a,49bの周辺に浸透
して固着されるものである。
【0016】また、上記のような連結装置の半分のみを
利用し、図7に示すように、連結部材41を基部50に
固着することによって、この基部50から上向きに支柱
31を連結することができる。この方法によれば、予め
短い鉄筋35を突出させておく必要がなく、しかも、設
置場所が自由に選択できるうえに、工事の途中において
横向き鉄筋を支持することが必要となったとき、容易に
支柱31を立設できることとなる。
【0017】次に、カンザシ筋を支持する際の使用態様
を説明する。図8に示すように、カンザシ筋60は地中
梁などのコンクリート梁を構築する際に使用するもので
あって、このカンザシ筋60の上部には構築すべき梁の
長手方向に沿った上主筋61,62が配設されるのであ
る。そして、この上主筋にはスターラップと呼ばれる四
辺形状に折曲された鉄筋65,66が吊設されるととも
に、このスターラップの下部内側には梁の長手方向に沿
った下主筋63,64が配設されるのである。このよう
にして構成される基礎鉄筋全体は、基準面67(地中梁
では捨てコンクリート)から所定の間隙を有して設けら
れるものである。従って、カンザシ筋60を支持する場
合には、カンザシ筋60を水平な状態で支持できるこ
と、及び、基礎鉄筋全体の重量に耐え得ることが重要と
なる。そこで、図示のように、カンザシ筋60が横設さ
れる方向に沿って二本の支柱31,31を立設し、一本
のカンザシ筋60に対して両支柱31,31が交差する
箇所を本実施形態の支持金具1,1によって支持するの
である。従って、カンザシ筋60の二箇所を同じ高さに
支持することにより、当該二箇所を水平に近い状態にす
ることができ、カンザシ筋60の全体をほぼ水平状態に
設置することができる。また、基礎鉄筋の重量を二本に
分散することもできるので、基礎鉄筋のために用意した
異形鉄筋などを支柱31,31として使用する場合であ
っても、重量に耐え得ることができるとともに、コンク
リート梁の補強のために使用される異形鉄筋であるた
め、打設コンクリート内に埋設することによる強度上の
不安感がない。
【0018】次に、第二の実施形態について説明する。
本実施形態は、図9に示すように、第一の実施形態のう
ちの保持部2を変更したものであって、保持部102を
折曲によって構成し、また、この保持部102には二個
のネジ部114a,114bが設けられている。本実施
形態では、簡単に加工できるように構成したものであっ
て、保持部102が折曲した形状のほうが湾曲する形状
よりも単純であり、両掛止部103a,104aを略平
行にするためには、二箇所を略直角に維持すればよいの
で単純となる。また、ネジ部114a,114bを螺進
させるために必要なネジ穴を平面上に設けることができ
るので、螺進方向を安定させることができるのである。
そして、螺進方向の安定した二個のネジ部114a,1
14bによって棒状部材を支持できるので、支持の状態
をも安定させることができる。
【0019】次に、第三の実施形態について説明する。
本実施形態は、図10に示すように一方の掛止片203
と保持部202との境界部分にストッパ215を突設し
たものである。保持部202は湾曲させた略半円筒状で
もよいが、図示ように平板状でもよく、ネジ部材214
は長めのボルトが使用されており、掛止部203a,2
04aに掛止させた支柱231(図11)の表面に、ネ
ジ部材214の先端が到達できるようになっている。な
お、この支持金具201は、一枚の板状部材を折曲して
構成することができるが、鋳造によっても可能である。
【0020】上記のような構成から、本実施形態の使用
態様は、図11に示すように、支柱231のうち節23
3のない表面に掛止部203a,204aを当接し、ネ
ジ部214を螺進させて支柱231を押圧するのであ
る。押圧された支柱231は当然に掛止部203a,2
04aに押しつけられることとなり、掛止状態を強固に
するのである。このとき、ストッパ215が突設されて
いる側の掛止片203が上向きとなるように注意してお
き、上記のようにして支柱231に固定された支持金具
201の上面には、掛止片203とストッパ215によ
って受け部が構成されるのであり、この受け部の上に鉄
筋等の棒状部材232を載せることによって、複数の棒
状部材232の支持を可能にするのである。その際に
は、二本の支柱231の同程度の高さに支持金具201
を掛止させて、支持すべき棒状部材232を懸架するよ
うにして支持することにより、棒状部材232を安定し
て支持できることとなる。また、支柱231を異形鉄筋
とすることによって、節33が掛止部203a,204
aに対してストッパとなり、支持金具301の落下を防
止できるのである。
【0021】次に、第四の実施形態を図12及び図13
に基づいて説明すると、上記の第三の実施形態と概ね同
様であって、両方の掛止片303,304にストッパ3
15,316を設けたところが異なるのである。このよ
うに、両掛止片303,304と保持部302との境界
部分から、それぞれ外向きにストッパ315,316が
突出しているので、支柱331に支持金具301を掛止
する際、どちらの掛止片303,304を上向きにして
も使用できるようになっているのである。また、本実施
形態では、一枚の板状部材で構成していないので、スト
ッパ315,316を比較的高く構成することも容易で
あり、支持すべき多数の棒状部材332を載置させるこ
とができる。使用の際には、二本の支柱331の同程度
の高さに支持金具301を掛止させて、支持すべき棒状
部材332を懸架するようにして支持すること、およ
び、支柱331を異形鉄筋とすることによって節33が
支持金具301の落下を防止できることは、第三の実施
形態と同様である。
【0022】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、各実施形態において、掛止部3a,
4aを異形鉄筋の支柱31に掛止するとき、両方の掛止
部3a,4aが同時に節33に当接するように説明した
が、このような当接のためには、掛止片3,4を節33
が設けられているピッチに合わせて間隔を維持させなけ
ればならないので、逆に、節33のピッチに合わせない
ことによって、二個の掛止部3a,4aのうちのいずれ
か一方だけが節33に当接できるようにこうせいしても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明は、鉤状に成形さ
れた掛止部を有する二枚の掛止片と、掛止部でない部分
の間に連続されて両掛止片を所定間隔に保持する保持部
と、この保持部を貫通しつつ該保持部から掛止部の方向
に螺進できるネジ部とからなることを特徴とする鉄筋等
の支持金具を要旨とするので、支柱に対して両掛止片が
上下に位置するようにして、それぞれの掛止部を支柱に
掛けることによって、両掛止片の表面は略平行な状態で
水平となり、保持部の内側に支持すべき鉄筋等を挿通
し、ネジ部を螺進させることによって、支柱と掛止部と
の掛止状態及び鉄筋等の支持状態を同時に強固にするこ
とができ、カンザシ筋であっても容易に支持することが
できるものである。また、保持部の内側に支持すべき鉄
筋等を挿通しなくても、ネジ部の先端を支柱に到達させ
れば、金具の掛止は可能であり、このとき、掛止片は水
平に維持されているので、この掛止片の表面上に鉄筋等
を載せることによって支持させることが可能となる。こ
れは、支持すべき部材が例えば角材のような転がらない
形状のものであれば何ら問題がない。
【0024】そして、前記保持部が、前記両掛止片に連
続して一体的に構成されるとともに、略半円筒状に湾曲
して構成されてなる保持部であれば、構造が簡単である
ため安価に製造でき、また、掛止部を支柱に掛けた状態
で保持部の半円筒空間に支持すべき鉄筋を挿通させるこ
とが明確となる。また、本発明は、異形鉄筋を支柱とし
て使用する支持金具であって、鉤状に成形された掛止部
を有する二枚の掛止片と、掛止部でない部分の間に連続
されるとともに異形鉄筋の少なくとも一個の節を挟むこ
とができる程度の間隔を有して両掛止片を保持する保持
部と、この保持部を貫通しつつ該保持部から掛止部の方
向に螺進できるネジ部とからなることを特徴とする鉄筋
等の支持金具をも要旨とするので、専用の支柱を必要と
せずにカンザシ筋を支持することも可能となり、コンク
リート内に残存するとしても、支柱は補強用鉄筋と同じ
であるので低コストである。また、掛止部を異形鉄筋の
節を避けて掛止させれば、節は掛止部内側よりも外方に
突出することとなるので、金具全体の落下を防止するこ
ともできる。
【0025】さらに、本発明は、異形鉄筋を支柱として
使用する支持金具であって、鉤状に成形された掛止部を
有する二枚の掛止片と、掛止部でない部分の間に連続さ
れるとともに異形鉄筋の少なくとも一個の節を挟むこと
ができる程度の間隔を有して両掛止片を保持する保持部
と、この保持部を貫通しつつ該保持部から掛止部の方向
に螺進できるネジ部と、上記掛止片の少なくとも一方の
外側表面に突設されたストッパとからなることを特徴と
する鉄筋等の支持金具を要旨としているので、金具を掛
止部とネジ部とによって支柱に掛止することができ、こ
の掛止の際、ストッパを有する側の掛止片を上側にする
ことにより、掛止した金具の上方には、支柱の一部、掛
止片の表面、及び、ストッパによって鉄筋等を支えるこ
とのできる溝状部分を構成することができ、鉄筋等を上
記溝状部分内に係入することによって支持することがで
きるのである。
【0026】そして、前記ストッパが、前記保持部の一
部が掛止片の外側に突出して構成されてなるストッパで
あるならば、掛止片の表面全体を使用できるので、多く
の鉄筋等を支持できることとなる。しかも、前記保持部
が、前記掛止片の掛止部から十分な間隔を有して配置さ
れた保持部であれば、支柱に掛止したときに構成される
溝状部分の幅を広くすることができるので、より一層多
くの鉄筋等を支持できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の斜視図である。
【図2】実施形態の平面図である。
【図3】使用態様を示す説明図である。
【図4】使用態様を示す説明図である。
【図5】支柱を立設するための方法を示す説明図であ
る。
【図6】支柱を立設するための方法を示す説明図であ
る。
【図7】支柱を立設するための方法を示す説明図であ
る。
【図8】カンザシ筋の支持方法を示す説明図である。
【図9】第二の実施形態を示す斜視図である。
【図10】第三の実施形態を示す斜視図である。
【図11】第三の実施形態の使用態様を示す説明図であ
る。
【図12】第四の実施形態を示す斜視図である。
【図13】第四の実施形態の使用態様を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1,101,201,301 支持金具 2,102,202,302 保持部 3,4,103,104,203,204,303,3
04 掛止片 3a,4a,103a,104a,203a,204
a,303a,304a掛止部 5,6 貫通孔 7,8 端縁 9,10 切欠部 14,114a,114b,214,314 ネジ部 31,131,231,331 支柱 32,132,232,332 鉄筋 33,34,133,134,233,234,33
3,334 節 60 カンザシ筋 61,62 上主筋 63,64 下主筋 65,66 スターラップ 67 捨てコンクリート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉤状に成形された掛止部を有する二枚の
    掛止片と、掛止部でない部分の間に連続されて両掛止片
    を所定間隔に保持する保持部と、この保持部を貫通しつ
    つ該保持部から掛止部の方向に螺進できるネジ部とから
    なることを特徴とする鉄筋等の支持金具。
  2. 【請求項2】 前記保持部が、前記両掛止片に連続して
    一体的に構成されるとともに、略半円筒状に湾曲して構
    成されてなる保持部である請求項1記載の鉄筋等の支持
    金具。
  3. 【請求項3】 異形鉄筋を支柱として使用する支持金具
    であって、鉤状に成形された掛止部を有する二枚の掛止
    片と、掛止部でない部分の間に連続されるとともに異形
    鉄筋の少なくとも一個の節を挟むことができる程度の間
    隔を有して両掛止片を保持する保持部と、この保持部を
    貫通しつつ該保持部から掛止部の方向に螺進できるネジ
    部とからなることを特徴とする鉄筋等の支持金具。
  4. 【請求項4】 異形鉄筋を支柱として使用する支持金具
    であって、鉤状に成形された掛止部を有する二枚の掛止
    片と、掛止部でない部分の間に連続されるとともに異形
    鉄筋の少なくとも一個の節を挟むことができる程度の間
    隔を有して両掛止片を保持する保持部と、この保持部を
    貫通しつつ該保持部から掛止部の方向に螺進できるネジ
    部と、上記掛止片の少なくとも一方の外側表面に突設さ
    れたストッパとからなることを特徴とする鉄筋等の支持
    金具。
  5. 【請求項5】 前記ストッパが、前記保持部の一部が掛
    止片の外側に突出して構成されてなるストッパである請
    求項4記載の鉄筋等の支持金具。
  6. 【請求項6】 前記保持部が、前記掛止片の掛止部から
    十分な間隔を有して配置された保持部である請求項1な
    いし5のいずれかに記載の鉄筋等の支持金具。
JP24420297A 1997-09-09 1997-09-09 鉄筋等の支持金具 Pending JPH1181677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24420297A JPH1181677A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 鉄筋等の支持金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24420297A JPH1181677A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 鉄筋等の支持金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1181677A true JPH1181677A (ja) 1999-03-26

Family

ID=17115299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24420297A Pending JPH1181677A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 鉄筋等の支持金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1181677A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003062552A1 (en) * 2002-01-21 2003-07-31 Adjustabolt Pty Ltd A connector for steel reinforcement
JP2010013882A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Kunimoto Co Ltd 鉄筋結合金具
JP2015229841A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 譲二 山下 固定金具及びこれを用いた被固定棒材の円柱状支持材への固定方法
JP2019148154A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 株式会社藤崎商会 タイバー保持具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003062552A1 (en) * 2002-01-21 2003-07-31 Adjustabolt Pty Ltd A connector for steel reinforcement
CN1327095C (zh) * 2002-01-21 2007-07-18 阿查斯特伯控股有限公司 钢筋连接器
JP2010013882A (ja) * 2008-07-07 2010-01-21 Kunimoto Co Ltd 鉄筋結合金具
JP2015229841A (ja) * 2014-06-04 2015-12-21 譲二 山下 固定金具及びこれを用いた被固定棒材の円柱状支持材への固定方法
JP2019148154A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 株式会社藤崎商会 タイバー保持具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108625486A (zh) 一种钢筋桁架板跨框架结构边部支撑节点结构
JPH1181677A (ja) 鉄筋等の支持金具
JP2536267Y2 (ja) 床スラブ用打込み型枠と自立型トラス状鉄筋の連結装置
US6865857B1 (en) Integral reinforcing system for masonry walls
JP2002105913A (ja) 型枠構造及びそれに用いる押さえ部材並びに型枠組立方法
JP2754369B2 (ja) 建築構造物のボイドスラブ用鉄筋ユニット
EP0859098A1 (en) Integral reinforcing system for masonry walls
JP2617740B2 (ja) 型枠装置
CN211341741U (zh) 一种龙骨连接件及一种建筑模板结构
CN212406116U (zh) 模板结构
JP3420187B2 (ja) 橋梁構造物における足場ユニット及び足場装置
JPS6039401Y2 (ja) 接合鉄筋
KR930005572Y1 (ko) 조립식 비계
JPH061981Y2 (ja) 梁鉄筋配設用カンザシ筋の支持金具
JP3304316B2 (ja) 上筋用スペーサ
JPS6231558Y2 (ja)
JP2939760B2 (ja) 鉄筋コンクリート打設型枠用のセパレータ固定具
JPH0612043Y2 (ja) 傾斜地作業用の足場支持具
JPH0539155Y2 (ja)
JPH0235951Y2 (ja)
JPS6137697Y2 (ja)
JPH0234354Y2 (ja)
KR970006113Y1 (ko) 철근받침용 스페이서의 결속구조
KR200314944Y1 (ko) 건축용 거푸집 설치장치
TW422904B (en) Construction method and form derricking device used in concrete steel beam and floor slab construction for steel building