JPH0612043Y2 - 傾斜地作業用の足場支持具 - Google Patents
傾斜地作業用の足場支持具Info
- Publication number
- JPH0612043Y2 JPH0612043Y2 JP7490490U JP7490490U JPH0612043Y2 JP H0612043 Y2 JPH0612043 Y2 JP H0612043Y2 JP 7490490 U JP7490490 U JP 7490490U JP 7490490 U JP7490490 U JP 7490490U JP H0612043 Y2 JPH0612043 Y2 JP H0612043Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- scaffolding support
- screw rod
- side frames
- scaffolding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Movable Scaffolding (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、傾斜地作業用の足場支持具に関する。
[従来の技術] 傾斜地では地滑り防止対策のため、第3図に示すよう
に、傾斜地の表面に格子状のコンクリート枠8を形成
し、傾斜地の補強を行っているが、このコンクリート枠
8では僅かに傾斜地表面の補強がなされるのみで、傾斜
地の深層部からのずれで生じる地滑りを未然に防止する
ことはできない。
に、傾斜地の表面に格子状のコンクリート枠8を形成
し、傾斜地の補強を行っているが、このコンクリート枠
8では僅かに傾斜地表面の補強がなされるのみで、傾斜
地の深層部からのずれで生じる地滑りを未然に防止する
ことはできない。
そこで、このような傾斜地ではコンクリート枠8の表面
から傾斜地の深層部まで穿孔機で穿孔を施し、穿孔内に
鉄筋を挿入し、その周囲にコンクリートを流し込んで抗
体を形成するアンカー工事が一般に行われており、この
工事では穿孔機を載設する水平な足場9の設営が必要と
なる。
から傾斜地の深層部まで穿孔機で穿孔を施し、穿孔内に
鉄筋を挿入し、その周囲にコンクリートを流し込んで抗
体を形成するアンカー工事が一般に行われており、この
工事では穿孔機を載設する水平な足場9の設営が必要と
なる。
この工事で一般に用いられる足場9は、短形パイプ材1
0をクランプ11で組み付けて構成した台枠12上に板
材13を架設する構造のものである。
0をクランプ11で組み付けて構成した台枠12上に板
材13を架設する構造のものである。
従来、このような足場9を支持する足場支持具50は、
長尺パイプ材51同士をクランプ52で格子状に組付け
て構成したもので、これをコンクリート枠8の表面に載
設し、これに台枠12をクランプ11で組み付けるよう
にしたものである。
長尺パイプ材51同士をクランプ52で格子状に組付け
て構成したもので、これをコンクリート枠8の表面に載
設し、これに台枠12をクランプ11で組み付けるよう
にしたものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来技術では、次の問題〜がある。
足場支持具50がコンクリート枠8に直接固定されて
いないので、これに支持させた足場9が不安定になり易
い。
いないので、これに支持させた足場9が不安定になり易
い。
足場支持具50のコンクリート枠8への取付時には、
長尺パイプ材51の多数の交差部分をクランプ52で組
付ける必要があり、またその撤去時には多数の交差部分
からクランプ52を取り外さなければならず、足場支持
具50の取付・撤去作業が非能率的である。
長尺パイプ材51の多数の交差部分をクランプ52で組
付ける必要があり、またその撤去時には多数の交差部分
からクランプ52を取り外さなければならず、足場支持
具50の取付・撤去作業が非能率的である。
足場支持具50は傾斜面の下側から上側に作業を進め
て行く際に長尺パイプ材51を上側に次々に組み付けて
延長させるが、最終的には傾斜面の下側から上側までを
一律に覆う格子を形成しなければならないので、その長
尺パイプ51およびクランプ52を合わせた部品総数は
多大なものとなり、その使用前の搬送・格納に多大のス
ペースが必要となる。
て行く際に長尺パイプ材51を上側に次々に組み付けて
延長させるが、最終的には傾斜面の下側から上側までを
一律に覆う格子を形成しなければならないので、その長
尺パイプ51およびクランプ52を合わせた部品総数は
多大なものとなり、その使用前の搬送・格納に多大のス
ペースが必要となる。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、足場の
安定性を向上させること、足場支持具の取付・撤去作
業を能率的に行えるようにすること、部品総数を少な
くすること、をその課題とする。
安定性を向上させること、足場支持具の取付・撤去作
業を能率的に行えるようにすること、部品総数を少な
くすること、をその課題とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するため、足場支持具を次の
ように構成したことを特徴とする。
ように構成したことを特徴とする。
例えば第1図または第2図に示すように、両側フレーム
1・1の各基端部を連結フレーム2で連結してコ字状の
コンクリート枠抱持フレーム3を構成し、両側フレーム
1・1の間に連結フレーム2と平行な補強フレーム4を
介設し、両側フレーム1・1の各先端部に同一軸心のメ
ネジ孔5・5を対向させて形成し、各メネジ孔5にネジ
杆6を進退自在にネジ嵌合させ、各ネジ杆6の内向き先
端部に錐先部7を形成したものである。
1・1の各基端部を連結フレーム2で連結してコ字状の
コンクリート枠抱持フレーム3を構成し、両側フレーム
1・1の間に連結フレーム2と平行な補強フレーム4を
介設し、両側フレーム1・1の各先端部に同一軸心のメ
ネジ孔5・5を対向させて形成し、各メネジ孔5にネジ
杆6を進退自在にネジ嵌合させ、各ネジ杆6の内向き先
端部に錐先部7を形成したものである。
[作用] 第2図(A)に示すように、複数の足場支持具15をコ
ンクリート枠8の横桟14の所定箇所に嵌め、第2図
(B)に示すように、両ネジ杆6・6を螺進させ、両錐
先部7・7の錐込みで両ネジ杆6・6をコンクリート枠
8の横桟14の肉部内に侵入させる。
ンクリート枠8の横桟14の所定箇所に嵌め、第2図
(B)に示すように、両ネジ杆6・6を螺進させ、両錐
先部7・7の錐込みで両ネジ杆6・6をコンクリート枠
8の横桟14の肉部内に侵入させる。
両錐先部7・7は横桟14内へ錐込まれる時に横桟14
の肉部から抵抗を受けるため、横桟14内へのネジ杆6
の侵入速度よりも、メネジ孔5内でのネジ杆6の螺進速
度の方が相対的に速くなり、第2図(B)に示すよう
に、両側フレーム1・1はその両先端部を両外側に広げ
るように僅かに変形する。
の肉部から抵抗を受けるため、横桟14内へのネジ杆6
の侵入速度よりも、メネジ孔5内でのネジ杆6の螺進速
度の方が相対的に速くなり、第2図(B)に示すよう
に、両側フレーム1・1はその両先端部を両外側に広げ
るように僅かに変形する。
このため、両側フレーム1・1はその変形の復元力によ
り両先端を内側に狭搾するように作用し、両ネジ杆6・
6が横桟14を強く挾み持つ。
り両先端を内側に狭搾するように作用し、両ネジ杆6・
6が横桟14を強く挾み持つ。
このように横桟14に強固に固定させた足場支持具15
の連結フレーム2に足場9の台枠12をクランプ11で
組付けて足場9を支持させる。
の連結フレーム2に足場9の台枠12をクランプ11で
組付けて足場9を支持させる。
[効果] 本考案は、次の効果〜を奏する。
足場支持具はコンクリート枠の肉部内に侵入させた両
ネジ杆でコンクリート枠を挾み持つようにしてコンクリ
ート枠に直接固定されるので、これに支持させた足場の
安定性が高まる。
ネジ杆でコンクリート枠を挾み持つようにしてコンクリ
ート枠に直接固定されるので、これに支持させた足場の
安定性が高まる。
足場支持具のコンクリート枠への取付けは、ネジ杆を
螺進させ、錐先部の錐込みでネジ杆をコンクリート枠の
肉部内に侵入させるのみであり、またその撤去はネジ杆
を螺退させ、コンクリート枠の肉部内からネジ杆を抜き
取るのみであるため、その取付・撤去作業が能率的に行
える。
螺進させ、錐先部の錐込みでネジ杆をコンクリート枠の
肉部内に侵入させるのみであり、またその撤去はネジ杆
を螺退させ、コンクリート枠の肉部内からネジ杆を抜き
取るのみであるため、その取付・撤去作業が能率的に行
える。
足場支持具はコンクリート枠の所要箇所に散点状に取
付けるのみでよいため、その使用個数は少数で済み、そ
の使用前の搬送・格納は小さなスペースで済む。
付けるのみでよいため、その使用個数は少数で済み、そ
の使用前の搬送・格納は小さなスペースで済む。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、符号15は傾斜地作業用の
足場支持具を示しており、この足場支持具15は第2図
(A)に示すように、傾斜地の表面に形成した格子状の
コンクリート枠8に取付け、これに足場9を支持させる
ためのものであり次のように構成されている。
足場支持具を示しており、この足場支持具15は第2図
(A)に示すように、傾斜地の表面に形成した格子状の
コンクリート枠8に取付け、これに足場9を支持させる
ためのものであり次のように構成されている。
第1図(A)に示すように、両側フレーム1・1の基端
部を連結フレーム2で連結してコ字状のコンクリート枠
抱持フレーム3を構成し、両側フレーム1・1間に連結
フレーム2と平行な補強フレーム4を介設してある。
部を連結フレーム2で連結してコ字状のコンクリート枠
抱持フレーム3を構成し、両側フレーム1・1間に連結
フレーム2と平行な補強フレーム4を介設してある。
これら各フレーム1・2・4にはいずれも同一径のパイ
プ材を用い、これらは溶接で接合させてある。
プ材を用い、これらは溶接で接合させてある。
両側フレーム1・1の各先端部にはネジ孔形成用ブロッ
ク16を取付け、このブロック16に同一軸心のメネジ
孔5を対向させて形成し、各メネジ孔5にネジ杆6を進
退自在にネジ嵌合させ、各ネジ杆6の内向き先端部に錐
先部7を形成し、各ネジ杆6の外向き基端部に六角柱の
スパナ掛け部17を形成してある。
ク16を取付け、このブロック16に同一軸心のメネジ
孔5を対向させて形成し、各メネジ孔5にネジ杆6を進
退自在にネジ嵌合させ、各ネジ杆6の内向き先端部に錐
先部7を形成し、各ネジ杆6の外向き基端部に六角柱の
スパナ掛け部17を形成してある。
上述のように構成した足場支持具15は、第2図(A)
に示すように、コンクリート枠8の横桟14の複数箇所
に嵌め、第2図(B)に示すように、ネジ杆6を螺進さ
せることにより、錐先部7の錐込みでネジ杆6を横桟1
4の肉部内に侵入させて横桟14に固定することがで
き、第2図(A)に示すように、連結フレーム2または
両側フレームにクランプ11で足場9の台枠12を組付
け、足場9を支持させることができる。
に示すように、コンクリート枠8の横桟14の複数箇所
に嵌め、第2図(B)に示すように、ネジ杆6を螺進さ
せることにより、錐先部7の錐込みでネジ杆6を横桟1
4の肉部内に侵入させて横桟14に固定することがで
き、第2図(A)に示すように、連結フレーム2または
両側フレームにクランプ11で足場9の台枠12を組付
け、足場9を支持させることができる。
ネジ杆6の横桟14への侵入が速やかに行えるようにす
るため、第1図(B)に示すように、錐先部7には円錐
面の3箇所に面取り部18を形成し、コンクリート枠8
への錐込みの際の抵抗が軽減されるようにしてある。
るため、第1図(B)に示すように、錐先部7には円錐
面の3箇所に面取り部18を形成し、コンクリート枠8
への錐込みの際の抵抗が軽減されるようにしてある。
足場9の台枠12を組立てるためのクランプ11と、こ
の台枠12を足場支持具15に組付けるクランプ11と
の共通化を図るため、足場支持具15を構成する各フレ
ーム1・2・4の外径は、台枠12を構成する短形パイ
プ10の外径と一致させてある。
の台枠12を足場支持具15に組付けるクランプ11と
の共通化を図るため、足場支持具15を構成する各フレ
ーム1・2・4の外径は、台枠12を構成する短形パイ
プ10の外径と一致させてある。
第1図は本考案の実施例に係る傾斜地作業用の足場支持
具を説明する図で、第1図(A)は足場支持具の斜視
図、第1図(B)は錐先部の平面図である。 第2図は足場支持具の使用状態説明図で、第2図(A)
は斜視図、第2図(B)は第2図(A)のB−B線断面
図である。 第3図は従来技術説明図である。 1……両側フレーム、2……連結フレーム、3……コン
クリート枠抱持フレーム、4……補強フレーム、5……
メネジ孔、6……ネジ杆、7……錐先部。
具を説明する図で、第1図(A)は足場支持具の斜視
図、第1図(B)は錐先部の平面図である。 第2図は足場支持具の使用状態説明図で、第2図(A)
は斜視図、第2図(B)は第2図(A)のB−B線断面
図である。 第3図は従来技術説明図である。 1……両側フレーム、2……連結フレーム、3……コン
クリート枠抱持フレーム、4……補強フレーム、5……
メネジ孔、6……ネジ杆、7……錐先部。
Claims (1)
- 【請求項1】両側フレーム1・1の各基端部を連結フレ
ーム2で連結してコ字状のコンクリート枠抱持フレーム
3を構成し、両側フレーム1・1の間に連結フレーム2
と平行な補強フレーム4を介設し、 両側フレーム1・1の各先端部に同一軸心のメネジ孔5
・5を対向させて形成し、各メネジ孔5にネジ杆6を進
退自在にネジ嵌合させ、各ネジ杆6の内向き先端部に錐
先部7を形成した ことを特徴とする傾斜地作業用の足場支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490490U JPH0612043Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 傾斜地作業用の足場支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490490U JPH0612043Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 傾斜地作業用の足場支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433738U JPH0433738U (ja) | 1992-03-19 |
JPH0612043Y2 true JPH0612043Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=31615012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7490490U Expired - Lifetime JPH0612043Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 傾斜地作業用の足場支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612043Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6495846B2 (ja) * | 2016-03-04 | 2019-04-03 | 株式会社三共 | 法面のアンカー工事方法及びそれに用いるレールユニットセット |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP7490490U patent/JPH0612043Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0433738U (ja) | 1992-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008138359A (ja) | 棒状材把持具とその使用方法並びにその製造方法 | |
EP0927796B1 (de) | Schalungsplatte und Schalungssystem | |
JPH0612043Y2 (ja) | 傾斜地作業用の足場支持具 | |
CN212406116U (zh) | 模板结构 | |
CN214301271U (zh) | 一种利用空心墩模板即有预埋件安装的爬梯装置 | |
CN204492170U (zh) | 一种混凝土模板工具式支撑框架 | |
CN106677063A (zh) | 一种钢栈桥的搁栅桥板组合结构 | |
CN204238548U (zh) | 一种混凝土模板夹紧框连接件及柱模板夹紧框 | |
JP3547823B2 (ja) | 角締め用金具 | |
CN216713845U (zh) | 墙体模板斜撑装置 | |
EP1079037B1 (de) | Verfahren zur Erstellung einer Deckenrand-Abschalung sowie eine Deckenrand-Abschalung | |
JPH1181677A (ja) | 鉄筋等の支持金具 | |
JP2784546B2 (ja) | 支保工用の連結金具 | |
JPH0584673A (ja) | 鋼棒連結用工具およびそれを使用した鋼棒連結方法 | |
CN218438200U (zh) | 装配同心式剪刀撑连接扣件 | |
CN211775751U (zh) | 一种二次构造柱浇筑施工结构 | |
JP3202201B2 (ja) | 型枠の固定方法及び固定治具 | |
JPH0632989Y2 (ja) | 杭圧入引抜機の作業台 | |
JP2867280B2 (ja) | 鉄筋コンクリート打設用型枠の支保工法及び該工法に用いるセパレータ固定具 | |
JP2778533B2 (ja) | 型枠構造体の間隔設定具及びそれを用いた型枠構造体施工法 | |
JPH0688426A (ja) | 側端型枠の支保具 | |
JPH0527632Y2 (ja) | ||
JPH0635064Y2 (ja) | トラス状支保梁のくさび式荷重解除装置 | |
JPH0438039Y2 (ja) | ||
CN116163513A (zh) | 一种钢框可调柱模板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |