JP2867280B2 - 鉄筋コンクリート打設用型枠の支保工法及び該工法に用いるセパレータ固定具 - Google Patents

鉄筋コンクリート打設用型枠の支保工法及び該工法に用いるセパレータ固定具

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、鉄筋コンクリート建物の柱や壁等
を打設する型枠の支保工に於いて、型枠板を所定箇所に
位置決めし固定する作業を簡便に行える様にした、鉄筋
コンクリート打設用型枠の支保工法及び該工法に用いる
セパレータ固定具に関する。
(従来の技術) 第5図は、鉄筋コンクリート建物の壁(又は柱)部分
を打設する型枠を、従来工法によって支保した有様を示
している。
壁50を打設する型枠は、施工床面51上の所定箇所に1
組の型枠板52,52は所定間隔を隔て対向状に立設し、こ
の立設状態をその支保用資材により支持して構築されて
いる。
53は鉄筋で、この場合、壁50の厚さ方向に所定間隔を
隔てて2本が、施工床面51の所定箇所に埋設状態で予め
立設されている。
そして、1組の型枠板52,52を、図示の様に鉄筋53を
挟んでその両側の所定位置に立設するには、先ず、施工
床面51の所定位置に墨線を引き、この墨線に沿って桟木
54を図に示した様に床面に釘打固定し、この桟木54に型
枠板52の下端を沿わせてその固定位置を決める。
然る後、此等両型枠板52,52間に、その対向間隔保持
用のセパレータ55の両端を貫通させた状態で取着する。
56はセパレータ55の両端近くに夫々挿着されて、この対
向間隔を保たせる役割を果たすキャップである。
そして、セパレータ55の両端に螺着したホームタイ57
を型枠板52に向けて締結すれば、両型枠板52,52は所定
位置に所定の対向間隔を保って立設固定される。
58は型枠をコンクリートの注入圧に耐えて支える支保
用の桟木で、型枠板52の背面に宛てがい、図示の様にホ
ームタイ57の楔孔に打ち込まれた楔59によって、型枠板
52への当接状態を固定される。図の右側の型枠板52も、
上記と同様にして固定される。
(発明が解決しようとする課題) 此の様な従来の支保工法では、型枠板52の立設位置を
決める為に、施工床面51に予め墨線を引き、この墨線に
沿って床面に型枠板52の立設位置決め用の桟木54を釘打
ち固定させ、然も用済み後の桟木54は釘を抜いて撤去す
ると言った、頗る繁雑なうえに、桟木の消耗も伴う非能
率な一連の作業を余儀なくされていた。
そこで、本発明の目的は、上記従来の型枠板の立設位
置決め固定用の桟木の取着作業を不要化させ得る、鉄筋
コンクリート打設用型枠の支保工法及びこの工法に用い
るセパレータ固定具を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成する為の、本発明による鉄筋コンク
リート打設用型枠の支保工法は、 1組の型枠板5,5を所定間隔に保持させるセパレータ
7を、施工床面C上に予め立設されて、前記1組の型枠
板5,5間に配置された鉄筋6の所望位置に、螺止式、楔
止式等のセパレータ固定具A,A1を用いて固定し、 この固定されたセパレータ7の両端近くに夫々挿着し
たキャップ8及び前記セパレータ7の両端に夫々螺着し
た締結金具9により、前記1組の型枠板5,5の対向間隔
の固定と、前記立設位置決めとを同時に行うことを特徴
とする。
そして、前記セパレータ固定具Aは、 前記鉄筋6をその側方から挟み込む両腕部1a,1aの基
端側を連結部1bにより互いに連結させた形態を備え、前
記両腕部1a,1aに、前記セパレータ7をこの両腕部間に
橋絡状に掛止させる掛止部2を設け、前記連結部1bに、
螺孔3を設けた固定具本体1と、 前記螺孔3に螺着されて、前記掛止部2に掛止させた
前記セパレータ7を前記鉄筋6に押し付ける略L形の螺
杆4とから成る構成にするとよい。
(作用) 例えば、鉄筋コンクリート建物の壁体を打設する為
に、施工床面上の所定位置に1組の型枠板5,5を所定間
隔を隔てて立設し、此等を支保するには、 先ず、施工床面C上の所定箇所に埋設状態で立設され
て、前記壁体を補強する鉄筋6の下部の所要箇所に、セ
パレータ7をねじ止式、楔止式等のセパレータ固定具A,
A1を用いて固定させる。
次いで、この固定されたセパレータ7の両端に対応し
た位置に夫々ドリル孔を穿った1組の型枠板5,5を鉄筋
6の両側に配置し、セパレータ7の両端を上記ドリル孔
に挿通させたうえ、この両端に夫々締結金具(以下、ホ
ームタイと言う)9を螺着すれば良い。
又、セパレータ7をセパレータ固定具Aを用いて鉄筋
6の所望箇所に固定させるには、その両腕部1a,1a間に
鉄筋6を挿し込んだ状態で、両腕部1a,1aに設けた各掛
止部2,2間にセパレータ7を橋絡状に掛止させたうえ、
連結部1bの螺孔3に螺着した螺杆4を螺じ込めば、セパ
レータ7は鉄筋6に締結固定される。
(実施例) 以下に、第1図乃至第3図を参照し乍ら本発明の一実
施例を説明する。
先ず、セパレータ固定具Aを示した第1,2図に於い
て、1は固定具本体で、この場合は帯状金属板を略U字
形に屈曲させた形態を備え、その両腕部1a,1aの各先端
側上面には掛止部2を設けている。この掛止部2は腕部
1aの先端側に向けてアンダーカット状をなしている。
又、両腕部1a,1aの基端側を互に連結させる連結部1bの
真ん中には螺孔3を設けている。
4は螺孔3に螺合される螺杆で、この螺杆4の一端側
はL字形に折曲して、回動用の折曲部4aを設けている。
第3図は、鉄筋コンクリート建物の壁(又は柱)Bを
その施工床面C上に打設する型枠を、本発明方法によっ
て支保した状態を示す縦断面図である。
壁Bの両側面を形成させる型枠板5,5は、厚手の合板
やサンドイッチパネル等から成り、壁Bの厚さに対応し
た所定間隔を隔てて、以下に説明する方法によって施工
床面C上に立設される。
6は壁Bを補強するリブ付きの縦鉄筋で、壁Bの厚さ
方向には、所定間隔を隔てて2本配置され、その下端は
施工床面Cをコンクリート打ちする際に、この床面にそ
の下端部を埋設した状態で立設される。
7は1組の型枠板5,5を所定間隔に保持させるセパレ
ータで、その両端近くには、1組の型枠板5,5を所定間
隔に保持させるキャップ8,8が夫々挿着されている。
そして、セパレータ7の両端は夫々型枠板5,5に設け
たドリル孔を貫いて型枠の外側に突出させ、この突出端
にホームタイ9を螺着することによって、1組の型枠板
5,5が施工床面C上の所定位置に於いて、所定の対向間
隔を保って固定される様になっている。
次に、本発明の作用を、第3図を参照し乍ら説明す
る。
先ず、施工床面C上に壁Bの厚さ方向に並立された2
本の鉄筋6,6の夫々に、この実施例では施工床面Cから
凡そ8cm位の高さ位置に於いて、螺杆4の締付を緩めた
セパレータ固定具Aの両腕部1a,1a間を挟み込ませたう
え、セパレータ7を両鉄筋6,6間に水平に跨がらせ、且
つ両掛止部2,2間に跨がらせる様に載せ掛け、この状態
で夫々の螺杆4を螺じ込めば、セパレータ7は2本の縦
鉄筋6,6間に架け渡した状態で強固に固定される。
この様にしてセパレータ7を固定させる際に、その長
さ方向の中心を、構築すべき壁Bの厚さ方向の中央部に
合致させて置けば、以後は周知の方法によって型枠板5,
5に予め穿ったドリル孔をセパレータ7の両端に夫々挿
嵌させたうえ、この両端に夫々ホームタイ9を螺着させ
れば、1組の型枠板5,5は、施工床面C上の所定位置に
所定間隔を保って立設・固定される。
従って、従来の様に、施工床面に型枠板の立設位置決
用の墨線を引くき、この墨線に沿って型枠板の立設位置
決め用の桟木を床面に釘打着け、その上、コンクリート
打設後は、この桟木を撤去しなければならい等の、頗る
繁雑で労力、時間、副資材の浪費を余儀なくされる作業
を完全に不要化することが出来る。
第4図は、本発明の他の実施例のセパレータ固定具A1
を示すもので、上記のセパレータ固定具Aとの相異点
は、セパレータ7を縦鉄筋6に締結させる手段として、
螺杆4に代えて、楔10を用いたことと、固定具本体1
を、金属板ではなくて金属線材を屈曲加工して形成させ
た処にある。
この楔10は、図示の様に両腕部1a,1a間を縦鉄筋6に
挿し込み、両掛止部2,2間にセパレータ7を掛止させた
状態で、連結部1bと縦鉄筋6との間隙部に図示の様に打
ち込めば、セパレータ7は縦鉄筋6に強固に固定され
る。
[発明の効果] 以上の説明によって明らかな様に、本発明のコンクリ
ート打設用型枠の支保工法によれば、この工法の為に特
別に作られたセパレータ固定具を用いることによって、
従来工法の様に、施工床面に型枠板の立設位置決め用の
墨線を引き、この墨線に沿って型枠板の位置決用桟木を
床面に打ち付け、その上、用済みの桟木を取り外す等
の、一連の極めて繁雑な準備及び後片付け作業は一切不
要化する。
そして、此等の従来作業に替えて、施工床面の所定箇
所に予め立設されている鉄筋の下部に、セパレータ固定
具を使ってセパレータを固定させると言う、簡単迅速に
完了する作業を行うだけで足りる様になる。
従って、本発明の工法及びこの工法の為に開発された
用具によれば、非熟練作業者でも確実な作業を行え、
又、貴重な天然資源となりつつある木材を使わなくて済
むことも寄与して、従来工法に比べて施工経費を目立っ
て低減出来ると言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本発明の一実施例を示すもので、
第1図はセパレータ固定具の斜視図、第2図はこのセパ
レータ固定具を使って、セパレータを鉄筋に固定させた
状態の側面図、第3図は本発明工法によって鉄筋コンク
リート建物の壁体打設用型枠を構築した状態を示す縦断
面図である。 第4図は、セパレータ固定具の別の実施例を示す第2図
相当図である。 第5図は、従来例を示す第3図相当図である。 符号表 1……固定具本体、1a……腕部 1b……連結部、2……掛止部 3……螺孔、4……螺杆 4a……折曲部、5……型枠板 6……縦鉄筋(鉄筋)、7……セパレータ 8……キャップ、9……ホームタイ 10……楔 A、A1……セパレータ固定具 B……壁、C……施工床面 50……壁、51……施工床面 52……型枠板、53……鉄筋 54……桟木、55……セパレータ 56……キャップ、57……ホームタイ 58……桟木、59……楔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート壁等を打設する施工床面
    上に、対向状に立設する1組の型枠板を、所定位置に所
    定間隔を隔てて固定させる工法であって、 1組の型枠板5,5を所定間隔に保持させるセパレータ7
    を、施工床面C上に予め立設されて、前記1組の型枠板
    5,5間に配置された鉄筋6の所望位置に、螺止式、楔止
    式等のセパレータ固定具A,A1を用いて固定し、 この固定されたセパレータ7の両端近くに夫々挿着した
    キャップ8及び前記セパレータ7の両端に夫々螺着した
    締結金具9により、前記1組の型枠板5,5の対向間隔の
    固定と、前記立設位置決めとを同時に行うことを特徴と
    する鉄筋コンクリート打設用型枠の支保工法。
  2. 【請求項2】前記セパレータ固定具Aは、 前記鉄筋6をその側方から挟み込む両腕部1a,1aの基端
    側を連結部1bにより互いに連結させた形態を備え、前記
    両腕部1a,1aに、前記セパレータ7をこの両腕部間に橋
    絡状に掛止させる掛止部2を設け、前記連結部1bに、螺
    孔3を設けた固定具本体1と、 前記螺孔3に螺着されて、前記掛止部2に掛止させた前
    記セパレータ7を前記鉄筋6に押し付ける略L形の螺杆
    4とから成ることを特徴とする請求項1記載のセパレー
    タ固定具。
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