JPH0524758Y2 - - Google Patents

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JPH0524758Y2
JPH0524758Y2 JP19574986U JP19574986U JPH0524758Y2 JP H0524758 Y2 JPH0524758 Y2 JP H0524758Y2 JP 19574986 U JP19574986 U JP 19574986U JP 19574986 U JP19574986 U JP 19574986U JP H0524758 Y2 JPH0524758 Y2 JP H0524758Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート型枠において、網型
枠を取付ける装置に係るものである。
(従来の技術) 従来のこの種の網型枠を使用するコンクリート
型枠の組立て法は、第5図に示すように、鉄筋イ
の両側において捨てコンクリートロ上に墨出しし
て桟木ハを釘付けニし、その桟木ハの内側にフレ
ームホを建て込んでその内側に網型枠ヘを建て上
げ、両側の網型枠ヘを、従来と同様にセパレータ
ートを使用する型枠締付金具チにより締付け固定
する。
また、剛性が小さい網型枠ヘの上端を補強する
と共に、コンクリート躯体の上角部の直線性を良
好にするために、網型枠ヘの天端付近内側に天端
用桟木リを固定してコンクリート型枠を構成して
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来のコンクリート型枠の組立て法におい
ては、 (1) 網型枠ヘは剛性が小さくて自立できないか
ら、網型枠ヘを建て上げるときに、先ず、網型
枠ヘを鉄筋イに仮固定したり、フレームホを建
て込んだ後、もう一度、網型枠ヘを良好な平面
に手直しするなどの余分な措置を取る必要があ
る。そのために、作業が複雑で、多くの手数と
時間を要して人件費も高くなる。
(2) 既製の網型枠ヘを使用するため、通常は網型
枠ヘが打設コンクリートの天端より上方へ突出
して外観上好ましくない上に、後工程でコンク
リート躯体の上角部にスラブ型枠の補強のビー
ムトラスを懸架するときに、網型枠ヘの上方突
出部が支障となる。
(3) 天端用桟木リの下面が見え難くてコンクリー
トの打設量を調節することが難しい上に、天端
用桟木リの下側が空洞になり易く、ビームトラ
スを懸架するときのコンクリート躯体上角部の
強度や高さが不足することがある。
(4) フレームホ、セパレータート等の型枠締付金
具チ、パイプ等の材料を多く要して材料費が高
い。
(5) 網型枠ヘが、良好に平面にならなくて波打ち
状態になるおそれがある。
等の問題がある。
(問題点を解決するための手段) そこで、この考案は、上記の問題点を解決する
ために、鉄筋3のフープ筋2の両側縦片間の間隔
と等しい間隔に並列する両側縦部材5と中間部の
中間部材6を一体に固着してH形支持台4を構成
し、主筋1およびフープ筋2より成る鉄筋3を利
用し、H形支持台4の下部を鉄筋3のフープ筋2
に接触させ上方主筋1に跨がせてH形支持台4の
中間部材6を上方主筋1上に載置し、H形支持台
の両側縦部材5の下部および中間部材6をフープ
筋2に固定して両側縦部材5の上端ネジ部5aに
ナツト7をそれぞれ螺合し、両側部に通孔9およ
び嵌合凹所10を設けた受桟8の両側部の通孔9
をH形支持台4の両側縦部材5の上端ネジ部5a
にそれぞれ嵌合して受桟8をH形支持台4の両側
ナツト7上に載置し、隣接する受桟8の両側部の
嵌合凹所10内にわたして両側の天端棒11をそ
れぞれ架設し、天端棒11に網型枠12の上端を
取付け網型枠12を吊り下げてコンクリート網型
枠取付装置を構成する。
(実施例) 第1図乃至第4図に示すこの考案の一実施例に
ついてその構造を説明すれば、3はコンクリート
躯体の鉄筋で、上下に数本づつ並設する主筋1を
フープ筋2により連結して構成する。
4はH形支持台で、ねじボルトより成る両側縦
部材5を鉄筋3のフープ筋2の両側縦片間の間隔
と等しい間隔に並列し、その両側縦部材5とそれ
らを略中央部で接続するねじボルトより成る中間
部材6を一体に固着して構成し、両側縦部材5の
上端ネジ部5aにはナツト7をそれぞれ螺合す
る。8はアングル材により作製した受桟で、その
横片の両側部に通孔9を穿設し、通孔9の外側に
おいて縦片の両側部には底部が受桟8の横片まで
至る嵌合凹所10を設ける。
11は天端棒で、異形鉄筋等丸棒状のものを用
いる。12はラス等より成る網型枠、13はH形
支持台4を鉄筋3のフープ筋2に固定する結束用
ワイヤーである。
14はパイプ状の補強縦桟、15は両側の補強
縦桟14を緊結するワイヤー状のセパレーター、
16は帯板状の足元固定金具で、多数の舌片17
を適当間隔に打ち出し形成し、図示してないが適
宜位置に釘孔を穿設して成る。18は足元固定金
具16を固定するコンクリート釘、19は捨てコ
ンクリート、20は構築したコンクリート躯体で
ある。
次に、そのコンクリート型枠の組立て法を説明
する。
(1) 鉄筋3を設置する。
(2) 捨てコンクリート19上に墨出しして、両側
の足元固定金具16をその釘孔に挿通するコン
クリート釘18により捨てコンクリート19上
の所定位置に固定する。
(3) H形支持台4の下部を鉄筋3のフープ筋2に
接触させ上方主筋1に跨がせてそのH形支持台
4の中間部材6を上方主筋1上に載置し、該H
形支持台4の両側縦部材5の下部および中間部
材6の中間部をそれぞれ結束用ワイヤー13に
よりフープ筋2にくくりつけてH形支持台4を
鉄筋3のフープ筋2に結束固定する。
(4) H形支持台4の両側縦部材5の上端ネジ部5
aに螺合したナツト7をコンクリート打設の天
端位置に移動調節する。
(5) 受桟8の両側の通孔9をH形支持台4の両側
縦部材5の上端ネジ部5aにそれぞれ嵌合して
その受桟8を両側のナツト7上に載置する。
(6) 隣接する受桟8の嵌合凹所10内にわたして
両側の天端棒11をそれぞれ架設し、その受桟
8と天端棒11とで平面上の格子をなすように
構成する。
(7) 天端棒11に網型枠12の上端を取付けてそ
の天端棒11に網型枠12を吊り下げる。その
とき、1枚の網型枠12で高さが不足する場合
は、さらに下方に網型枠12を追加して吊り下
げる。
(8) 両側の足元固定金具16の適宜位置におい
て、補強縦桟14の下端部を舌片17に嵌合さ
せてその補強縦桟14を足元固定金具16上に
建て込み、その後、両側の補強縦桟14をそれ
らにリング状に掛けわたすワイヤー状のセパレ
ーター15により緊結する。
と網型枠12を使用したコンクリート型枠が構成
される。
そこで、両側の網型枠12の間の空間部内にコ
ンクリートを打設すると、コンクリート躯体20
を構築することができる。
なお、上記H形支持台4の両側縦部材5の下
部、および中間部材6のねじに代え、それらに異
形鉄筋のような凹凸条を設けてもよい。
また、上記H形支持台4の両側縦部材5および
中間部材6をねじボルトや異形鉄筋等の棒材によ
り作製すると、その棒材表面の凹凸により、結束
用ワイヤー13が容易に移動したり緩んだりする
ことは無くてH形支持台4の結束固定が更に確実
になる。
一方、上記コンクリート型枠の組立て法におけ
る(7)の手順後は、第5図に示す従来の型枠の組立
て法と同様に、桟木ハ、フレームホ、セパレータ
ートを使用する型枠締付金具チにより網型枠ヘを
補強緊結してもよい。
(考案の効果) この考案のコンクリート網型枠取付装置は、下
記のような顕著な効果を有する。
(1) 網型枠は、隣接する受桟間に架設した天端棒
に上端部を取付けて吊下げるから、 (イ) 網型枠を垂直で良好に平面状に支持するこ
とができ、網型枠が波打ち状態にならなくて
コンクリート躯体を正確で綺麗に構築し得
る。
(ロ) 天端棒が網型枠の上端の補強作用をなし、
コンクリート打設等の作業時に網型枠の上端
が変形してコンクリート躯体の上角部が不整
になるのを防止できる。
(2) 頑強に組込まれた鉄筋の上方主筋にH形支持
台の下部を跨がせ、そのH形支持台の中間部材
を上方主筋上に載置してH形支持台の両側縦部
材の下部および中間部材をフープ筋に固定し、
上記H形支持台上に架設した受桟によつて網型
枠の天端棒を支持するから、 (イ) H形支持台に荷重が加わつてもそれがずり
落ちたり倒れることなく、網型枠の取付けが
安定して網型枠を確実堅固に支持することが
できる。
(ロ) 網型枠を支持する補強縦桟への取付部材等
の資材が節減される。
(3) H形支持台の両側縦部材の上端ネジ部に螺合
したナツトを回転させると受桟および天端棒の
上下位置を調整できるから、 (イ) コンクリート打設の天端位置を容易迅速且
つ的確に所定の高さになし得る。
(ロ) 網型枠にコンクリート打設の天端の墨出し
をする必要が無い。
(4) 隣接する受桟の両側部の嵌合凹所内に両側の
網型枠取付け用の天端棒をそれぞれ落し込んで
両側の天端棒を隣接する受桟の両側部間に架設
し、その天端棒に網型枠を取付けるから、鉄筋
と両側の網型枠の間の間隔が常に所定寸法にな
つてそれら間に必要な距離(かぶり)を自動的
に確保し得る。
(5) コンクリート躯体の厚さやかぶりの厚さによ
り、それぞれの厚さに対応したH形支持台、受
桟等の既製の部材を揃えておけば、熟練者でな
くても容易且つ能率的に網型枠を取付けること
ができ、人手と時間を節減して作業能率を向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るコンクリー
ト型枠の縦断正面図、第2図はその一部の斜面
図、第3図は同上要部の拡大側断面図、第4図は
分解斜面図、第5図は従来のコンクリート型枠の
正断面図である。 1……主筋、2……フープ筋、3……鉄筋、4
……H形支持台、5……両側縦部材、5a……ネ
ジ部、6……中間部材、7……ナツト、8……受
桟、9……通孔、10……嵌合凹所、11……天
端棒、12……網型枠、13……結束用ワイヤ
ー、14……補強縦桟、15……ワイヤー状のセ
パレーター、16……足元固定金具、17……舌
片、18……コンクリート釘、19……捨てコン
クリート、20……コンクリート躯体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主筋およびフープ筋により鉄筋を形成し、その
    フープ筋の両側縦片間の間隔と等しい間隔に並列
    する両側縦部材と中間部の中間部材を一体に固着
    してH形支持台を構成し、上記H形支持台の下部
    を上記鉄筋のフープ筋に接触させ上方主筋に跨が
    せてそのH形支持台の中間部材を上方主筋上に載
    置し、上記H形支持台の両側縦部材の下部および
    中間部材を上記フープ筋に固定してその両側縦部
    材の上端ネジ部にナツトをそれぞれ螺合し、両側
    部に通孔および嵌合凹所を設けた受桟の両側部の
    通孔を上記H形支持台の両側縦部材の上端ネジ部
    にそれぞれ嵌合してその受桟をH形支持台の両側
    のナツト上に載置し、隣接する上記受桟の両側部
    の嵌合凹所内にわたして両側の天端棒をそれぞれ
    架設し、その天端棒に網型枠の上端を取付けてな
    るコンクリート網型枠取付装置。
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