JP2575865Y2 - 基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装置 - Google Patents

基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装置

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JP2575865Y2
JP2575865Y2 JP1990130280U JP13028090U JP2575865Y2 JP 2575865 Y2 JP2575865 Y2 JP 2575865Y2 JP 1990130280 U JP1990130280 U JP 1990130280U JP 13028090 U JP13028090 U JP 13028090U JP 2575865 Y2 JP2575865 Y2 JP 2575865Y2
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stirrup
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武 古橋
光利 伊藤
義之 岡安
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岡部株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、コンクリート構築物の梁の基礎鉄筋を配
筋するとき、その組立て前に下端筋を仮りに載せておく
下かんざし筋を基礎鉄筋組立用支柱に設ける基礎鉄筋組
立用支柱の下端筋受装置に係るものである。
(従来の技術) 従来のこの種の基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装置
は、実公昭60-32259号公報に記載された考案のように支
柱の下部に仮受管を溶接してその仮受管に下かんざし筋
を嵌挿したり、あるいは、支柱の下部に下かんざし筋を
直接溶接して構成する。
そして、基礎鉄筋のスターラップに挿通した上端筋を
支柱の上かんざし筋上に配筋した後、下端筋を上記スタ
ーラップに挿通して下かんざし筋上に仮りに載せてお
き、その上端筋およびスターラップの大まかな配筋終了
後、下端筋を下かんざし筋上から一本づつ下ろしスター
ラップの下片上に並べてそれらの交差部を結束してい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装置におい
ては、 (1)下端筋を下かんざし筋上に仮りに載せ、更に一本
づつスターラップの下片上に下ろすという二度の作業を
必要とするため、手間が掛って作業性が悪い。
(2)下かんざし筋は、圧接して連結された下端筋を配
筋するのに使い難い。
(3)支柱に仮受管、または下かんざし筋が両側へ突出
して取付けられているから、その仮受管や下かんざし筋
が支柱の運搬、取扱い、収納等の邪魔になる上に、取扱
うとき危険性がある。
(4)仮受管や下かんざし筋が消耗品で、それだけ支柱
のコストが高くなる。
等の点に問題がある。
(問題点を解決するための手段) この考案は上記の問題点を解決するために、基礎鉄筋
組立用支柱(b)における対向する二本の支脚(6)間
の間隙(7)に挿脱可能に挿通されるコ字形体(1)の
中央片にボルト(5)が外側から螺入し、この中央片に
続く両側片の基部側にはそれぞれ下かんざし筋(8)を
受け入れる通孔(3)を備え、両側片の先端部を外側に
折曲してそれぞれが支脚(6)の一端側において掛合す
る掛け片(2)をなす受金具(a)と、この受金具
(a)の通孔(3)に挿脱可能に挿通され、前記ボルト
(5)の締付けにより支脚(6)の他端側において固定
される下かんざし筋(8)とにより基礎鉄筋組立用支柱
の下端筋受装置を構成する。
(作用) コンクリート構築物の梁の基礎鉄筋(c)を配筋する
ときは、先ず支柱(b)の間隙(7)の適当箇所に受金
具(a)を挿通してその受金具(a)の両側掛け片
(2)を支柱(b)の両側支脚(6)の一端縁部に引掛
けた後、受金具(a)の通孔(3)に下かんざし筋
(8)を挿通してボルト(5)により下かんざし筋
(8)を両側支脚(6)の他端縁部に締付け固定する。
そこで、基礎鉄筋(c)のスターラップ(9)内に挿
通した上端筋(10)を支柱(b)の上かんざし筋(11)
上に配筋した後、下端筋(12)をスターラップ(9)内
に挿通して下かんざし筋(8)上に仮りに載せておき、
その上端筋(10)およびスターラップ(9)の大まかな
配筋を行う。
その配筋終了後、受金具(a)のボルト(5)の締付
けをゆるめると、自重により受金具(a)が支柱(b)
の下端部まで落下してすべての下端筋(12)がスターラ
ップ(9)の下片上に載るから、その後、下端筋(12)
をスターラップ(9)の下片上に並べてそれらの交差部
を結束する。
一方、下かんざし筋(8)を受金具(a)の通孔
(3)より抜出した後、受金具(a)を間隙(7)より
引出してその下かんざし筋(8)および受金具(a)を
支柱(b)から取除く。
(実施例) 図面に示すこの考案の一実施例についてその構造を説
明すれば、(a)は下端筋受金具で、コ字形体(1)の
両側片の先端部を外側基礎部へほぼ45°になるように折
曲して掛け片(2)を形成し、その両側片の基部側に横
長通孔(3)を穿ってコ字形体(1)の基端中央片にね
じ孔(4)を設け、該ねじ孔(4)にボルト(5)を螺
通して成る。
(b)は基礎鉄筋組立用支柱で、四隅に通孔(図示し
てない。)を穿ったベースプレート(13)の中央部上の
下方パイプ(14)と上方パイプ(15)とを両側のアング
ルより成る支脚(6)の上下端部によりそれぞれ挾持し
それらを溶接して両側支脚(6)の下部間に間隙(7)
が形成された支柱(b)を構成する。(8)は異形鉄筋
により成る下かんざし筋である。
(c)は異形鉄筋により構成する基礎鉄筋を示し、
(9)はそのスターラップ、(10)は上端筋、(12)は
下端筋である。(11)は異形鉄筋より成る上かんざし筋
で、支柱(b)の上端通孔に挿着する。
(d)はコンクリート床を示し、(16)はコンクリー
ト床(d)内に上方へ突出させて埋設したベースアンカ
ー、(17)はナットである。
次にその基礎鉄筋組立の施工手順を説明する。
(1)支柱(b)の下方間隙(7)の適当箇所におい
て、第5図に示すように受金具(a)を一側より間隙
(7)内に挿通する。
(2)第6図に示すように、受金具(a)の両側掛け片
(2)を支柱(b)の両側支脚(6)の一端縁部に接合
して引掛け、受金具(a)の通孔(3)に下かんざし筋
(8)を挿通してボルト(5)により下かんざし筋
(8)を両側支脚(6)の他端縁部に締付け固定する。
(3)第1図および第2図に示すように、上記支柱
(b)のベースプレート(13)の通孔をベースアンカー
(16)の突出部に嵌合してそのベースプレート(13)を
床(d)上に載置し、ベースアンカー(16)の突出部に
ナット(17)を螺着して支柱(b)を床(d)上に建込
み、床(d)上に数個の支柱(b)を適当間隔に並設す
る。
次いで、基礎鉄筋(c)の適当数のスターラップ
(9)内に挿通した所要数の上端筋(10)を支柱(b)
の上かんざし筋(11)上に配筋した後、所要数の下端筋
(12)をスターラップ(9)内に挿通し、第7図に示す
ように操作して第8図に示すように下かんざし筋(8)
上に仮りに載せておき、その後、上端筋(10)およびス
ターラップ(9)の大まかな配筋を行う。
(4)ボルト(5)の締付けをゆるめれば、自重により
第9図に示すように受金具(a)が間隙(7)の下端、
すなわち下方パイプ(14)上まで落下し、一方、すべて
の下端筋(12)はスターラップ(9)の下片上に引掛っ
て残る。
(5)下端筋(12)を第1図に鎖線で示すようにスター
ラップ(9)の下片上に適当に配筋してそれらの交差部
を番線等により結束する。
(6)ボルト(5)を更にゆるめて下かんざし筋(8)
を抜取り、その後、第10図に示すように受金具(a)を
間隙(7)内より一側へ抜出して下かんざし筋(8)お
よび受金具(a)を取除く。
(考案の効果) この考案の基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装置は、下
記のような顕著な効果を有する。
(1)受金具のボルトの締付けをゆるめると、自重によ
り受金具が下降しすべての下端筋がスターラップの下片
上に引掛って残り、所要数の下端筋を一度にスターラッ
プの下片上に下ろすことができ、取扱い易くて作業能率
を向上する。
(2)下かんざし筋およびその受金具を取外して転用す
ることができるので、支柱一本当りの施工費が安くな
る。
(3)受金具で下かんざし筋を支柱の両側支脚に締付け
固定したとき、その受金具の両側掛け片および下かんざ
し筋が両側支脚の両端縁部に密着するから、支柱の両側
支脚の座屈を防止すると共に、下かんざし筋の傾きを減
少し得る。
(4)受金具および下かんざし筋の支柱への着脱操作が
容易で取扱い上便利である。
(5)構造が簡単で容易安価に製作でき、その固定は確
実堅固である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る下端筋受装置を施し
た支柱を使用して梁の基礎鉄筋の組立状態を示す正面
図、第2図は側面図、第3図は同上下端筋受装置の受金
具の側面図、第4図は平面図、第5図乃至第10図はその
下端筋の配筋操作を示す作用説明図で、第5図は支柱に
受金具を取付ける状態の平断面図、第6図は受金具によ
って支柱に下かんざし筋を締付け固定した状態の平断面
図、第7図は下かんざし筋上に下端筋を載せる状態の側
面図、第8図は下かんざし筋上に下端筋を載せた状態の
側断面図、第9図は受金具のボルトをゆるめて下かんざ
し筋付き受金具および下端筋が下降した状態の側断面
図、第10図は支柱から受金具を取除く状態の平断面図で
ある。 (a)……受金具、(b)……基礎鉄筋組立用支柱、
(1)……コ字形体、(2)……掛け片、(3)……通
孔、(4)……ねじ孔、(5)……ボルト、(6)……
支脚、(7)……間隙、(8)……下かんざし筋、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基礎鉄筋組立用支柱における対向する二本
    の支脚間の間隙に挿脱可能に挿通されるコ字形体の中央
    片にボルトが外側から螺入し、この中央片に続く両側片
    の基部側にはそれぞれ下かんざし筋を受け入れる通孔を
    備え、両側片の先端部を外側に折曲してそれぞれが前記
    支脚の一端側において掛合する掛け片をなす受金具と、
    この受金具の通孔に挿脱可能に挿通され、前記ボルトの
    締付けにより前記支脚の他端側において固定される下か
    んざし筋とよりなる基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装
    置。
JP1990130280U 1990-11-30 1990-11-30 基礎鉄筋組立用支柱の下端筋受装置 Expired - Lifetime JP2575865Y2 (ja)

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