JPH0539155Y2 - - Google Patents
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- JPH0539155Y2 JPH0539155Y2 JP1984189846U JP18984684U JPH0539155Y2 JP H0539155 Y2 JPH0539155 Y2 JP H0539155Y2 JP 1984189846 U JP1984189846 U JP 1984189846U JP 18984684 U JP18984684 U JP 18984684U JP H0539155 Y2 JPH0539155 Y2 JP H0539155Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temporary
- slab
- side formwork
- hanging
- temporary beam
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、コンクリート建造物の床や天井を構
築する際に、コンクリート梁やコンクリート側壁
等を構築するための仮側型枠の上端縁に懸掛し
て、比較的軽量なスラブ構築用仮設梁の両端部分
を夫々支持できるようにした仮設梁用受金具に関
するものである。
築する際に、コンクリート梁やコンクリート側壁
等を構築するための仮側型枠の上端縁に懸掛し
て、比較的軽量なスラブ構築用仮設梁の両端部分
を夫々支持できるようにした仮設梁用受金具に関
するものである。
(従来の技術)
従来、コンクリート建築に於いて、床や天井を
構築するには、コンクリート梁等を構築するため
の仮側型枠の上端縁に受金具を懸掛し、この受金
具を介してスラブ構築用仮設梁を略水平に架設
し、この上にスラブ型枠を敷設してから生コンク
リートを打設して床や天井が構築されるが、従来
の受金具にあつては、例えば、第3図に示す如
く、受金具の懸掛体40が仮側型枠2の上端部分
の内側面、上端面、及び外側面に密着するように
懸掛される構成であつたり、或いは、図示は省略
したが仮側型枠の上部外側面に桟木を固定した場
合にあつては、仮側型枠の上端部分の内側面、上
端面、及び桟木の上面、外側面に夫々密着するよ
うに懸掛される構成の梁受金具が多くあつた。
構築するには、コンクリート梁等を構築するため
の仮側型枠の上端縁に受金具を懸掛し、この受金
具を介してスラブ構築用仮設梁を略水平に架設
し、この上にスラブ型枠を敷設してから生コンク
リートを打設して床や天井が構築されるが、従来
の受金具にあつては、例えば、第3図に示す如
く、受金具の懸掛体40が仮側型枠2の上端部分
の内側面、上端面、及び外側面に密着するように
懸掛される構成であつたり、或いは、図示は省略
したが仮側型枠の上部外側面に桟木を固定した場
合にあつては、仮側型枠の上端部分の内側面、上
端面、及び桟木の上面、外側面に夫々密着するよ
うに懸掛される構成の梁受金具が多くあつた。
また、実開昭58−86853号公報に記載されてい
るような梁型枠とトラスの連結構造も提案されて
いる。これは、梁型枠と、並列に設けられた上記
梁型枠間に渡されるトラスより成り、前記トラス
の端部には、梁型枠の側部型枠上縁に対して掛け
外し自由な係合片を設け、この係合片を側部型枠
の上縁に係合させた状態においてトラスの側部型
枠外面に対応する部分を内側に傾斜させたもので
ある。
るような梁型枠とトラスの連結構造も提案されて
いる。これは、梁型枠と、並列に設けられた上記
梁型枠間に渡されるトラスより成り、前記トラス
の端部には、梁型枠の側部型枠上縁に対して掛け
外し自由な係合片を設け、この係合片を側部型枠
の上縁に係合させた状態においてトラスの側部型
枠外面に対応する部分を内側に傾斜させたもので
ある。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、前者の如き梁受金具にあつては、コ
ンクリート梁が十分硬化した状態であつても、コ
ンクリートスラブが十分硬化して仮設梁が取外せ
るようになるまで、コンクリート梁の仮側型枠を
取外してこれの早期転用を図ることができない難
点等を有していた。
ンクリート梁が十分硬化した状態であつても、コ
ンクリートスラブが十分硬化して仮設梁が取外せ
るようになるまで、コンクリート梁の仮側型枠を
取外してこれの早期転用を図ることができない難
点等を有していた。
また、後者の如き梁型枠とトラスの連結構造に
あつては、梁型枠間にトラスを掛け渡すための係
合片を備えた接続金具は、接続金具の接続プレー
トに穿設したボルト挿入孔と、トラスの端板に穿
設した横長孔と、これらの孔に挿入されるボル
ト、ナツトとを介してトラスに接続されるよう構
成されているため、接続金具とトラスの接続作業
や分離作業が非常に面倒であつた。更に、これら
の作業に要する時間もかかり、しかも、ボルト、
ナツトを介して接続プレートに接続できるように
構成された所定の構成のトラスにしか適合せず、
各種トラス(仮設梁)に対する適合性が乏しい等
の難点があつた。
あつては、梁型枠間にトラスを掛け渡すための係
合片を備えた接続金具は、接続金具の接続プレー
トに穿設したボルト挿入孔と、トラスの端板に穿
設した横長孔と、これらの孔に挿入されるボル
ト、ナツトとを介してトラスに接続されるよう構
成されているため、接続金具とトラスの接続作業
や分離作業が非常に面倒であつた。更に、これら
の作業に要する時間もかかり、しかも、ボルト、
ナツトを介して接続プレートに接続できるように
構成された所定の構成のトラスにしか適合せず、
各種トラス(仮設梁)に対する適合性が乏しい等
の難点があつた。
(課題を解決するための手段)
そこで、本考案は、従来存した前述の如き難点
等の解消を図ると共に、保持体20によるスラブ
構築用仮設梁6の保持状態が一層安定的となるよ
うにし、しかも、取扱いが簡単で、この種の仮設
梁用受金具としては非常に優れたものを提供すべ
く案出されたもので、具体的には、天板21及び
一対の側板22,23を下方が開放された断面コ
状に一体的に連設して形成される保持体20に、
仮側型枠2の上端部に懸掛可能な懸掛体10を連
設して構成され、一対の側板22,23には、ス
ラブ構築用仮設梁6の端部を支持する楔28が挿
通可能となる楔挿通孔24,25が夫々穿設され
て、スラブ構築用仮設梁6を保持可能に形成され
る仮設梁の受金具に於いて、懸掛体10を、仮側
型枠2内側面に密着するよう仮側型枠2の内側に
係止される略矩形板状垂下部11と、この垂下部
11上端縁にその一端縁が連設されると共に、少
くとも仮側型枠2上端面及び桟木3上面に跨つて
載置可能な長さとなる略矩形板状水平部12と、
この水平部12の他端縁にその上端縁が連設され
ると共に、下方に行くに従つて仮側型枠2から漸
次離れるように傾斜する略板状傾斜部13とで構
成する。そして、垂下部11を厚く形成してその
下端面の面積を大きく設定する。更に、傾斜部1
3には、スラブ構築用仮設梁6端部が収容できる
ような大きさで、且つその下端縁が開口するよう
な切欠溝14を形成する。それから、保持体20
の天板21内側面がわに、スラブ構築用仮設梁6
の端部に穿設してある挿通孔7に挿入可能な突起
21aを突設する手段を採用した。
等の解消を図ると共に、保持体20によるスラブ
構築用仮設梁6の保持状態が一層安定的となるよ
うにし、しかも、取扱いが簡単で、この種の仮設
梁用受金具としては非常に優れたものを提供すべ
く案出されたもので、具体的には、天板21及び
一対の側板22,23を下方が開放された断面コ
状に一体的に連設して形成される保持体20に、
仮側型枠2の上端部に懸掛可能な懸掛体10を連
設して構成され、一対の側板22,23には、ス
ラブ構築用仮設梁6の端部を支持する楔28が挿
通可能となる楔挿通孔24,25が夫々穿設され
て、スラブ構築用仮設梁6を保持可能に形成され
る仮設梁の受金具に於いて、懸掛体10を、仮側
型枠2内側面に密着するよう仮側型枠2の内側に
係止される略矩形板状垂下部11と、この垂下部
11上端縁にその一端縁が連設されると共に、少
くとも仮側型枠2上端面及び桟木3上面に跨つて
載置可能な長さとなる略矩形板状水平部12と、
この水平部12の他端縁にその上端縁が連設され
ると共に、下方に行くに従つて仮側型枠2から漸
次離れるように傾斜する略板状傾斜部13とで構
成する。そして、垂下部11を厚く形成してその
下端面の面積を大きく設定する。更に、傾斜部1
3には、スラブ構築用仮設梁6端部が収容できる
ような大きさで、且つその下端縁が開口するよう
な切欠溝14を形成する。それから、保持体20
の天板21内側面がわに、スラブ構築用仮設梁6
の端部に穿設してある挿通孔7に挿入可能な突起
21aを突設する手段を採用した。
(作用)
しかして、本考案の仮設梁用受金具にあつて
は、懸掛体10は、仮側型枠2の上端部に懸掛さ
れ、このとき、垂下部11は仮側型枠2の内側に
密着状に係止され、水平部12は仮側型枠2上端
面及び桟木3上面に跨るように載置され、傾斜部
13は下方に行くに従つて仮側型枠2から漸次離
れた状態となる。また、スラブ構築用仮設梁6の
装着時にあつては、スラブ構築用仮設梁6の端部
を傾斜部13が切欠溝14によつて上から跨ぐよ
うになつて、保持体20によるスラブ構築用仮設
梁6端部の保持部分(保持長さ)が多くなり、保
持体20によるスラブ構築用仮設梁6端部の保持
状態が安定的となる。しかも、保持体20の天板
21内側面がわに突設した突起21aが、スラブ
構築用仮設梁6の端部に穿設してある挿通孔7に
挿入され、保持体20に対するスラブ構築用仮設
梁6の長手方向への移動を阻止する。更に、垂下
部11は、厚く形成されてその下端面の面積が大
きく設定され、コンクリート梁1への垂下部11
の埋没状態(食込み状態)が深まり、垂下部11
のコンクリート梁1への掛止状態が安定する。
は、懸掛体10は、仮側型枠2の上端部に懸掛さ
れ、このとき、垂下部11は仮側型枠2の内側に
密着状に係止され、水平部12は仮側型枠2上端
面及び桟木3上面に跨るように載置され、傾斜部
13は下方に行くに従つて仮側型枠2から漸次離
れた状態となる。また、スラブ構築用仮設梁6の
装着時にあつては、スラブ構築用仮設梁6の端部
を傾斜部13が切欠溝14によつて上から跨ぐよ
うになつて、保持体20によるスラブ構築用仮設
梁6端部の保持部分(保持長さ)が多くなり、保
持体20によるスラブ構築用仮設梁6端部の保持
状態が安定的となる。しかも、保持体20の天板
21内側面がわに突設した突起21aが、スラブ
構築用仮設梁6の端部に穿設してある挿通孔7に
挿入され、保持体20に対するスラブ構築用仮設
梁6の長手方向への移動を阻止する。更に、垂下
部11は、厚く形成されてその下端面の面積が大
きく設定され、コンクリート梁1への垂下部11
の埋没状態(食込み状態)が深まり、垂下部11
のコンクリート梁1への掛止状態が安定する。
(実施例)
以下、本考案を図示例に基づいて説明する。
本考案の仮設梁用受金具は、コンクリート梁1
を構築するために枠組された仮側型枠2の上端部
に懸掛される懸掛体10と、この懸掛体10に溶
接によつて連設されると共に、適宜手段でスラブ
構築用仮設梁6の端部を保持可能な保持体20と
からなるものである。
を構築するために枠組された仮側型枠2の上端部
に懸掛される懸掛体10と、この懸掛体10に溶
接によつて連設されると共に、適宜手段でスラブ
構築用仮設梁6の端部を保持可能な保持体20と
からなるものである。
そして、懸掛体10は、仮側型枠2の内側に係
止されると共に、仮側型枠2内側面に密着される
略矩形板状垂下部11と、この垂下部11上端縁
にその一端縁が連設されると共に、少くとも仮側
型枠2上端面及び桟木3上面に跨つて載置可能な
長さとなる略矩形板状水平部12と、この水平部
12の他端縁にその上端縁が連設されると共に、
下方に行くに従つて仮側型枠2から漸次離れるよ
うに傾斜する略板状傾斜部13とで構成されてい
る。それから、傾斜部13には、その下端縁が開
口するように切欠溝14が切欠され、この切欠溝
14は、スラブ構築用仮設梁6端部が収容できる
ような大きさに設定されている。すなわち、スラ
ブ構築用仮設梁6端部を上から跨ぐことができる
ように形成されている。また、垂下部11は、厚
く形成されてその下端面の面積が大きく設定され
ている。すなわち、コンクリート梁1への垂下部
11の埋没状態(食込み状態)が深くなるように
して、垂下部11のコンクリート梁1への掛止状
態が安定するよう形成されている。
止されると共に、仮側型枠2内側面に密着される
略矩形板状垂下部11と、この垂下部11上端縁
にその一端縁が連設されると共に、少くとも仮側
型枠2上端面及び桟木3上面に跨つて載置可能な
長さとなる略矩形板状水平部12と、この水平部
12の他端縁にその上端縁が連設されると共に、
下方に行くに従つて仮側型枠2から漸次離れるよ
うに傾斜する略板状傾斜部13とで構成されてい
る。それから、傾斜部13には、その下端縁が開
口するように切欠溝14が切欠され、この切欠溝
14は、スラブ構築用仮設梁6端部が収容できる
ような大きさに設定されている。すなわち、スラ
ブ構築用仮設梁6端部を上から跨ぐことができる
ように形成されている。また、垂下部11は、厚
く形成されてその下端面の面積が大きく設定され
ている。すなわち、コンクリート梁1への垂下部
11の埋没状態(食込み状態)が深くなるように
して、垂下部11のコンクリート梁1への掛止状
態が安定するよう形成されている。
保持体20は、第1図及び第2図に示す如く、
天板21と一対の側板22,23を下方が開放さ
れたコ状に一体的に連設して形成されており、一
対の側板22,23には、スラブ構築用仮設梁6
の端部を支持する楔28が挿通可能となる楔挿通
孔24,25や、篠が挿入可能となる挿入孔2
6,27が夫々穿設されている。しかも、天板2
1には、スラブ構築用仮設梁6の端部に穿設して
ある挿通孔7に挿入可能な突起21aが内側面が
わに突出するよう突設されている。
天板21と一対の側板22,23を下方が開放さ
れたコ状に一体的に連設して形成されており、一
対の側板22,23には、スラブ構築用仮設梁6
の端部を支持する楔28が挿通可能となる楔挿通
孔24,25や、篠が挿入可能となる挿入孔2
6,27が夫々穿設されている。しかも、天板2
1には、スラブ構築用仮設梁6の端部に穿設して
ある挿通孔7に挿入可能な突起21aが内側面が
わに突出するよう突設されている。
尚、保持体20の具体的構成、形状、寸法等
は、適宜スラブ構築用仮設梁6端部の保持が確実
且つ簡単に行えるように構成したものであれば、
図示例等に限定されることなく、適宜自由に設定
できるものである。
は、適宜スラブ構築用仮設梁6端部の保持が確実
且つ簡単に行えるように構成したものであれば、
図示例等に限定されることなく、適宜自由に設定
できるものである。
本考案は前述の如く構成されており、次にその
使用例について説明すると、先ず、仮側型枠2の
上端部に懸掛体10を懸掛させると共に、保持体
20でスラブ構築用仮設梁6の両端を保持せしめ
て、スラブ構築用仮設梁6を仮設する。このと
き、垂下部11は仮側型枠2内側面に当接し、水
平部12は、仮側型枠2上端面と桟木3上面とに
当接し、傾斜部13は、桟木3側面に対して適宜
傾斜角度で離れた状態となり、桟木3側面と傾斜
部13との間には略三角形状の空間部分ができ
る。そして、スラブ構築用仮設梁6及び水平部1
2の上にスラブ型枠5を敷設してからコンクリー
トスラブ4を構築すべく生コンクリートを打設
し、コンクリート梁1が十分硬化した後、仮側型
枠2を取外す。このとき、受金具は、その垂下部
11がコンクリート梁1に埋没した状態で掛止さ
れているので、スラブ構築用仮設梁6の仮設状態
を十分維持できるようになる。
使用例について説明すると、先ず、仮側型枠2の
上端部に懸掛体10を懸掛させると共に、保持体
20でスラブ構築用仮設梁6の両端を保持せしめ
て、スラブ構築用仮設梁6を仮設する。このと
き、垂下部11は仮側型枠2内側面に当接し、水
平部12は、仮側型枠2上端面と桟木3上面とに
当接し、傾斜部13は、桟木3側面に対して適宜
傾斜角度で離れた状態となり、桟木3側面と傾斜
部13との間には略三角形状の空間部分ができ
る。そして、スラブ構築用仮設梁6及び水平部1
2の上にスラブ型枠5を敷設してからコンクリー
トスラブ4を構築すべく生コンクリートを打設
し、コンクリート梁1が十分硬化した後、仮側型
枠2を取外す。このとき、受金具は、その垂下部
11がコンクリート梁1に埋没した状態で掛止さ
れているので、スラブ構築用仮設梁6の仮設状態
を十分維持できるようになる。
(考案の効果)
従つて、本考案の仮設梁用受金具は、天板21
及び一対の側板22,23を下方が開放された断
面コ状に一体的に連設して形成される保持体20
に、仮側型枠2の上端部に懸掛可能な懸掛体10
を連設して構成され、一対の側板22,23に
は、スラブ構築用仮設梁6の端部を支持する楔2
8が挿通可能となる楔挿通孔24,25が夫々穿
設されて、スラブ構築用仮設梁6を保持可能に形
成される仮設梁の受金具に於いて、懸掛体10
を、仮側型枠2内側面に密着するよう仮側型枠2
の内側に係止される略矩形板状垂下部11と、こ
の垂下部11上端縁にその一端縁が連設されると
共に、少くとも仮側型枠2上端面及び桟木3上面
に跨つて4可能な長さとなる略矩形板状水平部1
2と、この水平部12の他端縁にその上端縁が連
設されると共に、下方に行くに従つて仮側型枠2
から漸次離れるように傾斜する略板状傾斜部13
とで構成し、垂下部11を厚く形成してその下端
面の面積を大きく設定し、傾斜部13には、スラ
ブ構築用仮設梁6端部が収容できるような大きさ
で、且つその下端縁が開口するような切欠溝14
を形成し、保持体20の天板21内側面がわに、
スラブ構築用仮設梁6の端部に穿設してある挿通
孔7に挿入可能な突起21aを突設したので、仮
側型枠2の上端部に懸掛体10を懸掛せしめて、
保持体20でスラブ構築用仮設梁6を保持した状
態にあつては、傾斜部13が仮側型枠2外側面、
或いは、桟木3側面に当接することなく適宜傾斜
角度で漸次離れた状態となつて、仮側型枠2と傾
斜部13との間に略三角形状の空間部分を設ける
ことができ、コンクリート梁1が十分硬化すれ
ば、コンクリートスラブ4の硬化が不十分であつ
ても、スラブ構築用仮設梁6を架設したままの状
態で仮側型枠2を取外すことができるようにな
る。そのため、仮側型枠2の早期転用が図れ、こ
れを効率良く使用することができ、コンクリート
構造物の構築作業が能率良く経済的に行えるよう
になる。しかも、仮側型枠2の組み方は従来通り
のままで良いものとなる。
及び一対の側板22,23を下方が開放された断
面コ状に一体的に連設して形成される保持体20
に、仮側型枠2の上端部に懸掛可能な懸掛体10
を連設して構成され、一対の側板22,23に
は、スラブ構築用仮設梁6の端部を支持する楔2
8が挿通可能となる楔挿通孔24,25が夫々穿
設されて、スラブ構築用仮設梁6を保持可能に形
成される仮設梁の受金具に於いて、懸掛体10
を、仮側型枠2内側面に密着するよう仮側型枠2
の内側に係止される略矩形板状垂下部11と、こ
の垂下部11上端縁にその一端縁が連設されると
共に、少くとも仮側型枠2上端面及び桟木3上面
に跨つて4可能な長さとなる略矩形板状水平部1
2と、この水平部12の他端縁にその上端縁が連
設されると共に、下方に行くに従つて仮側型枠2
から漸次離れるように傾斜する略板状傾斜部13
とで構成し、垂下部11を厚く形成してその下端
面の面積を大きく設定し、傾斜部13には、スラ
ブ構築用仮設梁6端部が収容できるような大きさ
で、且つその下端縁が開口するような切欠溝14
を形成し、保持体20の天板21内側面がわに、
スラブ構築用仮設梁6の端部に穿設してある挿通
孔7に挿入可能な突起21aを突設したので、仮
側型枠2の上端部に懸掛体10を懸掛せしめて、
保持体20でスラブ構築用仮設梁6を保持した状
態にあつては、傾斜部13が仮側型枠2外側面、
或いは、桟木3側面に当接することなく適宜傾斜
角度で漸次離れた状態となつて、仮側型枠2と傾
斜部13との間に略三角形状の空間部分を設ける
ことができ、コンクリート梁1が十分硬化すれ
ば、コンクリートスラブ4の硬化が不十分であつ
ても、スラブ構築用仮設梁6を架設したままの状
態で仮側型枠2を取外すことができるようにな
る。そのため、仮側型枠2の早期転用が図れ、こ
れを効率良く使用することができ、コンクリート
構造物の構築作業が能率良く経済的に行えるよう
になる。しかも、仮側型枠2の組み方は従来通り
のままで良いものとなる。
また、保持体20へのスラブ構築用仮設梁6の
装着状態にあつては、切欠溝14によつてスラブ
構築用仮設梁6の端部に傾斜部13を上から跨ぐ
よう装着でき、保持体20によるスラブ構築用仮
設梁6端部の保持部分(保持長さ)が、不足する
ようなことがなくなり、保持体20によるスラブ
構築用仮設梁6端部の保持状態をより安定的にで
きると共により堅固なものとすることができるよ
うになる。
装着状態にあつては、切欠溝14によつてスラブ
構築用仮設梁6の端部に傾斜部13を上から跨ぐ
よう装着でき、保持体20によるスラブ構築用仮
設梁6端部の保持部分(保持長さ)が、不足する
ようなことがなくなり、保持体20によるスラブ
構築用仮設梁6端部の保持状態をより安定的にで
きると共により堅固なものとすることができるよ
うになる。
しかも、傾斜部13の切欠溝14によつて、ス
ラブ構築用仮設梁6を上下方向に移動させて保持
体20に装着したり、或いは保持体20から取外
したりできるようになり、更に、切欠溝14の対
向する縦縁が案内となつてスラブ構築用仮設梁6
を装着、取外しでき、受金具とスラブ構築用仮設
梁6の接続(装着)作業や分離(取外し)作業が
非常に簡単に且つ確実に行え、これらの作業に要
する時間も少なくて済み、使い勝手に優れたもの
となる。そして、どのタイプのスラブ構築用仮設
梁6にも比較的適合し易く、スラブ構築用仮設梁
6に対する適合性の優れたものとなる。
ラブ構築用仮設梁6を上下方向に移動させて保持
体20に装着したり、或いは保持体20から取外
したりできるようになり、更に、切欠溝14の対
向する縦縁が案内となつてスラブ構築用仮設梁6
を装着、取外しでき、受金具とスラブ構築用仮設
梁6の接続(装着)作業や分離(取外し)作業が
非常に簡単に且つ確実に行え、これらの作業に要
する時間も少なくて済み、使い勝手に優れたもの
となる。そして、どのタイプのスラブ構築用仮設
梁6にも比較的適合し易く、スラブ構築用仮設梁
6に対する適合性の優れたものとなる。
特に、垂下部11を厚く形成してその下端面の
面積を大きく設定したので、コンクリート梁1へ
の垂下部11の埋没状態(食込み状態)を比較的
深くでき、垂下部11下端面によるコンクリート
梁1への掛止面積(接触面積)を増大でき、コン
クリート梁1への掛止状態が一層安定して、スラ
ブ構築用仮設梁6を架設したままの状態での仮側
型枠2の取外し作業が安心して安全に行えるよう
になる。しかも、このときスラブ構築用仮設梁6
へかかるコンクリートスラブ4の荷重を確実に受
け止めることができるようになる。
面積を大きく設定したので、コンクリート梁1へ
の垂下部11の埋没状態(食込み状態)を比較的
深くでき、垂下部11下端面によるコンクリート
梁1への掛止面積(接触面積)を増大でき、コン
クリート梁1への掛止状態が一層安定して、スラ
ブ構築用仮設梁6を架設したままの状態での仮側
型枠2の取外し作業が安心して安全に行えるよう
になる。しかも、このときスラブ構築用仮設梁6
へかかるコンクリートスラブ4の荷重を確実に受
け止めることができるようになる。
更に、保持体20の天板21内側面がわに、ス
ラブ構築用仮設梁6の端部に穿設してある挿通孔
7に挿入可能な突起21aを突設したので、例え
ば、不意の外力等によつてスラブ構築用仮設梁6
が保持体20に対して長手方向へ移動しようとし
た場合に、これを確実に阻止することができ、し
かも、スラブ構築用仮設梁6端部が、傾斜部13
から仮側型枠2がわに多く突出して邪魔になつた
り、スラブ構築用仮設梁6端部の保持体20によ
る保持部分(保持長さ)が少くて保持状態が不安
定になつたりせず、いつも一定したスラブ構築用
仮設梁6の保持状態が期待できるようになる。
ラブ構築用仮設梁6の端部に穿設してある挿通孔
7に挿入可能な突起21aを突設したので、例え
ば、不意の外力等によつてスラブ構築用仮設梁6
が保持体20に対して長手方向へ移動しようとし
た場合に、これを確実に阻止することができ、し
かも、スラブ構築用仮設梁6端部が、傾斜部13
から仮側型枠2がわに多く突出して邪魔になつた
り、スラブ構築用仮設梁6端部の保持体20によ
る保持部分(保持長さ)が少くて保持状態が不安
定になつたりせず、いつも一定したスラブ構築用
仮設梁6の保持状態が期待できるようになる。
以上説明したように、本考案によれば、スラブ
構築用仮設梁を支持した状態のままで、先に仮側
型枠を簡単に取外すことができ、仮側型枠の早期
転用が図れ、多数の仮側型枠を予め用意しなくて
済み、コンクリート構造物の構築が効率良く経済
的に行えるようになり、また、スラブ構築用仮設
梁の支持作業が簡単に行え、しかも、構成が簡素
で、耐久性に優れ、安価に提供できる等の実用上
極めて優れた硬化を奏するものとなる。
構築用仮設梁を支持した状態のままで、先に仮側
型枠を簡単に取外すことができ、仮側型枠の早期
転用が図れ、多数の仮側型枠を予め用意しなくて
済み、コンクリート構造物の構築が効率良く経済
的に行えるようになり、また、スラブ構築用仮設
梁の支持作業が簡単に行え、しかも、構成が簡素
で、耐久性に優れ、安価に提供できる等の実用上
極めて優れた硬化を奏するものとなる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
斜視図、第2図は使用状態の正断面図、第3図は
従来例に於ける使用状態の正面図である。 1……コンクリート梁、2……仮側型枠、3…
…桟木、4……コンクリートスラブ、5……スラ
ブ型枠、6……スラブ構築用仮設梁、7……挿通
孔、10……懸掛体、11……垂下部、12……
水平部、13……傾斜部、14……切欠溝、20
……保持体、21……天板、21a……突起、2
2……側板、23……側板、24……楔挿通孔、
25……楔挿通孔、26……挿入孔、27……挿
入孔、28……楔、40……懸掛体。
斜視図、第2図は使用状態の正断面図、第3図は
従来例に於ける使用状態の正面図である。 1……コンクリート梁、2……仮側型枠、3…
…桟木、4……コンクリートスラブ、5……スラ
ブ型枠、6……スラブ構築用仮設梁、7……挿通
孔、10……懸掛体、11……垂下部、12……
水平部、13……傾斜部、14……切欠溝、20
……保持体、21……天板、21a……突起、2
2……側板、23……側板、24……楔挿通孔、
25……楔挿通孔、26……挿入孔、27……挿
入孔、28……楔、40……懸掛体。
Claims (1)
- 天板及び一対の側板を下方が開放された断面コ
状に一体的に連設して形成される保持体に、仮側
型枠の上端部に懸掛可能な懸掛体を連設して構成
され、一対の側板には、スラブ構築用仮設梁の端
部を支持する楔が挿通可能となる楔挿通孔が夫々
穿設されて、スラブ構築用仮設梁を保持可能に形
成される仮設梁の受金具に於いて、懸掛体を、仮
側型枠内側面に密着するよう仮側型枠の内側に係
止される略矩形板状垂下部と、この垂下部上端縁
にその一端縁が連設されると共に、少くとも仮側
型枠上端面及び桟木上面に跨つて載置可能な長さ
となる略矩形板状水平部と、この水平部の他端縁
にその上端縁が連設されると共に、下方に行くに
従つて仮側型枠から漸次離れるように傾斜する略
板状傾斜部とで構成し、垂下部を厚く形成してそ
の下端面の面積を大きく設定し、傾斜部には、ス
ラブ構築用仮設梁端部が収容できるような大きさ
で、且つその下端縁が開口するような切欠溝を形
成し、保持体の天板内側面がわに、スラブ構築用
仮設梁の端部に穿設してある挿通孔に挿入可能な
突起を突設したことを特徴とする仮設梁用受金
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984189846U JPH0539155Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984189846U JPH0539155Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108442U JPS61108442U (ja) | 1986-07-09 |
JPH0539155Y2 true JPH0539155Y2 (ja) | 1993-10-04 |
Family
ID=30747295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984189846U Expired - Lifetime JPH0539155Y2 (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0539155Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761569B1 (ko) | 2006-10-24 | 2007-09-27 | 안종식 | 트러스 빔 고정장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5886853U (ja) * | 1981-12-09 | 1983-06-13 | 大橋 嘉郎 | 梁型枠とトラスの連結構造 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP1984189846U patent/JPH0539155Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61108442U (ja) | 1986-07-09 |
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