JPH10325173A - 梁の構築方法及び梁型枠装置並びに側板用のキャップ - Google Patents

梁の構築方法及び梁型枠装置並びに側板用のキャップ

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JPH10325173A
JPH10325173A JP13728797A JP13728797A JPH10325173A JP H10325173 A JPH10325173 A JP H10325173A JP 13728797 A JP13728797 A JP 13728797A JP 13728797 A JP13728797 A JP 13728797A JP H10325173 A JPH10325173 A JP H10325173A
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Hidetsugu Hamada
英嗣 濱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁の構築に当た
り、型枠の構築及び解体作業を簡略化・効率化する。 【解決手段】鉄骨製梁32、梁主鉄筋35等が構築され
ている。梁型枠装置30は、梁底型枠3と梁側型枠26
が分離された状態で用意される(a)。梁底型枠3の上
面に吊り支持螺杆7、下面に着脱螺杆18等が連結され
ている。吊支持螺杆7を鉄骨製梁32に固定して、梁底
型枠3を所定位置に懸架配置させる(b)。梁底型枠3
の両端部に、キャップ43を被冠した梁側型枠26を立
設固定する(c)。梁型枠装置は着脱螺杆18に連設し
たパイプ24等により保持される。その他必要な型枠を
構築して各型枠内にコンクリートを打設する。その後
に、着脱螺杆18をパイプ24等と共に梁底型枠3から
取り外し、梁底型枠、梁側型枠が打ち込まれた梁を構成
する(d)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄骨鉄筋コンク
リート構造における梁の構築方法及びこの構築方法に使
用する梁型枠装置、並びにこの装置の一部を構成すると
共に構築方法に使用する側板用のキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨鉄筋コンクリート構造の場合、所定
の梁用のH型鋼材に鉄筋を配筋し、その周囲に、側板、
底板からなる木材によるコンクリート構築用の型枠を配
置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の場合、コン
クリート打設時の型枠の保持の為、型枠の側板間にセパ
レーターを通し、両側を支持して締付けていた。また、
底板の下面側にサポートを立て型枠を支持していた。さ
らに、セパレーター、サポートを適宜補強していし、コ
ンクリート打設後には、その補強材を初めセパレータ
ー、サポート、型枠を取り外す必要があった。従って、
型枠の構築及び解体に手間を要し、工期短縮の妨げとな
る問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るにこの発明は、底板
の上面に鉄骨梁との連結手段を取付け、底板の下面に着
脱自在に底板支持材を取付けたので、前記問題点を解決
した。
【0005】即ちこの発明は、鉄骨鉄筋コンクリート構
造の梁の構築において、鉄骨製梁との連結手段を有し、
かつ底板支持手段を有する梁底型枠を予め形成し、所定
位置に構築された鉄骨製梁に、前記梁底型枠を連結手段
を介して懸架固定し、前記梁底型枠に梁側型枠を取付け
た後、コンクリートを打設してコンクリート固化後に、
前記底板支持手段を取り外すことを特徴とした梁の構築
方法である。また、前記において、梁型枠を梁底型枠と
梁側型枠とから構成し、該梁側型枠を平面波型の板材と
すると共にその上縁にキャップを被冠して構成し、所定
位置に設置した鉄骨製梁に、連結手段を介して底部支持
手段を有する梁底型枠を固定し、続いて該梁底型枠に、
梁側型枠を取付けることが望ましい。
【0006】また、鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁型枠
用の底板の一側又は両側に、梁型枠用の側板を連結し
て、鉄骨製梁に略溝型の梁型枠を構築できる装置におい
て、前記底板の上面に、鉄骨製梁との連結手段及び側板
の係止条を形成し、前記底板の下面に底板支持材を、着
脱自在に取付けたことを特徴とする梁型枠装置である。
前記において、底板の上面側に、鉄骨製梁のフランジに
固定できる縦方向の吊支持螺杆を並列して配置し、該吊
支持螺杆の下端部を前記底板から下方に突出させ、該吊
支持螺杆の上端部を横方向の連結板で連結して、連結手
段を構成し、前記吊支持螺杆の下方への突出部に、前記
底板の下面側から螺筒の上部を螺合し、該螺筒の下部に
着脱螺杆の上部を螺合し、前記底板の下面に、該底板を
横断するように配置した底板支持材を当接し、前記着脱
螺杆に、前記底板支持材を底板に押圧できる締付け手段
を介して螺合し、更に側板を波型の板材とし、該側板の
上縁にキャップを被冠することが望ましい。
【0007】更に、この発明は、梁型枠を構成する平面
波型の板材からなる側板の上端に嵌装する部材であっ
て、該側板の上縁に略水平に載置できる水平片の一側
を、略直角下方に屈曲して、前記側板の上端部内側に当
接する内押え片を形成し、前記水平片の他側を、前記側
板の外側より外方向に突出させると共に、その先端部を
鋭角状下方に屈曲して、前記側板の上端部外側に当接す
る外押え片を形成したことを特徴とする側板用のキャッ
プである。
【0008】前記における底板支持材は、例えば、着脱
螺杆を挟んで、1本又は2本の棒状材料(パイプ類、型
鋼類、棒材、帯材等)を略水平に配置して構成する。こ
の場合、締付け手段は、例えば、底板支持材と直交する
棒状材料からなる押え材の中央部を着脱螺杆に貫通さ
せ、更に着脱螺杆にナットを螺合して構成する。この場
合、ナットを締付けることにより、押え材により、底板
支持材を底板の下面に押圧できる。
【0009】また、前記における梁型枠装置は、独立し
た梁に適用する場合には、梁型枠は底板とその両側の2
つの側板とから構成する。また、片側に壁が連設される
梁では、梁型枠の一側の側板は壁の型枠に代わり、他側
にのみ側板が配置される。
【0010】
【実施の態様】底板の上面側に、鉄骨製梁のフランジに
固定できる縦方向の吊支持螺杆を並列して配置し、吊支
持螺杆の下端部を前記底板から下方に突出させて突出部
を構成する。並列した吊支持螺杆の上端部に、横方向の
連結板を取付けて連結し、続いて上端部に、透孔を有す
る挟持板を螺合する。
【0011】吊支持螺杆の下端の突出部に、螺筒を介し
て、着脱螺杆の上端部を螺合する。底板の幅方向の角パ
イプを水平に配置し、角パイプの中央部の縦孔に、着脱
螺孔を挿通し、ナットを螺合する。角パイプと底板との
間に他の丸パイプを直交して介装して、ナットを締め
て、底板を緊結補強して、梁型枠装置の梁床型枠を構成
する。
【0012】所定位置に構築した鉄骨梁のフランジを挟
持盤と連結板とで挟み、鉄骨梁に梁型枠装置の梁床型枠
を懸架固定する。梁床型枠の底板の両側に、上端部にキ
ャップを被冠した梁側型枠(側板)を立設固定する。梁
底型枠と梁側型枠とで梁型枠装置を構成する。
【0013】続いて、梁型枠装置内及び他の型枠内にコ
ンクリートを打設する。この際、梁型枠装置は、セパレ
ーターやサポートがなくても所定位置に保持される。
【0014】着脱螺孔をパイプ類と共に取り外せば、底
板及び側板が打ち込まれた鉄骨鉄筋コンクリート製の梁
を構築する。
【0015】
【作用】支持材を介して、底板及び側板を鉄骨製梁に懸
架固定できる。底板の底板支持材を支持材に着脱自在に
取付けるので、コンクリートの打設時からコンクリート
の固化まで梁型枠を保持でき、コンクリートの固化後に
は梁底支持材を取り外すことができる。また、梁型枠は
コンクリートと一体に打ち込まれる。
【0016】支持材を吊支持螺杆とすれば、組み立て、
取り外しが容易にできる。また、吊支持螺杆の上端部に
連結板及び挟持板を取付けて連結手段を構成すれば、鉄
骨製梁のフランジを容易に挟持して吊支持螺杆を固定で
きる。吊支持螺杆の突出部に、螺杆を介して、着脱螺杆
の上部を螺合すれば、螺筒及び着脱螺杆を吊支持螺杆か
ら容易に取り外しできる。
【0017】また、側板を平面波型とし上縁部にキャッ
プを被冠すれば、キャップにより波板等を連結して所定
長さの梁側型枠を構築でき、更にキャップ上に床型枠の
端部を容易に載置固定できる。
【0018】
【実施例1】図1〜図3、図6に基づきこの発明の梁型
枠装置の実施例について説明する。
【0019】構築する梁38の幅に対応させた所定幅を
有し、所定長さの底板基材1の、長さ方向に沿って、端
部を立設屈曲して、側板26を連結するための係止条
2、2を形成して、底板(梁底型枠)3を構成する。底
板3は所定の梁幅H0 で形成されている。
【0020】取付け予定のH型鋼32の下フランジ33
の幅L0 に対応させて、L0 +α(α=1〜2mm)だけ
離して、並列させた吊支持螺杆7の下端部を、前記底板
3を夫々貫通させて、下方に突出させてあり、該突出部
分を突出部8とする。前記吊支持螺杆7の突出部8は、
底板3の上面4に固着した円板11の透孔11aを貫通
して、底板3の下方に突出させてある。前記円板11は
底板3を補強している。前記吊支持螺杆7は、底板3の
厚さや大きさにもよるが、例えば、厚さ1.2mmの鋼板
を使用して、梁幅450mm程度の梁型枠とした場合、長
さ方向に750mm程度の間隔で設置する。
【0021】前記吊支持螺杆7、7の上端部9に、前記
H型鋼32の下フランジ33の下面34aに当接できる
連結板12が配置されている。前記連結板12は、両端
部に貫通孔13、13が穿設されると共に、連結板12
の下面に、該貫通孔13に連通するナット42が固着し
てある。前記吊支持螺杆7の上端部9は、夫々ナット4
2に螺合され、貫通孔13を貫通している。また、前記
連結板12と底板3との間は、所定の距離H0 で形成さ
れている。距離H0 は、H型鋼32の下フランジ33の
下面34aからコンクリート梁の下面までの距離であ
る。
【0022】また、前記吊支持螺杆7には、前記H型鋼
32の下フランジ33の上面34に当接でき、かつ螺孔
15を有する挟持板(ナットとその下方のワッシャーと
からなる)14が螺合されている。前記挟持板14と連
結板12とで、上下に、H型鋼32の下フランジ33の
端部33aを挟持できるようになっている。
【0023】前記吊支持螺杆7の突出部8に、底板3の
下面5側から長ナット(螺筒)16の上部17を螺合
し、前記長ナット16の下部17aに着脱螺杆18の上
端部を夫々螺合し、底板3の長さ方向に配置した角パイ
プ19の中央の縦貫通孔20に、前記着脱螺杆18を貫
通させる。続いて、前記各着脱螺杆18の下端から、ワ
ッシャー22を遊嵌し(ワッシャー22は省略可能)、
ナット23を螺合する。前記角パイプ19の上面の両端
部19a、19aには、角パイプ19の軸方向と直交方
向に、並列する所定間隔の突条21、21が夫々形成さ
れている。
【0024】続いて、前記底板3の下面5と前記角パイ
プ19との間に丸パイプ(角パイプでも可能)24を介
装し、該丸パイプ24を前記突条21、21間に載置す
る。また、前記丸パイプ24は、底板3の幅方向に配置
され、その両端部25、25は底板3の側縁3a、3a
より外方に突出している。続いて、ナット23を緊結し
て、角パイプ19、19と底板3とで丸パイプ24を挟
持締付けする。
【0025】また、梁型枠の側面を構成する部材であっ
て、波状に屈曲した平面形状の板材からなる側板(梁側
型枠)26を構成する(図6(b))。前記側板26の
上縁には、デッキプレート(床型枠)を載置し易いよう
に、平坦な上面29を有するキャップ43が被せてあ
る。キャップ43により、波状に屈曲した板材を必要長
さ宛て連結する。また、前記キャップ43は、側板の上
面に略水平に載置できる水平部44の一側45を直角下
方に屈曲して内押え部47を構成し、水平部44の他側
を水平部と鋭角状に下方に屈曲して、外押え部48を構
成している(図6(a))。前記内押え部47の内面4
7aが側板26の上端部内面に当接できる。また、前記
外押え部48の先端48aが側板26の上端部外面に当
接できる。
【0026】以上のようにして、吊支持螺杆7、連結板
12、着脱螺杆18等を取付けた底板3と側板26、2
6とで梁型枠装置30を構成する(図1)。
【0027】前記側板26は波状としたが、打設したコ
ンクリートの側圧に対向できれば、平板状その他の形状
とすることもできる(図示していない)。
【0028】前記において、側板26と底板3とは別部
材としたが、底板基材1を屈曲立設して一体に形成する
こともできる(図示していない)。
【0029】
【実施例2】次に、図3等により、前記実施例1の梁型
枠装置30の使用、即ち発明の構築方法の説明をする。
【0030】(1) 所定のH型鋼32からなる鉄骨製梁が
構築されている。また、H型鋼32の周りに必要な梁主
鉄筋35、35や梁補強鉄筋36、36が構築されてい
る。前記梁型枠装置30は、予め必要な型枠に対応した
長さに形成して、側板26、26が分離された状態で、
既設階のスラブ上、等に載置してある(図3(a))。
【0031】(2) 続いて、梁型枠装置30の連結板12
をH型鋼32の下フランジ33の下面34aに当接さ
せ、吊支持螺杆7を下フランジ33の側縁33a、33
aに夫々当接させ、下フランジ33の上面34に、挟持
板14を夫々当接させる。挟持板14を回動して、挟持
板14と連結板12とで、下フランジ33を挟持緊結す
る(図3(b))。底板3は、H型鋼32に固定され、
下方のスラブからサポート等で支持しなくとも保持でき
る。
【0032】(3) 続いて、底板3に係止条2、2の内側
に沿って、側板26を夫々立設し、側板26の下端部と
係止条2とをビス止めする。また、側板26と他の側板
26との間にデッキプレート(床型枠兼用)37、37
を架設する(図3(c))。この際、デッキプレート3
7の端縁部は、キャップ43上に載置固定され、必要な
らばデッキプレート37の下面をサポート類で支持す
る。続いて、その他必要な型枠、鉄筋等を構築する(図
示していない)。この際、梁型枠装置30の下方にサポ
ート類を立設する必要はなく、梁型枠装置30はH型鋼
32に吊られて保持できる。また、側板26は、係止条
2の内側に固定されるので、コンクリートの側圧に対抗
できる。
【0033】(4) 次に、各型枠内にコンクリートを打設
し、コンクリートの固化後に、長ナット16を吊支持螺
杆7の突出部8から取り外すことにより、梁型枠装置3
0の底板3を支持していた角パイプ19、丸パイプ24
を取り外す。ここで、側板26、底板3はコンクリート
梁と一体に形成されたコンクリート梁38を構成する
(図3(d))。
【0034】また、ここで、コンクリート梁の底からは
吊支持螺杆7の突出部8を形成されるので、天井の構築
や、照明・冷暖房・換気用の各機器の取付けに利用でき
る。
【0035】前記において、梁型枠の構築にあたり、セ
パレータやサポート類の使用を大幅に削減し、更に専用
の支持足場の仮設構築作業を大幅に削減して簡略化す
る。また、底板3、側板26等はコンクリートに打ち込
まれるので、仮設部材の解体作業が大幅に簡略化・効率
化し、使い捨ての木製パネルを大幅に削減するので廃材
も大幅に削減できる。また、高所作業を減らせるので、
作業の安全性を確保できる。総じて、作業にあたり熟練
技術を不要にできると共に、工期短縮とコストの削減を
図れる。
【0036】
【実施例3】次に、図4に基づき、この発明の他の実施
例の梁型枠装置30について説明する。この場合、実施
例1と異なる構成のみ説明する。
【0037】前記実施例1では、ナットとワッシャーと
から挟持板14を構成したが、この実施例では、一体の
螺孔を有する円板から挟持板49を構成する。
【0038】また、実施例1では、底板3に係止条2を
設けて、側板26を連結したが、この実施例では、底板
3に、係止条2、2の内側に係止条2と所定距離を離し
て、並列する係止条6を設けてある。前記係止条2と係
止条6の間の距離は、使用する側板の厚さに対応させて
ある。
【0039】また、この場合には、前記底板3の係止条
2、6に嵌挿できるような側板26を選択して構成す
る。
【0040】また、前記実施例1では、吊支持螺杆7の
下端部の突出部8を底板3より下方に突出させて、長ナ
ット16の上部を螺合させたが、この実施例では、長ナ
ット16を底板3の上面4に固着して、該長ナット16
の上部に、吊支持螺杆7の下端部の突出部8を螺合す
る。また、この場合には円板11は不要であり、また底
板3には、長ナット16の螺孔と連通する透孔を穿設す
る。また、この場合、着脱螺杆18の上端を、底板3の
透孔を貫通して、長ナット16の下部に螺合する。
【0041】従って、この場合には、コンクリート打設
後に、着脱螺杆18を取り外せば、底板3の下面に実施
例1のように吊支持螺孔7の突出部8が残る(図3
(d))ことはなく、長ナット16の螺孔が溝穴として
形成され、仕上げ工事に有利な場合もある。この溝穴
(螺孔)は、前記実施例1の突出部8と同様に、天井の
取付けなどに利用できる。
【0042】前記における実施例1と異なる各構成は、
適宜選択して、実施例1の構成と置換できる。
【0043】
【実施例4】次に、図5に示す実施例は、梁の一側に壁
が連設する梁型枠装置の構造であり、梁型枠装置は側板
26は他側にのみ1枚使用される。また、伴い、吊支持
螺杆7も1本となる。
【0044】この場合、吊支持螺杆7の上部にナットを
螺合し、該ナットに断面L字状の金具により、H型鋼3
2の下フランジ33の端部に係止し、あるいは固定す
る。
【0045】他の構成は、実施例1、3と同様であるの
で、記載を省略する。
【0046】
【発明の効果】支持材を介して、底板及び側板を鉄骨製
梁に固定でき、かつ支持材に着脱自在に底板の底板支持
材を取付けるので、コンクリート打設時に、梁型枠を保
持できるので、梁型枠を締めるセパレーターや既設スラ
ブから梁型枠の底を支持するサポート類を省略でき、型
枠の構築作業を大幅に削減できる効果がある。更に、コ
ンクリートの打設後には支持材から梁底支持材を取り外
すことができ、また、梁型枠はコンクリートと一体に打
ち込まれるので、型枠解体作業も大幅に削減できる効果
がある。よって、工期の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の梁型枠装置で、(a)は正
面図、(b)は側面図である。
【図2】この発明の実施例の一部拡大縦断面図である。
【図3】この発明の実施例の構築方法を説明する概略し
た縦断面で、(a)は鉄骨梁及び鉄筋を構築した状態、
(b)は鉄骨製梁に底型枠を取付けた状態、(c)は梁
型枠の構築が完了した状態、(d)は、コンクリートを
打設して梁が構築された状態を夫々表す。
【図4】この発明の他の梁型枠装置の一部拡大縦断面図
である。
【図5】この発明の他の梁型枠装置により梁を構築した
概略した縦断面図である。
【図6】この発明のキャップで、(a)は拡大正面図、
(b)は使用状態の拡大平面図である。
【符号の説明】
2 係止条 3 底板(梁底型枠) 6 係止条 7 吊支持螺杆 8 突出部 12 連結板 14 挟持板 16 長ナット(螺筒) 18 着脱螺杆 19 角パイプ 24 丸パイプ 26 側板(梁側型枠) 30 梁型枠装置 32 H型鋼(鉄骨製梁) 33 下フランジ 35 梁主鉄筋 36 梁補強鉄筋 38 コンクリート梁 42 ナット 43 キャップ 47 内押え片(キャップ) 48 外押え片(キャップ) 49 挟持板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁の構築に
    おいて、鉄骨製梁との連結手段を有し、かつ底板支持手
    段を有する梁底型枠を予め形成し、所定位置に構築され
    た鉄骨製梁に、前記梁底型枠を連結手段を介して懸架固
    定し、前記梁底型枠に梁側型枠を取付けた後、コンクリ
    ートを打設してコンクリート固化後に、前記底板支持手
    段を取り外すことを特徴とした梁の構築方法。
  2. 【請求項2】 梁型枠を梁底型枠と梁側型枠とから構成
    し、該梁側型枠を平面波型の板材とすると共にその上縁
    にキャップを被冠して構成し、所定位置に設置した鉄骨
    製梁に、連結手段を介して底部支持手段を有する梁底型
    枠を固定し、続いて該梁底型枠に、梁側型枠を取付ける
    ことを特徴とした請求項1記載の梁の構築方法。
  3. 【請求項3】 鉄骨鉄筋コンクリート構造の梁型枠用の
    底板の一側又は両側に、梁型枠用の側板を連結して、鉄
    骨製梁に略溝型の梁型枠を構築できる装置において、前
    記底板の上面に、鉄骨製梁との連結手段及び側板の係止
    条を形成し、前記底板の下面に底板支持材を、着脱自在
    に取付けたことを特徴とする梁型枠装置。
  4. 【請求項4】 底板の上面側に、鉄骨製梁のフランジに
    固定できる縦方向の吊支持螺杆を並列して配置し、該吊
    支持螺杆の下端部を前記底板から下方に突出させ、該吊
    支持螺杆の上端部を横方向の連結板で連結して、連結手
    段を構成し、前記吊支持螺杆の下方への突出部に、前記
    底板の下面側から螺筒の上部を螺合し、該螺筒の下部に
    着脱螺杆の上部を螺合し、前記底板の下面に、該底板を
    横断するように配置した底板支持材を当接し、前記着脱
    螺杆に、前記底板支持材を底板に押圧できる締付け手段
    を介して螺合し、更に側板を波型の板材とし、該側板の
    上縁にキャップを被冠したことを特徴とする請求項3記
    載の梁型枠装置。
  5. 【請求項5】 梁型枠を構成する平面波型の板材からな
    る側板の上端に嵌装する部材であって、該側板の上縁に
    略水平に載置できる水平片の一側を、略直角下方に屈曲
    して、前記側板の上端部内側に当接する内押え片を形成
    し、前記水平片の他側を、前記側板の外側より外方向に
    突出させると共に、その先端部を鋭角状下方に屈曲し
    て、前記側板の上端部外側に当接する外押え片を形成し
    たことを特徴とする側板用のキャップ。
JP13728797A 1997-05-27 1997-05-27 梁の構築方法及び梁型枠装置並びに側板用のキャップ Pending JPH10325173A (ja)

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