JP2977110B2 - 梁用型枠パネルの支保工 - Google Patents

梁用型枠パネルの支保工

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徹 林
隆史 増田
浩一 松井
康之 石川
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Kumagai Gumi Co Ltd
Aoki Construction Co Ltd
Sato Kogyo Co Ltd
Okumuragumi KK
Ando Kensetsu Co Ltd
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Kumagai Gumi Co Ltd
Aoki Construction Co Ltd
Sato Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、壁に連なる梁を成形す
るための型枠パネルの支保工に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁に連なる梁の成形のため、前記
梁の成形場所に、梁側用型枠パネルと梁底用型枠パネル
とを配置し、さらに、各型枠パネルを支持するための複
数の横端太および複数の縦端太からなる支保工を配置
し、さらに、相対する梁側用型枠パネル相互をセパレー
タで連結していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の梁
成形用型枠パネルの支保工の設置作業は高所にて行なう
ため、梁成形用型枠の設置作業に時間と労力を要した。
また、壁に連なっていない梁については、鉄筋先組み工
法における鉄筋の落とし込み作業を行うことができるよ
うに、セパレータが不要の支保工が提案されている。し
かし、壁に連なる梁については、相対する梁側用型枠パ
ネルが壁の型枠によって分断されてしまうことから、セ
パレータが不可欠であり、このために鉄筋の落とし込み
作業ができず、セパレータの配置に時間と労力を要し
た。したがって、本発明は、梁成形用型枠の設置作業の
能率を高めることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、壁に連なる梁
を成形するための型枠パネルの支保工に関し、梁底用型
枠パネルを支持するための横部材と該横部材にその端部
から長手方向に間隔をおいて取り付けられた、梁側用型
枠パネルを支持するための縦部材と、前記横部材および
前記縦部材に取り付けられた筋違とを備え、前記横部材
が、壁用型枠パネルに連結される、下方へ伸びる連結部
を有する。さらに、各縦部材の頂部に、スラブ用型枠パ
ネルを支持するための受け部材が昇降可能に取り付けら
れている。
【0005】
【発明の作用および効果】本発明によれば、梁底用型枠
パネルおよび梁側用型枠パネルの支保工による支持作業
は梁の成形場所以外の例えば地上にて行い、また、脚立
ような足場上での危険を伴う高所作業は、予め支保工に
支持された梁底用型枠パネルおよび梁側用型枠パネルの
前記梁の成形場所への設置に限定することができること
から、従来に比べて、高所における作業を低減すること
ができる。これにより、梁成形用型枠の設置作業の能率
を高めることができる。また、前記横部材に設けた連結
部を介して、前記支保工を壁用型枠パネルに連結するこ
とにより、梁用型枠パネルが規定する空間に打設される
コンクリートの側圧に対して、前記梁用型枠パネルを支
持する支保工が移動しないようにその配置位置にとどめ
ることができる。また、これにより、相対する一対の梁
用型枠パネル間へのセパレータの配置を不要とすること
ができる。
【0006】さらに、各縦部材の頂部に受け部材を設け
ることにより、スラブ下のサポートを不要とすることが
できる。
【0007】
【実施例】図1および図2を参照すると、壁10に連な
る梁12の成形のため、梁12の成形場所に2組の梁用
型枠パネル14,16が互いに間隔を置いて配置されて
いる。各組の梁用型枠パネル14,16は、前記梁の成
形場所への配置に先立ち、予め地上、スラブ上等で複数
の支保工18により支持する。これにより、梁12の成
形場所での型枠の設置に要する高所作業が低減する。複
数の支保工18は、梁用型枠パネル14,16の長手方
向に互いに間隔を置いて配置されている。また、複数の
支保工18は、梁用型枠パネル14,16の長手方向に
伸びる大引き17を介して、上下方向に伸縮可能の複数
のポスト19に支持されており、ポスト19を伸縮する
ことにより、支保工および梁用型枠パネル14,16の
高さ位置を調整することができる。
【0008】2組の梁用型枠パネル14,16の下方の
壁10の成形場所には複数対の相対する壁用型枠パネル
20が互いに間隔をおいて配置されている。2組の梁用
型枠パネル14,16に規定された空間と、複数対の壁
用型枠パネル20に規定された空間とは互いに連通して
いる。相対する各対の壁用型枠パネル20は、複数の横
端太22と、各対の壁用型枠パネル20の相互間隔を維
持するための複数のセパレータ24と、各セパレータ2
4を横端太22に連結するためのフォームタイ23とを
介して支持され、これらの壁用型枠パネル20の上端が
前記梁用型枠パネルに接している。また、最上方に位置
するセパレータ24の各端部が、各支保工18の一部を
構成する横部材30から下方に伸びる山形状の連結部2
5に固定されている。横部材30および連結部25につ
いては後に詳述する。
【0009】図示の例では、梁用型枠パネル14,16
を支持する各支保工18が、さらに、スラブ26の成形
のために使用される複数のスラブ用型枠パネル28を大
引き29を介して支持している。図示の例によれば、両
壁用型枠パネル20間、2組の梁用型枠パネル14,1
6間およびスラブ用型枠パネル28上に順次にコンクリ
ートを打設することにより、壁10、梁12およびスラ
ブ26が一体に成形される。
【0010】各組の梁用型枠パネル14,16は、合じ
ゃくりはぎにより互いに接する等辺山形状のパネル片お
よび平板状のパネル片からなる。互いに接続された両パ
ネル片は共同して不等辺山形の横断面形状を規定する。
前記等辺山形状のパネル片14の一辺は梁底用型枠パネ
ルを規定し、また、前記平板状のパネル片16と前記等
辺山形状のパネル片14の他の一辺とは梁側用型枠パネ
ルを規定する。前記梁底用型枠パネルおよび前記梁側用
型枠パネルは、図示の例に代えて、全体に不等辺山形状
のもの、あるいは、それぞれを平板状のもので構成する
ことができる。
【0011】梁用型枠パネル14,16を構成する前記
パネル片と、壁用型枠パネル20およびスラブ用型枠パ
ネル28とは、それぞれ、養生後のコンクリートから引
き剥されることなくその場に残置され、梁12、壁14
およびスラブ26の一部をなす。本発明は、残置される
前記梁用型枠パネル14,16のほか、養生後のコンク
リートから引き剥される、非残置の梁用型枠パネルにも
適用可能である。
【0012】支保工18は、壁用型枠パネル20に対し
て直角な横方向に伸長するように据えられる横部材30
と、横部材30にその端部から長手方向に間隔をおいて
取り付けられ、横部材30に直交して上方へ伸びる縦部
材32と、横部材30および縦部材32に取り付けられ
た筋違34とを備える。図示の例では、前記梁底用型枠
パネルを規定する等辺山形状のパネル片14の一辺部が
横部材30上に載置され、また、前記梁側用型枠パネル
の一部を規定する等辺山形状のパネル片14の他の一辺
部および平板状のパネル片16が縦部材32に接した状
態で配置されかつ平板状のパネル片16は縦部材32に
解除可能に固定されている。平板状のパネル片16の固
定は、例えば、該パネル片と縦部材32とを横方向へ貫
通する連結ボルト36と、連結ボルト36の端部に螺合
するナット38とを用いて行うことができる。
【0013】図3〜図5を参照すると、横部材30およ
び縦部材32はそれぞれ矩形の横断面形状を有するパイ
プからなり、横部材30および縦部材32は、縦部材3
2の下端部に固定され横部材30の上面の一部および両
側面の一部を覆う溝形部材42と、横部材30および溝
形部材42の双方の両側面を貫通するボルト・ナット組
立体44とを介して互いに連結されている。従って、縦
部材32をボルト・ナット組立体44の周りに揺動させ
ることができ、これにより、コンクリートの養生後にお
ける梁用型枠パネル16からの縦部材32の取り外しを
容易に行うことができる。成形される梁12の幅寸法へ
の対応のため、横部材30に、ボルト・ナット組立体4
4のための複数の貫通孔46が設けられている。
【0014】縦部材32には、その上端部に、スラブ用
型枠パネル28を支持するための大引き29を受ける受
け部材48が昇降可能に取り付けられている。受け部材
48を設けることにより、スラブ下のサポートを不要と
することができる。筋違34は、縦部材32に枢着され
た一端部を有する方丈50と、方丈50の他端部が枢着
された係止部材52とからなる。係止部材52は、横部
材30の上面の一部および両側面の一部を覆う溝形断面
の本体54と、本体54の先端部に設けられたフック部
56とを有する。方丈50の他端部が枢着された本体5
4の基部にはねじ穴が設けられ、該ねじ穴にボルト58
が螺合されている。横部材30に向けてのボルト58の
ねじ込みと、縦部材32に設けられた矩形の穴60(図
4)へのフック部56の係止とにより、筋違34を両部
材30,32に固定することができ、これにより、前記
梁用型枠パネルの配置形状を維持し、コンクリート打設
に伴う前記梁用型枠パネルの膨出しを防止することがで
きる。
【0015】図6を参照すると、各支保工18の横部材
30に設けられた連結部25が各壁用型枠パネル20に
連結されている。連結部25と各壁用型枠パネル20と
の間には一対の横端太22が配置されており、連結部2
5を貫通し、両横端太22間を伸びかつ壁用型枠パネル
20を貫通するボルト62の一端がセパレータ24の各
端部に螺合されたコーン状のナット64に螺合されてい
る。また、ボルト62の他端部にもナット66が螺合さ
れており、これにより、連結部25が壁用型枠パネル2
0に連結されている。
【0016】支保工18を壁用型枠パネル20に連結し
た結果、両梁用型枠パネル14,16がこれらの間に打
設されるコンクリートの側圧を受けるとき、梁用型枠パ
ネル14,16を支持する支保工18が移動せずにその
配置位置に留まるようにすることができる。また、これ
により、相対する一対の梁用型枠パネル間へのセパレー
タの配置を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支保工に支持された梁用型枠パネルの縦断面図
である。
【図2】支保工に支持された梁用型枠パネルの側面図で
ある。
【図3】支保工の部分拡大正面図である。
【図4】支保工の部分横断面図である。
【図5】支保工の他の箇所に置ける部分横断面図であ
る。
【図6】図1の部分拡大図である。
【符号の説明】
10 壁 12 梁 14,16 梁用型枠パネル 18 支保工 25 連結部 30 横部材 32 縦部材 34 筋違
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000172813 佐藤工業株式会社 富山県富山市桜木町1番11号 (73)特許権者 000148346 株式会社銭高組 大阪府大阪市西区西本町2丁目2番11号 (72)発明者 江口 正昭 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 林 徹 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 増田 隆史 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 松井 浩一 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (72)発明者 石川 康之 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組 東京本社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 13/04 E04G 11/40 - 11/48 E04G 25/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁に連なる梁を成形するための梁用型枠
    パネルの支保工であって、梁底用型枠パネルを支持する
    ための横部材と、前記横部材にその端部から長手方向に
    間隔をおいて取り付けられた、梁側用型枠パネルを支持
    するための縦部材と、前記横部材および前記縦部材に取
    り付けられた筋違とを備え、前記横部材が、壁用型枠パ
    ネルに連結される、下方へ伸びる連結部を有する、支保
    工。
  2. 【請求項2】 さらに、各縦部材の頂部に、スラブ用型
    枠パネルを支持するための受け部材が昇降可能に取り付
    けられている、請求項1に記載の支保工。
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