JPH0635064Y2 - トラス状支保梁のくさび式荷重解除装置 - Google Patents

トラス状支保梁のくさび式荷重解除装置

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JPH0635064Y2
JPH0635064Y2 JP1988049179U JP4917988U JPH0635064Y2 JP H0635064 Y2 JPH0635064 Y2 JP H0635064Y2 JP 1988049179 U JP1988049179 U JP 1988049179U JP 4917988 U JP4917988 U JP 4917988U JP H0635064 Y2 JPH0635064 Y2 JP H0635064Y2
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JP
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wedge
truss
bundle
upper chord
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JP1988049179U
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克也 岡田
理 臼井
伸剛 芝間
富一 阿部
勝 藤村
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、特殊建築物に用いるトラス状支保梁のくさび
式荷重解除装置に係るものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来の一般的各種コンクリート建物の施工では、スラブ
型枠を支保するためにしばしば仮設ビームが用いられて
いる(実公昭52-17242号公報、実公昭58-1558号公
報)。この場合、建物のスラブの厚さがせいぜい10〜20
mm内外のため、仮設ビームに加わる荷重も割合に小さ
く、適確に乗載荷重を支持でき、施工後も簡単に解体撤
去して他へ転用できる。
しかし、特殊建築物における断面の大きな梁や厚さの大
きなスラブ(例えば600〜2000mm程度のもの)を構築す
る場合、甚大な乗載荷重を支える必要から、上述の如き
仮設ビームでは到底使用に耐え得ず、全く使用されてい
ない現状である。
斯る点に鑑み、本出願人は、先に、下記の埋込み支保梁
工法を開発した。この埋込み支保梁工法は、下フランジ
を有する鋼材から成る上弦材と、該上弦材の下面に取外
し可能に組み付けた束材及び下弦材とでトラス状支保梁
を用いるものであり、該トラス状支保梁を複数箇所に配
置し、各上弦材の下フランジに梁底、スラブ型枠等の適
宜打込み型枠を取り付け、該型枠上に所要の配筋、埋込
み配管を施して、コンクリートを打設し、該コンクリー
トの所要強度発現後、それらのトラス状支保工におい
て、上弦材を残し、束材及び下弦材を撤去するものであ
り、これにより上述の難点を解消することができる。
本考案は、その一環として、上記トラス状支保梁を更に
進展させて、施工後の解体作業を容易にしようとするも
のである。
つまり、そのような特殊建築物の場合、束材や下弦材に
は、施工時の多量のコンクリート自重により甚大な荷重
がかかるため、それに伴うかなりの弾性変形を生じてお
り、何らかの解体システムを用いなくしては、束材や下
弦材を安全確実に解体撤去することは難しい。また、解
体箇所が高所でかつ十分な足場を確保できない所などで
は、荷重の解除が一層困難である。本考案は、かかる難
点を解決しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、梁底用又はスラブ用の
打込み型枠を支える下フランジを有して該下フランジで
支えた前記打込み型枠と共にスラブコンクリートの下端
に埋込みする鋼製の上弦材を設け、該上弦材の下面に伸
縮調整自在な鋼製の束材及び下弦材を取外し可能に組み
付けてトラス状支保梁を形成し、前記束材の適所にくさ
びの挿入で束材を伸長方向に突っ張らせるくさび機構を
介入させたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であり、使用に当たっては、くさびを挿入し
た複数のトラス状支保梁をそれぞれ上弦材にて先行施工
した厚い鉄筋コンクリート等の壁乃至柱の頭部に架設し
て平行に配列し、これらの上弦材の下フランジ相互に梁
底用又はスラブ用の打込み型枠を取り付け、該打込み型
枠上に所要の配筋、埋込み配管等を施して、コンクリー
トを打設する。
その打設コンクリートに所要の強度が発現した後、束材
及び下弦材を解体撤去するが、この際には、まず、ハン
マー等を用いてくさびを引き抜く。これにより束材及び
下弦材に加わっていた乗載荷重が解除される。したがっ
て、後は、無荷重状態での束材及び下弦材の軽い取り外
しが可能となる。
「実施例」 第1図乃至第4図は、本考案の実施の一例を示してお
り、この場合、トラス状支保梁Aは、H形鋼による上弦
材1と、該上弦材の下面の中央部から垂設した束材2
と、上弦材の下面の両端部近傍及び束材の下端に設けた
接合金物3,3,4と、該接合金物間に架設した下弦材5,5と
から形成している。
束材2は、支持筒21の基端プレート211を上弦材1の下
フランジ11にボルト・ナットにより取外し可能に接合
し、該支持筒内に螺筒22を挿入すると共に、該螺筒にナ
ット23を螺合させて、該ナットを支持筒21の先端に突き
当て、また螺筒22内に高さ調整用の多数のピン孔241…
を有するパイプ24を挿入して、選んだピン孔241にピン2
5を差し込むことにより螺筒22と連係し、パイプ24の先
端に外向きフランジ242を設けて、その先端部にくさび
機構26を装備させ、該くさび機構の下面に接合金物4を
固定している。
くさび機構26は、上記パイプ24の先端部に短管260を出
入摺動自在に嵌挿し、該短管の先端に固定水平プレート
261を設け、該固定水平プレートに対応させて他に可動
水平プレート262を設け、該可動水平プレートには、中
央に窓孔263を穿設して、該窓孔を以て短管260に摺動自
在に嵌合させると共に、上記パイプ24の外向きフランジ
242に着座させ、また、短管260の端部の左右に適宜長さ
の長孔264,264を管方向に穿設し、該長孔に上下一対の
くさび受265,265を挿入して、一方を上記固定水平プレ
ート261に、他方を上記可動水平プレート262に固定し、
両くさび受間にて長孔264,264にテーパ状のくさび266を
嵌挿し、該くさびの先端部に小透孔267を穿設して、該
小透孔に抜止めピン268を挿入し、該抜止めピンをくさ
び266の後端に鎖269を以て連ねている。
なお、くさび266は、第5図に示すように、下面のみが
傾斜面をなすものでもよく、この場合には、くさび受26
5は一方のみでよい。
下弦材5,5は、両端を接合金物3,3,4に取外し可能にピン
結合51,52している。ボルト・ナットで結合してもよ
い。
なお、上弦材1には、むくりを与えるとよい。上弦材1
の接合金物3,3は、上弦材に対し溶接により接合して
も、ボルト・ナットにより取外し可能に接合してもよ
い。
如上の構成であり、使用に当たっては、あらかじめ束材
2の長さを調整し、かつ、くさび266を挿入しておき、
斯るトラス状支保梁Aを複数所定箇所に配置し、各上弦
材1の下フランジ11にデッキプレート、薄肉コンクリー
ト板等の打込み型枠Bを取り付け、該型枠上に所要の配
筋C、埋込み配管等を施して、コンクリートDを打設す
る。
打設コンクリートDに所要強度発現後、束材2及び下弦
材5,5を解体撤去するが、その際には、ハンマーにより
くさび266の抜止めピン268をたたき出して引き抜き、次
いで、くさび266をたたき出して引き抜く。なお、ハン
マーに代え、第6図に示すように、ジャッキで押し出
し、或いは、第7図に示すように、ボルト・ナットとナ
ットチェアーを組み合わせたものを用いて、ナットを回
転させて引き出すようにしてもよい。
これにより、束材2及び下弦材5,5に加わっていた荷重
が解除される。
そこで、束材2及び下弦材5,5を解体撤去すればよい。
「考案の効果」 本考案によれば、一般的仮設ビームでは施工不可能な特
殊建築物における断面の大きな梁や厚さの大きなスラブ
(例えば600〜2000mm程度のもの)の構築であっても、
他に支保手段を必要としない簡潔な埋込み支保梁工法と
して支障なく使用でき、また、束材及び下弦材の解体撤
去に当たっては、くさびを引き抜くことにより、束材及
び下弦材に加わっている乗載荷重を、これらに大きな弾
性変形が伴っていても支障なくきわめて簡単にかつ安全
に解除できて、以後、無荷重にて軽く取り外すことがで
き、きわめて容易に解体撤去できる。而して、高所でが
っちりとした足場が確保できない所や解体に反力を取れ
ない所であっても、同様にしてきわめて容易に解体撤去
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案の実施の一例で、第1図
は、側面図、第2図は、要部の拡大断面図、第3図は、
他の要部の更に拡大した断面図、第4図は、同要部の分
解斜視図、第5図は、同要部の他の例を示す拡大断面
図、第6図、第7図は、それぞれ説明図である。 A……トラス状支保梁、B……打込み型枠 C……配筋、D……コンクリート 1……上弦材、2……束材 3,4……接合金物、5……下弦材 11……下フランジ 21……支持筒、22……螺筒 23……ナット、24……パイプ 25……ピン、26……くさび機構 51,52……ピン結合 211,……基端プレート 241……ピン孔、242……外向きフランジ 260……短管 261……固定水平プレート 262……可動水平プレート 263,243……窓孔、264……長孔 265……くさび受、266……くさび 268……抜止めピン、269……鎖
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 阿部 富一 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内 (72)考案者 藤村 勝 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁底用又はスラブ用の打込み型枠を支える
    下フランジを有して該下フランジで支えた前記打込み型
    枠と共にスラブコンクリートの下端に埋込みする鋼製の
    上弦材を設け、該上弦材の下面に伸縮調整自在な鋼製の
    束材及び下弦材を取外し可能に組み付けてトラス状支保
    梁を形成し、前記束材の適所にくさびの挿入で束材を伸
    長方向に突っ張らせるくさび機構を介入させたことを特
    徴とするトラス状支保梁のくさび式荷重解除装置。
JP1988049179U 1988-04-12 1988-04-12 トラス状支保梁のくさび式荷重解除装置 Expired - Lifetime JPH0635064Y2 (ja)

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JPH01153056U JPH01153056U (ja) 1989-10-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4677390B2 (ja) * 2006-10-25 2011-04-27 株式会社アルマックス サポートパイプの支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217242U (ja) * 1975-07-25 1977-02-07
JPS581558U (ja) * 1981-06-24 1983-01-07 株式会社リコー 印字装置の紙送り機構

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