JPS6140842Y2 - - Google Patents

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JPS6140842Y2
JPS6140842Y2 JP1981184284U JP18428481U JPS6140842Y2 JP S6140842 Y2 JPS6140842 Y2 JP S6140842Y2 JP 1981184284 U JP1981184284 U JP 1981184284U JP 18428481 U JP18428481 U JP 18428481U JP S6140842 Y2 JPS6140842 Y2 JP S6140842Y2
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JP
Japan
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formwork
truss
side formwork
concrete
floor slab
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JP1981184284U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コンクリート床版の構築工法に使
用される梁型枠とトラスの連結構造に係り、更に
詳しくは、梁型枠の側部型枠をトラスより先行し
て解体しても、床版コンクリートの荷重を受けて
支持することができる連結構造に関するものであ
る。
並列させた梁型枠間に所要数のトラスを等間隔
に渡し、この各トラスで床版型枠を支持し、しか
るのち床版型枠上及び梁型枠内にコンクリートを
打設して上記コンクリートの養生後並びに型枠の
存置期間を経過した後、梁型枠、トラス及び床版
型枠を取外し、これらを上階構築の際に再使用す
るようにしたコンクリート床版構築工法は本件出
願人によつて出願されている。(特願昭56−75341
号明細書(特開昭57−190865号公報参照)) また同様の床版構築工法を行なうための床版型
枠支持部材としては、例えば実公昭52−300044号
公報や特公昭36−21237号公報によつて提案され
ている。
前者の床版型枠支持部材は、第12図に示す如
く、ビーム51の両端部に梁型枠の側部型枠52
の上縁に対して密に嵌合する下向開口溝形金具5
3を設けて形成され、両側に対向する側部型枠5
2間にビーム51を架設し、その上面で床版型枠
54を支持するようになつている。
また、後者の支持部材は第13図に示す如く、
ビーム51の両側に水平突片55を設け、この水
平突片55を側部型枠52の上端面に載置して架
設し、ビーム51で床版型枠54を支持するよう
になつている。
ところで、多数階のコンクリート建築物を構築
する場合、構築資材の使用をできるだけ少なくす
ることが、設備コストの面等から好ましく、その
一つの手段として、コンクリート型枠の上階への
早期転用による型枠使用量の削減があり、特に梁
及び床版を構築する型枠構造においては、梁型枠
の側部型枠の先行解体が可能であると考えられ
る。
即ち、コンクリートの打設によつて梁と床版を
構築した場合、梁の下面及び床版の下面は、垂下
荷重がかかるためコンクリートに完全な強度が生
じるまで型枠で支持しておかなければならない。
これに対して、梁の側部はコンクリートの硬化
途中において適当な強度に達した時点で型枠に負
荷がかからないため側部型枠での支持を解いても
支障がなく、床版型枠及び梁底部型枠よりも先に
側部型枠を先に解体することが可能になる。
梁と床版を型枠の一般的な組立構造は、第11
図に示すように、底部梁型枠56の端部上に側部
型枠52を載置して立設し、側部型枠52上に床
版型枠54の端部を載せ、各型枠をパイプサポー
トや端材料等を用いて支持している。
このため、底部梁型枠56及び床版型枠54に
対して側部型枠52を先に解体しようとした場
合、側部型枠52は直接下方に引下げることがで
きないので、床版型枠54に当接する上端部を支
点にして側部型枠52を第11図矢印A′で示す
如く下部を外方へ回動させるようにし、その下端
を底部梁型枠56の側縁よりも外側に位置させた
後に引下げて外さなければなない。
上記のような側部型枠の先行解体の考えを実現
するには、上記従来の床版型枠支持部材では不可
能であつた。
なでならば、前者の実公昭52−30044号で示さ
れているものは、第12図の如く側部型枠52の
上端に対してビーム51の下向開口溝形金具53
が緊密に嵌合しているため、側部型枠52を下方
にのみしか引抜くことができず、底部梁型枠56
と同時にしか解体できない。
また、後者の特公昭36−21237号に示されてい
る支持部材は、第13図の如く、側部型枠52の
先行解体が可能に見えるが側部型枠52を取外す
と床版コンクリートの重量を受けるビーム51及
び床版型枠54を支持する部分がなくなりビーム
51及び床版型枠54も側部型枠52と同時に解
体されることになるので、実際に側部型枠52の
先行解体を実施することはできない。
そこで、この考案は、上記のような構築工法に
おいて、梁型枠とトラスとの連結構造を改良し、
梁型枠をトラスより先に解体できるようにして梁
型枠の上階への転用を早くすることができるよう
にした連結構造を提供することを目的としてい
る。
この考案は、梁型枠の側部型枠上縁に対してか
け外し自由な係合片をトラスの端部に設け、この
係合片を側部型枠の上縁に対して係合させた状態
において、トラスの側部型枠と対応する部分を内
向きに傾斜させ、この傾斜した部分と側部型枠間
に形成された下拡がりの間隙を介して側部型枠を
トラスより先行して解体できるようにしたもので
ある。
以下、この考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図及び第2図に示すように、梁型枠1は、
底部型枠2と、この底部型枠2の上面両側に起立
させる一対の側部型枠3とから構成され、上記側
型枠3の外側に複数の桟木4が固定されている。
梁型枠1の側部型枠3に連結するトラス10
は、上弦材11と下弦材12との間に斜材13を
渡し、この斜材13の両端部において、上弦材1
1と下弦材12の端部間に端板14を固定してい
る。このトラス10は、上弦材11としてアング
ル材を用い、下弦材12として丸鋼を採用し、さ
らに斜材13として棒鋼を用いたが、これらの構
成材は図示例に限定されるものではない。
上記のトラス10は、接続金具20を介して梁
型枠1の側部型枠3上縁に接続される。
接続金具20は、トラス10の端板14に固定
される接続プレート21の側縁端部に下向きコ字
形の係合片22を固定しており、上記係合片22
が梁型枠1の側部型枠3の上縁一部に対してかけ
外し自在となつている。この係合片22は、第1
0図に示すように、広幅の金属板を用い、側部型
枠3の上面に載る水平部22aと、この水平部2
2aの先端から直角に下方へ折曲がり側部型枠3
の内面側に位置して下端面が荷重支持面22bと
なる荷重支持部22cと、水平部22aの他端に
下部外方へ傾斜するように設けた取付部22dと
で形成され、取付部22dが接続金具20の端縁
に固定されている。
このような接続金具20は、トラス10の端板
14に固定してもよく、あるいはトラス10の長
さ方向に位置調整可能に取付けてもよい。位置調
整可能とする手段としては、図示のように、トラ
ス10の端板14に横長孔15を形成し、一方接
続金具20の接続プレート21には横長孔15に
対応する複数のボルト挿入孔23を横方向に等間
隔に設け、上記横長孔15にボルト挿入孔23の
一つを一致されてこれにボルト24を挿入し、端
部にナツト25をねじ合わせて締付ける方法を採
用することができる。
上記接続金具20における接続プレート21の
側縁26は内向きに傾斜し、この傾斜した側縁2
6に沿つて、前記の係合片22が固定されてい
る。このため、側部型枠3の上縁一部に係合片2
2を係合させると、第2図に示すように、傾斜側
縁26と側部型枠3の外側両間に下拡がりの間隙
30が形成される。
なお、トラス10の端部に接続金具20を固定
する場合は、接続金具20の傾斜した側縁26を
トラス10の端部より突出させるようにする。ま
た、接続金具20を位置調整可能に取付ける場合
は、トラス10の端板14側縁を第2図に示すよ
うに、内向きに傾斜させておくのがよい。
実施例で示す連結構造は上記の構造から成り、
第3図乃至第9図は、このように構成された梁型
枠1とトラス10とを採用してコンクリート床版
を形成する工法の順序を示している。
第3図は、パイプサポート40で支持された底
部型枠2の上面両側より一対の側部型枠3を起立
させ、その対向する側部型枠3をセパレータ5で
連結して梁型枠1を組立て、一方床上において施
工寸法に調節してトラス10の端部に接続金具2
0を連結している。
上記トラス10は、次に上方に引き上げられ、
接続金具20の係合片22を側部型枠3の上縁一
部に係合させることによつて、第4図に示すよう
に、並列する梁型枠1間に所要数のトラス10が
架設される。
トラス10の架設後、このトラス10で床版型
枠50を支持し、(第5図)図示省略した梁型枠
1内及び床版型枠50上に鉄筋を配筋し、コンク
リートを打設して梁Aと床版Bを形成する。(第
6図) 打設したコンクリートの養生並びに型枠存置期
間を経過した後、側部型枠3を先行取外し、(第
7図)さらにトラス10を解体し、(第8図)し
かるのちパイプサポート40を除去して底部型枠
2を取除くと、第9図に示すように、梁Aと床版
Bとが連なるコンクリート構築物ができ上がるこ
とになる。
以上のような構築工法において、側部型枠3を
取外す場合は、第2図に示す組立て状態におい
て、側部型枠3の外側面と接続金具20の接続プ
レート21の側縁26間に下拡がりの間隙30が
形成されているため、上記側部型枠3の下部を外
側に引き、この側部型枠3が接続プレート21の
傾斜した側縁26によつて制限される範囲内にお
いて側部型枠3を傾斜させ、その下部が底部型枠
2の上面より外れた位置において、側部型枠3を
引き下げることが可能になる。
第10図は側部型枠3の先行解体を行なつたと
きの床版荷重の支持部分を示しており、梁の側部
コンクリート強度が床版コンクリート荷重を負担
できるようになつた時点で側部型枠3を同図一点
鎖線の如く解体すると、係合片22の荷重支持部
22cがその肉厚分だけ側部コンクリート内に埋
込まれた状態になつているため、荷重支持面22
bが側部コンクリートで支持されることになり、
床版コンクリートの荷重を梁の側部コンクリート
で支持することができ、側部型枠22の先行解体
が支障なく行なえることになる。
以上のように、この考案は、トラスの端部に設
けた係合片を梁型枠の側部型枠上縁に係合させた
状態において、トラスの側部型枠と対応する部分
を内向きに傾斜させたので、側部型枠をトラスよ
り先に解体することができ、この結果、側部型枠
の上階への転用を早めることができ、コンクリー
ト躯体立上りの構築作業を効率よく経済的に行な
うことができる。
なお、実施例のように、トラスの端部に接続金
具をボルト−ナツトで取付けて着脱自在とする場
合、先行した側部型枠の取外しによつて、トラス
と接続金具との係合体をそのままの状態で解体す
ることができ、直ちに、上階で型枠を組立てる作
業に転用できるので能率よく行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る連結構造の一実施例
を示す分解斜視図、第2図は同上の組立状態の断
面図、第3図乃至第9図はコンクリート床版の構
築工法の順序を示す概略図、第10図は同上にお
ける側部型枠3先行解体時の説明図、第11図は
梁と床版構築の一般的な型枠構造を示す説明図、
第12図と第13図の各々は梁型枠とトラスの連
結構造の従来の異なつた例を示す説明図である。 1…梁型枠、3…側部型枠、10…トラス、2
2…係合片、26…側縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 梁型枠と、並列に設けられた上記梁型枠間に渡
    されるトラスより成り、前記トラスの端部には、
    梁型枠の側部型枠上縁に対して掛け外し自由な係
    合片を設け、この係合片を、側部型枠の上面に載
    る水平部と、この水平部の先端から直角に下方へ
    折曲がり側部型枠の内面側に位置して下端面が荷
    重支持面となる荷重支持部とで形成し、前記係合
    片を側部型枠の上縁に係合させた状態においてト
    ラスの側部型枠外面に対応する部分を内側に傾斜
    させた梁型枠とトラスの連結構造。
JP18428481U 1981-12-09 1981-12-09 梁型枠とトラスの連結構造 Granted JPS5886853U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18428481U JPS5886853U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 梁型枠とトラスの連結構造

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JP18428481U JPS5886853U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 梁型枠とトラスの連結構造

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Publication Number Publication Date
JPS5886853U JPS5886853U (ja) 1983-06-13
JPS6140842Y2 true JPS6140842Y2 (ja) 1986-11-20

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JP18428481U Granted JPS5886853U (ja) 1981-12-09 1981-12-09 梁型枠とトラスの連結構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539155Y2 (ja) * 1984-12-14 1993-10-04

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230044U (ja) * 1975-08-08 1977-03-02
JPS54107134A (en) * 1978-02-09 1979-08-22 Takenaka Komuten Co Method of construction of flask diversion for plural storied concrete structure construction

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5230044U (ja) * 1975-08-08 1977-03-02
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JPS5886853U (ja) 1983-06-13

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