JPH0235951Y2 - - Google Patents

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JPH0235951Y2
JPH0235951Y2 JP1984184034U JP18403484U JPH0235951Y2 JP H0235951 Y2 JPH0235951 Y2 JP H0235951Y2 JP 1984184034 U JP1984184034 U JP 1984184034U JP 18403484 U JP18403484 U JP 18403484U JP H0235951 Y2 JPH0235951 Y2 JP H0235951Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリートスラブの型枠支保工装置
に関するものである。
(従来の技術) 従来、場所打コンクリートスラブの型枠支保工
には、大別して二つの工法がある。
第一の工法は、第4図に示すように、まず構築
する梁の下にサポート6aを立て、これらサポー
ト6aを適宜水平つなぎ18で固定し、サポート
6aの上にばた材16、桟木17を配設して梁底
型枠11a、梁側型枠11bを順次組み立て、次
いで前記サポート6a,6aの間に、サポート6
を所定の間隔に立て、これらサポート6を水平つ
なぎ18、および筋交19で堅固に固定し、サポ
ート6の上端に大引20、根太21、スラブ型枠
13を順次配置するものである。
第二の工法は、第5図に示すように、前記第一
の工法と同様にして梁底型枠11a、梁側型枠1
1bを組み立て、次いで長さの調整自在な梁本体
23とその両端に設けた支持板24,24とから
なる梁25を、前記支持板24,24を介して両
側の梁側型枠11b,11bに掛け渡し、梁25
の上にスラブ型枠13を配置するものである。
(考案が解決しようとする課題) ところで、コンクリート打設完了後の型枠存置
の必要日数は、構造物の各部により異なり、同一
配合のコンクリートを打設した構造物において
は、スラブ、梁底の型枠よりも梁側型枠の方が、
数日早く解体することが可能である。
しかしながら、型枠支保工を従来の第一の工法
によれば、スラブ型枠13、梁型枠11a,11
bの下の空間はサポート6,6aが林立している
うえ、それらに水平つなぎ18、筋交19が取り
付けられているため、作業員がその空間の中に入
り、梁側型枠11bを解体することは事実上不可
能である。
つぎに、従来の第二の工法によれば、梁側型枠
11bを解体すると、第6図に示すように、スラ
ブ型枠支保工は、両端支持板24の梁コンクリー
トの係止部24aだけで支持されることになる。
しかし、十分に強度の発生していないコンクリ
ートに、型枠支保工、およびコンクリートスラブ
を支持させることは、安全性、およびコンクリー
トの品質の面からも回避されるべきである。梁側
型枠だけを解体するのは不可能である。
また、スラブ型枠13及びスラブコンクリート
15aの重量がすべて梁側型枠11bにかかるた
め、梁型枠11a,11bの強度を大きくしなけ
ればならず、その製作、材料費が高くなるという
欠点がある。
このように、従来、前記いずれの方法によつて
も、梁型枠だけを早期に解体することはできなか
つた。したがつて、梁型枠の解体は、スラブ、梁
底の型枠解体作業と並行して行わなければなら
ず、全体の工期が長くかかるとともに、大量の支
保工設備を予備として準備しなければならないと
いう問題を有していた。
したがつて、本考案は従来の型枠支保工装置が
有する前記問題点を解決し、梁側型枠の早期解
体、転用を可能とする型枠支保工装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の型枠支保工装置は、前記目的に従つて
考案されたもので、水平方向に配される主ビーム
と、該主ビームの両側に進退自在にかつ位置決め
可能にそれぞれ設けた補助ビームと、これら補助
ビームの先端にそれぞれ設けた支持板と、外筒の
上端に進退自在にかつ位置決め可能に内筒を設
け、該内筒の上端で前記主ビームの中央部を支持
するサポートと、前記内筒に上下動可能にかつ位
置決め可能に設けた受け部材と、前記主ビームの
両端に回動可能に支持され、自由端部を前記受け
部材に支持される斜材と、で構成したものであ
る。
(実施例) 本考案にかかるスラブの型枠支保工装置の一実
施例を添付図面にしたがつて説明する。
第1図において、主ビーム1は両端を開放した
パイプからなり、、両端近傍に固定金具3、中央
下部に突部5を備えている。
斜材7,7は取り付け金具8,8を介して主ビ
ーム1の両端にそれぞれ回動可能に設けてある。
また、斜材7は、第3図に示すように、取り付け
金具8のストツパ部8aで規制され、第1図に示
す位置よりも下方に回転できないようにしてあ
る。
補助ビーム2,2は、主ビーム1にちようど挿
入できる断面を有する梁で、主ビーム1の両端に
それぞれ挿入され、固定金具3,3で位置決めさ
れるようになつている。また、補助ビーム2,2
には支持板4,4がそれぞれ設けてある。この支
持板4は、補助ビーム2の先端から外側に向かつ
て斜め上方に伸び、途中で補助ビーム2の突出方
向に伸びている。したがつて、支持板4,4の間
には主ビーム1、および補助ビーム2の上に空間
14が形成される。
6は公知のサポートで、外筒61と、複数の挿
通孔63を有する内筒62とからなり、内筒62
は外筒61の上端より挿入され、挿通孔63にピ
ン64を差し込み、外筒61の上部に螺合したね
じ65を回転することにより、内筒62の突出量
が調整できるようにしてある。
受け具9は、第2図に示すように、筒状の本体
91と、該本体91の左右に設けた受け部93,
93とからなり、前記本体91には挿通孔92が
設けてある。この受け具9は、本体91をサポー
ト内筒62に外装し、本体91の挿通孔92とサ
ポート内筒62の挿通孔63にピン10を挿通し
て固定される。
前記構成からなるスラブ型枠支保工装置は、次
のように施工する。
まず、主ビーム1に収納された補助ビーム2を
引き出してその突出量を所定の長さに調整した
後、固定具3で補助ビーム2を主ビーム1に固定
する。そして、主ビーム1と補助ビーム2を起重
機等で持ち上げ、補助ビーム2の先端の支持板
4,4が既に構築されている梁側型枠11b,1
1bの上端で支持されるように掛け渡す。
次に、サポート6の内筒62に受け具9をピン
10で所定の位置に固定した後、サポート6を主
ビーム1の中央下部に立てる。そして、内筒62
を伸ばし、その上端に突部5をはめ込むと同時
に、受け具9に斜材7の自由端部をはめ込み、ピ
ン64とねじ65で内筒62の突出量を調節す
る。なお、斜材7は、ストツパ部8aで第1図に
示す状態から下方に回転できないようになつてい
るので、受け具9を内筒62に沿つて上げて行く
と、所定の位置で斜材7の自由端部がちようど受
け具9の受け部93に入る。
このようにして型枠支保工装置を組み立て、空
間14に大引12、スラブ型枠13を敷き、必要
ならばスラブ型枠13の上に鉄筋を配筋した後、
スラブコンクリート15a、梁コンクリート15
bを打設する。
打設したコンクリート15a,15bを養生
し、梁側型枠11bの存置期間が経過すると、梁
側型枠11bを解体し、次の施工場所へ移す。
このとき、スラブ型枠13、梁底型枠11a
は、それぞれサポート6、主ビーム1、補助ビー
ム2等で安定的に支持されている。また、主ビー
ム1の両端は斜材7,7で支持されいる。したが
つて、梁側型枠11b,11bを解体しても主ビ
ーム1、補助ビーム2がたわむことはなく、スラ
ブコンクリート15aにひび割れを生じることも
ない。
次に、スラブ型枠13、梁底型枠11aの存置
期間の経過後に、スラブ、および梁底の型枠支保
工を解体する。ここで、スラブ型枠支保工の解体
は、内筒62を外筒61に挿入しつつ主ビーム
1、補助ビーム2等を降下させて型枠13等を解
体する。
なお、前記説明では、支持板4はくの字型に折
り曲げ、主ビーム1、および補助ビーム2の上に
空間14を形成するものとしたが、補助ビーム2
の上面から水平に突出した板でもよい。この場
合、主ビーム1、補助ビーム2の上には直接スラ
ブ型枠13を敷設してもよい。
また、前記実施例では受け具9を固定するの
に、サポート内筒62の既設挿通孔63を利用し
たが、サポート内筒62の、主ビーム1、および
斜材7の長さに見合う位置に新たに挿通孔を設
け、これと受け具9の挿通孔92とにピン10を
通して固定してもよい。
さらに、前記実施例では受け具9はピン10で
固定したが、これに限らずボルトでもよい。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案のスラブ
型枠支保工装置によれば、スラブの両側に位置す
る梁の側型枠を解体しても、コンクリートスラブ
は、主ビーム、補助ビーム、および斜材を介して
サポートに支持される。また、主ビームは斜材に
よつて両端がわたまないように支持される。
したがつて、梁側型枠を解体してもスラブコン
クリートに悪影響を及ぼすこともなく、ひび割れ
等の防止を図ることができる。
また、梁の側型枠は、次の施工場所に移動して
組み立てに供することができるので、その数を大
幅に減らすことが可能である。そのため、型枠製
作の手間の削減、および資材の省力化はもとよ
り、建設コストの低下を計ることができる。
さらに、主ビームはサポートから分離され、補
助ビームは主ビーム内へ収納し、斜材は主ビーム
側へ折りたたむことができるので、運搬、取り扱
いが非常に簡単である。
さらにまた、従来例1に示す型枠支保工に比
べ、支持するサポートの数が少なく、スラブ下で
利用できる空間が広くなり、これを資材の一時的
な仮置場所として、また作業員の通路としても利
用することができる。
そして、従来例2に示すスラブ型枠支保工装置
のように、支持板の先端がコンクリート中に埋設
されて、その跡を残すこともないので、梁コンク
リートの仕上がりが奇麗になる。また、スラブコ
ンクリートの重量は主にサポートに支持されるの
で、梁型枠の強度を必要以上に大きくする必要は
なく、その製作、材料費が低減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるスラブ型枠支保工装置
の正面図、第2図はサポート内筒上部の要部展開
斜視図、第3図は斜材取り付け部の正面詳細図、
第4図、第5図は従来の型枠支保工装置の正面
図、第6図は従来例2の梁の断面詳細図である。 1……主ビーム、2……補助ビーム、3……固
定金具、4……支持板、5……突部、6……サポ
ート、7……斜材、8……取り付け金具、9……
受け具、10……ピン、11b……梁側型枠、1
2……大引、13……スラブ型枠、14……空
間、15a……スラブコンクリート、15b……
梁コンクリート、18……水平つなぎ、19……
筋交、20……大引、21……根太、61……外
筒、62……内筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平方向に配される主ビーム1と、該主ビーム
    1の両側に進退自在にかつ位置決め可能にそれぞ
    れ設けた補助ビーム2,2と、これら補助ビーム
    2,2の先端にそれぞれ設けた支持板4,4と、
    外筒61の上端に進退自在にかつ位置決め可能に
    内筒62を設け、該内筒62の上端で前記主ビー
    ム1の中央部を支持するサポート6と、前記内筒
    62に上下動可能にかつ位置決め可能に設けた受
    け部材9と、前記主ビーム1の両端に回動可能に
    支持され、自由端部を前記受け部材9に支持され
    る斜材7,7と、からなることを特徴とするスラ
    ブ型枠支保工装置。
JP1984184034U 1984-12-03 1984-12-03 Expired JPH0235951Y2 (ja)

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JPH0672489B2 (ja) * 1986-11-11 1994-09-14 戸田建設株式会社 自動型枠装置における型枠スパン調節装置

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JPS5941B2 (ja) * 1975-12-02 1984-01-05 アサヒトクシユゴウハン カブシキガイシヤ ジユシセイメンジオユウスルケシヨウタンバンノ セイゾウホウ

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