JP3044459B2 - 塔状構造物建設方法 - Google Patents
塔状構造物建設方法Info
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Description
物、例えば煙突などを建設するのに好適な塔状構造物建
設方法に関するものである。
説明すると、環状に配設した鉄筋を挟むように内側型枠
と外側型枠とを対向させて環状に組み立て、両型枠の間
へコンクリートを流し込んだ後、コンクリートを養生さ
せる。そして、鉄筋の上側に次の鉄筋を配設し、両型枠
を上側へ移動させて組み立て、両型枠の間へコンクリー
トを流し込んだ後、コンクリートを養生させる。この手
順を繰り返すことにより、煙突の外筒を建設する。
明すると、支柱である所定長のH鋼を所定間隔で環状に
立設させた後、隣り合うH鋼の間にプレキャストコンク
リートパネルを所定段嵌着させる。そして、隣り合うH
鋼同士を連結するとともに、各H鋼の上側に次のH鋼を
それぞれ接続し、隣り合うH鋼の間にプレキャストコン
クリートパネルを所定段嵌着させる。この手順を繰り返
すことにより、煙突の外筒を建設する。
側に昇降用の階段と、作業場になるとともに、内筒を支
持するステージとは外筒を建設しながら取り付け、内筒
は外筒内に順次積み重ねて連結し、ステージに取り付け
た支持体で支持される。そして、後者の場合、H鋼とプ
レキャストコンクリートパネルとの間に充填材としての
グラウトを充填したり、段積みしたプレキャストコンク
リートパネルの間に目地詰め材としてのグラウトを詰め
る。
造物建設方法の前者の場合、コンクリートを打設しなが
ら外筒を建設するので、工期が長くなる。また、固設対
象物である階段、ステージは外筒を建設しながら取り付
けるので、階段およびステージの取り付けは高所での作
業になるなどの問題があった。
の場合、隣り合うH鋼の間にプレキャストコンクリート
パネルを環状に嵌着させるので、1段のプレキャストコ
ンクリートパネルの嵌着に時間がかかるため、やはり工
期が長くなる。また、固設対象物である階段、ステージ
は外筒を建設しながら取り付けるので、階段およびステ
ージの取り付けは高所での作業になるなどの問題があっ
た。
するためになされたもので、工期を短くすることがで
き、周壁部材に必要に応じた固設対象物を地上で取り付
けることにより、高所での作業を少なくして安全性を確
保することのできる塔状構造物建設方法を提供するもの
である。
設方法は、所定の高さを有するコンクリート製の中空筒
状の周壁部材に周方向へ、周壁部材の軸方向へ貫通させ
て設けた所定数の挿通孔に対応する各鋼棒に次の鋼棒を
連結する連結工程と、周壁部材を吊り上げ、各挿通孔へ
鋼棒を挿通させて周壁部材を複数段段積みし、最上段の
周壁部材から各鋼棒を所定長突出させる段積み工程と、
各挿通孔に充填材を充填するとともに、段積みした周壁
部材の間に目地詰め材を詰める処理工程とからなり、連
結工程、段積み工程および処理工程を繰り返して塔状構
造物を建設する方法である。なお、吊り上げる前の周壁
部材に必要に応じた固設対象物階段を取り付けるのが望
ましい。
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
塔状構造物を建設する基礎コンクリートの説明図であ
る。図1において、1は基礎コンクリート、2は基礎鋼
棒を示し、この基礎鋼棒2は、カプラ3を用いて次の鋼
棒4を接続できるように基礎コンクリート1から所定長
突出させられ、後述する周壁部材5に設けた挿通孔9に
対応させて環状に配設されている。
じが設けられている。そして、カプラ3には各鋼棒2,
4の雄ねじに螺合する貫通した雌ねじ孔が設けられ、上
側となる雌ねじ孔の上側は、鋼棒4を雌ねじ孔へ案内で
きるように上側へ拡開する漏斗状になっている。また、
鋼棒4には、上端部分および下端部分に雄ねじが設けら
れている。
示す平面図、斜視図、および図2(a)のX−X線によ
る一部を省略した拡大断面図である。図2において、5
はコンクリート製の周壁部材を示し、所定の高さを有し
た中空筒状で、軸方向へ略2つに分割したプレキャスト
コンクリート版である周壁分割部材6を、建設現場で鉄
筋を配設してコンクリートを打設した接合部分6aで円
環状に接続したものである。
接合部分6aを避けて90度分割で4つ設けられてい
る。なお、嵌合凹部7は、最下段の周壁部材5に設けら
れていない。8は嵌合凸部を示し、周壁部材5の上側に
接合部分6aを避けて嵌合凹部7と同じ位置に対応させ
て90度分割で4つ設けられている。
向へ、周壁分割部材6の軸方向へ貫通させて所定数設け
られている。そして、挿通孔9は、下端から所定長がカ
プラ3を挿入できる径の孔とされ、その上側が鋼棒4を
挿入できる径の孔とされ、両孔を接続する面が上方へ窄
む漏斗状の案内面になっている。さらに、挿通孔9の上
端部分に、後述するように、支持金具13、ナット14
を収容する凹部10が設けられている。
6を接合した接合部分6aを90度移動させた周壁部材
5の位置に設けられていない。また、凹部10は、1日
で段積みする最上段に位置する周壁部材5以外に設けな
くてもよい。
周面から下面へ貫通するように設けられ、目地詰め材と
しての無収縮性のグラウト、例えばセメント40kg、
水16.8kg、混和剤0.4kgからなるグラウトを
充填するためのものであり、円周方向へ所定数設けられ
ている。12は充填孔を示し、周壁分割部材6に外周面
から挿通孔9へ貫通するように、下側に設けられ、充填
材としての無収縮性のグラウトを充填するためのもので
あり、円周方向へ挿通孔9に対応させて設けられてい
る。この充填孔12は、1日で段積みする最下段に位置
する周壁部材5以外に設けなくてもよい。
にフランジを設けた形状で、周壁分割部材6の外側に開
放するように周壁分割部材6の上側および下側に円周方
向へ所定数埋め込まれ、足場を取り付けるために設けら
れている。16は埋込ナットを示し、スリーブの外周に
フランジを設けた形状で、周壁分割部材6の内側に開放
するように周壁分割部材6の上側および下側に所定数埋
め込まれ、下の周壁部材5と、上の周壁部材5とに後述
する階段部材23A,23Bをジグザグに固設すること
ができるように設けられている。
プレート18と、このプレート18の一面に溶接された
複数のアンカー19とで構成され、プレート18が周壁
分割部材6の内側に露出するようにアンカー19が周壁
分割部材6の上側に円周方向へ所定数埋め込まれ、後述
するステージ33を固設するために設けられている。な
お、取付プレート部材17は、ステージ33を固設する
周壁部材5のみに設けられている。
態の説明図、図4は周壁部材に階段部材を固設した状態
の説明図である。図3または図4において、21は足場
部材を示し、埋込ナット15に螺合させたボルトで周壁
部材5の外側に取り付けられるもので、例えば円周方向
へ3m〜4mの長さで複数に分割されている。23A,
23Bは固設対象物である手摺り付きの階段部材を示
し、埋込ナット16に螺合するさせたボルトで周壁部材
5の内側に取り付けられるもので、下側の周壁部材5に
階段部材23Aが取り付けられると、その上の周壁部材
5に階段部材23Bが取り付けられる。
程図および部分詳細拡大断面図である。図5〜図8にお
いて、22は安全ネットを示し、足場部材21の外側に
張り巡らすものである。24はリングパッキン、25は
パッキン、26は目地型枠を示し、この目地型枠26に
は、周壁部材5の外周に接触するパッキン27が設けら
れるとともに、グラウトの注入とエアー抜きのための注
入・排出孔28が設けられている。そして、目地型枠2
6は、円周方向に複数に分割され、図示を省略した埋込
ナットに螺合するボルトによって上下の周壁部材5に取
り付けられる。
円筒の塔状構造物を建設する方法について説明する。ま
ず、図1に示すように、基礎コンクリート1を打設す
る。そして、基礎コンクリート1に配設した各基礎鋼棒
2にカプラ3を螺合させた後、各カプラ3に鋼棒4を螺
合させることにより、鋼棒4を連結する。この鋼棒4
は、周壁部材5を4段〜5段積んだ状態で、最上段の周
壁部材5から次の鋼棒4を連結できる長さが突出する長
さとされている。
た周壁分割部材6を、図2(a),(b)に示すよう
に、建設現場で2つずつ接続して1日で段積みする数、
例えば4段〜5段の周壁部材5として養生させる。この
ように順次段積みする数の周壁部材5を、段積みする前
に用意する。そして、埋込ナット15,16にボルトを
螺合させることにより、図3および図4に示すように、
足場部材21を取り付けて足場を設け、階段部材23A
または階段部材23Bを取り付けるとともに、周壁部材
5の上面の各挿通孔9の回りにリングパッキン24を取
り付け、周壁部材5の内周に周回させてパッキン25を
取り付ける。
壁部材5に設けられた図示を省略した吊り上げ部、治具
を利用して順次クレーンで吊り上げて各挿通孔9へ鋼棒
4を挿通し、図5に示すように、段積みして足場部材2
1の回りに安全ネット22を順次張る。なお、最下段の
周壁部材5を基礎コンクリート1に段積みする前に、基
礎コンクリート1の上にもリングパッキン24およびパ
ッキン25を配設する。この段積みの際、周壁分割部材
6の接合部分6aが上下に連続しないように、周壁分割
部材6の接合部分6aを90度ずつずらし、足場に乗っ
た作業員は、下の段の嵌合凸部8が上の段の嵌合凹部7
に嵌合するように位置合わせをする。
を段積みし、図2(c)または図5に示すように、最上
段の周壁部材5の各凹部10に、鋼棒4を挿通した支持
金具13を位置させて鋼棒4にナット14を螺合させた
後、各鋼棒4にカプラ3を用いて次の鋼棒4を接続し、
上下に位置する階段部材23A,23B同士をボルト、
ナットなどを利用して連結する。次に、段積みした全て
の目地の部分に、図6および図7に示すように、目地型
枠26を配設し、充填孔11,12からグラウトを圧入
して上下の周壁部材5の間、挿入孔9に充填し、グラウ
トを養生させる。
に、2つの周壁分割部材6を前述したように連結して次
に段積みする数の周壁部材5を製造する。そして、グラ
ウトおよび周壁部材5の養生が終えたら、油圧ジャッキ
などを利用し、中心に対して対称位置に位置する鋼棒4
を順次緊張してナット14を締め直した後、前述の工程
を順次繰り返すことにより、塔状構造物を順次伸長させ
る。
型枠26から順次取り外し、持ち上げて段積みした周壁
部材5の目地の部分に順次取り付けるか、足場部材21
の上に乗せる。また、足場部材21も、目地型枠26と
同様に、一番下の足場部材21から順次取り外し、持ち
上げて段積みした周壁部材5に順次取り付ける。この目
地型枠26の移動と、足場部材21の移動とは、同じ周
壁部材5に対するものであれば、先に目地型枠26を移
動させる。このとき、安全ネット22も上方へ順次移動
させる。
積みして鋼棒4の緊張を終えたらば、通常の型枠を使用
して最上段の周壁部材5の上にコンクリートを打設して
仕上げ処理をすると、図8に示すように、塔状構造物と
しての煙突の外筒を建設することができる。
を取り付けた状態を示す平面図、および部分拡大断面図
である。図9において、31は支持材としてのH鋼を示
し、軸が水平方向または垂直方向となるようにプレート
18に溶接されている。32は差し渡し材としてのH鋼
を示し、向かい合うH鋼31に差し渡らせられ、両端が
それぞれのH鋼31に溶接されている。そして、H鋼3
2には、上端が同一平面を形成するように、他のH鋼が
溶接されている。
し、H鋼32と、このH鋼32に溶接されたH鋼との上
に配設され、階段部材23A,23Bの部分が除かれ、
後述する内筒部材41が挿通される円形の孔34が2つ
設けられている。35は支持部材を示し、孔34の周縁
のステージ33に90度の間隔で4つ取り付けられ、外
筒が変位した場合、外筒に対して内筒が自由に変位でき
るように内筒を支持するものである。なお、最下段とな
るステージ33には、内筒部材41を立ち上げるため、
孔34が設けられていない。
視図である。図10において、41は内筒部材を示し、
上下が開放した円筒状で、上下の外周にフランジ42が
設けられている。なお、最下段の内筒部材41は下側が
閉塞され、下側の周面に点検、清掃、サンプリング用の
開口、この開口を開閉できる扉が設けられている。そし
て、ステージ33の部分に配設される内筒部材41のス
テージ33の上側に位置する部分にも、点検、清掃、サ
ンプリング用の開口、この開口を開閉できる扉が設けら
れている。また、最上段の内筒部材41は、上側にフラ
ンジ42を設けず、上方へ窄むように構成されている。
面図に相当する説明図である。
設について説明する。前述したように、ステージ33を
設けない周壁部材5を基礎コンクリート1の上に所定数
段積みした後、図11に示すように、ステージ33を取
り付けた周壁部材5を段積みする。そして、内筒部材4
1の最下段をステージ33上に配設する。次に、ステー
ジ33を設けない円筒部材5を所定数段積みした後、ス
テージ33を取り付けた円筒部材5を段積みする。
ね、フランジ42の部分で上下の内筒部材41をボル
ト、ナットなどを利用して連結した後、内面より連結部
分をシール溶接するとともに、孔34の上方から内筒部
材41を挿入して同様に連結し、支持部材35をステー
ジ33に取り付けて内筒部材41を支持する。以後は、
同様な手順で積み重ねた後、上方へ窄むように構成され
た内筒部材41を最上段に連結することにより、図11
に示すように、外筒内に内筒を建設することができる。
する場合、上下のフランジ42の間にパッキンを介在さ
せ、上下の内筒部材41をボルト、ナットなどを利用し
て連結してもよい。
ある。図12において、Hは外筒に形成された出入口と
しての開口を示す。4Aは鋼棒を示し、雄ねじが設けら
れた上端部分を所定長突出させて後述する周壁部材5B
に配設されるものである。4Bは鋼棒を示し、上下に雄
ねじが設けられている。5A,5Bは周壁部材を示し、
周壁部材5と同様に構成されるとともに、開口Hを形成
するための切欠部分が設けられている。13Aは支持金
具を示し、鋼棒4Aの下端に固定され、周壁部材5Bに
埋設されるものである。
する。まず、基礎コンクリート1を打設する際、図12
に示すように、開口Hを形成する部分に基礎鋼棒2を配
列せずに、開口Hを形成するための切欠部分が設けられ
た周壁部材5A,5Bを基礎コンクリート1の上に段積
みする。そして、周壁部材5Bに配設された各鋼棒4A
にカプラ3を螺合させ、このカプラ3に各鋼棒4Bを螺
合させる。このように、鋼棒4Aに鋼棒4Bを接続する
と、各鋼棒4Bの上端は他の鋼棒4の上端と同一の高さ
になるようになっている。以後は、前述したように、周
壁部材5を段積みする。
説明図である。図13において、Wは外筒に形成された
開口煙道用の開口を示す。4Cは鋼棒を示し、上下に雄
ねじが設けられ、後述する周壁部材5Cを段積みする部
分に配設されるものである。4Dは鋼棒を示し、雄ねじ
が設けられた上端部分を所定長突出させて後述する周壁
部材5Dに配設されるものである。4Eは鋼棒を示し、
上下に雄ねじが設けられている。
と同様に構成されるとともに、開口Wを形成するための
切欠部分が設けられている。そして、周壁部材5Cの鋼
棒4Cに対応する部分には、開口Wの下端に開放するよ
うに、凹部10を有する挿通孔9Aが設けられている。
明する。まず、開口Wを形成するために鋼棒4に連結し
た鋼棒4Cに対する最上段となる部分に周壁部材5Cを
段積みした後、さらに周壁部材5Dを段積みする。そし
て、周壁部材5Dに配設された各鋼棒4Dにカプラ3を
螺合させ、このカプラ3に各鋼棒4Eを螺合させる。こ
のように、鋼棒4Dに鋼棒4Eを接続すると、各鋼棒4
Eの上端は他の鋼棒4の上端と同一の高さになるように
なっている。以後は、前述したように、周壁部材5を段
積みする。また、周壁部材5Cの開口Wに開放する各凹
部10内に、支持金具31を挿入した後、鋼棒4Cにナ
ット14を螺合させ、緊張を行う。
よれば、工場で製造したプレキャストコンクリート版で
ある周壁分割部材6を建設現場で接続することにより、
周壁部材5,5A〜5Dを構成するので、段積みする周
壁部材5,5A〜5Dが速く製造できるため、工期を短
くすることができる。そして、周壁分割部材6は工場で
製造できるので、品質の一定したものが製造できるた
め、品質のよい塔状構造物を建設することができる。
物である階段部材23A,23B、ステージ33を周壁
部材5,5A〜5Dに必要に応じて地上で取り付けるの
で、高所での作業が簡素化し、少なくなるため、安全性
を確保することができるとともに、塔状構造物を建設す
る職人の高齢化、減少に対応することができる。
材6を連結して周壁部材5,5A〜5Dとする例で説明
したが、分割は2つの他、3つでも、4つでも、周壁部
材の大きさに応じて分割してもよい。また、道路事情が
よくて大きな直径の周壁部材が運搬できたり、小さな直
径の周壁部材であれば、周壁部材を単体のプレキャスト
コンクリート版としてもよいことは言うまでもない。
コンクリート版にすると、現場で周壁分割部材を接続し
なくて済むので、さらに工期を短くすることができると
ともに、現場での作業をさらに少なくすることができ
る。さらに、塔状構造物を円環状の構造物として説明し
たが、環状であれば、例えば三角形以上の多角形などで
あってもよい。このように塔状構造物を円環状以外の形
状にする場合、周壁部材または周壁分割部材を工場で製
造できるので、外筒の形状の多様化に対応することがで
きる。
下に設け、嵌合凸部8を上に設けたが、嵌合凹部7およ
び嵌合凸部8を設ける位置を上下反転させてもよい。ま
た、接合部分6aに挿通孔9を設けない例で説明した
が、接合部分6aに挿通孔9などを設けてもよい。そし
て、リングパッキン24を配設し、充填孔12からグラ
ウトを圧入する例で説明したが、リングパッキン24を
省略し、充填孔11から挿通孔9,9Aへグラウトを圧
入してもよい。また、埋込ナット15の穴、目地型枠2
6を取り付ける埋込ナット15の穴などは、利用し終え
たらば、埋めるのが望ましい。
A〜5Dに地上で足場部材21を取り付けない例で説明
したが、全ての周壁部材5,5A〜5Dに足場部材21
を取り付けてもよい。そして、鋼棒4の緊張を鋼棒4の
連結後に行ったが、鋼棒4を連結する前に鋼棒4の緊張
を行ってもよい。
で製造したプレキャストコンクリート版である周壁部材
を段積みして塔状構造物を建設するので、周壁部材が速
く製造できるため、工期を短くすることができる。そし
て、周壁部材は工場で製造できるので、品質の一定した
ものが製造できるため、品質のよい塔状構造物を建設す
ることができる。
物を周壁部材に必要に応じて地上で取り付けるので、高
所での作業が簡素化し、少なくなるため、安全性を確保
することができるとともに、塔状構造物を建設する職人
の高齢化、減少に対応することができる。
する基礎コンクリートの説明図である。
図、斜視図、および図2(a)のX−X線による一部を
省略した拡大断面図である。
である。
ある。
けた状態を示す平面図、および部分拡大断面図である。
る。
する説明図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の高さを有するコンクリート製の中
空筒状の周壁部材に周方向へ、前記周壁部材の軸方向へ
貫通させて設けた所定数の挿通孔に対応する各鋼棒に次
の鋼棒を連結する連結工程と、 前記周壁部材を吊り上げ、前記各挿通孔へ前記鋼棒を挿
通させて前記周壁部材を複数段段積みし、最上段の前記
周壁部材から前記各鋼棒を所定長突出させる段積み工程
と、 前記各挿通孔に充填材を充填するとともに、段積みした
前記周壁部材の間に目地詰め材を詰める処理工程とから
なり、 前記連結工程、前記段積み工程および前記処理工程を繰
り返して塔状構造物を建設する、 ことを特徴とする塔状構造物建設方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の塔状構造物建設方法に
おいて、 吊り上げる前の前記周壁部材に必要に応じた固設対象物
を取り付ける、 ことを特徴とする塔状構造物建設方法。
Priority Applications (1)
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JP9337344A JP3044459B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 塔状構造物建設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9337344A JP3044459B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 塔状構造物建設方法 |
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JPH11172964A JPH11172964A (ja) | 1999-06-29 |
JP3044459B2 true JP3044459B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=18307753
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP9337344A Expired - Lifetime JP3044459B2 (ja) | 1997-12-08 | 1997-12-08 | 塔状構造物建設方法 |
Country Status (1)
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