JPH084196A - 建物用パネル - Google Patents

建物用パネル

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JPH084196A
JPH084196A JP6143507A JP14350794A JPH084196A JP H084196 A JPH084196 A JP H084196A JP 6143507 A JP6143507 A JP 6143507A JP 14350794 A JP14350794 A JP 14350794A JP H084196 A JPH084196 A JP H084196A
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JP
Japan
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panel
building
floor
wall panel
wall
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JP6143507A
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English (en)
Inventor
Kuniomi Suzuki
邦臣 鈴木
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の外側に居室等の突出空間を容易に形成
することができ且つ前記突出空間の形成を安全になし得
る建物パネルを得る。 【構成】 薄肉コンクリート板11の上面にオムニアト
ラス12のラチス筋上部とトップ筋とを露出してなるオ
ムニア板13により床パネル10を構成し、この床パネ
ル10の一側にプレキャストコンクリート部材21から
なる壁パネル20の下端を一体に結合して建物用パネル
Dを断面鉤型にした。床パネル10はPCa板により構
成してもよく、また壁パネル20は、形鋼で補強されて
その形鋼の一部が薄肉コンクリート板の表面に露出され
た形鋼補強PCaコンクリート部材により構成してもよ
い。さらに、前記壁パネル20と同一の部材からなる別
の壁パネルを前記壁パネルと前記床パネルに一体に結合
して、全体として相互に直角に結合された3面のパネル
により建物用パネルを構成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建物用パネルに関し、
特に建物の最外周梁や最外周柱より外側に居室やバルコ
ニー等の突出空間を形成するためのパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】建物の最外周梁や最外周壁より外側に居
室やバルコニー等の突出空間を形成するためには、その
突出空間の床と壁との型枠を構築した後にコンクリート
を打設することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該階
の突出空間の床と、その壁との型枠を構築した後にコン
クリートを現場打ちしていたために、型枠の配置及び支
持,鉄筋の配置,コンクリートの打設等の作業が必要に
なり、かなりの手間を要するという欠点がある。特に、
壁の外側に足場や支保工が必要となるため、そのための
空間が必要になるとともにそのための材料と組立及び撤
去の手間を必要とする。また、近年多用されているプレ
キャストコンクリートパネルを使用して、前記の上下の
床や壁を構築することもできるが、特にこのパネルによ
り壁を構築する場合には、パネルの重心位置が壁の厚み
の中央に位置するために建物の内外方向に不安定で外側
に倒れる可能性も高いために、パネルを建て込んでから
壁が完成するまでの間に、パネルの転倒を防止する支持
手段の規模が大きく且つ種類や数が多くなることが余儀
なくされるという不具合がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、建物の外側に
居室等の突出空間を容易に形成することができる建物パ
ネルを提供することにあり、またこの発明の目的は、前
記突出空間の形成を安全になし得る建物パネルを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の建物用
パネルは、鉄骨及び鉄筋の少なくともいずれかにより補
強されてなるプレキャストコンクリート部材(以下『P
Ca板』という)により床パネルを構成し、この床パネ
ルの一側に、同じくPCa板からなる壁パネルの下端を
一体に結合して断面鉤型にしたものである。
【0006】また、請求項2に記載の建物用パネルは、
PCa板により床パネルを構成し、この床パネルの一側
に、薄肉コンクリート板の内側表面にオムニアトラスの
ラチス筋上部とトップ筋と露出してなる薄肉プレキャス
トコンクリート型枠部材(以下『オムニア板』という)
により構成した壁パネルの下端を一体に結合して断面鉤
型にしたものである。
【0007】また、請求項3に記載の建物用パネルは、
PCa板により床パネルを構成し、この床パネルの一側
に、形鋼で補強されてその形鋼の一部が薄肉コンクリー
ト板の内側表面に露出された形鋼補強プレキャストコン
クリート部材(以下『形鋼PCa板』という)からなる
壁パネルの下端を一体に結合して断面鉤型にしたもので
ある。
【0008】また、請求項4に記載の建物用パネルは、
オムニア板により床パネルを構成し、この床パネルの一
側に、PCa板からなる壁パネルの下端を一体に結合し
て断面鉤型にしたものである。また、請求項5に記載の
建物用パネルは、オムニア板により床パネルを構成し、
この床パネルの一側に、形鋼PCa板からなる壁パネル
の下端を一体に結合して断面鉤型にしたものである。
【0009】さらに、請求項6に記載の建物用パネル
は、前記各建物用パネルにおいて、前記壁パネルと同一
の部材からなる別の壁パネルの側縁を前記壁パネルの側
縁に一体に結合するとともに、当該別の壁パネルの下端
を前記床パネルの他の側縁に一体に結合して、全体とし
て相互に結合された3面のパネルにより構成したもので
ある。
【0010】なお、これらは、床パネルとしてPCa
板,オムニア板の中から選択したものと、壁パネルとし
てPCa板,オムニア板,形鋼PCa板の中から選択し
たものとを組み合わせて建物用パネルを構成したもので
あるから、かかる範囲において床パネルと壁パネルの前
記組み合わせ以外の組み合わせを採用することも可能で
ある。いずれの場合も、床パネルと壁パネルとの間には
内部に建物用パネルの断面形状に対応した補強筋を介在
させておくものとして床及び壁パネルの一体性を強固に
しておくものとする。
【0011】ここで、床パネルにPCa板を採用した場
合には、床パネルにおける壁パネルから遠い側の端面か
ら床定着筋を突出させておくと好適である。また、前記
各建物用パネルは、典型的には床パネルと壁パネルとは
直角に結合され且つ一体成型されたものであるが、前記
角度については鋭角又は鈍角のものをも含むものとす
る。
【0012】またさらに上記いずれの壁パネルにも窓を
開口することができるし、床パネル又は壁パネルを構成
するPCa板の側縁にはコッタその他の継手を構成して
おくと好適である。また、壁パネルの上下両端には、上
下の各建物用パネルを結合するための金物を設置してお
けばよいし、さらに壁パネルの上端には差し筋を突設し
ておくとともに壁パネルの下端には前記差し筋を受け入
れるスリーブ(例えばスプライススリーブ)を設けてお
くと好適である。
【0013】
【作用】請求項1の、床パネルと壁パネルの両方をPC
a板により構成した建物用パネルを用いて、建物の外周
梁より外側に居室等の突出空間を形成する場合には、床
パネルの先端から床定着筋を突出させておいて、この定
着筋を建物外周の梁型枠やそれより建物内側の床型枠の
上に配置し、梁型枠や床型枠にコンクリートを打設する
ことによって床パネルを建物の梁や床に定着させる。前
記突出空間を、建物の上下の階にわたって夫々構築する
場合には、建物の下層階から上層階への構築手順に並行
して下の階の突出空間から上に順に構築するものとし、
最下の階の突出空間を形成する建物用パネルは、建物か
らの支持を強固にするために、前記床定着筋による定着
の他に、建物外側に跳ね出し固定した支持部材等により
荷重を支持するものとする。またその上の階の突出空間
は、建物用パネルの床パネルを前記同様に建物の外周梁
等に定着する一方、壁パネルの下端を下の階の建物用パ
ネルの壁パネルの上端に連結させて構築する。
【0014】また、隣り合う建物用パネルどうしの接合
はコッタ等の継手により連結するものとし、目地は必要
に応じてモルタル等の充填材により塞ぐ。以上の各作業
は壁パネルより内側において行うことができ、外部の足
場や支保工を必要とすることはない。かかる建物用パネ
ルの建て込みは、壁パネルより床パネルが建物内側に位
置するために、建物パネル全体としては重心が壁パネル
より建物側にあるから、建物用パネルが外側に倒れるお
それはなくなり、且つ内側には床パネルがあるために倒
れるおそれはない。したがって建物パネルの前記サポー
ト等の支持具は上下方向のみの支持で足りるため簡易な
もので済む。
【0015】請求項2の、オムニア板により構成された
壁パネルの下端にPCa板からなる床パネルを一体に結
合した建物用パネルは、請求項1に記載したように建物
用パネルを建て込んだ後に、壁パネルの内側表面に所定
間隔をおいて型枠を立設し、この型枠を内側型枠とし且
つオムニア板を外側型枠として、両者間にコンクリート
を打設する。ここで、隣接する建物用パネルがある場合
には、全建物用パネルを建て込んだ後に、各壁パネル間
に定着筋を架設したうえ各パネルに対して前記内側型枠
を立設して、一連の作業により各パネルのための前記コ
ンクリートを打設すればよい。これにより前記定着筋が
隣接壁パネルを連結することになる。他の作用は請求項
1の建物用パネルと同一である。
【0016】請求項3の、形鋼PCa板により構成され
た壁パネルの下端にPCa板からなる床パネルを一体に
結合した建物用パネルは、請求項1に記載したように建
物用パネルを建て込んだ後に、隣接する建物用パネルが
ある場合には、隣り合う壁パネルの側縁近くの露出した
形鋼どうしをボルトナット等の固着手段により連結する
ことによって隣合う壁パネルどうしを接合することがで
きる。他の作用については請求項1の建物用パネルと同
一である。
【0017】請求項4の、PCa板により構成された壁
パネルの下端にオムニア板からなる床パネルを一体に結
合した建物用パネルは、床パネルを建物の梁や床に定着
させる手段と、床パネル上にコンクリートを現場打ちす
る点とが相違する。すなわち、床パネルと建物の梁型枠
又は床型枠との間に床定着筋を架設したうえ、床パネル
をなすオムニア板上面と前記型枠にコンクリートを打設
して、当該階の床及び梁とその外側の張出居室の床とを
一体に形成する。また、隣接する建物用パネルの間にあ
っては、床パネルどうしの間に定着筋を架設した後に前
記のコンクリート打設を行う。これにより隣接する床パ
ネルどうしの間も定着される。他の作用については請求
項1の建物用パネルと同一である。
【0018】請求項5の、形鋼PCa板により構成され
た壁パネルの下端に、オムニア板により構成された床パ
ネルを一体に結合した建物用パネルは、床パネルについ
ては請求項4の建物用パネルと同一の作用であり、また
壁パネルについては請求項3の建物用パネルと同一であ
り、他の作用については請求項1の建物用パネルと同一
である。
【0019】請求項6の、前記請求項1ないし請求項5
に記載の建物用パネルを用いて突出空間を形成する場合
に、その突出空間の側端を形成する建物用パネルであ
る。すなわち、突出空間が居室である場合には、建物か
ら外部を見て居室の右端と左端の角部を形成するのがこ
の建物用パネルである。この場合、建物の外壁と平行を
なす壁パネルは、隣の建物用パネルの壁パネルと、前記
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載した手段によ
って連結するものとし、また床パネルも隣の建物用パネ
ルの床パネル及び梁型枠等と、前記各請求項のいずれか
に記載した手段により連結する。また建物の外壁と接す
る位置の壁パネルの建物側の端面は建物外壁に接続す
る。
【0020】
【実施例】図1〜図3はこの発明の第1の実施例を示す
図であり、請求項1に記載した建物用パネルに相当す
る。この建物用パネルAは、床パネル10の一側に壁パ
ネル20の下端を一体に結合して断面鉤型にしたもので
あり、床パネル10と壁パネル20とは、内蔵鉄筋によ
り補強された厚み約130〜200mmのPCaコンク
リート板30,21からなり、両パネル10,20は成
型時に一体成型されたものである。この一体成型の意味
は両パネル10,20を同時に成型することは勿論含む
が、一方のパネルを成型の後に、これと一体に連続させ
て他方のパネルを成型することも含むことは勿論であ
る。
【0021】壁パネル20の上端には差し筋26が複数
突設されるとともに、これらに沿う位置にL型の連結金
物22が固定されて、別の建物用パネルAを上に連結す
る際の継手をなしている。また壁パネル20と床パネル
10との両側にはコッタ23,14が形成されて、別の
建物用パネルAを隣に連結する際の継手を構成してい
る。さらに壁パネル20の下端にはスリーブ24が埋設
されていて、別の建物用パネルAの上にこの建物用パネ
ルAを連結する際には、別の建物用パネルAに突設され
た前記差し筋26と同じ差し筋をスリーブ24内に挿入
してグラウト材により固着するようになっている。この
ように建物用パネルAを上下に連結する際には前記連結
金物22によって上下の建物用パネルAを仮止めする。
連結金物22による上下のパネルAの連結は仮止めでな
く本止めであっても勿論よい。25は壁パネル20に設
けられた窓用の開口部である。また床パネル10の建物
側の端面から定着筋15を突設しておき、床パネル10
を建物側に固定するために使用する。
【0022】かかる建物用パネルAを用いて建物の外周
梁の外側に突出空間としての居室を形成する場合の手順
を主として図3を用いて次に説明する。図3では、基礎
40とその上に構築される1階の内側スラブ41とか
ら一体に支持部材42が跳ね出して構築されていて、1
階にはすでに建物用パネルAが支持部材42に支持さ
れ且つ基礎40と内側スラブ41に床パネル10が一体
に連結されて建て込まれ、これによって1階の外周梁
の外側に居室が形成されている。
【0023】2階の施工は、まず1階の建物パネル
Aの上に同一の建物パネルAを吊り込んで行う。このと
き2階の建物パネルAにおける壁パネル20下端のス
リーブ24を、1階の建物パネルAにおける壁パネル
20上端から突出している差し筋26に外嵌させ且つ1
階の建物パネルAの壁パネル20上端に取付けられた連
結金物22により2階の建物パネルAを連結する。ま
た、2階の建物パネルAには床パネル10の下に垂直
サポート47を当ててこれを支持している。パネルAは
重心が壁パネル20よりも建物内部側にあるから外側方
向に倒れるおそれがなく、したがって下から支持するの
みで足りる。
【0024】また2階の内側スラブを構築するための
床型枠48と外周梁を構築するための梁型枠49とを形
成し、梁型枠49を垂直サポート50により支持する。
そして、梁型枠49上から床型枠48に至って、床パネ
ル10の定着筋15を配設し、さらに図示しないが梁筋
と床筋とを設置し、この状態において梁型枠49内と床
型枠48上とにコンクリートを打設する。このコンクリ
ートの硬化後に前記サポート47,50及び型枠48,
49を撤去することによって2階の建物パネルAの建
て込み工事は終了するが、連結金物22を仮止めとして
使用する場合には、工事終了に伴いこの連結金物22も
撤去する。
【0025】なお、複数の建物パネルAが同一の階に並
設される場合には、隣り合う建物パネルA間の連結も行
う。このときには、両パネルAの各コッタ14,23の
凹部中に固定された各鉄棒間に鉄棒で形成されるフック
を係合したうえ、前記凹部中にコンクリート又はモルタ
ルを充填することにより床パネル10どうし及び壁パネ
ル20どうしを連結する。
【0026】かくして、建物用パネルAは、床パネル1
0が当該階の内側スラブ41等に固定され、壁パネル2
0が直上階の建物用パネルAの床パネル10を介して直
上階の外周梁や内側スラブに固定されるから、これによ
り形成される突出空間は堅牢なものとなる。以上を繰り
返して、建物の内側スラブと外周梁の施工と並行して突
出空間を下層階から上層階へ順次形成することができ
る。
【0027】図4は第1実施例の変形例であり、窓用の
開口25に縁25aを設けて出窓を形成したものであ
り、また図5は第1実施例の別の変形例であり、壁パネ
ル20を傾斜させて床パネル10との角度を鋭角とした
ものである。これらの図に記載されるように連結金物2
2は床パネル10の下面に設けてもよい。図6は第1の
実施例のさらに別の変形例であり、また請求項6の建物
パネルに相当する。この建物パネルAaは、図1,図2
に示した建物パネルAに、PCaコンクリート板21か
らなる第2の壁パネル20aを一体成型したものであ
る。
【0028】第2の壁パネル20aには、前記壁パネル
20のような開口部25は形成されず、また壁パネル2
0から遠い側の側部にはコッタ23は形成されていない
が、これらを形成してもよい。また連結金物22,スリ
ーブ24,差し筋26については図示の通りに設けられ
ている。かくしてこの建物パネルAaは相互に直角をな
す3枚のパネル10,20,20aにより一体に構成さ
れていて、図3のように形成した居室の、図3における
紙面に直角方向の端部、すなわち建物内部から見て居室
の左の端部を形成するための建物パネルとなる。よっ
て、第2の壁パネル20aにおける壁パネル20から遠
い側の側部は、建物の外壁又は柱に接合されるものであ
る。なお、図示は省略するが、開口部25を中心として
左右対称位置、すなわち第2の壁パネル20aを壁パネ
ル20の反対側の側部に連続させた場合にも、請求項6
の建物パネルを構成することができ、この場合には、建
物内部から見て居室の右の端部を形成するための建物パ
ネルとすることができる。他の点においては図1の建物
パネルAと同一である。
【0029】図7,図8は第2の実施例を示し、請求項
2に記載の建物パネルに相当しており、この建物パネル
Bは、図1〜図3に示した前記第1の実施例の建物パネ
ルAとは床パネル10が同一であり、また壁パネル20
をオムニア板13により構成した点において相違する。
よって、この実施例では壁パネル20について詳細に説
明する。
【0030】壁パネル20は、特に図8に示すように、
PCa薄肉コンクリート板11の内側表面にオムニアト
ラス12のラチス筋上部とトップ筋とを露出して形成さ
れたオムニア板13からなり、これの下端において床パ
ネル10が一体に連続している。オムニア板13はPC
a薄肉コンクリート板11の厚みが約60mm,その表
面からオムニアトラス12の突出寸法が約100mmと
なっておいるが、かかる厚み寸法は一例であるから、壁
パネル20の厚みがこれに限定されるものではない。
【0031】かかる建物用パネルBは、前記第1実施例
の建物用パネルAと大体同じ方法により建物に建て込ま
れるが、図9では3階の内側スラブ41と外周梁44
とこれらと一体の建物用パネルBとの施工が終了し、4
階の施工中の状態が示されている。ここでは、3階
に建て込まれた建物用パネルBの壁パネル20内側表面
に場所打ちのコンクリートが打設され硬化した状態にあ
り、その上に4階のための建物用パネルBが載置さ
れ、垂直サポート47によってこれが支持され、且つ壁
パネル20の内側表面に、図では省略しているが壁筋を
設置し、所定のかぶりの分の隙間をおいて型枠53が配
置されている。また4階の建物用パネルBのスリーブ
24には、3階の建物用パネルBのオムニア板13にお
けるオムニアトラス12に連続させて配置して、そのオ
ムニア板13上面から上に突出させた差し筋が、4階
の建物用パネルBの建て込み時に挿入されている。
【0032】ここで、4階の内側スラブを構築するた
めの床型枠48と外周梁を構築するための梁型枠49と
を形成し、梁型枠49を垂直サポート50により支持す
る。そして、梁型枠49上から床型枠48に至って、床
パネル10の定着筋15を配設し、さらに図示していな
いが梁筋と床筋を配置し、この状態において梁型枠49
内と床型枠48上と型枠53内とにコンクリートを打設
する。このコンクリートの硬化後に前記サポート47,
50及び型枠48,49,53を撤去することによって
4階の建物パネルBの建て込み工事は終了する。ここ
で、第1実施例で用いた連結金物22を仮止めとして使
用する場合には、工事終了に伴いこの連結金物22も撤
去する。なお、型枠53内へのコンクリート打設によ
り、そのセメントモルタルがスリーブ24内にも流下し
て硬化するため、前記差し筋を介して3階及び4階
の建物用パネルBが相互に連結される。他の点について
は第1実施例と同一である。
【0033】図10,図11は第3実施例を示し、請求
項3に記載の建物パネルに相当しており、この建物パネ
ルCは、図1〜図3に示した前記第1の実施例の建物パ
ネルAとは床パネル10が同一であり、また壁パネル2
0を形鋼PCa板27により構成した点において相違す
る。よって、この実施例では壁パネル20について詳細
に説明する。
【0034】すなわち、壁パネル20は、形鋼28で補
強されてその形鋼28の一部が薄肉コンクリート板29
の表面に露出された形鋼補強プレキャストコンクリート
部材たる形鋼PCa板27により構成されている。形鋼
28はここでは溝形鋼を用い、これを縦横に配置して格
子状にしているが、他の断面形状をもつ形鋼を使用する
ことも可能である。また、この壁パネル20には窓のた
めの開口部を設けてないが、第1の実施例のような開口
部25を設けることは可能であり、この場合には開口部
25を避けるように形鋼28を配置するものとする。こ
の実施例の形鋼PCa板27は薄肉コンクリート板29
の厚みが約50〜70mm,形鋼28のウェブの高さが
約150mm,形鋼PCa板27全体の厚みが約170
〜200mmであるが、この発明においては、これらの
寸法に限定されるものではない。また図10には示して
いないが第1の実施例と同じく、薄肉コンクリート板2
9の下端には下端が開口したスリーブ24が埋設され且
つ形鋼PCa板27の上端には差し筋26と連結金物2
2とが設けられている。
【0035】かかる建物用パネルCは、前記第1実施例
の建物パネルAと同じ方法により建物に建て込まれる
が、並設される建物用パネルCにおける隣合う壁パネル
20どうしの連結は、側縁の形鋼28どうしをボルトナ
ット等の慣用の固着手段により連結すればよい。他の構
成については第1の実施例と同一であり、また床パネル
10と壁パネル20とに、壁パネル20と同じ第2の壁
パネルを設けることができるのも図示しないが第1の実
施例と同様である。
【0036】図12,図13は第4の実施例を示し、請
求項4に記載の建物用パネルに相当しており、この建物
パネルDは、図1〜図3に示した前記第1の実施例の建
物パネルAとは壁パネル20が同一であり、また床パネ
ル10をオムニア板13により構成した点において相違
する。したがって、この実施例では壁パネル20につい
ては図1〜図3の壁パネル20と同一の符号を付したの
みで重複した説明を省略する。
【0037】床パネル10は、第2の実施例の建物用パ
ネルBにおける壁パネル20と同じく、PCa薄肉コン
クリート板11の上面にオムニアトラス12のラチス筋
上部とトップ筋とを露出して成型されたオムニア板13
から構成されており、壁パネル20は、内蔵鉄筋により
補強された厚み約130〜200mmのPCaコンクリ
ート板21からなり、両パネル10,20は成型時に一
体成型されたものである。このオムニア板13は、PC
a薄肉コンクリート板11の厚みが約60mm,その上
面からのオムニアトラス12の突出寸法が約100mm
となっており、床パネル10の壁パネル20に近い部分
は前記オムニアトラス12を覆う厚みのPCaコンクリ
ート板から構成され、この部分の厚みは約180〜20
0mmとなっている。なお、上記各厚み寸法は一例であ
って、各パネル10,20の寸法はこれに限定されるも
のではない。
【0038】図13では3階の内側スラブ41と外周
梁44とこれらと一体の建物用パネルDとの施工が終了
し、4階の施工中の状態が示されている。4階の建
物用パネルDのスリーブ24には、3階の建物用パネル
Dの差し筋26が、4階の建物用パネルDの建て込み
時に挿入されている。ここで、4階の内側スラブを構
築するための床型枠48と外周梁を構築するための梁型
枠49とを形成し、梁型枠49を垂直サポート50によ
り支持する一方、建物用パネルDを垂直サポート47に
より支持している。そして、梁型枠49上から床型枠4
8に至って、床パネル10のオムニアトラス12から架
設した定着筋51を配設し、図示していないが梁筋と壁
筋を設置し、この状態において梁型枠49内と床型枠4
8上とオムニア板13上にコンクリートを打設する。こ
のコンクリートの硬化後に前記サポート47,50及び
型枠48,49を撤去することによって4階の建物パ
ネルDの建て込み工事は終了する。ここで、第1実施例
で用いた連結金物22を仮止めとして使用する場合に
は、工事終了に伴いこの連結金物22も撤去する。ま
た、建物用パネルDが並設される場合には、隣接する建
物用パネルDどうしのオムニア板13間にも、前記定着
筋51と同様の定着筋を架設してから前記コンクリート
を打設することにより隣合う床パネル10間が連結され
る。他の点については第1実施例と同一である。
【0039】図14,図15は第5の実施例を示し、請
求項5に記載の建物用パネルに相当しており、この建物
用パネルEは、図10,図11に示した前記第3の実施
例の建物用パネルCとは壁パネル20が同一であり、ま
た図12,図13に示した前記第4の実施例の建物用パ
ネルDとは床パネル10が同一である。而して、この実
施例の建物用パネルCにおいては、壁パネル20につい
ては第3実施例と同一符号を付し、床パネル10につい
ては第4実施例と同一符号を付して重複した説明を省略
する。またこの建物用パネルEの作用については壁パネ
ル20部分は前記第3実施例の壁パネル20の作用と同
一であり、また床パネル10は前記第4実施例の床パネ
ル10の作用と同一である。さらに他の点については第
1実施例と同一である。
【0040】なお、前記第2〜第5の実施例において
も、図示しないが、第1実施例と同様に、壁パネル20
と同じ構造の第2の壁パネルを壁パネル20の側部と床
パネル10の側部とに連続させて、図6と同様に3面の
建物用パネルとすることもできる。上記第1〜4実施例
のコッタ14,23の一例の詳細を図16に示す。すな
わち、隣接する両PCaコンクリート板21(PCa板
30も同じ)の端部の各凹部内に鉄筋21aがそれぞれ
露出されており、両PCaコンクリート板21の鉄筋2
1a間に、両端を鉤型に曲げた鉄筋からなる連結金物2
1bを架設して、連結金物21bの鉤部を両鉄筋21a
に係合した状態とし、この状態で凹部内にコンクリート
又はモルタル等を充填することにより両PCaコンクリ
ート板21どうしを連結している。
【0041】なお、いずれの実施例においても、上下の
建物用パネル間の連結手段や、隣合う建物用パネル間の
連結手段としては、前記の他に、プレキャストコンクリ
ート板の接合手段として慣用されている手段を採用する
ことができるのは勿論である。またパネルどうしの一体
成型は、両パネルを同時に成型することは勿論含むが、
一方のパネルを成型の後に、これと一体に連続させて他
方のパネルを成型することも含むことは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、いず
れの建物用パネルも床パネルの端部に壁パネルの下端を
一体に結合してなる断面鉤型の建物用パネルとしたた
め、建物の外周梁や外周柱より外側に居室等の突出空間
を構築する場合に当該階の外壁と床との構築作業を同時
進行させることができるとともに、建物用パネルの重心
が壁パネルより建物内側方向に位置するために、建物用
パネルの外側への転倒防止手段を採る必要がないか、そ
の必要があっても規模の小さいもので足りるし、壁の外
側に足場や支保工が不要となる。よってこの発明によれ
ば、建物の外側に居室等の突出空間を容易に形成するこ
とができるとともに、前記突出空間の形成を安全になし
得る効果がある。
【0043】特に、請求項1記載の建物用パネルによれ
ば、床パネルと壁パネルとの両者をPCaコンクリート
板21により構成しているため、この建物用パネルを建
て込むことにより直ちに突出空間の外壁と床とを構築す
ることができる。請求項2記載の建物用パネルによれ
ば、床パネルをPCaコンクリート板により構成してい
るため、建物用パネルを建て込むことにより直ちに直上
階の床を構築することができるし、壁パネルをオムニア
板により構成しているから、全体として軽量であって建
て込みが容易であるとともに、壁パネルの内側表面への
コンクリート打設を、隣接する各パネルに同時に行うこ
とができるから作業性に優れる。
【0044】請求項3記載の建物用パネルによれば、床
パネルをPCaコンクリート板により構成しているた
め、建物用パネルを建て込むことにより直ちに直上階の
床を構築することができるし、壁パネルとして形鋼PC
a板を用いているため軽量であるとともに隣接する壁パ
ネルどうしの接合をボルトナット等の慣用される固着手
段によって接合することができる。
【0045】請求項4記載の建物用パネルによれば、床
パネルの上面にはオムニアトラスが露出しているから、
建物の外周梁やその内側の床のためのコンクリート打設
時にこれらとの間に床定着筋を施したうえこれらと床パ
ネルの上面にコンクリートを打設することによって外周
梁と内側の床と張出居室等の床とを一体に構築すること
ができる。また、この建物用パネルは壁パネルがPCa
コンクリート板からなるため、建物用パネルの建て込み
によって直ちに外壁を構築することができ、全体の工期
を短縮できる。
【0046】請求項5記載の建物用パネルによれば、床
パネルをオムニア板により構成しているため床パネルに
関しては請求項4に記載の効果があり、また壁パネルに
は形鋼PCa板を用いているため、軽量であるとともに
隣接する壁パネルどうしの接合をボルトナット等の慣用
される固着手段によって接合することができるという効
果がある。
【0047】請求項6記載の建物用パネルによれば、こ
れを建て込むことによって居室等の突出空間の角部を容
易に形成することができ、特に請求項1ないし請求項5
の建物用パネルと協働して建物の突出空間を構築するの
に都合がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の斜視図。
【図2】 図1におけるII−II線断面図。
【図3】 第1実施例の施工例を示す断面図。
【図4】 第1実施例の変形例を示す断面図。
【図5】 第1実施例の別の変形例を示す断面図。
【図6】 第1実施例のさらに別の変形例を示す斜視
図。
【図7】 第2実施例の斜視図。
【図8】 第2実施例の説明図であり、(A)は図7の
X方向矢視正面図、(B)は(A)の側面図。
【図9】 第2実施例の施工例を示す断面図。
【図10】第3実施例の斜視図。
【図11】第3実施例の説明図であり、(A)は図10
のY方向矢視正面図、(B)は(A)の側面図、(C)
は(A)の中央縦断面図、(D)は(A)の中央平断面
図。
【図12】第4実施例の斜視図。
【図13】第4実施例の施工例を示す断面図。
【図14】第5実施例の斜視図。
【図15】第5実施例の説明図であり、(A)は図14
のZ方向矢視正面図、(B)は(A)の側面図、(C)
は(A)の中央縦断面図、(D)は(A)の中央平断面
図。
【図16】PCaコンクリート板のコッタの説明図。
【符号の説明】
A,Aa,B,C,C,D,E・・・建物用パネル 10・・・床パネル 11・・・PCa薄肉コンクリート板 12・・・オムニアトラス 13・・・オムニア板 20・・・壁パネル 21・・・PCaコンクリート板 27・・・形鋼PCa板 28・・・形鋼 29・・・薄肉コンクリート板 30・・・PCa板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨及び鉄筋の少なくともいずれかによ
    り補強されてなるプレキャストコンクリート部材により
    床パネルを構成し、この床パネルの一側に、鉄骨及び鉄
    筋の少なくともいずれかにより補強されてなるプレキャ
    ストコンクリート部材からなる壁パネルの下端を一体に
    結合して断面鉤型にしたことを特徴とする建物用パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 鉄骨及び鉄筋の少なくともいずれかによ
    り補強されてなるプレキャストコンクリート部材により
    床パネルを構成し、この床パネルの一側に、薄肉コンク
    リート板の内側表面にオムニアトラスのラチス筋上部と
    トップ筋と露出してなる薄肉プレキャストコンクリート
    型枠部材により構成した壁パネルの下端を一体に結合し
    て断面鉤型にしたことを特徴とする建物用パネル。
  3. 【請求項3】 鉄骨及び鉄筋の少なくともいずれかによ
    り補強されてなるプレキャストコンクリート部材により
    床パネルを構成し、この床パネルの一側に、形鋼で補強
    されてその形鋼の一部が薄肉コンクリート板の内側表面
    に露出された形鋼補強プレキャストコンクリート部材か
    らなる壁パネルの下端を一体に結合して断面鉤型にした
    ことを特徴とする建物用パネル。
  4. 【請求項4】 薄肉コンクリート板の上面にオムニアト
    ラスのラチス筋上部とトップ筋とを露出してなる薄肉プ
    レキャストコンクリート型枠部材により床パネルを構成
    し、この床パネルの一側に、鉄骨及び鉄筋の少なくとも
    いずれかにより補強されてなるプレキャストコンクリー
    ト部材からなる壁パネルの下端を一体に結合して断面鉤
    型にしたことを特徴とする建物用パネル。
  5. 【請求項5】 薄肉コンクリート板の上面にオムニアト
    ラスのラチス筋上部とトップ筋とを露出してなる薄肉プ
    レキャストコンクリート型枠部材により床パネルを構成
    し、この床パネルの一側に、形鋼で補強されてその形鋼
    の一部が薄肉コンクリート板の内側表面に露出された形
    鋼補強プレキャストコンクリート部材からなる壁パネル
    の下端を一体に結合して断面鉤型にしたことを特徴とす
    る建物用パネル。
  6. 【請求項6】 鉄骨及び鉄筋の少なくともいずれかによ
    り補強されてなるプレキャストコンクリート部材と、薄
    肉コンクリート板の内側表面にオムニアトラスのラチス
    筋上部とトップ筋と露出してなる薄肉プレキャストコン
    クリート型枠部材と、形鋼で補強されてその形鋼の一部
    が薄肉コンクリート板の内側表面に露出された形鋼補強
    プレキャストコンクリート部材との、いずれかの部材か
    らなる別の壁パネルの側縁を、前記壁パネルの側縁に一
    体に結合するとともに、当該別の壁パネルの下端を前記
    床パネルの他の側縁に一体に結合して、全体として相互
    に結合された3面のパネルにより構成したことを特徴と
    する請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の建物用
    パネル。
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