JPH0740029Y2 - 鉄骨柱への作業足場取付治具 - Google Patents

鉄骨柱への作業足場取付治具

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JPH0740029Y2
JPH0740029Y2 JP9268489U JP9268489U JPH0740029Y2 JP H0740029 Y2 JPH0740029 Y2 JP H0740029Y2 JP 9268489 U JP9268489 U JP 9268489U JP 9268489 U JP9268489 U JP 9268489U JP H0740029 Y2 JPH0740029 Y2 JP H0740029Y2
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steel
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勝重 樫本
光雄 落合
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Taisei Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の組み
立て作業に使用する作業足場の鉄骨柱に対する取付治具
に関するものである。
特にコンクリート用鉄筋を鉄骨柱に先組みして組立て
る、柱鉄筋先組工法による鉄骨柱への作業足場取付治具
に関するものである。
(従来の技術) 周知のように、鉄骨構造物を構築する場合は、その組み
立て作業の安全性や効率化を狙って、あらかじめ鉄骨柱
に作業足場を鉄骨建方前に先付しておくのが普通であ
る。そして鉄骨柱の建込み後、この作業足場を利用し、
梁の取付作業やパネルゾーン周辺部の部材取り付け、さ
らにその周辺部の溶接作業等を行うようにしている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この柱鉄筋先組工法による場合は、鉄骨柱の
骨組まわりに、あらかじめ鉄筋が先組みされているた
め、作業足場は、その鉄骨柱から一定の間隔(先組みさ
れた鉄筋の幅よりやや大きめの間隔)を保って取り付け
ねばならず、そのため次のような問題点があった。
この点を第4図および第5図に基づいて、さらに具体的
に説明すると、まず、第4図で示すように、一般的なSR
C造建築物の鉄骨柱31には、梁取付用のカセットプレー
ト34が取り付けてあるのが普通である。なお、図面では
工場サイドで製作した2層分の鉄骨柱31を上下に接続し
たものを示す。そして第5図に示すように、この鉄骨柱
31の外周に、あらかじめ地上作業をもってコンクリート
用の鉄筋32を先組みするとともに、所定高さ位置に作業
足場33を組み付けて現場に吊り込み、建方作業を行うも
のである。
この図で示すように、柱鉄筋先組工法による場合は、鉄
骨柱31にあらかじめ鉄筋32を先組みしてあるため、作業
足場33は、先に説明したように鉄骨柱31から一定の間隔
(鉄筋32の先組み幅よりやや広い間隔)を保って取付け
ねばならない。
ところが従来一般的に使用されている作業足場は、鉄骨
柱に対して、所要の間隔を保って取り付ける構成とも、
また簡単に着脱できる構成ともなっていない。そのた
め、その取り付け作業に非常な手間がかかる欠点があっ
た。
さらに、現場においては、鉄骨柱まわりにコンクリート
型枠を組み立てる関係上、作業足場を撤去する場合に手
数がかかり、一連の組立て作業の円滑化や迅速化を阻害
する要因となっていた。
この考案は、このような従来の作業足場の取付け手段の
欠点を解消し、鉄骨柱に対する取り付け、取り外しが簡
単にでき、しかも、鉄骨柱との間に一定の間隔を保って
装架できる作業足場の取付治具を提供することを目的と
するものである。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成する手段として、この考案は、取付金具
と、受け金具と、支持金具とをそれぞれ次のように構成
し、さらに、これらを次のように組み合わせて作業足場
取付治具に構成したことにある。
先ず取付金具は、一対のサヤ管を鉄骨柱の左右側面に対
し、それぞれ水平方向に、かつ平行させて固着するよう
に構成した。
ついで、受け金具は、一定長さを有するアーム部材の一
対を、前記サヤ管にそれぞれ差し込み、その両端部を鉄
骨柱の両外側方向に張り出させるように構成したもので
ある。
すなわち、取付金具のサヤ管にアーム部材を差し込み、
その左右両端部を鉄骨柱の外側水平方向に、しかも平行
に張り出し、前記サヤ管に対し着脱自在に取り付ける構
成とした。
支持金具は、前記受け金具のアーム部材の両端部に差し
込み固定するためのもので、金具本体に一対の水平接続
管と、作業足場を水平に架支するための一対の垂直接続
管を備えた構成としたものである。
(作用) この考案による作業足場の取付治具は、以上説明したよ
うに、サヤ管からなる一対の取付金具を鉄骨柱の左右側
面に対し水平状態に、しかも平行に固着し、ついで、鉄
骨柱の建込み時に、受け金具のアーム部材を前記取付金
具のサヤ管に差し込み、その両端を水平方向に張り出し
固定させ、さらに、その固定させた張り出しアームの両
端部に、それぞれ支持金具を差し込み固定するように構
成したので、この固定した支持金具を利用して作業足場
を鉄骨柱の左右両側に一定の間隔を保って装架支持させ
ることができるようになった。その結果、鉄骨柱に対す
る作業足場の装架作業が従来に比較し、きわめて簡単に
できるようになった。
また、建込み作業終了後におけるコンクリート打設のた
めの型枠組込み前に装架させた作業足場は、簡単な操作
で、しかも迅速に取り外すことができる。
(実施例) さらに図面に示す実施例に基づいて、本考案の構成を具
体的に説明する。本考案は、第1図で示すように一対の
サヤ管2aおよび2aからなる取付金具と、一定長さを有す
るアーム部材11b,11bの一対からなる受け金具Aおよび
Aと、さらに一対の支持金具B,Bとをもって構成される
ものである。
そして前記取付金具は、前記一対のサヤ管2aおよび2aを
鉄骨柱1を構成するH型鋼の左右フランジ部1a,1aに、
それぞれ工場段階で固着させるものである。なお、双方
のサヤ管2a,2aには、次に説明する受け金具AおよびA
のアーム部材11b,11bをロックさせるための固定ボルト3
a,3aを取り付けた。すなわち、鉄骨柱1に対し、受け金
具AおよびAとなるアーム部材11bおよび11bを水平方向
に、かつ平行に張り出させ、前記固定ボルト3aおよび3a
によって鉄骨柱1側に着脱自在に固着させる構成とし
た。
なお、前記アーム部材11b,11bは、前記サヤ管2a,2aに差
し込み自在な構造用鋼管をもって構成し、その長さは、
両端部が鉄骨柱1の左右両側から一定長さ張り出すこと
のできる長さに設定した。すなわち、鉄骨柱1のまわり
に先組みされた鉄骨網から端部が外側方に一定長さ突出
するように設定した。
次に、支持金具Bは、第1図で示すように前記取付金具
のサヤ管2a,2aに差し込んだアーム部材11b,11bの左右張
り出し端部に、それぞれ差し込み固定できるブラケット
状を呈する金具本体12bをもって構成した。
そして、この金具本体12bに、第1図で示すように前記
受け金具AおよびAを構成するアーム部材11b,11bの端
部を差し込み接続する一対の水平接続管13b,13bを左右
に取り付けた。同じく作業足場Cを水平に架支結合させ
るための垂直接続管15b,15bの一対を一体的に取り付け
た構成とした。
なお、この実施例においては、前記支持金具Bの金具本
体12bを前記アーム部材11b,11bの端部に固定させる手段
として、前記水平接続管13b,13b側に、それぞれ固定ボ
ルト16b,16bを設けた。すなわち、この固定ボルト16b,1
6bによって、支持金具Bを受け金具A側に着脱自在に取
り付けることができる構成とした。なお、図面において
は、右側の支持金具Bのみを示し、左側は省略した。
作業足場Cは、第1図で示すように一般的に使用されて
いる軽量型鋼等をもって構成した。つまり長方形のデッ
キプレート21cからなるもので、外周には手すり22cを装
備したものである。
次に、この作業足場Cには、前記支持金具Bに水平に装
架し、結合させる手段として、前記デッキプレート21c
のほぼ中央部の前縁に、第1図で示すように一対の連結
耳片23c,23cを設け、この連結耳片23c,23cと前記支持金
具Bにおける垂直接続管15b,15bとを対応させ、そこに
連結ピン14b、14bをそれぞれ差し込むことによって双方
を連結固定させるように構成した。すなわち、作業足場
C自体を支持金具B上に支平に装架させるように構成し
た。
第2図は、本考案による取付金具、つまり一対のサヤ管
2a,2aからなる取付金具と、受け金具A,Aを構成するアー
ム部材11b,11bと、支持金具B,Bからなる取付治具を利用
して作業足場Cを鉄骨柱1の左右両側に装架させた状態
で示す平面図であり、第3図は第2図の側面図である。
この第2図および第3図で示すように、この考案による
取付治具を利用すると、作業足場Cは、鉄骨柱1の両側
に張り出した形で支持されるアーム部材11b,11bからな
る受け金具A,Aと、その両端部に取り付けた支持金具B,B
とによって構成される取付治具を介して水平に架支され
る。その結果、鉄骨柱1のまわりに作業足場C自体を一
定の間隔を保って装架することができるようになった。
したがって鉄骨柱1に鉄筋が先組みされてあっても、作
業足場Cは簡単に装架することができる。
なお、この取付治具を利用して作業足場Cを装架させる
と、実施例図に示すように、鉄骨柱1の両側に装架した
作業足場CおよびC間に足場板DおよびDを掛けわた
し、鉄骨柱1のまわりに作業床を形成することができ
る。そのため、さらに作業床領域が拡大され、組み立て
作業の効率化と安全化が図られる。
(考案の効果) この考案による鉄骨柱への作業足場取付治具は、以上説
明したように構成したので、次のような効果を発揮する
ことができる。
(1)取付治具を構成する要素部材である受け金具のア
ーム部材の長さを適宜設定することにより、作業足場を
鉄骨柱に対し、所定の間隔を保って取り付けることがで
きる。したがって、あらかじめ鉄筋を先組みした鉄骨柱
であっても、その足場の装架は簡単に、しかも迅速に行
うことができる。
(2)作業足場を装架させる取付治具は、鉄骨柱側に固
着させる一対の取付金具と、これに差し込み自在な、つ
まり着脱自在なアーム部材からなる受け金具と、ブラケ
ット状を呈する支持金具というきわめて形状構造の単純
な部材から構成され、しかも双互に着脱自在な構成とし
てあるため、製作に手間がかからず、しかも固定ボルト
および連結ピンを用いたロック形式であるため、治具と
しての組立て分解が簡単である。
(3)取付治具に対する作業足場の装架も、単に連結ピ
ンを用いて装架固定するのみであり、その装架作業が簡
単にできる。
(4)次に、コンクリート型枠建込み前に、作業足場お
よび取付治具を撤去する場合も単純に、連結ピンを抜き
とり、固定ボルトを緩めれば、作業足場をはじめ取付治
具は、それぞれ容易に分解して取り外すことができる。
その結果、SRC造の柱鉄筋先組工法の円滑な進展を確保
することができ、建設工事自体の効率化に貢献すること
ができる。なお、鉄骨柱に固着した取付金具としてのサ
ヤ管は、コンクリート打設時にコンクリート中に埋殺さ
れる。
(5)さらに本考案による取付治具は、その取付治具の
構成部材の一つである受け金具のアーム部材の長さを規
制することにより、鉄骨柱の形状サイズ、すなわち鉄筋
を先組みした鉄骨柱の形状サイズに容易に順応させるこ
とができるので汎用的に使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案の実施例を示すもので、第1図は作業
足場を取り外した状態で示す取付治具の分解斜視図であ
り、第2図は、本考案取付治具を用いて鉄筋を先組みし
た鉄骨柱に作業足場を装架した状態を示す平面図、第3
図はその側面図である。なお第4図はSRC造の構造物に
おける鉄骨柱の正面図、第5図は作業足場を装架した先
組鉄筋の鉄骨柱を建込む場合の吊り込み状態を示す正面
図である。 1……鉄骨柱、1a……フランジ部、2a……サヤ管(取付
金具)、3a……固定ボルト、A……受け金具、11b……
アーム部材、B……支持金具、12b……金具本体、13b…
…水平接続管、14b……連結ピン、15b……垂直接続管、
16b……固定ボルト、21c……デッキプレート、22c……
手すり、23c……連結耳片、C……ライトステージ、D
……足場板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付金具と、受け金具と、支持金具とから
    なる鉄骨柱に対する作業足場取付治具であって、 前記取付金具は、一対のサヤ管からなり、そのサヤ管を
    鉄骨柱の左右側面にそれぞれ水平方向に、かつ平行に定
    着させるものであり、 前記受け金具は、一定長さを有するアーム部材の一対か
    らなり、それぞれを前記取付金具の各サヤ管に差し込
    み、左右両端部をそれぞれ鉄骨柱の外側水平方向に、か
    つ平行に張り出し、もって前記取付金具に着脱自在に取
    り付けるものであり、 前記支持金具は、前記受け金具におけるアーム部材の両
    端部にそれぞれ着脱自在に取り付けるものであり、金具
    本体には前記アーム部材の両端部に対応する一対の水平
    接続管と、作業足場を水平に架支する垂直接続管とを有
    するものである ことを特徴とする鉄骨柱への作業足場取付治具。
JP9268489U 1989-08-07 1989-08-07 鉄骨柱への作業足場取付治具 Expired - Lifetime JPH0740029Y2 (ja)

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