JPH0623651Y2 - カーテンウォール用サッシの組立装置 - Google Patents

カーテンウォール用サッシの組立装置

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JPH0623651Y2
JPH0623651Y2 JP16007288U JP16007288U JPH0623651Y2 JP H0623651 Y2 JPH0623651 Y2 JP H0623651Y2 JP 16007288 U JP16007288 U JP 16007288U JP 16007288 U JP16007288 U JP 16007288U JP H0623651 Y2 JPH0623651 Y2 JP H0623651Y2
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JP
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vertical
frame
sash
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忠 田坂
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カーテンウォール用サッシの組立に用いる装
置に関し、詳しくは、建物の骨組の隣接地に設けた作業
ヤードで、予め、カーテンウォール用サッシを組み立て
て大型パネル化し、これをクレーン等で吊り上げて、前
記骨組に取り付けるのに使用するカーテルウォール用サ
ッシの組立装置に関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、大規模な温室のような全面ガラス張りの建物に
おいてカーテンウォール工事を行う場合、従来では、建
物の骨組の周囲に外部足場を組み立て、この足場上でカ
ーテンウォール用サッシを一つずつ、つまり、ガラスの
周囲四方に位置する方立および横桟より成る単面体を組
み立て、これを単面体単位で骨組に取り付けていた。
このため、施工能率が悪く、高所作業が多いので安全面
でも問題があり、また外部足場の組立て及び解体が必要
なため、仮設材費用が嵩み、コストが高く付いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来欠点は、予め、地上でカーテンウォール用サ
ッシを組み立てて大型パネル化し、これをクレーン等で
吊り上げて、前記骨組に取り付けるといった施工法を採
用することにより解消することが可能である。
しかしながら、この工法を実現するにあたっては、多く
の解決すべき問題がある。
即ち、サッシ単材は、一般に、剛性が乏しく、しかも嵌
合やビス止め等の手段により相互に連結されるので、サ
ッシを地上で先組みして大型パネル化しても、プレキャ
ストコンクリート製のカーテンウォールのような剛性が
得られず、大型パネルを吊り上げて、骨組に取り付ける
までに、歪みが生じやすい。
殊に、予め何枚かのガラスを嵌め込んだ大型パネルの場
合、これを水平な作業床で組み立てると、組立て時の水
平な姿勢から垂直姿勢へと吊り上げた際、歪みのために
ガラスが割れる恐れがあり、安全上も問題がある。
また、地上でカーテンウォール用のサッシを先組して大
型パネル化する作業と、大型パネル化したサッシ製カー
テンウォールを吊り上げる作業と、これを建物の骨組に
取り付ける作業とを、如何に容易かつ迅速に行えるよう
にするかが、全体の施工能率を左右することになり、こ
れらの一連の作業に供し得る新規な装置の開発が望まれ
るのである。
本考案の目的は、これらの問題点を解決できるカーテン
ウォール用サッシの組立装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案が講じた技術的手
段は、次の通りである。即ち、本考案によるカーテンウ
ォール用サッシの組立装置は、カーテンウォール用サッ
シの方立の上端部を着脱自在に連結するためのブラケッ
トが長手方向所定間隔おきに複数個設けられた上部横枠
と、その両端部から下方に連設された左右一対の縦枠
と、該縦枠の上下方向中間部間に架設され且つ前記方立
の上下方向中間部を着脱自在に連結するためのブラケッ
トが長手方向所定間隔おきに複数個設けられた中間部横
枠と、前記縦枠の下端近傍部から前方へ突出した左右一
対の突出枠の先端部間に架設された下部横枠とを備えて
成る吊り治具と、前記縦枠の下端を位置決めする左右一
対の第1係合部と、前記各方立の下端を位置決めする複
数の第2係合部とを備えた固定定規と、前記吊り治具を
垂直姿勢に保持する支持フレームとから構成したもので
ある。
〔作用〕
上記の構成によれば、建物の骨組の隣接地に設けた作業
ヤードに上記の組立装置を設置し、該装置により、つま
り、作業ヤードの床面に固定された固定定規とその上に
垂直に設置された吊り治具とを支えにしてサッシを組み
立て、複数本の方立とこれらの間に横架された複数段の
横桟とを備えた大型パネルを作製するのである。この場
合、方立の下端部は固定定規の第2係合部により位置決
めされ、上端部および中間部は夫々、上部横枠および中
間部横枠のブラケットに連結されるので、垂直姿勢のま
ま大型パネル化することができるのであり、サッシの剛
性が低くても、精度良く組み立てることができる。
また、サッシの組立を垂直姿勢で行うので、上記の組立
装置を作業ヤードに複数組並べて設置しておくことによ
り、小さなスペースで多数の大型パネルを能率良く作製
することができる。
大型パネルを作製したら、クレーン等で吊り治具を吊り
上げ、大型パネルを吊り治具ごと建物の骨組へと移送す
るのである。この場合、吊り治具は固定定規と分離され
るが、吊り治具の両縦枠の下端近傍部間には、下部横枠
が設けられているので、この下部横枠に方立の下端近傍
部を、紐やその他の適当な連結具で連結することがで
き、吊り上げ途中において、大型パネルの下端側が吊り
治具に対して振れ動くことを防止できる。また大型パネ
ルを吊り治具ごと骨組に吊り込むので、大型パネルの歪
みが生じない。
そして、吊り治具をクレーン等で吊ったまま、大型パネ
ルを建物の骨組に取り付け、しかる後、方立とブラケッ
トとの連結や方立と下部横枠との連結を解いて、吊り治
具を大型パネルから分離する。この場合、前記下部横枠
は突出枠の先端部間に架設されているので、吊り治具を
大型パネルから外す際に下部横枠が邪魔になることがな
い。
そして吊り治具だけを、元の位置に移送し、再び、固定
定規上に設置して、次のサッシ組立作業に供するのであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図において、Aは本考案に係るカーテンウォール用サッ
シの組立装置を示す。Bはアミル製のサッシを組み立て
て成る大型パネル、Cはガラスである。Dは建物の骨組
である。
前記組立装置Aは、H型鋼を用いた剛性の高い吊り治具
1と、建物の骨組の隣接地に形成した作業ヤードの床面
(捨コンクリート上面)にホールインアンカー等で固定
した鋼製の固定定規2と、吊り治具1を着脱自在に連結
して当該吊り治具1を垂直姿勢に保持する支持フレーム
とから構成されている。支持フレーム3としては、吊り
治具1を垂直姿勢に保持できるものであれば、種々の構
成のものを選択できるが、この実施例では、既製の枠組
み足場を利用して前記支持フレーム3を構成している。
前記吊り治具1は、トラス構造を有する上部横枠4と、
その両端部から下方に連設された左右一対の縦枠5,5
と、該縦枠5,5の上下方向中間部間に架設された中間
部横枠6と、前記縦枠5,5の下端近傍部から前方へ突
出した左右一対の突出枠7,7の先端部間に架設された
下部横枠8とを備えている。上部横枠4には、その上枠
部分4aにクレーン等の吊りワイヤを係止する係止部9,
9が設けられており、上部横枠4の下枠部分4bにはカー
テンウォール用サッシの方立10…の上端部の着脱自在に
連結するためのブラケット11…が長手方向所定間隔おき
に複数個(図示の実施例では4個)設けられている。中
間部横枠6には前記方立10…の上下方向中間部を着脱自
在に連結するためのブラケット12…が長手方向所定間隔
おきに前記ブラケット11…と同数個設けられている。
また前記縦枠5,5の下端には、ピン孔13…を有するア
ングル材14,14が固定状態に設けらている。前記方立10
…の上端には突起15…が、下端には当該突起15…に対応
する孔が設けられており、上下に隣接する方立10…を連
結する際、これらの突起15…が孔に差し込まれることに
よって、上下の方立10…が同芯状に位置決めされるよう
になっている。
前記固定定規2には、前記縦枠5,5の下端を位置決め
する左右一対の第1係合部16,16と、前記各方立10…の
下端を位置決めする方立本数と等しい数の第2係合部17
…とが設けられている。第1係合部16としては、縦枠
5,5の下端を位置決めできるものであれば、種々の具
体的な構成を採用できるが、この実施例では、前記ピン
孔13…に対応するピン孔によって第1係合部16が構成さ
れ、挿抜自在なピン18…を差し込むことによって、固定
定規3に対す縦枠5,5下端の位置決めが行われるよう
になっている。第2第2係合部17としては、例えば、固
定定規2の上面に方立10の断面形状に対応した突片を設
けて方立10下端が当該突片と嵌合することによって固定
定規2に対する方立10下端の位置決めが行われるように
構成してもよいが、この実施例では、固定定規2の上面
に前記突起15…と同一寸法の突起を突設して、第2係合
部17…を構成している。
尚、図示の実施例では、上部横枠4の下枠部分4bと下部
横枠8間に、ターンパックル付きの吊りボルト19を介装
して補強しているが、この吊りボルト19は省略してもよ
い。また、縦枠5,5にはジョイント部20,20が設けら
れており、組み立てる大型パネルBの上下寸法(横桟の
段数)に応じて所定長さのH鋼を継ぎ足すことにより、
縦枠5,5の長さを変更できるようになっている。21
は、大型パネルBを建物の骨組に取り付けるためのファ
スナーであり、吊り治具Aを支持フレーム3の横枠3aに
着脱自在に連結するための連結金物として利用してい
る。22は吊り治具Aを支持フレーム3の横枠3aに仮止め
するためのフックである。23は方立10…の下端近傍部を
前記下部横枠8に連結するための連結具であり、3本の
アングル材23a,23b,23cを枢支軸まわりで相対回動自
在に連結して構成されている。そして、図示のように、
連結具23を方立10に巻き付け、その先端部を万力状の締
結具24で下部横枠8に固定するように構成されている。
25…はサッシの前面側に併設されたガイドレールであ
り、建物の構築後、外壁面にゴンドラを吊り下げて、ガ
ラス面の掃除等を行う際、ゴンドラの昇降をガイドする
ものである。26はガイドレール25…とサッシの方立10…
との間に介装した木製のスペーサーである。
上記の組立装置Aを使用することにより、大規模な温室
のような全面ガラス張り建物におけるカーテンウォール
工事を次のようにして行うことができる。
先ず、第1図、第2図に示すように、吊り治具1を固定
定規2上に垂直に立設し、支持フレーム3に連結する。
しかる後、吊り治具1及び固定定規2を支えにして、つ
まり、第8図に示すように、第2係合部17…で方立10…
の位置決めを行い、方立10…の上端部及び中間部を前記
ブラケット11…,12…に連結して、大型パネルBを作製
すると共に、方立10…の下端近傍部を連結具23、締結金
物24により下部横枠8に連結し、大型パネルBの振れ止
めを行う。
次いで、第9図(イ),(ロ)に示すように、吊り治具
1をクレーン等で吊り上げ、大型パネルBを建物の骨組
Dに取り付ける。
しかる後、吊り治具1を大型パネルBから外して、元の
位置に移送し、再度、固定定規2に連結して、次のサッ
シ組立に供するのである。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案による組立装置を使用することに
よって、カーテンウォール用のサッシを先組して大型パ
ネル化する作業と、大型パネル化したサッシ製カーテン
ウォールを吊り上げる作業と、これを建物の骨組に取り
付ける作業という一連の作業を容易、迅速かつ安全に行
うことができるのである。
即ち、サッシの方立の下端部は固定定規の第2係合部に
より位置決めされ、上端部および中間部は夫々、上部横
枠および中間部横枠のブラケットに連結されるので、垂
直姿勢のまま大型パネル化することができるのであり、
サッシの剛性が低くても、精度良く組み立てることがで
きる。
また垂直姿勢に組み立てられた大型パネルを吊り治具ご
と吊り上げて、建物の骨組に取り付け、しかる後、吊り
治具を大型パネルから分離して元の位置に移送するの
で、大型パネルに歪みが生じず、予め、ガラスを嵌る込
んでおいても、歪みのためにガラスが割れることがな
い。
しかもサッシを大型パネル化して吊り上げ、骨組に取り
付けるので、高所作業が大幅に削減され、工事の安全性
を向上できるのみならず、サッシの取付け能率の向上と
外部足場等の仮設材料費の低減によるコストダウンが可
能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はカーテンウォ
ール用サッシの組立装置の正面図、第2図は側面図、第
3図は一部を破断した要部の拡大側面図、第4図は要部
の斜視図、第5図は大型パネルの正面図、第6図は大型
パネルを連結した状態における側面図、第7図は平面
図、第8図は一部を破断した要部の拡大側面図、第9図
(イ),(ロ)は作用図である。 A…組立装置、1…吊り治具、2…固定定規、3…支持
フレーム、4…上部横枠、5…縦枠、6…中間部横枠、
7…突出枠、8…下部横枠、10…方立、11,12…ブラケ
ット、16…第1係合部、17…第2係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーテンウォール用サッシの方立の上端部
    を着脱自在に連結するためのブラケットが長手方向所定
    間隔おきに複数個設けられた上部横枠と、その両端部か
    ら下方に連設された左右一対の縦枠と、該縦枠の上下方
    向中間部間に架設され且つ前記方立の上下方向中間部を
    着脱自在に連結するためのブラケットが長手方向所定間
    隔おきに複数個設けられた中間部横枠と、前記縦枠の下
    端近傍部から前方へ突出した左右一対の突出枠の先端部
    間に架設された下部横枠とを備えて成る吊り治具と、前
    記縦枠の下端を位置決めする左右一対の第1係合部と、
    前記各方立の下端を位置決めする複数の第2係合部とを
    備えた固定定規と、前記吊り治具を垂直姿勢に保持する
    支持フレームとから成るカーテンウォール用サッシの組
    立装置。
JP16007288U 1988-12-08 1988-12-08 カーテンウォール用サッシの組立装置 Expired - Lifetime JPH0623651Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2839977B2 (ja) * 1991-12-27 1998-12-24 株式会社フジタ カーテンウォールユニットの組み立て装置

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