JP2839977B2 - カーテンウォールユニットの組み立て装置 - Google Patents
カーテンウォールユニットの組み立て装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカーテンウォールユニッ
トの組み立て装置に関する。
トの組み立て装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建物の高層化に伴い、その外装仕
様としてカーテンウォールが急速に定着しつつある。一
方、建設工事費の中でも、外装工事の占める割合は非常
に高く、また、外装工事を如何に早く完成させるかは、
天候の影響を受けずに内装工事を行なう上で重要とな
る。しかしながら、従来のカーテンウォール仕様の外装
工事では、コンクリート躯体に方立、無目、押縁等を順
次個別に取り付けた後、ガラス板や耐火ボードを取り付
け、ガラス回りのシーリングやクリーニングを行なう
等、多職種の作業員が足場板やゴンドラ等に乗ってカー
テンウォールの各構成部材を施工階毎にノックダウン方
式で組み付けている。
様としてカーテンウォールが急速に定着しつつある。一
方、建設工事費の中でも、外装工事の占める割合は非常
に高く、また、外装工事を如何に早く完成させるかは、
天候の影響を受けずに内装工事を行なう上で重要とな
る。しかしながら、従来のカーテンウォール仕様の外装
工事では、コンクリート躯体に方立、無目、押縁等を順
次個別に取り付けた後、ガラス板や耐火ボードを取り付
け、ガラス回りのシーリングやクリーニングを行なう
等、多職種の作業員が足場板やゴンドラ等に乗ってカー
テンウォールの各構成部材を施工階毎にノックダウン方
式で組み付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来のノッ
クダウン方式の施工法では、省力化、安全化、工期の短
縮化、無人化施工を図り難い問題があった。また、水密
性能や映像調整等の試験は、従来の施工法では、実際に
外装工事全体が完成したのちでないと行なえず、また、
多職種の作業員がカーテンウォールの各構成部材を施工
階毎に組み付けていくため、品質に対する責任範囲も不
明確となりがちで、外装仕上を高品質に維持し難い問題
もあった。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであ
って、本発明の目的は、省力化、安全化、工期の短縮
化、無人化施工を図り、更にはコンクリート躯体に組み
付ける以前に水密性能や映像調整等の試験を行なえ、外
装仕上の品質を格段と高めることができるカーテンウォ
ールユニットの組み立て装置を提供することにある。
クダウン方式の施工法では、省力化、安全化、工期の短
縮化、無人化施工を図り難い問題があった。また、水密
性能や映像調整等の試験は、従来の施工法では、実際に
外装工事全体が完成したのちでないと行なえず、また、
多職種の作業員がカーテンウォールの各構成部材を施工
階毎に組み付けていくため、品質に対する責任範囲も不
明確となりがちで、外装仕上を高品質に維持し難い問題
もあった。本発明は前記事情に鑑み案出されたものであ
って、本発明の目的は、省力化、安全化、工期の短縮
化、無人化施工を図り、更にはコンクリート躯体に組み
付ける以前に水密性能や映像調整等の試験を行なえ、外
装仕上の品質を格段と高めることができるカーテンウォ
ールユニットの組み立て装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、複数の方立、無目、ガラス板、耐火ボート等
が組み付けられたカーテンウォールユニットの組み立て
装置であって、所定の幅、所定の高さで水平方向に延出
する枠体と、前記枠体の延出方向と直交する方向に間隔
を置くと共に、枠体の延出方向に間隔を置いて複数設け
られ、方立下端に係合して方立下端の位置決めを行なう
方立下端の位置決め部と、前記方立下端の位置決め部に
対応して前記枠体上部に設けられ、方立上端に係合して
方立上端の位置決めを行なう方立上端の位置決め部とを
備え、前記枠体の上部にはクレーンが走行可能に配設さ
れていることを特徴とする。また、本発明は、前記方立
下端の位置決め部と方立上端の位置決め部は、前記枠体
の延出方向と直交する方向の両側に設けられていること
を特徴とする。
本発明は、複数の方立、無目、ガラス板、耐火ボート等
が組み付けられたカーテンウォールユニットの組み立て
装置であって、所定の幅、所定の高さで水平方向に延出
する枠体と、前記枠体の延出方向と直交する方向に間隔
を置くと共に、枠体の延出方向に間隔を置いて複数設け
られ、方立下端に係合して方立下端の位置決めを行なう
方立下端の位置決め部と、前記方立下端の位置決め部に
対応して前記枠体上部に設けられ、方立上端に係合して
方立上端の位置決めを行なう方立上端の位置決め部とを
備え、前記枠体の上部にはクレーンが走行可能に配設さ
れていることを特徴とする。また、本発明は、前記方立
下端の位置決め部と方立上端の位置決め部は、前記枠体
の延出方向と直交する方向の両側に設けられていること
を特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明によるカーテンウォールの組み
立て装置を図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る組み立て装置を利用して外装工事が施された高層建物
1の斜視図を示す。建物1の5階から上方の外装はアル
ミカーテンウォール仕様で、図2に正面図で、図3に断
面側面図で示すカーテンウォールユニット3が多数コン
クリート躯体に組み付けられている。カーテンウォール
ユニット3は水平方向に間隔を置き上下に延出する3本
の方立5と、上下方向に間隔を置き水平方向に延出する
4本の無目7と、これら方立5及び無目7で形成される
空間に嵌込まれた熱線反射ガラス板9と、無目7の裏面
に取着され水平方向に延出する水平補強材11と、この
水平補強材11を介して取着された耐火ボード13等か
ら構成され、ガラス板回りはシーリングが施されてい
る。
立て装置を図面を参照して説明する。図1は本発明によ
る組み立て装置を利用して外装工事が施された高層建物
1の斜視図を示す。建物1の5階から上方の外装はアル
ミカーテンウォール仕様で、図2に正面図で、図3に断
面側面図で示すカーテンウォールユニット3が多数コン
クリート躯体に組み付けられている。カーテンウォール
ユニット3は水平方向に間隔を置き上下に延出する3本
の方立5と、上下方向に間隔を置き水平方向に延出する
4本の無目7と、これら方立5及び無目7で形成される
空間に嵌込まれた熱線反射ガラス板9と、無目7の裏面
に取着され水平方向に延出する水平補強材11と、この
水平補強材11を介して取着された耐火ボード13等か
ら構成され、ガラス板回りはシーリングが施されてい
る。
【0006】カーテンウォールユニット3の高さは建物
1の階高分の大きさで形成され、また、長さは1スパン
分の大きさで形成されている。通常のカーテンウォール
では、方立5をコンクリート躯体に固定してはじめて面
としての強度、剛性が確保されるが、本発明では、複数
の方立5、無目7、ガラス板9、耐火ボード13等が組
み立てられたカーテンウォールユニット3としてコンク
リート躯体に組み付ける関係上、吊り上げ時や移動時に
カーテンウォールユニット3の品質が維持できる程度に
水平補強材11等によりその強度、剛性が確保されてい
る。この実施例では各方立5の下端は、最下位に位置す
る無目7よりも下方に突出しており、カーテンウォール
ユニット3のコンクリート躯体への取り付け時、各方立
5の下端と最下位に位置する無目7とにより形成された
下方に開放状の空間15に、換気窓が組み込まれる。ま
た、各方立5の上端には、アルミ型材製のジョイントス
リーブ17が上方に突設され、各方立5の下端には下方
に開放状の凹部19が形成されている。この実施例で
は、各方立5から突設された三つのジョイントスリーブ
17の高さは、50mm、60mm、70mmと互いに
異ならせて形成されている。また、各方立5の上部で耐
火ボート13が取り付けられる側には、カーテンウォー
ルユニット3をコンクリート躯体に固定するための結合
具20が溶着されている。
1の階高分の大きさで形成され、また、長さは1スパン
分の大きさで形成されている。通常のカーテンウォール
では、方立5をコンクリート躯体に固定してはじめて面
としての強度、剛性が確保されるが、本発明では、複数
の方立5、無目7、ガラス板9、耐火ボード13等が組
み立てられたカーテンウォールユニット3としてコンク
リート躯体に組み付ける関係上、吊り上げ時や移動時に
カーテンウォールユニット3の品質が維持できる程度に
水平補強材11等によりその強度、剛性が確保されてい
る。この実施例では各方立5の下端は、最下位に位置す
る無目7よりも下方に突出しており、カーテンウォール
ユニット3のコンクリート躯体への取り付け時、各方立
5の下端と最下位に位置する無目7とにより形成された
下方に開放状の空間15に、換気窓が組み込まれる。ま
た、各方立5の上端には、アルミ型材製のジョイントス
リーブ17が上方に突設され、各方立5の下端には下方
に開放状の凹部19が形成されている。この実施例で
は、各方立5から突設された三つのジョイントスリーブ
17の高さは、50mm、60mm、70mmと互いに
異ならせて形成されている。また、各方立5の上部で耐
火ボート13が取り付けられる側には、カーテンウォー
ルユニット3をコンクリート躯体に固定するための結合
具20が溶着されている。
【0007】このようなカーテンウォールユニット3を
組み立てるカーテンウォールユニット組み立て装置は、
例えば、高層建物1の敷地内に立設しておくことがで
き、このカーテンウォールユニット組み立て装置で組み
立てたカーテンウォールユニット3をコンクリート躯体
に順次組み付けていくことができる。カーテンウォール
ユニット組み立て装置21は、図4に正面図で、図5に
側面図で示すように、所定の前後幅、所定の高さで左右
に延設された枠体23等で構成されている。枠体23
は、左右に間隔を置きカーテンウォールユニット3より
も大きな高さで多数立設された前後の縦材25と、前後
の縦材25に夫々上下に間隔を置いて左右に掛け渡され
た横材27と、前後の縦材25間に上下に間隔を置いて
前後に掛け渡された中間材29と、前後の縦材25の上
部間に前後に掛け渡された上材31とから構成されてい
る。
組み立てるカーテンウォールユニット組み立て装置は、
例えば、高層建物1の敷地内に立設しておくことがで
き、このカーテンウォールユニット組み立て装置で組み
立てたカーテンウォールユニット3をコンクリート躯体
に順次組み付けていくことができる。カーテンウォール
ユニット組み立て装置21は、図4に正面図で、図5に
側面図で示すように、所定の前後幅、所定の高さで左右
に延設された枠体23等で構成されている。枠体23
は、左右に間隔を置きカーテンウォールユニット3より
も大きな高さで多数立設された前後の縦材25と、前後
の縦材25に夫々上下に間隔を置いて左右に掛け渡され
た横材27と、前後の縦材25間に上下に間隔を置いて
前後に掛け渡された中間材29と、前後の縦材25の上
部間に前後に掛け渡された上材31とから構成されてい
る。
【0008】前記中間材29上には足場板が載置され、
この足場板上に作業員が乗ってカーテンウォールユニッ
ト3の組み立て作業がなされる。また、前記上材31の
前後の端部の下面には、左右に延出するクレーン走行用
レール33が取着され、このレール33に走行部が係合
されてクレーンが配設されている。
この足場板上に作業員が乗ってカーテンウォールユニッ
ト3の組み立て作業がなされる。また、前記上材31の
前後の端部の下面には、左右に延出するクレーン走行用
レール33が取着され、このレール33に走行部が係合
されてクレーンが配設されている。
【0009】また、枠体23の前後の地盤上には、該枠
体23に平行してI型鋼35が敷設され、図6に断面正
面図で、図7に平面図で、図8に断面側面図で示すよう
に、I型鋼35の上片3501上には、支持片37が脚
片39及びボルト41、ナット43を介して取着されて
いる。支持片37はI型鋼35の長手方向に所定の間隔
をおいて多数設けられ、各支持片37上に、方立5の下
端の凹部19に係合可能なアルミ型材製のジョイントス
リーブ45が立設されている。従って、この実施例で
は、方立5の下端が支持片37上に載置されて方立下端
の上下方向の位置決めがなされ、また、凹部19にジョ
イントスリーブ45が係合して水平方向における位置決
めがなされ、支持片37とジョイントスリーブ45によ
り方立下端の位置決め部47が構成されている。
体23に平行してI型鋼35が敷設され、図6に断面正
面図で、図7に平面図で、図8に断面側面図で示すよう
に、I型鋼35の上片3501上には、支持片37が脚
片39及びボルト41、ナット43を介して取着されて
いる。支持片37はI型鋼35の長手方向に所定の間隔
をおいて多数設けられ、各支持片37上に、方立5の下
端の凹部19に係合可能なアルミ型材製のジョイントス
リーブ45が立設されている。従って、この実施例で
は、方立5の下端が支持片37上に載置されて方立下端
の上下方向の位置決めがなされ、また、凹部19にジョ
イントスリーブ45が係合して水平方向における位置決
めがなされ、支持片37とジョイントスリーブ45によ
り方立下端の位置決め部47が構成されている。
【0010】前記ジョイントスリーブ45の上方で、方
立5の高さに対応した横材27上には、図9に断面側面
図で、図10に平面図で示すように、方立5の上端を位
置決めする方立上端の位置決め部51が設けられてい
る。方立上端の位置決め部51は、横材27に取着され
た基板53と、基板53上でヒンジ55を中心として上
下に揺動可能に設けられた断面L字状の支片57と、こ
の支片57にボルト、ナット等を介して取着されたブラ
ケット59と、ブラケット59に固着されたケース61
と、ケース61にスライド可能に組み込まれたアルミ型
材製のジョイントスリーブ63と、ジョイントスリーブ
63の下端に設けられた位置決め部材65とからなる。
ジョイントスリーブ63の上端には、該ジョイントスリ
ーブ63の抜落を防止するためのフランジ67が形成さ
れ、位置決め部材65の下端には、方立5の上端のジョ
イントスリーブ17に係合可能な空間部69が形成され
ている。
立5の高さに対応した横材27上には、図9に断面側面
図で、図10に平面図で示すように、方立5の上端を位
置決めする方立上端の位置決め部51が設けられてい
る。方立上端の位置決め部51は、横材27に取着され
た基板53と、基板53上でヒンジ55を中心として上
下に揺動可能に設けられた断面L字状の支片57と、こ
の支片57にボルト、ナット等を介して取着されたブラ
ケット59と、ブラケット59に固着されたケース61
と、ケース61にスライド可能に組み込まれたアルミ型
材製のジョイントスリーブ63と、ジョイントスリーブ
63の下端に設けられた位置決め部材65とからなる。
ジョイントスリーブ63の上端には、該ジョイントスリ
ーブ63の抜落を防止するためのフランジ67が形成さ
れ、位置決め部材65の下端には、方立5の上端のジョ
イントスリーブ17に係合可能な空間部69が形成され
ている。
【0011】前記ケース61はヒンジ55の回転軸55
01を中心に揺動可能で、図9に仮想線で示すように、
方立5の上端上方から退避した退避位置と、図9に実線
で示すように、方立5の上端に臨む水平位置との間を上
下に揺動する。ケース61の水平位置は、支片57に設
けた調整ボルト5701の下端が基板53の上板530
1上に係止することで決定される。そして、方立5の下
端を前記位置決め部47で位置決めして方立5を立て、
ケース61を水平位置に揺動させてジョイントスリーブ
63を下降させ、方立5の上端のジョイントスリーブ1
7を位置決め部材65の空間部69に係合させること
で、方立5の上下及び水平方向の位置決め及び固定がな
される。尚、この実施例では建物1の1フロア分に対応
した18のカーテンウォールユニット3が枠体23の前
後において組み立てられる。
01を中心に揺動可能で、図9に仮想線で示すように、
方立5の上端上方から退避した退避位置と、図9に実線
で示すように、方立5の上端に臨む水平位置との間を上
下に揺動する。ケース61の水平位置は、支片57に設
けた調整ボルト5701の下端が基板53の上板530
1上に係止することで決定される。そして、方立5の下
端を前記位置決め部47で位置決めして方立5を立て、
ケース61を水平位置に揺動させてジョイントスリーブ
63を下降させ、方立5の上端のジョイントスリーブ1
7を位置決め部材65の空間部69に係合させること
で、方立5の上下及び水平方向の位置決め及び固定がな
される。尚、この実施例では建物1の1フロア分に対応
した18のカーテンウォールユニット3が枠体23の前
後において組み立てられる。
【0012】次に、このようなカーテンウォールユニッ
ト組み立て装置21でカーテンウォールユニット3を組
み立てる手順について説明する。まず、方立下端の位置
決め部47と、方立上端の位置決め部51により多数の
方立5を位置決め固定し、立設させておく。次に、これ
ら方立5に無目7、水平補強材11を組み付ける。次
に、これら部材5,7,11が所定の精度で組み付けら
れたか否かを検査し、精度が出ていない場合には調整す
る。次に、ガラス板9が嵌込まれる部分にシーリングを
施し、ガラス板9を組み付ける。そして、映像試験を行
ない、映像調整後にガラス板回りのシーリングを行な
う。次に、水密性能試験を行ない、水密性能を備えてい
ないものには再度調整しシーリングを施す。そして、水
密性能を備えたものに耐火ボード13を取り付け、次
に、シール養生を行ない、クリーニングを施してカーテ
ンウォールユニット3が完成する。
ト組み立て装置21でカーテンウォールユニット3を組
み立てる手順について説明する。まず、方立下端の位置
決め部47と、方立上端の位置決め部51により多数の
方立5を位置決め固定し、立設させておく。次に、これ
ら方立5に無目7、水平補強材11を組み付ける。次
に、これら部材5,7,11が所定の精度で組み付けら
れたか否かを検査し、精度が出ていない場合には調整す
る。次に、ガラス板9が嵌込まれる部分にシーリングを
施し、ガラス板9を組み付ける。そして、映像試験を行
ない、映像調整後にガラス板回りのシーリングを行な
う。次に、水密性能試験を行ない、水密性能を備えてい
ないものには再度調整しシーリングを施す。そして、水
密性能を備えたものに耐火ボード13を取り付け、次
に、シール養生を行ない、クリーニングを施してカーテ
ンウォールユニット3が完成する。
【0013】尚、方立5や無目7等の組み付け時には、
作業員が中間材29上の足場板に乗って作業が行なわ
れ、また、方立5、無目7、水平補強材11等の組み付
け位置への運搬は、レール33を走行する走行クレーン
により行なわれる。カーテンウォールユニット3が完成
したならば、例えば、走行クレーンによりストックヤー
ドに運搬し、或は、建設現場に配置された起重機により
カーテンウォールユニット3を吊り上げ、コンクリート
躯体の所定の取り付け箇所に移動させる。
作業員が中間材29上の足場板に乗って作業が行なわ
れ、また、方立5、無目7、水平補強材11等の組み付
け位置への運搬は、レール33を走行する走行クレーン
により行なわれる。カーテンウォールユニット3が完成
したならば、例えば、走行クレーンによりストックヤー
ドに運搬し、或は、建設現場に配置された起重機により
カーテンウォールユニット3を吊り上げ、コンクリート
躯体の所定の取り付け箇所に移動させる。
【0014】次に、このようにして組み立てられたカー
テンウォールユニット3のコンクリート躯体への組み付
けについて説明する。先ず、図11に示すように、コン
クリート躯体Cに、ファスナー71を先付けし、通り・
出入りの基準墨を基に位置決めしてファスナー部の本溶
接まで終らせておく。次に、ストックヤードから、或は
組み立て装置21からカーテンウォールユニット3を吊
り上げてコンクリート躯体Cの所定箇所に移動させる。
テンウォールユニット3のコンクリート躯体への組み付
けについて説明する。先ず、図11に示すように、コン
クリート躯体Cに、ファスナー71を先付けし、通り・
出入りの基準墨を基に位置決めしてファスナー部の本溶
接まで終らせておく。次に、ストックヤードから、或は
組み立て装置21からカーテンウォールユニット3を吊
り上げてコンクリート躯体Cの所定箇所に移動させる。
【0015】そして、各方立5の下端の凹部19を既に
コンクリート躯体Cに組み付けられたカーテンウォール
ユニット3の方立5の上端のジョイントスリーブ17に
係合させ(コンクリート躯体Cに最初に組み付けるカー
テンウォールユニット3の場合は、例えば、コンクリー
ト躯体C側に取着したジョイントスリーブ等に各方立5
の下端の凹部19を係合させる)、また、方立5の上部
の結合具20をファスナー71にボルト73、ナット7
5で結合する。尚、凹部19とジョイントスリーブ17
との係合時には、既にコンクリート躯体Cに組み付けら
れたカーテンウォールユニット3のジョイントスリーブ
17の高さが夫々異なるので、3本の方立5の一本ずつ
を対応するジョイントスリーブ17に確実に係合させる
ことができ、係合作業が簡単になされる。次に、結合具
20に組み付けた自重受けボルト77でレベル調整を行
ない、レベル調整後、ボルト73、ナット75を締結し
てコンクリート躯体Cへの組み付けを終了する。そして
このようなカーテンウォールユニット3の組み付け作業
を、例えば1階毎に行ない、カーテンウォールユニット
3を順次上方階に組み付けていくことで外装工事を終了
する。
コンクリート躯体Cに組み付けられたカーテンウォール
ユニット3の方立5の上端のジョイントスリーブ17に
係合させ(コンクリート躯体Cに最初に組み付けるカー
テンウォールユニット3の場合は、例えば、コンクリー
ト躯体C側に取着したジョイントスリーブ等に各方立5
の下端の凹部19を係合させる)、また、方立5の上部
の結合具20をファスナー71にボルト73、ナット7
5で結合する。尚、凹部19とジョイントスリーブ17
との係合時には、既にコンクリート躯体Cに組み付けら
れたカーテンウォールユニット3のジョイントスリーブ
17の高さが夫々異なるので、3本の方立5の一本ずつ
を対応するジョイントスリーブ17に確実に係合させる
ことができ、係合作業が簡単になされる。次に、結合具
20に組み付けた自重受けボルト77でレベル調整を行
ない、レベル調整後、ボルト73、ナット75を締結し
てコンクリート躯体Cへの組み付けを終了する。そして
このようなカーテンウォールユニット3の組み付け作業
を、例えば1階毎に行ない、カーテンウォールユニット
3を順次上方階に組み付けていくことで外装工事を終了
する。
【0016】本実施例によれば、組み立て装置21にお
いて予め複数の方立5を位置決めしておき、これら方立
5に無目7、ガラス板9、耐火ボード13等を組み付け
て多数のカーテンウォールユニット3を組み立て、これ
らカーテンウォールユニット3を順次コンクリート躯体
Cに組み付けて外装工事を行なうので、方立5、無目
7、ガラス板9、耐火ボード13等の組み付けやガラス
板回りのシーリング等の作業を一か所で集中して行な
え、従って、作業の効率を格段と高めることができ、省
力化、工期の短縮化を図ると共に安全化を図れ、無人化
施工を行ない易くなる。また、実施例のように、建設敷
地内に簡単な組み立て装置21を設け、この組み立て装
置21で順次カーテンウォールユニット3を組み立てて
いくようにすれば、建物1から離れた工場等でカーテン
ウォールユニット3を製作し、現場へ搬入する運搬する
場合に比べてコストの低減化を図ることが可能となる。
いて予め複数の方立5を位置決めしておき、これら方立
5に無目7、ガラス板9、耐火ボード13等を組み付け
て多数のカーテンウォールユニット3を組み立て、これ
らカーテンウォールユニット3を順次コンクリート躯体
Cに組み付けて外装工事を行なうので、方立5、無目
7、ガラス板9、耐火ボード13等の組み付けやガラス
板回りのシーリング等の作業を一か所で集中して行な
え、従って、作業の効率を格段と高めることができ、省
力化、工期の短縮化を図ると共に安全化を図れ、無人化
施工を行ない易くなる。また、実施例のように、建設敷
地内に簡単な組み立て装置21を設け、この組み立て装
置21で順次カーテンウォールユニット3を組み立てて
いくようにすれば、建物1から離れた工場等でカーテン
ウォールユニット3を製作し、現場へ搬入する運搬する
場合に比べてコストの低減化を図ることが可能となる。
【0017】また、コンクリート躯体Cに組み付ける前
の段階で、複数の方立5、無目7、ガラス板9を組み付
けた状態のカーテンウォールユニット3を得るので、予
め水密性能や映像調整等を行なった後にカーテンウォー
ルユニット3をコンクリート躯体Cに組み付けることが
でき、外装仕上の品質を格段と高めることができる。ま
た、カーテンウォールユニット3の高さが、建物1の階
高分の大きさで形成されているので、1階毎に外装工事
を完成させることができ、作業の効率を一層高めること
ができ、また、実施例のようにカーテンウォールユニッ
ト3の下部に換気窓等を組み込む場合に有利となる。
の段階で、複数の方立5、無目7、ガラス板9を組み付
けた状態のカーテンウォールユニット3を得るので、予
め水密性能や映像調整等を行なった後にカーテンウォー
ルユニット3をコンクリート躯体Cに組み付けることが
でき、外装仕上の品質を格段と高めることができる。ま
た、カーテンウォールユニット3の高さが、建物1の階
高分の大きさで形成されているので、1階毎に外装工事
を完成させることができ、作業の効率を一層高めること
ができ、また、実施例のようにカーテンウォールユニッ
ト3の下部に換気窓等を組み込む場合に有利となる。
【0018】また、方立5や無目7等の組み付け時に
は、中間材29上に足場板を載せ、作業員がこの足場板
の上で組み立て作業を行なえるので、安全にしかも効率
良く組み立て作業を行なえ、また、走行クレーンによ
り、方立5、無目7、水平補強材11等の組み付け位置
への運搬を効率良く行なうことが可能となる。また、実
施例のように、枠体23の前後で、カーテンウォールユ
ニット3の組み立てを行なうようにしたので、小さなス
ペース内において効率良く多数のカーテンウォールユニ
ット3の組み立てを行なうことが可能となる。尚、カー
テンウォールユニット自体の構造や、上下や左右に位置
するカーテンウォールどうしの結合構造、カーテンウォ
ールユニットのコンクリート躯体への組み付け構造は種
々考えられ、実施例の構造に限定されない。
は、中間材29上に足場板を載せ、作業員がこの足場板
の上で組み立て作業を行なえるので、安全にしかも効率
良く組み立て作業を行なえ、また、走行クレーンによ
り、方立5、無目7、水平補強材11等の組み付け位置
への運搬を効率良く行なうことが可能となる。また、実
施例のように、枠体23の前後で、カーテンウォールユ
ニット3の組み立てを行なうようにしたので、小さなス
ペース内において効率良く多数のカーテンウォールユニ
ット3の組み立てを行なうことが可能となる。尚、カー
テンウォールユニット自体の構造や、上下や左右に位置
するカーテンウォールどうしの結合構造、カーテンウォ
ールユニットのコンクリート躯体への組み付け構造は種
々考えられ、実施例の構造に限定されない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、コンクリート躯体にカーテンウォールを組み付け
るに際して、予め、複数の方立を位置決めしておき、こ
れら方立に無目やガラス板、耐火ボード等を組み付けて
カーテンウォールユニットを組み立てることができるの
で、カーテンウォール仕様の外装工事の省力化、安全
化、工期の短縮化、無人化施工を図り、更には、コンク
リート躯体に組み付ける以前に水密性能や映像調整等の
試験を行なえ、外装仕上の品質を格段と高めることがで
きる。
れば、コンクリート躯体にカーテンウォールを組み付け
るに際して、予め、複数の方立を位置決めしておき、こ
れら方立に無目やガラス板、耐火ボード等を組み付けて
カーテンウォールユニットを組み立てることができるの
で、カーテンウォール仕様の外装工事の省力化、安全
化、工期の短縮化、無人化施工を図り、更には、コンク
リート躯体に組み付ける以前に水密性能や映像調整等の
試験を行なえ、外装仕上の品質を格段と高めることがで
きる。
【図1】本発明による組み立て装置を利用して外装工事
が施された高層建物の斜視図である。
が施された高層建物の斜視図である。
【図2】カーテンウォールユニットの正面図である。
【図3】カーテンウォールユニットの断面側面図であ
る。
る。
【図4】カーテンウォールユニット組み立て装置の正面
図である。
図である。
【図5】カーテンウォールユニット組み立て装置の側面
図である。
図である。
【図6】方立下端の位置決め部の断面正面図である。
【図7】方立下端の位置決め部の平面図である。
【図8】方立下端の位置決め部の断面側面図である。
【図9】方立上端の位置決め部の断面側面図である。
【図10】方立上端の位置決め部の平面図である。
【図11】ファスナー部分の側面図である。
1 高層建物 3 カーテンウォールユニット 5 方立 7 無目 9 ガラス板 11 水平補強材 13 耐火ボード 21 カーテンウォールユニット組み立て装置 71 ファスナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴨下 栄紀 東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目6番15号 株式会社フジタ内 (56)参考文献 特開 昭58−135269(JP,A) 実開 平2−79757(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/16
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の方立、無目、ガラス板、耐火ボー
ト等が組み付けられたカーテンウォールユニットの組み
立て装置であって、 所定の幅、所定の高さで水平方向に延出する枠体と、 前記枠体の延出方向と直交する方向に間隔を置くと共
に、枠体の延出方向に間隔を置いて複数設けられ、方立
下端に係合して方立下端の位置決めを行なう方立下端の
位置決め部と、 前記方立下端の位置決め部に対応して前記枠体上部に設
けられ、方立上端に係合して方立上端の位置決めを行な
う方立上端の位置決め部とを備え、 前記枠体の上部にはクレーンが走行可能に配設されてい
る、 ことを特徴とするカーテンウォールユニットの組み立て
装置。 - 【請求項2】 前記方立下端の位置決め部と方立上端の
位置決め部は、前記枠体の延出方向と直交する方向の両
側に設けられている請求項1記載のカーテンウォールユ
ニットの組み立て装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3360294A JP2839977B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | カーテンウォールユニットの組み立て装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3360294A JP2839977B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | カーテンウォールユニットの組み立て装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05179811A JPH05179811A (ja) | 1993-07-20 |
JP2839977B2 true JP2839977B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=18468778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3360294A Expired - Fee Related JP2839977B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | カーテンウォールユニットの組み立て装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2839977B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6261962B2 (ja) * | 2013-11-22 | 2018-01-17 | 株式会社竹中工務店 | 外装パネルユニットの製作方法 |
CN104828723A (zh) * | 2015-04-03 | 2015-08-12 | 北京中铁装饰工程有限公司 | 一种定点牵引和滑轨移位起重装置及其吊装施工方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3140990C2 (de) * | 1981-10-15 | 1994-10-27 | Gartner & Co J | Wandelement |
JPH0623651Y2 (ja) * | 1988-12-08 | 1994-06-22 | 株式会社竹中工務店 | カーテンウォール用サッシの組立装置 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3360294A patent/JP2839977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05179811A (ja) | 1993-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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