JP2784546B2 - 支保工用の連結金具 - Google Patents

支保工用の連結金具

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、鉄筋コンクリート建物の壁と床と
の連接個所等を補強する、コーナー斜面部を打設する型
枠板と、この型枠板に対して斜向きに対置されて壁や床
を打設する型枠板等とを、互いに所定間隔を隔てて固定
させる為の、セパレータと型枠締結具(以後、“ホーム
タイ”と記す)とを互いに締結させる接続金具としての
役割を果たす、支保工用の連結金具に関する。
(従来の技術) 上記支保工に於ける、従来の施工状態を示した第7図
に於いて、50は鉄筋コンクリート建物の壁であり、51は
床であって、此等の壁50と床51の連接個所には、斜面52
を有するコーナー補強部を設けている。
53〜57は夫々コンクリート打設用の型枠板で、壁50及
び床51の各両表面と、斜面52に対応した個所に配設し、
夫々の型枠板の背面には図中に部分的に示した様に、コ
ンクリートの注入圧を受け止める支保工用桟木58が宛て
がわれる。
59は各型枠板53〜57の対向間隔を保持させるセパレー
タである。60は楔61を用いて、支保工用桟木58を各型枠
板53〜57に当接させるホームタイで、セパレータ59の末
端部を各型枠板に穿ったドリル孔を通して外側に突出さ
せた部分に螺着される。
そして、斜面52を形成させる型枠板55と、この面に斜
めに対向された型枠板53〜57とを、所定間隔を隔てて固
定させるセパレータ59は、建設現場で図示の様にく字状
に折曲させて、その末端が各型枠板を直交状に貫通する
様にしていた。
この様な工法は、例えば、建物の柱や梁等の隅取斜面
部を打設する型枠板の固定にも行われている。
(発明が解決しようとする課題) 然し乍ら、セパレータ59を建設現場で正確に所要角度
を以て屈曲させ、且つ所要長さに整えたうえ、両端を夫
々型枠板53〜57に設けたドリル孔に挿通させる作業は、
それなりの経験と熟練を要し簡単には行えなかった。
そこで、本発明の目的は、互いに斜向きに対向配置さ
れた2枚以上の板材、例えばコンクリート打設用型枠板
等を、互いに所定間隔を隔てて固定させる為のセパレー
タを、熟練を要せずに簡単且つ確実に、上記の如くして
所望箇所に組付けられる様に構成した支保工用の連結金
具を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の目的を達成する為に、本発明による支保工用の
連結金具は、 互いに斜め向きに対向配置された2枚以上の板材、例
えばコンクリート打設用型枠板E〜K等を、互いに所定
間隔を保たせた状態で固定させる為の、セパレータ6と
型枠締結具7とを連結させる役割を果たすものであっ
て、 互いに所定の交叉角を以て放射状に配置した、2本以
上の前記セパレータ6A〜6Cの各一端側を夫々連結させる
複数のセパレータ連結部2と、これ等のセパレータ連結
部2に対向させて設けた螺杆掛止部3とを備える金具本
体1と、 前記螺杆掛止部3を係脱自在に掛止させる掛止頭部4a
を一端側に設け、他端側に前記型枠締結具7を螺着させ
る螺杆4と、 該螺杆4に挿嵌させたキャップ5とを備える構成とし
た。
(作 用) 例えば、鉄筋コンクリート建物の柱,梁等の隅取斜面
部を打設する型枠板を、これに斜めに対向配置された
柱,梁等の打設用型枠板に、本発明の連結金具を用いて
締結固定させるには、 先ず、キャップ5を挿嵌させた螺杆4の脚部を、斜面
部打設用型枠板に貫通させ、ホームタイ7を用いて締結
固定させる。
次いで、金具本体1に設けた複数この場合は2つのセ
パレータ連結部2に、夫々セパレータ6の一端側を放射
状の配置を以て連結させたうえ、金具本体1の螺杆掛止
部3を、型枠板の内側に突出している螺杆4の掛止頭部
4aに掛止させる。
然る後、各セパレータ6の他端側を夫々此等のセパレ
ータ6に対して直交状に配置されている各型枠板に挿通
させ、その挿通端にホームタイ7を螺着させれば、斜面
部打設用型枠板の組付けは完了する。
(実 施 例) 以下に、第1図乃至第4図を参照し乍ら本発明の一実
施例を説明する。
第2図に示した様に、支保工用の連結金具Aは、金具
本体1と、この金具本体1一方の側面部の複数個所に、
放射状の配置を以て設けたセパレータ連結部2と、此等
セパレータ連結部2と対向する側面部に設けた螺杆掛止
部3と、この螺杆掛止部3にその掛止頭部4aを係脱自在
に掛止される螺杆4と、この螺杆4に挿嵌されたキャッ
プ5とを組合せて構成されている。
金具本体1は、第3図に示した様に、略鼓形に形成さ
れた金属板1Aを、真ん中のくびれ部分の両端個所に於い
てコ字状に折曲させた形態を備えている。
この金属板1Aは、真ん中のくびれ部分の中央に、螺杆
4のビス頭状をした掛止頭部4aを掛止させる掛止孔1aを
設け、不整六角形をした一方側の膨出部分の基部には、
掛止頭部4aをその側方から挿通させる頭部挿通孔1bを設
け、掛止孔1aと頭部挿通孔1bとの間を、螺杆4を辛うじ
て通過させ得る幅を持った連通溝1cによって連通させて
いる。
セパレータ連結部2は、この場合、金属製の2個のナ
ットがそれに当たる。各ナット2は、第2,3図に示した
様に、金属板1Aの両不整六角形膨出部の先端側両斜辺1
d,1dの縁にその端面2aを沿わせる様にして、コ字形の金
具本体1の、上下の対向斜辺1d,1d間に挟持させた状態
で熔接されている。
この実施例では、上記不整六角形膨出部の先端側両斜
辺1d,1dの各仮想延長線の交叉角αを、90度に設定して
いる。
金属製のキャップ5は、半球殻形をしており、その球
面頂部には、螺杆4を挿通させる挿通孔5aを設けてい
る。
このキャップ5は、第1図に示した様に、螺杆4に挿
通させた状態で、螺杆4に設けた係止爪4bにより抜止さ
れている。又、螺杆4の掛止頭部4aから幾分隔ててキャ
ップ5の前進動を規制する鍔4cを設けて、この鍔4cの前
方に金具本体1の掛止用溝aを形成させている。
第4図は、上記連結金具Aを用いて、鉄筋コンクリー
ト建物の打設用型枠を組立てた状態の縦断面図で、Bは
建物の壁、Cは床であり、壁Bと床Cとの連接箇所は、
コーナー斜面部Dを設けて補強している。E〜Hは夫々
コンクリート打設用型枠を構成する型枠板(せき板)で
ある。
6A〜6Cは夫々セパレータで、連結金具Aの金具本体1
に設けたボルト2にその一端側を螺着されている。7は
ホームタイで、型枠板E〜Hの任意の位置に穿ったドリ
ル孔から、その外側に突出させた螺杆4の先端に図示の
様に螺着される。
次に、上記構成の作用を第4図を参照し乍ら説明す
る。
この場合、2個の連結金具Aを用いており、先ず、1
つ目の連結金具Aの螺杆4を、型枠板Eの所定の箇所に
穿ったドリル孔に挿し込み、その先端にホームタイ7を
螺着させて、螺杆4を型枠板Eに締結固定させる。
然る後、金具本体1の2つのナット2に、夫々セパレ
ータ6A,6Bの一端側を螺着させたうえ、型枠板Eの内側
に突出する螺杆4の掛止頭部4aの掛止溝aに、金具本体
1の螺杆掛止部3の掛止孔1a部分を上方から押し込ん
で、金具本体1を螺杆4の掛止頭部4aに掛止させる。
この状態で、セパレータ6Bの先端部に対向される壁打
設用の型枠板Iに設けたドリル孔に、2つ目の連結金具
Aの螺杆4を挿し込んだうえ、ホームタイ7を緩く螺着
させる。
次いで、この連結金具Aの金具本体1の、一方のナッ
ト2にセパレータ6Bの先端を螺着させ、他方のナット2
に3本目のセパレータ6Cの一端を螺着させたうえ、この
金具本体1を螺杆4の掛止用溝aに掛止させる。
この時、セパレータ6Bの長さが長過ぎ、又は短か過ぎ
て、掛止させられない時には、セパレータ6Bの両端を夫
々各金具本体1,1の各ナット2に螺じ込む度合を加減す
れば、この長さを容易に調節出来る。
次いで、ホームタイ7を本締めすれば、2つ目の連結
金具Aが型枠板Iに本固定されて、2本のセパレータ6
A,6Cは互いに平行状をなして、その先端は図示の様にコ
ーナー斜面部を打設する型枠板Hを直交状に貫通し得る
状態になる。然しこの時は、型枠板Hは未だ所定位置に
配置されていない。
そこで、この型枠板Hを、両セパレータ6A,6Cの先端
に宛てがって、所定位置にドリル孔を穿ったうえ、図示
の所定位置に配置し、上記ドリル孔に挿通させた各セパ
レータ6A,6Cの突出端にホームタイ7を螺着締結させれ
ば、コーナー斜面部Dを形成させる部分の型枠が完成す
る。
この様に、上記構成によれば、互いに斜向きに対向配
置された3枚のコンクリート打設用型枠板E,H,Iの相互
を、セパレータ6A〜6Cを用いて所定間隔を隔てて固定さ
せるのに、従来工法の様に、セパレータの1本1本を、
施工現場で各型枠板の組合わせ情況に応じて屈曲させ、
所要の長さに整えると言う、経験と勘が必要な非能率な
作業を不要化出来る。
第5図及び第6図は、夫々本発明の他の実施例を示す
もので、上記実施例との相異点は、鉄筋コンクリート建
物のコーナー部ではなくて、例えば、柱の角部等を隅取
りして斜面に形成させる型枠板Kを締結固定する為に、
連結金具Aを用いた処にある。
[考案の効果] 以上の説明によって明らかな様に、本発明による支保
工用の連結金具は、 互いに斜向きに対向配置された2枚以上の板材、例え
ばコンクリート打設用型枠板E〜K等を、互いに所定間
隔を保持した状態で固定させる為の、セパレータ6とホ
ームタイ7とを連結させる役割を果たすものであって、 2本以上の前記セパレータ6A〜6Cの各一端側を、互い
に所定の交叉角を以て放射状に連結させる複数のセパレ
ータ連結部2と、此等複数のセパレータ連結部2に対向
させて設けた螺杆掛止部3とを備える金具本体1と、 前記螺杆掛止部3に係脱自在に掛止される掛止頭部4a
を有して、前記ホームタイ7が螺着される螺杆4と、 該螺杆4に挿嵌させたキャツプ5とを備える構成とし
た。
その為、この連結金具を用いれば、従来工法の様に、
斜向きに配置された型枠板相互を締結させるセパレータ
を、施工現場でその都度型枠の形状に合わせて屈曲させ
たり、ホームタイを螺着させ得る長さに整えるといっ
た、熟練を要する煩わしい作業は不要化し、経験の乏し
い作業者でも簡単且つ確実に施工出来る様になる。
その為、施工費も目立って節減出来ると言う優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は部分破断平面図、第2図は分解斜視図、第3図は
金具本体の展開図、第4図は使用状態の説明図である。 第5図及び第6図は、夫々異なった他の使用状態を示す
説明図である。 第7図は従来例を示す第4図相当図である。 符号表 1……金具本体、1A……金属板 1a……掛止孔、1b……頭部挿通孔 1c……連通溝、1d……斜辺 2……ナット(セパレータ連結部) 2a……端面、3……螺杆掛止部 4……螺杆、4a……掛止頭部 4b……掛止爪、4c……鍔 5……キャップ、5a……挿通孔 6A〜6C……セパレータ 7……ホームタイ A……連結金具、B……壁 C……床、D……コーナー斜面部 E〜K……型枠板、a……掛止用溝 50……壁、51……床 52……斜面、53〜57……型枠板 58……支保工用桟木、59……セパレータ 60……ホームタイ、61……楔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに斜め向きに対向配置された2枚以上
    の板材、例えばコンクリート打設用型枠板E〜K等を、
    互いに所定間隔を保たせた状態で固定させる為の、セパ
    レータ6と型枠締結具7とを連結させる役割を果たすも
    のであって、 互いに所定の交叉角を以て放射状に配置した、2本以上
    の前記セパレータ6A〜6Cの各一端側を夫々連結させる複
    数のセパレータ連結部2と、これ等のセパレータ連結部
    2に対向させて設けた螺杆掛止部3とを備える金具本体
    1と、 前記螺杆掛止部3を係脱自在に掛止させる掛止頭部4aを
    一端側に設け、他端側に前記型枠締結具7を螺着させる
    螺杆4と、 該螺杆4に挿嵌させたキャップ5とを備えて成る支保工
    用の連結金具。
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