JPH1181482A - ユニット建物及び建物ユニット - Google Patents

ユニット建物及び建物ユニット

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JPH1181482A
JPH1181482A JP10030149A JP3014998A JPH1181482A JP H1181482 A JPH1181482 A JP H1181482A JP 10030149 A JP10030149 A JP 10030149A JP 3014998 A JP3014998 A JP 3014998A JP H1181482 A JPH1181482 A JP H1181482A
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projecting
building
floor
unit
ceiling
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JP10030149A
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English (en)
Inventor
Naoto Tanaka
直人 田中
Naoki Shimada
直樹 島田
Okitoshi Haneda
臣利 羽田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット建物において、広く連続した開口を
形成可能とし、かつ開口位置の制約を軽減すること。 【解決手段】 2個の梁突出建物ユニット20、20の
突出床梁22Aと突出天井梁23Aのそれぞれを互いに
接合することにより区画形成した壁面60に、それら2
個の梁突出建物ユニット20、20に渡る開口60Aを
設けてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建物ユニッ
トを接合して構築されるユニット建物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のユニット建物は、特開平4-261938
号公報に記載の如く、柱1Aと床梁1Bと天井梁1Cを
直方体状に組み合わせた建物ユニット1を接合して構築
されている(図5(B)、図6(B)、図7(C))。
即ち、建物ユニットは、直方体の4隅に柱を設置され、
各柱の下端部間に床梁を架け渡され、上端部間に天井梁
を架け渡され、閉じられた直方体状の骨組構造体とされ
ている。然も、建物ユニットの短辺方向の長さは、ユニ
ット生産工場から建築現場への輸送制限幅に限定されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の問題点がある。 ユニット建物に設けられる窓等の開口部には、各建物
ユニットの相対する柱間にしか設けることができず狭く
ならざるを得ず、また開口位置も柱間距離が狭い建物ユ
ニットの短辺方向で特に制約されるものとなる(図5
(B))。
【0004】ユニット建物に設けられる階段3を2個
の建物ユニットの短辺方向に渡って緩勾配で設けようと
すると、2個の建物ユニットの短辺方向の突き合せ部に
位置する2本の天井梁が支障となって設置できない(図
6(B))。
【0005】下階建物ユニットに対する上階の前方に
オーバーハング状に上階建物ユニット4やバルコニーユ
ニットを設ける場合には、上階建物ユニットやオーバー
ハングユニットの床梁を補強する必要がある(図7
(C))。
【0006】ユニット建物が閉じられた直方体状の骨
組構造体からなり、その外径寸法がユニット生産工場か
ら建築現場への輸送制限寸法の範囲内に限定されるか
ら、当該建物ユニットの柱間に形成される空間の拡張に
限界がある。
【0007】本発明の課題は、ユニット建物において、
広く連続した開口を形成可能とし、かつ開口位置の制約
を軽減することにある。
【0008】また、本発明の課題は、ユニット建物にお
いて、緩勾配の階段を設置可能とすることにある。
【0009】また、本発明の課題は、ユニット建物にお
いて、オーバーハング状上階部分の設置を容易にするこ
とにある。
【0010】また、本発明の課題は、ユニット建物にお
いて、柱間に形成される空間の拡張を容易にすることに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、相対する柱の下端部間に床梁を架け渡し、上端部間
に天井梁を架け渡して柱−梁フレームを構成し、各柱の
下端部から該柱−梁フレームのフレーム面に直交する突
出床梁を設け、上端部から該柱−梁フレームのフレーム
面に直交する突出天井梁を設けてなる梁突出建物ユニッ
トを用いて構築されるユニット建物において、2個の梁
突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天井梁のそ
れぞれを互いに突き合わせるように並置され、それらの
突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに接合してな
り、前記2個の梁突出建物ユニットの突出床梁と突出天
井梁のそれぞれを互いに接合することにより区画形成し
た壁面に、それら2個の梁突出建物ユニットに渡る開口
を設けてなるようにしたものである。
【0012】請求項2に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁を架け渡し、上端部間に天井梁を架け渡
して柱−梁フレームを構成し、各柱の下端部から該柱−
梁フレームのフレーム面に直交する突出床梁を設け、上
端部から該柱−梁フレームのフレーム面に直交する突出
天井梁を設けてなる梁突出建物ユニットを用いて構築さ
れるユニット建物において、2個の梁突出建物ユニット
がそれらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに突
き合わせるように並置され、それらの突出床梁と突出天
井梁のそれぞれを互いに接合してなり、前記2個の梁突
出建物ユニットに渡る階段を設けてなるようにしたもの
である。
【0013】請求項3に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁を架け渡し、上端部間に天井梁を架け渡
して柱−梁フレームを構成し、各柱の下端部から該柱−
梁フレームのフレーム面に直交する突出床梁を設け、上
端部から該柱−梁フレームのフレーム面に直交する突出
天井梁を設けてなる梁突出建物ユニットを用いて構築さ
れるユニット建物において、梁突出建物ユニットを下階
に設置し、梁突出建物ユニットの突出天井梁の上に他の
上階ユニットをオーバーハング状に搭載してなるように
したものである。
【0014】請求項4に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁を架け渡し、上端部間に天井梁を架け渡
して柱−梁フレームを構成し、各柱の下端部から該柱−
梁フレームのフレーム面に直交する突出床梁を設け、上
端部から該柱−梁フレームのフレーム面に直交する突出
天井梁を設けてなる梁突出建物ユニットを用いて構築さ
れるユニット建物において、梁突出建物ユニットを上階
に設置し、梁突出建物ユニットの突出床梁を他の下階建
物ユニットの前方にオーバーハングさせてなるようにし
たものである。
【0015】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記梁突出建物ユニットの突
出床梁にオーバーハングバルコニーを設けてなるように
したものである。
【0016】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁突出建
物ユニットが、柱−梁フレームのフレーム面の片側に突
出床梁と突出天井梁を設けてなるC字型梁突出建物ユニ
ットであるようにしたものである。
【0017】請求項7に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の本発明において更に、前記梁突出建
物ユニットが、柱−梁フレームのフレーム面の両側に突
出床梁と突出天井梁を設けてなるI字型梁突出建物ユニ
ットであるようにしたものである。
【0018】請求項8に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁を架け渡し、上端部間に天井梁を架け渡
して柱−梁フレームを構成し、各柱の下端部から該柱−
梁フレームのフレーム面に直交する突出床梁を設け、上
端部から該柱−梁フレームのフレーム面に直交する突出
天井梁を設けてなる梁突出建物ユニットを用いて構築さ
れるユニット建物において、柱−梁フレームのフレーム
面の片側に突出床梁と突出天井梁を設けてなるC字型梁
突出建物ユニットと、柱−梁フレームのフレーム面の両
側に突出床梁と突出天井梁を設けてなるI字型梁突出建
物ユニットと、3隅以上に柱を備えてなる柱と梁の骨組
構造体からなる標準建物ユニットとを、左右上下に接合
されてなるようにしたものである。
【0019】請求項9に記載の本発明は、柱の上下端部
のそれぞれから互いに直交する方向に突出する複数の突
出床梁と複数の突出天井梁を備えてなる柱−梁フレーム
と、柱の下端部から互いに直交する方向に突出する複数
の突出床梁を備えてなる柱−床梁フレームと、柱の上端
部から互いに直交する方向に突出する複数の突出天井梁
を備えてなる柱−天井梁フレームの各フレームの中から
選ばれる、複数のフレームを接合して構築されるように
したものである。
【0020】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の本発明において更に、前記複数のフレームの床梁
同士を継ぎ床梁により接合し、天井梁同士を継ぎ天井梁
により接合してなるようにしたものである。
【0021】請求項11に記載の本発明は、請求項9又
は10に記載の本発明において更に、前記柱−床梁フレ
ームと前記柱−天井梁フレームの柱同士を継ぎ柱により
接合してなるようにしたものである。
【0022】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記(1) の作
用がある。 (1) 2個の梁突出建物ユニットの突出床梁と突出天井梁
のそれぞれを互いに接合することにより区画形成した壁
面に、それら2個の梁突出建物ユニットに渡る開口を設
けることにより、梁突出建物ユニットの突出梁接続方向
(ユニット短辺方向)の壁面幅を拡張して広く連続した
開口を取ることができる。また、開口位置は広い壁面幅
内で任意に選定でき、開口位置の制約も軽減できる。
【0023】請求項2に記載の本発明によれば下記(2)
の作用がある。 (2) ユニット建物に設けられる階段を2個の梁突出建物
ユニットの突出梁接続方向(ユニット短辺方向)に渡っ
て緩勾配で設けようとするとき、2個の梁突出建物ユニ
ットの上記短辺方向の突き合せ部に天井梁の存在をみな
いため、階段設置の支障を生じない。
【0024】請求項3に記載の本発明によれば下記(3)
の作用がある。 (3) 上階ユニット(建物ユニットやオーバーハングユニ
ット)をオーバーハング状に設置するとき、上階ユニッ
トを下階の梁突出建物ユニットの突出天井梁の上に支持
することにより、オーバーハング部分(上階ユニットの
床梁等)の補強を伴うことなくオーバーハング部分を安
定支持でき、オーバーハング部分を容易に安定的に構築
できる。
【0025】請求項4に記載の本発明によれば下記(4)
の作用がある。 (4) 梁突出建物ユニットの突出床梁を他の下階建物ユニ
ットの前方にオーバーハングさせることにより、上階の
梁突出建物ユニットの負担荷重の少ない部分(突出床
梁)をオーバーハングさせるものとなり、オーバーハン
グ部分の補強を必要とすることなくオーバーハング部分
を安定支持でき、オーバーハング部分を容易に安定的に
構築できる。
【0026】請求項5に記載の本発明によれば下記(5)
の作用がある。 (5) 下階建物ユニットの前方にオーバーハングさせた梁
突出建物ユニットの突出床梁にオーバーハングバルコニ
ーを設けることにより、オーバーハングバルコニーを容
易に設置できる。
【0027】請求項6に記載の本発明によれば下記(6)
の作用がある。 (6) 梁突出建物ユニットとして、C字型梁突出建物ユニ
ットを用いることができる。
【0028】請求項7に記載の本発明によれば下記(7)
の作用がある。 (7) 梁突出建物ユニットとして、I字型梁突出建物ユニ
ットを用いることができる。
【0029】請求項8に記載の本発明によれば下記(8)
の作用がある。 (8) C字型梁突出建物ユニットとI字型梁突出建物ユニ
ットと標準建物ユニットとを左右上下に組み合わせるの
で、レイアウトの自由度を格段に向上させることができ
る。
【0030】請求項9に記載の本発明によれば下記(9)
、(10)の作用がある。 (9) 建物ユニットを柱−梁フレームと、柱−床梁フレー
ムと、柱−天井梁フレームの中から選ばれた複数のフレ
ームの接合によって構築できる。このことは、建物ユニ
ットの外径寸法が輸送制限寸法の範囲を越えるときに、
輸送制限寸法の範囲に納まる複数のフレームに分割して
工場から建築現場へと輸送し、それらのフレームを接合
することにて大型の建物ユニットを構築し、当該建物ユ
ニットの柱間に形成される空間を拡張できることを意味
する。
【0031】(10)柱−梁フレームと、柱−床梁フレーム
と、柱−天井梁フレームの中から選ばれた複数のフレー
ムの接合によって、前述(1) 〜(8) のC字型、I字型等
の梁突出建物ユニットと同一形態の建物ユニットを構築
できる。
【0032】請求項10に記載の本発明によれば下記(1
1)の作用がある。 (11)複数のフレームの接合により建物ユニットを構築す
るに際し、複数のフレームの床梁同士を継ぎ床梁により
接合し、天井梁同士を継ぎ天井梁により接合することに
より、当該建物ユニットにおける柱間隔を拡大し、柱に
遮られることのない床面積を拡張できる。
【0033】請求項11に記載の本発明によれば下記(1
2)の作用がある。 (12)複数のフレームの接合により建物ユニットを構築す
るに際し、柱−床梁フレームと柱−天井梁フレームの柱
同士を継ぎ柱により接合することにより、当該建物ユニ
ットにおける柱の全高を拡大し、天井高を拡張できる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用されてなるユ
ニット建物の一例を示す模式図、図2はC字型梁突出建
物ユニットを示す模式図、図3はI字型梁突出建物ユニ
ットを示す模式図、図4は梁突出建物ユニットの並置に
よる大空間形成状態を示す模式図、図5はユニット建物
の開口形状を示す模式図、図6はユニット建物の階段設
置状態を示す模式図、図7はオーバーハング状上階部分
形成状態を示す模式図、図8はオーバーハング状上階部
分形成状態の他の例を示す模式図、図9は梁突出建物ユ
ニットの変形例を示す模式図、図10はC字型柱−梁フ
レームを示す模式図、図11は柱−床梁フレームと柱−
天井梁フレームを示す模式図、図12はI字型柱−梁フ
レームを示す模式図、図13は柱−床梁フレームと柱−
天井梁フレームを示す模式図、図14は床面積拡張建物
ユニットを示す模式図、図15は天井高拡張建物ユニッ
トを示す模式図、図16は梁突出建物ユニットの並置に
よる大空間形成状態の他の例を示す模式図、図17はオ
ーバーハング状上階部分形成状態の他の例を示す模式
図、図18はオーバーハング状上階部分形成状態の他の
例を示す模式図、図19はオーバーハング状上階部分形
成状態の他の例を示す模式図、図20はオーバーハング
状上階部分形成状態の他の例を示す模式図、図21はオ
ーバーハング状上階部分形成状態の他の例を示す模式
図、図22はオーバーハング状上階部分形成状態の他の
例を示す模式図、図23はオーバーハング状上階部分形
成状態の他の例を示す模式図、図24はC字型梁突出建
物ユニットを変形した異形建物ユニットを示す模式図、
図25はC字型梁突出建物ユニットを変形した他の異形
建物ユニットを示す模式図、図26はI字型梁突出建物
ユニットを変形した異形建物ユニットを示す模式図、図
27は標準建物ユニットを変形した異形建物ユニットを
示す模式図、図28はユニット建物の構成例を示す模式
図、図29はユニット建物の構成例を示す模式図、図3
0はユニット建物の構成例を示す模式図、図31はユニ
ット建物の構成例を示す模式図、図32はユニット建物
の構成例を示す模式図、図33はユニット建物の構成例
を示す模式図、図34はユニット建物の構成例を示す模
式図、図35は斜面建物ユニットの設置例を示す模式
図、図36は曲面建物ユニットの設置例を示す模式図で
ある。
【0035】図1のユニット建物100は、標準建物ユ
ニット10(10A〜10C)、C字型梁突出建物ユニ
ット20(20A〜20P)、I字型梁突出建物ユニッ
ト30(30A、30B)を、左右上下に接合して構築
されたものである。
【0036】ユニット建物100の1階部分は、標準建
物ユニット10A、C字型梁突出建物ユニット20A〜
20Jにより構成され、6個のC字型梁突出建物ユニッ
ト20A〜20F、2個のC字型梁突出建物ユニット2
0G、20Hによりそれぞれ広く連続した部屋空間4
1、42を形成し、2個のC字型梁突出建物ユニット2
0I、20Jにより階段室71を形成している。ここ
で、部屋空間41は、2個のC字型梁突出建物ユニット
20A、20Bにより形成される広い和室41Aと4個
のC字型梁突出建物ユニット20C〜20Fにより形成
される広いリビング室41Bとを、広い開口61により
一体化したものである。また、和室41Aは、2個のC
字型梁突出建物ユニット20A、20Bに渡り和室モジ
ュールと一致する開口62を備える。また、部屋空間4
2は2個のC字型梁突出建物ユニット20G、20Hに
より洗面室、浴室等を一体化したものである。また、階
段室71は2個のC字型梁突出建物ユニット20I、2
0Jに渡る緩勾配の階段71Aを備える。
【0037】ユニット建物100の2階部分は、標準建
物ユニット10B、10C、C字型梁突出建物ユニット
20K〜20P、I字型梁突出建物ユニット30A、3
0Bにより構成され、C字型梁突出建物ユニット20K
とI字型梁突出建物ユニット30A、C字型梁突出建物
ユニット20LとI字型梁突出建物ユニット30B、2
個のC字型梁突出建物ユニット20M、20N、2個の
C字型梁突出建物ユニット20O、20Pによりそれぞ
れ広く連続した部屋空間51、52、43、44を形成
し、I字型梁突出建物ユニット30A、30Bによりオ
ーバーハングバルコニー81を形成している。
【0038】(標準建物ユニット10)(図7) 標準建物ユニット10は、図7(B)に示す如く、4本
の柱11と4本の床梁12と4本の天井梁13を互いに
直方体状に組み合わせた骨組構造体である。例えば、柱
11は角鋼管、床梁12はC型鋼、天井梁13はC型鋼
を採用できる。
【0039】(C字型梁突出建物ユニット20)(図
2) C字型梁突出建物ユニット20は、図2に示す如く、2
本の相対する柱21の下端部に床梁22を架け渡し、上
端部に天井梁23を架け渡して柱−梁フレーム24を構
成し、各柱21の下端部から柱−梁フレーム24のフレ
ーム面の片側に直交する突出床梁22Aを設け、上端部
から柱−梁フレーム24のフレーム面の片側に直交する
突出天井梁23Aを設けた骨組構造体である。例えば、
柱21は角鋼管、床梁22、22AはC型鋼、天井梁2
3、23AはC型鋼を採用できる。
【0040】(I字型梁突出建物ユニット30)(図
3) I字型梁突出建物ユニット30は、図3に示す如く、2
本の相対する柱31の下端部に床梁32を架け渡し、上
端部に天井梁33を架け渡して柱−梁フレーム34を構
成し、各柱31の下端部から柱−梁フレーム34のフレ
ーム面の両側に直交する突出床梁32Aを設け、上端部
から柱−梁フレーム34のフレーム面の両側に直交する
突出天井梁33Aを設けた骨組構造体である。例えば、
柱31は角鋼管、床梁32、32AはC型鋼、天井梁3
3、33AはC型鋼を採用できる。
【0041】尚、柱−梁フレーム34の両側に突出する
突出床梁32A、突出天井梁33Aの一方側への突出量
と他方側への突出量のなす比率はいくらでも良く、一方
側への突出量が大、他方側への突出量が小になっても良
い(図1のI字型梁突出建物ユニット30Aの例)。
【0042】以下、ユニット建物100において示した
ように、C字型梁突出建物ユニット20、I字型梁突出
建物ユニット30を用いることにより、広く連続した部
屋空間(41〜44、51、52)の形成、広く位置規
制されない開口(61、62)の設置、緩勾配階段室
(71)の設置、オーバーハング上階部分(81)の設
置を可能とする構造について説明する。
【0043】(広く連続した部屋空間)(図4) (1) 2個のC字型梁突出建物ユニット20、20を、図
4(A)に示す如く、それらの突出床梁22A、22A
と突出天井梁23A、23Aのそれぞれが互いに突き合
されるように並置し、それらの突出床梁22A、22
A、突出天井梁23A、23Aのそれぞれを互いに接合
することにより、それら1組のC字型梁突出建物ユニッ
ト20、20により囲まれる広く連続した部屋空間40
(ユニット建物100における部屋空間42〜44)を
形成できる。即ち、C字型梁突出建物ユニット20の短
辺方向(突出床梁22A、突出天井梁23Aの軸方向)
の長さを輸送制限範囲の最大寸法とするとき、C字型梁
突出建物ユニット20、20の上記接合後の長さLは輸
送制限長さの2倍とすることができる。
【0044】尚、突出床梁22Aと突出床梁22Aの突
き合せ接合部22B、突出天井梁23Aと突出天井梁2
3Aの突き合せ接合部23Bは、例えば板状、形鋼状、
角筒状等のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0045】(2) C字型梁突出建物ユニット20、I字
型梁突出建物ユニット30を、図4(B)に示す如く、
それらの突出床梁22A、32Aと突出天井梁23A、
33Aのそれぞれが互いに突き合されるように並置し、
それらの突出床梁22A、32A、突出天井梁23A、
33Aのそれぞれを互いに接合することにより、それら
1組のC字型梁突出建物ユニット20、I字型梁突出建
物ユニット30により囲まれる広く連続した部屋空間5
0(ユニット建物100における部屋空間51、52)
を形成できる。即ち、C字型梁突出建物ユニット20、
I字型梁突出建物ユニット30の短辺方向(突出床梁2
2A、32、突出天井梁23A、33Aの軸方向)の長
さを輸送制限範囲の最大寸法とするとき、C字型梁突出
建物ユニット20、I字型梁突出建物ユニット30の上
記接合後の長さLは輸送制限長さより大幅に拡大でき
る。
【0046】尚、突出床梁22Aと突出床梁32Aの突
き合せ接合部32B、突出天井梁23Aと突出天井梁3
3Aの突き合せ接合部33Bは、例えば、板状、形鋼
状、角筒状等のジョイントピースを用いて現場接合され
る。
【0047】(3) 2個のI字型梁突出建物ユニット3
0、30を、それらの突出床梁32A、32Aと突出天
井梁33A、33Aのそれぞれが互いに突き合されるよ
うに並置し、それらの突出床梁32A、32A、突出天
井梁33A、33Aのそれぞれを互いに接合することに
より、それら1組のI字型梁突出建物ユニット30、3
0により囲まれる広く連続した部屋空間を形成するもの
としても良い(不図示)。
【0048】(4) 2個で1組をなした上述(1) のC字型
梁突出建物ユニット20、20の組の複数組(2列n
行)(例えば2列2行の2組)を互いに並置する(図4
(C))ものとすれば、全C字型梁突出建物ユニット2
0の突き合せ中央部に柱の存在がなく、より広く連続し
た部屋空間40A(各1組のC字型梁突出建物ユニット
20、20が形成する図4(A)の部屋空間40の連続
空間)を形成できる。ユニット建物100における部屋
空間41は、3組のC字型梁突出建物ユニット20(2
0Aと20B、20Cと20D、20Eと20F)の組
み合せによるものである。
【0049】尚、複数組の梁突出建物ユニットの組み合
せをなす各1組は、上述(1) のC字型梁突出建物ユニッ
ト20、20の組に限らず、上述(2) のC字型梁突出建
物ユニット20とI字型梁突出建物ユニット30の組、
上述(3) のI字型梁突出建物ユニット30、30の組で
あっても良い。また、複数組の梁突出建物ユニットの組
み合せは、上述(1) 、(2) 、(3) の各種の組のうち、同
一種の組の組み合せに限らず、異種の組の組み合せ(例
えばC字型梁突出建物ユニット20、20の組とC字型
梁突出建物ユニット20、I字型梁突出建物ユニット3
0の組とからなる組み合せ)であっても良い。
【0050】(広く位置規制のない開口)(図5) 前述(1) における如くに、2個のC字型梁突出建物ユニ
ット20、20の突出床梁22A、22Aと突出天井梁
23A、23Aのそれぞれを互いに接合することにより
区画形成した壁面60に、それら2個の梁突出建物ユニ
ット20、20に渡る開口60A(ユニット建物100
における開口61、62)を設けることにより、広く連
続した開口60Aとすることができる。また、開口60
Aの位置は壁面60の幅内で任意に選定できる。
【0051】尚、広く位置規制のない開口は、前述(1)
のC字型梁突出建物ユニット20、20の突出床梁22
A、22Aと突出天井梁23A、23Aの接合により区
画形成される壁面60に限らず、前述(2) のC字型梁突
出建物ユニット20、I字型梁突出建物ユニット30の
突出床梁22A、32Aと突出天井梁23A、33Aの
接合により区画形成される壁面、前述(3) のI字型梁突
出建物ユニット30、30の突出床梁32A、32Aと
突出天井梁33A、33Aの接合により区画形成される
壁面においても同様に形成できる。
【0052】(緩勾配階段室)(図6) 前述(1) における如くに接合した2個のC字型梁突出建
物ユニット20、20により階段室70(ユニット建物
100における階段室71)を形成し、2個の梁突出建
物ユニット20、20に渡る階段70Aを設けることに
より、階段70Aを2個の梁突出建物ユニット20、2
0の突出梁接続方向(ユニット短辺方向)において緩勾
配とすることができる。即ち、2個の梁突出建物ユニッ
ト20、20の上記短辺方向の突き合せ部に天井梁23
の存在をみないため、階段70Aの設置に支障を生じな
い。
【0053】尚、緩勾配階段室は、前述(1) のC字型梁
突出建物ユニット20、20の接合によるものに限ら
ず、前述(2) のC字型梁突出建物ユニット20、I字型
梁突出建物ユニット30の接合、前述(3) のI字型梁突
出建物ユニット30、30の接合による場合にも同様に
形成できる。
【0054】(オーバーハング上階部分)(図7) 図7(A)に示す如くにC字型梁突出建物ユニット20
とI字型梁突出建物ユニット30とを下階に設置し、2
個のC字型梁突出建物ユニット20、20を上階に設置
するとき、下階に設置したI字型梁突出建物ユニット3
0の突出天井梁33Aの上に上階のC字型梁突出建物ユ
ニット20をオーバーハング状に搭載することができ
る。これにより、上階のC字型梁突出建物ユニット20
のオーバーハング部分の補強を伴うことなく、このオー
バーハング部分を安定支持できる。
【0055】尚、図7(A)において、I字型梁突出建
物ユニット30の突出床梁32Aのうち、柱31の下端
部より前方側に突出する片側部分を撤去し、図7(D)
に示す如くとすることもできる。但し、I字型梁突出建
物ユニット30が柱31の下端部の両側にその突出床梁
32Aを突出せしめることにより、建物の転倒に対する
安全性を向上できる。
【0056】また、図7(B)に示す如くに標準建物ユ
ニット10とI字型梁突出建物ユニット30とを下階に
設置し、2個の標準建物ユニット10、10を上階に設
置するとき、下階に設置したI字型梁突出建物ユニット
30の突出天井梁33Aの上に上階の標準建物ユニット
10をオーバーハング状に搭載することができる。これ
により、上階の標準建物ユニット10のオーバーハング
部分の補強を伴うことなく、このオーバーハング部分を
安定支持できる。
【0057】図8に示す如くに2個のC字型梁突出建物
ユニット20、20を下階に設置し、C字型梁突出建物
ユニット20とI字型梁突出建物ユニット30を上階に
設置するとき、上階に設置したI字型梁突出建物ユニッ
ト30の突出床梁32を下階のC字型梁突出建物ユニッ
ト20の前方にオーバーハングさせ、オーバーハングし
た突出床梁32にバルコニー80(ユニット建物100
におけるバルコニー81)を設け、オーバーハングした
突出天井梁33にバルコニー屋根90を設けることがで
きる。バルコニー80は、I字型梁突出建物ユニット3
0の工場生産段階で突出床梁32に設けられ、バルコニ
ー屋根90も、I字型梁突出建物ユニット30の工場生
産段階で突出天井梁33に設けられる。
【0058】従って、本実施形態によれば、以下の如く
の作用がある。 複数組の梁突出建物ユニット20、30の組を互いに
並置、例えば2組(4個)の梁突出建物ユニット20、
30を2列2行に並置したとき、全梁突出建物ユニット
20、30の突き合せ中央部に柱を存在させないものと
なり、全梁突出建物ユニット20、30に渡る広く連続
した部屋空間40Aを形成できる。
【0059】2個の梁突出建物ユニット20、30の
突出床梁22A、32Aと突出天井梁23A、33Aの
それぞれを互いに接合することにより区画形成した壁面
60に、それら2個の梁突出建物ユニット20、30に
渡る開口60Aを設けることにより、梁突出建物ユニッ
ト20、30の突出梁接続方向(ユニット短辺方向)の
壁面幅を拡張して広く連続した開口60Aを取ることが
できる。また、開口位置は広い壁面幅内で任意に選定で
き、開口位置の制約も軽減できる。
【0060】ユニット建物100に設けられる階段7
0Aを2個の梁突出建物ユニット20、30の突出梁接
続方向(ユニット短辺方向)に渡って緩勾配で設けよう
とするとき、2個の梁突出建物ユニット20、30の上
記短辺方向の突き合せ部に天井梁の存在をみないため、
階段70A設置の支障を生じない。
【0061】上階ユニット(建物ユニットやオーバー
ハングユニット)をオーバーハング状に設置するとき、
上階ユニットを下階の梁突出建物ユニット20、30の
突出天井梁23A、33Aの上に支持することにより、
オーバーハング部分(上階ユニットの床梁等)の補強を
伴うことなくオーバーハング部分を安定支持でき、オー
バーハング部分を容易に安定的に構築できる。
【0062】梁突出建物ユニット20、30の突出床
梁22A、32Aを他の下階建物ユニットの前方にオー
バーハングさせることにより、上階の梁突出建物ユニッ
ト20、30の負担荷重の少ない部分(突出床梁22
A、32A)をオーバーハングさせるものとなり、オー
バーハング部分の補強を必要とすることなくオーバーハ
ング部分を安定支持でき、オーバーハング部分を容易に
安定的に構築できる。
【0063】下階建物ユニットの前方にオーバーハン
グさせた梁突出建物ユニット20、30の突出床梁22
A、32Aにオーバーハングバルコニーを設けることに
より、オーバーハングバルコニー80を容易に設置でき
る。
【0064】梁突出建物ユニットとして、C字型梁突
出建物ユニット20を用いることができる。
【0065】梁突出建物ユニットとして、I字型梁突
出建物ユニット30を用いることができる。
【0066】尚、本発明にあっては、柱−梁フレームの
フレーム面の片側に突出床梁と突出天井梁を設けてなる
C字型梁突出建物ユニットと、柱−梁フレームのフレー
ム面の両側に突出床梁と突出天井梁を設けてなるI字型
梁突出建物ユニットと、3隅以上に柱を備えてなる柱と
梁の骨組構造体からなる標準建物ユニットとを、左右上
下に接合してユニット建物を構築することもできる。こ
こで、標準建物ユニットは、4隅に柱を備えてなる柱と
梁の骨組構造体からなるものに限らず、3隅以上に柱を
備えてなる柱と梁の骨組構造体(例えば三角柱状の骨組
構造体)からなるものであっても良い。これによれば、
C字型梁突出建物ユニットとI字型梁突出建物ユニット
と標準建物ユニットを左右上下に組み合わせるので、レ
イアウトの自由度を格段に向上できる。
【0067】また、本発明において、梁突出建物ユニッ
トは、前述のC字型梁突出建物ユニット20、I字型梁
突出建物ユニット30に限らず、多様な変形例を採用で
きる。例えば、図9(A)の如くに柱−梁フレームに対
し、突出床梁22Aは片側に、突出天井梁23Aは両側
に延在されるもの、図9(B)に示す如くに補強柱10
1を備えるもの、図9(C)に示す如くに補強柱10
1、補強床梁102、補強天井梁103を備えるもの等
であっても良い。
【0068】また、本発明において、前述のC字型梁突
出建物ユニット20、I字型梁突出建物ユニット30等
の梁突出建物ユニットは、図10〜図13に示す如くの
フレーム110、120、130、210、220、2
30の接合により構築することもできる。フレーム11
0、120、130、210、220、230は工場生
産され、それらの接合による梁突出建物ユニットの構築
は建築現場にて行なうものとすることができる。
【0069】(C字型柱−梁フレーム110)(図1
0) C字型柱−梁フレーム110は、図10(A)に示す如
く、柱111の下端部に床梁112を、上端部に天井梁
113を片持ち状に接合し、柱111の下端部から床梁
112の片側に直交する突出床梁112A、上端部から
天井梁113の片側に直交する突出天井梁113Aを設
けた骨組構造体である。例えば、柱111は角鋼管、床
梁112、112AはC型鋼、天井梁113、113A
はC型鋼を採用できる。
【0070】そして、 2個のC字型柱−梁フレーム11
0、110を、図10(B)に示す如く、それらの床梁
112、112と天井梁113、113のそれぞれが互
いに突き合されるように並置し、それらの床梁112、
112、天井梁113、113のそれぞれを互いに接合
することにより、前述のC字型梁突出建物ユニット20
と同一形態のC字型梁突出建物ユニット115を構築で
きる。床梁112と床梁112の突き合せ接合部114
A、天井梁113と天井梁113の突き合せ接合部11
4Bは、例えば板状、形鋼状、角筒状等のジョイントピ
ースを用いて現場接合される。
【0071】(柱−床梁フレーム120と柱−天井梁フ
レーム130)(図11) 柱−床梁フレーム120は、図11(A)に示す如く、
柱121の下端部に床梁122を、柱121の下端部か
ら床梁122の片側に直交する突出床梁122Aを設け
た骨組構造体である。例えば、柱121は角鋼管、床梁
122、122AはC型鋼を採用できる。
【0072】柱−天井梁フレーム130は、図11
(B)に示す如く、柱131の上端部に天井梁132
を、柱131の上端部から天井梁132の片側に直交す
る突出天井梁132Aを設けた骨組構造体である。例え
ば、柱131は角鋼管、天井梁132、132AはC型
鋼を採用できる。
【0073】そして、各 2個の柱−床梁フレーム12
0、柱−天井梁フレーム130を、図11(C)に示す
如く、それらの柱121と131、床梁122と12
2、天井梁132と132のそれぞれが互いに突き合さ
れるように配置し、それらの柱121、131、床梁1
22、122、天井梁132、132のそれぞれを互い
に接合することにより、前述のC字型梁突出建物ユニッ
ト20と同一形態のC字型梁突出建物ユニット135を
構築できる(図11(D))。柱121と柱131の突
き合せ接合部134A、床梁122と床梁122の突き
合せ接合部134B、天井梁132と天井梁132の突
き合せ接合部134Cは、例えば板状、形鋼状、角筒状
等のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0074】(I字型柱−梁フレーム210)(図1
2) I字型柱−梁フレーム210は、図12(A)に示す如
く、柱211の下端部に床梁212を、上端部に天井梁
213を片持ち状に接合し、柱211の下端部から床梁
212の両側に直交する突出床梁212A、上端部から
天井梁213の両側に直交する突出天井梁213Aを設
けた骨組構造体である。例えば、柱211は角鋼管、床
梁212、212AはC型鋼、天井梁213、213A
はC型鋼を採用できる。
【0075】そして、 2個のI字型柱−梁フレーム21
0、210を、図12(B)に示す如く、それらの床梁
212、212と天井梁213、213のそれぞれが互
いに突き合されるように並置し、それらの床梁212、
212、天井梁213、213のそれぞれを互いに接合
することにより、前述のI字型梁突出建物ユニット30
と同一形態のI字型梁突出建物ユニット215を構築で
きる。床梁212と床梁212の突き合せ接合部214
A、天井梁213と天井梁213の突き合せ接合部21
4Bは、例えば板状、形鋼状、角筒状等のジョイントピ
ースを用いて現場接合される。
【0076】(柱−床梁フレーム220と柱−天井梁フ
レーム230)(図13) 柱−床梁フレーム220は、図13(A)に示す如く、
柱221の下端部に床梁222を、柱221の下端部か
ら床梁222の両側に直交する突出床梁222Aを設け
た骨組構造体である。例えば、柱221は角鋼管、床梁
222、222AはC型鋼を採用できる。
【0077】柱−天井梁フレーム230は、図13
(B)に示す如く、柱231の上端部に天井梁232
を、柱231の上端部から天井梁232の両側に直交す
る突出天井梁232Aを設けた骨組構造体である。例え
ば、柱231は角鋼管、天井梁232、232AはC型
鋼を採用できる。
【0078】そして、各 2個の柱−床梁フレーム22
0、柱−天井梁フレーム230を、図13(C)に示す
如く、それらの柱221と231、床梁222と床梁2
22、天井梁232と232のそれぞれが互いに突き合
されるように配置し、それらの柱221、231、床梁
222、222、天井梁232、232のそれぞれを互
いに接合することにより、前述のI字型梁突出建物ユニ
ット30と同一形態のI字型梁突出建物ユニット235
を構築できる(図13(D))。柱221と柱231の
突き合せ接合部234A、床梁222と床梁222の突
き合せ接合部234B、天井梁232と天井梁232の
突き合せ接合部234Cは、例えば板状、形鋼状、角筒
状等のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0079】従って、フレーム110、120、13
0、210、220、230によれば、以下の如くの作
用がある。 建物ユニットを柱−梁フレーム110、210と、柱
−床梁フレーム120、220と、柱−天井梁フレーム
130、230の中から選ばれた複数のフレームの接合
によって構築できる。このことは、建物ユニットの外径
寸法が輸送制限寸法の範囲を越えるときに、輸送制限寸
法の範囲に納まる複数のフレームに分割して工場から建
築現場へと輸送し、それらのフレームを接合することに
て大型の建物ユニットを構築し、当該建物ユニットの柱
間に形成される空間を拡張できることを意味する。
【0080】柱−梁フレーム110、210と、柱−
床梁フレーム120、220と、柱−天井梁フレーム1
30、230の中から選ばれた複数のフレームの接合に
よって、前述のC字型、I字型等の梁突出建物ユニット
20、30と同一形態の梁突出建物ユニット115、1
35、215、235を構築できる。
【0081】即ち、上述のフレーム110、120、1
30、210、220、230の接合により構築される
C字型梁突出建物ユニット115、I字型梁突出建物ユ
ニット235によれば、前述のC字型梁突出建物ユニッ
ト20、I字型梁突出建物ユニット30におけると同様
に広く連続した部屋空間(図4の部屋空間40、50)
を形成できる。更に、上述のフレーム110、120、
130、210、220、230によれば、継ぎ床梁、
継ぎ天井梁、継ぎ柱を併せ用いることにより、更に広く
連続した部屋空間を備える建物ユニット140、150
を構築できる(図14、図15)。以下、フレーム11
0、120、130による床面積拡張建物ユニット14
0、天井高拡張建物ユニット150について説明する
が、フレーム210、220、230においても同様で
ある。
【0082】(床面積拡張建物ユニット140)(図1
4) 床面積拡張建物ユニット140は、図14に示す如く、
4個のC字型柱−梁フレーム110をそれらの床梁11
2同士、突出床梁112A同士、天井梁113同士、突
出天井梁113A同士がそれぞれ継ぎ床梁141、14
1A、継ぎ天井梁142、142Aを介して互いに連続
するように配置する。そして、建物ユニット140は、
それらの床梁112と継ぎ床梁141の突き合せ接合部
143A、突出床梁112Aと継ぎ床梁141Aの突き
合せ接合部143B、天井梁113と継ぎ天井梁142
の突き合せ接合部143C、突出天井梁113Aと継ぎ
天井梁142Aの突き合せ接合部143Dのそれぞれを
互いに接合するこにより、広く連続した部屋空間144
を形成できる。
【0083】即ち、床面積拡張建物ユニット140によ
れば、複数のフレーム110の床梁112同士、112
A同士を継ぎ床梁141、141Aにより接合し、天井
梁113同士、113A同士を継ぎ天井梁142、14
2Aにより接合することにより、当該建物ユニット14
0における柱間隔を拡大し、柱111に遮られることの
ない床面積を拡張できる。
【0084】また、継ぎ床梁141、141A、継ぎ天
井梁142、142Aを用いる建物ユニットでは、床の
構成や天井の構成として、例えば図14に示す如く、継
ぎ床梁141A、141Aの間に渡る床フレーム148
や、継ぎ天井梁142A、142Aに渡る天井フレーム
149を組み込むものであっても良い。
【0085】尚、突き合せ接合部143A〜143D
は、例えば板状、形鋼状、角筒状等のジョイントピース
を用いて現場接合される。
【0086】(天井高拡張建物ユニット150)(図1
5) 天井高拡張建物ユニット150は、図15に示す如く、
各 4個の柱−床梁フレーム120、柱−天井梁フレーム
130をそれらの柱121、131同士、床梁122、
122同士、突出床梁122A、122A同士、天井梁
132、132同士、突出天井梁132A、132A同
士がそれぞれ継ぎ柱151、継ぎ床梁152、152
A、継ぎ天井梁153、153Aを介して互いに連続す
るように配置する。そして、建物ユニット150は、そ
れらの柱121と継ぎ柱151の突き合せ接合部154
A、柱131と継ぎ柱151の突き合せ接合部154
B、床梁122と継ぎ床梁152の突き合せ接合部15
4C、突出床梁122Aと継ぎ床梁152Aの突き合せ
接合部154D、天井梁132と継ぎ天井梁153の突
き合せ接合部154E、突出天井梁132Aと継ぎ天井
梁153Aの突き合せ接合部154Fのそれぞれを互い
に接合することにより、広く連続した部屋空間155を
形成できる。
【0087】即ち、天井高拡張建物ユニット150によ
れば、柱−床梁フレーム120と柱−天井梁フレーム1
30の柱121、131同士を継ぎ柱151により接合
することにより、当該建物ユニット150における柱1
21、131、151の全高を拡大し、天井高を拡張で
きる。
【0088】尚、突き合せ接合部154A〜154F
は、例えば板状、形鋼状、角筒状等のジョイントピース
を用いて現場接合される。
【0089】(広く連続した部屋空間の他の例)(図1
6) 標準建物ユニット10、C字型梁突出建物ユニット2
0、I字型梁突出建物ユニット30を用いることによ
り、柱の重複を回避し、或いは広く連続した部屋空間を
設置できる構造について、前述図4の例に加えて更に説
明する。
【0090】(1) 2個の標準建物ユニット10、C字型
梁突出建物ユニット20は、図16(A)に示す如く、
それらの柱11の下端部と突出床梁22A、柱11の上
端部と突出天井梁23Aがそれぞれ互いに突き合される
ように並置する。そして、それらの柱11の下端部と突
出床梁22Aの突き合せ接合部161A、柱11の上端
部と突出天井梁23Aの突き合せ接合部161Bのそれ
ぞれを互いに接合することにより、標準建物ユニット1
0とC字型梁突出建物ユニット20とを柱の重複なく接
合できる。
【0091】尚、突き合せ接合部161A、161B
は、例えば板状、形鋼状、角筒状等のジョイントピース
を用いて現場接合される。
【0092】(2) 2個の標準建物ユニット10、I字型
梁突出建物ユニット30を、図16(B)に示す如く、
それらの柱11の下端部と突出床梁32A、柱11の上
端部と突出天井梁33Aがそれぞれ互いに突き合される
ように並置する。そして、それらの柱11の下端部と突
出床梁32Aの突き合せ接合部162A、柱11の上端
部と突出天井梁33Aの突き合せ接合部162Bのそれ
ぞれを互いに接合することにより、標準建物ユニット1
0とI字型梁突出建物ユニット30とを柱の重複なく接
合できる。
【0093】尚、突き合せ接合部162A、162B
は、例えば板状、形鋼状、角筒状等のジョイントピース
を用いて現場接合される。
【0094】(3) 3個のC字型梁突出建物ユニット20
を、図16(C)に示す如く、(a)一側のC字型梁突出
建物ユニット20と、中央のC字型梁突出建物ユニット
20は向い合せて、それらの突出床梁22A同士、突出
天井梁23A同士をそれぞれ互いに突き合せて並置し、
それらの突出床梁22A同士の突き合せ接合部163
A、突出天井梁23A同士の突き合せ接合部163Bの
それぞれを互いに接合することにより、両C字型梁突出
建物ユニット20、20に囲まれる広く連続した部屋空
間164を形成し、(b) 他側のC字型梁突出建物ユニッ
ト20と中央の梁突出建物ユニット20は背中合せにし
て、それらの柱21の下端部と突出床梁22A、柱21
の上端部と突出天井梁23Aのそれぞれを互いに突き合
せて並置し、それらの柱21の下端部と突出床梁22A
の突き合せ接合部165A、柱21の上端部と突出天井
梁23Aの突き合せ接合部165Bのそれぞれを互いに
接合することにより、それらのC字型梁突出建物ユニッ
ト20を柱の重複なく接合できる。
【0095】尚、突き合せ接合部163A、163B、
165A、165Bは、例えば板状状、形鋼状、角筒状
等のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0096】(4) 2個のC字型梁突出建物ユニット20
と 1個のI字型梁突出建物ユニット30を、図16
(D)に示す如く、(a) 一側のC字型梁突出建物ユニッ
ト20と、中央のC字型梁突出建物ユニット20は向い
合せて、それらの突出床梁22A同士、突出天井梁23
A同士をそれぞれ互いに突き合せて並置し、それらの突
出床梁22A同士の突き合せ接合部163A、突出天井
梁23A同士の突き合せ接合部163Bのそれぞれを互
いに接合することにより、両C字型梁突出建物ユニット
20、20に囲まれる広く連続した部屋空間164を形
成し、(b) 中央のC字型梁突出建物ユニット20と他側
のI字型梁突出建物ユニット30は、それらの柱21の
下端部と突出床梁32A、柱21の上端部と突出天井梁
33Aをそれぞれ互いに突き合せて並置し、それらの柱
21の下端部と突出床梁32Aの突き合せ接合部166
A、柱21の上端部と突出天井梁33Aの突き合せ接合
部166Bのそれぞれを互いに接合することにより、C
字型梁突出建物ユニット20とI字型梁突出建物ユニッ
ト30とを柱の重複なく接合できる。
【0097】尚、突き合せ接合部163A、163B、
166A、166Bは、例えば板状、形鋼状、角筒状等
のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0098】(オーバーハング上階部分)(図17〜図
23) 梁突出建物ユニット20、30の変形ユニットを用いる
ことにより、オーバーハング上階部分を支持する構造に
ついて説明する。
【0099】(1) 図17は第1変形C字型梁突出建物ユ
ニット170Aを用いた例である。第1変形C字型梁突
出建物ユニット170Aは、図17(A)に示す如く、
C字型梁突出建物ユニット20の一側の柱21の下端部
と上端部のそれぞれに、突出床梁22Aと突出天井梁2
3Aのそれぞれに直交する張出し床梁171、張出し天
井梁172を設けたものである。
【0100】そして、図17(B)に示す如く、 2個の
第1変形C字型梁突出建物ユニット170A、170A
を下階に設置し、 2個のC字型梁突出建物ユニット2
0、20を上階に設置するとき、下階に設置した第1変
形C字型梁突出建物ユニット170A、170Aの張出
し天井梁172の上に上階のC字型梁突出建物ユニット
20、20をオーバーハング状に搭載したものである。
【0101】(2) 図18は第2変形C字型梁突出建物ユ
ニット170Bを用いた例である。第2変形C字型梁突
出建物ユニット170Bは、図18(A)に示す如く、
C字型梁突出建物ユニット20の両側の柱21、21の
下端部と上端部のそれぞれに、突出床梁22Aと突出天
井梁23Aのそれぞれに直交する張出し床梁171、張
出し天井梁172を設けたものである。
【0102】そして、図18(B)に示す如く、 2個の
第2変形C字型梁突出建物ユニット170B、170B
を下階に設置し、 2個のC字型梁突出建物ユニット2
0、20を上階に設置するとき、下階に設置した第2変
形C字型梁突出建物ユニット170B、170Bの両側
の張出し天井梁172、172の上に上階のC字型梁突
出建物ユニット20、20をオーバーハング状に搭載し
たものである。
【0103】尚、上記(1) 、(2) において、変形C字型
梁突出建物ユニット170A、170Bの張出し床梁1
71は撤去しても良い。但し、張出し床梁171を設け
ることにより、建物の転倒に対する安全性を向上でき
る。
【0104】(3) 図19は第1変形C字型梁突出建物ユ
ニット170Aと第3変形C字型梁突出建物ユニット1
70Cを用いた例である。
【0105】第3変形C字型梁突出建物ユニット170
Cは、図19(A)に示す如く、C字型梁突出建物ユニ
ット20の一側の柱21の上端部に突出天井梁23Aに
直交する張出し天井梁172を設けるとともに、両側の
柱21、21の上端部に突出天井梁23Aに同軸をなし
てその反対側に延びる張出し天井梁173を設けたもの
である。
【0106】そして、図19(B)に示す如く、第1変
形C字型梁突出建物ユニット170Aと第3変形C字型
梁突出建物ユニット170Cを下階に設置し、 2個のC
字型梁突出建物ユニット20、20を上階に設置すると
き、下階に設置した第1変形C字型梁突出建物ユニット
170A、第3変形C字型梁突出建物ユニット170C
の張出し天井梁172、173の上に上階のC字型梁突
出建物ユニット20、20をオーバーハング状に搭載し
たものである。
【0107】(4) 図20は第2変形C字型梁突出建物ユ
ニット170Bと第4変形C字型梁突出建物ユニット1
70Dを用いた例である。
【0108】第4変形C字型梁突出建物ユニット170
Dは、図20(A)に示す如く、C字型梁突出建物ユニ
ット20の両側の柱21、21の上端部に突出天井梁2
3Aに直交する張出し天井梁172を設けるとともに、
両側の柱21、21の上端部に突出天井梁23Aに同軸
をなしてその反対側に延びる張出し天井梁173を設け
たものである。
【0109】そして、図20(B)に示す如く、第2変
形C字型梁突出建物ユニット170Bと第4変形C字型
梁突出建物ユニット170Dを下階に設置し、 2個のC
字型梁突出建物ユニット20、20を上階に設置すると
き、下階に設置した第2変形C字型梁突出建物ユニット
170B、第4変形C字型梁突出建物ユニット170D
の張出し天井梁172、173の上に上階のC字型梁突
出建物ユニット20、20をオーバーハング状に搭載し
たものである。
【0110】尚、上記(2) 、(3) において、変形C字型
梁突出建物ユニット170A、170Bの張出し床梁1
71は撤去しても良い。但し、張出し床梁171を設け
ることにより、建物の転倒に対する安全性を向上でき
る。
【0111】(5) 図21は 2個のI字型梁突出建物ユニ
ット30を用いた例である。図21(B)に示す如く、
2個のI字型梁突出建物ユニット30、30を下階に設
置し、 2個のC字型梁突出建物ユニット20、20を上
階に設置するとき、下階に設置したI字型梁突出建物ユ
ニット30、30の両側の突出天井梁33A、33Aの
上に上階のC字型梁突出建物ユニット20、20をオー
バーハング状に搭載したものである。
【0112】(6) 図22は第1変形I字型梁突出建物ユ
ニット180Aを用いた例である。第1変形I字型梁突
出建物ユニット180Aは、図22(A)に示す如く、
I字型梁突出建物ユニット30の一側の柱31の下端部
と上端部のそれぞれに、突出床梁32Aと突出天井梁3
3Aのそれぞれに直交する張出し床梁181、張出し天
井梁182を設けたものである。
【0113】そして、図22(B)に示す如く、 2個の
第1変形I字型梁突出建物ユニット180A、180A
を下階に設置し、 2個のC字型梁突出建物ユニット2
0、20を上階に設置するとき、下階に設置した第1変
形I字型梁突出建物ユニット180A、180Aの両側
の突出天井梁33A、33Aと片側の張出し天井梁18
2の上に上階のC字型梁突出建物ユニット20、20を
オーバーハング状に搭載したものである。
【0114】(7) 図23は、第2変形I字型梁突出建物
ユニット180Bを用いた例である。第2変形I字型梁
突出建物ユニット180Bは、図23(A)に示す如
く、I字型梁突出建物ユニット30の両側の柱31、3
1の下端部と上端部のそれぞれに、突出床梁32Aと突
出天井梁33Aのそれぞれに直交する張出し床梁18
1、張出し天井梁182を設けたものである。
【0115】そして、図23(B)に示す如く、 2個の
第2変形I字型梁突出建物ユニット180B、180B
を下階に設置し、 2個のC字型梁突出建物ユニット2
0、20を上階に設置するとき、下階に設置した第2変
形I字型梁突出建物ユニット180B、180Bの両側
の突出天井梁33A、33Aと、両側の張出し天井梁1
82、182の上に上階のC字型梁突出建物ユニット2
0、20をオーバーハング状に搭載したものである。
【0116】尚、上記(6) 、(7) において、変形I字型
梁突出建物ユニット180A、180Bの張出し床梁1
81は撤去しても良い。但し、張出し床梁181を設け
ることにより、建物の転倒に対する安全性を向上でき
る。
【0117】上記各種の建物ユニットや建物ユニットの
組み合わせをユニット建物の一部に採用することにより
多様なレイアウトを実現できる。
【0118】以下、前述のC字型梁突出建物ユニット2
0、I字型梁突出建物ユニット30等を基本形態とし、
建物のプラン上支障のない位置に柱、梁を加えて強度を
確保した異形建物ユニットについて説明する。
【0119】(異形建物ユニット210〜250)(図
24) 異形建物ユニット210〜250は、前述のC字型梁突
出建物ユニット20(図24(A))の変形である。
【0120】異形建物ユニット210は、図24(B)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に 2本の補
強柱211、各 1本の補強床梁212と補強天井梁21
3を備えたものである。
【0121】異形建物ユニット220は、図24(C)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に各 1本の
補強柱221と補強床梁222と補強天井梁223を備
えたものである。
【0122】異形建物ユニット230は、図24(D)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に各 1本の
補強間柱231と補強突出床梁232と補強突出天井梁
233を備えたものである。
【0123】異形建物ユニット240は、図24(E)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に各 1本の
補強間柱241と補強突出床梁242と補強突出天井梁
243を備えることに加え、 2本の補強柱244、各 1
本の補強床梁245と補強天井梁246を備えたもので
ある。
【0124】異形建物ユニット250は、図24(F)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に各 1本の
補強間柱251と補強突出床梁252と補強突出天井梁
253を備えることに加え、各 1本の補強柱254と補
強床梁255と補強天井梁256を備えたものである。
【0125】(異形建物ユニット260〜280)(図
25) 異形建物ユニット260〜280は、前述のC字型梁突
出建物ユニット20(図24(A))の変形である。
【0126】異形建物ユニット260は、図25(A)
に示す如く、図24(D)の異形建物ユニット230に
おける補強間柱231を撤去したものに相当する。即
ち、異形建物ユニット260は、C字型梁突出建物ユニ
ット20に各 1本の補強突出床梁261と補強突出天井
梁262を備えたものである。
【0127】異形建物ユニット270は、図25(B)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に各 2本の
補強突出床梁271と補強突出天井梁272を備えたも
のである。
【0128】異形建物ユニット270Aは、図25
(C)に示す如く、異形建物ユニット270に各 2本の
補強間柱273を付加したものである。
【0129】異形建物ユニット280は、図25(D)
に示す如く、C字型梁突出建物ユニット20に各 3本の
補強突出床梁281と補強突出天井梁282を備えたも
のである。
【0130】異形建物ユニット280Aは、図25
(E)に示す如く、異形建物ユニット280に各 3本の
補強間柱283を付加したものである。
【0131】(異形建物ユニット310〜360)(図
26) 異形建物ユニット310〜360は、前述のI字型梁突
出建物ユニット30(図26(A))の変形である。
【0132】異形建物ユニット310は、図26(B)
に示す如く、I字型梁突出建物ユニット30に 2本の補
強柱311、各 1本の補強床梁312と補強天井梁31
3を備えたものである。
【0133】異形建物ユニット320は、図26(C)
に示す如く、I字型梁突出建物ユニット30に各 1本の
補強柱321と補強床梁322と補強天井梁323を備
えたものである。
【0134】異形建物ユニット330は、図26(D)
に示す如く、I字型梁突出建物ユニット30に各 1本の
補強間柱331と補強突出床梁332と補強突出天井梁
333を備えたものである。
【0135】異形建物ユニット340は、図26(E)
に示す如く、I字型梁突出建物ユニット30に各 1本の
補強間柱341と補強突出床梁342と補強突出天井梁
343を備えることに加え、 2本の補強柱344、各 1
本の補強床梁345と補強天井梁346を備えたもので
ある。
【0136】異形建物ユニット350は、図26(F)
に示す如く、I字型梁突出建物ユニット30に各 1本の
補強間柱351と補強突出床梁352と補強突出天井梁
353を備えることに加え、各 1本の補強柱354と補
強床梁355と補強天井梁356を備えたものである。
【0137】異形建物ユニット360は、図26(G)
に示す如く、図26(D)の異形建物ユニット330の
2本の柱31のうちの 1本の柱31を削除したものであ
る。
【0138】(異形建物ユニット410〜460)(図
27) 異形建物ユニット410〜460は、前述のC字型梁突
出建物ユニット20とI字型梁突出建物ユニット30の
混合体であり、各 4本の柱11と床梁12と天井梁13
とを箱形に接合してなる標準建物ユニット10(図27
(A))の変形である。
【0139】異形建物ユニット410は、図27(B)
に示す如く、標準建物ユニット10の相隣る 2本の柱1
1を削除し、それら 2個の柱省略部に挟まれる床梁12
と天井梁13の間に補強間柱411を備えたものであ
る。
【0140】異形建物ユニット420は、図27(C)
に示す如く、図27(B)の異形建物ユニット410に
おいて、補強間柱411に交差する各 1本の補強床梁4
21、補強天井梁422を備えたものである。
【0141】異形建物ユニット430は、図27(D)
に示す如く、図27(C)の異形建物ユニット420に
おいて、 1個の梁省略部とこれに相対する柱11の間の
床梁12と天井梁13を削除したものである。
【0142】異形建物ユニット440は、図27(E)
に示す如く、図27(D)の異形建物ユニット430に
おいて、 1個の梁省略部に相隣る 1本の柱11を削除し
たものである。
【0143】異形建物ユニット450は、図27(F)
に示す如く、標準建物ユニット10の 1本の柱11を削
除し、この柱省略部に交差する各 1本の床梁12と天井
梁13を削除したものである。
【0144】異形建物ユニット460は、図27(G)
に示す如く、図27(C)の異形建物ユニット420に
おいて、 2個の柱省略部のそれぞれとこれに相対する柱
11の間の床梁12、天井梁13を削除したものであ
る。
【0145】然るに、異形建物ユニット210〜28
0、310〜360、410〜460を用いた建物のプ
ランを例示すれば以下の通りである。 (1) ユニット建物510(図28) ユニット建物510は、図28(A)の領域510A
を、 2個のC字型梁突出建物ユニット20と、 2個の異
形建物ユニット220(図24(C))を接合して構成
し(図28(B))、ここに広く連続した部屋空間51
1を形成したものである。図28(A)において、51
2は柱の設置箇所を示しており、部屋空間511は中央
部に柱の存在がなく、部屋空間511の妻面には大開口
513を形成可能としたものである。
【0146】(2) ユニット建物520(図29) ユニット建物520は、図29(A)の全領域520A
を、 4個の異形建物ユニット230(図24(D))
と、 2個の異形建物ユニット360(図26(G))を
接合して構成し(図29(B))、広く連続した部屋空
間521を形成したものである。図29(A)におい
て、522は柱の設置箇所を示している。
【0147】(3-1) ユニット建物530(図30) ユニット建物530は、図30(A)の領域530A
を、 2個のC字型梁突出建物ユニット20と、 1個のI
字型梁突出建物ユニット30を接合して構成し(図30
(B))、広く連続した部屋空間531を形成したもの
である。図30(A)において、532は柱の設置箇所
を示し、部屋空間531はI字型梁突出建物ユニット3
0の柱31の横に開口533を設けてある。
【0148】(3-2) ユニット建物540(図31) ユニット建物540は、ユニット建物530の変形であ
り、ユニット建物530の領域530Aと同一の領域5
40Aを、 2個のC字型梁突出建物ユニット20と、 1
個の異形建物ユニット460の接合により構成し(図3
1(B))、広く連続した部屋空間541を構成したも
のである。図31(A)において、542は柱の設置箇
所を示すが、図30(A)のI字型梁突出建物ユニット
30の柱31に対応していた 1個の柱532が図31
(A)では異形建物ユニット460の 2本の柱11に対
応する 2個の柱542に変更しており、部屋空間541
は異形建物ユニット460の 2本の柱11の間に開口5
43をとったものである。これにより、ダイニング54
1Aの横に開口543をとることができた。
【0149】(4) ユニット建物610〜630(図32
〜図34) ユニット建物610は、図32に示す如く、 2個の異形
建物ユニット260(図25(A))を向かい合わせに
接合して構成したものである。 2個の異形建物ユニット
230(図24(D))を向かい合わせに接合してユニ
ット建物を構成するものであっても良い。
【0150】ユニット建物620は、図33に示す如
く、 2個の異形建物ユニット270(図25(B))を
向かい合わせに接合して構成したものである。 2個の異
形建物ユニット270A(図25(C))を向かい合わ
せに接合してユニット建物を構成するものであっても良
い。
【0151】ユニット建物630は、図34に示す如
く、 2個の異形建物ユニット280(図25(D))を
向かい合わせに接合して構成したものである。 2個の異
形建物ユニット280A(図25(E))を向かい合わ
せに接合してユニット建物を構成するものであっても良
い。
【0152】以上の梁突出建物ユニット20、30、1
70A〜170D、180A、180B等、異形建物ユ
ニット210〜250、310〜360、410〜46
0等にあっては、それらの柱11、21、31等、床梁
12、22、32等、天井梁13、23、33等を直線
状の鉛直材、水平材とするものについて説明したが、そ
れらの柱、床梁、天井梁の少なくとも一部を斜材、もし
くは曲線状材とするものであっても良い。例えば、下記
(A) 、(B) の如くである。
【0153】(A) 図35は、2つのC字型梁突出建物ユ
ニット20、20が接合された建物ユニットの上に斜面
建物ユニット550を組付けた例である。斜面建物ユニ
ット550は、柱551、552と床梁553と天井梁
554、555で構成される柱−梁フレーム556を有
している。天井梁555は傾斜して設けられており、柱
−梁フレーム556のフレーム面は非長方形をなしてい
る。柱−梁フレーム556は3つ設けられ、各柱−梁フ
レーム556の間は突出床梁557、558及び突出天
井梁559、560、561で連結されている。
【0154】上記のように斜面建物ユニット550を組
付ければ、ユニット建物の外観形状に変化が生じるとと
もに、斜線規制にも容易に対応することができる。
【0155】尚、天井梁555、556が同じ角度で傾
斜して一直線状となった柱−梁フレームを有する建物ユ
ニットを、上記斜面建物ユニット550の代わりに用い
ることもできる。更に、柱−梁フレームのフレーム面が
三角形をなした建物ユニットを用いることもできる。
【0156】また、図35の斜面建物ユニット550を
中間のフレーム面で左右に分割された分割タイプに構成
すれば、3本ずつ設けられた柱551、552のうち中
間の柱を省略することができる。
【0157】(B) 図36は、2つのC字型梁突出建物ユ
ニット20、20が接合された建物ユニットの側面に曲
面建物ユニット570を組付けた例である。曲面建物ユ
ニット570は、曲線をなしかつ並行に配置された床梁
571と天井梁572を有している。
【0158】上記の曲面建物ユニット570を組付けて
も、ユニット建物の外観形状に変化を生じさせることが
できる。
【0159】尚、図2〜図36まで各種の建物ユニット
と建物ユニットの組み合わせを示したが、これらを用い
たユニット建物の不図示の部分には標準建物ユニットが
含まれている。即ち、上記各実施例のユニット建物は一
以上の種類の梁突出建物ユニットと標準建物ユニットと
からなるものである。
【0160】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0161】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物において、広く連続した開口を形成可能とし、かつ
開口位置の制約を軽減することができる。
【0162】また、本発明によれば、ユニット建物にお
いて、緩勾配の階段を設置可能とすることができる。
【0163】また、本発明によれば、ユニット建物にお
いて、オーバーハング状上階部分の設置を容易にするこ
とができる。
【0164】また、本発明によれば、ユニット建物にお
いて、柱間に形成される空間の拡張を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されてなるユニット建物の
一例を示す模式図である。
【図2】図2はC字型梁突出建物ユニットを示す模式図
である。
【図3】図3はI字型梁突出建物ユニットを示す模式図
である。
【図4】図4は梁突出建物ユニットの並置による大空間
形成状態を示す模式図である。
【図5】図5はユニット建物の開口形状を示す模式図で
ある。
【図6】図6はユニット建物の階段設置状態を示す模式
図である。
【図7】図7はオーバーハング状上階部分形成状態を示
す模式図である。
【図8】図8はオーバーハング状上階部分形成状態を示
す模式図である。
【図9】図9は梁突出建物ユニットの変形例を示す模式
図である。
【図10】図10はC字型柱−梁フレームを示す模式図
である。
【図11】図11は柱−床梁フレームと柱−天井梁フレ
ームを示す模式図である。
【図12】図12はI字型柱−梁フレームを示す模式図
である。
【図13】図13は柱−梁フレームと柱−天井梁を示す
模式図である。
【図14】図14は床面積拡張建物ユニットを示す模式
図である。
【図15】図15は天井高拡張建物ユニットを示す模式
図である。
【図16】図16は梁突出建物ユニットの並置による大
空間形成状態の他の例を示す模式図である。
【図17】図17はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図18】図18はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図19】図19はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図20】図20はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図21】図21はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図22】図22はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図23】図23はオーバーハング状上階部分形成状態
の他の例を示す模式図である。
【図24】図24はC字型梁突出建物ユニットを変形し
た異形建物ユニットを示す模式図である。
【図25】図25はC字型梁突出建物ユニットを変形し
た他の異形建物ユニットを示す模式図である。
【図26】図26はI字型梁突出建物ユニットを変形し
た異形建物ユニットを示す模式図である。
【図27】図27は標準建物ユニットを変形した異形建
物ユニットを示す模式図である。
【図28】図28はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図29】図29はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図30】図30はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図31】図31はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図32】図32はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図33】図33はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図34】図34はユニット建物の構成例を示す模式図
である。
【図35】図35は斜面建物ユニットの設置例を示す模
式図である。
【図36】図36は曲面建物ユニットの設置例を示す模
式図である。
【符号の説明】
20、30、170A〜170D、180A、180B
梁突出建物ユニット 21、31 柱 22、32 床梁 23、33 天井梁 22A、32A 突出床梁 23A、33A 突出天井梁 24、34 柱−梁フレーム 40A 部屋空間 60 壁面 60A 開口 70 階段室 70A 階段 80 バルコニー 110、210 柱−梁フレーム 120、220 柱−床梁フレーム 130、230 柱−天井梁フレーム 140、150 建物ユニット 141、141A、152、152A 継ぎ床梁 142、142A、153、153A 継ぎ天井梁 151 継ぎ柱 210〜280、310〜360、410〜460 異
形建物ユニット 511、521、531、541 部屋空間 513、533、543 開口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する柱の下端部間に床梁を架け渡
    し、上端部間に天井梁を架け渡して柱−梁フレームを構
    成し、各柱の下端部から該柱−梁フレームのフレーム面
    に直交する突出床梁を設け、上端部から該柱−梁フレー
    ムのフレーム面に直交する突出天井梁を設けてなる梁突
    出建物ユニットを用いて構築されるユニット建物におい
    て、 2個の梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され、
    それらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに接合
    してなり、 前記2個の梁突出建物ユニットの突出床梁と突出天井梁
    のそれぞれを互いに接合することにより区画形成した壁
    面に、それら2個の梁突出建物ユニットに渡る開口を設
    けてなることを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 相対する柱の下端部間に床梁を架け渡
    し、上端部間に天井梁を架け渡して柱−梁フレームを構
    成し、各柱の下端部から該柱−梁フレームのフレーム面
    に直交する突出床梁を設け、上端部から該柱−梁フレー
    ムのフレーム面に直交する突出天井梁を設けてなる梁突
    出建物ユニットを用いて構築されるユニット建物におい
    て、 2個の梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され、
    それらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに接合
    してなり、 前記2個の梁突出建物ユニットに渡る階段を設けてなる
    ことを特徴とするユニット建物。
  3. 【請求項3】 相対する柱の下端部間に床梁を架け渡
    し、上端部間に天井梁を架け渡して柱−梁フレームを構
    成し、各柱の下端部から該柱−梁フレームのフレーム面
    に直交する突出床梁を設け、上端部から該柱−梁フレー
    ムのフレーム面に直交する突出天井梁を設けてなる梁突
    出建物ユニットを用いて構築されるユニット建物におい
    て、 梁突出建物ユニットを下階に設置し、梁突出建物ユニッ
    トの突出天井梁の上に他の上階ユニットをオーバーハン
    グ状に搭載してなることを特徴とするユニット建物。
  4. 【請求項4】 相対する柱の下端部間に床梁を架け渡
    し、上端部間に天井梁を架け渡して柱−梁フレームを構
    成し、各柱の下端部から該柱−梁フレームのフレーム面
    に直交する突出床梁を設け、上端部から該柱−梁フレー
    ムのフレーム面に直交する突出天井梁を設けてなる梁突
    出建物ユニットを用いて構築されるユニット建物におい
    て、 梁突出建物ユニットを上階に設置し、梁突出建物ユニッ
    トの突出床梁を他の下階建物ユニットの前方にオーバー
    ハングさせてなることを特徴とするユニット建物。
  5. 【請求項5】 前記梁突出建物ユニットの突出床梁にオ
    ーバーハングバルコニーを設けてなる請求項4記載のユ
    ニット建物。
  6. 【請求項6】 前記梁突出建物ユニットが、柱−梁フレ
    ームのフレーム面の片側に突出床梁と突出天井梁を設け
    てなるC字型梁突出建物ユニットである請求項1〜5の
    いずれかに記載のユニット建物。
  7. 【請求項7】 前記梁突出建物ユニットが、柱−梁フレ
    ームのフレーム面の両側に突出床梁と突出天井梁を設け
    てなるI字型梁突出建物ユニットである請求項1〜5の
    いずれかに記載のユニット建物。
  8. 【請求項8】 相対する柱の下端部間に床梁を架け渡
    し、上端部間に天井梁を架け渡して柱−梁フレームを構
    成し、各柱の下端部から該柱−梁フレームのフレーム面
    に直交する突出床梁を設け、上端部から該柱−梁フレー
    ムのフレーム面に直交する突出天井梁を設けてなる梁突
    出建物ユニットを用いて構築されるユニット建物におい
    て、 柱−梁フレームのフレーム面の片側に突出床梁と突出天
    井梁を設けてなるC字型梁突出建物ユニットと、柱−梁
    フレームのフレーム面の両側に突出床梁と突出天井梁を
    設けてなるI字型梁突出建物ユニットと、3隅以上に柱
    を備えてなる柱と梁の骨組構造体からなる標準建物ユニ
    ットとを、左右上下に接合されてなることを特徴とする
    ユニット建物。
  9. 【請求項9】 柱の上下端部のそれぞれから互いに直交
    する方向に突出する複数の突出床梁と複数の突出天井梁
    を備えてなる柱−梁フレームと、 柱の下端部から互いに直交する方向に突出する複数の突
    出床梁を備えてなる柱−床梁フレームと、 柱の上端部から互いに直交する方向に突出する複数の突
    出天井梁を備えてなる柱−天井梁フレームの各フレーム
    の中から選ばれる、複数のフレームを接合して構築され
    ることを特徴とする建物ユニット。
  10. 【請求項10】 前記複数のフレームの床梁同士を継ぎ
    床梁により接合し、天井梁同士を継ぎ天井梁により接合
    してなる請求項9記載の建物ユニット。
  11. 【請求項11】 前記柱−床梁フレームと前記柱−天井
    梁フレームの柱同士を継ぎ柱により接合してなる請求項
    9又は10記載の建物ユニット。
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