JPH11172773A - ユニット建物及び該ユニット建物の設計方法 - Google Patents

ユニット建物及び該ユニット建物の設計方法

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JPH11172773A
JPH11172773A JP17603298A JP17603298A JPH11172773A JP H11172773 A JPH11172773 A JP H11172773A JP 17603298 A JP17603298 A JP 17603298A JP 17603298 A JP17603298 A JP 17603298A JP H11172773 A JPH11172773 A JP H11172773A
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JP
Japan
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projecting
building
column
unit
floor
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Application number
JP17603298A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
裕之 鈴木
Okitoshi Haneda
臣利 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11172773A publication Critical patent/JPH11172773A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの要求する間取りや外観形状等にも柔
軟に対応可能な、プラン対応力を有するユニット建物、
及び該ユニット建物の設計方法を提供すること。 【解決手段】 2つの梁突出建物ユニット20の突出床
梁22A、22Aと突出天井梁23A、23Aのそれぞ
れが互いに剛接合されるユニット建物において、梁突出
建物ユニット20を補強する補強部材(中柱40、補強
枠41)を、ユニット建物の外構面に設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の建物ユニッ
トを接合して構成されるユニット建物、及び該ユニット
建物の設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のユニット建物として、先に同一出
願人により出願された特願昭9-186316号に記載されたも
のがある。このユニット建物は、相対する柱の下端部間
に床梁が、上端部間に天井梁がそれぞれ掛け渡され、
柱、床梁及び天井梁で形成される柱−梁フレームのフレ
ーム面に直交して、柱の下端部には突出床梁が、上端部
には突出天井梁がそれぞれ設けられた梁突出建物ユニッ
トを用いて構成されている。そして、例えば2つの梁突
出建物ユニットがそれぞれの突出床梁と突出天井梁を互
いに突き合わせるように並置されて、突出床梁と突出天
井梁のそれぞれが互いに接合されることにより、ユニッ
ト建物が構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
のユニット建物では、2つの梁突出建物ユニットを組み
合わせることで、建物ユニットの短辺方向の長さを長く
してユニット建物内に大空間を形成することは可能であ
るが、以下の問題点がある。
【0004】(1) 短辺方向に柱がないので、短辺方向の
強度が低下してしまい、ユニット建物に作用する、地
震、風等による水平力に対して補強材が必要となるが、
この補強材が空間上の制約となって、間取り等のプラン
ニングの支障となる。
【0005】(2) 短辺方向の長さが長くなるため、外観
の形状が単調になり、更に斜線規制に対応しにくくな
る。
【0006】本発明の課題は、ユーザの要求する間取り
や外観形状等にも柔軟に対応可能な、プラン対応力を有
するユニット建物、及び該ユニット建物の設計方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡され、上端部
間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び天井梁で形
成される柱−梁フレームのフレーム面に直交して前記柱
の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁フレームの
フレーム面に直交して前記柱の上端部に突出天井梁が設
けられた梁突出建物ユニットを用いて構成され、2つの
梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天井梁の
それぞれを互いに突き合わせるように並置されて、前記
突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに剛接合される
ユニット建物において、前記梁突出建物ユニットを補強
する補強部材を、前記柱又は箱形ユニットの近傍もしく
はユニット建物の外構面に設けたものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間には床梁が掛け渡され、上端部間には天井梁が
掛け渡されて、前記柱、床梁及び天井梁で形成される柱
−梁フレームのフレーム面に直交して前記柱の下端部に
突出床梁が設けられ、前記柱−梁フレームのフレーム面
に直交して前記柱の上端部に突出天井梁を設けられた梁
突出建物ユニットを用いてユニット建物を設計する際
に、前記梁突出建物ユニットを補強する補強部材を、前
記柱又は箱形ユニットの近傍に、もしくはユニット建物
の外構面に設けるように設計するものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁が掛け渡され、上端部間に天井梁が掛け
渡され、前記柱、床梁及び天井梁で形成される柱−梁フ
レームのフレーム面に直交して前記柱の下端部に突出床
梁が設けられ、前記柱−梁フレームのフレーム面に直交
して前記柱の上端部に突出天井梁が設けられた梁突出建
物ユニットを用いて構成され、2つの梁突出建物ユニッ
トがそれらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに
突き合わせるように並置されて、前記突出床梁と突出天
井梁のそれぞれが互いに剛接合されるユニット建物にお
いて、天井梁が斜めに配置されて柱−梁フレームが非長
方形をなし外観に傾斜面を有する斜面建物ユニットが設
置されたものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁が掛け渡され、上端部間に天井梁が掛け
渡され、前記柱、床梁及び天井梁で形成される柱−梁フ
レームのフレーム面に直交して前記柱の下端部に突出床
梁が設けられ、前記柱−梁フレームのフレーム面に直交
して前記柱の上端部に突出天井梁が設けられた梁突出建
物ユニットを用いて構成され、2つの梁突出建物ユニッ
トがそれらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに
突き合わせるように並置されて、前記突出床梁と突出天
井梁のそれぞれが互いに剛接合されるユニット建物にお
いて、前記梁突出建物ユニットの少なくとも1つとし
て、柱−梁フレームを構成する天井梁が斜めに配置され
たものを用いてなるようにしたものである。
【0011】請求項5に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁が掛け渡され、上端部間に天井梁が掛け
渡され、前記柱、床梁及び天井梁で形成される柱−梁フ
レームのフレーム面に直交して前記柱の下端部に突出床
梁が設けられ、前記柱−梁フレームのフレーム面に直交
して前記柱の上端部に突出天井梁が設けられた梁突出建
物ユニットを用いて構成され、2つの梁突出建物ユニッ
トがそれらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに
突き合わせるように並置されて、前記突出床梁と突出天
井梁のそれぞれが互いに剛接合されるユニット建物にお
いて、前記梁突出建物ユニットの少なくとも1つとし
て、突出天井梁が斜めに配置されたものを用いてなるよ
うにしたものである。
【0012】請求項6に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁が掛け渡され、上端部間に天井梁が掛け
渡され、前記柱、床梁及び天井梁で形成される柱−梁フ
レームのフレーム面に直交して前記柱の下端部に突出床
梁が設けられ、前記柱−梁フレームのフレーム面に直交
して前記柱の上端部に突出天井梁が設けられた梁突出建
物ユニットを用いて構成され、2つの梁突出建物ユニッ
トがそれらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに
突き合わせるように並置されて、前記突出床梁と突出天
井梁のそれぞれが互いに剛接合されるユニット建物にお
いて、前記梁突出建物ユニットの少なくとも1つとし
て、柱−梁フレームを構成する柱が斜めに配置されたも
のを用いてなるようにしたものである。
【0013】請求項7に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁が掛け渡され、それら各柱の下端部から
上記床梁に直交して突出する突出床梁が設けられ、それ
ら各柱が斜めに配置された梁突出建物ユニットを用いて
構成されたものである。
【0014】請求項8に記載の本発明は、相対する柱の
下端部間に床梁が掛け渡され、上端部間に天井梁が掛け
渡され、前記柱、床梁及び天井梁で形成される柱−梁フ
レームのフレーム面に直交して前記柱の下端部に突出床
梁が設けられ、前記柱−梁フレームのフレーム面に直交
して前記柱の上端部に突出天井梁が設けられた梁突出建
物ユニットを用いて構成され、2つの梁突出建物ユニッ
トがそれらの突出床梁と突出天井梁のそれぞれを互いに
突き合わせるように並置されて、前記突出床梁と突出天
井梁のそれぞれが互いに接合されるユニット建物におい
て、柱−梁フレームのフレーム面の片側に突出床梁と突
出天井梁が設けられたC字型梁突出建物ユニット、及び
柱−梁フレームのフレーム面の両側に突出床梁と突出天
井梁が設けられたI字型梁突出建物ユニットの中から少
なくとも2つが選択され、左右に剛接合されて部分ユニ
ット建物が構成され、前記部分ユニット建物の側面に、
床梁と天井梁が曲線をなして並行に配置され外観に曲面
を有する曲面建物ユニットが設置されたものである。
【0015】
【作用】請求項1によれば、柱又は箱形ユニットの近傍
に、もしくはユニット建物の外構面に補強材が設けられ
ているので、ユニット建物の強度を確保しつつ、ユニッ
ト建物内部に大空間を形成することができる。
【0016】請求項2によれば、ユニット建物内部に大
空間を確保しつつ、地震、風等による水平力に対する補
強材を容易に配置できる。
【0017】請求項3によれば、斜面建物ユニットを設
置することにより、ユニット建物の外観形状に変化を持
たせるとともに、斜線規制にも容易に対応できる。
【0018】請求項4によれば、柱−梁フレームに斜め
天井梁をもつ梁突出建物ユニットを設けることにより、
ユニット建物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜
線規制にも容易に対応できる。
【0019】請求項5によれば、斜め突出天井梁をもつ
梁突出建物ユニットを設置することにより、ユニット建
物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも
容易に対応できる。
【0020】請求項6によれば、柱−梁フレームに斜め
柱をもつ梁突出建物ユニットを設置することにより、ユ
ニット建物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線
規制にも容易に対応できる。
【0021】請求項7によれば、斜め柱をもつ梁突出建
物ユニットを設置することにより、ユニット建物の外観
形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対
応できる。
【0022】請求項8によれば、C字型梁突出建物ユニ
ットやI字型梁突出建物ユニットに、曲面建物ユニット
を組み合わせて接合することにより、ユニット建物の外
観形状に変化を持たせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。ユニット建物は、例えば図1に示す
ように複数の建物ユニット1〜4が左右上下に互いに接
合されて構成されている。図1では建物ユニットは4つ
しか示してないが、実際にはもっと多くの建物ユニット
が使用される。建物ユニットとしては、以下に説明する
箱形建物ユニット、C字型梁突出建物ユニット、I字型
梁突出建物ユニットなどが使用できる。
【0024】箱形建物ユニット10は、図2に示すよう
に、直方体の四隅に柱11を配設し、各柱11の下端部
間に床梁12を掛け渡し、上端部間に天井梁13を掛け
渡した骨組構造体である。例えば、柱11は角鋼管、床
梁12はC型鋼、天井梁13はC型鋼を採用できる。
尚、箱形建物ユニット10は、平面長手方向と短手方向
で寸法違いなものが数種類ある。以下に説明するC字型
梁突出建物ユニットやI字型梁突出建物ユニットも同様
である。
【0025】C字型梁突出建物ユニット20は、図3に
示すように、2本の相対する柱21の下端部間に床梁2
2を掛け渡し、上端部間に天井梁23を掛け渡して柱−
梁フレーム24を構成し、各柱21の下端部から柱−梁
フレーム24のフレーム面の片側に直交する突出床梁2
2Aを設け、上端部から柱−梁フレーム24のフレーム
面の片側に直交する突出天井梁23Aを設けた骨組構造
体である。例えば、柱21は角鋼管、床梁22、22A
はC型鋼、天井梁23、23AはC型鋼を採用できる。
【0026】I字型梁突出建物ユニット30は、図4に
示すように、2本の相対する柱31の下端部間に床梁3
2を掛け渡し、上端部間に天井梁33を掛け渡して柱−
梁フレーム34を構成し、各柱31の下端部から柱−梁
フレーム34のフレーム面の両側に直交する突出床梁3
2Aを設け、上端部から柱−梁フレーム34のフレーム
面の両側に直交する突出天井梁33Aを設けた骨組構造
体である。例えば、柱31は角鋼管、床梁32、32A
はC型鋼、天井梁33、33AはC型鋼を採用できる。
【0027】箱形建物ユニット10は、図2に示したよ
うに、それ1つだけでも部屋空間S1を形成することが
できる。C字型梁突出建物ユニット20やI字型梁突出
建物ユニット30を用いても部屋空間を形成することが
できる。以下、この点について説明する。
【0028】(1) 2つのC字型梁突出建物ユニット2
0、20を、図5に示すように、それらの突出床梁22
A、22Aと突出天井梁23A、23Aのそれぞれが互
いに突き合わされるように並置し、それらの突出床梁2
2A、22A、突出天井梁23A、23Aのそれぞれを
互いに接合することにより、それら1組のC字型梁突出
建物ユニット20、20により囲まれる部屋空間S2を
形成できる。
【0029】尚、突出床梁22Aと突出床梁22Aの突
き合わせ接合部22B、突出天井梁23Aと突出天井梁
23Aの突き合わせ接合部23Bは、例えば板状、形鋼
状、角筒状等のジョイントピースを用いて現場接合され
る。
【0030】(2) C字型梁突出建物ユニット20とI字
型梁突出建物ユニット30を、図6に示すように、それ
らの突出床梁22A、32Aと突出天井梁23A、33
Aのそれぞれが互いに突き合わされるように並置し、そ
れらの突出床梁22A、32A、突出天井梁23A、3
3Aのそれぞれを互いに接合することにより、それら1
組のC字型梁突出建物ユニット20とI字型梁突出建物
ユニット30により囲まれる部屋空間S3を形成でき
る。
【0031】尚、突出床梁22Aと突出床梁32Aの突
き合わせ部32B、突出天井梁23Aと突出天井梁33
Aの突き合わせ部33Bは、例えば、板状、形鋼状、角
筒状等のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0032】(3) 2つのI字型梁突出建物ユニット3
0、30を、図7に示すように、それらの突出床梁32
A、32Aと突出天井梁33A、33Aのそれぞれが互
いに突き合わされるように並置し、それらの突出床梁3
2A、32A、突出天井梁33A、33Aのそれぞれが
互いに接合することにより、それら1組のI字型梁突出
建物ユニット30、30により囲まれる部屋空間S4を
形成できる。
【0033】尚、突出床梁32Aと突出床梁32Aの突
き合わせ部32C、突出天井梁33Aと突出天井梁33
Aの突き合わせ部33Cは、例えば、板状、形鋼状、角
筒状等のジョイントピースを用いて現場接合される。
【0034】(実施形態1)図8は、図5に示したもの
と同様、2つのC字型梁突出建物ユニット20、20を
接合させたものである。このような構成であると、接合
部22B、23B付近に柱がなく部屋空間を広くするこ
とができるが、柱がないために強度低下が懸念され、三
階建ての一階部分に適用するには地震や風等を考慮して
補強する必要がある。そのため、図8に示すように、例
えば、床梁22と天井梁23との間に中柱40が、突出
床梁22Aと突出天井梁23Aとの間に補強枠41が設
けられる。
【0035】また、C字型梁突出建物ユニット20とI
字型梁突出建物ユニット30を用いた図6の場合や、2
つのI字型梁突出建物ユニット30、30を用いた図7
の場合についても、上記中柱40や補強枠41が設けら
れる。
【0036】ところが、上記のように中柱40や補強枠
41が設けられていると、空間を狭めてしまうことにな
り、C字型梁突出建物ユニット20やI字型梁突出建物
ユニット30を用いて、せっかく部屋空間を広くした意
味が薄れてしまう。
【0037】そこで本実施形態では、図9〜図13に示
すような構成としている。まず、図9は、ユニット建物
の一階部分が2つのC字型梁突出建物ユニット20、2
0で構成された独立型2行のユニット建物で、(a)は
一階部分を、(b)は二階部分を、(c)は三階部分を
それぞれ示している。この図においては、一階部分の中
柱40と補強枠41の位置が矢印のように破線の小円の
位置から実線の小円の位置へ移動しており、中柱40及
び補強枠41が柱21の近傍に配置されている。このよ
うに構成すれば、ユニット建物を補強しつつ広い部屋空
間を確保することができる。二階部分の中柱40及び補
強枠41は従来の位置と同じである。また、三階部分に
は中柱40及び補強枠41は設けられていない。尚、4
2は水平ブレースである。
【0038】図10及び図11は、ユニット建物の一階
部分が2つのC字型梁突出建物ユニット20、20と1
つの箱形建物ユニット10で構成された独立型3行のユ
ニット建物で、(a)は一階部分を、(b)及び
(b′)は二階部分を、(c)は三階部分をそれぞれ示
している。これらの図においては、一階部分に設けられ
た中柱40、40のうち、箱形建物ユニット10に近い
側の中柱40が箱形建物ユニット10に隣接して配置さ
れている。このように構成しても、ユニット建物を補強
しつつ広い部屋空間を確保することができる。尚、二階
部分を(b′)のように構成すれば、補強枠41を省略
することができる。また図10と図11の違いは、一階
部分について、図10では補強枠41が設けられている
が、図11には補強枠41が設けられていないことであ
る。
【0039】図12は、ユニット建物の一階部分がC字
型梁突出建物ユニット20を4ユニット組み合わせた2
列型2行のユニット建物で、(a)は一階部分を、
(b)は二階部分を、(c)は三階部分をそれぞれ示し
ている。この図においては、一階部分及び二階部分に設
けられた補強枠41、41の位置が矢印のように破線の
小円の位置から実線の小円の位置へ移動しており、補強
枠41、41がユニット建物の外構面に配置されてい
る。このように構成しても、ユニット建物を補強しつつ
広い部屋空間を確保することができる。
【0040】図13は、ユニット建物の一階部分が4つ
のC字型梁突出建物ユニット20と1つの箱形建物ユニ
ット10で構成された2列型3行のユニット建物で、
(a)は一階部分を、(b)は二階部分を、(c)は三
階部分をそれぞれ示している。この図においては、一階
部分に設けられた補強枠41の位置が矢印のように破線
の小円の位置から実線の小円の位置へ移動しており、補
強枠41がユニット建物の外構面に配置されている。こ
のように構成しても、ユニット建物を補強しつつ広い部
屋空間を確保することができる。二階部分には補強枠4
1は設けられていない。また、一階部分には中柱40、
40が設けられているが、箱形建物ユニット10に近い
側の中柱40は箱形建物ユニット10に隣接して配置さ
れている。
【0041】尚、図12のようにC字型梁突出建物ユニ
ット20を4ユニット組み合わせ、その4ユニット組み
合わせたものを一階部分と二階部分に設置した場合、ユ
ニット建物としての強度が向上するので、中柱40は省
略できる。
【0042】(実施形態2)図14は、2つのC字型梁
突出建物ユニット20、20が接合された建物ユニット
の上に斜面建物ユニット50を組み付けた例である。斜
面建物ユニット50は、柱51、52と床梁53と天井
梁54、55で形成される柱−梁フレーム56を有して
いる。天井梁55は傾斜して設けられており、柱−梁フ
レーム56のフレーム面は非長方形をなしている。柱−
梁フレーム56は3つ設けられ、各柱−梁フレーム56
の間は突出床梁57、58及び突出天井梁59、60、
61で連結されている。
【0043】上記のように斜面建物ユニット50を組み
付ければ、ユニット建物の外観形状に変化が生じるとと
もに、斜線規制にも容易に対応することができる。
【0044】尚、天井梁55、56が同じ角度で傾斜し
て一直線状となった柱−梁フレームを有する建物ユニッ
トを、上記斜面建物ユニット50の代わりに用いること
もできる。さらに、柱−梁フレームのフレーム面が三角
形をなした建物ユニットを用いることもできる。
【0045】また、図14の斜面建物ユニット50を中
間のフレーム面で左右に分割された分割タイプに構成す
れば、3本ずつ設けられた柱51、52のうち中間の柱
を省略することができる。
【0046】(実施形態3)図15(a)は、図3に示
したC字型梁突出建物ユニットの変形例に係るC字型梁
突出建物ユニット70であり、柱−梁フレーム24を構
成する天井梁23を、斜め天井梁71と水平天井梁72
からなるものとし、両側の突出天井梁23A、23Aに
加え中間突出天井梁73を具備したものである。
【0047】2つのC字型梁突出建物ユニット70を、
図15(b)に示す如く、それらの突出床梁22A、2
2Aと突出天井梁23A、23Aと中間突出天井梁7
3、73のそれぞれを互いに突き合わせて接合すること
により、両建物ユニット70、70に囲まれる部屋空間
を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の外観
形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対
応することができる。
【0048】図16は図4に示したI字型梁突出建物ユ
ニット30の変形例に係るI字型梁突出建物ユニット8
0であり、柱−梁フレーム34を構成する天井梁33
を、斜め天井梁81と水平天井梁82からなるものと
し、両側の突出天井梁33A、33Aに加え中間突出天
井梁83を具備したものである。I字型梁突出建物ユニ
ット80を他のI字型梁突出建物ユニット80、もしく
はC字型梁突出建物ユニット70と組み合わせることに
よっても、ユニット建物の外観形状に変化を持たせると
ともに、斜線規制にも容易に対応することができる。
【0049】(実施形態4)図17(a)は、図3に示
したC字型梁突出建物ユニット20の変形例に係るC字
型梁突出建物ユニット90であり、突出天井梁23Aを
斜めに配置した斜め突出天井梁91としたものである。
【0050】C字型梁突出建物ユニット90とC字型梁
突出建物ユニット20を、図17(b)に示す如く、そ
れらの突出床梁22A、22Aと、突出天井梁91、2
3Aのそれぞれを互いに突き合わせて接合することによ
り、両建物ユニット90、20に囲まれる部屋空間を形
成できる。そして、このとき、ユニット建物の外観形状
に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対応す
ることができる。
【0051】C字型梁突出建物ユニット90とI字型梁
突出建物ユニット30を、図17(c)に示す如く、そ
れらの突出床梁22A、32Aと、突出天井梁91、3
3Aのそれぞれを互いに突き合わせて接合することによ
り、両建物ユニット90、30に囲まれる部屋空間を形
成できる。そして、このとき、ユニット建物の外観形状
に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対応す
ることができる。
【0052】C字型梁突出建物ユニット90と箱形建物
ユニット10を、図17(d)に示す如く、それらの突
出床梁22A、柱11の下端部と、突出天井梁91、柱
11の上端部のそれぞれを互いに突き合わせて接合する
ことにより、両建物ユニット90、10に囲まれる部屋
空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の
外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易
に対応することができる。
【0053】(実施形態5)図18(a)は、図3に示
したC字型梁突出建物ユニット20の変形例に係るC字
型梁突出建物ユニット100であり、突出天井梁23A
を斜め突出天井梁101と水平突出天井梁102とから
なるものとし、天井梁23に平行に継ぎ天井梁103を
設けたものである。
【0054】C字型梁突出建物ユニット100とC字型
梁突出建物ユニット20を、図18(b)に示す如くに
接合することにより、両建物ユニット100、20に囲
まれる部屋空間を形成し、ユニット建物の外観形状に変
化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対応するこ
とができる。
【0055】C字型梁突出建物ユニット100とI字型
梁突出建物ユニット30を、図18(c)に示す如くに
接合することにより、両建物ユニット100、30に囲
まれる部屋空間を形成し、ユニット建物の外観形状に変
化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対応するこ
とができる。
【0056】C字型梁突出建物ユニット100と箱形建
物ユニット10を、図18(d)に示す如くに接合する
ことにより、両建物ユニット100、10に囲まれる部
屋空間を形成し、ユニット建物の外観形状に変化を持た
せるとともに、斜線規制にも容易に対応することができ
る。
【0057】(実施形態6)図19(a)は、図4に示
したI字型梁突出建物ユニット30の変形例に係るI字
型梁突出建物ユニット110であり、突出天井梁33A
を斜めに配置した斜め突出天井梁111としたものであ
る。
【0058】I字型梁突出建物ユニット110とC字型
梁突出建物ユニット20を、図19(b)に示す如く、
それらの突出床梁32A、22Aと、突出天井梁11
1、23Aのそれぞれを互いに突き合わせて接合するこ
とにより、両建物ユニット100、20に囲まれる部屋
空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の
外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易
に対応することができる。
【0059】I字型梁突出建物ユニット110とI字型
梁突出建物ユニット30を、図19(c)に示す如く、
それらの突出床梁32A、32Aと、突出天井梁11
1、33Aのそれぞれを互いに突き合わせて接合するこ
とにより、両建物ユニット110、30に囲まれる部屋
空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の
外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易
に対応することができる。
【0060】I字型梁突出建物ユニット110と箱形建
物ユニット10を、図19(d)に示す如く、それらの
突出床梁32A、柱11の下端部と、突出天井梁11
1、柱11の上端部のそれぞれを互いに突き合わせて接
合することにより、両建物ユニット110、10に囲ま
れる部屋空間を形成できる。そして、このとき、ユニッ
ト建物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制
にも容易に対応することができる。
【0061】(実施形態7)図20(a)は、図4に示
したI字型梁突出建物ユニット30の変形例に係るI字
型梁突出建物ユニット120であり、柱31の上端部の
一方の突出天井梁33Aを斜め突出天井梁121とした
ものである。
【0062】I字型梁突出建物ユニット120とC字型
梁突出建物ユニット20を、図20(b)に示す如く、
それらの突出床梁32A、22Aと、突出天井梁33
A、23Aのそれぞれを互いに突き合わせて接合するこ
とにより、両建物ユニット120、20に囲まれる部屋
空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の
外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易
に対応することができる。
【0063】I字型梁突出建物ユニット120とI字型
梁突出建物ユニット30を、図20(c)に示す如く、
それらの突出床梁32A、32Aと、突出天井梁33
A、33Aのそれぞれを互いに突き合わせて接合するこ
とにより、両建物ユニット120、30に囲まれる部屋
空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の
外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易
に対応することができる。
【0064】I字型梁突出建物ユニット120と箱形建
物ユニット10を、図20(d)に示す如く、それらの
突出床梁32A、柱11の下端部と、突出天井梁33
A、柱11の上端部のそれぞれを互いに突き合わせて接
合することにより、両建物ユニット120、10に囲ま
れる部屋空間を形成できる。そして、このとき、ユニッ
ト建物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制
にも容易に対応することができる。
【0065】(実施形態8)図21は、図19のI字型
梁突出建物ユニット110と、図17のC字型梁突出建
物ユニット90の接合体であり、それらの突出床梁32
A、22Aと、突出天井梁111、91のそれぞれを互
いに突き合わせて接合することにより、両建物ユニット
110、90に囲まれる部屋空間を形成できる。そし
て、このとき、ユニット建物の外観形状に変化を持たせ
るとともに、斜線規制にも容易に対応することができ
る。
【0066】(実施形態9)図22(a)は、図4に示
したI字型梁突出建物ユニット30の変形例に係るI字
型梁突出建物ユニット130であり、柱31の上端部の
一方の突出天井梁33Aを斜め下向き突出天井梁131
とし、柱31の上端部の他方の突出天井梁33Aを斜め
下向き突出天井梁132としたものである。
【0067】I字型梁突出建物ユニット130と、図1
7のC字型梁突出建物ユニット90を、図22(b)に
示す如く、それらの突出床梁32A、22Aと、突出天
井梁131と突出天井梁91のそれぞれを互いに突き合
わせ接合することにより、両建物ユニット130、90
に囲まれる部屋空間を形成できる。そして、このとき、
ユニット建物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜
線規制にも容易に対応することができる。
【0068】(実施形態10)図23(a)は、図3に
示したC字型梁突出建物ユニット20の変形例に係るC
字型梁突出建物ユニット140であり、柱−梁フレーム
24を構成する一方の柱21を、斜め柱141としたも
のである。
【0069】図23(b)は、図4に示したI字型梁突
出建物ユニット30の変形例に係るI字型梁突出建物ユ
ニット150であり、柱−梁フレーム34を構成する一
方の柱31を斜め柱151としたものである。
【0070】C字型梁突出建物ユニット140とI型梁
突出建物ユニット150を、図23(c)に示す如く、
それらの突出床梁22A、32Aと、突出天井梁23
A、33Aのそれぞれを互いに突き合わせ接合すること
により、両建物ユニット140、150に囲まれる部屋
空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の
外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易
に対応することができる。
【0071】(実施形態11)図24(a)は、V字型
梁突出建物ユニット160であり、2本の相対する斜め
柱161の下端部間に床梁162が掛け渡され、斜め柱
161の下端部から上記床梁162に直交して突出する
突出床梁162Aが設けられた骨組構造体である。例え
ば、柱161は角鋼管、床梁162、162AはC字形
鋼を採用できる。
【0072】V字型梁突出建物ユニット160とC字型
梁突出建物ユニット20を、図24(b)に示す如く、
それらの突出床梁162A、22Aと、斜め柱161、
突出天井梁23Aのそれぞれを互いに突き合わせ接合す
ることにより、両建物ユニット160、20に囲まれる
部屋空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建
物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも
容易に対応することができる。
【0073】V字型梁突出建物ユニット160とI字型
梁突出建物ユニット30を、図24(c)に示す如く、
それらの突出床梁162A、32Aと、斜め柱161、
突出天井梁33Aのそれぞれを互いに突き合わせ接合す
ることにより、両建物ユニット160、30に囲まれる
部屋空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建
物の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも
容易に対応することができる。
【0074】V字型梁突出建物ユニット160と箱形建
物ユニット10を、図24(d)に示す如く、それらの
突出床梁162A、柱11の下端部と、斜め柱161、
柱11の上端部のそれぞれを互いに突き合わせ接合する
ことにより、両建物ユニット160、10に囲まれる部
屋空間を形成できる。そして、このとき、ユニット建物
の外観形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容
易に対応することができる。
【0075】(実施形態12)図25は、図19のI字
型梁突出建物ユニット110と、図24のV字型梁突出
建物ユニット160の接合体であり、それらの突出床梁
32A、162Aと、突出天井梁111、斜め柱161
のそれぞれを互いに突き合わせ接合することにより、両
建物ユニット110、160に囲まれる部屋空間を形成
できる。そして、このとき、ユニット建物の外観形状に
変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対応する
ことができる。
【0076】(実施形態13)図26は、図22に示し
たI字型梁突出建物ユニット130と、図24のV字型
梁突出建物ユニット160の接合体であり、それらの突
出床梁32A、162Aと、突出天井梁131、斜め柱
161のそれぞれを互いに突き合わせ接合することによ
り、両建物ユニット130、160に囲まれる部屋空間
を形成できる。そして、このとき、ユニット建物の外観
形状に変化を持たせるとともに、斜線規制にも容易に対
応することができる。
【0077】(実施形態14)図27は、2つのC字型
梁突出建物ユニット20、20が接合された建物ユニッ
トの側面に曲面建物ユニット60を組み付けた例であ
る。曲面建物ユニット60は、曲線をなし且つ並行に配
置された床梁61と天井梁62を有している。
【0078】上記の曲面建物ユニット60を組み付けて
も、ユニット建物の外観形状に変化を生じさせることが
できる。
【0079】以上、本発明の実施形態を図面により詳述
してきたが、具体的な構成は本実施形態に限らず、本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本
発明に含まれる。
【0080】例えば、実施形態1及び2ではC字型梁突
出建物ユニット20を用いた場合のみ示したが、I字型
梁突出建物ユニット30を用いることも可能である。
【0081】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ユーザ
の要求する間取りや外観形状等にも柔軟に対応可能な、
プラン対応力を有するユニット建物、及び該ユニット建
物の設計方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は複数の建物ユニットを接合して形成され
るユニット建物の説明図である。
【図2】図2は箱形ユニット建物の斜視図である。
【図3】図3はC字型梁突出建物ユニットの模式図であ
る。
【図4】図4はI字型梁突出建物ユニットの模式図であ
る。
【図5】図5はC字型梁突出建物ユニットを2つ接合し
た場合の模式図である。
【図6】図6はC字型梁突出建物ユニットとI字型梁突
出建物ユニットを接合した場合の模式図である。
【図7】図7はI字型梁突出建物ユニットを2つ接合し
た場合の模式図である。
【図8】図8はC字型梁突出建物ユニットに中柱と補強
枠が設けられた例を示した図である。
【図9】図9は中柱と補強枠が外周柱近傍に配置された
実施形態1によるユニット建物で、(a)は一階部分
を、(b)は二階部分を、(c)は三階部分をそれぞれ
示している。
【図10】図10は中柱が箱形建物ユニットに隣接して
配置された実施形態1によるユニット建物で、(a)は
一階部分を、(b)は二階部分を、(c)は三階部分を
それぞれ示している。
【図11】図11は中柱が箱形建物ユニットに隣接して
配置された実施形態1による他のユニット建物で、
(a)は一階部分を、(b)は二階部分を、(c)は三
階部分をそれぞれ示している。
【図12】図12は補強枠がユニット建物の外構面に配
置された実施形態1によるユニット建物で、(a)は一
階部分を、(b)は二階部分を、(c)は三階部分をそ
れぞれ示している。
【図13】図13は補強枠がユニット建物の外構面に配
置された実施形態1による他のユニット建物で、(a)
は一階部分を、(b)は二階部分を、(c)は三階部分
をそれぞれ示している。
【図14】図14は実施形態2による斜面建物ユニット
の設置例を示した図である。
【図15】図15は実施形態3による建物ユニットの設
置例を示した図であり、(a)はC字型梁突出建物ユニ
ット、(b)はユニット建物をそれぞれ示している。
【図16】図16は実施形態3による他の建物ユニット
の設置例を示した図である。
【図17】図17は実施形態4による建物ユニットの設
置例を示した図であり、(a)はC字型梁突出建物ユニ
ット、(b)はユニット建物の一例、(c)はユニット
建物の他の例、(d)はユニット建物の更に他の例をそ
れぞれ示している。
【図18】図18は実施形態5による建物ユニットの設
置例を示した図であり、(a)はC字型梁突出建物ユニ
ット、(b)はユニット建物の一例、(c)はユニット
建物の他の例、(d)はユニット建物の更に他の例をそ
れぞれ示している。
【図19】図19は実施形態6による建物ユニットの設
置例を示した図であり、(a)はI字型梁突出建物ユニ
ット、(b)はユニット建物の一例、(c)はユニット
建物の他の例、(d)はユニット建物の更に他の例をそ
れぞれ示している。
【図20】図20は実施形態7による建物ユニットの設
置例を示した図であり、(a)はI字型梁突出建物ユニ
ット、(b)はユニット建物の一例、(c)はユニット
建物の他の例、(d)はユニット建物の更に他の例をそ
れぞれ示している。
【図21】図21は実施形態8による建物ユニットの設
置例を示した図である。
【図22】図22は実施形態9による建物ユニットの設
置例を示した図であり、(a)はI字型梁突出建物ユニ
ット、(b)はユニット建物の一例をそれぞれ示してい
る。
【図23】図23は実施形態10による建物ユニットの
設置例を示した図であり、(a)はC字型梁突出建物ユ
ニット、(b)はI字型梁突出建物ユニット、(c)は
ユニット建物の一例をそれぞれ示している。
【図24】図24は実施形態11による建物ユニットの
設置例を示した図であり、(a)はV字型梁突出建物ユ
ニット、(b)はユニット建物の一例、(c)はユニッ
ト建物の他の例、(d)はユニット建物の更に他の例を
それぞれ示している。
【図25】図25は実施形態12による建物ユニットの
設置例を示した図である。
【図26】図26は実施形態13による建物ユニットの
設置例を示した図である。
【図27】図27は実施形態14による曲面建物ユニッ
トの設置例を示した図である。
【符号の説明】
10 箱形建物ユニット 20、70、90、100、140 C字型梁突出建物
ユニット 22A、32A、162A 突出床梁 23A、33A、73、91、101、102、11
1、121、131、132 突出天井梁 30、80、110、120、130、150 I字型
梁突出建物ユニット 40 中柱 41 補強枠 50 斜面建物ユニット 60 曲面建物ユニット 71、81 斜め天井梁 141、151、161 斜め柱 160 V字型梁突出建物ユニット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、上端部間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び
    天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面に直交
    して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁
    フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部に突出
    天井梁が設けられた梁突出建物ユニットを用いて構成さ
    れ、 2つの梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され
    て、前記突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに剛接
    合されるユニット建物において、 前記梁突出建物ユニットを補強する補強部材を、前記柱
    又は箱形ユニットの近傍もしくはユニット建物の外構面
    に設けたことを特徴とするユニット建物。
  2. 【請求項2】 相対する柱の下端部間には床梁が掛け渡
    され、上端部間には天井梁が掛け渡されて、前記柱、床
    梁及び天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面
    に直交して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記
    柱−梁フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部
    に突出天井梁を設けられた梁突出建物ユニットを用いて
    ユニット建物を設計する際に、前記梁突出建物ユニット
    を補強する補強部材を、前記柱又は箱形ユニットの近傍
    に、もしくはユニット建物の外構面に設けるように設計
    することを特徴とするユニット建物の設計方法。
  3. 【請求項3】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、上端部間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び
    天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面に直交
    して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁
    フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部に突出
    天井梁が設けられた梁突出建物ユニットを用いて構成さ
    れ、 2つの梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され
    て、前記突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに剛接
    合されるユニット建物において、 天井梁が斜めに配置されて柱−梁フレームが非長方形を
    なし外観に傾斜面を有する斜面建物ユニットが設置され
    たことを特徴とするユニット建物。
  4. 【請求項4】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、上端部間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び
    天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面に直交
    して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁
    フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部に突出
    天井梁が設けられた梁突出建物ユニットを用いて構成さ
    れ、 2つの梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され
    て、前記突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに剛接
    合されるユニット建物において、 前記梁突出建物ユニットの少なくとも1つとして、柱−
    梁フレームを構成する天井梁が斜めに配置されたものを
    用いてなることを特徴とするユニット建物。
  5. 【請求項5】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、上端部間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び
    天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面に直交
    して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁
    フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部に突出
    天井梁が設けられた梁突出建物ユニットを用いて構成さ
    れ、 2つの梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され
    て、前記突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに剛接
    合されるユニット建物において、 前記梁突出建物ユニットの少なくとも1つとして、突出
    天井梁が斜めに配置されたものを用いてなることを特徴
    とするユニット建物。
  6. 【請求項6】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、上端部間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び
    天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面に直交
    して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁
    フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部に突出
    天井梁が設けられた梁突出建物ユニットを用いて構成さ
    れ、 2つの梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され
    て、前記突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに剛接
    合されるユニット建物において、 前記梁突出建物ユニットの少なくとも1つとして、柱−
    梁フレームを構成する柱が斜めに配置されたものを用い
    てなることを特徴とするユニット建物。
  7. 【請求項7】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、それら各柱の下端部から上記床梁に直交して突出す
    る突出床梁が設けられ、それら各柱が斜めに配置された
    梁突出建物ユニットを用いて構成されたことを特徴とす
    るユニット建物。
  8. 【請求項8】 相対する柱の下端部間に床梁が掛け渡さ
    れ、上端部間に天井梁が掛け渡され、前記柱、床梁及び
    天井梁で形成される柱−梁フレームのフレーム面に直交
    して前記柱の下端部に突出床梁が設けられ、前記柱−梁
    フレームのフレーム面に直交して前記柱の上端部に突出
    天井梁が設けられた梁突出建物ユニットを用いて構成さ
    れ、 2つの梁突出建物ユニットがそれらの突出床梁と突出天
    井梁のそれぞれを互いに突き合わせるように並置され
    て、前記突出床梁と突出天井梁のそれぞれが互いに接合
    されるユニット建物において、 柱−梁フレームのフレーム面の片側に突出床梁と突出天
    井梁が設けられたC字型梁突出建物ユニット、及び柱−
    梁フレームのフレーム面の両側に突出床梁と突出天井梁
    が設けられたI字型梁突出建物ユニットの中から少なく
    とも2つが選択され、左右に剛接合されて部分ユニット
    建物が構成され、 前記部分ユニット建物の側面に、床梁と天井梁が曲線を
    なして並行に配置され外観に曲面を有する曲面建物ユニ
    ットが設置されたことを特徴とするユニット建物。
JP17603298A 1997-10-07 1998-06-23 ユニット建物及び該ユニット建物の設計方法 Pending JPH11172773A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011214357A (ja) * 2010-04-01 2011-10-27 Sekisui Chem Co Ltd 建物ユニットの補強構造
JP2015086598A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社サトコウ 建物ユニット

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