JPH0967855A - コーナーバルコニユニットおよびその取付方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、通常のバルコニの取付構造を
変えずに、建物への取付作業が容易に行えるコーナーバ
ルコニおよびその取付方法の提供。 【解決手段】建物１の二つの外壁３，４が交差する角部
６に沿って設けられる平面Ｌ字型状のバルコニを形成す
るために、外壁３に取付けられる第１のバルコニユニッ
ト20A と、外壁４に取付けられる第２のバルコニユニッ
ト20B とを用いる。第１のバルコニユニット20A は、そ
の一端縁20C が外壁４の表面の延長線と一致する位置に
固定され、第２のバルコニユニット20B は、第１のバル
コニユニット20A の端縁20C と外壁３とにまたがって固
定される。第１および第２のバルコニユニット20A, 20B
の各々は、建物１側の位置決めピンに対して別々に移動
可能となって取付けが容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の外
壁の角部に設けられる平面Ｌ字型状のバルコニユニット
およびその取付方法に関する。

【０００２】

【背景技術】従来より、予め工場で製造された複数の建
物ユニットを建築現場で相互に接合することにより建築
される、ユニット式建物が利用されている。このような
ユニット式建物には、建物の内外装等の殆どすべての作
業が工場で行われるため、建築現場での作業が軽減さ
れ、短期間で建物を完成することができるという利点が
ある。ユニット式建物にバルコニを設ける場合には、当
該建物の骨組みに接合されるバルコニユニットを用いる
ことができる。図６には、一例として、一般的なバルコ
ニユニット70が示されている。このバルコニユニット70
は、断面コ字形状の軸組材71を四角形の枠に組んだ床フ
レーム72を有するものである。床フレーム72の上面に
は、複数の桟材73が架け渡され、これらの桟材73の上に
床面材74が取付けられている。床フレーム72の端縁に
は、手摺壁75が立設され、床フレーム72の下面には、軒
天井面材76が取付けられている。

【０００３】床フレーム72には、建物77の骨組みに設け
られた被接合部78と接合するための接合部79がの建物77
側に面して設けられている。この接合部79は、床フレー
ム72の軸組材71に開けられた複数のボルト挿通孔80およ
び一個の位置決め孔81を有するものである。被接合部78
は、建物77の骨組みである柱82の側面に溶接された箱状
の接合部材83を備えたものである。接合部材83の側面に
は、複数のボルト挿通孔84が開けられ、これらのボルト
挿通孔84の間には、水平に突出する位置決めピン85が設
けられている。また、各ボルト挿通孔84の裏側には、ナ
ット86が溶接されている。バルコニユニット70は、床フ
レーム72の位置決め孔81に建物77側の位置決めピン85を
挿通させた状態で、床フレーム72および接合部材83のボ
ルト挿通孔80, 84の両方にボルト87を通してナット86に
螺合させることにより、建物77の柱82に接合されるよう
になっている。ここで、バルコニユニット70は、建物77
に取付けるにあたり、床フレーム72の位置決め孔81に建
物77側の位置決めピン85を挿通させるために、建物77の
外壁に向かって一方向へ移動させる必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、建物には、
二つの外壁が交差する角部があり、この角部に沿って曲
がったバルコニを設けたいという要望がある。しかしな
がら、従来のバルコニでは、バルコニユニットを建物の
角部に応じて平面Ｌ字型状にすると、建物の二つの外壁
の各々の位置決めピンが異なる方向に突出するので、バ
ルコニユニットのＬ字の各辺に設けた位置決め孔の両方
に位置決めピンを挿通できず、バルコニユニットの取付
けが非常に困難となるという問題がある。一方、バルコ
ニユニットの取付構造を変更することが考えられるが、
通常のバルコニと、コーナーバルコニとで取付構造が異
なると、通常のバルコニ用の取付構造を有する建物ユニ
ット、および、コーナーバルコニ用の取付構造を有する
建物ユニットの両方を製造する必要があり、建物ユニッ
トの種類が増え、建物ユニットの生産性を阻害するとい
う問題が生じる。

【０００５】本発明の目的は、通常のバルコニの取付構
造を変えずに、建物への取付作業が容易に行えるコーナ
ーバルコニおよびその取付方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のコーナーバルコ
ニユニットは、図２を参照して説明すると、建物１の二
つの外壁３，４が交差する角部６に沿って設けられる平
面Ｌ字型状のバルコニ５を形成するコーナーバルコニユ
ニットであって、前記二つの外壁３，４のうちの一方の
外壁３に取付けられる第１のバルコニユニット20A と、
前記二つの外壁３，４のうちの他方の外壁４に取付けら
れる第２のバルコニユニット20B とを備え、前記第１の
バルコニユニット20A は、その一端縁20C が前記他方の
外壁４表面の延長線と一致する位置に固定され、前記第
２のバルコニユニット20B は、前記第１のバルコニユニ
ット20A の前記端縁20C と前記他方の外壁４とにまたが
って固定されることを特徴とする。以上において、前記
建物１は、柱11および梁12を直方体状に組んで形成され
た骨組み13を有する複数の建物ユニット10を組み合わせ
て建築されたユニット式建物であり、この建物１の前記
骨組み13には、前記第１および第２のバルコニユニット
20A, 20Bがボルト接合される被接合部（接合部材83）が
設けられていることが望ましい。ここで、前記被接合部
には水平に突出する位置決めピンが設けられ、前記第１
および第２のバルコニユニット20A, 20Bの各々には前記
位置決めピンを挿通させる位置決め孔が前記被接合部と
接合される接合部が設けられていることが好ましい。ま
た、前記第１のバルコニユニット20A の前記一端縁20C
が前記第２のバルコニユニット20B にボルト接合される
ことが望ましい。本発明のコーナーバルコニユニットの
取付方法は、前述のコーナーバルコニユニット20A, 20B
を建物１に取付ける取付方法であって、前記第１のバル
コニユニット20A の一端縁20C を前記他方の外壁４表面
の延長線と一致させた状態で当該第１のバルコニユニッ
ト20A を前記一方の外壁３に固定した後、前記第１のバ
ルコニユニット20A の前記端縁20C と前記他方の外壁４
とにまたがって前記第２のバルコニユニット20B を固定
することを特徴とする。

【０００７】このような本発明では、コーナーバルコニ
ユニットを二つの外壁３，４の各々に取付けられる第１
のバルコニユニット20A および第２のバルコニユニット
20Bに分割したので、位置決めピンを備えた取付構造で
建物側に取付けられるようにしても、これらの第１およ
び第２のバルコニユニット20A, 20Bの各々は、建物１側
の位置決めピンに対して別々に移動可能となり、各バル
コニユニット20A, 20Bの取付けが容易に行える。また、
第１のバルコニユニット20A の端縁20C は、第２のバル
コニユニット20B が取付けられる外壁４の表面の延長線
と一致するので、第１のバルコニユニット20A を取付け
た後に、第２のバルコニユニット20B を取付けるように
すれば、第１および第２のバルコニユニット20A, 20Bを
建物１の外壁３，４に向かって移動する際に、干渉する
ものが全くなくなるうえ、第２のバルコニユニット20B
を建物１に接合する際に、第１のバルコニユニット20A
と第２のバルコニユニット20B とを同時に接合できるよ
うになり、これにより前記目的が達成される。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、既に説
明した部材と同じ部材には、同一符号を付し、その説明
を省略もしくは簡略にする。図１には、本実施形態のユ
ニット式建物である住宅１が示されている。この住宅１
は、箱状に形成された複数の建物ユニット10を組み合わ
せて建築された二階建のものである。これら組み合わさ
れた建物ユニット10の上には、屋根２が形成されてい
る。この住宅１の二階部分には、二つの外壁３，４の各
々から屋外側へ突出するバルコニ５が設けられている。
このバルコニ５は、外壁３，４の一方に沿った直線部分
5Aと、これらの外壁３，４が交差する角部６に沿って設
けられる平面Ｌ字型状のコーナー部分5Bとを有するもの
である。このうち、バルコニ５の直線部分5Aは、前述の
バルコニユニット70により形成されたものである。バル
コニ５のコーナー部分5Bは、本発明に基づくコーナーバ
ルコニユニット20により形成されたものである。

【０００９】図２には、コーナーバルコニユニット20
と、このコーナーバルコニユニット20が取付けられる建
物ユニット10とが、骨組み以外の部材を省略した状態で
示されている。図において、建物ユニット10は、柱11お
よび梁12を直方体状に組んで形成された骨組み13を有す
るものである。このうち、柱11の側面下端には、前述し
た被接合部78である四角い箱状の接合部材83が設けられ
ている。コーナーバルコニユニット20は、外壁３側に取
付けられる第１のバルコニユニット20A と、外壁４側に
取付けられる第２のバルコニユニット20B とを備えたも
のである。第１のバルコニユニット20A は、一の端縁20
C が外壁４の表面の延長線と一致する位置に固定される
ものである。この第１のバルコニユニット20A には、図
３にも示されるように、断面コ字形状の軸組材21を四角
枠状に組んだ床フレーム22が設けられている。床フレー
ム22の長辺となる一対の軸組材21A の間には、複数の根
太23が架け渡されている。この根太23の上に前述した桟
材73および床面材74（図示略）が載置される。床フレー
ム22の短辺となる軸組材21B の基部には、前述した接合
部79が住宅１に面して設けられている。また、軸組材21
B の図中左側の端部近傍の側面には、ボルト挿通孔24が
開けられ、この部分が第２のバルコニユニット20B と接
合するための被接合部25となっている。

【００１０】図２に戻って、第２のバルコニユニット20
B は、第１のバルコニユニット20Aの端縁20C と外壁４
とにまたがって固定されるものであり、図中手前の端部
20Dが当該外壁３の表面を越えて屋外側に延び、その端
縁20E が第１のバルコニユニット20A の先端縁の延長線
と一致するようになっている。また、第２のバルコニユ
ニット20B は、図４にも示されるように、断面コ字形状
の軸組材26を四角枠状に組んだ床フレーム27を有してい
る。床フレーム27の長辺となる軸組材26A の間には、第
１のバルコニユニット20A と同様に、複数の根太23が架
け渡されている。この根太23の上に前述した桟材73およ
び床面材74（図示略）が載置される。床フレーム27の長
辺の中間部分には、図中右端の軸組材26B と同様の軸組
材26D が床フレーム27の短辺と平行となるように設けら
れている。床フレーム27の短辺と平行となる軸組材26B
〜26D のうち、軸組材26B および軸組材26D には、前述
した接合部79が住宅１側に面して設けられている。ま
た、図中左端の軸組材26C には、第１のバルコニユニッ
ト20A と接合するための接合部28が設けられている。

【００１１】接合部28は、図５に示されるように、軸組
材26C の端部に固着されたエンドプレート29を備えたも
のである。このエンドプレート29は、図中上方に延出す
る延出部30を有している。この延出部30は、軸組材26C
の端部と補強プレート31で連結され、これにより、接合
部28の補強が行われている。延出部30には、ボルト挿通
孔32が開けられ、このボルト挿通孔32の裏側にナット33
が固着されている。ボルト挿通孔32の位置は、第１のバ
ルコニユニット20A側に設けられた被接合部25のボルト
挿通孔24に応じた位置となっている。第１のバルコニユ
ニット20A のボルト挿通孔24に挿通したボルト34を第２
のバルコニユニット20B のボルト挿通孔32するとともに
ナット33と螺合させることにより、第１のバルコニユニ
ット20A および第２のバルコニユニット20B が相互に接
合されるようになっている。

【００１２】このような本実施形態では、工場で建物ユ
ニット10を製造する際に、その骨組み13に被接合部78を
設けておく。そして、完成した複数の建物ユニット10を
建築現場で組み合わせ住宅１の本体を構築する。そし
て、本体の構築が完了した住宅１にバルコニユニット70
および第１のバルコニユニット20A を取付けた後、第２
のバルコニユニット20B を住宅１に取付けるとともに、
第１のバルコニユニット20A および第２のバルコニユニ
ット20B を相互に接合する。この後、手摺を連結すると
ともに継ぎ目を仕上げ部材で塞ぐ等の仕上げ作業を行
い、バルコニ５を完成させる。

【００１３】前述のような本実施形態によれば、次のよ
うな効果がある。すなわち、バルコニ５のコーナー部分
5Bを外壁３，４の各々に取付けられる第１のバルコニユ
ニット20A および第２のバルコニユニット20B に分割し
たので、位置決めピン85を備えた取付構造で住宅１に取
付けるようにしても、これらの第１および第２のバルコ
ニユニット20A, 20Bの各々は、各外壁３，４の位置決め
ピン85に向かって別々に移動可能となり、バルコニユニ
ット20A, 20Bに設けた各ボルト挿通孔81への位置決めピ
ン85の挿通が容易に行え、バルコニユニット20A, 20Bの
取付作業を容易とできる。しかも、バルコニ５を複数に
分割した第１および第２のバルコニユニット20A,20Bで
形成するようにしたので、バルコニユニット20A, 20Bが
輸送の際に嵩張らず、バルコニユニット20A, 20Bを容易
に輸送することができる。

【００１４】また、柱11および梁12を直方体状に組んで
形成された骨組み13を有する複数の建物ユニット10を組
み合わせて建築された住宅１を採用するとともに、これ
らの建物ユニット10の骨組み13に、第１および第２のバ
ルコニユニット20A, 20Bを接合させる被接合部78を工場
で取付けるようにしたので、建築現場で単にボルト接合
するだけで、第１および第２のバルコニユニット20A, 2
0Bの住宅１への取付けが行え、溶接等の煩雑な作業が不
要となり、この点からもバルコニユニット20A,20Bの取
付作業を容易にできる。

【００１５】さらに、第１および第２のバルコニユニッ
ト20A, 20Bの住宅１への取付構造は、通常のバルコニユ
ニット70の取付構造と同一なので、建物ユニット10の種
類が増えず、建物ユニット10の生産性を何ら阻害しな
い。

【００１６】また、第１のバルコニユニット20A の端縁
20C を第２のバルコニユニット20Bが取付けられる外壁
４の表面の延長線と一致させ、第１のバルコニユニット
20Aを取付けた後に、第２のバルコニユニット20B を取
付けるようにしたので、第１，第２のバルコニユニット
20A, 20Bをそれぞれ外壁３，４に向かって移動する際に
干渉するものが全くない状態となるうえ、第２のバルコ
ニユニット20B を住宅１に接合する際に、第１のバルコ
ニユニット20A への接合を同時に行え、この点からも、
バルコニユニット20A, 20Bの取付作業を容易とできる。

【００１７】さらに、住宅１側の接合部材83に設けた位
置決めピン85は、第１, 第２のバルコニユニット20A, 2
0Bの各々の位置決め孔81に容易に挿通可能なので、第
１, 第２のバルコニユニット20A, 20Bを確実に正確な位
置に配置でき、バルコニユニット20A, 20Bの取付誤差を
低減できる。

【００１８】また、第１のバルコニユニット20A の端縁
20C を第２のバルコニユニット20Bにボルト接合したの
で、バルコニ５全体の強度を何ら損なうことがない。

【００１９】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明は、この実施形態に限られるも
のでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の改良並びに設計の変更が可能である。例えば、バルコ
ニユニットの床フレームを形成する軸組材としては、断
面コ字形状のものに限らず、断面Ｃ字形状や断面Ｈ字形
状のものなどでもよく、軸組材の形状・材質等は実施に
あたり適宜選択できる。

【００２０】また、建物としては、直方体状の建物ユニ
ットを複数組合わせて建築されるユニット式建物に限ら
ず、工場で製造した平板状のパネルを複数組合わせて建
築されるパネル工法による建物や、建築現場で柱や梁を
組み立てて建築される在来工法による建物でもよい。

【００２１】

【発明の効果】前述のように本発明によれば、通常のバ
ルコニの取付構造を変えることなく、建物への取付作業
が容易とできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る建物である住宅を示
す斜視図である。

【図２】前記実施形態の要部を示す分解斜視図である。

【図３】前記実施形態の第１のバルコニユニットの骨組
みを示す斜視図である。

【図４】前記実施形態の第２のバルコニユニットの骨組
みを示す斜視図である。

【図５】図３および図４のバルコニユニットの接合部分
を示す平面図である。

【図６】従来例を示す拡大断面図である。

【符号の説明】

１ 建物としての住宅 ３，４ 外壁 ５ バルコニ ６ 角部 10 建物ユニット 11 柱 12 梁 13 骨組み 20A 第１のバルコニユニット 20B 第２のバルコニユニット 78 被接合部 79 接合部 85 位置決めピン 81 位置決め孔

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】建物の二つの外壁が交差する角部に沿って
   設けられる平面Ｌ字型状のバルコニを形成するコーナー
   バルコニユニットであって、 前記二つの外壁のうちの一方の外壁に取付けられる第１
   のバルコニユニットと、前記二つの外壁のうちの他方の
   外壁に取付けられる第２のバルコニユニットとを備え、 前記第１のバルコニユニットは、その一端縁が前記他方
   の外壁表面の延長線と一致する位置に固定され、前記第
   ２のバルコニユニットは、前記第１のバルコニユニット
   の前記端縁と前記他方の外壁とにまたがって固定される
   ことを特徴とするコーナーバルコニユニット。
2. 【請求項２】請求項１に記載のコーナーバルコニユニッ
   トにおいて、前記建物は、柱および梁を直方体状に組ん
   で形成された骨組みを有する複数の建物ユニットを組み
   合わせて建築されたユニット式建物であり、この建物の
   前記骨組みには、前記第１および第２のバルコニユニッ
   トがボルト接合される被接合部が設けられていることを
   特徴とするコーナーバルコニユニット。
3. 【請求項３】請求項２に記載のコーナーバルコニユニッ
   トにおいて、前記被接合部には、水平に突出する位置決
   めピンが設けられ、前記第１および第２のバルコニユニ
   ットの各々には、前記位置決めピンを挿通させる位置決
   め孔が前記被接合部と接合される接合部が設けられてい
   ることを特徴とするコーナーバルコニユニット。
4. 【請求項４】請求項１に記載のコーナーバルコニユニッ
   トにおいて、前記第１のバルコニユニットの前記一端縁
   が前記第２のバルコニユニットにボルト接合されること
   を特徴とするコーナーバルコニユニット。
5. 【請求項５】建物の二つの外壁が交差する角部に沿って
   設けられる平面Ｌ字型状のバルコニを形成するコーナー
   バルコニユニットの取付方法であって、 前記二つの外壁のうちの一方の外壁に取付けられる第１
   のバルコニユニットと、前記二つの外壁のうちの他方の
   外壁に取付けられる第２のバルコニユニットとを用い、
   前記第１のバルコニユニットの一端縁を前記他方の外壁
   表面の延長線と一致させた状態で当該第１のバルコニユ
   ニットを前記一方の外壁に固定した後、前記第１のバル
   コニユニットの前記端縁と前記他方の外壁とにまたがっ
   て前記第２のバルコニユニットを固定することを特徴と
   するコーナーバルコニユニットの取付方法。