JP2011214357A - 建物ユニットの補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リフォームが施される既設の建物ユニットにおいて、相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームに簡易に中柱を設置し、その剛性を確実に向上すること。
【解決手段】 建物ユニット10の補強構造において、補強プレート30のウエブ31とフランジ32を床梁12のウエブ12Aとフランジ12Bの内側面に添わせ、中柱20の下端部に設けたエンドプレート21を床梁12のフランジ12Bの外側面に添わせ、補強プレート30のフランジ32の下面に座金50を添わせ、エンドプレート21と座金50をボルト60で締結することにより、エンドプレート21と座金50で床梁12のフランジ12Bと補強プレート30のフランジ32を挟み、補強プレート30のウエブ31を床梁12の中柱20が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該床梁12のウエブ12Aにねじ止めしてなるもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は建物ユニットの補強構造に係り、特にリフォームが施される建物ユニットの補強構造に関する。
相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームを有する建物ユニットでは、特許文献1に記載の如く、相並ぶ柱に挟まれる中柱を床梁と天井梁に接合することにより、鉛直フレームの剛性が上がり、水平力に対する補強ができることが分かっている。
特開平11-172773
既存のユニット建物において、タイルサイディングや太陽光発電パネルを設置してリフォームを施すときには、建物ユニットの鉛直フレームに作用する荷重が増えることにより、地震力や風圧力等の水平力に対する補強として、前述の中柱を設置することが考えられる。しかしながら、既設の建物ユニットに中柱を設置する場合には、以下の問題点がある。
(1)中柱が接合される床梁又は天井梁の板厚が例えば4.5mm未満の薄肉の建物ユニットでは、それらの梁の中柱が接合される部分が荷重を受けたときに局部変形してしまい、剛性を上げることができない。
(2)中柱を既設の建物ユニットの床梁又は天井梁に溶接により接合するときには、建物ユニットに施工済の断熱材等に引火するリスクがある。
(3)既設の建物ユニットでは、床梁又は天井梁が歪んでいることがあり、それらの梁の中柱が接合される部分を持ち上げる等、矯正する必要がある。
本発明の課題は、リフォームが施される既設の建物ユニットにおいて、相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームに簡易に中柱を設置し、その剛性を確実に向上することにある。
請求項1に係る発明は、相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームを有し、相並ぶ柱に挟まれる中柱を床梁と天井梁に接合する建物ユニットの補強構造において、ウエブとフランジからなるL字金物にそれらのウエブとフランジの内側面に交差するスチフナを設けた補強プレートを用い、補強プレートのウエブとフランジを床梁のウエブとフランジの内側面に添わせ、中柱の下端部に設けたエンドプレートを床梁のフランジの外側面に添わせ、補強プレートのフランジの下面に座金を添わせ、エンドプレートと座金をボルトで締結することにより、エンドプレートと座金で床梁のフランジと補強プレートのフランジを挟み、補強プレートのウエブを床梁の中柱が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該床梁のウエブにねじ止めし、補強プレートのウエブとフランジを天井梁のウエブとフランジの内側面に添わせ、中柱の上端部に設けたエンドプレートを天井梁のフランジの外側面に添わせ、補強プレートのフランジの上面に座金を添わせ、エンドプレートと座金をボルトで締結することにより、エンドプレートと座金で天井梁のフランジと補強プレートのフランジを挟み、補強プレートのウエブを天井梁の中柱が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該天井梁のウエブにねじ止めしてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記補強プレートが、中柱の両側部に対応する中央2位置に第1と第2の中央スチフナを設けるとともに、それらの中央スチフナを挟む外側2位置に第1と第2の外側スチフナを設けてなり、第1の中央スチフナと第1の外側スチフナの間に第1の座金を設け、第2の中央スチフナと第2の外側スチフナの間に第2の座金を設けてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記補強プレートのウエブを床梁又は天井梁のウエブにねじ止めするねじが、ドリルねじであるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において更に、前記中柱のエンドプレートと、床梁又は天井梁のフランジの外側面との間にスペーサを介装してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)(i)中柱のエンドプレートと座金で、床梁又は天井梁のフランジと、補強プレートのフランジを挟んでボルトで締結することにより、床梁又は天井梁のフランジを補強する。
(ii)補強プレートのウエブを、床梁又は天井梁の中柱が接合される部分を挟む両側でそれらの床梁又は天井梁のウエブにねじ止めすることにより、中柱の水平力Fhによる補強プレートの床梁又は天井梁のウエブ上での回転を抑える。
(iii)補強プレートのウエブが中柱の軸力Fvによる該補強プレートの変形を抑える。
上述(i)〜(iii)により、床梁又は天井梁のフランジの局部変形を、それらの板厚に関係なく抑えることができ、建物ユニットの鉛直フレームの剛性を確実に向上できる。
(b)中柱のエンドプレートと座金をボルトで締結し、補強プレートのウエブを床梁又は天井梁のウエブにねじ止めしたことにより乾式での施工を可能とし、施工現場での溶接等による火気の使用をなくし、引火のリスクをなくすことができる。
(請求項2)
(c)補強プレートが、中柱の両側部に対応する中央2位置に第1と第2の中央スチフナを設けるとともに、それらの中央スチフナを挟む外側2位置に第1と第2の外側スチフナを設けてなり、第1の中央スチフナと第1の外側スチフナの間に第1の座金を設け、第2の中央スチフナと第2の外側スチフナの間に第2の座金を設けた。このような補強プレートと、第1と第2の座金を用いることにより、床梁又は天井梁のフランジの上述(i)による補強を一層向上できる。
(請求項3)
(d)補強プレートのウエブを床梁又は天井梁のウエブにねじ止めするねじが、ドリルねじである。このドリルねじを用いることにより、補強プレートの床梁又は天井梁のウエブ上での上述(ii)の回転を一層確実に抑えることができる。
(請求項4)
(e)中柱のエンドプレートと、床梁又は天井梁のフランジの外側面との間にスペーサを介装した。既設の建物ユニットにおける床梁又は天井梁の歪をこのスペーサによって吸収し、それらの梁の中柱が接合される部分を持ち上げる等の矯正を必要とすることなく、施工できる。
図1は実施例1の補強構造を示す正面図である。 図2は図1のII−II線に沿う断面図である。 図3は中柱を示し、(A)は正面図、(B)は断面図である。 図4は補強プレートを示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図5は中柱の変形例を示し、(A)は正面図、(B)は断面図である。 図6は補強プレートの変形例を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図7は本発明の作用を示す模式図である。 図8は建物ユニットを示す模式図である。
本発明が適用される建物ユニット10は、図8に示す如く、4本の柱11と、4本の床梁12と、4本の天井梁13を直方体状の箱形に接合した骨組構造体である。建物ユニット10は、相並ぶ柱11を床梁12と天井梁13の間に立設してなる鉛直フレーム10Aを有する。
工場生産された複数の建物ユニット10が左右上下に隣接設置されてユニット建物を構築する。そして、このようにして構築されたユニット建物に、その構築後、タイルサイディングや太陽光発電パネルを設置してリフォームを施すとき、建物ユニット10の鉛直フレーム10Aに作用する荷重が増えることにより、地震力や風圧力等の水平力に対する補強として、相並ぶ柱11に挟まれる中柱20を床梁12と天井梁13に接合する。
以下、リフォームが施される建物ユニット10のための、中柱20による図1、図2に示す如くの補強構造について説明する。尚、中柱20は角鋼管からなり、図3に示す如く、下端部にエンドプレート21を溶接により設け、上端部にエンドプレート22を溶接により設けている。図3において、中柱20は正方形断面をなし、エンドプレート21、22は中柱20の断面サイズと同一幅の短辺をもつ長尺状平板からなり、エンドプレート21(22)の長辺の中央に中柱20が溶接される。
建物ユニット10のための補強構造にあっては、補強プレート30が用いられる。補強プレート30は、図4に示す如く、ウエブ31とフランジ32のL字金物に、それらのウエブ31とフランジ32の内側面に交差する三角板状のスチフナ33を設けた溶接構造体である。本実施例の補強プレート30は、中柱20の両側部に対応する中央2位置に第1と第2の中央スチフナ33A、33Bを設けるとともに、それらの中央スチフナ33A、33Bを挟む外側2位置に第1と第2の外側スチフナ33C、33Dを設けて構成される。
建物ユニット10のための補強構造は、上述の補強プレート30を用いて以下の如くに構築される。
(A)中柱20の下端部のエンドプレート21の接合部
(1)補強プレート30のウエブ31とフランジ32を床梁12のウエブ12Aとフランジ12Bの内側面に沿わせる。
(2)中柱20の下端部に設けたエンドプレート21を床梁12のフランジ12Bの外側面に沿わせる。このとき、中柱20のエンドプレート21と、床梁12のフランジ12Bの外側面との間に、所定の板厚のスペーサ41を介装する。
(3)補強プレート30のフランジ32の下面に座金50を沿わせる。本実施例では、第1の中央スチフナ33Aと第1の外側スチフナ33Cの間に第1の座金51を設け、第2の中央スチフナ33Bと第2の外側スチフナ33Dの間に第2の座金52を設ける。
(4)中柱20のエンドプレート21と、座金50(51、52)を高強度中ボルト(又は高力ボルト)のボルト60で締結することにより、エンドプレート21と座金50(51、52)で床梁12のフランジ12Bと補強プレート30のフランジ32を挟む。
(5)補強プレート30のウエブ31を、床梁12における中柱20のエンドプレート21が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側のそれぞれにおいて、各1列(1列あたり2個)のねじ70で該床梁12のウエブ12Aにねじ止めされる。このとき、補強プレート30のウエブ31を床梁12のウエブ12Aにねじ止めするねじは、ドリルねじ70とされる。
(B)中柱20の上端部のエンドプレート22の接合部
(1)補強プレート30のウエブ31とフランジ32を天井梁13のウエブ13Aとフランジ13Bの内側面に沿わせる。
(2)中柱20の上端部に設けたエンドプレート22を天井梁13のフランジ13Bの外側面に沿わせる。このとき、中柱20のエンドプレート22と、天井梁13のフランジ13Bの外側面との間に、所定の板厚のスペーサ42(不図示)を介装する。
(3)補強プレート30のフランジ32の上面に座金50を沿わせる。本実施例では、第1の中央スチフナ33Aと第1の外側スチフナ33Cの間に第1の座金51を設け、第2の中央スチフナ33Bと第2の外側スチフナ33Dの間に第2の座金52を設ける。
(4)中柱20のエンドプレート22と、座金50(51、52)を高強度中ボルト(又は高力ボルト)のボルト60で締結することにより、エンドプレート22と座金50(51、52)で天井梁13のフランジ13Bと補強プレート30のフランジ32を挟む。
(5)補強プレート30のウエブ31を、天井梁13における中柱20のエンドプレート22が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側のそれぞれにおいて、各1列(1列あたり2個)のねじ70で該天井梁13のウエブ13Aにねじ止めされる。このとき、補強プレート30のウエブ31を天井梁13のウエブ13Aにねじ止めするねじは、ドリルねじ70とされる。
図5は広幅の中柱20Aを示し、図6は中柱20Aに対応する補強プレート30Aを示す。
中柱20Aは、図5に示す如く、角鋼管からなり、下端部にエンドプレート21を溶接により設け、上端部にエンドプレート22を溶接により設けている。中柱20Aは矩形断面をなし、エンドプレート21、22は中柱20Aの断面サイズより広幅の短辺をもつ長尺平板からなり、エンドプレート21(22)の一方の長辺に沿い、かつ該長辺の中央に中柱20Aが溶接される。
補強プレート30Aは、図6に示す如く、ウエブ31とフランジ32のL字金物に、それらのウエブ31とフランジ32の内側面に交差する三角板状のスチフナ33を設けた溶接構造体である。本実施例の補強プレート30Aは、中柱20Aの両側部に対応する中央2位置に第1と第2の中央スチフナ33A、33Bを設けるとともに、それらの中央スチフナ33A、33Bを挟む外側2位置に第1と第2の外側スチフナ33C、33Dを設けて構成される。そして、補強プレート30Aのウエブ31は、床梁12における中柱20Aのエンドプレート21(又は天井梁13における中柱20Aのエンドプレート22)が接合される部分を挟む両側のそれぞれにおいて、各2列(1列あたり3個)のドリルねじ70で該床梁12のウエブ12A(又は天井梁13のウエブ13A)にねじ止めされる。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)(i)中柱20のエンドプレート21、22と座金50で、床梁12又は天井梁13のフランジ12B、13Bと、補強プレート30のフランジ32を挟んでボルト60で締結することにより、床梁12又は天井梁13のフランジ12B、13Bを補強する。
(ii)補強プレート30のウエブ31を、床梁12又は天井梁13の中柱20が接合される部分を挟む両側でそれらの床梁12又は天井梁13のウエブ12A、13Aにねじ止めすることにより、中柱20の水平力Fhによる補強プレート30の床梁12又は天井梁13のウエブ12A、13A上での回転を抑える。
(iii)補強プレート30のウエブ31が中柱20の軸力Fvによる該補強プレート30の変形を抑える。
上述(i)〜(iii)により、床梁12又は天井梁13のフランジ12B、13Bの局部変形を、それらの板厚に関係なく抑えることができ、建物ユニット10の鉛直フレーム10Aの剛性を確実に向上できる。
(b)中柱20のエンドプレート21、22と座金50をボルト60で締結し、補強プレート30のウエブ31を床梁12又は天井梁13のウエブ12A、13Aにねじ止めしたことにより乾式での施工を可能とし、施工現場での溶接等による火気の使用をなくし、引火のリスクをなくすことができる。
(c)補強プレート30が、中柱20の両側部に対応する中央2位置に第1と第2の中央スチフナ33A、33Bを設けるとともに、それらの中央スチフナ33A、33Bを挟む外側2位置に第1と第2の外側スチフナ33C、33Dを設けてなり、第1の中央スチフナ33Aと第1の外側スチフナ33Cの間に第1の座金51を設け、第2の中央スチフナ33Bと第2の外側スチフナ33Dの間に第2の座金52を設けた。このような補強プレート30と、第1と第2の座金51、52を用いることにより、床梁12又は天井梁13のフランジ12B、13Bの上述(i)による補強を一層向上できる。
(d)補強プレート30のウエブ31を床梁12又は天井梁13のウエブ12A、13Aにねじ止めするねじが、ドリルねじ70である。このドリルねじ70を用いることにより、補強プレート30の床梁12又は天井梁13のウエブ12A、13A上での上述(ii)の回転を一層確実に抑えることができる。
(e)中柱20のエンドプレート21、22と、床梁12又は天井梁13のフランジ12B、13Bの外側面との間にスペーサ41、42を介装した。既設の建物ユニット10における床梁12又は天井梁13の歪をこのスペーサ41、42によって吸収し、それらの梁12、13の中柱20が接合される部分を持ち上げる等の矯正を必要とすることなく、施工できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
本発明は、相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームを有し、相並ぶ柱に挟まれる中柱を床梁と天井梁に接合する建物ユニットの補強構造において、ウエブとフランジからなるL字金物にそれらのウエブとフランジの内側面に交差するスチフナを設けた補強プレートを用い、補強プレートのウエブとフランジを床梁のウエブとフランジの内側面に添わせ、中柱の下端部に設けたエンドプレートを床梁のフランジの外側面に添わせ、補強プレートのフランジの下面に座金を添わせ、エンドプレートと座金をボルトで締結することにより、エンドプレートと座金で床梁のフランジと補強プレートのフランジを挟み、補強プレートのウエブを床梁の中柱が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該床梁のウエブにねじ止めし、補強プレートのウエブとフランジを天井梁のウエブとフランジの内側面に添わせ、中柱の上端部に設けたエンドプレートを天井梁のフランジの外側面に添わせ、補強プレートのフランジの上面に座金を添わせ、エンドプレートと座金をボルトで締結することにより、エンドプレートと座金で天井梁のフランジと補強プレートのフランジを挟み、補強プレートのウエブを天井梁の中柱が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該天井梁のウエブにねじ止めしてなるものである。これにより、リフォームが施される既設の建物ユニットにおいて、相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームに簡易に中柱を設置し、その剛性を確実に向上することができる。
10 建物ユニット
10A 鉛直フレーム
11 柱
12 床梁
12A ウエブ
12B フランジ
13 天井梁
13A ウエブ
13B フランジ
20 中柱
21、22 エンドプレート
30 補強プレート
31 ウエブ
32 フランジ
33 スチフナ
33A、33B 中央スチフナ
33C、33D 外側スチフナ
41、42 スペーサ
50 座金
51 第1の座金
52 第2の座金
60 ボルト
70 ドリルねじ

Claims (4)

  1. 相並ぶ柱を床梁と天井梁の間に立設してなる鉛直フレームを有し、相並ぶ柱に挟まれる中柱を床梁と天井梁に接合する建物ユニットの補強構造において、
    ウエブとフランジからなるL字金物にそれらのウエブとフランジの内側面に交差するスチフナを設けた補強プレートを用い、
    補強プレートのウエブとフランジを床梁のウエブとフランジの内側面に添わせ、中柱の下端部に設けたエンドプレートを床梁のフランジの外側面に添わせ、補強プレートのフランジの下面に座金を添わせ、エンドプレートと座金をボルトで締結することにより、エンドプレートと座金で床梁のフランジと補強プレートのフランジを挟み、補強プレートのウエブを床梁の中柱が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該床梁のウエブにねじ止めし、
    補強プレートのウエブとフランジを天井梁のウエブとフランジの内側面に添わせ、中柱の上端部に設けたエンドプレートを天井梁のフランジの外側面に添わせ、補強プレートのフランジの上面に座金を添わせ、エンドプレートと座金をボルトで締結することにより、エンドプレートと座金で天井梁のフランジと補強プレートのフランジを挟み、補強プレートのウエブを天井梁の中柱が接合される部分を挟んで互いに離隔する両側で該天井梁のウエブにねじ止めしてなることを特徴とする建物ユニットの補強構造。
  2. 前記補強プレートが、中柱の両側部に対応する中央2位置に第1と第2の中央スチフナを設けるとともに、それらの中央スチフナを挟む外側2位置に第1と第2の外側スチフナを設けてなり、第1の中央スチフナと第1の外側スチフナの間に第1の座金を設け、第2の中央スチフナと第2の外側スチフナの間に第2の座金を設けてなる請求項1に記載の建物ユニットの補強構造。
  3. 前記補強プレートのウエブを床梁又は天井梁のウエブにねじ止めするねじが、ドリルねじである請求項1又は2に記載の建物ユニットの補強構造。
  4. 前記中柱のエンドプレートと、床梁又は天井梁のフランジの外側面との間にスペーサを介装してなる請求項1〜3のいずれかに記載の建物ユニットの補強構造。
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