JPH04106257A - ベント柱及びこれを用いた建築構造 - Google Patents

ベント柱及びこれを用いた建築構造

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JPH04106257A
JPH04106257A JP22628290A JP22628290A JPH04106257A JP H04106257 A JPH04106257 A JP H04106257A JP 22628290 A JP22628290 A JP 22628290A JP 22628290 A JP22628290 A JP 22628290A JP H04106257 A JPH04106257 A JP H04106257A
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JP
Japan
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column
bent
building
space
pillars
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Pending
Application number
JP22628290A
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English (en)
Inventor
Terufusa Oshima
輝興 大島
Shunji Hirata
俊次 平田
Yukihiro Nakao
行宏 中尾
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築用の柱及びこの柱を用いた建築構造、特
に建築用の柱の形状の改良に関する。
[従来の技術] 従来、建築物に用いられる柱は、基礎及び土台上に組み
付けられ、その上方に構成される小屋組や屋根を支える
ための重要な要素となっている。
そして、設置された柱を基礎として建築物の壁部が構成
されることから、柱は、建築物の内部空間を構成する基
礎としての機能をも奏するものである。
第7図は、このような従来の軸組み構造における柱を示
しており、図において柱10は基礎12上に設置された
土台14にその下端を組み付けられて設置されている。
この柱10は、強度の均一化や安定化のため屈曲するこ
となく真直ぐな形状として構成され、地面に対して垂直
に設置されている。
従って、このような柱10の設置に基づいて形成される
壁部は地面に対し垂直の面を有するものとして形成され
る。そして、その壁部によって形成される建築物の内部
空間は、通常直方体の空間となっている。すなわち、基
礎12や土台14がら垂直に上昇する壁部によって囲ま
れて形成された空間か建築物の内部空間となるものであ
る。
[発明か解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の真直ぐな柱形状及びその柱を
用いた建築構造では、床から天井までの空間の変化、例
えば床に対して水平方向への空間の広がりを柱の立設位
置を変えることなく得ることは困難であった。すなわち
、柱1o及び壁部は土台14から地面、床部に対して垂
直に立設されて構成されるので、その上台14の位置以
上の横の広がり(床に対して水平方向への広がり)を得
ることはできなかった。
また、建築物の基礎12や土台14を設置できるスペー
スが限られている場合、その上方に構成される建築物の
内部空間(部屋)の広さも限定される。従って、土台1
4より上方の空間においては水平方向に拡張する余裕が
あるような場合でも、真直くな柱1o及びそれに基づき
形成される壁部によっては、その余裕空間を有効に利用
するような建築構造を得ることは非常に困難であった。
発明の目的 本発明は、上記問題点を解決することを課題としてなさ
れたものであり、その目的は、床部から天井部までの空
間に広がりなとの変化を容品に生しさせることがてき、
また土台上部の余裕空間の有効利用を容易に図ることの
できるベント柱及びこれを用いた建築構造を提供するこ
とにある。
[課題を解決するだめの手段] 上記目的を達成するため、本発明に係る第1のベント柱
は、建築物の構成部材である柱において、柱体の所定箇
所をすくなくとも1箇所所定角度屈曲させて成ることを
特徴とする。
そして、第2のベント柱は、すくなくとも2本の柱体が
所定の角度で長手方向に連接接合された柱体と、 該柱体の角度付けされた状態を保持するように前記柱体
の接合部側面に固着された補強部材と、を含むことを特
徴とする。
また、上記ベント柱を用いた建築構造は、ベント柱をす
くなくともその一部として機能するように複数設置して
構成されたことを特徴とする。
[作用] 上記構成のベント柱及びこれを用いた建築構造によれば
、ベント柱がその所定位置で角度付け、すなわち所定角
度屈曲している。従って、ベント柱を土台から外方へ屈
曲部が突出するように所定本数設置し、これに基づいて
壁部を形成することにより、床部上方位置で壁部がせり
出した状態となり、建築物内空間には、そのせり出し部
分だけ拡張された空間の変化が生じる。
従って、このように基礎や土台部分よりもその上方にあ
る建築物空間を外方へ向けて拡張することにより、基礎
及び土台の設置領域に制限があり、かつその上方空間に
は余裕がある場合に、その余裕空間をベント柱を用いる
ことによって容易に活用することができる。
ベント柱による建築物内空間の変化は、外方への拡張に
は限られず、建築物内方への空間の縮小のために用いる
ことも可能である。また、ベント柱の屈曲した一辺を小
屋組の一部として用いたり、他の階の床部分の構造体と
して用い、他の辺を柱として機能させるようにすること
によって、建築構造の多様化が図られる。更に、その柱
部分の壁面を垂直方向から所定角度傾斜させた壁部とす
ることかでき、空間の変化を得ることも可能となる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する
第1図は本発明に係るベント柱の実施例を示す斜視図で
ある。このベント柱16は、柱のほぼ中央で所定角度屈
曲して構成されている。
このベント柱16は、2つの柱体16a及び16bを用
いている。これら柱体16a、 151)は、第2図(
A)に示すような真直くな2本の柱体であり、その長手
方向の一端面1.8 a及び18bが相互に接合される
。この接合部は、通常接着剤によって接着される。また
、このような構成の柱体16a及び16bの材質は、主
として木製であるが、金属1合成樹脂など種々の材質の
ものを用いることも可能である。
上記2本の柱体16a、】−6bの接合は、接着剤のみ
てはその接着力か十分てないので、この所定角度角度付
けされた状態を保持するため、接合部の両側面に補強部
材としてガゼツト2oが固着されている。このカゼット
2oは、通常合板にて形成されており、柱体16a及び
1.6 bと接着剤および釘などによって結合される。
また、柱体]、 6 a及び16bが木製以外の場合に
は、ガゼツト20もその材質に合わせたものを用いるの
が好適であり、その場合ボルトなどによって両者の結合
が行われる。
第2図(B)は、このガセット2oの斜視図であり、平
面形状が、柱体16a及び16bの屈曲角に適合した角
20aを有する五角形に形成され、所定厚さのプレート
状に形成されている。
第3図は金属製のベント梁を示し、このベント梁16は
2本の金属製柱体1.6c、i6dをその接合部(屈曲
部)で溶接やボルト結合にて接合して構成される。また
、図示のように、屈曲部の補強のため、所望により三角
補強プレート17が屈曲部内側に設けられる。
第4図(A)及び(B)は、本発明に係るベント柱16
を複数本設置して構成した建築構造の説明図である。同
図(A)は、へ角形に組まれた土台]4の各色にベント
柱16を8本設置して構成した建築構造を示している。
各ベント柱16はその屈曲部が土台14より外方に突出
するようにそれぞれ設置されており、これらのベント柱
16に沿って壁部を形成することにより、全体として提
灯形状を有する建築物を得ることができる。このような
建築物は、通常の真直ぐな柱を用いて構成することが極
めて困難であるが本発明に係るベント柱16を用いるこ
とによって簡単に構成することができる。
同図(B)は、長方形状の土台14上に長手方向にベン
ト柱16を複数本設置した建築構造が示されている。ベ
ント柱]6は、上記図(A)と同様にその屈曲部が外方
へ突出するように設置されている。このような構造体に
よれば、建築物内、すなわち部屋の空間は床部から天井
部までの中間位置において水平方向の広がりか与えられ
ており、部屋内部空間の広がりと変化を得ることができ
る。
このように、ベント柱16を複数本設置した建築構造に
よれば、従来とは異なるユニークな建築物内部空間を得
ることができ、住居用たけてなく店舗などの営業用とし
て極めて利用価値が高い。
また、第5図に示すように、建築物を設置するための地
盤22に領域的な制限がある場合、その上方に構成され
る建築物の内部空間にも必然的にその領域の制限を受け
ることとなる。このような場合に、従来の真直ぐな柱の
みによって建築物を構成するとその地盤22上に設置し
た土台の領域のみの内部空間しか得ることができない。
しかしながら、図示のように本発明に係るベント柱16
を用いることによって、鎖線内の空間領域24の有効利
用を図ることができる。実際の利用態様としては、その
部分を出窓として構成したり収納部として構成すること
が考えられる。
また、第6図(A)及び(B)は、ベント柱16を用い
た他の建築構造の例を示しており、同図(A)では一方
の側の柱のみにベント柱]6を用い、他方の側の柱には
従来の真直ぐな柱1oを用いている。このような構成に
より、一方の側の壁面の中間部のみが外方へ広がった変
則的な部屋空間を得ることができる。
また、同図(B)は同方向へ屈曲部が突出するようにベ
ント柱16を双方の側に設置して、全体としてくの字状
に曲った建築構造物を形成している。この図(B)に示
されるような建築構造は、住居には適さないが、その他
の構造のユニーク性を必要とするような建築物−・の応
用が考えられる。
さらに、第7図(A)及び(B)は、ベント柱16の一
辺を柱として用い、他の片を柱以外の構造体として機能
させた例を示している。
同図(A、 )は、2つの柱体16a及び]6bがら構
成されたベント柱16の一方の柱体]、 6 aの部分
を建築物2階の柱として用い、他の柱体1、6 bを2
階の床部の構造体の一部として用いている。
このような建築構造によれば、2階部分の壁面を上方向
に向かって傾斜した構造とし、上方へ広かりをもった部
屋空間を得ることができる。また、この構造によれば、
2階部分の壁部の構成及び床部の構成の容易化という効
果も奏することかできる。
同図(B)は、ベント柱16の一方の柱体1、6 aを
柱として機能させ、他方の柱体16bを小屋組構造の一
部、たる水部分として用いている。
このような構造によれば、壁部から屋根部分にかけての
構成か容易となるだけてなく、その屋根部分内の有効利
用空間を広げることが可能である。
このような構造に用いるベント柱16は柱体16 g及
び16bの端面を相互に接合するものではなく、一方の
柱体16bの側部の所定位置に他方の柱体16Hの端面
を所定角度をもフて接合し、その接合部にガゼツト20
を固着することによって形成している。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のベント柱及びこれを利用し
た建築構造によれば、建築物の内部空間の変化を極めて
簡単に得ることができ、建築構造の多様化を達成するこ
とができる。
さらに、建築物の土台上方の外部空間を建築物用の空間
として有効に利用することかでき、限られた地盤領域に
おける建築技術の向上にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るベント柱の実施例の全体構成を示
す斜視図、 第2図(A)はベント柱を構成する各柱体の斜視図、同
図(B)はベント柱の構成部材であるガゼツトの説明図
、 第3図は、本発明にかかるベント梁の他の実施例を示す
斜視図、 第4図(A)及び(B)は本発明に係るl\ント柱を用
いた建築構造の例を示す説明図、第5図は実施例に係る
建築構造による作用説明図、 第6図(A)及び(B)はベント柱を用いた他の建築構
造の変形例を示す説明図、 第7図(A)及び(B)は実施例に係るベント柱の他の
利用態様を示す説明図、 第8図は従来の真直くな柱による軸組構造の説明図であ
る。 16・・ベント柱、16a及び1.6 b・・柱体、2
0・・・ガゼツト。 代理人 弁理士 布 施 行 夫(他2名)第1図 第2図 (A) CB) 第3図 第4図 (A) (B) 第5図 第6図 (A)       (B)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)建築物の構成部材である柱において、柱体の所定
    箇所をすくなくとも1箇所所定角度屈曲させて成ること
    を特徴とするベント柱。
  2. (2)すくなくとも2本の柱体が所定の角度で長手方向
    に連接接合された柱体と、 該柱体の角度付けされた状態を保持するように前記柱体
    の接合部側面に固着された補強部材と、を含むことを特
    徴とするベント柱。
  3. (3)請求項(1)または(2)に記載のベント柱をす
    くなくともその一部が柱として機能するように複数設置
    して構成されたことを特徴とする建築構造。
JP22628290A 1990-08-27 1990-08-27 ベント柱及びこれを用いた建築構造 Pending JPH04106257A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190172A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Sumitomo Forestry Co Ltd 柱の接合構造及び方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS496905B1 (ja) * 1970-09-14 1974-02-16
JPS611751A (ja) * 1984-06-13 1986-01-07 華陽技研工業株式会社 建築用連結板

Patent Citations (2)

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