JP3530808B2 - パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法及び家屋 - Google Patents

パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法及び家屋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パネル体を用いた
家屋の構築方法及び家屋に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、柱,土台,梁等の骨材に囲繞された空間部をパネル
体により閉塞して木造家屋を構築する方法や、所謂2×
4工法のようにパネル体のみを上下左右に連結して木造
家屋を構築する方法等、パネル体を用いた家屋の構築方
法が種々提案されている。
【0003】ところで、一般的なパネル体の構造は、上
下左右に囲繞状態な枠部材を設け、この枠部材の一面に
平板部材を付設した構造である。しかし、この構造の場
合、パネル体の上下方向の強度,表裏方向の強度及び左
右方向の強度が枠部材の強度により略決定されてしま
い、例えば、二階建ての家屋を構築する場合には、一階
部分と二階部分とに夫々別体のパネル体、即ち、各階に
最適な強度を提供するパネル体を採用しなければ、当然
のことながら、家屋の強度不足となる。
【0004】しかも、この一階部分と二階部分とに夫々
別体のパネル体を用いる方法では、上下に隣接するパネ
ル体の連結強度が家屋の強度(例えば耐震強度)に大き
く影響し、強度の高い家屋を構築することが難しいとい
う問題点や、上下のパネル体を連結する作業が厄介で家
屋がコスト高になるという問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みて達成された
もので、繰り返した実験の結果、出願人の先願に係る特
開平11−190099号のパネル体が非常に強度が高
く、このパネル体によれば、一階部分と二階部分の両方
の側壁を同時に形成でき、強度が高く、コスト安の家屋
を構築できるという知見に基づいて成された発明であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】パネル体7を用いた家屋の壁面の形成方法
であって、パネル体7として、左右の外部材1の内面1
aにして該外部材1の正面から所定の距離だけ奥まった
位置に凹溝2が上下方向に延設され、該左右の外部材1
の間には平板部材3が前記凹溝2に該平板部材3の左右
端部が夫々嵌入された状態で張設され、この平板部材3
の左右端部と前記凹溝2とは連結金具を用いることなく
接着剤により接合されており、また、左右の外部材1間
には横架設骨材5と連設される受桟4が前記平板部材3
と当接する状態で設けられたH型のパネル体7を採用
し、このパネル体7を複数並設状態で立設し、該パネル
体7の外部材1を隣接するパネル体7の外部材1と連結
することで柱を使用せずに家屋8の少なくとも一側壁面
9を形成することを特徴とするパネル体を用いた家屋の
壁面の形成方法に係るものである。
【0008】また、パネル体7を用いた家屋の壁面の形
成方法であって、パネル体7として、左右の外部材1の
内面1aにして該外部材1の正面から所定の距離だけ奥
まった位置に凹溝2が上下方向に延設され、該左右の外
部材1の間には平板部材3が前記凹溝2に該平板部材3
の左右端部が夫々嵌入された状態で張設され、この平板
部材3の左右端部と前記凹溝2とは連結金具を用いるこ
となく接着剤により接合されており、また、左右の外部
材1間には横架設骨材5と連設される受桟4が前記平板
部材3と当接する状態で設けられたH型のパネル体7を
採用し、このパネル体7の複数枚を囲繞状態で状態で立
設し、該パネル体7の外部材1を隣接するパネル体7の
外部材1と連結することで柱を使用せずに家屋8の周側
壁面9を形成することを特徴とするパネル体を用いた家
屋の壁面の形成方法に係るものである。
【0009】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法において、パネ
ル体7として、上下長が構築する家屋8の側壁面9の高
さと略同等に設定されているパネル体7を採用したこと
を特徴とするパネル体を用いた家屋の壁面の形成方法に
係るものである。
【0010】また、請求項3記載のパネル体を用いた家
屋の壁面の形成方法において、パネル体7として、上下
長が二階建以上の家屋8の側壁面9の高さと略同等に設
定されているパネル体7を採用したことを特徴とするパ
ネル体を用いた家屋の壁面の形成方法に係るものであ
る。
【0011】また、請求項1〜4いずれか1項に記載の
パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法において、外部
材1として上下方向に延びる平断面視四角形の角材を採
用し、家屋8の角部における隣接する二つのパネル体7
の突き合わせ構成として、一のパネル体7の外部材1の
側面10と他のパネル体7の外部材1の裏面11とが当接す
る構成を採用したことを特徴とするパネル体を用いた家
屋の壁面の形成方法に係るものである。
【0012】また、請求項1〜4いずれか1項に記載の
パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法において、外部
材1として上下方向に延びる平断面視四角形の角材を採
用し、家屋8の角部における隣接する二つのパネル体7
の突き合わせ構成として、一のパネル体7の外部材1の
側面10と他のパネル体7の外部材1の裏面11とが当接
し、且つ、一のパネル体7に隣接する他のパネル体7の
裏面側にして左右の外部材1間に設けられる桟12の裏面
13と前記一のパネル体7の外部材1の側面10とを当接す
る構成を採用したことを特徴とするパネル体を用いた家
屋の壁面の形成方法に係るものである。
【0013】また、請求項1〜6いずれか1項に記載の
パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法により、家屋8
の側壁面9が形成されていることを特徴とする家屋に係
るものである。
【0014】
【発明の作用及び効果】左右の外部材1の内面1aにし
て該外部材1の正面から所定の距離だけ奥まった位置に
は凹溝2が上下方向に延設され、該左右の外部材1の間
には平板部材3が前記凹溝2に該平板部材3の左右端部
が夫々嵌入された状態で張設されたパネル体7は、繰り
返した実験の結果、上下方向の強度,表裏方向の強度及
び左右方向の強度が従来例に使用されるパネル体の3乃
至5倍もあることが確認された。
【0015】従って、例えば、パネル体7の上下長(高
さ)を家屋8の側壁9の高さと同等に設定し、柱を使用
せずに、該パネル体7のみにより家屋8の側壁面9を形
成することで高強度の家屋8を簡単に形成することがで
きる。
【0016】本発明は上述のように構成したから、強度
が高い家屋をパネル体を用いることで安価に構築するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0018】本実施例は、パネル体7を用いた家屋の壁
面の形成方法であって、パネル体7として、左右の外部
材1の内面1aにして該外部材1の正面から所定の距離
だけ奥まった位置に凹溝2が上下方向に延設され、該左
右の外部材1の間には平板部材3が前記凹溝2に該平板
部材3の左右端部が夫々嵌入された状態で張設されこの
平板部材3の左右端部と前記凹溝2とは連結金具を用い
ることなく接着剤により接合されており、また、左右の
外部材1間には横架設骨材5と連設される受桟4が前記
平板部材3と当接する状態で設けられたH型の、パネル
体7を採用し、このパネル体7の複数枚を囲繞状態で状
態で立設し、該パネル体7の外部材1を隣接するパネル
体7の外部材1と連結することで柱を使用せずに家屋8
の周側壁面9を形成して家屋を構築するものである。
【0019】パネル体7の構造について詳述する。
【0020】左右の外部材1として一対の断面視四角形
の木製の角材が採用され、この角材の内面1aには前記
凹溝2が形成されている。
【0021】図示したパネル体7は、この凹溝2が角材
の巾方向中央位置に設けられた強度の高い構成を採用し
ているが、例えば、平板部材3の正面側に厚い断熱材を
付設する場合には該凹溝2の位置を角材の巾方向中央位
置よりも奥側に設定する等、この凹溝2の位置は家屋の
設置条件に合わせて適宜設定して良い。
【0022】平板部材3は木製の板状部材が採用されて
いる。
【0023】前記左右の外部材1に設けられた凹溝2に
は、この平板部材3の左右端部が夫々嵌入固定されてお
り、全体が平断面視H型の所謂H型パネルと呼ばれるパ
ネル体7の基本形に構成されている。
【0024】この外部材1と平板部材3との固定には接
着剤による固定方法が採用されている。
【0025】この点、例えば、外部材1と平板部材3と
を釘等の連結金具により固定する方法も考えられるが、
この場合、パネル体7の強度(主に左右方向の強度)が
大きく低下することが実験(破壊試験)により確認され
ている。この原因は、連結金具による固定手段である
と、連結金具同志の間は全く固定されないことになり、
結果的に固定強度にムラが発生するからではないかと考
えられる。従って、本実施例では固定強度にムラが発生
しない接着剤による固定方法を採用している。
【0026】平板部材3の裏面側にして前記左右の外部
材1間には受桟4が設けられ、この受桟4は梁や根太等
の横架設骨材5を受ける位置に設けられている。尚、図
示した家屋8は三階建の家屋8であり、受桟4は、二階
部分の横架設骨材5を受ける位置と三階部分の横架設骨
材5を受ける位置とに夫々設けられている。
【0027】この受桟4は、左右の外部材1に接合され
ている。これは、受桟4には、横架設骨材5に主に作用
する上下方向の荷重及び表裏方向の荷重を受けることが
要求される為、及び、H型パネルの強度特性の為であ
る。即ち、H型パネルは、上下方向の強度及び表裏方向
の強度が主に左右の外部材1により発揮され、左右方向
の強度が主に平板部材3により発揮されるという特性を
有しており、受桟4に作用する上下方向の荷重及び表裏
方向の荷重を左右の外部材1に作用させた方が、該受桟
4に作用する荷重を良好に支承できるからである。
【0028】また、受桟4と左右の外部材1との接合に
は、釘やボルト等の連結金具により接合連結する構成が
採用されている。尚、受桟4と外部材1との連結方法と
して、例えば受桟4に凸部を設け、外部材1に凹部を設
け、両者を凹凸嵌合させ且つ接着剤で固定する嵌合連結
方法を採用しても良い。
【0029】また、受桟4と平板部材3とを接合するこ
とで、該受桟4とパネル体7との接合強度を高める構成
を採用しても良い。
【0030】受桟4の裏面は左右の外部材1の裏面と面
一となるように設定されている。従って、パネル体7を
重合状態で保管することが容易に行われ、しかも、家屋
8を構築する際、パネル体7の裏面側に突出構造が存在
しないから、該パネル体7の裏面側に内壁材を容易に付
設することができる。
【0031】尚、受桟4に太い小屋梁を固定する場合等
においては、受桟4が平板部材3の裏面から突出する突
出長を、左右の外部材1が平板部材3の裏面から突出す
る突出長以上に設定する構成を採用し、受桟4の受け強
度を高めても良い。
【0032】また、パネル体7の上下長(高さ)は、構
築する家屋8の側壁面9の高さと略同等(本実施例であ
れば三階建の家屋8の側壁面9の高さと略同等)に設定
されている。尚、家屋8の強度を実験した結果によれ
ば、このパネル体7を五階建の家屋8の側壁面9の上下
長と略同等に設定して五階建の家屋8を構築しても、強
度上、全く問題がないことが確認されている。
【0033】次に、このパネル体7を用いた家屋8の構
築方法について詳述する。
【0034】構築しようとする家屋8の側壁面9の高さ
と略同一高さのパネル体7を形成する。
【0035】続いて、このパネル体7の複数を土台上に
並設状態で立設し、隣接するパネル体7の左右の外部材
1同志を順次接合し、該パネル体7のみによって家屋8
の側壁面9を形成していく。
【0036】尚、複数のパネル体7を接合した後、該複
数のパネル体7を土台上に立設する方法でも同様であ
る。
【0037】また、家屋8の角部においては、隣接する
パネル体7を突き合わせる構成とし、一のパネル体7の
外部材1の側面10と他のパネル体7の外部材1の裏面11
とを当接せしめ、且つ、両者(一のパネル体7と他のパ
ネル体7)を接合していく。
【0038】また、外部材1として、断面視において表
裏方向が左右方向より長尺な矩形の外部材1を採用した
場合は、一のパネル体7の外部材1の側面10の面積が該
一のパネル体7に隣接する他のパネル体7の外部材1の
裏面11の面積より大きい為、この一のパネル体7の外部
材1の側面10の面積を有効利用すべく、一のパネル体7
の外部材1の側面10(家屋8の外側位置)に該一のパネ
ル体7に隣接する他のパネル体7の外部材1の裏面11を
当接し、且つ、一のパネル体7に隣接する他のパネル体
7の裏面側(家屋8の内側位置)にして左右の外部材1
間に桟12を設け、この桟12の裏面13と一のパネル体7の
外部材1の側面10とをも当接せしめ、且つ、一のパネル
体7の外部材1と他のパネル体7の外部材1、及び、一
のパネル体7の外部材1と他のパネル体7に設けられた
桟12とを夫々を接合していく方法を採用すると、一のパ
ネル体7と他のパネル体7との当接面積が大きく、家屋
8において特に高い強度が要求される角部を高い強度で
形成することが可能となる。
【0039】また、この桟12は、前記H型パネルの強度
上の特性から、左右の外部材1に接合される構成の方が
強度が高くて望ましいが(桟12に作用する荷重が、主に
パネル体7の表裏方向である為。)、前記複数のパネル
体7を接合した後に該複数のパネル体7を立設せしめる
方法を採用した場合等、左右の外部材1に桟12を接合す
ることが困難な場合は、作業性の観点から、桟12を平板
部材3に接合する構成でも良い(この場合でも、桟12
は、あくまで接合強度を高める為ものである為、家屋8
は一般的な木造家屋として十分な強度が得られる。)。
【0040】尚、この桟12は、パネル体7の上下方向
(高さ方向)に所定間隔を置いて設けられる構成が採用
されている。
【0041】また、この家屋8の角部では、一のパネル
体7の外部材1の内面1a側から他のパネル体7の外部
材1や桟12に達する釘やボルト等の連結金具により両者
を接合する方法を採用すると、両者の接合が容易且つ強
固になる。
【0042】以上の方法により、複数のパネル体7を順
次接合せしめて家屋8の側壁面9を形成した後には、該
パネル体7の受桟4に横架設部材5を載置接合して二階
部分の床や三階部分の床等を形成すると共に、該パネル
体7の外側に外壁材を設け、内側に内壁材を設けて家屋
8の側壁を形成する。
【0043】尚、図中、符号6は、接合されたパネル体
7を切り抜いて形成した窓部6である。
【0044】以上の方法により構築された家屋の強度を
実験したところ、五階建ての木造家屋をパネル体7の高
さを家屋8の側壁面9の高さと同一に設定する方法によ
り構築しても、柱を使用せずに、建築基準で定められた
安全強度を十分満足できることが確認された。
【0045】本実施例は上述のようにするから、二階建
て以上五階建て以下の家屋8の側壁面9を該側壁面9の
高さと略同一高さのパネル体7を左右に並設し且つ接合
することで簡単に家屋8を構築することができ、しか
も、パネル体7の強度が高いから、必然的に家屋8の強
度も高いことになる実用性,構築性に秀れた家屋の構築
方法となる。
【0046】また、柱を使用せずに家屋8を構築するこ
とができるから、それだけ、簡単に家屋8を構築するこ
とができる実用性,構築性に秀れた家屋の構築方法とな
る。
【0047】また、外部材1として平断面視四角形の角
材を採用しているから、隣接するパネル体7の外部材1
同志の接合は容易且つ強固となり、それだけ、構築性が
良く、強度も秀れた家屋の構築方法となる。
【0048】また、家屋8の角部においては、裏側に桟
12が設けられたパネル体7を用いて隣接するパネル体7
同志の当接面積を大きく確保する方法を採用したから、
特に強度が要求される家屋8の角部において高い接合強
度が発揮されることになり、必然的に強度の高い家屋8
を構築することができる。
【0049】また、同様に、家屋8の側壁面9と間仕切
りとの境界部位においても裏側に桟12が設けられたパネ
ル体7を用いれば、この部位も高い接合強度が発揮され
ることになり、必然的に強度の高い家屋8を構築するこ
とができる。
【0050】また、パネル体7において横架設骨材5を
受ける位置に受桟4が設けられているから、二階部分の
床や三階部分の床等を簡単に形成することができ、この
点においても実用性,構築性に秀れた家屋の構築方法と
なる。
【0051】尚、上下長の長いパネル体7の形成が厄介
な場合は、例えば、外部材1及び平板部材3の上下長を
家屋8の側壁面9の1/2の上下長に設定して分割パネ
ル体を形成し、二つの分割パネル体を連結接合して家屋
8の側壁面9の高さと略同一になるパネル体7を形成す
ると良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の説明平面図である。
【図3】本実施例の説明拡大断面図である。
【符号の説明】
1 外部材 1a 内面 2 凹溝 3 平板部材 7 パネル体 8 家屋 9 側壁面 10 側面 11 裏面 12 桟 13 裏面

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法
    であって、パネル体として、左右の外部材の内面にして
    該外部材の正面から所定の距離だけ奥まった位置に凹溝
    が上下方向に延設され、該左右の外部材の間には平板部
    材が前記凹溝に該平板部材の左右端部が夫々嵌入された
    状態で張設され、この平板部材の左右端部と前記凹溝と
    は連結金具を用いることなく接着剤により接合されてお
    り、また、左右の外部材間には横架設骨材と連設される
    受桟が前記平板部材と当接する状態で設けられたH型の
    ネル体を採用し、このパネル体を複数並設状態で立設
    し、該パネル体の外部材を隣接するパネル体の外部材と
    連結することで柱を使用せずに家屋の少なくとも一側壁
    面を形成することを特徴とするパネル体を用いた家屋の
    壁面の形成方法。
  2. 【請求項2】 パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法
    であって、パネル体として、左右の外部材の内面にして
    該外部材の正面から所定の距離だけ奥まった位置に凹溝
    が上下方向に延設され、該左右の外部材の間には平板部
    材が前記凹溝に該平板部材の左右端部が夫々嵌入された
    状態で張設され、この平板部材の左右端部と前記凹溝と
    は連結金具を用いることなく接着剤により接合されてお
    り、また、左右の外部材間には横架設骨材と連設される
    受桟が前記平板部材と当接する状態で設けられたH型の
    ネル体を採用し、このパネル体の複数枚を囲繞状態で
    状態で立設し、該パネル体の外部材を隣接するパネル体
    の外部材と連結することで柱を使用せずに家屋の周側壁
    面を形成することを特徴とするパネル体を用いた家屋の
    壁面の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載のパネ
    ル体を用いた家屋の壁面の形成方法において、パネル体
    として、上下長が構築する家屋の側壁面の高さと略同等
    に設定されているパネル体を採用したことを特徴とする
    パネル体を用いた家屋の壁面の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のパネル体を用いた家屋の
    壁面の形成方法において、パネル体として、上下長が二
    階建以上の家屋の側壁面の高さと略同等に設定されてい
    るパネル体を採用したことを特徴とするパネル体を用い
    た家屋の壁面の形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載のパネ
    ル体を用いた家屋の壁面の形成方法において、外部材と
    して上下方向に延びる平断面視四角形の角材を採用し、
    家屋の角部における隣接する二つのパネル体の突き合わ
    せ構成として、一のパネル体の外部材の側面と他のパネ
    ル体の外部材の裏面とが当接する構成を採用したことを
    特徴とするパネル体を用いた家屋の壁面の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか1項に記載のパネ
    ル体を用いた家屋の壁面の形成方法において、外部材と
    して上下方向に延びる平断面視四角形の角材を採用し、
    家屋の角部における隣接する二つのパネル体の突き合わ
    せ構成として、一のパネル体の外部材の側面と他のパネ
    ル体の外部材の裏面とが当接し、且つ、一のパネル体に
    隣接する他のパネル体の裏面側にして左右の外部材間に
    設けられる桟の裏面と前記一のパネル体の外部材の側面
    とを当接する構成を採用したことを特徴とするパネル体
    を用いた家屋の壁面の形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項に記載のパネ
    ル体を用いた家屋の壁面の形成方法により、家屋の側壁
    面が形成されていることを特徴とする家屋。
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